JP3502897B2 - スライドドアの組付け構造 - Google Patents
スライドドアの組付け構造Info
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Description
レール内からのローラの抜け止めをし得るスライドドア
の組付け構造に関する。
のドアには、スライドして開閉するスライドドアが一般
に採用されている。
中下の3つのガイド材である案内レールが車体に取り付
けられており、この内の上部に位置するアッパレールは
車両の内側に設置され、スライドドアと車両の内側に設
置されたアッパレールとの間をスライドドア側から延び
るアームで繋いでいて、アームの先端側に支持されるロ
ーラがアッパレールに案内されるようになっていた。
に、アーム116の先端側に支持されるローラ118を
アッパレール114内に挿入するには、アッパレール1
14のスライドドア全開端側に開口117を設けローラ
118を挿入し、ドアストッパ(図示せず)を設けたカ
バー115で開口を塞ぐ構造となっているため、ローラ
挿入口はローラの摺動範囲外に設けなければならず、ボ
ディ開口部のレール後端部付近にローラ118の通過ス
ペースを設けなければならず、結果的にスライドドアの
開口量が小さくなる。
たもので、ローラの摺動範囲内にローラ挿入口を設け、
スライドドアの開口量を確保しつつ、案内レール内から
のローラの抜け止めをワンタッチで装着し得るスライド
ドアの組付け構造を提供することを目的とする。
ドアの組付け構造は、車体に対してスライドして開閉さ
れるスライドドアと、スライドドア側に回転可能に支持
されるローラと、スライドドアのスライド方向に沿って
延びローラを収納しつつ案内する案内レールと、 案内レ
ールの長手方向の途中に設けられ、ローラを挿入し得る
挿入口と、案内レールに着脱可能に取り付けられて案内
レールの挿入口を閉鎖するクリップと、を含むことを特
徴とする。
は、車体に対してスライドして開閉されるスライドドア
と、スライドドアに基端側が支持されるアームと、アー
ムの先端側に回転可能に支持されるローラと、スライド
ドアのスライド方向に沿って延びローラを収納しつつ案
内する案内レールと、 案内レールの長手方向の途中に設
けられ、ローラを挿入し得る挿入口と、案内レールに着
脱可能に取り付けられて案内レールの挿入口を閉鎖する
クリップと、を含むことを特徴とする。
の作用を以下に説明する。車体に対してスライドして開
閉されるスライドドア側に、ローラが回転可能に支持さ
れる。このスライドドアのスライド方向に沿って延びロ
ーラを収納しつつ案内する案内レールが、長手方向の途
中にローラを挿入し得る挿入口を有し、案内レールの挿
入口を閉鎖するクリップが、案内レールに対して着脱可
能に取り付けられる。
挿入され、案内レールにローラが案内されてスライドし
つつスライドドアが開閉されるが、案内レールに対して
着脱可能に取り付けられるクリップの取り付けにより、
この挿入口が閉鎖される。
とした場合、或いはアームを揺動可能としてスイングす
る構造とした場合等でも、ローラを挿入口から挿入した
後にクリップで挿入口が閉鎖されることになるので、挿
入口からローラが外れることがなくなる。
用したので、案内レール内からのローラの抜け防止が省
スペースで出来るようになる。また、クリップの取り付
けという簡易な作業によりローラの抜け防止ができ、作
業性が向上して製造コストが低減される。さらにこれに
伴い、メインテンナンス時には、クリップを外すだけで
ローラの組み換えが簡単に出来るようになり、メインテ
ンナンス性も向上する。
の作用を以下に説明する。車体に対してスライドして開
閉されるスライドドアに基端側が支持されるアームの先
端側に、ローラが回転可能に支持される。このスライド
ドアのスライド方向に沿って延びローラを収納しつつ案
内する案内レールが、長手方向の途中にローラを挿入し
得る挿入口を有し、案内レールの挿入口を閉鎖するクリ
ップが、案内レールに対して着脱可能に取り付けられ
る。
先端側に支持されるローラが挿入され、案内レールにこ
のローラが案内されてスライドしつつスライドドアが開
閉されるが、案内レールに対して着脱可能に取り付けら
れるクリップの取り付けにより、この挿入口が閉鎖され
る。
高さを小さくしようとした場合、或いはアームを揺動可
能としてスイングする構造とした場合等でも、ローラを
挿入口から挿入した後にクリップで挿入口が閉鎖される
ことになるので、挿入口からローラが外れることがなく
なる。
いう小さな部材を採用したので、案内レール内からのロ
ーラの抜け防止が省スペースで出来るようになる。ま
た、クリップの取り付けという簡易な作業によりローラ
の抜け防止ができ、作業性が向上して製造コストが低減
される。さらにこれに伴い、メインテンナンス時には、
クリップを外すだけでローラの組み換えが簡単に出来る
ようになり、メインテンナンス性も向上する。
イドドアの組付け構造を図1から図7に示し、これらの
図に基づき本発明の実施の形態を説明する。
が適用されるスライドドア12の内面側に対向して、上
側から順にアッパレール14、センタレール16及びロ
アレール18が車体に設置されている。
6及びロアレール18は、スライドドア12のスライド
方向である車両20の前後方向(X方向)に沿って水平
