JP2007099487A - 塵芥収集車 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】塵芥収容箱の車両後方に塵芥投入箱3が設けられている。塵芥投入箱3の後部に塵芥が投入される投入口3aが形成されている。また、塵芥投入箱3の後部には安全装置14が設けられている。安全装置14は、投入口3aの下方位置において車両後方へ突出している支持ブラケット15と、これに取り付けられている安全バー16とを有しており、作業者がこの安全バー16を移動させることで積込装置を緊急停止させることができる。そして、この安全装置14の支持ブラケット15よりもさらに車両後方に緩衝部材17が設けられている。
【選択図】 図3
Description
さらに、従来の塵芥収集車は、例えば特許文献1に記載されているように、車両の後部に、積込装置を緊急停止させる安全装置が設けられている。具体的に説明すると、塵芥投入箱の投入口の下方位置において、安全装置は、車幅方向へ延びる安全バーと、塵芥投入箱の後面の下部に固定され安全バーを車両前後方向へ回動可能に取り付けている支持ブラケットと、回動による安全バーの位置変化を検出するセンサとを有している。そして、作業者が塵芥収集車へ塵芥を積み込む作業中において、作業者が危険を感じた時などに、作業者が安全バーを体で押すことにより前記安全バーを回動させ、これをセンサによって検知し、積込装置を緊急停止させている。
そこで、本発明はこのような従来の問題点に鑑み、車両後部に設けられている安全装置の破損を防ぐことができる塵芥収集車を提供することを目的とする。
この構成によれば、緩衝部材が安全装置の突出部よりもさらに車両後方に設けられているため、塵芥収集車が後退し安全装置の誤って後方の壁に衝突させてしまっても、その壁には緩衝部材が接触する。これにより、安全装置の突出部が壁に衝突するのを防止し、安全装置が破損してしまうのを防ぐことができる。
これにより、載置台が起立姿勢から水平姿勢へ回動すると、載置台はその下方位置のストッパによって水平姿勢に支持される。そして、このストッパは緩衝部材の取り付け用の部材としても機能している。したがって、緩衝部材取り付け用の別途部材が不要とされ、構成の簡素化が図れ、製造が容易となる。緩衝部材をストッパの後端面に設けることで緩衝部材を安全装置の突出部よりもさらに車両後方に容易に設けることができる。
これにより、水平姿勢となった載置台の下面とストッパとの上面との間に緩衝部材が有している受け部が介在することとなる。緩衝部材の受け部は載置台の下面に対する保護部材として機能する。
これによれば、前記ストッパによって、安全装置の突出部を上方から保護することができる。
図1において、この塵芥収集車1は、塵芥収容箱2と、その車両後方側に連接して設けられている塵芥投入箱3とを備えている。塵芥投入箱3はその後部に、塵芥が投入される投入口3aを有している。そして、この投入口3aに対応して上下にスライドして開閉される蓋3bが設けられている。また、塵芥投入箱3の前方下部には、塵芥を塵芥収容箱2に積み込むために当該塵芥収容箱2側に開口している開口部3dが形成されている。
塵芥投入箱3は、上部に設けられた支点Pを中心に回動可能であり、これによって塵芥収容箱2に対しての開閉動作が可能となる。塵芥投入箱3は、図1に示す位置で塵芥収容箱2の後部の開口部を閉鎖し、図示しないが上方へ回動した位置で塵芥収容箱2の開口部を開放し、塵芥を後方へ排出することができる状態となる。
従って、図1の状態から、プレスシリンダ12の収縮動作により押込板8を反時計回り方向に回動させ、押込板8を反転させる。次に、プッシュシリンダ9の収縮動作によりスライダ5と押込板8とを共に斜め後方に降下させ、投入口3aから投入された塵芥を圧縮する(一次圧縮)。プレスシリンダ12の伸長動作により押込板8を時計回り方向に回動させ二次圧縮を行う。そして、プッシュシリンダ9の伸長動作によりスライダ5と押込板8とを斜め前方に上昇させ、圧縮した塵芥を塵芥収容箱2側へ押し込む(図1の二点鎖線で示した状態から実線で示した状態へ移動させる工程)。このように、積込装置50は順に反転工程、一次圧縮工程、二次圧縮工程及び押込工程を1サイクルとして行い、塵芥投入箱3に投入された塵芥を前記開口部3dを通じて塵芥収容箱2に積み込む動作を行うことができる。
