JP2007097441A - 無菌パック米飯の製造方法及びその装置 - Google Patents

無菌パック米飯の製造方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】米粒内部に十分に水を吸水させて炊飯不良をなくし、食味に優れた無菌パック米飯の製造方法及びその装置を提供することを技術的課題とする。
【解決手段】米計量充填部5と、水計量充填部6と、仮シール部7と、該仮シールを行ったトレーごと加熱調理する炊飯・蒸らし部11,14と、蒸らし処理後、同一チャンバー内で真空冷却・ガス置換・前記通気部の密封シールを行う密封包装部17と、を備えた無菌パック米飯の製造装置において、前記仮シール部7と前記炊飯・蒸らし部11との間に、トレーごと温度30〜35℃、時間40〜60分間の浸漬を行う浸漬部9を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子レンジで数分間、熱湯で十数分間加熱して、直ちに食べることができる炊飯器不要の無菌パック米飯の製造方法及びその装置に関するものである。
近年、一人前ずつパックされた加工米飯を電子レンジで数分間加熱するか、熱湯中で十数分間加熱するだけでご飯ができあがり、パックのままか又は茶碗に盛り付けて食べることができる加工米飯が登場している。これは無菌パック米飯と称される商品で、独身者や共働きの家庭に普及してきている。
従来、この種の無菌パック米飯は以下のように製造されている。すなわち、耐熱性の合成樹脂性トレーに一人前の米と水とを充填し、該トレーの開口部に、蒸気を逃がすための通気部が形成された殺菌済フィルムにて被覆した後、炊飯・蒸らしを行い、冷却後、ガス置換を行って通気部を密封にシールし、商品とする。そして、前記トレーの開口部を、殺菌済フィルムにより被覆することでトレー内への落下菌の混入による微生物汚染が防止され、ガス置換を行って通気部を密封にシールすることで脱酸素剤が不要となり、製造に手間とコストがかからないといったメリットがある。
上記無菌パック米飯の製造方法のうち、外観及び風味に優れた高品質の食品パックを短時間で製造することができるものがある(特許文献1参照)。このものは、トレーに米と水を充容した後、このトレーの上端開放部を下掛けトップ材で封口すると共に、トレー内外を連通するリーク孔を設け、次にこのトレーを加熱してトレー内の米を吸水膨張させた後、このトレー内の米を100℃を越えた無菌加熱・加圧エアーとスチームとの混合気により加圧・高温状態で炊飯し、その後無菌エアーパージ下で乾熱して蒸気を抜くことにより蒸らし処理を行って、米飯パックを製造するものである。
しかしながら、上記特許文献1の「トレー内の米の吸水膨張」工程にあっては、発明の詳細な説明の欄に「トレー23(「24」の誤記と思われる)は60〜100℃、より好ましくは70〜80℃に約10〜15分間加熱され、これによりトレー24内の米を十分に吸水、膨潤させる(吸水炊飯)。」と記載されている。つまり、米粒のアルファ化温度まで一気に加熱するために、米粒表面部には水を透過しないアルファ化膜が形成されてしまい、米粒の中心部が水分不足に陥ってデンプンのアルファ化が完全に行われず、アルファ化度が30〜50%に止まった芯のある不味いご飯に炊き上がるおそれがある。
また、上記特許文献1の「炊飯」工程にあっては、「100℃を越えた無菌加熱・加圧エアーとスチームとの混合気により加圧・高温状態で炊飯」を行うので、米粒の中心部ではなく、表面部から熱が伝達されるので、炊飯ムラが生じるおそれもある。
特許第3414010号公報
