JP4822975B2 - 塵芥収集車及び排出板位置表示装置 - Google Patents

塵芥収集車及び排出板位置表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、積込作業を行いながら排出板の位置を確認できることで、効率よく積込作業を行うことができる塵芥収集車、及び排出板位置表示装置に関する。
従来から、塵芥収集車には、塵芥を収容する塵芥収容箱と、この塵芥収容箱の内部に前後方向へ往復動可能に設けられた排出板とを備えたものがある。この排出板は、前記塵芥収容箱の内部に収容される塵芥の量が増加してくると、それに応じて車両前方に序々に移動して塵芥を収容するスペースを大きくするように構成されており、最大限車両前方側に移動したときに、塵芥を収容するスペースは最大に達する。そして、収容した塵芥を排出する際には、最大限前方側に移動した状態の排出板を、後方に移動させ、塵芥収容箱の内部の塵芥を押し出すように排出する。
上記排出板を備えた塵芥収集車においては、排出板が車両前後方向のどの辺りに位置しているかを把握することで、塵芥収容箱の内部に収容された塵芥の概略の積載量を把握することができる。このため、多数の滑車とこれら滑車に巻き掛けたワイヤとによって、排出板の前後方向の移動に応じて塵芥収容箱の側面を前後方向に移動する表示針を設け、この表示針の位置から排出板の前後位置を把握する表示装置を備えた塵芥収集車が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭63−151407号公報
しかし、上記従来の塵芥収集車では、表示装置の表示針が塵芥収容箱の側面に配置されているため、当該塵芥収集車の後方で塵芥の積込作業を行っている作業者が、塵芥の積載量を把握しようとすると、一旦、作業を止めて塵芥収容箱側面の表示装置を視認する必要があり、積込作業を行う上で妨げとなっていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、積込作業を行いながら排出板の位置を確認できるようにすることで、効率よく積込作業を行うことができる塵芥収集車、及び排出板位置表示装置を提供することを目的とする。
本発明の塵芥収集車は、後面が開口した塵芥収容箱と、この塵芥収容箱の開口に連接して設けられ、塵芥を投入するための投入口を後面に有する塵芥投入箱と、前記投入口より投入された塵芥を前記塵芥収容箱に積み込む動作を行う積込装置と、前記塵芥収容箱内部に前後方向へ往復動可能に設けられ、当該塵芥収容箱内部に収容される塵芥を前記開口から排出する排出板と、前記塵芥収容箱内部における前記排出板の前後方向位置を検知する位置検知手段と、前記塵芥投入箱の後部に設けられ、前記位置検出手段が検知した前記排出板の前後方向位置を当該塵芥投入箱の後方に向けて表示する位置表示手段と、を備え、前記塵芥投入箱は、上下方向に移動することで前記投入口を開閉するスライドカバーを有しており、前記位置表示手段は、前記投入口が前記スライドカバーにより覆われた状態で当該スライドカバーにより覆われる位置に配置されていることを特徴としている。
上記のように構成された塵芥収集車によれば、位置検知手段によって検知される排出板の前後方向位置が、位置表示手段によって後方に向けて表示されるので、当該塵芥収集車の後方で積込作業を行う作業者は、作業を行いながら位置表示手段の表示を確認することで排出板の前後方向位置を確認することができる。この結果、作業者は、排出板の位置を確認するために、その作業を止める必要がないので、積込作業の効率を高めることができる。
また、上記塵芥収集車において、前記塵芥投入箱は、前記投入口より露出した状態でかつ当該投入口の上縁に沿うように前記塵芥投入箱内部に配置され、上方に移動させたときの前記スライドカバーを塵芥の接触から保護する棒状の保護部材を有し、前記保護部材に前記位置表示手段が設けられていることが好ましい。
この場合、既存の保護部材に位置表示手段を設けたので、当該位置表示手段を塵芥投入箱に簡単に取り付けることができる。
