JP5588703B2 - 塵芥収集車 - Google Patents

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Description

本発明は、車体フレームと塵芥収容箱との間に、例えば駆動装置の一部を配置するための箱下空間が形成されている塵芥収集車に関する。
従来の塵芥収集車は、車体フレーム上に搭載された塵芥収容箱の後方に塵芥投入箱を備えており、この塵芥投入箱内には、当該塵芥投入箱内に投入された塵芥を塵芥収容箱に積み込むための積込装置が設けられている。この積込装置は、車両に搭載された駆動装置を駆動させることにより積み込み動作を行うようになっている(例えば、特許文献1参照)。
そして、本願出願人は、車体フレーム上に上記駆動装置等の搭載機器を配置するスペースを確保するために、車体フレームの上面と塵芥収容箱の底面前部との間に箱下空間を形成した塵芥収集車を既に提案している(特願2009−220978号)。この箱下空間は、塵芥収容箱内の塵芥収容スペースが減少するのを抑制するために、塵芥収容箱の底面を支持している支持部材に窪み部や貫通孔を形成することによって箱下空間が形成されている。
特開2005−97000号公報
上記塵芥収集車の支持部材は、塵芥収容箱の底面を支持するとともに、当該底面を補強する役目も果たしている。しかし、支持部材には、塵芥収容箱の底面前部の下方に箱下空間を形成するために窪み部等が形成されているため、塵芥収容箱の底面前部を十分に補強することができない。このため、塵芥収容箱の底面前部が下方に撓むことによって、当該底面前部や支持部材が箱下空間に配置されている搭載機器と干渉し、搭載機器が損傷するという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、塵芥収容箱の底面前部の下方に箱下空間が形成されることに起因して塵芥収容箱の底面前部の剛性が低下するのを抑制することができる塵芥収集車を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明の塵埃収集車は、車体フレームの上方に配置され、後面に開口部を有する塵芥収容箱と、前記塵芥収容箱の前記開口部に連接して設けられ、後部に塵芥の投入口を有する塵芥投入箱と、前記塵芥収容箱内において前方位置と後方位置との間で前後移動可能に設けられ、下部に後下がりに傾斜している傾斜部を有する排出板と、前記塵芥投入箱内に投入された塵芥を前記塵芥収容箱に積み込む動作を行うとともに、前記排出板を後方移動させて当該塵芥収容箱内の塵芥を前記開口部から排出するための動作を行う積込装置と、前記積込装置の少なくとも一部を動作させる駆動装置と、前記車体フレームと前記塵芥収容箱の底面前部との間に箱下空間を形成した状態で、当該塵芥収容箱の底面を下方から支持している支持部材とを備えた塵芥収集車であって、前記塵芥収容箱の底面前部よりも上方に配置されているとともに、前記排出板を前記前方位置に位置させた状態で前記傾斜部よりも前方に配置され、前記塵芥収容箱の底面前部を補強する補強部材を備え、前記補強部材は、前記塵芥収容箱の底面に形成された凹部を覆い、前記塵芥収容箱の底面に沿って水平方向に延びる補強本体部と、当該補強本体部から下方に前記凹部の底面まで延びる遮蔽部とを有していることを特徴としている。
このような構成の塵芥収集車によれば、塵芥収容箱の底面前部を上方から補強部材により補強するようにしたので、上記底面前部の下方に箱下空間を形成するために支持部材に窪み部や貫通孔が形成されていても、上記底面前部の剛性が低下するのを抑制することができる。この結果、塵芥収容箱の底面前部が下方に撓むのを抑制することができるため、当該底面前部又は支持部材が箱下空間に配置されている搭載機器と干渉し、搭載機器が損傷するのを抑制することができる。しかも、補強部材は、排出板を前方位置に位置させたときに当該排出板の傾斜部の前方に形成されるデッドスペースに配置されているため、排出板より後方の塵芥収容スペースを減少させることなく、塵芥収容箱の底面前部を補強することができる。
