JP5712165B2 - 燃焼装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃焼停止後に燃焼ファンを所定時間、回転させるポストパージ運転を行う燃焼装置に関する。
燃料ガスを燃焼するガスバーナと、ガスバーナに燃焼用空気を供給する燃焼ファンとを備える燃焼装置では、燃焼運転によって発生する燃焼排ガスの排出や装置内の冷却を行うため、ガスバーナの燃焼停止後でも燃焼ファンを一定時間、継続して回転させるポストパージ運転が行われる。一般に、ポストパージ運転における燃焼ファンの運転時間は、装置の内容積や燃焼ファンの能力を考慮して、燃焼停止から一定の時間に設定されているが、燃焼ファンのモータ等に異常が発生した場合に、装置内の冷却が不十分なままポストパージ運転が終了する虞がある。このため、例えば、ガスバーナの燃焼によって加熱される温水の温度を検知する温度センサを設け、該温度センサで検知される温水温度に基づいて、燃焼ファンのポストパージ運転時間を変化させる温水式暖房装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平11−101449号公報
ところで、給湯器等に採用される燃焼装置においては、扁平なガスバーナを一方向に複数隣接して配列させて燃焼部が形成されている。上記のような構造を有する各ガスバーナには、ノズルマニホールドに設けられた複数のノズルから燃料ガスが供給される。
一方、燃焼排ガスを排出するための排気口が屋外に開放している燃焼装置では、装置内のガスバーナ及びノズルマニホールドも排気口を介して屋外と連通する。そのため、屋外で強風が吹いていると、排気口から燃焼排ガスの排出が妨げられ、排気口から侵入してくる風によって装置内に暖かく湿った燃焼排ガスが逆流する場合がある。
上記のような燃焼排ガスの逆流が外気温の低いときに生じると、ノズルマニホールドの各ノズルは、夫々のガスバーナに設けられたガス導入口に対応しているため、燃焼排ガス中の水分などがノズル表面で結露し、ノズル目詰まりが発生しやすい。それゆえ、モータ等の異常時だけでなく、上記のような逆流が生じた場合に、ポストパージ運転が不十分であると、次回の燃焼運転時に燃焼不良が発生するという問題がある。特に、燃焼運転が短時間である場合、ガスバーナが十分に加熱されていない状態で燃焼停止されるため、ノズルマニホールドのノズル表面も温度上昇しておらず、結露が発生しやすい。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、燃焼停止後にポストパージ運転が行われる燃焼装置において、ノズルマニホールドのノズル表面での結露を効率的に防止して、安定に燃焼運転を行うことができる燃焼装置を提供することにある。
本発明は、ノズルマニホールドから供給される燃料ガスを燃焼させるガスバーナと、
前記ガスバーナに燃焼用空気を供給する燃焼ファンと、
外気温を検知する外気温検知部と、
前記ガスバーナの燃焼により発生する燃焼排ガスを屋外と連通する排気口から排出する排気路と、
前記ガスバーナの燃焼停止後に、前記燃焼排ガスの排出を行うための燃焼ファンのポストパージ運転を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記外気温検知部で検知される外気温及び前記ガスバーナの燃焼時間に基づき、前記燃焼ファンのポストパージ排出風量を設定するにあたって、前記外気温検知部で検知される外気温が第1判定温度以上であるときの前記燃焼ファンのポストパージ運転時間を初期ポストパージ運転時間に設定し、
前記外気温検知部で検知される外気温が第1判定温度未満であっても、前記ガスバーナの燃焼時間が第1判定時間以上であれば、前記燃焼ファンのポストパージ運転時間を前記初期ポストパージ運転時間に設定し、
前記外気温検知部で検知される外気温が第1判定温度未満で、前記ガスバーナの燃焼時間が第1判定時間未満であれば、前記燃焼ファンのポストパージ運転時間を前記初期ポストパージ運転時間よりも長く設定する燃焼装置である。
ノズルマニホールドのノズル表面での結露は、外気温が低く、装置内の温度が低下している状態で、燃焼排ガスが逆流したときに生じやすい。従って、外気温に応じて燃焼ファンのポストパージ運転によって排出される燃焼排ガスのポストパージ排出風量を設定することにより、結露を防止することができる。