以上のように、本発明の塵芥収集車、及び排出板位置表示装置によれば、積込作業を行いながら排出板の位置を確認できるので、効率よく積込作業を行うことができる。
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るプレス式の塵芥収集車の後部を示す側断面図である。図1において、塵芥収集車1は、後面に開口2aを有している塵芥収容箱2と、この開口2aに連接して設けられる塵芥投入箱3とを備えている。塵芥投入箱3の後部(後面)には、塵芥が投入される投入口3aと、上下にスライドして当該投入口3aを開閉するスライドカバー3bと、が設けられている。また、塵芥投入箱3の前方下部には、塵芥を塵芥収容箱2に積み込むための開口部3dが設けられている。
塵芥投入箱3内には、前記投入口3aより投入された塵芥を前記塵芥収容箱に積み込む動作を行う積込装置50が配設されている。この積込装置50では、塵芥投入箱3の左右の側壁3cに前方上部から後方下部にまっすぐに延びるガイドレール4がそれぞれ設けられており、このガイドレール4に沿って移動することができるスライダ5が設けられている。スライダ5の左右それぞれには一対のローラ6が取り付けられており、このローラ6がガイドレール4内を斜め上下に移動することができる。スライダ5は、ガイドレール4に沿って延びる左右一対の側面部材5aと、これらの間で車幅方向に延びるプレート等(図示せず)とを有し、これらが接続されて一体化されたものである。また、スライダ5の下端部には、ピン7を介して押込板8が傾動自在に取り付けられている。押込板8もまた、左右一対の側面部材8aと、これらの間で車幅方向に延びるプレート等(図示せず)とを有し、これらが接続されて一体化されたものである。
塵芥投入箱3の両側壁3cには左右一対のプッシュシリンダ9の下端部がピン10によりそれぞれ取り付けられており、ピストン先端部はピン11によりスライダ5の側面部材5aの上端部に接続されている。また、押込板8には、左右一対のプレスシリンダ12の下端部がピン13により接続されており、ピストン先端部は前記ピン11により、スライダ5の側面部材5aの上端部に接続されている。したがって、プッシュシリンダ9の伸長動作によりスライダ5は、押込板8とともに斜め前方に上昇し、収縮動作により斜め後方に下降する。これによりスライダ5は、一次圧縮及び押込に対応した往復動が可能となる。また、押込板8は、プレスシリンダ12の伸長動作によりピン7を中心として時計廻り方向に回転し、収縮動作により反時計廻り方向に傾動する。これにより、押込板8は、反転及び二次圧縮に対応した往復動が可能となる。
これらの動作を組み合わせることにより、積込装置50は、投入口3aから投入された塵芥を圧縮し、圧縮した塵芥を塵芥収容箱2側へ押し込むことができるように構成されており、いわゆるプレス式による塵芥の積み込み動作を行うことができる。
塵芥収容箱2の内部には、車両前後方向に往復動可能な排出板13が設けられている。この排出板13は、塵芥収容箱2の内部を前後に仕切る板状の部材であり、ほぼ鉛直に起立する排出板本体部13aと、この排出板本体部13aから後方に傾斜している傾斜面部13bとを有している。排出板13の下部には、この排出板13を前後方向に移動させるためのリンク機構Lが連結されている。このリンク機構Lは、それぞれ一端部が連結部14aで互いに回動可能に連結された第1及び第2リンク14,15を備えている。第1リンク14の他端部は、排出板13の下方に設けられた枢軸部13cに取り付けられている。第2リンク15の他端部は、塵芥収容箱2内部の前壁部に近接して設けられた枢軸部2bに取り付けられている。このため、リンク機構Lは、第1及び第2リンク14,15が互いに傾動することで屈曲可能であるとともに、一端が塵芥収容箱2内部の前端側の枢軸部2bに、他端が排出板13に連結されており、排出板13の前後方向の移動に伴って、リンク機構Lは屈曲する。
