JP4269313B2 - スライドドアのセンタレールカバー取付構造 - Google Patents

スライドドアのセンタレールカバー取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用車などの車両の側面にて車体前後方向にスライドすることにより開閉されるスライドドアを案内支持するセンタレールに係り、特にセンタレールの外側に被着して外部から隠蔽するセンタレールカバーの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
いわゆるワンボックスカー等において、一般的な回転式ドアよりも開閉部分が広く、狭い場所でも乗降性や荷物の出し入れを可能にしたスライド式ドアが従来広く知られている。
【0003】
また、近年では、自動車の側面にて、外側にリフトした状態で車体の前後方向にスライドするように支持されたスライドドアと、このスライドドアを閉鎖位置と開放位置との間で移動させるパワースライドドアユニットと、スライドドアを閉鎖位置にロックするためのドアロック装置と、上記パワースライドドアユニット及びドアロック装置をリモコン操作するための操作信号を受信するリモコン受信部と、ドアに備えられたガラスを上下方向に移動させて開閉するためのレギュレータと、を備えたパワースライドドア装置も普及している。
【0004】
従来のドアのスライド機構としては、ボディ側にガイドレールが敷設され、スライドドア側にガイドローラが装着されており、ガイドローラがガイドレール内を転動移動することによりスライドドアがガイドレールに沿ってスライドするようになっている。
【0005】
たとえば、スライドドアを3点支持する場合には、ドア開口部の上縁および下縁に沿って敷設される2本のガイドレールと、これら上下のガイドレールの中間高さ位置でボディ適所に敷設される1本のガイドレールを有し、スライドドアに設けた3組のガイドローラが対応するガイドレールに沿って移動するように構成されている。
【0006】
このような構成において、中間のガイドレールはセンタレール等と称し、図9に示した例のように、センタレール1はサイドボディ100の後方まで延設されており、センタレール1が車外に露出するのを避けるために該センタレール1の外側にセンタレールカバー2を被着するようにしている。なお、図9において矢印Frおよび矢印Rrは、車両前方および後方をそれぞれ示している。
【0007】
図10は、従来のセンタレールまわりの構成例を示している。この例ではボディのサイドアウタパネル3の内側に、センタレール1を収容するセンタレールハウジング4が設けられ、このセンタレール1はビス5によってセンタレールハウジング4の内部に固定されている。一方、サイドドアの内側から延出するアーム6の先端部には、サイドドアのスライドに際してその車幅方向を規制するガイドローラ7と上下方向を規制するガイドローラ8が回転自在に支持されている。
【0008】
さらにこの例では、センタレール1にブラケット9が結合され、センタレールカバー2をクリップ10によってブラケット9に固定するようにしている。このようにセンタレール1の外側に被着するセンタレールカバー2には、その外観構成上の見栄えを確保すべく、サイドアウタパネル3との見切り隙間Gを小さくしたいという基本的な要請がある。
【0009】
【特許文献1】
特開平08−244462号公報
【特許文献2】
特開平8−169238号公報
【特許文献3】
特開平9−317305号公報
【特許文献4】
特開2001−180275号公報
【特許文献5】
特開2001−323724号公報
【特許文献6】
特開2002−12034号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のセンタレールカバー取付構造では、センタレールカバー2の幅W(上下方向)を小さく抑えて見栄えの向上を図ろうとするが、その場合センタレールカバー2の取付スペースを確保するのが難しくなり、上述のようにセンタレールカバー2はブラケット9を介して取り付けられる。このためセンタレールカバー2は多数の部品間の結合構造を経て最終的に取り付けられることになる。かかる結合構造に部品バラツキ等があるとサイドアウタパネル3に対して位置精度を出すのが容易でなく、結果としてサイドアウタパネル3との見切り隙間Gを詰めるのが困難になる。
【0011】