方向に延びるように形成されているが、スライドドア1
2の開放時に、少なくともスライドドア12の厚み分だ
け車体の外側にスライドドア12を移動する関係から、
アッパレール14、センタレール16及びロアレール1
8の車両20の前部寄り部分が、車両20の内側寄りに
湾曲されて形成されている。
3に示すように断面略C状に形成されて、車両20のル
ーフ22と車室内空間Sの内壁を形成するルーフヘッド
ライニング24との間に配置されており、このアッパレ
ール14の車両20の前部寄り部分は、湾曲してスライ
ドドア12のスライド方向(X方向)と交差する方向で
ある上方(Z方向)へ案内する成分を有している。つま
り、案内レールであるアッパレール14は、車両20の
前方に行くにしたがって高くなるように形成されてい
る。
ール16及びロアレール18にスライドドア12が案内
されて滑ってスライド可能となるように、スライドドア
12側にこれらと係合するスライド部材がそれぞれ設置
されている。従って、このスライドドア12は、アッパ
レール14、センタレール16及びロアレール18によ
りスライド方向である車両20の前後方向に案内され
て、スライドしつつ開閉されることになる。
4に対応するスライド部材である揺動アーム26の基端
側は、スライドドア12にリベット止め或いはねじ止め
により連結されるベースブラケット28に支持軸30を
介して、上下方向に沿って揺動可能に支持されている。
この支持軸30には、ねじりコイルばね32が巻き付け
られていて、このねじりコイルばね32の一端側がベー
スブラケット28に形成された孔部28Aに係止されて
おり、このねじりコイルばね32の他端側が揺動アーム
26に形成された孔部26Aに係止されている。この
為、この揺動アーム26の基端側に設置されたねじりコ
イルばね32の付勢力により揺動アーム26が上方に付
勢されることになる。
ーム26の先端側には、ローラ34が回転自在に支持さ
れていて、このローラ34が断面略C状に形成されたア
ッパレール14内に収納されることで、揺動アーム26
の先端側がアッパレール14に係合されつつ案内される
ことになる。
レール14の下部には、アッパレール14の内側に延び
る係合部14Aが設けられており、この係合部14Aで
アッパレール14に収納されるローラ34の下面と係合
して、アッパレール14からのローラ34の抜け出しを
防止している。
アッパレール14の長手方向の途中の部分には、ローラ
34と係合する係合部14Aが切り欠かれた箇所が有
り、この切り欠かれた部分がローラ34を挿入し得る開
口とされるローラ挿入口36とされている。このローラ
挿入口36に対応するアッパレール14の部分には、ブ
ラケット38が溶接等により固着されており、このブラ
ケット38のローラ挿入口36に対応する部分であって
ブラケット38の中央部には、U字状に形成された被挟
持部38Aが、斜め下側に延びるように設けられてい
る。さらに、この被挟持部38Aの上部側の部分にブラ
ケット38を貫通する貫通穴38Bが形成されている。
プ40を形成する一対の挟持片40A、40Bがこの被
挟持部38Aを挟持することで、このクリップ40がブ
ラケット38に固定される。さらに、この一対の挟持片
40A、40Bの内の上部に位置する挟持片40Aの先
端側には、この挟持片40Aに対して屈曲されつつ挟持
片40Aから延びる着脱係合部40Cが形成されてい
る。
8を介してアッパレール14に着脱可能に取り付けら
れ、クリップ40の着脱係合部40Cがブラケット38
の貫通穴38Bを貫通してローラ34の下側に突出する
ことで、アッパレール14のローラ挿入口36を閉鎖す
ることになる。
ッパレール14への挿入作業について説明する。
されたアッパレール14の部分に、アッパレール14を
切り欠かいて形成されたローラ挿入口36が設けられて
いるので、このブラケット38の部分よりローラ34を
アッパレール14内に挿入することができる。そして、
一対の挟持片40A、40Bが相互に接するように中央
部が屈曲されて形成されたクリップ40をこのブラケッ
ト38に取り付ける。
ブラケット38の被挟持部38Aを差し込むように、ク
リップ40をブラケット38に押し込むことで、図5及
び図6に示すように、クリップ40がブラケット38を
介してアッパレール14に取り付けられて、ローラ34
のアッパレール14への挿入作業が完了する。
体に対してスライドして開閉されるスライドドア12に
基端側が支持される揺動アーム26の先端側に、ローラ
34が回転可能に支持される。このスライドドア12の
スライド方向に沿って延びてローラ34を収納しつつ案
内するアッパレール14が、ローラ34を挿入し得る開
口とされるローラ挿入口36を有し、このローラ挿入口
36を閉鎖するクリップ40が、アッパレール14に対
して着脱可能に取り付けられる。
36から揺動アーム26の先端側に支持されるローラ3
4が挿入され、アッパレール14にこのローラ34が案
内されてスライドしつつスライドドア12が開閉される
が、アッパレール14に対して着脱可能に取り付けられ
るクリップ40の取り付けにより、このローラ挿入口3
6が閉鎖される。
車室内空間Sへのルーフヘッドライニング24の張り出
しを防止して車室内空間Sを増大するべく、本実施の形
態のように、レール断面の高さを小さくしてA寸法(図