また、第1リンク14には、連結部14aと枢軸部13cとの間に、枢軸部14bが設けられており、この枢軸部14bには、枢軸部2bから延びる油圧シリンダ16が連結されている。この油圧シリンダ16を伸縮させることで、枢軸部2bを基点として第1リンク14を作動することができ、リンク機構Lを屈曲もしくは伸長させることができる。
また、第2リンク15には、当該第2リンク15の傾斜角度を検出するための傾斜角センサSが固定されている。この傾斜角センサSは、当該傾斜角センサSが傾くと、その傾いた角度に応じて、出力電圧値が変化するように構成されており、その出力電圧値によって、傾斜角センサSの傾いた角度、すなわち、第2リンク15の傾斜角度が把握できる。また、この傾斜角センサSは、後述するコントローラCに接続されており、出力電圧をそのコントローラCに出力する。
以上の構成によって、油圧シリンダ16を伸縮させることで、リンク機構Lを屈伸させ、排出板13を前後方向に移動させることができる。つまりこの油圧シリンダ16は、リンク機構Lを傾動、屈伸させることで排出板13を前後方向に駆動する駆動手段を構成している。
排出板13は、図の実線で示す位置から二点鎖線で示す位置までの範囲で車両前後方向に移動可能とされており、塵芥収容箱2が空のとき排出板13は実線で示す位置にあり、排出板13よりも車両後方向に塵芥を積み込むための空間Kが確保されている。そして、排出板13は積込装置50によって積み込まれる塵芥を押込板8との間で圧縮させることができる。塵芥収集車1が塵芥を収容する際には、排出板13を車両前方向に移動させることで前記空間Kを拡大させて塵芥収容箱2における塵芥の収容量を漸増させることができるとともに、排出板13を車両後方向に移動させることで塵芥収容箱2に収容された塵芥を後方へ排出することができる。
図2は、投入口3aを覆うスライドカバー3bを上方に移動させその覆いを解除したときの塵芥収集車1の背面図であり、図3は、その後部側面図である。
図2及び図3において、スライドカバー3bは、投入口3aの左右両縁に設けられた一対のガイドレール3dに嵌め込まれている。また、スライドカバー3bの上端部には、塵芥投入箱3の後面に揺動可能に設けられた一対の保持アーム3eが取り付けられている。スライドカバー3bは、これらガイドレール3d及び保持アーム3eによって、ガイドレール3dに沿って上下方向に移動するように構成されている。そして、スライドカバー3bは、下方に移動させたときに投入口3aを覆い、上方に移動させたときに投入口3aの覆いを解除する。
スライドカバー3bには、5つのLED17a〜17eを有する表示器17が取り付けられている。図4は、この表示器17を制御するための構成を示すブロック図である。
表示器17は、図4に示すように、当該表示器17を制御するためのコントローラCに接続されており、このコントローラCの制御に基づいて、表示器17のLED17a〜17eをそれぞれ点灯もしくは消灯するように構成されている。また、コントローラCには、上述の傾斜角センサSが接続されており、コントローラCは、この傾斜角センサSからの出力電圧値に基づいて、表示器17を制御するように構成されている。すなわち、傾斜角センサS、表示器17、及び、コントローラCは、それぞれ互いに接続されて、表示装置30を構成している。
なお、表示装置30は、積込装置50の主電源に連動して電力が供給されて、動作状態となるように構成されている。
次に、この表示装置30の動作について説明する。
図1に戻って、傾斜角センサSが固定された第2リンク15の傾斜角度は、排出板13の前後方向の位置と対応関係にあり、図1中、実線で示した排出板13が車両後方側に最大限移動したとき(実線)の、第2リンク15の傾斜角度を基準角度としたとき、排出板13を車両前方側に最大限移動したとき(破線)の第2リンク15は、基準角度から、車両前方側に約64度の角度をもって傾動する。つまり、第2リンク15は、排出板13が車両前後方向に往復動する際に、基準角度から64度の範囲で傾動することとなり、この基準角度に対する第2リンク15の傾斜角度である傾動角度θによって、排出板13の前後方向の位置を把握することができる。