なお、センタレールカバー2を車外側からボディパネルによって固定されたガイドレールの係合溝に係合させることで、ボディパネルに対するガイドレールの取付位置に影響されることなく、センタレールカバーの取付位置精度を向上させるようにしたものが知られている(特許文献1)。
しかしながら、この場合、センタレールカバーの上下方向の幅が大きくなり、必ずしも効果的に見栄えを向上することができない。
【0012】
本発明は以上の点に鑑み、見切り詰めを有効に図り、効果的に見栄えを向上させるスライドドアのセンタレールカバー取付構造を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の構成でなるスライドドアのセンタレールカバー取付構造は、車両サイドボディに敷設され、かつ、スライドドアに設けたガイドローラを案内支持するセンタレールを、車両外部から隠蔽するように該センタレール外側に被着するセンタレールカバーの取付構造において、上記センタレールを収容するセンタレールハウジングの上縁部を、上下方向の幅を持たせて上記サイドボディのアッパーパネルと接合させることによりカバー取付部を形成し、このカバー取付部に上記センタレールカバーが直接取り付けられていることを特徴としている。
【0014】
本発明のスライドドアのセンタレールカバー取付構造は、前記センタレールカバーの内側に複数の固定用クリップが付設され、この固定用クリップが前記カバー取付部の取付孔に差し込まれて、前記センタレールカバーが前記カバー取付部に後付け固定されてもよい。
【0015】
本発明のスライドドアのセンタレールカバー取付構造は、好ましくは、前記カバー取付部が前記センタレールハウジングの上縁部を前記アッパーパネルの内側手前で下方に折曲して形成した第一のフランジと前記アッパーパネルの下端縁に形成した第二のフランジとを接合して構成される。
【0016】
本発明の第二の構成は、車両サイドボディに敷設され、かつ、スライドドアに設けたガイドローラを案内支持するセンタレールを、車両外部から隠蔽するように該センタレール外側に被着するセンタレールカバーの取付構造において、上記センタレールカバーがリテーナによって上記センタレール側に結合支持されており、このリテーナに、このリテーナを上方付勢するスプリングが装着されているとともに、上記センタレールカバーにおける上記リテーナの設定部位にプロテクタが添設されていることを特徴とする。
【0017】
上記構成において、好ましくは、前記リテーナは前記センタレールに付設されたブラケットに結合されている。
【0018】
本発明の第三の構成は、車両サイドボディに敷設され、かつ、スライドドアに設けたガイドローラを案内支持するセンタレールを、車両外部から隠蔽するように該センタレール外側に被着するセンタレールカバーの取付構造において、上記センタレールにカバー取付部を一体に成形付設し、上記センタレールカバーの見切りフランジ部を上記車両サイドボディのアッパーパネルと上記カバー取付部の間に挿着することを特徴としている。
【0019】
上記構成において、前記見切りフランジ部は、好ましくは、前記アッパーパネルと前記カバー取付部の間に弾発的に挿着される。
【0020】
また、前記センタレールは、好ましくは、上記スライドドアの内側から延出するアームの先端部に取り付けられた車幅方向を規制する第一ガイドローラと上下方向を規制する第二ガイドローラの転動を案内支持する第一及び第二のガイド部を備え、前記カバー取付部が、上記第一のガイド部の端部から車外水平方向に延設された連結部と、この連結部の端部から車両上方向に向けて延設された縦壁部と、この縦壁部の端部から車内水平方向に延設された当接部とにより構成され、前記見切りフランジ部が、前記センタレールカバーの上縁部を内側に折曲して突片状且つ二股状に形成されており、前記見切りフランジ部の二股に分かれた一方の先端が前記アッパーパネルに弾接し、他端が上記当接部に弾接していることを特徴とする。
【0021】
本発明によれば、センタレールハウジングの上縁部をサイドアウタパネルと接合させることによりカバー取付部を形成することで、センタレールカバーの取付スペースを確保する。センタレールカバーをカバー取付部に後付けすることができるため、見切り隙間を有効に詰めることができる。
【0022】
また、本発明によれば、センタレールカバーをリテーナを介してセンタレール側に結合する。リテーナに装着されたスプリングの弾力によってセンタレールカバーが上方に付勢され、見切り隙間の隙間詰めを有効に行なうことができる。
【0023】