また、前記補強部材は、前記塵芥収容箱の底面に形成された凹部を覆うように配置されているので、塵芥収容箱の底面に形成された凹部を利用することにより、塵芥収容箱の底面前部に剛性の高い断面略ボックス状の補強構造を形成することができる。したがって、安価な構成で塵芥収容箱の底面前部を補強することができる。
また、前記駆動装置の少なくとも一部は、前記箱下空間に配置されていることが好ましい。この場合、箱下空間に配置された駆動装置の一部が、当該底面前部又は支持部材と干渉して損傷するのを抑制することができる。
また、前記駆動装置は、前記積込装置の少なくとも一部を動作させるための動力源であるバッテリを有しており、前記バッテリは、前記箱下空間に配置されていることが好ましい。この場合、箱下空間に配置されたバッテリが、当該底面前部又は支持部材と干渉して損傷するのを抑制することができる。
本発明の塵芥収集車によれば、塵芥収容箱の底面前部を支持する支持部材に箱下空間を形成するための窪み部を形成しても、塵芥収容箱の底面前部の剛性が低下するのを抑制することができる。
本発明の実施形態に係る塵芥収集車の側断面図である。 塵芥収集車の背面図である。 塵芥収集車の制御ブロック図である。 塵芥収集車の平面図である。 塵芥収容箱とバッテリとの配置関係を模式的に示す車両前方から見た断面図である。 塵芥収容箱の底面前部を示す平面図である。 図6のA−A断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る塵芥収集車の側断面図である。図において、この塵芥収集車1は、運転室(キャブ)1aと、運転室1aの下部から後方へ延びて形成されている左右一対の車体フレーム1bと、車体フレーム1bの上方に配置された塵芥収容箱2と、塵芥収容箱2の後方に配置された塵芥投入箱3とを備えている。塵芥収容箱2の後面には、開口部2aが形成されている。塵芥投入箱3の後部には、塵芥が投入される投入口3aが形成されており、この投入口3aを上下にスライドして開閉する蓋3bが設けられている。塵芥投入箱3の前方下部には、塵芥投入箱3に投入された塵芥を塵芥収容箱2に収容するための開口3dが設けられている。
塵芥投入箱3は、上部に設けられた支点Pを中心に回動可能であり、これによって塵芥収容箱2に対しての開閉動作が可能である。塵芥投入箱3は、図の実線で示す位置では塵芥収容箱2を閉鎖し、図の二点鎖線で示すように上方へ回動したときは塵芥収容箱2を開放して塵芥を排出することができる状態とする。
次に、塵芥投入箱3内に設けられている積込装置Tについて説明する。まず、塵芥投入箱3の左右の側壁3cには斜め上下に延びるガイドレール4が設けられており、スライダ5に取り付けられた左右一対二組のローラ6は、このガイドレール4内を斜め上下に移動することができる。スライダ5は、図示のような側面形状の左右の部材間を車幅方向に延びるプレート等(図示せず)により接続して一体化したものである。また、スライダ5の下端部には、ピン7を介して押込板8が回動自在に取り付けられている。押込板8もまた、図示のような側面形状の左右の部材間を車幅方向に延びるプレート等(図示せず)により接続して一体化したものである。
一方、プッシュシリンダ(圧縮駆動手段)9のシリンダ側端部はピン10により左右両側壁3cに取り付けられており、ピストン側端部はピン11により、スライダ5の上端部に接続されている。他方、プレスシリンダ(押込駆動手段)12のシリンダ側端部はピン13により押込板8に接続されており、ピストン側端部は上記ピン11により、スライダ5の上端部に接続されている。スライダ5は押込板8と共に、プッシュシリンダ9の伸長動作により斜めに上昇し、収縮動作により斜めに下降する。また、押込板8は、プレスシリンダ12の伸長作動によりピン7を中心として時計回り方向に回動し、収縮作動により反時計回り方向に回動する。