本発明は上記問題点にかんがみ、米粒内部に十分に水を吸水させて炊飯不良をなくすとともに、胚芽残存率の高い胚芽米、分搗き米及び玄米などの場合であっても米粒内部に十分に水を吸水させ、食味に優れた無菌パック米飯の製造方法及びその装置を提供することを技術的課題とする。
上記課題を解決するため請求項1の発明は、耐熱性のトレーに一人前の米と炊き水とを充填する充填工程と、該トレーの開口部を、殺菌済フィルムで被覆するとともに、蒸気を逃がすための通気部を形成してシールを行う仮シール工程と、該仮シールを行ったトレーごと加熱調理する炊飯・蒸らし工程と、蒸らし処理後、同一のチャンバー内で真空冷却、ガス置換及び前記通気部の密封シールの各処理を行う密封包装工程と、からなる無菌パック米飯の製造方法において、前記仮シール工程と前記炊飯・蒸らし工程との間に、前記仮シールしたトレーごと温度30〜35℃、時間40〜60分間の浸漬を行う浸漬工程を備える、という技術的手段を講じた。
また、請求項2の発明は、前記炊飯・蒸らし工程が、温度95〜99℃、時間20〜30分間の蒸気炊飯処理を行った後、温度120〜150℃、時間3秒間〜1分間のマイクロ波炊飯処理を行い、次いで、温度80〜90℃、時間15〜20分間の蒸らしを行うことを特徴とする。
さらに、請求項3の発明は、耐熱性のトレーに一人前の米を充填する米計量充填部と、トレーに炊き水を充填する水計量充填部と、トレーの開口部を、殺菌済フィルムで被覆するとともに、蒸気を逃がすための通気部を形成する仮シール部と、該仮シールを行ったトレーごと加熱調理する炊飯・蒸らし部と、蒸らし処理後、同一のチャンバー内で真空冷却、ガス置換及び前記通気部の密封シールの各処理を行う密封包装部と、を備えた無菌パック米飯の製造装置において、前記仮シール部と前記炊飯・蒸らし部との間には、四角箱状の本体内に、回転可能に軸支した複数個のスプロケット、該スプロケットに回動可能に掛け渡したチェーンコンベア、該チェーンコンベアに取り付けた複数個のゴンドラ及び温度30〜35℃の蒸気を噴出させる蒸気管を配設した浸漬部を設けたことを特徴とする。
そして、請求項4記載の発明は、前記炊飯・蒸らし部が、四角箱状の本体内に、回転可能に軸支した複数個のスプロケット、該スプロケットに回動可能に掛け渡したチェーンコンベア、該チェーンコンベアに取り付けた複数個のゴンドラ及び温度95〜99℃の蒸気を噴出させる蒸気管を配設した蒸気炊飯部と、トンネル状の本体、該本体の両端部に配置された一対のプーリ、該プーリに巻回されたコンベアベルト及び該コンベアベルトの上方又は下方に配置されて温度120〜150℃に加熱可能なマイクロ波照射部からなるマイクロ波炊飯部と、前記コンベアベルトの上方又は下方に配置されて温度80〜90℃に保持する蒸らし用ヒータからなる蒸らし部とから構成したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、浸漬処理において、米粒に最適な温度及び時間に設定された浸漬工程が設けられているので、米粒表面部にアルファ化膜は形成されることはなく、米粒に十分な浸漬が行われて炊飯不良をなくすことが可能となる。この浸漬工程においては、トレー開口部がすでに殺菌済フィルムにより被覆されているので、トレー内へ落下菌が混入することがない。さらに、原料が胚芽残存率の高い胚芽米、分搗き米及び玄米などの場合、温度が約30℃、時間が約40分の浸漬を行うことで、動物の血圧を下げる機能や、生活習慣病等の予防・回復の効果があるとされるγ−アミノ酪酸(GABA)の富化された無菌パック米飯を製造することができる利点がある。
