JPH0341954Y2 - - Google Patents

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JPH0341954Y2
JPH0341954Y2 JP682286U JP682286U JPH0341954Y2 JP H0341954 Y2 JPH0341954 Y2 JP H0341954Y2 JP 682286 U JP682286 U JP 682286U JP 682286 U JP682286 U JP 682286U JP H0341954 Y2 JPH0341954 Y2 JP H0341954Y2
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JP682286U
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、リヤウインドガラスの下端縁の室
内側に装着されるパツケージトレイトリム取付構
造に関するものである。
〔従来の技術〕 従来、第3図および第4図に示すように、高級
車のパツケージトレイトリムの取付構造として、
見栄えの観点からパツケージトレイトリム8′の
後端縁8aにクリツプ10を取付け、第3図図示
のリヤウインドガラス1の下端縁1aに隣接する
車体の室内R側の車幅方向に形成してあるアツパ
バツクパネル3にクリツプ嵌合孔7を穿設して、
このクリツプ嵌合孔7に前記クリツプ10を差込
んでパツケージトレイトリム8′を前記アツパバ
ツクパネル3に固定し、このクリツプ10によつ
て取付けたパツケージトレイトリム8′の取付部
は、第3図図示のリヤウインドガラス1の室内R
側に施したセラミツク処理部15で隠す手法が採
用されている。
また、第5図は実公昭52−27463号公報に記載
される「自動車におけるパツケージトレイ・ボー
ドの取付構造」であつて、〓パツケージトレイ・
ボード8″が取付けられる個所で、リヤウインド
ガラス1の下端縁に隣接する位置には、車幅方向
に連続したフレーム3′をボデア2の側から一体
的に前方へ向けて突出させ、一方パツケージトレ
イ・ボード8″の取付側の縁には前記フレーム
3′に弾性的な挟持力をもつて嵌合させ得る挟着
部をもつた数個のリテーナ10′を固定するとと
もに、同じくこの取付側の縁には各リテーナ1
0′の挟持部11を除く部分を覆うようにガーニ
ツシユ16を取付ける〓ようにしたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかし、第3図および第4図の場合、クリツプ
10の挟持部11に挿入ガイド部12a,12b
が設けてあつても、クリツプ10の挿入方向を間
違うとクリツプ10がアツパバツクパネル3のク
リツプ嵌合孔7に落ち込んでしまい、パツケージ
トレイトリム8′の後端縁8aが波うつたり、走
行時のパツケージトレイトリム8′の保持機能が
無くなること等によつてビビリ音が発生する。
また、パツケージトレイトリム8′の後端縁8
aに設けた折曲げ部8eを利用して、クリツプ1
0の回転止めおよび位置決めの機能を果すように
しているが、リベツト9を中心としてクリツプ1
0の弾性変形による回転でクリツプ10がずれる
と、クリツプ10を前記クリツプ嵌合孔7に挿入
できない等の問題が生じ、また、クリツプ10の
リベツトカシメ作業もずれ止め手段がないため、
そのセツトに時間を要することになる。
そこで、このような問題点を解決するため、こ
の考案は、パツケージトレイトリムの後端縁のク
リツプ取付部の形状を工夫改良することにより、
アツパバツクパネルへのパツケージトレイトリム
の取付けを確実にするとともに、その取付作業性
を高めることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、この考案は上述の問題点を、パツケ
ージトレイトリムの後端縁のクリツプ取付け部
に、アツパバツクパネルのクリツプ嵌合孔の幅寸
法より大なる幅寸法を有する突起形状部を設け
て、この突起形状部をクリツプの挿入ガイド部に
当接させることにより、解決しようとするもので
ある。
さらに詳しくは、第1図の符号を付して説明す
ると、リヤウインドガラス1の下端縁1aに隣接
する車体2の車室R側の車幅方向にはアツパバツ
クパネル3が形成してあり、このアツパバツクパ
ネル3に穿設したクリツプ嵌合孔7にパツケージ
トレイトリム8の後端縁8aに取付けたクリツプ