これにより、押込板8は、図の実線で示す原位置から、プレスシリンダ12の収縮作動によりピン7を中心として反時計回り方向に回動する「反転」の行程を行う。また、押込板8は、反転工程後に、プッシュシリンダ9の収縮作動により「一次圧縮」の行程を行い、続いてプレスシリンダ12の伸長作動により時計回り方向に回動する「二次圧縮」の行程を行う。さらに、押込板8は、プッシュシリンダ9の伸長作動により「押込」の行程を行い、原位置に戻る。
塵芥収容箱2の内部には、車両の前後方向に移動可能に排出板18が設けられ、この排出板18の後方(排出板18と開口部2aとの間)に、塵芥を収容する収容スペースSaが形成されている。テレスコ式のディスチャージシリンダ (排出板駆動手段)19のシリンダ側端部19aは排出板18の後述する傾斜部18aの車幅方向略中間部に接続され、ピストン側端部19bは塵芥収容箱2の前壁2dの車幅方向略中間部に接続されている。排出板18は、ディスチャージシリンダ19の伸縮により、図1の実線で示す最も後方に位置する後方位置と二点鎖線で示す最も前方に位置する前方位置との間で移動可能である。上記収容スペースSaが空のとき、排出板18は後方位置より少し前方に位置する初期位置にあり、押込板8により塵芥収容箱2内に積み込まれた塵芥を、押込板8と排出板18との間で圧縮するようになっている。そして、上記塵芥の積み込み量が増加すると、ディスチャージシリンダ19を徐々に収縮させて排出板18を前方へ移動させ、収容スペースSaを広げるようになっている。また、ディスチャージシリンダ19を伸長させて排出板18を後方へ移動させることにより、塵芥収容箱2に収容された塵芥を、開口部2aから外部へ排出できるようになっている。
排出板18の下部には、後ろ下がりに傾斜した傾斜部18aが形成されており、押込板8の押込動作により、収容スペースSaに積み込まれた塵芥を、前記傾斜部18aに沿って上方へ移動させるようになっている。これにより、収容スペースSa全体にわたって隙間なく塵芥を収容することができる。
図2は、塵芥収集車1の背面図である。塵芥投入箱3の左右両端に配置された一対のスイングシリンダ(投入箱駆動手段)20は、上端が塵芥収容箱2側に取り付けられ(図1参照)、下端が塵芥投入箱3に取り付けられている。このスイングシリンダ20を伸長動作させると塵芥投入箱3が上方へ回動して塵芥収容箱2を開き、収縮動作するとこれを閉じる。
なお、本実施形態では、上記押込板8と、プッシュシリンダ9と、プレスシリンダ12と、ディスチャージシリンダ19と、スイングシリンダ20とによって、積込装置Tが構成されている。
図2において、塵芥投入箱3の左右両側壁3cの後部には、それぞれスイッチボックスSB2,SB3が設けられている。スイッチボックスSB2の側面には、押込板8の動作として「連続サイクル」又は「1サイクル」のどちらかの動作モードに選択するための動作選択スイッチ42が、正面には、各動作モードで積込動作を開始させるための積込スイッチ43、連続サイクル動作を停止させるための停止スイッチ44がそれぞれ設けられている。その他のスイッチについては、緊急時にのみ用いるスイッチ等であり、詳細な説明は省略する。なお、停止スイッチ44は右側のスイッチボックスSB3にも設けられている。
図3は、塵芥収集車1の制御ブロック図である。油圧ポンプ22は、オイルタンク21から吐出した作動油を、プッシュシリンダ9、プレスシリンダ12、ディスチャージシリンダ19、及びスイングシリンダ20に供給するものである。この油圧ポンプ22を駆動する電動モータ45は、専用のバッテリ46を動力源として制御部47の出力により駆動される。なお、油圧ポンプ22と電動モータ45とによりパワーユニット49が構成されている。
バッテリ46は、充電器50を介して外部の商用電源から供給される電力で充電されるようになっている。なお、1回の充電により、6回の収集作業(1回の収集作業は、積込装置Tの1サイクル動作を100回及び排出板18の排出動作を1回行う作業)を行うことができる程度の電力を蓄電することができる。充電器50は、バッテリ46の充電を制御する充電制御部50aと、商用電源から供給される交流電力を直流電力に変換する整流部50bとを備えており、商用電源からの電源ケーブル51をコネクタ52に接続することにより、電力が供給されるようになっている。
