JPH058773A - 自動二輪車のシートロツク装置 - Google Patents

自動二輪車のシートロツク装置

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JPH058773A
JPH058773A JP3190623A JP19062391A JPH058773A JP H058773 A JPH058773 A JP H058773A JP 3190623 A JP3190623 A JP 3190623A JP 19062391 A JP19062391 A JP 19062391A JP H058773 A JPH058773 A JP H058773A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 タンデム型シートの底板略中央部に設けたス
トライカに係合する左右のロックアーム85,85の後
方にロック解除レバー93,93を配設して、左右のロ
ック解除レバー93,93間に架設した連動軸91を、
シート前部下方に配設したラゲージボックス21の後方
に配置する。 【効果】 シート底板略中央部での左右の同時ロック作
動とロック解除により、シートロック状態下での悪戯防
止並びにロック解除操作性も有利なシートロック装置で
ありながら、連動軸91の前方で、且つ左右のロックア
ーム85,85及びロック解除レバー93,93間の空
間を利用して、ラゲージボックス21の開口部27及び
容量を大きくとれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タンデム型シートの前
部下方にラゲージボックスを備える自動二輪車における
シートロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車において、フレーム上に載置
するタンデム型シートを後方或いは前方のヒンジ方式に
より起倒自在に備えて、そのシート底板の略中央部或い
は後方寄り部をロックする左右一対のシートロック機構
をフレーム側に設けたものが、実開昭57−53982
号公報、特開昭60−67279号公報により公知とな
っており、これらは、何れも左右のシートロックの解除
を個別に行なうものとなっていた。そしてヒンジ方式に
依らず、フレーム上に着脱可能に備えたタンデム型シー
トの底板の略中央部をロックする左右一対のシートロッ
ク機構をフレーム側に設けて、その左右のシートロック
の解除を連動させる連動軸を設けたものが、特公昭62
−8353号公報により公知となっている。尚、シート
ロック状態下での悪戯防止の観点からは、シート底板の
略中央部を左右ともロックするのが有効であり、また、
そのロック解除操作性の面からは、左右連動式のものが
便利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シート下方
の空間を有効に利用して、荷物収納用のラゲージボック
スを配設することが考えられ、その場合において、前記
特公昭62−8353号公報に開示の如く左右のシート
ロック解除用の連動軸を設けると、その連動軸とラゲー
ジボックスとの干渉を考慮する必要があり、連動軸の存
在によりラゲージボックスの容量が小さく制限されるの
は好ましくない。
【0004】そこで本発明の目的は、後方或いは前方の
ヒンジ方式により起倒自在または着脱可能なタンデム型
シートの前部下方に上方に開口部を有する荷物収納用の
ラゲージボックスを配設して、シートロック状態下での
悪戯防止上有利なシート底板の略中央部をロックする左
右一対のシートロック機構を設け、ロック解除操作性が
有利な左右のシートロックの解除を連動させる連動軸を
設ける場合において、その連動軸の配置に工夫を施すこ
とにより、ラゲージボックスの容量を大きくできる自動
二輪車のシートロック装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
本発明は、フレーム上に載置するタンデム型シートを後
方或いは前方のヒンジ方式により起倒自在または着脱可
能に備えて、シート前部の下方に上方に開口部を有する
荷物収納用のラゲージボックスを備える自動二輪車にお
いて、前記シートの底板の略中央部をロックする左右一
対のシートロック機構を前記フレーム側に設け、このシ
ートロック機構は、前記シート底板の略中央部に設けた
ストライカに係合ロックするロックアームの後方にロッ