図2と図5と図6において、安全装置14は、支持ブラケット15と、この支持ブラケット15に支持されている安全バー(バースイッチ)16と、安全バー16の位置変化を検出するセンサ24とを有している。支持ブラケット15は塵芥投入箱3の後面21下部の後面部材25に固定されており、この支持ブラケット15は後面部材25から車両後方へ向かって突出している。支持ブラケット15は塵芥投入箱3の後面部材25の左右に2個(図2において1個は図示せず)設けられている。安全バー16は、車幅方向に長いバー部16aと、このバー部16aを支持ブラケット15に連結させている連結部16bとを有している。安全バー16はこの連結部16bの上端部において支持ブラケット15にピン23によって取り付けられており、安全バー16は車両前後方向に回動可能となる。
図7は塵芥投入箱3を後方から見た緩衝部材17と安全装置14とを示している図である。これらの図において、緩衝部材17は前記載置台18支持用のストッパ19の後端面19aを被覆するようにして設けられている。これにより緩衝部材17は安全装置14の支持ブラケット15よりもさらに車両後方に設けられている構成となる。
このように載置台18用のストッパ19は緩衝部材17の取り付け用の部材としても機能している。したがって、緩衝部材17の取り付け用の別途部材が不要とされ、構成の簡素化が図れ、製造が容易となる。
緩衝部材17はその全体が、衝撃を緩和するクッション部材とされており、例えばゴム製などの弾性部材や可撓性部材とされている。
また、図4に示しているように、載置台18が水平姿勢では、この引っ張りバネ29の弾性力により軸線28回りに発生するモーメントは、載置台18の自重により軸線28回りに生ずるモーメントよりも小さくされている。これにより、水平姿勢とされた載置台18はその状態(姿勢)が保たれる。
さらに、図7において、緩衝部材17が取り付けられたストッパ19は、安全装置14が有している支持ブラケット15の上方の直ぐ近傍位置に設けられている形態として説明したが、このストッパ19の位置はこれ以外であってもよい。例えば、図示しないが、ストッパと支持ブラケットの車幅方向での位置を相違させてもよい。さらに、ストッパと支持ブラケットの数を相違させてもよい。
また、本発明の他の実施の形態として、緩衝部材17はストッパ19の後端面19aに取り付けられた緩衝部(図示せず)のみとしても良い。この場合、塵芥投入箱3の投入口3aの下部に設けられた載置台18は、水平姿勢でストッパ19の上面19bに直接接触する。
2 塵芥収容箱
3 塵芥投入箱
3a 投入口
14 安全装置
15 支持ブラケット
16 安全バー
17 緩衝部材
18 載置台
19 ストッパ
19a 後端面
19b 上面
20 受け部
21 後面
50 積込装置
Claims (4)
- 塵芥収容箱と、
この塵芥収容箱の車両後方に連接して設けられており後部に塵芥の投入口を有している塵芥投入箱と、
前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱に積み込む動作を行う積込装置と、
前記投入口の下方位置において車両後方へ突出している突出部を有し、この突出部の一部を移動させることで前記積込装置を緊急停止させる安全装置と、
前記安全装置の前記突出部よりもさらに車両後方に設けられている緩衝部材と、を備えていることを特徴とする塵芥収集車。 - 前記塵芥投入箱は、起立姿勢で前記投入口の下部を閉塞し、水平姿勢で塵芥を載置する回動可能な載置台と、この載置台の下方位置に車両後方へ突出して設けられ水平姿勢に回動された前記載置台を下から支持して水平姿勢を維持するストッパとを有し、
前記緩衝部材は前記ストッパの後端面に設けられている請求項1に記載の塵芥収集車。 - 前記緩衝部材は、水平姿勢の前記載置台と前記ストッパの上面との間に介在する受け部を有している請求項2に記載の塵芥収集車。
- 前記緩衝部材が取り付けられている前記ストッパは、前記安全装置の前記突出部の上方の近傍位置に設けられている請求項2又は3に記載の塵芥収集車。
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