また、ガスバーナが一定時間以上、燃焼していれば、ガスバーナに燃料ガスを供給するノズルマニホールドのノズル表面も伝熱により温度上昇するから、外気温が低くても、結露が生じ難い。従って、外気温及びガスバーナの燃焼時間の両方に基づき、ポストパージ排出風量を設定すれば、効率的にポストパージ運転を行うことができる。
さらに、上記燃焼装置によれば、ノズル表面で結露が生じ難い外気温が第1判定温度以上の場合に、燃焼ファンのポストパージ運転時間が初期ポストパージ運転時間に設定されるが、外気温が第1判定温度未満であっても、ガスバーナの燃焼時間が長い場合、ノズルマニホールドのノズル表面が温められ、結露が生じ難い状態となっているから、燃焼ファンのポストパージ運転時間を初期ポストパージ運転時間に設定することにより、効率的に結露を防止できる。一方、外気温が第1判定温度未満で、ガスバーナの燃焼時間が短い場合、ノズルマニホールドの温度も上昇しておらず、より結露が生じやすい状態となっているから、燃焼ファンのポストパージ運転時間を初期ポストパージ運転時間よりも長く設定することにより、燃焼排ガスを確実に装置外に排出することができる。
好ましくは、前記制御部は、前記外気温検知部で検知される外気温が第1判定温度未満で、前記ガスバーナの燃焼時間が第1判定時間未満であっても、燃焼停止から一定時間遡った遡及時間内の前記ガスバーナの総燃焼時間が第2判定時間以上であった場合、前記燃焼ファンのポストパージ運転時間を前記初期ポストパージ運転時間に設定し、
前記外気温検知部で検知される外気温が第1判定温度未満で、前記ガスバーナの燃焼時間が第1判定時間未満であり、さらに燃焼停止から一定時間遡った遡及時間内の前記ガスバーナの総燃焼時間が第2判定時間未満であった場合、前記燃焼ファンのポストパージ運転時間を前記初期ポストパージ運転時間よりも長く設定する。
燃焼運転が短時間で終了しても、直近に一定時間以上、燃焼運転が行われていれば、ノズルマニホールドのノズル表面が温められているから、結露が生じ難い。従って、上記燃焼装置によれば、今回の燃焼運転だけでなく、それまでに行われた燃焼運転も考慮してポストパージ運転時間が設定されるから、より効率的に結露を防止できる。
好ましくは、上記燃焼装置において、
前記制御部は、前記ポストパージ排出風量の設定にあたって、外気温が低下するほど、前記燃焼ファンのポストパージ運転時間をより長く設定する。
上記燃焼装置によれば、外気温の低下に伴って、燃焼ファンのポストパージ運転時間がより長く設定されるから、確実に結露を防止できる。
好ましくは、上記燃焼装置は、さらに、
前記ノズル近傍温度を検知する内部温度検知部、前記排気口近傍の燃焼排ガスの温度を検知する排気温検知部、及び装置内の一酸化炭素濃度を検知する一酸化炭素濃度検知部からなる群から選ばれる少なくとも1つの検知部を有し、
前記制御部は、前記内部温度検知部で検知されるノズル近傍温度、前記排気温検知部で検知される燃焼排ガスの温度、及び前記一酸化炭素濃度検知部で検知される一酸化炭素濃度からなる群から選ばれる少なくとも1つの検知結果に基づき、前記燃焼ファンのポストパージ運転時間を設定する。
上記燃焼装置によれば、装置内の燃焼排ガスの残留を直接、検知できるから、一層確実に結露を防止できる。
以上説明したように、本発明によれば、燃焼停止後にポストパージ運転が行われる燃焼装置において、ノズルマニホールドのノズル表面での結露を効率的に防止できるから、安定に燃焼運転を行うことができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るガスバーナ及びノズルマニホールドの一例を示す概略側面図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るガスバーナの一例を示す概略平面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る燃焼装置の一例を示す概略模式図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る燃焼装置において、ポストパージ運転の制御動作の一例を示す制御フロー図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る燃焼装置において、ポストパージ運転の制御動作の他の一例を示す制御フロー図である。