さらに、本発明によれば、センタレールにカバー取付部を一体に成形付設し、さらにセンタレールカバーの見切りフランジ部をサイドアウタパネルとカバー取付部の間に挿着する。見切りフランジ部の端末部を規制し、見切り隙間を有効に詰めることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基き、従来例と実質的に同一または対応する部材には同一符号を用いて、本発明によるスライドドアのセンタレールカバー取付構造の好適な実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この実施形態におけるセンタレールまわりの構成例を示している。本実施形態の基本構成は、前述した従来例の場合と実質的に同様であり、センタレール1はサイドボディ100(図9参照)の後方まで延設され、外部に露呈しないように、センタレール1の外側に被着するセンタレールカバー11によって隠蔽される。
【0025】
また、サイドボディ100のサイドアウタパネル3の内側に、センタレール1を収容するセンタレールハウジング4を有する。具体的には、センタレールハウジング4は、サイドアウタパネル3を構成するアッパーパネル3aとその下方に離隔して配置されたローパネル3bとを連結するように配設されており、ボディ側面に溝が画成されるように断面コ字状に形成されている。
【0026】
一方、サイドドアの内側から延出するアーム6の先端部には、サイドドアのスライドに際してその車幅方向を規制するガイドローラ7(第一ガイドローラ)と上下方向を規制するガイドローラ8(第二ガイドローラ)が回転自在に支持されている。センタレール1は、これらのガイドローラ7,8の転動を案内支持する第一及び第二のガイド部1a,1bとを備えている。
【0027】
第一のガイド部1aはガイドローラ7を転動可能に挟み込むように断面コ字状に形成されており、第二のガイド部1bはガイドローラ8の摺動面として形成されている。これらのガイド部1a,1bは、長尺状の鋼板をプレス加工などにより曲折して一体に形成されており、このようなセンタレール1は、図1に示すように、ビス5などによってセンタレールハウジング4の内部に固定される。
【0028】
本実施形態では、センタレール1を収容するセンタレールハウジング4の上縁部を、上下方向の幅を持たせてサイドアウタパネル3のアッパーパネル3aと接合させることによりカバー取付部12が形成されており、このカバー取付部12にセンタレールカバー11を直接取り付けることを特徴としている。
【0029】
その構成として、図1に示すように、センタレールハウジング4の上縁部4aが、アッパーパネル3aの内側手前で、すなわちアッパーパネル3aと適度に段差をつけるように下方に折曲されて、所謂フランジ(第一のフランジ)として形成されている。一方、アッパーパネル3aの下端縁にも、この段差に合わせて同様に段状に折曲され(段部3a1)て、フランジ(第二のフランジ)が形成されている。そして、上縁部4a及び段部3a1のフランジを相互にスポット溶接などによって接合して、カバー取付部12としてセンタレールハウジング4の内部空間Sに突出形成する。なお、段部3a1の深さもしくは段差は、センタレールカバー11を取り付けた際、サイドアウタパネル3と面一化するように設定される。
【0030】
また、センタレールハウジング4の下端縁とローパネル3bの上端縁にも、両者を連結するためのフランジが形成されるが、それらは図1中の矢印Bで示すように、アーム6との衝突を避けるために、センタレールハウジング4の内部空間S内に配設されないように構成されている。
【0031】
上記の場合、センタレールカバー11の内側には複数の固定用クリップ13が付設されおり、これらの固定用クリップ13をカバー取付部12に穿設された取付孔12aに差し込むことで、センタレールカバー11はカバー取付部12に後付け固定されるようになっている。なお、固定用クリップ13と取付孔12aとは、センタレールカバー11の上端11aが、図1に示すように、アッパーパネル3aの段部3a1に近接するように、センタレールカバー11とカバー取付部12に設定されている。固定用クリップ13は、センタレールカバー11の内側に設けたリブ14によって所定位置に位置出しされる。この場合、固定用クリップ13のヘッド部13aを接着剤あるいは両面テープ等でセンタレールカバー11の内側に固定することができる。
【0032】