10を嵌込んで、パツケージトレイトリム8を前
記アツパバツクパネル3上に取付けるようにした
パツケージトレイトリム取付構造において、前記
クリツプ10は前記アツパバツクパネル3のクリ
ツプ嵌合孔7からアツパバツクパネル3に嵌込ま
れる挟持部11と、この挟持部11から両側に向
け開いて形成されるそれぞれの挿入ガイド部12
a,12bと、室内R側に向け配設された前記挿
入ガイド部12aに形成してあるコの字状ボード
保持部13から成つていて、前記パツケージトレ
イトリム8の後端縁8aのクリツプ取付け部8f
に第2図図示の前記アツパバツクパネル3の前記
クリツプ嵌合孔7の幅寸法lより大なる幅寸法l
を有する突起形状部14を設けるとともに、この
パツケージトレイトリム8の後端縁8aの突起形
状部14を前記クリツプ10のコの字状ボード保
持部13奥の前記挿入ガイド部12aに当接させ
て、パツケージトレイトリム8にクリツプ10を
リベツト等の止め具9により固定するようにした
ものである。
〔作用〕
上述の手段によれば、前記クリツプ10のコの
字状ボード保持部13奥の前記挿入ガイド部12
aに、パツケージトレイトリム8の後端縁8aの
クリツプ取付部8fに設けた突起形状部14を当
接させたため、アツパバツクパネル3へのパツケ
ージトレイトリム8の組付け作業性が向上され
る。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて、この考案の実施例
を説明する。
第1図および第2図はこの考案の実施例を示し
ており、第1図図示のリヤウインドガラス1の下
端縁1aに隣接する車体2の室内R側には、車幅
方向にアツパバツクパネル3が形成してあり、こ
の車体2とアツパバツクパネル3に接着剤4を用
いて前記リヤウインドガラス1が接着されてお
り、リヤウインドガラス1の下端縁1aの接着部
はモール5により被覆されている。
なお、第1図図中の符号6は、接着剤4の流れ
防止用のダムである。
また、前記アツパバツクパネル3には第2図か
ら分かるように、クリツプ嵌合孔7が穿設してあ
り、一方、パツケージトレイトリム8の後端縁8
aには、リベツト等の止め具9によりクリツプ1
0が複数個所固定してあつて、このクリツプ10
をアツパバツクパネル3の前記クリツプ嵌合孔7
に嵌込んで、パツケージトレイトリム8をアツパ
バツクパネル3上に取付けるようになつている。
ところで、第1図から分かるように、前記パツ
ケージトレイトリム8は、ハードボード等から成
るトリムボード8bの室内R側に不織布等の表装
材8cが接着剤によつて貼られており、また、前
記トリムボード8bのアツパバツクパネル3側に
はポリウレタン材等から成るパツト材8dが接着
され、前記トリムボード8bの後端縁8aには、
への字状に折曲げ成形した折曲げ部8eが設けて
ある。
ついで、前記クリツプ10はアツパバツクパネ
ル3に穿設したクリツプ嵌合孔7からアツパバツ
クパネル3に嵌込まれる挟持部11と、この挟持
部11から両側に上下斜方向にそれぞれ開いて形
成される挿入ガイド部12a,12bと、室内R
側に向け配設された前記挿入ガイド部12aに形
成してあるコの字状ボード保持部13から成つて
いる。
そして、第2図から分かるように、パツケージ
トレイトリム8の後端縁8aのトリムボード8b
のクリツプ取付部8fには、前記アツパバツクパ
ネル3の前記クリツプ嵌合孔7の幅寸法l1より大
なる幅寸法lを有する突起形状部14が設けてあ
り、このパツケージトレイトリム8の突起形状部
14は、第1図から分かるように、クリツプ10
の前記コの字状ボード保持部13奥の前記挿入ガ
イド部12aに当たるまで挿入して当接させてあ
り、この状態でクリツプ10をリベツト等の止め
具9によりパツケージトレイトリム8のトリムボ
ード8bに固定するのである。
この考案は、第1図図示のように、パツケージ
トレイトリム8の突起形状部14をクリツプ10
のコの字状ボード保持部13から挿入してその挿
入ガイド部12に当接させたのち、このクリツプ
10を前記止め具9によりパツケージトレイトリ
ム8に固定し、このクリツプ10の前記挟持部1
1をアツパバツクパネル3のクリツプ嵌合孔7に
嵌込むのである。
なお、第1図図中の符号15は、リヤウインド
ガラス1の室内R側に施したセラミツク処理部で
ある。
〔考案の効果〕
この考案は上述のように、パツケージトレイト
リムの後端縁のクリツプ取付け部に、アツパバツ
クパネルのクリツプ嵌合孔の幅寸法よりも大きな