請求項2の発明によれば、温度95〜99℃、時間20〜30分間の蒸気炊飯処理により、米粒の表面部から徐々にアルファ化を進めてアルファ化度を約90%程度に止めておき、次いで、温度120〜150℃、時間3秒間〜1分間のマイクロ波炊飯処理により、米粒全体を均一に100%アルファ化させる。その後、温度80〜90℃、時間15〜20分間で蒸らし処理を行うと、米粒に還元糖が増し、ほのかに甘味のある優れた食味の米飯に炊き上げることができる。また、マイクロ波炊飯処理を併用することで、米粒を高温殺菌処理することもできる
請求項3の発明によれば、常圧の蒸気を用いることで、低コストで全てのトレーを均一に浸漬処理することができる。
請求項4の発明によれば、炊飯・蒸らし処理において、蒸気炊飯とマイクロ波炊飯という二つの異なる熱源を用いて炊飯するとともに、蒸気炊飯においては常圧の100℃を超えない加熱水蒸気を用いているので、低コストで、かつ、全てのトレーを均一に炊飯処理することができる。
以下、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の無菌パック米飯の製造装置に係る概略平面図であり、図2は同製造装置におけるトレー自動供給部、米計量充填部、水計量充填部及び仮シール部の構造を示す概略図であり、図3は浸漬部及び蒸気炊飯部の構造を示す概略図であり、図4はマイクロ波炊飯部及び蒸らし部の構造を示す概略図であり、図5は同一チャンバー内で真空冷却・ガス置換・前記通気部の密封シールを行う密封包装部の構造を示す概略図である。
図1及び図2において、符号1は本発明に係る無菌パック米飯製造装置であり、符号2はトレー自動供給部である。該トレー自動供給部2は、耐熱性の合成樹脂性トレー(容器)2cを多数積み重ねるとともに、複数列(例えば、4列)で待機させておくトレー貯留部2aと、該トレー貯留部2a下部から各列のトレーを1枚ずつ自動で取り出すトレー供給部2bとからなり、横4列で連続的にコンベア装置3に供給される。コンベア装置3は、一対のスプロケット3a,3b及び補助スプロケット3c,3dにチェーン3eが巻回されており、該チェーン3eに、トレー受けパレット3f…が間隙をおいて多数取り付けられている。該トレー受けパレット3f…は、1枚のパレット3fに横4列、縦3列で12個のトレー2c…が収容可能であり、複数個のトレー2c…を整列させながら順次搬送させる構成になっている。
トレー自動供給部2の次工程には、異物吸引装置4が設けられ、トレー2c内の塵埃や異物が吸引除去される。さらに、異物吸引装置4の次工程には、米計量充填部5が設けられ、トレー2cに一人前の米が充填される。米計量充填部5は、例えば、高速で計量・排出が可能な公知の組み合わせ計量機を採用するとよい。図2に示すように、原料は中央上部のホッパ5aに投入され、中央の円錐フィーダ5bにより側部に設けられた中間ホッパ5cに供給される。中間ホッパ5cでは所定量の原料を貯留した後、複数の計量ホッパ5dに排出される。
そして、目標の重量値となすべく複数の計量ホッパ5dの計量値が組み合わされ、組み合わせに合致した原料が集合シュート5e、排出バルブ5f、ホッパ5gを経て各トレー2cに供給されることになる。
米計量充填部5に供給する原料としては、市販されている無洗米が好ましいが、精白米、胚芽残存率の高い胚芽米、分搗き米及び玄米でもよい。精白米、胚芽米、分搗き米など洗米が必要なものは、あらかじめ所定の水分まで脱水又は乾燥し、米計量充填部5に滞留しないよう調製しておく必要がある。
米計量充填部5の次工程には、水計量充填部6が設けられ、該水計量充填部6のノズル6aからトレー2cに炊き水が充填される。水計量充填部6の次工程には、仮シール部7を設ける。仮シール部7は、トレー2cの開口部に、殺菌済フィルム7aを被覆した後、トレー2cの開口縁と殺菌済フィルム7aとをシールするものであり、蒸気を逃がすための通気部を形成すべく開口縁の一部を未シール部として残したシールが行われる。仮シール部7は殺菌済フィルム7aのロール7bと、該フィルム7aを案内する案内ロール7c,7d,7e,7fと、フィルム材巻取りローラ7gと、第1仮シール部7h,第2仮シール部7iと、トリミング部7jとが備えられている。
