JP7129214B2 - 排熱回収ボイラー - Google Patents
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Description
特許文献1には、燃焼排ガスが流通する流路に伝熱管を設け、燃焼排ガスの熱エネルギー(排熱)を、伝熱管を通る水で回収する構成が開示されている。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ドレン水の排熱回収ボイラー外への排出量を抑え、中和処理に要する手間やコストを抑えることができる排熱回収ボイラーを提供することを目的とする。
この発明の第一態様によれば、排熱回収ボイラーは、底面上にドレン水を貯留可能な内部空間を区画形成する中空筒状のボイラー本体と、前記ボイラー本体内に排ガスを導入する導入口と、前記ボイラー本体内に設けられ、前記排ガスと熱交換する熱媒が流れる熱交換器と、前記ボイラー本体における前記底面よりも上方且つ前記熱交換器よりも下方に接続されて前記ボイラー本体内から前記排ガスを排出する排出口と、前記ボイラー本体における前記底面よりも上方かつ前記排出口よりも下方の高さ位置に設けられて、前記底面上に貯留されたドレン水を排出するドレン水排出口と、前記ボイラー本体の前記底面上に設けられ、前記底面上に貯留されたドレン水の液面よりも上方に突出する凸部と、を備える。
このように構成することで、ボイラー本体の底面上に溜まったドレン水を、ポンプによって連通管の第一端から第二端に向けて送り、排ガスの流通経路内に吐出することができる。吐出されたドレン水は、流通経路内を流れる排ガス中で蒸発し、排ガスとともに排出口から排出される。したがって、ドレン水の排熱回収ボイラー外への排出量をさらに有効に抑え、排熱回収ボイラー外に排出するドレン水の中和処理に手間やコストが掛かることを抑制できる。
このように構成することで、液面センサでドレン水の液面の位置が予め定められた上限位置に到達したことを検出した場合に、コントローラーでポンプを作動させてドレン水を排ガスの流通経路内に吐出することができる。これにより、ドレン水がボイラー本体内に過度に溜まることを抑制できる。
このように構成することで、ボイラー本体の底面状に溜まったドレン水を、連通管を通して排出管内に吐出することができる。これにより、吐出されたドレン水は、排出管内を流れる排ガス中で蒸発し、排ガスとともに排出される。したがって、ドレン水の排熱回収ボイラー外への排出量をさらに有効に抑え、排熱回収ボイラー外に排出するドレン水の中和処理に手間やコストが掛かることを抑制できる。
このように構成することで、ドレン水は、ノズル部を通して連通管の第二端から排ガスの流通経路内に吐出される。これにより、吐出されたドレン水は、流通経路内を流れる排ガスと接触する面積を大きくすることができ、効率良く蒸発させることができる。したがって、ドレン水の排熱回収ボイラー外への排出量をさらに有効に抑え、排熱回収ボイラー外に排出するドレン水の中和処理に手間やコストが掛かることを抑制できる。
このように構成することで、ポンプによって連通管の第一端から第二端に送られて排ガスの流通経路内に吐出されたドレン水は、流通経路内を流れる排ガス中で蒸発し、排ガスとともに排出口から排出される。したがって、ドレン水の排熱回収ボイラー外への排出量をさらに有効に抑え、排熱回収ボイラー外に排出するドレン水の中和処理に手間やコストが掛かることを抑制できる。
図1は、この実施形態の排熱回収ボイラーの全体構成を示す模式図である。
図1に示すように、この実施形態の排熱回収ボイラー1は、ボイラー本体2と、熱交換器3と、導入口4と、排出口5と、ドレン水排出口11と、連通管21と、ポンプ22と、を主に備えている。排熱回収ボイラー1は、ガスエンジン(図示せず)等から排出される排ガス流路の途中に設けられている。排熱回収ボイラー1は、例えば、排ガス流路の途中に設けられた触媒装置(図示せず)と、消音器(図示せず)との間に設けることができる。
これにより、ボイラー本体2内において、ボイラー本体2の上部に設けられた導入口4から導入された排ガスは、下部に設けられた排出口5に向かって流れ、排出口5から排出される。すなわち、この実施形態において、ボイラー本体2内において、排ガスは上方から下方に向かって流れる。なお、ボイラー本体2における排ガスの流れ方向は、上方から下方に限るものではなく、下方から上方でもよいし、横方向であってもよい。
ここで、連通管21の第二端21bには、ドレン水Wを吐出する孔を複数有したノズル部21cが設けられている。このノズル部21cにより、連通管21の第二端21bから吐出されるドレン水Wは、霧状、あるいは液滴状となって流通経路Rに散布される。
したがって、ドレン水Wの排熱回収ボイラー1外への排出量を最小限に抑えることができる。そのため、排熱回収ボイラー1外に排出するドレン水Wの中和処理に手間やコストが掛かることを抑制できる。
ボイラー本体2の底面2b上に貯留されたドレン水Wの液面が、ドレン水排出口11にまで達してしまった場合には、ドレン水排出口11の位置を越えた分のドレン水Wはドレン水排出口11からボイラー本体2外に排出することができる。排出されたドレン水は、タンクに受けるなどした後、産廃処理が必要となるが、極少量に抑えることができる。
したがって、ドレン水Wの排熱回収ボイラー1外への排出量をさらに有効に抑え、排熱回収ボイラー1外に排出するドレン水Wの中和処理に手間やコストが掛かることを抑制できる。