幅寸法の突起形状部を設けて、この突起形状部を
クリツプ挿入ガイド部に当接させたのち、前記ク
リツプの挟持部をアツパバツクパネルのクリツプ
嵌合孔に嵌込むため、パツケージトレイトリムの
前記突起形状部がクリツプの止め具となつてトリ
ムボードに固定する際の位置決めになるととも
に、前記突起形状部がクリツプのストツパとなつ
てクリツプの回転が防止され、アツパバツクパネ
ルのクリツプ嵌合孔にクリツプが誤挿入されて、
パツケージトレイトリムの後端がばたついたり波
うつことがなくなり、従つて、パツケージトレイ
トリムのアツパバツクパネルへの組付作業性が大
幅に向上するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この考案の実施例を示
しており、第1図は要部構成の取付状態を示す断
面図、第2図はパツケージトレイトリムとアツパ
バツクパネルの分解斜視図、第3図から第5図ま
での図面は、従来例をそれぞれ示しており、第3
図は第1図相当の断面図、第4図は第2図相当の
分解斜視図、第5図は他の従来例を示す断面図で
ある。 1……リヤウインドガラス、1a……下端縁、
2……車体、R……室内、3……アツパバツクパ
ネル、7……クリツプ嵌合孔、8……パツケージ
トレイトリム、8a……後端縁、8f……クリツ
プ取付け部、9……止め具、l,l1……幅寸法、
10……クリツプ、11……挟持部、12a,1
2b……挿入ガイド部、13……コの字状ボード
保持部、14……突起形状部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リヤウインドガラスの下端縁に隣接する車体の
    車室側の車幅方向にはアツパバツクパネルが形成
    してあり、このアツパバツクパネルに穿設したク
    リツプ嵌合孔にパツケージトレイトリムの後端縁
    に取付けたクリツプを嵌込んで、パツケージトレ
    イトリムを前記アツパバツクパネル上に取付ける
    ようにしたパツケージトレイトリム取付構造にお
    いて、前記クリツプは前記アツパバツクパネルの
    クリツプ嵌合孔からアツパバツクパネルに嵌込ま
    れる挟持部と、この挟持部から両側に向け開いて
    形成されるそれぞれの挿入ガイド部と、室内側に
    向け配設された前記挿入ガイド部に形成してある
    コの字状ボード保持部から成つていて、前記パツ
    ケージトレイトリムの後端縁のクリツプ取付け部
    に前記アツパバツクパネルの前記クリツプ嵌合孔
    の幅寸法より大なる幅寸法を有する突起形状部を
    設けるとともに、このパツケージトレイトリムの
    後端縁の突起形状部を前記クリツプのコの字状ボ
    ード保持部奥の前記挿入ガイド部に当接させて、
    パツケージトレイトリムにクリツプをリベツト等
    の止め具により固定することを特徴とするパツケ
    ージトレイトリム取付構造。
JP682286U 1986-01-21 1986-01-21 Expired JPH0341954Y2 (ja)

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JP682286U JPH0341954Y2 (ja) 1986-01-21 1986-01-21

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP682286U JPH0341954Y2 (ja) 1986-01-21 1986-01-21

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JPS62118754U JPS62118754U (ja) 1987-07-28
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ID=30789698

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JP6108229B2 (ja) * 2013-08-12 2017-04-05 スズキ株式会社 車両後部の内装材の取付構造

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JPS62118754U (ja) 1987-07-28

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