次に、図1及び図3を参照して浸漬部及び蒸気炊飯部について説明する。該浸漬部及び蒸気炊飯部においては、前記トレー受けパレット3f…に収容された複数個のトレー2c…が順次取り出されて押し込み装置8に供給される。該押し込み装置8は、複数個のローラに巻回されたコンベアベルト8aと、エアシリンダにより水平方向に往復動可能な押し込み機構8bと、該押し込み機構8bに取り付けられた押し込み部材8cとから構成され、横4列で搬送されたトレー2c…を浸漬部9内に吊り下げられたゴンドラ9dに順次供給するものである。
浸漬部9の四角箱状の本体9a内には、回転可能に軸支された複数個のスプロケット9b…及び該スプロケット9b…に回動可能に掛け渡されたチェーンコンベア9cにより浸漬用走行路9dが形成され、前記チェーンコンベア9cには、前記トレー2cを吊り下げた状態で浸漬用走行路9dを移送させるゴンドラ9eが一定間隔おきに複数個取り付けられている。さらに、前記本体9a内には、蒸気を充満させるために、蒸気噴出孔9g…が多数穿設された蒸気管9fを配設するとともに、該蒸気管9fの下方には蒸気を受ける蒸気受皿9hを配設する。該蒸気受皿9hに溜まった水は図示しないドレンにより機外に排出される構成となっている。一方、本体9aの一側壁9iには、トレー搬入口9jが設けられるとともに、他側壁9kには、トレー搬出口9Lが設けられている。本体9aの材質はSUS304を使用するとよく、本体9a内の雰囲気温度が30℃に保持されるよう、熱量を考慮して設計されている。
前記蒸気噴出孔9f…からは、例えば、蒸気圧が0.5MPaで、温度が30℃の蒸気が噴出される。そして、搬入口9jから搬入されたトレー2cは、ゴンドラ9eに載置されると、吊り下げ状態で浸漬用走行路9dを移送し、温度が約30℃、時間が約40分の浸漬が行われて搬出口9lから搬出される。符号9mはトレー取り出し装置である。
符号10は、符号8と同様の構成の押し込み装置であり、浸漬が終了したトレー2c…を蒸気炊飯部11に押し込む役目をする。
符号11は蒸気炊飯部であり、浸漬部9とほぼ同じ構成であるが、浸漬部9とは蒸気温度と蒸気炊飯用走行路の走行時間が相違する。該蒸気炊飯部11の蒸気噴出孔11g…からは、例えば、蒸気圧が0.5MPaで、温度が95〜99℃の蒸気が噴出される。そして、搬入口11jから搬入されたトレー2cは、ゴンドラ11eに載置され、吊り下げ状態で蒸気炊飯用走行路11dに移送され、温度が95〜99℃、時間が約20分の蒸気炊飯が行われて搬出口11lから搬出される。符号11mはトレー取り出し装置であり、符号12は、符号8と同様の構成の押し込み装置であり、蒸気炊飯が終了したトレー2c…をマイクロ波炊飯部14に押し込む役目をする。なお、図1の符号13は装置1を「コ」字状に配置するための横送りコンベアであるが、設置面積が十分に大きく、折返し不要の場合は省略することができる。
次に、図1及び図4を参照してマイクロ波炊飯部及び蒸らし部について説明する。マイクロ波炊飯部14は、トンネル状の本体14aと、該本体14aの両端部に配置された一対のプーリ14b,14cと、該プーリ14b,14cに巻回されたコンベアベルト14dと、該コンベアベルト14dの上方又は下方に配置された多数のマイクロ波照射部14e…と、排熱部14gと、インバータ部14hと、制御部14iとから構成される。符号14fは、前記マイクロ波照射部14eの後工程に形成される蒸らし用のヒータである。炊飯用マイクロ波照射部14e…は、例えば、周波数2.45GHZ〜2.50GHZ,波長12cm程度のマイクロ波が照射され、出力4kwで加熱すると、米粒を毎秒2.8℃ずつ昇温させ、数分間照射した後は、120〜150℃に加熱することができる。一方、蒸らし用のヒータ14fは、80〜90℃の温度を保持する能力のものを選択するとよい。