以下、図面を参照しながら本実施の形態の燃焼装置を具体的に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るガスバーナ及びノズルマニホールドの一例を示す概略側面図、図2は、本発明の実施の形態に係るガスバーナの一例を示す概略平面図、図3は、本発明の実施の形態に係る燃焼装置の一例を示す概略模式図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態の燃焼装置は、燃焼部として複数(本実施の形態においては16個)のガスバーナ1と、これらのガスバーナ1に燃料ガスを供給するガス供給手段2とを備えている。
夫々のガスバーナ1は、いずれも扁平に形成された同一形状のものであり、図1に示すように、上下一対のガス導入口3,4が開放している所謂濃淡バーナである。上方のガス導入口3の下流には、ガスリッチ混合気が流れる濃ガス流路5が連続して形成され、下方のガス導入口4の下流には、エアリッチ混合気が流れる淡ガス流路6が連続して形成されている。図2に示すように、各ガスバーナ1は互いに隣接して一方向に配列され、一つの燃焼部7を構成している。
ガス供給手段2は、図1に示すように、ノズルマニホールド8と、隔壁(図示せず)により区画された各ノズル室15に燃料ガスを供給するための電磁弁9とを備えている。ノズルマニホールド8は、上下二段のノズル12,13を備えており、ノズル12,13は、ガスバーナ1に対応してガスバーナ1の配列方向に沿って複数設けられている。なお、上段のノズル12は、各ガスバーナ1の濃ガス流路5に連なる上方のガス導入口3に対向する濃ノズルであり、その噴出口径は比較的小さく形成されている。下段のノズル13は、各ガスバーナ1の淡ガス流路6に連なる下方のガス導入口4に対向する淡ノズルであり、その噴出口径は上段のノズル12の噴出口径よりも大きく形成されている。各ガスバーナ1の上下のガス導入口3,4には、その夫々に対向するノズル12,13から噴出される燃料ガスが導入され、その際に、エゼクタ効果によって燃焼用一次空気も一緒に吸引される。
また、ノズルマニホールド8の下方には、ガス流通孔21が形成されており、各ガス流通孔21の上流側には、ノズルマニホールド8の電磁弁取付部27を介して各ガス流通孔21を開閉する電磁弁9が取り付けられている。各電磁弁取付部27の内部は中空であり、詳しくは図示しないが、図1に示すガス供給管30に連通している。
図3は、本実施の形態の燃焼装置の一例を示す概略模式図である。図に示すように、ケーシング100内には、缶体10が収容されている。この缶体10には、熱交換器40と、この熱交換器40を加熱するための上述したガスバーナ1と、ノズルマニホールド8とが収容されている。
缶体10の底壁の一部には、燃焼用空気を缶体10内に供給するための燃焼ファン50が連設されており、モータMにより回転駆動される。また、缶体10の上端には、燃焼排ガスをケーシング100の外部に排出するための排気口60が形成されており、排気口60と缶体10内とは排気路61によって連通している。なお、ノズルマニホールド8に燃料ガスを供給するガス供給管30は、上流側で缶体10の底壁を貫通しており、ガス供給管30には、制御部Cからの信号で燃料ガスの供給をオン・オフ制御するガス比例弁71及び元ガス電磁弁72が配設されている。
熱交換器40は、缶体10内のガスバーナ1の上方に配設されており、熱交換器40には、給水管81及び出湯管82が接続されている。図示しないが、給水管81には、水流センサが配設されており、出湯管82には、出湯温サーミスタが配設されている。これにより、例えば、カランなどの給湯端末が開栓されて、給水管81に設けられた水流センサで水流が検知されると、燃焼ファン50を回転させるとともに、元ガス電磁弁72、ガス比例弁71、及び電磁弁9が開弁されてガスバーナ1を点火させることにより、燃料ガスが燃焼されて、燃焼熱で熱交換器40を加熱する燃焼運転が開始される。そして、出湯温サーミスタで検知される温水の出湯温が所定の温度となるように、燃焼ファン50の回転数や燃料ガスの供給量が調整されて、ガスバーナ1の燃焼が制御される。
ケーシング100の側壁には、外気温を検知するための外気温サーミスタ(外気温検知部)90が配設されており、検知された外気温信号は制御部Cに出力される。制御部Cは、CPUや、ROM、RAMを具備しており、機能的構成手段として、燃焼運転を制御する燃焼運転制御部や燃焼運転後にポストパージ運転を行うポストパージ運転制御部を有しており、電磁弁9、ガス比例弁71、元ガス電磁弁72、モータM、外気温サーミスタ90、水流センサ、出湯温サーミスタなどと電気的に接続されている。