ク解除レバーを配設して、左右のロック解除レバー間に
架設した連動軸を前記ラゲージボックスの後方に配置し
たことを特徴とする。
【0006】
【作用】タンデム型シートの底板略中央部に設けたスト
ライカに係合ロックする左右のロックアームの後方にロ
ック解除レバーを配設して、左右のロック解除レバー間
に架設した連動軸を、シート前部下方に配設したラゲー
ジボックスの後方に配置したので、シートロック状態下
での悪戯防止対策上及びロック解除操作性も有利なシー
トロック装置であるとともに、連動軸の前方で、且つ左
右のロックアーム及びロック解除レバー間の空間を利用
して、ラゲージボックスの開口部と容量を大きくとれ
る。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明を適用した自動二輪車の車体フレームとシ
ート及びその下方のラゲージボックス部分を示す図1乃
至図3において、1はメインフレーム、3はシートフレ
ーム、5はサブフレーム、11はタンデム型シート、2
1はラゲージボックスである。公知の如く自動二輪車の
車体フレームは、図略のヘッドパイプから後下方に延び
る左右一対のメインフレーム1,1と、その後部から後
上方に延びる左右一対のシートフレーム3,3と、その
中間部及びメインフレーム1,1後端間を繋ぐサブフレ
ーム5,5等で構成され、シートフレーム3,3上に
は、後述する如く後方ヒンジ方式によりタンデム型のシ
ート11が上方へ起倒可能で脱着容易に設置されてい
る。
【0008】シート11の前部下方であって、メインフ
レーム1,1、シートフレーム3,3及びサブフレーム
5,5にて囲まれる空間内にラゲージボックス21が配
設されており、ラゲージボックス21は、荷物収納部2
3とその前方のバッテリ収納部25とを樹脂一体成形し
て、シートフレーム3,3間において、シート11前部
下方に近接する上方への開口部27を形成したものであ
る。このラゲージボックス21において、荷物収納部2
3は、メインフレーム1及びサブフレーム5の接合部よ
り下方に底面を延出して、後上部には、シート11後部
下方に配設されるリヤフェンダ61の前部上方に近接し
て臨む幅狭の後方膨出部29を有しており、この幅狭の
膨出部29にかけて前記開口部27が形成されている。
更に荷物収納部23は、両側面に、シートフレーム3の
下方に沿って側方膨出部31を有しており、後面は、上
部の後方膨出部29から一様に湾曲して、前記リヤフェ
ンダ61の前部下方に連続形状をなすフェンダ部33と
して形成されている。
【0009】バッテリ収納部25は、前記荷物収納部2
3の前面に、その下部を除いて前方へ膨出するように連
続形成されており、このバッテリ収納部25の上面に前
記開口部27の前部が形成されている。またバッテリ収
納部25底面から荷物収納部23の前面下部には、ドレ
ン通路35が中央に形成されており、荷物収納部25底
面の前部には、ドレン通路35に連なるドレン口37が
垂設されている。このバッテリ収納部25内に、後方の
荷物収納部23側からバッテリ39が出し入れ可能とな
っており、バッテリ収納部25には、後方から開閉する
したヒンジ方式の蓋41が設けられている。この蓋41
は、下部にヒンジ片通し孔を有して、上部結合片45を
起設しており、47はその中央の結合孔である。
【0010】以上のラゲージボックス21の車体への取
り付けは、図1に示されるように、先ず、メインフレー
ム1,1後部間に架設した支持プレート2上に、バッテ
リ収納部25底面をボルト51及びナット53により結
合する。このボルト51・ナット53の結合時に、バッ
テリ収納部25底面上にヒンジ片55を共締結合して後
方に突出させ、このヒンジ片55を、前記蓋41下部の
通し孔に通す。そしてシートフレーム3,3前部間上に
架設したクロスメンバ7の後面に、蓋41上部の結合片
45を、中央の結合孔47でボルト57及びナット59
により結合する。尚、クロスメンバ7上には、図示せぬ
燃料タンク用の取付ステイ9が突設されている。
【0011】次に、タンデム型シート11の後方ヒンジ
方式による取付構造について説明する。先ず、図3及び
図4に示すように、シートフレーム3,3の後端部に
は、上方へのブラケット71,71が起設されており、
このブラケット71,71の上端部間にパイプによる軸
部材73が横架固設されている。一方、タンデム型シー