さらに、図1及び図5を参照して同一チャンバー内での真空冷却・ガス置換・前記通気部の密封シールを行う密封包装部について説明する。符号15は製品供給装置であり、符号16は製品整列装置であって、次工程の横4列、縦1列のパレットに整列して収容するために配置されている。密封包装部17の主要部を構成するコンベア装置18は、一対のスプロケット18a,18bにチェーン18cが巻回されており、該チェーン18cに、横4列、縦1列のトレー受けパレット18d…が間隙をおいて多数取り付けられている。
製品整列装置16の次工程には、トレー2c内の温度を検知する放射温度計19が設けられ、製品の温度管理が行われる。さらに、放射温度計19の次工程には、チャンバー24内にガス置換部20、密封シール部21、容器フランジ冷却部22が設けられている。
チャンバー24は真空発生装置(図示せず)と連通して真空状態下まで減圧して、加熱調理された米飯を急速冷却することが可能であり、雑菌の繁殖を抑えることができる。符号23は仕上げ冷却装置であり、トレー2cにクリーンルーム内の空調温度(例えば、20℃)の風を吹き付けて製品温度を25℃に冷却し、箱詰されることになる。
以下、上記のような装置1を用いて無菌パック米飯を製造する方法について説明する。図1及び図2に示すように、トレー自動供給部2から減菌されたトレー2cが取り出されてトレー受けパレット3f…に供給され、トレー2cは横4列、縦3列で整列されて順次搬送される。そして、異物吸引装置4によりトレー2c内の塵埃や異物が吸引除去された後、米計量充填部5に至る。米計量充填部5においては、トレー2c内にあらかじめ減菌された一人前の米が順次計量・充填され、次いで、水計量充填部6において、あらかじめ減菌された炊き水が順次計量・充填される。
次に、トレー2cは仮シール部7に至り、トレー2cの開口縁と殺菌済フィルム7aとをシールすることになる。このとき、蒸気を逃がすための通気部を形成すべく開口縁の一部を残したシールが行われる。そして、トリミング部7jにより仮シール後の殺菌済フィルム7aの裁断が行われる。
図1及び図3に示すように、仮シールされたトレー2cは、トレー受けパレット3f…から順次取り出されて押し込み装置8に供給され、次に、浸漬部9内に吊り下げられたゴンドラ9eに供給される。
浸漬部9では、蒸気管9f及びゴンドラ9eにより、トレー2cが30〜35℃、好ましくは30℃で約40〜60分間保持され、トレー2c内の米を十分に浸漬させることができる。図6のトレー温度と経過時間との関係を示すグラフを参照すると、特許文献1の炊飯パターン(破線)は、炊飯開始から約5分で一気に米粒のアルファ化温度まで加熱する吸水工程であるのに対し、本発明の炊飯パターン(実線)は、炊飯開始から約40分経過するまでは約30℃で保持する浸漬工程に特徴を有する。これにより、米粒表面部にアルファ化膜は形成されることはなく、米粒に十分な浸漬が行われて炊飯不良をなくすことが可能となる。
浸漬処理後、トレー2cは浸漬部9の搬出口9lから搬出され、押し込み装置10を経て蒸気炊飯部11の搬入口11jに搬入される。蒸気炊飯部11では、蒸気管11f及びゴンドラ11eにより、温度が95〜99℃、時間が20〜30分、好ましくは98℃で約20分間の蒸気炊飯が行われる。図6を参照すると、特許文献1の炊飯パターン(破線)は、104〜105℃で炊飯するのに対し、本発明の炊飯パターン(実線)は、100℃より低い95〜99℃で炊飯が行われる。これにより、米粒の表面部から徐々にアルファ化が進行するが、アルファ化度を約90%程度に止めて搬出することができる。