コネクタ52は、制御ボックス56(後述)に収納されたAC/DCコンバータ53にも接続されている。このAC/DCコンバータ53は、商用電源からコネクタ52を介して供給された交流電力を直流電力に変換し、その直流電力を制御部47に供給するようになっている。これにより、制御部47は、電動モータ45を商用電源からの電力供給によりバッテリ46を介さずに直接駆動させることもできる。なお、AC/DCコンバータ53は、制御部47に内蔵されていてもよい。
制御部47は、制御ボックス56内に収納されており、運転室1a内に設けられたエンジン始動用のキースイッチ55及びメインスイッチ34を介して通電される。なお、運転室1a内には、上記メインスイッチ34、塵芥投入箱3を開閉操作するテールゲートスイッチ35、排出板18を前後移動操作するための排出板スイッチ36等を有するスイッチボックスSB1が設けられている。
また、制御ボックス56内には、制御部47への電力供給を断接するためのコントロールスイッチ57が設けられている。コントロールスイッチ57は、通常時はオン状態に保持されており、制御部47が故障をした場合などの非常時に、キースイッチ55をオフ操作することにより、コントロールスイッチ57をオフ状態に切り換え、バッテリ46及びAC/DCコンバータ53(商用電源)から制御部47への電力供給を遮断できるようになっている。なお、コントロールスイッチ57は、キースイッチ55以外に、別途専用の操作スイッチにより切り換えるようにしてもよい。
制御部47には、図示の各機能スイッチ(SWと表記。以下同様。)34〜36,42〜44から入力信号が与えられる。プッシュシリンダ9、プレスシリンダ12、ディスチャージシリンダ19、及びスイングシリンダ20は、制御部47によって各シリンダ9,12,19,20の伸縮動作を切り換える電磁弁(図示せず)を切り換えることにより、それぞれ個別に伸縮動作される。
なお、上記制御部47、AC/DCコンバータ53、制御ボックス56及びコントロールスイッチ57とにより制御装置Cが構成されている。また、上記オイルタンク21、バッテリ46、パワーユニット49、充電器50、コネクタ52及び制御装置Cとにより駆動装置58が構成されている。本実施形態の駆動装置58は、積込装置Tを構成するすべてのシリンダ9,12,19,20を動作させているが、少なくとも一つのシリンダを動作させていればよい。
図1において、車体フレーム1b上には、塵芥収容箱2の底面である底板2bを車体フレーム1bに対して所定の高さ位置で支持するための支持部材61が設けられている。支持部材61は、塵芥収容箱2の底板2bに沿って配置された支持本体部62と、支持本体部62の前端部、中央部及び後端部のそれぞれ下方に配置された前支持部63、中央支持部64及び後支持部65とを備えている。
支持本体部62は、前後方向に延びて形成された左右一対のチャンネル材からなり、各支持本体部62の上面は、塵芥収容箱2の底板2bに溶接により固定されている。各支持本体部62の前後方向の長さは、塵芥収容箱2の底板2bの前後方向の長さと略同一に形成されている。また、各支持本体部62の車幅方向の配置間隔は、各車体フレーム1bの車幅方向の配置間隔と略同一に形成されている。また、支持本体部62の下面前部には、下方に開口する凹部62aが形成されている。
前支持部63及び中央支持部64は、後述する取付部材71の上面に溶接により固定され、一体的にユニット化されている。前支持部63及び中央支持部64の上面には、支持本体部62下面の前端部及び中央部がそれぞれ載置された状態で、図示しないボルトにより固定されている。
後支持部65は、車体フレーム1b上面の後端部に溶接により固定されている。後支持部65の上面には、支持本体部62下面の後端部が載置された状態で、図示しないボルトにより固定されている。なお、支持部材61は支持本体部62と各支持部63〜65とが全て一体形成されたものであってもよい。また、支持部材61を嵩高に形成した支持本体部62のみにより構成することも可能である。
