JP2001019108A - 運搬車両に着脱自在に搭載される塵芥収容箱の開閉扉固縛装置 - Google Patents

運搬車両に着脱自在に搭載される塵芥収容箱の開閉扉固縛装置

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JP2001019108A
JP2001019108A JP11194621A JP19462199A JP2001019108A JP 2001019108 A JP2001019108 A JP 2001019108A JP 11194621 A JP11194621 A JP 11194621A JP 19462199 A JP19462199 A JP 19462199A JP 2001019108 A JP2001019108 A JP 2001019108A
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Kazunobu Watanabe
辺 一 信 渡
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運搬車両に着脱自在に搭載される塵芥収容箱
の開閉扉を固縛したり固縛を解除したりできる開閉扉固
縛装置を提供する。 【解決手段】 塵芥収容箱3の開閉扉4に設けた係合部
10と本体部分5に設けた係合部材20とを係合させる
ことにより、開閉扉4は開放不能に固縛される。運搬車
両の架台2に設けた作動手段70を作動させて操作部材
50を変位させると、操作部材50は案内手段60によ
って案内されて塵芥収容箱3側に突出し、連動部材40
と係合してこれを変位させるので、連動部材40と接続
手段30を介して接続された係合部材20が変位して係
合部10との係合が解除される。操作部材50は、開閉
扉4の固縛を解除するとき以外は架台2の内部に埋没し
ているので、塵芥収容箱3と接触して損傷することがな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運搬車両に着脱自
在に搭載される塵芥収容箱の開閉扉固縛装置に関し、よ
り詳しくは、塵芥収容箱側に設けた固縛機構と運搬車両
側に設けた作動機構とを組み合わせることにより、塵芥
収容箱を運搬車両から降ろしたときには開閉扉を閉じた
状態に固縛できるとともに、運搬車両に搭載した塵芥収
容箱をダンプさせて塵芥を排出するときには固縛を解除
して開閉扉が開けることができる開閉扉固縛装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭等から出される塵芥を回収す
るために塵芥収集車が用いられているが、この塵芥収集
車のなかには、コンテナ型の塵芥収容箱を着脱自在に搭
載するとともに、この塵芥収容箱に並設した塵芥押込装
置を用いて塵芥収容箱内に塵芥を積み込む形式のものが
ある(特開平10−265005号公報参照)。
【0003】このようなコンテナ型の塵芥収容箱は、回
収した塵芥で一杯になるとフォークリフト等によって塵
芥収集車から鉄道車両やコンテナ輸送車等に移載され、
塵芥処理施設まで輸送される。次いで、塵芥処理施設に
到着したコンテナ型の塵芥収容箱は、図7に示したよう
に運搬車両1の架台2上に移載されてゴミピットに搬送
される。そして、コンテナ型塵芥収容箱3をダンプ(傾
動)させると開閉扉4が開き、コンテナ型塵芥収容箱3
の本体部分5内に収納された塵芥がゴミピット内に排出
されて処理される(特開平9−255102号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したコ
ンテナ型塵芥収容箱3は、図8に示したように運搬車両
1から降ろしたときには、その開閉扉4が開くことがな
いように開閉扉4を確実に固縛しておく必要がある。こ
れに対して、図7に示したように運搬車両1の架台2上
に搭載したコンテナ型塵芥収容箱3をダンプ(傾動)さ