蒸気炊飯処理後、トレー2cは蒸気炊飯部11の搬出口11lから搬出され、押し込み装置12及び横送りコンベア13を経てマイクロ波炊飯部14に搬入される。該マイクロ波炊飯部14では4kw容量のマイクロ波照射部14eにより3秒間〜5分間、好ましくは1分間照射され、トレー2cが120〜150℃の温度で加熱される。これにより、米粒全体が均一に100%アルファ化されるとともに、高温殺菌される。マイクロ波照射部14eを通過したトレー2cは、次に、蒸らし用のヒータ14fに至り、80〜90℃の温度で約15〜20分間維持されて、米飯が蒸らされる。
次いで、トレー2cは製品供給装置15及び製品整列装置16を経て放射温度計19を通過する。そして、該放射温度計19にて米飯の温度が検知されて製品の温度管理が行われ、最終工程となる密封包装部17に搬入される。
密封包装部17は、同一のチャンバー24内で真空冷却・ガス置換・前記通気部の密封シールを行うものである。トレー2cが搬入されると、まず、チャンバー24の真空発生装置(図示せず)が作動して真空状態下まで減圧し、80〜90℃の温度で蒸らした米飯を、60℃まで急冷させる。これにより、雑菌の繁殖を抑えるとともに、ガス置換の効率を高めることができる。次いで、真空状態下のチャンバー24内に窒素ガスや炭酸ガスを充満させてガス置換が行われる。これにより、ガス注入管をトレー2c内に差し込む方式のような二次汚染のおそれが少なく、また、ガス置換の効率を高めることができる(例えば、窒素置換率99%以上を達成できる)。ガス置換後のトレー2cは密封シール部21、容器フランジ冷却部22により密封シールが行われる。
密封シールが行われたトレー2cは、仕上げ冷却装置23に搬入され、トレー2cにクリーンルーム内の空調温度(例えば、20℃)の風を吹き付けて25℃に冷却し、箱詰した後、出荷される。
上述した炊飯方法によれば、温度が約30℃、時間が約40分の浸漬を行った後、温度が95〜99℃、時間が約20分の蒸気炊飯を行い、次いで、温度が120〜150℃、時間が約1分間のマイクロ波炊飯を行い、さらに、温度が80〜90℃、時間が約15〜20分間の蒸らしを行うことにより、米粒に十分な浸漬が行われて炊飯不良をなくすことが可能となり、また、蒸気炊飯によって米粒の表面部から徐々にアルファ化を進めてアルファ化度を約90%程度に止めておき、マイクロ波炊飯によって米粒全体を均一に100%アルファ化させるので、米粒に還元糖が増して、ほのかに甘味のある優れた食味の米飯に炊き上げることができる。
図7は、浸漬時間と糖濃度との関係、浸漬時間と水分値との関係を示すグラフである。図7を参照すると、浸漬時間0(min)の場合、水分含量15.5(%)、還元糖濃度15.4(mg/L)、グルコース濃度0(mg/L)であるのに対し、浸漬時間60(min)の場合、水分含量29.3(%)、還元糖濃度25.2(mg/L)、グルコース濃度15.3(mg/L)であり、浸漬時間を長く保持すれば糖濃度が増加し、ほのかに甘味のある優れた食味の米飯となる。
特に、原料が胚芽残存率の高い胚芽米、分搗き米及び玄米などの場合、温度が約30℃、時間が約40分の浸漬を行うことで、動物の血圧を下げる機能や、生活習慣病等の予防・回復の効果があるとされるγ−アミノ酪酸(GABA)の富化された無菌パック米飯を製造することができる。