傾斜角センサSは、上記のように傾動する第2リンク15の傾動角度θに応じた出力電圧値を制御部に出力する。すなわち、この傾斜角センサSは、塵芥収容箱2内部における排出板13の前後方向位置を第2リンク15の傾斜角度としての傾動角度θとして検知する位置検知手段を構成している。
コントローラCは、第2リンク15が基準角度、及び基準角度からそれぞれ傾動角度θを15、30、45、60、64度としたときの、傾斜角センサSの出力電圧値を記憶しており、傾斜角センサSから、傾動角度θがそれぞれの角度となったときの出力電圧値以上の電圧値が入力されると、図2に示す、LED17a〜17eを順次点灯させる。
具体的には、LED17aについては、第2リンク15の傾動角度θが15度未満で消灯状態、15度以上で点灯状態となるように、コントローラCによって制御される。LED17bについては、第2リンク15の傾動角度θが30度未満で消灯状態、30度以上で点灯状態となるように、コントローラCによって制御される。LED17c,17d,17eにおいても同様に、それぞれ、第2リンク15の傾動角度θが、45、60、64度以上で点灯状態となるようにコントローラCによって制御される。
表示器17は、上記のようにコントローラCによって制御されることで、排出板13が車両後方側に最大限移動している位置では、各LED17a〜17eは消灯状態である。ここで、塵芥収容箱に塵芥が収容され、排出板13を序々に車両前方側に移動させていくと、第2リンク15の傾動角度θも、排出板13の移動に応じて序々に増加する。そして、傾動角度θが15度を超えると、まずLED17aが点灯する。以降、排出板13が車両前方側に移動するのに応じて、傾動角度θも増加し、それに応じてLED17a〜17eは順次点灯していく。
LED17eが点灯すると、第2リンク15の傾動角度θが64度となっており、排出板13は最大限車両前方側へ移動した状態となる。つまり、表示器17は、塵芥収容箱2内部の塵芥が満載状態でこれ以上塵芥が収容できない状態であることを、LED17eの点灯によって、塵芥投入箱3の後方に向けて表示する。
また、表示器17は、排出板13が車両前方側へ序々に移動することで順次点灯する各LED17a〜17eによって、排出板13が塵芥収容箱のどの辺りの位置にあるかを5段階に分けて、当該塵芥収集車1の後方に向けて表示する。
なお、LED17eは、LED17a〜17dと異なる色で点灯するものであることが好ましく、この場合、塵芥収容箱2の内部の塵芥が満載状態であることを当該塵芥収集者の作業者に対して示し、注意を促すことができる。
上記のように、表示器17及びこれを制御するコントローラCは、傾斜角センサSが検知した傾動角度θを、排出板13の前後方向位置として、後方に向けて表示する位置表示手段を構成している。
上記のように構成された塵芥収集車1、及び、表示装置30によれば、傾斜角センサSによって傾動角度θとして検知される排出板13の前後方向位置を、表示器17によって後方に向けて表示するので、当該塵芥収集車1の後方で積込作業を行う作業者は、作業を行いながら表示器17の表示を確認することで排出板13の前後方向位置を確認することができる。この結果、作業者は、排出板13の位置を確認するために、その作業を止める必要がないので、積込作業の効率を高めることができる。
また、表示器17を塵芥投入箱3後面の投入口3aを覆うスライドカバー3bに設けることよって、車両後方で積込作業をする作業者に対して、当該表示器17による表示を、スライドカバー3bの開閉位置に係わらず、確実に視認させることができる。
本実施形態では、表示装置30は、積込装置50の主電源に連動して動作するように構成されている。通常、塵芥収集車1の積込装置50等のメインスイッチは、運転室内にあり、この積込装置50のメインスイッチを「ON」状態とすることで、表示器17に排出板13の位置が表示される。表示器17は、スライドカバー3bの開閉位置に係わらず、視認することができるので、操作者は、積込装置50のメインスイッチを「ON」状態とすれば、排出板13の位置を確認することができる。