せる際には、開閉扉4の固縛を解除して開閉扉4が開く
ようにしなければならない。
【0005】このとき、開閉扉4を固縛しかつその固縛
を解除する固縛装置の動力機構をコンテナ型塵芥収容箱
3側に設けたのでは、コンテナ型塵芥収容箱3の製造コ
ストがかさむばかりでなく、運搬車両1の架台2側に設
けた動力供給源との接続作業および切離作業が極めて煩
雑なものになってしまう。
【0006】また、開閉扉4の固縛装置が、コンテナ型
塵芥収容箱3の下面よりも下方に突出する部分を有して
いると、コンテナ型塵芥収容箱3を地上に降ろしたり運
搬車両1の架台2上に搭載したりするときに破損してし
まう。また、開閉扉4の固縛装置が、運搬車両1の架台
2の上面より上方に突出する部分を有していると、運搬
車両1の架台2上にコンテナ型塵芥収容箱3を着脱する
ときに破損してしまう。
【0007】そこで、本発明の目的は、運搬車両に着脱
自在に搭載される塵芥収容箱の開閉扉を必要に応じて固
縛したり固縛を解除したりできるばかりでなく、塵芥収
容箱の製造コストを低減することができ、かつ塵芥収容
箱を運搬車両に着脱する作業を容易に行うことができ
る、運搬車両に着脱自在に搭載される塵芥収容箱の開閉
扉固縛装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明は、運搬車両の架台上に着脱自在に搭載される塵芥
収容箱に設けた開口を開閉する開閉扉を前記塵芥収容箱
の本体部分に対して開閉自在に固縛する開閉扉固縛装置
であって、前記塵芥収容箱には、前記開閉扉に設けた係
合部と、この係合部と係脱自在に係合する、前記本体部
分に設けた係合部材と、この係合部材を常に付勢して前
記係合部と係合させ前記開閉扉を閉じた状態に固縛する
付勢手段とが、前記塵芥収容箱の下面より下方に突出し
ないように配置される。かつ前記架台は、前記架台の上
面から上方に突出したときに前記係合部材と係合して前
記係合部材を操作する操作部材と、この操作部材を変位
させることにより前記係合部材を変位させて前記係合部
材を前記係合部に係脱させる、前記架台の上面より下方
に配置された作動手段と、この作動手段が前記操作部材
を往動させる際には前記操作部材が前記架台の上面から
上方に突出して前記係合部材と係合するように案内する
とともに前記作動手段が前記操作部材を復動させる際に
は前記操作部材が前記架台の上面より下方に埋没するよ
うに案内する、前記架台の上面より下方に配置された案
内手段と、を有する。
【0009】好ましくは、前記塵芥収容箱は、接続手段
を介して前記係合部材に接続されて前記係合部材と連動
する連動部材をさらに備え、前記操作部材は、前記連動
部材と係合することにより前記係合部材を操作する。
【0010】さらに好ましくは、前記連動部材が、前記
塵芥収容箱を構成する補強部材を避けた位置に配置され
る。
【0011】また、前記案内手段は、前記操作部材とス
ライド自在に係合する、前記架台に形成された案内溝と
することができる。
【0012】すなわち、本発明の開閉扉固縛装置は、塵
芥収容箱の開閉扉に設けた係合部と塵芥収容箱の本体部
分に設けた係合部材とを係脱自在に係合させることによ
り、開閉扉を固縛し若しくは固縛を解除する。そして、
塵芥収容箱に設けた付勢手段が係合部材を常に付勢して
係合部と係合させるから、塵芥収容箱を運搬車両から降
ろしたときに開閉扉が開いて塵芥収容箱内の塵芥が排出
されることはない。また、塵芥収容箱には係合部と係合
部材および付勢手段のみを設け、係合部と係合部材との
係合を解除させるための動力機構の類を一切設けないの
で、塵芥収容箱の製造コストを低減することができる。
また、塵芥収容箱に設けた係合部と係合部材および付勢
手段が塵芥収容箱の下面より下方に突出しないので、こ
の塵芥収容箱を運搬車両に搭載したり地上に降ろしたり
する際に、これらの要素が損傷することはない。
【0013】一方、運搬車両側に設けた作動手段を作動
させて操作部材を変位させると、操作部材が係合部材と