本実施の形態によれば、センタレールハウジング4の上縁部4aをサイドアウタパネル3のアッパーパネル3aと接合させてカバー取付部12を形成することで、センタレールカバー11を特に上下方向で極力小さくしたうえで、センタレールカバー11の取付スペースを確保している。したがって、見栄えの向上を図る上で極めて有利であり、しかもセンタレールカバー11をカバー取付部12に後付けすることができるため、見切り隙間G′の隙間詰めを有効に行なうことができる。
【0033】
また、この例ではセンタレールカバー11を取り付けるためのブラケット(図10のブラケット9を参照)を廃止することで構造の簡素化を図っている。これにより部品点数の削減や重量あるいはコストの低減を実現することができる。
【0034】
(第2の実施形態)
つぎに、本発明によるスライドドアのセンタレールカバー取付構造の第2の実施形態を説明する。
図2はこの実施形態におけるセンタレールまわりの構成例を示している。本実施形態の基本構成は、前述した従来例の場合と実質的に同様であり、センタレール1はサイドボディ100の後方まで延設され、外部に露呈しなように該センタレール1の外側に被着するセンタレールカバー21によって隠蔽される。
【0035】
本実施の形態では特に、センタレールカバー21をセンタレール1側に結合支持するリテーナ22を有する。リテーナ22にはこれを上方に付勢するスプリング23を装着するとともに、センタレールカバー21におけるリテーナ22の設定部位21aにプロテクタ24が添設される。
また、リテーナ22は後述するように、センタレール1に付設されたブラケット9に結合するようになっている。
【0036】
ここで、図3に示したようにセンタレールカバー21は、上縁部を内側に折曲して突片状に形成した設定部位21aを有する。この設定部位21aがリテーナ22に形成された係合部に差し込まれることで、センタレールカバー21およびリテーナ22が結合する。リテーナ22には固定用クリップ25が一体成形されており、この固定用クリップ25がブラケット9に穿設された取付孔9aに差し込まれてセンタレールカバー21がブラケット9に固定される。
【0037】
また、スプリング23は図4に示したように、たとえばバネ鋼等の板材をループ状に湾曲形成してなり、二股状の一端部23aがリテーナ22の係合部22aに挿着されるようになっている。スプリング23の他端部23bは、図5に示したようにブラケット9の上面適所に弾接し、このときに生じる弾力によってリテーナ22、したがってセンタレールカバー21を上方へ付勢する。
【0038】
プロテクタ24は、図6に示したように、例えばゴム材(EPDM)を用いて枕状に成形してなり、この枕状の膨出部から連接して平板状の貼着部24aが形成されており、この貼着部24aが両面テープ26によって設定部位21aに添設される。プロテクタ24は適度な高さ(もしくは大きさ)と弾力性を有し、設定部位21aまわりがサイドアウタパネル3に直接当接しないようにする。
【0039】
本実施形態によれば、センタレールカバー21はリテーナ22を介してセンタレール1側に結合される。この場合、リテーナ22にはスプリング23が装着されるとともに、センタレールカバー21の設定部位21aにプロテクタ24が添設される。スプリング23を装着することで、その弾力によってリテーナ22を介してセンタレールカバー21が上方へ付勢される。このようにセンタレールカバー21を上方へ付勢することにより、見切り隙間G′の隙間詰めを有効に行なうことができる。
【0040】
しかもプロテクタ24が適度に弾性変形するため、見切り隙間G′を極力詰めながら、センタレールカバー21とサイドアウタパネル3の干渉が防止される。さらに、プロテクタ24が適度に弾性変形することで、部品相互の結合構造に部品バラツキがある場合でもこれを有効に吸収することができる。
【0041】
(第3の実施形態)
つぎに、本発明によるスライドドアのセンタレールカバー取付構造の第3の実施の形態を説明する。
図7は、この実施形態におけるセンタレールまわりの構成例を示している。本実施形態の基本構成は、前述した従来例の場合と実質的に同様であり、センタレール1はサイドボディ100の後方まで延設され、外部に露呈しなように該センタレール1の外側に被着するセンタレールカバー31によって隠蔽される。
【0042】
本実施形態では特に、センタレール1の第一のガイド部1aの端部から車外水平方向に延設された連結部32aと、この端部から車両上方向に向けて延設された縦壁部32bと、この端部から車内水平方向に延設された当接部32cとにより構成されるカバー取付部32をセンタレール1に一体に形成付設し、センタレールカバー31の見切りフランジ部33をアッパーパネル3aとカバー取付部32との間に挿着する。この場合、見切りフランジ部33は、アッパーパネル3aとカバー取付部32の間に弾発的に挿着されるようになっている。