また、上記実施形態では、このリンク機構Lの第2リンク15に固定された傾斜角センサSによって、第2リンク15の傾斜角度としての傾動角度θを検知し、この傾動角度θを排出板13の前後方向位置として把握できるように構成したので、上記従来例のように多数の滑車にワイヤを巻き掛けるといったような複雑な構造とすることなく、より簡易な構造によって排出板13の位置を検出できる。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る塵芥収集車の背面図であり、図6は、その後部の一部側面図である。本実施形態と、第一の実施形態との主な相違点は、表示器17をLED式の電光掲示板とした点である。その他の点については第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
このLED式の電光表示板を利用した表示器17は、スライドカバー3bにブラケット20によって固定されており、車両幅方向に横長の矩形形状の表示面17fを有している。この表示面には、多数のLEDが配列されており、種々の情報を表示することができるように構成されている。
塵芥の積込作業を行う際には、図5に示すように表示面17fを横方向に領域を5等分し、第1の実施形態と同様に、傾斜角センサSが検知した傾動角度θを、排出板13の前後方向位置とし、この前後方向位置を5段階に分けて、後方に向けて表示する。
一方、作業中において、排出板13の前後方向位置を確認する必要がない場合には、例えば、図7に示すように、「作業中」と、周囲に注意を促す表示に切り替えることができる。また、作業を行わない移動中等においても、排出板13の前後方向位置を確認する必要がない場合には、周囲に注意を促す文字表示に切り替えることができる。
このように、上記本実施形態の塵芥収集車1、及び、表示装置30において、表示器17は、排出板13の前後方向の位置のみならず、他の情報を表示できるので、汎用性の高いものとなる。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る塵芥収集車の背面図であり、図9は、その後部の一部側面図である。本実施形態と、第1の実施形態との主な相違点は、表示器17を塵芥投入箱3の投入口3aの上縁に配置されたスライドカバー3bを保護するための保護部材18に設けた点である。その他の点については第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
図8、及び図9において、保護部材18は、塵芥投入箱3の両側壁3cを車両幅方向に繋ぐパイプ材であり、投入口3aより露出した状態でかつ投入口3aの上縁3a1に沿うように塵芥投入箱3の内部に配置されている。
スライドカバー3bは、上方に移動することで投入口3aの覆いを解除するが、スライドカバー3bを上方に移動したとき、スライドカバー3bの下端縁3b1が、投入口3aの上縁3a1に僅かに重なるように設けられており、投入される塵芥の接触によってこのスライドカバー3bが破損するおそれがある。上記保護部材18は、上方に移動させたときのスライドカバー3bに塵芥が接触するのを防止するために、投入口3aの上縁3a1に沿うように設けられており、スライドカバー3bの破損を防止するものである。
保護部材18の投入口3a開口から露出する部分の左右方向ほぼ中央には、表示器17が、当該略部材18の内部に埋め込まれるように設けられている。このため、作業中においては、投入口3aの覆いを解除した状態であるので、作業者は、この表示器17の表示を確認しながら作業することができる。一方、作業を行わない移動中等では、投入口3aをスライドカバー3bで覆うので、同時に表示器17も覆うことができ、移動中等において、表示器17が破損しないように保護することができる。
本実施形態では、既存の保護部材18に表示器17を設けたので、当該表示器17を塵芥投入箱3に簡単に取り付けることができる。また、コントローラCと表示器17との間はハーネス等によって電気的に接続するが、上述した第1の実施形態のように、上下方向に可動するスライドカバー3bに表示器17を設けると、前記ハーネスの取り回しが比較的複雑となる一方、本実施形態では、塵芥投入箱3に固定された部材である保護部材18に設けることで、前記ハーネス等の取り回しが容易になる。