係合してこれを変位させ、係合部材と係合部との係合を
解除するので、開閉扉の固縛を解除して開閉扉を開くこ
とができる。このとき、開閉扉を開くために作動手段が
操作部材を往動させると、操作部材が案内手段によって
案内されて架台の上面から上方に突出し、係合部材と係
合する。これにより、開閉扉を開くために操作部材を往
動させるとき以外は、操作部材は運搬車両の架台の上面
より下方に埋没しているので、塵芥収容箱を着脱する際
に操作部材を損傷させることがない。さらに、運搬車両
側に作動手段を設けるので、この作動手段を運搬車両の
動力供給源に接続したままとすることができる。これに
より、作動手段を塵芥収容箱に設ける場合のように、塵
芥収容箱を着脱するたびに作動手段を運搬車両側の動力
供給源に接続したり切離したりする必要がないから、塵
芥収容箱を運搬車両に着脱する作業を効率よく行うこと
ができる。
【0014】また、塵芥収容箱に設けた係合部材と連動
する連動部材を操作することにより係合部材を変位させ
る構造とすれば、塵芥収容箱側の連動部材と、運搬車両
側の操作部材および作動手段とを、係合部材から離間し
た最適位置に配置することが可能となる。特に、塵芥収
容箱を構成する補強部材を避けた位置に連動部材を配置
することができるので、係合部材と操作部材とを直接係
合させる場合のように補強部材を切り欠く必要がなく、
塵芥収容箱や架台の強度を向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る運搬車両に着
脱自在に搭載される塵芥収容箱の開閉扉固縛装置の一実
施形態を、図1乃至図6を参照して詳細に説明する。こ
こで、図1は本発明に係る開閉扉固縛装置を設けた塵芥
収容箱の要部を拡大して示す側面断面図、図2は塵芥収
容箱の開閉扉に設けた係合部と本体部分に設けた係合部
材とを拡大して示す分解斜視図、図3は本発明に係る開
閉扉固縛装置を設けた運搬車両側の要部を拡大して示す
側面断面図、図4は図1および図3に示した開閉扉固縛
装置を運搬車両の架台上に塵芥収容箱を搭載したときの
状態で示す断面図、図5は図1および図3に示した開閉
扉固縛装置を塵芥収容箱の開閉扉を開くために操作部材
を上方に突出させて連動部材と係合させたときの状態で
示す断面図、図6は図1および図3に示した開閉扉固縛
装置を開閉扉に設けた係合部と係合部材の係合を解除し
たときの状態で示す断面図である。なお、以下の説明に
おいては、運搬車両の前後進方向を前後方向と呼び、か
つ運搬車両の車体幅方向を左右方向と呼ぶ。
【0016】図1および図3に示したように、本実施形
態の開閉扉固縛装置は、塵芥収容箱3側と運搬車両1の
架台2側とに分割して設けられている。そこで、まず最
初に塵芥収容箱3側の構造を説明した後、運搬車両1の
架台2側の構造を説明する。
【0017】塵芥収容箱3の開閉扉4は、図7に示した
ように、箱状の本体部分5の後端上部に設けられて左右
方向に水平に延びるヒンジ軸Hにより揺動自在に軸支さ
れ、その下端部が前後方向に揺動して前記本体部分5の
後部開口を開閉するようになっている。また、塵芥収容
箱3の開閉扉4は、図1および図2に示したように、本
体部分5の後部開口を閉塞する壁板4aと、その下端部
に固着されて左右方向に延びる上下一対の補強フレーム
4b,4cとを有している。そして、これらの補強フレ
ーム4b,4cの長手方向中央部には、図2に示したよ
うに、その周囲が補強板4dで補強された切欠4eが形
成されるとともに、この切欠4e内に係合部としてのス
トライカ10が取り付けられている。
【0018】図2に示したように、前記ストライカ10
は、鋼製の丸棒を平面視でコ字型に湾曲形成した部材
で、前後方向に互いに平行に延びる一対の支持部11,
11の自由端がダブルロックナット12,12によって
下側の補強フレーム4cおよび補強板4dに螺着されて
固定されている。そして、前記支持部11,11によっ
て支持されて左右方向に水平に延びる部分13に、後述
