JP5926019B2 - 塵芥収集車 - Google Patents
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Description
この開閉扉は四隅にガイドローラを備え、4つのガイドローラをガイドレールに挿入することにより、開閉扉を上下移動する際のガタつきを抑えることができるようになっている。(特許文献1参照)
これによると、カバーを取り外すとテーブルを展開するので、カバーを取り外す際にテーブルと引っ掛かることを防止することができ、さらに蓋本体の取り外し作業を容易にすることができる。
塵芥投入箱Tの側壁T4の後端縁には、スライドレール91が溶接により固定されている。当該スライドレール91は、投入口T1の側縁に位置する下スライドレール91aと、下スライドレール91aに連結部91bを介して連結されるとともに車両前後方向に長手方向を向けた上スライドレール91cとを有する。下スライドレール91aと上スライドレール91cとは断面コ字状のチャンネル材よりなり、連結部91bは断面コ字状のチャンネル材を湾曲させている。下スライドレール91aと連結部91bと上スライドレール91cとはコ字状断面の開口が一致するように溶接にて連結固定している。そして、スライドレール91は左右一対あり、コ字状断面の開口が対向するように左右の両側壁T4に固定している。スライドレール91(下スライドレール91a)の下限91dは開口内部に溶接固定したプレートが、上限はクッションゴム91eがそれぞれ配置されている。
塵芥収集車がゴミステーション間を移動する場合には投入口T1から塵芥が零れ落ちることを防止するため蓋5を閉鎖している。蓋本体51は図3に示す状態であって、詳しくは下部ローラ52aが下限91dに当接し、ロックバー53は左右に突出することで下ロック孔91fに挿入され、閉鎖位置で保持されている。この状態で作業者がハンドル51aを握り、図示しないレバーを操作することでロックバー53を蓋本体51の内部に格納し、下ロック孔91fとの係合が解除される。これにより蓋本体51はスライドレール91に沿って移動することができるようになる。作業者はハンドル51aを引き上げて蓋本体51を上方に持ち上げる。このとき付勢部材54が上方に持ち上げる方向に復元力を作用させているため作業者は容易に蓋本体51を持ち上げて投入口T1を開放することができる。
なお、上部ローラ52bは車両前後方向に向かって配置された上スライドレール91cに沿って移動するため、蓋本体51の上縁は車両前方に向かって移動する。これにより蓋本体51はその姿勢を寝かせた状態へと変化させつつ補強桁T5の下方を移動し、塵芥投入箱T内部に収納される。
図7は、図3のVII線断面図であり、図7(a)は切欠部91hを閉鎖した状態を示し、図7(b)は切欠部91hを開放した状態を示している。
スライドレール91の中央部(下スライドレール91cの上部)には車両後方に相当する位置(図7にあっては紙面上方)に切欠部91hが設けられている。通常、塵芥収集車Gを使用する際は切欠部91hをカバー92が覆っている。具体的には、断面L字状のアングル材により形成されたカバー92は図7(a)に示したように横部92aをスライドレール91の切欠部91hを覆い、縦部92bをスライドレール91の側面に沿うように配置し、ボルト93aを縦部92bと側壁T4とに予め設けた孔に通し、側壁T4の内面に溶接固定したナット93bにねじ込むことで固定する。これにより、スライドローラ52は、カバー92の横部92aに規制され、切欠部91hから車両後方に移動することはない。従って、蓋本体51のスライドローラ52はスライドレール91の内部に案内されて、蓋本体51を上下に移動することができる。
そして、付勢部材54のバンド54cは左右が均等に繰り出されるため、蓋本体51の下方に配置されたハンドル51aを持った状態で取り外し作業をおこなったとしても、蓋本体51の上縁が極端に左右に揺れ、姿勢を崩してしまうことを抑制できる。
基本構成は上記の実施例と同一であるため説明を省略する。なお、本他実施例は、切欠部91hの位置とカバー92が上記実施例と異なる。
カバー92'にはロック孔95を一体的に固定しているため、カバー92'を取り外せばロック55bとロック孔95との係合が解除される。これによりテーブル55は起立姿勢を保持できなくなり、展開姿勢(一点鎖線の姿勢)まで回動する。すると、テーブル55を蓋本体51の下縁から遠ざかるため、蓋本体51を取り外す際にテーブル55と接触してしまうことを抑制することができる。
上記実施例では上下のスライド部としてローラを例示したが、回転しないスライド部材、例えば樹脂製シューなどを用いてもよい。
B 塵芥収容箱
T 塵芥投入箱
5 蓋
51 蓋本体51
52 スライドローラ
52a 下部ローラ52a(下部スライド部)
52b 上部ローラ52b(上部スライド部)
54 付勢部材
55 テーブル
91 スライドレール
92 カバー
92' カバー
93a ボルト
93b ナット
94 保護板
95 ロック孔(被係合部)
Claims (2)
- 車体フレーム上に搭載した塵芥収容箱と、該塵芥収容箱の後方に設けられるとともに後部に投入口及び内部に積込装置を有する塵芥投入箱と、投入口を開閉する蓋とを備えた塵芥収集車であって、
前記塵芥投入箱はスライドレールを備え、
前記蓋は、蓋本体と、該蓋本体の両端部の上下に上部スライド部と下部スライド部とを備え、上部スライド部と下部スライド部とが前記スライドレールに沿って移動することで投入口を開閉し、
スライドレールは、車両後方に向けて開けた切欠部と、取り付けた際には切欠部を覆いスライドレールの一部となるカバーとを有し、
前記スライドレールは上部スライド部と下部スライド部とをスライド可能に連続し、
前記切欠部は蓋本体を投入口解放位置まで持ち上げた際の下部スライド部の下方であってスライドレールの中央部に設けたことを特徴とする塵芥収集車。 - 車体フレーム上に搭載した塵芥収容箱と、該塵芥収容箱の後方に設けられるとともに後部に投入口及び内部に積込装置を有する塵芥投入箱と、投入口を開閉する蓋とを備えた塵芥収集車であって、
前記塵芥投入箱はスライドレールを備え、
前記蓋は、蓋本体と、該蓋本体の両端部の上下に上部スライド部と下部スライド部とを備え、上部スライド部と下部スライド部とが前記スライドレールに沿って移動することで投入口を開閉し、
スライドレールは、車両後方に向けて開けた切欠部と、取り付けた際には切欠部を覆いスライドレールの一部となるカバーとを有し、
前記塵芥投入箱は投入口下部に揺動可能なテーブルを備え、
前記テーブルを起立姿勢で保持する被係合部および前記スライドレールの変形を防止する保護板を前記カバーに取り付けたことを特徴とする塵芥収集車。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011197779A JP5926019B2 (ja) | 2011-09-12 | 2011-09-12 | 塵芥収集車 |
Publications (2)
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Family
ID=48185293
Family Applications (1)
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JP2011197779A Active JP5926019B2 (ja) | 2011-09-12 | 2011-09-12 | 塵芥収集車 |
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