ト11は、図5及び図6に示すように、前部のライダー
用クッション部12及び後部のパッセンジャー用クッシ
ョン部13と、シート底板15から構成され、14はシ
ート中央部のバンドである。
【0012】そしてシート底板15の後部には、図7に
も示すように、パッセンジャ用クッション部13よりも
後方にオーバーハングしたヒンジ部材16が一体的に設
けられている。実施例において、ヒンジ部材16は樹脂
製であって、その後部の立ち上がり部上端には、後方に
開口する開放嵌合部17が形成されており、即ち、この
嵌合部17から後方が上下の開放テーパ面18,18と
なっている。このヒンジ部材16は、シート底板15の
後部に、複数箇所において、ネジ止めされているが、シ
ート底板15とともに樹脂一体成形したものでも良い。
【0013】以上のシート11の取り付けは、そのシー
ト底板15に後方にオーバーハングさせて設けたヒンジ
部材16の立ち上がり部上端の開放嵌合部17を、シー
トフレーム3,3後端部上のブラケット71,71上端
部間に横架した軸部材73に前方から嵌合する。この
時、ヒンジ部材16の嵌合部17は、樹脂材につき、上
下の開放テーパ面18,18の上下幅狭部に軸部材73
を乗り越えさせて、適度の締付力をもって軸部材73周
に嵌合する。シート11を外す場合には、そのヒンジ部
材16の開放嵌合部17の締付力に抗して、シート11
を前方等、軸部材73から離れる方向に引っ張ることに
より、工具等を一切用いることなく、容易に行なわれ
る。
【0014】そしてヒンジ部材16をシート11後方に
オーバーハングさせたので、車体後部との干渉をさほど
考慮しなくとも、後方ヒンジ方式でありながら、シート
11の起こし角度が大きくとれるようになる。このよう
に、後方ヒンジ方式のシート11の起こし角度が大きく
とれ、しかも、シート11の脱着も簡単なため、実施例
の如きシート11前部下方のラゲージボックス21に対
する荷物やバッテリ39の出し入れに有利なものとな
る。また、左右のシートフレーム3,3後端部間にブラ
ケット71,71を介して軸部材73をブリッジ上に架
設した構造のため、シートヒンジの支持とともに、フレ
ーム強度を確保できるものとなっている。
【0015】尚、開放嵌合部17と軸部材73の断面形
状に関し、その何れか一方、または両方を角型断面や異
形状等に形成して、シート11の起こし角度に節度感と
姿勢維持機能を持たせるようにしても良い。次に、シー
ト底板15の構造等について説明する。図7に示すよう
に、シート底板15の略中央部にプレート101がネジ
止めされ、このプレート101には前方に延びる左右の
ストライカ取付部102,102を有しており、このス
トライカ取付部102は下方に垂下する左右二股部(図
3、図5及び図6参照)をなして、ピンによるストライ
カ103を横架固設してなる。
【0016】このようにして、シート底板15の略中央
部に備えられた左右一対のストライカ103,103
は、図3に示されるように、シートフレーム3とサブフ
レーム5との接合部近傍に配設されたシートロック装置
80により、左右同時にロック固定され、また、同時に
ロック解除が行なわれる。更に図7に示したように、シ
ート底板15の後部には、左右一対のブロック110,
110が固設され、このブロック110の前後に荷掛け
フック111,115が組み付けられている。この荷掛
けフック111,115は、基端の前後方向屈曲部11
2,116をブロック110の前後に枢着して、先端に
荷掛けバンド用の上下方向屈曲部113,117を備え
ている。
【0017】以上の荷掛けフック111,115は、不
使用時は、シート底板15に設けた係止保持部121,
125に嵌合するとともに、先端の荷掛けバンド用上下
方向屈曲部113,117を、シート底板15に形成し
た係止孔114,118に嵌着して、シート底板15内
に荷掛けフック111,115を収めておく。シート1
1後部のパッセンジャー用クッション部13上に荷物を
積む場合には、係止孔114,118から荷掛けバンド
用上下方向屈曲部113,117を外すとともに、係止
保持部121,125からも外して、荷掛けフック11
1,115を基端の前後方向屈曲部112,116廻り
に外側へ回動する。そしてシート11の両側方に荷掛け
バンド用上下方向屈曲部113,117を突出させて、
シート底板15に設けた係止保持部122,126に荷
掛けフック111,115を嵌合させることで、荷掛け