する係合部材としてのフック20が係合する。
【0019】これに対して、塵芥収容箱3の本体部分5
の底部は、図1に示したように、互いに平行にかつ水平
に延びる上下一対の底板5a,5bと、これらの底板5
a,5b間に設けられた補強フレーム5c,5d等によ
って形成されている。そして、一方の補強フレーム5c
に固着されたブラケット5eには、前記フック20を支
持する支軸21が左右方向に水平に延びるように設けら
れている。これにより、フック20は、前記支軸21に
よって前後方向に揺動自在に軸支され、その先端部分2
2が本体部分5の底部から開閉扉4側に突出するととも
に、図1に示したようにストライカ10と係合する状態
と図6に示したようにストライカ10との係合が解除さ
れた状態との間で自在に揺動することができる。
【0020】また、図1に示したように、フック20の
前後方向に延びる部分23には、接続手段としての接続
ロッド30の後側のブラケット31が、ピン32を介し
て取り付けられている。さらに、この接続ロッド30の
前側のブラケット33が、ピン34を介して連動部材4
0に接続されている。前記連動部材40は、本体部分5
の底部のブラケット5fに取り付けられて左右方向に水
平に延びる支軸41により、その下端部42が前後方向
に揺動できるように軸支されている。これにより、連動
部材40が前後方向に揺動すると、これに連動してフッ
ク20が前後方向に揺動する。
【0021】さらに、連動部材40の上端後部に設けた
ピン43と本体部分5の底部のブラケット5gに設けた
ピン44との間には、付勢手段としての圧縮コイルバネ
45が介装されている。これにより、連動部材40は常
に付勢されて支軸41の回りに図示時計方向に揺動する
ので、フック20は支軸21の回りに図示時計方向に揺
動し、ストライカ10と係合して開閉扉4を閉じた状態
に保つ。
【0022】一方、図3に示したように、運搬車両1の
車体後部には、コンテナを搭載する架台2が水平に延び
るように設けられている。この架台2は、その後端部が
車体後部に軸着されるとともに、その前後方向中間部と
車体後部との間に図示されないダンプシリンダが介装さ
れている。これにより、前記ダンプシリンダを伸縮させ
て架台2を傾動させると、この架台2上に固定した塵芥
収容箱3をダンプされて、その内部の塵芥を排出するこ
とができる。さらに、この架台2の上下一対の天板2
a,2b間の空間には、連動部材40を操作して前後方
向に揺動させるための操作部材50と、この操作部材5
0の変位を案内する案内手段としての一対の案内溝6
0,60と、前記操作部材50を前後方向に変位させる
作動手段としての油圧シリンダ70とが配置されてい
る。
【0023】前記操作部材50は連動部材40よりも左
右方向に厚い鋼製の部材で、前後方向に間隔を開けて取
り付けられた一対のガイドピン51,52が前記一対の
案内溝60,60内をスライドすることによりその前後
動および上下動が案内される。また、この操作部材50
の上部には、連動部材40の下端部42と前後方向にそ
れぞれ係合可能な一対の凸部53,54が、前後方向に
間隔を開けて配置されている。前記一対の凸部53,5
4は、この操作部材50のガイドピン51,52が一対
の案内溝60,60の傾斜部分61,61の後方下端部
に位置するときには、天板2aよりも下方に埋没してい
る。これに対して、操作部材50のガイドピン51,5
2が一対の案内溝60,60の傾斜部分61,61に沿
って前側上方(図示右側上方)に変位すると、一対の凸
部53,54が天板2aに設けた開口2dから上方に突
出し、連動部材40の下端部42と前後方向に係合す
る。
【0024】さらに、この操作部材50の前端部(図示
左端部)に設けたピン55と架台2に設けたブラケット
2eとの間には、作動手段としての油圧シリンダ70が
介装されている。これにより、この油圧シリンダ70の
ピストンロッド71がシリンダ72内から後方に突出す