図10は、本発明の第4の実施形態に係る塵芥収集車1の排出板13及びリンク機構Lの態様を模式的に示した側面図である。本実施形態と、第1の実施形態との主な相違点は、油圧シリンダ16が、ほぼ水平方向に伸縮することによって排出板13を車両前後方向に駆動する点と、リンク機構Lが排出板13の往復動に従動して屈伸する点である。その他の点については第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
図10のように、油圧シリンダ16は、一端部16aが塵芥収容箱2の前壁部に設けられたブラケット19に連結され、他端部16bが排出板13に連結されている。そして、油圧シリンダ16は、ほぼ水平方向に伸縮することによって、排出板13を車両前後方向に駆動する。
リンク機構Lは、第1の実施形態と同様、第1及び第2リンク14,15によって構成されているが、第1リンク14には、油圧シリンダ16は連結されていない。このため、リンク機構Lは、油圧シリンダ16によって、前後方向に往復動する排出板13の動きに従動して屈伸する。第2リンク15には、上記第1の実施形態と同様に傾斜角センサSが固定されており、検出される傾斜角度を、排出板13の前後方向に位置として出力する。
本実施形態のリンク機構Lは、上記第1の実施形態で示したリンク機構と異なり、直接排出板13を移動させるものではなく、傾斜角センサSで排出板13の前後方向の位置を把握すべく付随的に取り付けたものである。
本実施形態の塵芥収集車1によれば、排出板13を前後方向に駆動する駆動機構に、排出板13の移動に伴って傾動する部材を備えていなくても、排出板13の移動に従動して屈伸するリンク機構Lを付随的に設けることで、傾斜角センサSを用いて、排出板13の前後方向位置を把握することができる。
図11は、本発明の第5の実施形態に係る塵芥収集車1の排出板13の態様を模式的に示した側面図である。本実施形態と、第1の実施形態との主な相違点は、リンク機構Lを有していない点、油圧シリンダ16が、その傾動しながら伸縮することによって排出板13を車両前後方向に駆動する点、及び、傾斜角センサSが油圧シリンダ16に固定されている点である。その他の点については第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
図11において、油圧シリンダ16は、一端部16aが塵芥収容箱2内部の前壁部近傍に設けられた図示しないブラケット等に連結され、他端部16bが排出板13に連結されている。そして、油圧シリンダ16は、ほぼ水平方向に伸縮することによって、排出板13を車両前後方向に駆動する。
また、油圧シリンダ16の一端部16aは、排出板13が車両前方側に最大限移動したときに当該油圧シリンダ16の傾斜角度が排出板13の傾斜面部13bとほぼ同じ傾斜角度となる程度に他端部16bよりも上方に位置するように連結されている。このため、油圧シリンダ16は、伸縮して排出板13を移動させると、その移動に応じて、当該油圧シリンダ16の傾斜角度が、図中、角度φの範囲で変化する。
上述したように、本実施形態では、傾斜角センサSは、油圧シリンダ16に固定されており、上記のように排出板13の移動に応じて傾動する当該油圧シリンダ16の傾斜角度を検出し、これを排出板13の前後方向に位置として出力するように構成されている。
本実施形態では、上記第1及び第4の実施形態で示した塵芥収集車1が有していたリンク機構Lを必要とせず、かつ傾斜角センサSを用いることで上記従来例のように複雑な構造とする必要もない。このため、より簡易な構成で排出板13の前後方向位置を把握することができる。
なお、本発明の塵芥収集車、及び、排出板位置表示装置は、上記実施形態に限定されるものではない。上記各実施形態では、プレス式の塵芥収集車に適用した場合を例示したが、回転板式の塵芥収集車に対しても適用することができる。