バンド用上下方向屈曲部113,117のシート11両
側方への突出状態を維持する。
【0018】次に、本発明に係るシートロック装置80
について説明する。図10乃至図12に示すように、シ
ートロック装置80は、左右一対のベースプレート8
1,81、ロックアーム85,85及びスプリング8
9,89、1本のロック解除連動軸91、左右一対のロ
ック解除レバー93,93、1本のロック解除操作アー
ム97及びキーシリンダ131から構成される。ベース
プレート81は、中間部に上方からのストライカガイド
溝82を有して、前端の車体側係止突起83及び後端の
車体側結合片84を備えている。
【0019】ロックアーム85は、上半部に円弧状のス
トライカ係合溝86を有して、下端にスプリング係止片
87を備えている。このロックアーム85は、前記ベー
スプレート81前部にピン88により下半部で枢支され
ており、係止片87に引張コイルスプリング89の前端
が係止されている。そして左右のベースプレート81,
81後部間にロック解除連動軸91が回転自在に組み付
けられており、このロック解除連動軸91の両端部に、
ロック解除レバー93,93が夫々固設されている。
【0020】ロック解除レバー93は、ロック解除カム
94を有して、下部にスプリング係止片95及びストッ
パ片96を備えており、係止片95に前記引張コイルス
プリング89の後端が係止されている。更に前記ロック
解除連動軸91の一端部(実施例では左端部)に、ロッ
ク解除操作アーム97が固設されており、このロック解
除操作アーム97は、後下部のストッパ片98及び前方
延長部のU字形係合部99を備えている。このU字形係
合部99内に、キーシリンダ131のロック解除操作カ
ム133が係合している。
【0021】他方、実施例では、図8及び図9に示すよ
うに、車体左側のシートフレーム3及びサブフレーム5
の接合部空間内にキーシリンダ組込ブラケット141を
設けて、このブラケット141に前記キーシリンダ13
1を組み付けている。そして左右のシートフレーム3,
3には、前記ラゲージボックス21後上部の幅狭な後方
膨出部29の前部側方に突出するステイ143,143
が夫々固設されており、このステイ143,143に
は、挿入孔144,144が夫々形成されている。更に
シートフレーム3,3間には、ラゲージボックス21後
上部の幅狭な後方膨出部29よりも後方位置でクロスプ
レート145が横架固設されている。
【0022】本発明のシートロック装置80の組み付け
は、予め各構成部品をアッシー状態に組み上げてから、
図3にも示されるように、左右の前記ベースプレート8
1前端の係止突起83を前記ステイ143の挿入孔14
4に差し込んで、ベースプレート81後端の結合片84
を前記クロスプレート145上面にネジ止めすることに
より、簡単に行なわれる。以上の組付状態において、図
9に示すように、ラゲージボックス21後上部の幅狭な
後方膨出部29の左右両側方に形成された空間に、ベー
スプレート81、ロックアーム85、スプリング89及
びロック解除レバー93が夫々配設されて、後方膨出部
29の後方には、ロック解除連動軸91が配設されてい
る。
【0023】以上の構成によるシートロック装置80を
備えているので、実施例では、後方ヒンジ方式で脱着容
易なタンデム型シート11の略中央部のバンド14付近
において、そのシート底板15左右のストライカ10
3,103が、左右のベースプレート81,81のガイ
ド溝82,83内を下降して、ロックアーム85,85
の係合溝86,86に進入し、このロックアーム85,
85を、図3、図10及び図12において、ピン88,
88を支点に時計廻りに回動させ、ロック解除レバー9
3,93との間に張設した引張コイルスプリング89,
89のデッドポイントを乗り越えた引っ張り力によっ
て、左右のストライカ103,103のロック状態の保
持が行なわれる。このように、タンデム型シート11に
おいて、バンド14を設けて強度的にも有利なシート底
板15略中央部を左右とも同時にロックして、そのロッ
ク状態を保持できるので、シート11前部のライダー用
クッション部13下方のラゲージボックス21に対する
盗難対策等、悪戯防止対策の面で優れたものとなってい
る。
【0024】また、シートロックの解除は、キーシリン
ダ131に図示せぬイグニッションキーを差し込んで、
そのロック解除操作カム133を、図3及び図10にお
いて、反時計廻りに回動させ、U字形係合部99を介し