ると、操作部材50は後方に変位する。これに対して、
前記ピストンロッド71が前記シリンダ72内に退入す
ると、操作部材50は前方に変位する。
【0025】次に、上述のように構成された本実施形態
の開閉扉固縛装置の作動について、図4乃至図6を参照
して説明する。
【0026】図4に示したように、運搬車両1の架台2
上に塵芥収容箱3を搭載するときには、油圧シリンダ7
0を伸張させて操作部材50を後方に変位させ、その一
対のガイドピン51,52を一対の案内溝60,60の
傾斜部分61,61の後方下端部に位置させる。これに
より、操作部材50の一対の凸部53,54は架台2の
上側の天板2aよりも下方に位置する。したがって、運
搬車両1の架台2上に塵芥収容箱3を搭載するときに、
塵芥収容箱3が操作部材50と接触し、これを損傷させ
ることがない。
【0027】同時に、塵芥収容箱3に設けたフック20
や接続ロッド30および連動部材40は、いずれも塵芥
収容箱3の下面より下方に突出することがない。したが
って、図8に示したように塵芥収容箱3を地上Gに降ろ
したり、図7に示したように運搬車両1の架台2に搭載
したりする際に、これらの要素が架台2と接触して損傷
することがない。なお、塵芥収容箱3に設けた圧縮コイ
ルバネ45の付勢力が連動部材40および接続ロッド3
0を介してフック20に伝達され、フック20をストラ
イカ10と係合する状態に保つので、塵芥収容箱3の開
閉扉4は閉じた状態に保たれる。
【0028】運搬車両1の架台2上に搭載した塵芥収容
箱3が図示されない固定手段によって架台2上の所定位
置に固定されると、架台2の後端部に設けた近接センサ
Sが塵芥収容箱3の開閉扉4の下端部に取り付けられた
図示されない磁石を検出するので、図示されない制御手
段による油圧シリンダ70の制御が可能となる。この状
態で図5に示したように油圧シリンダ70を所定寸法だ
け短縮させると、操作部材50の一対のガイドピン5
1,52は一対の案内溝60,60の傾斜部分61,6
1に沿って斜め上方(図示右側上方)にスライドし、水
平部分62,62の後端部分(図示右端部分)に達す
る。すると、操作部材50の一対の凸部53,54は、
架台2の天板2aに設けた開口2d、および塵芥収容箱
3の底板5bに設けた開口5hを介して塵芥収容箱3の
底部内に突出し、後方の凸部53が連動部材40の下端
部42に接触する。しかしながら、連動部材40は圧縮
コイルバネ45によって付勢され、支軸41の回りに図
示時計方向に一杯に揺動した状態を保っているので、ス
トライカ10とフック20との係合により塵芥収容箱3
の開閉扉4は閉じたままである。
【0029】次いで図6に示したように油圧シリンダ7
0をさらに短縮させると、操作部材50は、連動部材4
0に作用している圧縮コイルバネ45の付勢力に抗しつ
つ、一対の案内溝60,60の水平部分62,62に沿
って前方(図示右方)にスライドする。すると、操作部
材50の後方の凸部53と連動部材40の下端部42と
の係合により、連動部材40はその支軸41の回りに図
示反時計方向に揺動し、接続ロッド30を前方に変位さ
せる。これに伴い、フック20がその支軸21の回りに
図示反時計方向に揺動し、その先端部分22とストライ
カ10との係合が解除されるので、塵芥収容箱3の開閉
扉4を開くことができる状態となる。したがって、図7
中に2点鎖線で描いたように塵芥収容箱3をダンプさせ
ると開閉扉4が開き、塵芥収容箱3内の塵芥が排出され
る。
【0030】その後、図7中に実線で示したように塵芥
収容箱3を水平状態に戻すと、開閉扉4はその自重によ
って揺動し本体部分5の後部開口を閉じる。すると、架
台2の後端部に設けた近接センサSが開閉扉4の下端に
設けた図示されない磁石を検出するので、油圧シリンダ
70が作動可能となる。この状態で短縮させていた油圧
シリンダ70を伸張させると、フック20は支軸21の
回りに図示時計方向に揺動し、その先端部分22がスト
ライカ10と係合するので、開閉扉4は閉じた状態に固