支持部材61には、支持本体部62の下面に形成された上記凹部62aと、前支持部63の後面と、中央支持部64の前面とによって、下方に開口する窪み部66が形成されている。この窪み部66と車体フレーム1bの上面との間には箱下空間Sdが形成されている。なお、箱下空間Sdは、塵芥収容箱2の底板2bと支持部材61の上方に開口させた窪み部とにより形成することも可能である。また、支持部材61に貫通孔を形成することにより箱下空間Sdを形成してもよい。
前支持部63の前面及び塵芥収容箱2の前壁2dと運転室1aの後壁との間には、箱前空間Sf(キャブバックスペース)が形成されている。
図4は塵芥収集車の平面図である。図1及び図4において、駆動装置58の全構成部材は、箱下空間Sd及び箱前空間Sfにそれぞれ配置されている。具体的には、箱下空間Sdにはバッテリ46及び充電器50が配置され、箱前空間Sfにはパワーユニット49、制御装置C及びオイルタンク21が配置されている。また、駆動装置58の全構成部材は、一体的にユニット化した状態で車体フレーム1bに搭載されるように共用の取付部材71上に取り付けられている。この取付部材71は車体フレーム1b上にUボルト等により固定されている。
図1において、充電器50に接続されるコネクタ52は、左舷側の中央支持部64後方の取付部材71上面に、その接続口52aを外側方に向けて取り付けられている。したがって、外部電源からの電源ケーブル51を車両の左舷側から容易にコネクタ52に接続することができる。なお、コネクタ52は、中央支持部64の後面に取り付けられていてもよい。
バッテリ46は、図4の平面視において矩形状に形成されており、その長手方向が車幅方向(左右方向)に延びるように配置されている。図5は、塵芥収容箱2とバッテリ46との配置関係を模式的に示す車両前方から見た断面図である。バッテリ46上面の左右両端部には、凸部46c,46dが形成されており、各凸部46c,46dは、左右の支持本体部62の凹部62aに導入されている。また、バッテリ46上面の左右方向の中央部には、凹部46eが形成されている。この凹部46eには、塵芥収容箱2の底板2bに下方に突出するように一体形成された突出部2eが導入されている。この突出部2eは、底板2bの前後方向の全長に亘って形成されている。
図6は塵芥収容箱2の底面前部を示す平面図であり、図7は図6のA−A断面図である。塵芥収容箱2内には、底板2bの前部を補強するための補強部材80が設けられている。この補強部材80は、図1に示すように、排出板18を前方位置に位置させた状態で、当該排出板18より前方であってかつ傾斜部18aの下部前方に形成されるデッドスペースSbに配置されている。図7において、この補強部材80は、一枚の平板部材を折り曲げてへ字状に形成されたものであり、底板2bに沿って水平方向に延びる補強本体部81と、この補強本体部81に対して後下がりに傾斜して延びる遮蔽部82とを有している。
図5及び図6において、補強本体部81は、平面視において略矩形に形成されており、上記突出部2eの上方に形成された凹部2fを上方から覆うように配置されている。補強本体部81の左右両端部は、底板2bの上面に溶接により固定されている。これにより、補強本体部81と凹部2fとによって断面略ボックス状の剛性の高い補強構造を形成することができる。
遮蔽部82は、平面視において台形状に形成されており、補強本体部81の後方において上記凹部2f内に配置されている。遮蔽部82の左右両側縁82aは、上記凹部2fの左右両側面の傾斜に沿って車幅方向内側に傾斜しており、当該左右両側面にそれぞれ溶接により固定されている。また、遮蔽部82の後端縁82bは、凹部2fの底面に沿って車幅方向へ延びており、当該凹部2fの底面に溶接により固定されている。これにより、凹部2fの遮蔽部82より前方側は当該遮蔽部82によって遮蔽されるため、収容スペースSa内の塵芥から漏れた汚水が凹部2fの後方側から遮蔽部82より前方側へ流れ込むのを防止することができる。