ポストパージ運転で排出される燃焼排ガスの量は、燃焼ファン50の運転時間と運転流量(運転時間×運転流量)によって決定されるため、これらを設定要素とすることによりポストパージ排出風量を設定することができる。本実施の形態では、外気温やガスバーナ1の燃焼時間等に応じてポストパージ排出風量を設定するため、ポストパージ運転中の燃焼ファン50の回転数は最小回転数に固定され、燃焼停止後のポストパージ運転時間が変更される。このため、ポストパージ運転制御部は、初期ポストパージ運転時間や外気温に応じたポストパージ運転時間を設定するためのデータテーブルが記憶された記憶部、燃焼運転の終了後に今回の燃焼時間や燃焼停止から一定時間遡った遡及時間内のガスバーナ1の総燃焼時間を積算して記憶する燃焼時間記憶部、外気温、ガスバーナ1の燃焼時間、及び燃焼停止から一定時間遡った遡及時間内のガスバーナ1の総燃焼時間に基づいてポストパージ運転時間を決定するポストパージ運転時間決定部、タイマ部などを備えている。なお、ポストパージ運転中の燃焼ファン50の回転数や初期ポストパージ運転時間は、装置の内容積、燃焼ファン50の能力や、排気口60までの排気路61の長さなどの各燃焼装置の構成に応じて適宜決定される。
次に、本実施の形態の燃焼装置で、燃焼運転後にポストパージ運転を行う場合の制御動作について、図4の制御フローを参照して説明する。なお、本実施の形態の燃焼装置では、燃焼運転後に、毎回ポストパージ運転が実行されるようにプログラムされている。
制御部Cからの信号により、元ガス電磁弁72、ガス比例弁71、及び電磁弁9が閉弁され、燃料ガスの供給が停止されて、ガスバーナ1の燃焼が停止されると、制御部Cは、まず燃焼ファン50の回転数を最小回転数に低減するとともに、タイマをスタートさせ(ST1)、外気温サーミスタ90で検知される外気温が、第1判定温度(例えば、15℃)以上であるかどうかを判定する(ST2)。外気温が、第1判定温度以上であれば(ST2で、Yes)、制御部Cは、燃焼停止から初期ポストパージ運転時間(例えば、15秒間)が経過するまで、燃焼ファン50を回転させるポストパージ運転を行った後(ST8)、燃焼ファン50を停止させる(ST9)。すなわち、外気温が高い場合、ノズル12,13の表面の温度も高く結露が生じ難いため、短時間のポストパージ運転を行うことにより効率的に結露を防止できる。
外気温が、第1判定温度未満であれば(ST2で、No)、制御部Cは、今回のガスバーナ1の燃焼時間が、第1判定時間(例えば、2分間)以上であるかどうかを判定する(ST3)。すなわち、ガスバーナ1が一定時間以上、燃焼していれば、ガスバーナ1に燃料ガスを供給するノズルマニホールド8のノズル12,13の表面も伝熱により温度上昇しているから、外気温が低くても結露が生じ難い。従って、外気温及びガスバーナ1の燃焼時間の両方に基づき、ポストパージ運転時間を設定すれば、効率的にポストパージ運転を行うことができる。このため、外気温が第1判定温度未満であっても、ガスバーナ1の燃焼時間が第1判定時間以上である場合(ST2で、No、ST3で、Yes)、燃焼ファン50を初期ポストパージ運転時間、回転させるポストパージ運転を行う(ST8)。
一方、外気温が第1判定温度未満で、ガスバーナ1の燃焼時間が第1判定時間未満の場合(ST2で、No、ST3で、No)、制御部Cは、さらに、今回の燃焼停止から一定時間(例えば、10分間)遡った遡及時間内のガスバーナ1の総燃焼時間が、第2判定時間(例えば、5分間)以上であるかどうかを判定する(ST4)。すなわち、今回の燃焼運転が短時間で終了していても、直近に一定時間以上、燃焼運転が行われていれば、ノズルマニホールド8のノズル12,13の表面が温められているから、外気温が低くても結露が生じ難い。従って、今回の燃焼運転だけでなく、それまでに行われた燃焼運転も考慮してポストパージ運転時間を設定すれば、より効率的に結露を防止できる。このため、外気温が第1判定温度未満であり、今回のガスバーナ1の燃焼時間が第1判定時間未満であっても、直近のガスバーナ1の総燃焼時間が第2判定時間以上であれば(ST2で、No、ST3で、No、ST4で、Yes)、燃焼ファン50を初期ポストパージ運転時間、回転させるポストパージ運転を行う(ST8)。