したがって、ドレン水Wの排熱回収ボイラー1外への排出量をさらに有効に抑え、排熱回収ボイラー1外に排出するドレン水Wの中和処理に手間やコストが掛かることを抑制できる。
したがって、ドレン水Wの排熱回収ボイラー1外への排出量をさらに有効に抑え、排熱回収ボイラー1外に排出するドレン水Wの中和処理に手間やコストが掛かることを抑制できる。
なお、この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、排熱回収ボイラー1は、ドレン水排出口11と、連通管21、ポンプ22、および液面センサ24との双方を備えるようにしたが、これに限らない。
例えば、図2に示すように、連通管21、ポンプ22、および液面センサ24を省略し、ドレン水排出口11のみを備えてもよい。
また、例えば、図3に示すように、ドレン水排出口11を省略し、連通管21、ポンプ22、および液面センサ24のみを備えてもよい。
2 ボイラー本体
2b 底面
2s 側面
3 熱交換器
3H 高温側熱交換器
3L 低温側熱交換器
3p 伝熱管
4 導入口
5 排出口
11 ドレン水排出口
11p ドレン水排出管
12 Uシール部
13 排気管
21 連通管
21a 第一端
21b 第二端
21c ノズル部
22 ポンプ
23 開閉弁
24 液面センサ
25 コントローラー
30 排水管
31 開閉弁
40 凸部
R 流通経路
S 内部空間
W ドレン水
12w 流体
Claims (6)
- 底面上にドレン水を貯留可能な内部空間を区画形成する中空筒状のボイラー本体と、
前記ボイラー本体内に排ガスを導入する導入口と、
前記ボイラー本体内に設けられ、前記排ガスと熱交換する熱媒が流れる熱交換器と、
前記ボイラー本体における前記底面よりも上方且つ前記熱交換器よりも下方に接続されて前記ボイラー本体内から前記排ガスを排出する排出口と、
前記ボイラー本体における前記底面よりも上方かつ前記排出口よりも下方の高さ位置に設けられて、前記底面上に貯留されたドレン水を排出するドレン水排出口と、
前記ボイラー本体の前記底面上に設けられ、前記底面上に貯留されたドレン水の液面よりも上方に突出する凸部と、
を備える排熱回収ボイラー。 - 第一端が前記ボイラー本体の外部から前記底面に接続されて、第二端が前記排ガスの流通経路に接続された連通管と、
前記連通管に設けられて、前記第一端から前記第二端に向かって前記ドレン水を圧送可能なポンプと、
をさらに備える請求項1に記載の排熱回収ボイラー。 - 前記ボイラー本体の前記底面上に貯留されたドレン水の液面の位置を検出する液面センサと、
前記液面センサで前記液面の位置が予め定められた上限位置に到達したことを検出したときに、前記ポンプを作動させるコントローラーと、
をさらに備える請求項2に記載の排熱回収ボイラー。 - 前記連通管の前記第二端は、前記排出口から延びる排気管に接続されている、
請求項2又は3に記載の排熱回収ボイラー。 - 前記連通管は、前記ドレン水を吐出する孔を複数有したノズル部を、前記第二端に備えている、
請求項2から4の何れか一項に記載の排熱回収ボイラー。 - 底面上にドレン水を貯留可能な内部空間を区画形成する中空筒状のボイラー本体と、
前記ボイラー本体内に排ガスを導入する導入口と、
前記ボイラー本体内に設けられ、前記排ガスと熱交換する熱媒が流れる熱交換器と、
前記ボイラー本体における前記底面よりも上方且つ前記熱交換器よりも下方に接続されて前記ボイラー本体内から前記排ガスを排出する排出口と、
第一端が前記ボイラー本体の外部から前記底面に接続され、第二端が前記排ガスの流通経路に接続された連通管と、
前記連通管に設けられて、前記第一端から前記第二端に向かって前記ドレン水を圧送可能なポンプと、
前記ボイラー本体の前記底面上に貯留されたドレン水の液面の位置を検出する液面センサと、
前記液面センサで前記液面の位置が前記排出口の位置よりも低い予め定められた上限位置に到達したことを検出したときに、前記ポンプを作動させるコントローラーと、
前記ボイラー本体の前記底面上に設けられ、前記底面上に貯留された前記ドレン水の液面よりも上方に突出する凸部と、
を備える排熱回収ボイラー。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007101074A (ja) | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Paloma Ind Ltd | 給湯器 |
JP2013104643A (ja) | 2011-11-16 | 2013-05-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 水蒸気潜熱回収装置 |
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SE455226B (sv) * | 1986-10-23 | 1988-06-27 | Scandiaconsult Ab | Forfarande och anordning for rokgaskondensering samt forvermning och befuktning av forbrenningsluft vid forbrenningsanleggningar |
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