以上のように構成された本実施形態の塵芥収集車1によれば、塵芥収容箱2の底面(底板2b)前部を上方から補強部材80により補強するようにしたので、上記底面前部の下方に箱下空間Sdを形成するために支持部材61に窪み部66や貫通孔が形成されていても、上記底面前部の剛性が低下するのを抑制することができる。この結果、塵芥収容箱2の底面前部が下方に撓むのを抑制することができるため、当該底面前部又は支持部材61が箱下空間Sdに配置されているバッテリ46(駆動装置58)と干渉し、バッテリ46が損傷するのを抑制することができる。しかも、補強部材80は、排出板18の下部前方に形成されるデッドスペースSbに配置されているため、排出板18より後方の塵芥収容スペースSaを減少させることなく、塵芥収容箱2の底面前部を補強することができる。
また、補強部材80が、塵芥収容箱2の底板2bに形成された凹部2fを覆うように配置されているため、凹部2fを利用することにより塵芥収容箱2の底面前部に剛性の高い断面略ボックス状の補強構造を形成することができる。したがって、安価な構成で塵芥収容箱2の底面前部を補強することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態の補強部材80は、略平板状に形成されているが、底板2bを補強することができれば、他の形状であってもよい。
また、積込装置Tは、バッテリ46を動力源としているが、車両のエンジンを動力源としてもよい。この場合、駆動装置58は、オイルタンク21と、パワーユニット49と、制御装置Cとにより構成される。
さらに、箱下空間Sdには、駆動装置58の一部(バッテリ46等)が配置されているが、駆動装置58以外に車体フレーム1b上に搭載されるスペアタイヤ等の搭載機器が配置されていてもよい。
また、積込装置Tは、押込板8のみで塵芥を積み込むプレス式であるが、押込板と回転板との協働により塵芥を積み込む回転板式であってもよい。
1 塵芥収集車
1b 車体フレーム
2 塵芥収容箱
2a 開口部
2b 底板(底面)
2f 凹部
3 塵芥投入箱
3a 投入口
18 排出板
18a 傾斜部
46 バッテリ
58 駆動装置
61 支持部材
80 補強部材
Sd 箱下空間
T 積込装置

Claims (4)

  1. 車体フレームの上方に配置され、後面に開口部を有する塵芥収容箱と、
    前記塵芥収容箱の前記開口部に連接して設けられ、後部に塵芥の投入口を有する塵芥投入箱と、
    前記塵芥収容箱内において前方位置と後方位置との間で前後移動可能に設けられ、下部に後下がりに傾斜している傾斜部を有する排出板と、
    前記塵芥投入箱内に投入された塵芥を前記塵芥収容箱に積み込む動作を行うとともに、前記排出板を後方移動させて当該塵芥収容箱内の塵芥を前記開口部から排出するための動作を行う積込装置と、
    前記積込装置の少なくとも一部を動作させる駆動装置と、
    前記車体フレームと前記塵芥収容箱の底面前部との間に箱下空間を形成した状態で、当該塵芥収容箱の底面を下方から支持している支持部材とを備えた塵芥収集車であって、
    前記塵芥収容箱の底面前部よりも上方に配置されているとともに、前記排出板を前記前方位置に位置させた状態で前記傾斜部よりも前方に配置され、前記塵芥収容箱の底面前部を補強する補強部材を備え
    前記補強部材は、前記塵芥収容箱の底面に形成された凹部を覆い、前記塵芥収容箱の底面に沿って水平方向に延びる補強本体部と、当該補強本体部から下方に前記凹部の底面まで延びる遮蔽部とを有していることを特徴とする塵芥収集車。
  2. 前記遮蔽部は、前記補強本体部に対して後下がりに傾斜して延びている請求項1記載の塵芥収集車。
  3. 前記駆動装置の少なくとも一部が、前記箱下空間に配置されている請求項1又は2に記載の塵芥収集車。
  4. 前記駆動装置が、前記積込装置の少なくとも一部を動作させるための動力源であるバッテリを有しており、
    前記バッテリが、前記箱下空間に配置されている請求項3に記載の塵芥収集車。
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