これに対して、外気温が第1判定温度未満で、今回のガスバーナ1の燃焼時間が第1判定時間未満であり、直近のガスバーナ1の総燃焼時間も第2判定時間未満である場合(ST2で、No、ST3で、No、ST4で、No)、ノズルマニホールド8のノズル12,13の表面で結露が生じる可能性が高い。このため、制御部Cは、外気温に応じてポストパージ運転時間を設定するため、まず外気温が第1判定温度未満、第2判定温度(例えば、10℃)以上であるかどうかを判定する(ST5)。
外気温が第1判定温度未満、第2判定温度以上であれば(ST5で、Yes)、制御部Cは、初期ポストパージ運転時間より長い第1ポストパージ運転時間(例えば、60秒間)が燃焼停止から経過するまで、燃焼ファン50を回転させる(ST6)。また、外気温が第2判定温度未満であれば(ST5で、No)、制御部Cは、第1ポストパージ運転時間より長い第2ポストパージ運転時間(例えば、240秒間)が燃焼停止から経過するまで、燃焼ファン50を回転させる(ST7)。このように、外気温が低く、しかもガスバーナ1の燃焼時間や総燃焼時間が短くて、結露が生じやすい場合、外気温が低下するほど燃焼ファン50のポストパージ運転時間が長くなるように設定することにより、結露を確実に防止できる。
(その他の実施の形態)
(1)上記実施の形態では、外気温及びガスバーナ1の燃焼時間に基づき、燃焼ファン50のポストパージ運転時間を設定しているが、ガスバーナ1の燃焼時間に代えてあるいはこれとともに装置内の燃焼排ガスの残留を直接、検知してポストパージ運転時間を設定してもよい。すなわち、ノズル近傍温度を検知する内部温度サーミスタ(内部温度検知部)、排気口近傍の燃焼排ガスの温度を検知する排気温度サーミスタ(排気温検知部)、及び装置内の一酸化炭素濃度を検知するCOセンサ(一酸化炭素濃度検知部)からなる群から選ばれる少なくとも1つの検知部を配設し、内部温度サーミスタで検知されるノズル近傍温度、排気温度サーミスタで検知される燃焼排ガスの温度、及びCOセンサで検知される一酸化炭素濃度からなる群から選ばれる少なくとも1つの検知結果に基づき、燃焼ファン50のポストパージ運転時間を設定してもよい。上記燃焼装置によれば、別の検知手段は必要とするが、一層確実に燃焼排ガスの逆流が生じた場合の結露を防止できる。
図5は、ガスバーナ1の燃焼時間の代わりにノズル近傍温度に基づきポストパージ運転時間を設定する燃焼装置で、燃焼運転後にポストパージ運転を行う場合の制御動作である。なお、燃焼停止後に、外気温が第1判定温度以上である場合に初期ポストパージ運転時間、ポストパージ運転を行うステップ(ST21〜ST22、及びST27〜ST28)は、図4で説明したステップ(ST1〜ST2、及びST8〜ST9)と同様であるため、異なる部分のみを説明する。
外気温が第1判定温度未満である場合(ST22で、No)、制御部Cは、内部温度サーミスタで検知されるノズル近傍温度が第1ノズル判定温度(例えば、15℃)以上であるかどうかを判定する(ST23)。そして、制御部Cは、外気温が第1判定温度未満であっても、ノズル近傍温度が第1ノズル判定温度以上であれば(ST22で、No、ST23で、Yes)、燃焼ファン50を初期ポストパージ運転時間、回転させるポストパージ運転を行う(ST27)。すなわち、ガスバーナ1を一定時間、燃焼させることによりノズル近傍温度が高くなっていれば、外気温が低くても結露が生じ難いから、燃焼ファン50を短時間の初期ポストパージ運転時間、回転させることにより効率的にポストパージ運転を行うことができる。
これに対して、外気温が第1判定温度未満で、ノズル近傍温度が第1ノズル判定温度未満である場合(ST22で、No、ST23で、No)、ノズルマニホールド8のノズル12,13の表面で結露が生じる可能性が高い。このため、制御部Cは、ノズル近傍温度が第1ノズル判定温度未満、第2ノズル判定温度(例えば、10℃)以上であるかどうかを判定する(ST24)。
外気温が第1ノズル判定温度未満、第2ノズル判定温度以上であれば(ST24で、Yes)、制御部Cは、初期ポストパージ運転時間より長い第1ポストパージ運転時間(例えば、60秒間)が燃焼停止から経過するまで、燃焼ファン50を回転させる(ST25)。また、外気温が第2ノズル判定温度未満であれば(ST24で、No)、制御部Cは、第1ポストパージ運転時間より長い第2ポストパージ運転時間(例えば、240秒間)が燃焼停止から経過するまで、燃焼ファン50を回転させる(ST26)。これにより、確実に結露を防止できる。