本発明の無菌パック米飯の製造装置に係る概略平面図である 同製造装置におけるトレー自動供給部、米計量充填部、水計量充填部及び仮シール部の構造を示す概略図である。 浸漬部及び蒸気炊飯部の構造を示す概略図である。 マイクロ波炊飯部及び蒸らし部の構造を示す概略図である。 密封包装部の構造を示す概略図である。 トレー温度と経過時間との関係を示すグラフである。 浸漬時間と糖濃度との関係、浸漬時間と水分値との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 無菌パック米飯製造装置
2 トレー自動供給部
3 コンベア装置
4 異物吸引装置
5 米計量充填部
6 水計量充填部
7 仮シール部
8 押し込み装置
9 浸漬部
10 押し込み装置
11 蒸気炊飯部
12 押し込み装置
13 横送りコンベア
14 マイクロ波炊飯部
15 製品供給装置
16 製品整列装置
17 密封包装部
18 コンベア装置
19 放射温度計
20 ガス置換部
21 密封シール部
22 容器フランジ冷却部
23 仕上げ冷却装置
24 チャンバー

Claims (4)

  1. 耐熱性のトレーに一人前の米と炊き水とを充填する充填工程と、該トレーの開口部を、殺菌済フィルムで被覆するとともに、蒸気を逃がすための通気部を形成してシールを行う仮シール工程と、該仮シールを行ったトレーごと加熱調理する炊飯・蒸らし工程と、蒸らし処理後、同一のチャンバー内で真空冷却、ガス置換及び前記通気部の密封シールの各処理を行う密封包装工程と、からなる無菌パック米飯の製造方法において、
    前記仮シール工程と前記炊飯・蒸らし工程との間に、前記仮シールしたトレーごと温度30〜35℃、時間40〜60分間の浸漬を行う浸漬工程を備えたことを特徴とする無菌パック米飯の製造方法。
  2. 前記炊飯・蒸らし工程は、温度95〜99℃、時間20〜30分間の蒸気炊飯処理を行った後、温度120〜150℃、時間3秒間〜1分間のマイクロ波炊飯処理を行い、次いで、温度80〜90℃、時間15〜20分間の蒸らしを行ってなる請求項1記載の無菌パック米飯の製造方法。
  3. 耐熱性のトレーに一人前の米を充填する米計量充填部と、トレーに炊き水を充填する水計量充填部と、トレーの開口部を、殺菌済フィルムで被覆するとともに、蒸気を逃がすための通気部を形成する仮シール部と、該仮シールを行ったトレーごと加熱調理する炊飯・蒸らし部と、蒸らし処理後、同一のチャンバー内で真空冷却、ガス置換及び前記通気部の密封シールの各処理を行う密封包装部と、を備えた無菌パック米飯の製造装置において、
    前記仮シール部と前記炊飯・蒸らし部との間には、四角箱状の本体内に、回転可能に軸支した複数個のスプロケット、該スプロケットに回動可能に掛け渡したチェーンコンベア、該チェーンコンベアに取り付けた複数個のゴンドラ及び温度30〜35℃の蒸気を噴出させる蒸気管を配設した浸漬部を設けたことを特徴とする無菌パック米飯の製造装置。
  4. 前記炊飯・蒸らし部は、四角箱状の本体内に、回転可能に軸支した複数個のスプロケット、該スプロケットに回動可能に掛け渡したチェーンコンベア、該チェーンコンベアに取り付けた複数個のゴンドラ及び温度95〜99℃の蒸気を噴出させる蒸気管を配設した蒸気炊飯部と、
    トンネル状の本体、該本体の両端部に配置された一対のプーリ、該プーリに巻回されたコンベアベルト及び該コンベアベルトの上方又は下方に配置されて温度120〜150℃に加熱可能なマイクロ波照射部からなるマイクロ波炊飯部と、
    前記コンベアベルトの上方又は下方に配置されて温度80〜90℃に保持する蒸らし用ヒータからなる蒸らし部とから構成されてなる請求項3記載の無菌パック米飯の製造装置。
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