7に示す)を小さくすると共に、揺動アーム26を揺動
可能としてスイングする構造とした場合でも、ローラ3
4をローラ挿入口36から挿入した後に、クリップ40
でローラ挿入口36が閉鎖されることになるので、ロー
ラ挿入口36からローラ34が外れることがなくなる。
を採用したので、アッパレール14内からのローラ34
の抜け防止が省スペースで出来るようになる。また、ク
リップ40の取り付けという簡易な作業によりローラ3
4の抜け防止ができ、作業性が向上して製造コストが低
減される。さらにこれに伴い、メインテンナンス時に
は、クリップ40を外すだけでローラ34の組み換えが
簡単に出来るようになり、メインテンナンス性も向上す
る。
ブラケット38を介してアッパレール14に取り付けら
れているが、ブラケット38が無くてアッパレール14
に直接クリップ40を取り付けるようにしても良い。ま
た、アームを揺動可能な揺動アーム26としたが、アー
ムは揺動しない構造のものであっても良い。
スペースで案内レール内からのローラの抜け止めができ
るという効果が得られる。
付け構造を適用した車両の断面図である。
付け構造を適用したスライドドアの開閉を説明する斜視
図であって、実線が閉鎖の状態であり、二点鎖線が開放
の状態である。
付け構造の拡大断面図である。
付け構造の分解斜視図である。
ドドアの組付け構造の拡大断面図である。
付け構造の要部拡大斜視図である。
ドドアの組付け構造の拡大断面図である。
部拡大断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 車体に対してスライドして開閉されるス
ライドドアと、 スライドドア側に回転可能に支持されるローラと、 スライドドアのスライド方向に沿って延びローラを収納
しつつ案内する案内レールと、 案内レールの長手方向の途中に設けられ、 ローラを挿入
し得る挿入口と、 案内レールに着脱可能に取り付けられて案内レールの挿
入口を閉鎖するクリップと、 を含むことを特徴とするスライドドアの組付け構造。 - 【請求項2】 車体に対してスライドして開閉されるス
ライドドアと、 スライドドアに基端側が支持されるアームと、 アームの先端側に回転可能に支持されるローラと、 スライドドアのスライド方向に沿って延びローラを収納
しつつ案内する案内レールと、 案内レールの長手方向の途中に設けられ、 ローラを挿入
し得る挿入口と、 案内レールに着脱可能に取り付けられて案内レールの挿
入口を閉鎖するクリップと、 を含むことを特徴とするスライドドアの組付け構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12893197A JP3502897B2 (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | スライドドアの組付け構造 |
US09/079,410 US5992097A (en) | 1997-05-16 | 1998-05-15 | Sliding door structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12893197A JP3502897B2 (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | スライドドアの組付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10315776A JPH10315776A (ja) | 1998-12-02 |
JP3502897B2 true JP3502897B2 (ja) | 2004-03-02 |
Family
ID=14996946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12893197A Expired - Fee Related JP3502897B2 (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-19 | スライドドアの組付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3502897B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5018867B2 (ja) | 2009-11-20 | 2012-09-05 | アイシン精機株式会社 | ステップユニット |
JP5926019B2 (ja) * | 2011-09-12 | 2016-05-25 | 極東開発工業株式会社 | 塵芥収集車 |
CN114382370B (zh) * | 2022-01-17 | 2024-04-19 | 浙江极氪智能科技有限公司 | 一种无框车门开启机构及车辆 |
-
1997
- 1997-05-19 JP JP12893197A patent/JP3502897B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH10315776A (ja) | 1998-12-02 |
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