なお、図5では、外気温及びノズル近傍温度に基づいてポストパージ運転時間を設定したが、同様にして上記した燃焼排ガスの温度や一酸化炭素濃度に基づいてポストパージ運転時間を設定してもよい。また、既述したガスバーナ1の燃焼時間等とこれらの検知結果とを組み合わせてもよい。
(2)上記実施の形態では、ポストパージ排出風量の設定にあたって、燃焼ファン50のポストパージ運転流量を固定し、ポストパージ運転時間を変更しているが、ポストパージ運転時間を固定し、外気温及びガスバーナ1の燃焼時間に応じて、燃焼ファン50のポストパージ運転流量を変更してもよいし、燃焼ファン50のポストパージ運転時間及びポストパージ運転流量の両方を変更してもよい。ただし、ポストパージ排出風量を多くするために燃焼ファン50の回転数を増加させてポストパージ運転流量を多くするよりも、ポストパージ運転時間を長くする方が同量のポストパージ排出風量を設定する場合でも、効率的に燃焼排ガスが排出され、結露を防止できる。また、燃焼ファン50を低回転数で運転することにより、ポストパージ運転時の騒音も低減できる。
1 ガスバーナ
8 ノズルマニホールド
12,13 ノズル
50 燃焼ファン
90 外気温サーミスタ(外気温検知部)
C 制御部

Claims (4)

  1. ノズルマニホールドから供給される燃料ガスを燃焼させるガスバーナと、
    前記ガスバーナに燃焼用空気を供給する燃焼ファンと、
    外気温を検知する外気温検知部と、
    前記ガスバーナの燃焼により発生する燃焼排ガスを屋外と連通する排気口から排出する排気路と、
    前記ガスバーナの燃焼停止後に、前記燃焼排ガスの排出を行うための燃焼ファンのポストパージ運転を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記外気温検知部で検知される外気温及び前記ガスバーナの燃焼時間に基づき、前記燃焼ファンのポストパージ排出風量を設定するにあたって、前記外気温検知部で検知される外気温が第1判定温度以上であるときの前記燃焼ファンのポストパージ運転時間を初期ポストパージ運転時間に設定し、
    前記外気温検知部で検知される外気温が第1判定温度未満であっても、前記ガスバーナの燃焼時間が第1判定時間以上であれば、前記燃焼ファンのポストパージ運転時間を前記初期ポストパージ運転時間に設定し、
    前記外気温検知部で検知される外気温が第1判定温度未満で、前記ガスバーナの燃焼時間が第1判定時間未満であれば、前記燃焼ファンのポストパージ運転時間を前記初期ポストパージ運転時間よりも長く設定する燃焼装置。
  2. 請求項に記載の燃焼装置において、
    前記制御部は、前記外気温検知部で検知される外気温が第1判定温度未満で、前記ガスバーナの燃焼時間が第1判定時間未満であっても、燃焼停止から一定時間遡った遡及時間内の前記ガスバーナの総燃焼時間が第2判定時間以上であった場合、前記燃焼ファンのポストパージ運転時間を前記初期ポストパージ運転時間に設定し、
    前記外気温検知部で検知される外気温が第1判定温度未満で、前記ガスバーナの燃焼時間が第1判定時間未満であり、さらに燃焼停止から一定時間遡った遡及時間内の前記ガスバーナの総燃焼時間が第2判定時間未満であった場合、前記燃焼ファンのポストパージ運転時間を前記初期ポストパージ運転時間よりも長く設定する燃焼装置。
  3. 請求項1または2に記載の燃焼装置において、
    前記制御部は、前記ポストパージ排出風量の設定にあたって、外気温が低下するほど、前記燃焼ファンのポストパージ運転時間をより長く設定する燃焼装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃焼装置は、さらに
    前記ノズル近傍温度を検知する内部温度検知部、前記排気口近傍の燃焼排ガスの温度を検知する排気温検知部、及び装置内の一酸化炭素濃度を検知する一酸化炭素濃度検知部からなる群から選ばれる少なくとも1つの検知部を有し、
    前記制御部は、前記内部温度検知部で検知されるノズル近傍温度、前記排気温検知部で検知される燃焼排ガスの温度、及び前記一酸化炭素濃度検知部で検知される一酸化炭素濃度からなる群から選ばれる少なくとも1つの検知結果に基づき、前記燃焼ファンのポストパージ運転時間を設定する燃焼装置。
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