【0043】
このために、見切りフランジ部33は、センタレールカバー21の上縁部を、アッパーパネル3aの内側への折返し部3a2に沿うように、図8に示すように内側に折曲して突片状に形成されており、さらに、見切りフランジ部33を二股状に形成し、それぞれの先端部付近には湾曲するように突設された第一及び第二の当接部33a,33bが形成されている。一方の当接部33aはカバー取付部32の上面適所(当接部32c)に当接し、他方の当接部33bはアッパーパネル3aの内側への折返し部3a2に当接する。
【0044】
なお、センタレールカバー31の下端部には、センタレールカバー材を内側に折り返して、挟持部31aが形成されている。そして、先端に固定用クリップ34を備えた連結材35の下部が挟持部31aに挟持されて、連結材35はセンタレールカバー31に取り付けられおり、さらに、固定用クリップ34がカバー取付部32に穿設された取付孔32dに差し込まれることで、センタレールカバー31はカバー取付部32に固定される。
【0045】
本実施形態によれば、センタレール1にカバー取付部32が一体に形成付設される。これにより部品点数が削減し、さらにセンタレールカバー31の見切りフランジ部33をアッパーパネル3aとカバー取付部32の間に挿着する。見切りフランジ部33に当接部33a,33bを設けることでその端末部を規制し、見切り隙間G′の隙間詰めを有効に行なうことができる。
【0046】
以上、本発明を実施形態に従って説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
たとえば、第2の実施形態によるセンタレールカバー21におけるリテーナ22の設定部位21aやプロテクタ24の数量等は、必要に応じて適宜変更可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、この種のスライドドアのセンタレールカバー取付構造において、センタレールカバーとその周辺部材との結合関係等を工夫し、たとえばセンタレールハウジングの上縁部をサイドアウタパネルと接合させることによりカバー取付部を形成し、このカバー取付部に後付けすることで見切り隙間を有効に詰めることができる。これにより部品点数の削減等を図りながら、つねに見切り詰めを有効に行なえ、効果的に見栄えを向上させることができる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるセンタレールまわりの構成例を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態におけるセンタレールまわりの構成例を示す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態におけるセンタレールカバーまわりの構成例を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施形態におけるリテーナおよびスプリングの結合関係を示すもので、(a)は分解斜視図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態におけるスプリングを示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるプロテクタを示す斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施形態におけるセンタレールまわりの構成例を示す断面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る見切りフランジ部まわりを示す概略斜視図である。
【図9】従来のスライドドアを備えた車両の例を示す図である。
【図10】従来のスライドドアのセンタレールカバーの取付構造に係るセンタレールまわりの構成例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 センタレール
1a 第一のガイド部
1b 第二のガイド部
3 サイドアウタパネル
3a サイドアウタパネルのアッパーパネル
3a2 アッパーパネルの内側への折返し部
3b サイドアウタパネルのローパネル
4 センタレールハウジング
5 ビス
6 アーム
7,8 ガイドローラ
9 ブラケット
9a,12a,32d 取付孔