定される。
【0031】さらにその後、油圧シリンダ70をさらに
伸張させて操作部材50を後方に復動させると、操作部
材50のガイドピン51,52が一対の案内溝60,6
0の傾斜部分61,61内に入り込むので、操作部材5
0は架台2の下上側の天板2bに向かって徐々に降下す
る。これに伴い、操作部材50の一対の凸部53,54
は架台2の上側の天板2aに設けた開口2dを通過し、
架台2の上側の天板2aの下方に入り込んで図4に示し
た状態に復帰する。したがって、塵芥を排出した塵芥収
容箱3を運搬車両1の架台2から降ろす際に、塵芥収容
箱3が操作部材50の一対の凸部53,54に接触して
これを損傷させることがない。
【0032】すなわち、本実施形態の開閉扉固縛装置に
おいては、塵芥収容箱3に設けた圧縮コイルバネがフッ
ク20を常に付勢してストライカ10と係合させるか
ら、開閉扉4が勝手に開いて収容した塵芥が排出される
ことはない。また、塵芥収容箱3には、ストライカ10
とフック20との係合を解除するための動力機構の類を
一切設けないので、塵芥収容箱3の製造コストを低減す
ることができる。また、塵芥収容箱3に設けたフック2
0や接続ロッド30および連動部材40が塵芥収容箱3
の下面より下方に突出しないので、この塵芥収容箱3を
運搬車両1の架台2上に着脱する際に、これらの要素が
損傷することがない。
【0033】また、開閉扉4を開くために油圧シリンダ
70を作動させて操作部材50を往動させると、操作部
材50は案内溝60によって案内されて架台2の上面か
ら上方に突出し連動部材40と係合する。これにより、
開閉扉4を開くために操作部材50を変位させるとき以
外は、操作部材50は架台2の内部に埋没しているの
で、塵芥収容箱3を着脱する際に操作部材50を損傷さ
せることがない。
【0034】さらに、架台2に油圧シリンダ70を設け
るので、この油圧シリンダ70を運搬車両1の動力供給
源に接続したままとすることができる。これにより、油
圧シリンダ70を塵芥収容箱3に設ける場合のように、
塵芥収容箱3を架台2に着脱するたびに油圧シリンダ7
0を運搬車両1側の動力供給源に接続したり切離したり
する必要がないから、塵芥収容箱3を運搬車両1の架台
2に着脱する作業を効率よく行うことができる。
【0035】また、塵芥収容箱3に接続ロッド30を介
してフック20と連動する連動部材40を設けるととも
に、この連動部材40を操作することによりストライカ
10とフック20とを係脱させる構造としたので、塵芥
収容箱3側の連動部材40と、運搬車両1側の操作部材
50および油圧シリンダ70を、フック20から離間し
た最適位置に配置することが可能となった。特に、塵芥
収容箱3を構成する補強部材5dを避けた位置に連動部
材40を配置することができるので、フック20と操作
部材50とを直接係合させる場合のように、塵芥収容箱
3の補強部材5dや運搬車両1の架台2の補強部材2f
等を切り欠く必要がなく、塵芥収容箱3および架台2の
強度を向上させることができる。
【0036】以上、本発明に係る開閉扉固縛装置の一実
施形態ついて詳しく説明したが、本発明は上述した実施
形態によって限定されるものではなく、種々の変更が可
能であることは言うまでもない。例えば、上述した実施
形態においては、接続ロッド30を介してフック20と
連動する連動部材40を操作部材50で操作する構造で
あるが、操作部材50でフック20を直接操作する構造
を採用できることは言うまでもない。また、上述した実
施形態においては作動手段として油圧シリンダを用いて
いるが、例えば電動モータとねじロッドとを組み合わせ
た電動アクチュエータを用いることもできる。また、上
述した実施形態においては付勢手段として圧縮コイルバ
ネ44を用いているが、引張りコイルバネを用いること
もできる。さらに、付勢力を連動部材40に作用させる
のではなく、フック20に直接作用させることもでき
る。また、上述した実施形態においては案内手段として