また、上記各実施形態において、表示器17は、スライドカバー3bもしくは保護部材18に設けたが、車両の後方に向けて表示ができれば、特にその設置場所は限定されない。
また、上記各実施形態では、排出板位置表示装置は、積込装置の電源に連動して動作するように構成したが、専用のスイッチを設けても良いし、当該塵芥収集車自体のキースイッチと連動させてもよい。また、上記第3の実施形態のように、投入箱3aの内部に表示器17を設けた場合には、スライドカバー3bの開閉に連動して排出板位置表示装置を動作させてもよい。この場合、積込作業の合わせて表示器17に表示させることができる。
また、上記各実施形態では、傾斜角センサSにより検知される傾斜角度から得られる排出板13の前後方向位置を5段階で表示するように構成したが、より細かい段階に分けて表示するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、排出板の前後方向の位置を把握するために、傾斜角センサを用いたが、例えば、近接スイッチを塵芥収容箱内部に多数配列しこの近接スイッチの検知結果に基づいて排出板の位置を把握するように構成してもよいし、排出板の塵芥収容箱内の位置を把握することができれば、他のセンサ等を用いてもよい。
本発明の第1の実施形態に係るプレス式の塵芥収集車の後部を示す側断面図である。 投入口を覆うスライドカバーを上方に移動させその覆いを解除したときの塵芥収集車の背面図である。 図2における塵芥収集車の後部側面図である。 表示器を制御するための構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る塵芥収集車の背面図である。 図5における塵芥収集車の後部側面図である。 表示器による表示内容の一例を示した図である。 本発明の第3の実施形態に係る塵芥収集車の背面図である。 図8における塵芥収集車の後部側面図である。 本発明の第4の実施形態に係る塵芥収集車の排出板及びリンク機構の態様を模式的に示した側面図である。 本発明の第5の実施形態に係る塵芥収集車の排出板の態様を模式的に示した側面図である。
符号の説明
1 塵芥収集車
2 塵芥収容箱
2a 開口
3 塵芥投入箱
3a 投入口
3a1 上縁
3b スライドカバー
13 排出板
16 油圧シリンダ(駆動手段)
17 表示器(位置表示手段)
18 保護部材
30 表示装置(排出板位置表示装置)
50 積込装置
C コントローラ(位置表示手段)
L リンク機構
S 傾斜角センサ(位置検知手段)

Claims (2)

  1. 後面が開口した塵芥収容箱と、
    この塵芥収容箱の開口に連接して設けられ、塵芥を投入するための投入口を後面に有する塵芥投入箱と、
    前記投入口より投入された塵芥を前記塵芥収容箱に積み込む動作を行う積込装置と、
    前記塵芥収容箱内部に前後方向へ往復動可能に設けられ、当該塵芥収容箱内部に収容される塵芥を前記開口から排出する排出板と、
    前記塵芥収容箱内部における前記排出板の前後方向位置を検知する位置検知手段と、
    前記塵芥投入箱の後部に設けられ、前記位置検出手段が検知した前記排出板の前後方向位置を当該塵芥投入箱の後方に向けて表示する位置表示手段と、
    を備え
    前記塵芥投入箱は、上下方向に移動することで前記投入口を開閉するスライドカバーを有しており、
    前記位置表示手段は、前記投入口が前記スライドカバーにより覆われた状態で当該スライドカバーにより覆われる位置に配置されていることを特徴とする塵芥収集車。
  2. 前記塵芥投入箱は、前記投入口より露出した状態でかつ当該投入口の上縁に沿うように前記塵芥投入箱内部に配置され、上方に移動させたときの前記スライドカバーを塵芥の接触から保護する棒状の保護部材を有し、
    前記保護部材に前記位置表示手段が設けられている請求項1に記載の塵芥収集車。
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