11 センタレールカバー
12 カバー取付部
13 固定用クリップ
14 リブ
21 センタレールカバー
22 リテーナ
23 スプリング
24 プロテクタ
26 両面テープ
31 センタレールカバー
31a 挟持部
32 カバー取付部
32a 連結部
32b 縦壁部
32c 当接部
33 見切りフランジ部
33a 第一の当接部
33b 第二の当接部
35 連結材
100 車両のサイドボディ

Claims (8)

  1. 車両サイドボディに敷設され、かつ、スライドドアに設けたガイドローラを案内支持するセンタレールを、車両外部から隠蔽するように該センタレール外側に被着するセンタレールカバーの取付構造において、
    上記センタレールを収容するセンタレールハウジングの上縁部を、上下方向の幅を持たせて上記サイドボディのアッパーパネルと接合させることによりカバー取付部を形成し、このカバー取付部に上記センタレールカバーが直接取り付けられていることを特徴とする、スライドドアのセンタレールカバー取付構造。
  2. 前記センタレールカバーの内側に複数の固定用クリップが付設され、この固定用クリップが前記カバー取付部の取付孔に差し込まれて、前記センタレールカバーが前記カバー取付部に後付け固定されていることを特徴とする、請求項1に記載のスライドドアのセンタレールカバー取付構造。
  3. 前記カバー取付部が、前記センタレールハウジングの上縁部を前記アッパーパネルの内側手前で下方に折曲して形成した第一のフランジと、前記アッパーパネルの下端縁に形成した第二のフランジとを接合して、構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のスライドドアのセンタレールカバー取付構造。
  4. 車両サイドボディに敷設され、かつ、スライドドアに設けたガイドローラを案内支持するセンタレールを、車両外部から隠蔽するように該センタレール外側に被着するセンタレールカバーの取付構造において、
    上記センタレールカバーがリテーナによって上記センタレール側に結合支持されており、
    上記リテーナに、
    このリテーナを上方付勢するスプリングが装着されているとともに、上記センタレールカバーにおける上記リテーナの設定部位にプロテクタが添設されていることを特徴とする、スライドドアのセンタレールカバー取付構造。
  5. 前記リテーナが、前記センタレールに付設されたブラケットに結合されることを特徴とする、請求項4に記載のスライドドアのセンタレールカバー取付構造。
  6. 車両サイドボディに敷設され、かつ、スライドドアに設けたガイドローラを案内支持するセンタレールを、車両外部から隠蔽するように該センタレール外側に被着するセンタレールカバーの取付構造において、
    上記センタレールにカバー取付部を一体に成形付設し、上記センタレールカバーの見切りフランジ部を上記車両サイドボディのアッパーパネルと上記カバー取付部の間に挿着することを特徴とする、スライドドアのセンタレールカバー取付構造。
  7. 前記見切りフランジ部が、前記アッパーパネルと前記カバー取付部の間に弾発的に挿着されていることを特徴とする、請求項6に記載のスライドドアのセンタレールカバー取付構造。
  8. 前記センタレールが、上記スライドドアの内側から延出するアームの先端部に取り付けられた車幅方向を規制する第一ガイドローラと上下方向を規制する第二ガイドローラの転動を案内支持する第一及び第二のガイド部を備え、
    前記カバー取付部が、上記第一のガイド部の端部から車外水平方向に延設された連結部と、該連結部の端部から車両上方向に向けて延設された縦壁部と、該縦壁部の端部から車内水平方向に延設された当接部とにより構成され、
    前記見切りフランジ部が、前記センタレールカバーの上縁部を内側に折曲して突片状、且つ、二股状に形成されており、
    前記見切りフランジ部の二股に分かれた一方の先端が、前記アッパーパネルに弾接し、他端が上記当接部に弾接していることを特徴とする、請求項7に記載のスライドドアのセンタレールカバー取付構造。
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JP2009167764A (ja) * 2008-01-21 2009-07-30 Toyota Auto Body Co Ltd 車両のスライドドアのセンタレール構造

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