ガイド溝を用いているが、例えばカム部材や種々のリン
ク機構を用いることもできる。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の開閉扉固縛装置においては、塵芥収容箱の開閉扉に設
けた係合部と塵芥収容箱の本体部分に設けた係合部材と
を係脱自在に係合させることにより、開閉扉を固縛し若
しくは固縛を解除する。そして、塵芥収容箱に設けた付
勢手段が係合部材を常に付勢して係合部と係合させるか
ら、塵芥収容箱を運搬車両から降ろしたときに開閉扉が
開いて塵芥収容箱内の塵芥が排出されることはない。ま
た、塵芥収容箱には係合部と係合部材および付勢手段の
みを設け、係合部と係合部材との係合を解除させるため
の動力機構の類を一切設けないので、塵芥収容箱の製造
コストを低減することができる。また、塵芥収容箱に設
けた係合部と係合部材および付勢手段が塵芥収容箱の下
面より下方に突出しないので、この塵芥収容箱を運搬車
両に搭載したり地上に降ろしたりする際に、これらの要
素が損傷することはない。一方、本発明の開閉扉固縛装
置においては、運搬車両側に設けた作動手段を作動させ
て操作部材を変位させると、操作部材が係合部材と係合
してこれを変位させ、係合部材と係合部との係合を解除
するので、開閉扉の固縛を解除して開閉扉を開くことが
できる。このとき、開閉扉を開くために作動手段が操作
部材を往動させると、操作部材が案内手段によって案内
されて架台の上面から上方に突出し、係合部材と係合す
る。これにより、開閉扉を開くために操作部材を往動さ
せるとき以外は、操作部材は運搬車両の架台の上面より
下方に埋没しているので、塵芥収容箱を着脱する際に操
作部材を損傷させることがない。さらに、運搬車両側に
作動手段を設けるので、この作動手段を運搬車両の動力
供給源に接続したままとすることができる。これによ
り、作動手段を塵芥収容箱に設ける場合のように、塵芥
収容箱を着脱するたびに作動手段を運搬車両側の動力供
給源に接続したり切離したりする必要がないから、塵芥
収容箱を運搬車両に着脱する作業を効率よく行うことが
できる。さらに、本発明の開閉扉固縛装置においては、
塵芥収容箱に設けた係合部材と連動する連動部材を操作
することにより係合部材を変位させる構造であるから、
塵芥収容箱側の連動部材と、運搬車両側の操作部材およ
び作動手段とを、係合部材から離間した最適位置に配置
することが可能となり、係合部材と操作部材とを直接係
合させる場合のように補強部材を切り欠く必要がなく、
塵芥収容箱や架台の強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る開閉扉固縛装置を設けた塵芥収容
箱の要部を拡大して示す断面図。
【図2】塵芥収容箱の開閉扉に設けた係合部と本体部分
に設けた係合部材とを拡大して示す分解斜視図。
【図3】本発明に係る開閉扉固縛装置を設けた運搬車両
側の要部を拡大して示す断面図。
【図4】図1および図3に示した開閉扉固縛装置を、運
搬車両の架台上に塵芥収容箱を搭載したときの状態で示
す断面図。
【図5】図1および図3に示した開閉扉固縛装置を、塵
芥収容箱の開閉扉を開くために操作部材を上方に突出さ
せて連動部材と係合させたときの状態で示す断面図。
【図6】図1および図3に示した開閉扉固縛装置を、開
閉扉に設けた係合部と係合部材の係合を解除したときの
状態で示す断面図。
【図7】塵芥収容箱を運搬車両の架台上に搭載した状態
およびダンプさせた状態を示す側面図。
【図8】塵芥収容箱を地上に降ろした状態を示す側面
図。
【符号の説明】