てロック解除操作アーム97を時計廻りに回動し、即
ち、ロック解除連動軸91を回動する。これにより、ロ
ック解除連動軸91左右端のロック解除レバー93,9
3が同様に時計廻りに回動して、そのロック解除カム9
4,94を介してロックアーム85,85を押し上げる
如く反時計廻りに回動させ、引張コイルスプリング8
9,89のデッドポイント乗り越えを再び行なわせて、
ロックアーム85,85を初期状態に戻し、その係合溝
86,86からのストライカ103,103の離脱を可
能にする。このように、左右のシートロックを、連動軸
91を用いて同時に解除できるので、ロック解除操作の
面でも便利なものとなっている。
【0025】しかも、図9に示した通り、ラゲージボッ
クス21後上部の幅狭な後方膨出部29の左右両側方に
形成された空間に、ベースプレート81、ロックアーム
85、スプリング89及びロック解除レバー93を夫々
配設して、後方膨出部29の後方に、ロック解除連動軸
91を配設した構造のため、ロックアーム85の下方や
前方にロック解除レバー93及びロック解除連動軸91
を配設した場合に比べ、その後方膨出部29の分だけ、
ラゲージボックス21の開口部27並びに容量を大きく
とることができるものとなっている。尚、以上の実施例
の他、前方ヒンジ方式によるタンデム型シートにも本発
明は適用でき、また、ラゲージボックスの具体的形状等
も任意に変更可能である。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明のシートロック装置
を備えた自動二輪車によれば、タンデム型シートの底板
略中央部に設けたストライカに係合ロックする左右のロ
ックアームの後方にロック解除レバーを配設して、左右
のロック解除レバー間に架設した連動軸を、シート前部
下方に配設したラゲージボックスの後方に配置した構造
のため、シートロック状態下での悪戯防止対策上並びに
ロック解除操作性も有利なシートロック装置でありなが
ら、連動軸の前方で、且つ左右のロックアーム及びロッ
ク解除レバー間の空間を利用して、ラゲージボックスの
開口部並びに容量を大きくとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した自動二輪車のシート前部及び
その下方のラゲージボックス部分を示す縦断側面図
【図2】ラゲージボックスをシートフレームとの関係と
ともに示す斜視図
【図3】シート構造をシートフレームとの関係とともに
示す破断側面図
【図4】シートフレーム後端部間のヒンジシャフト部分
を示す後面図
【図5】本発明を適用したシート単品を示す破断側面図
【図6】同じく斜視図
【図7】同じく底面図
【図8】本発明に係るシートロック装置を取り付けるフ
レーム部分の側面図
【図9】同じく平面図
【図10】本発明に係るシートロック装置の斜視図
【図11】同じく平面図
【図12】同じく側面図
【符号の説明】
1…メインフレーム、3…シートフレーム、5…サブフ
レーム、11…タンデム型シート、15…シート底板、
21…ラゲージボックス、27…上方開口部、80…シ
ートロック装置、81…ベースプレート、82…ストラ
イカガイド溝、85…ロックアーム、86…ストライカ
係合溝、89…スプリング、91…ロック解除連動軸、
93…ロック解除レバー、97…ロック解除操作アー
ム、103…ストライカ、131…キーシリンダ、13
3…ロック解除操作カム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 フレーム上に載置するタンデム型シート
    を後方或いは前方のヒンジ方式により起倒自在または着
    脱可能に備えて、シート前部の下方に上方に開口部を有
    する荷物収納用のラゲージボックスを備える自動二輪車
    において、前記シートの底板の略中央部をロックする左
    右一対のシートロック機構を前記フレーム側に設け、こ
    のシートロック機構は、前記シート底板の略中央部に設
    けたストライカに係合ロックするロックアームの後方に
    ロック解除レバーを配設して、左右のロック解除レバー
    間に架設した連動軸を前記ラゲージボックスの後方に配
    置したことを特徴とする自動二輪車のシートロック装
    置。
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