1 運搬車両 2 架台 2a,2b 天板 2c 縦壁 2d 開口 2e ブラケット 3 塵芥収容箱 4 開閉扉 4a 壁板 4b,4c 補強フレーム 4d 補強板 4e 切り欠き 5 本体部分 5a,5b 底板 5c,5d 補強フレーム 5e,5f,5g ブラケット 5h 開口 10 ストライカ(係合部材) 11 支持部 12 ロックナット 13 水平部分 20 フック 21 支軸 22 先端部分 23 前後方向に延びる部分 30 接続ロッド(接続手段) 31,33 ブラケット 32,34 ピン 40 連動部材 41 支軸 42 下端部 43,44 ピン 45 圧縮コイルバネ(付勢手段) 50 操作部材 51,52 ガイドピン 53,54 凸部 55 ピン 60 案内溝(案内手段) 61 傾斜部分 62 水平部分 70 油圧シリンダ(作動手段) 71 ピストンロッド 72 シリンダ 73 ピン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運搬車両の架台上に着脱自在に搭載される
    塵芥収容箱に設けた開口を開閉する開閉扉を前記塵芥収
    容箱の本体部分に対して開閉自在に固縛する開閉扉固縛
    装置であって、 前記塵芥収容箱には、 前記開閉扉に設けた係合部と、 この係合部と係脱自在に係合する、前記本体部分に設け
    た係合部材と、 この係合部材を常に付勢して前記係合部と係合させ前記
    開閉扉を閉じた状態に固縛する付勢手段とが、前記塵芥
    収容箱の下面より下方に突出しないように配置され、 かつ前記架台は、 前記架台の上面から上方に突出したときに前記係合部材
    と係合して前記係合部材を操作する操作部材と、 この操作部材を変位させることにより前記係合部材を変
    位させて前記係合部材を前記係合部に係脱させる、前記
    架台の上面より下方に配置された作動手段と、 この作動手段が前記操作部材を往動させる際には前記操
    作部材が前記架台の上面から上方に突出して前記係合部
    材と係合するように案内するとともに前記作動手段が前
    記操作部材を復動させる際には前記操作部材が前記架台
    の上面より下方に埋没するように案内する、前記架台の
    上面より下方に配置された案内手段と、を有することを
    特徴とする運搬車両に着脱自在に搭載される塵芥収容箱
    の開閉扉固縛装置。
  2. 【請求項2】前記塵芥収容箱は、接続手段を介して前記
    係合部材に接続されて前記係合部材と連動する連動部材
    をさらに備え、 前記操作部材は、前記連動部材と係合することにより前
    記係合部材を操作することを特徴とする請求項1に記載
    の運搬車両に着脱自在に搭載される塵芥収容箱の開閉扉
    固縛装置。
  3. 【請求項3】前記連動部材が、前記塵芥収容箱を構成す
    る補強部材を避けた位置に配置されることを特徴とする
    請求項1または2に記載の運搬車両に着脱自在に搭載さ
    れる塵芥収容箱の開閉扉固縛装置。
  4. 【請求項4】前記案内手段が、前記操作部材とスライド
    自在に係合する、前記架台に形成された案内溝であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の運搬
    車両に着脱自在に搭載される塵芥収容箱の開閉扉固縛装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102145803A (zh) * 2011-02-25 2011-08-10 阮志华 拉箱装置的锁箱机构
WO2013177879A1 (zh) * 2012-05-29 2013-12-05 中联重科股份有限公司 锁紧装置、垃圾箱和对接式垃圾车
CN104763808A (zh) * 2015-04-03 2015-07-08 浙江东瓯过滤机制造有限公司 压力容器快开门低阻高效锁紧方法及装置
CN106395210A (zh) * 2016-09-07 2017-02-15 中联重科股份有限公司 垃圾散装机和垃圾转运系统
CN106429131A (zh) * 2016-09-07 2017-02-22 中联重科股份有限公司 垃圾散装机

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