JP2007086836A - 既存建築物修復・復元管理システム - Google Patents

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義之 嘉藤
Reiji Okada
礼二 岡田
Takashi Shigehisa
隆志 重久
Masanori Shiba
雅則 芝
Masaya Suzuki
雅哉 鈴木
Shigeto Hasegawa
成人 長谷川
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Abstract

【課題】既存建築物の修復・復元作業を容易にするための既存建築物修復・復元管理システムを提供する。
【解決手段】既存建築物の解体時などに,各建築部材4の情報である建築部材情報と,建築物全体の情報である建築物情報とを既存建築物修復・復元管理装置1に入力する。また,各建築部材4に唯一のタグIDをICタグ3に書き込み,各建築部材4に取り付ける。それらの情報は,データベース化されて一元的に管理される。既存建築物の修復・復元作業時などに,既存建築物修復・復元管理装置1は,建築部材4に取り付けられたICタグ3からタグIDを取得し,建築部材4の建築部材情報や建築物情報を記憶するデータベースから該当する情報を取得する。取得された建築部材情報や建築物情報は関連付けられ,作業者が理解しやすい形式で表示される。
【選択図】 図1

Description

本発明は,既存建築物の修復・復元作業を支援する技術に関するものであり,特に,解体された既存建築物のすべての建築部材を一元的に管理し,解体された既存建築物の修復・復元作業が容易となる既存建築物修復・復元管理システムに関するものである。
従来から,神社や仏閣などの既存建築物を解体し,解体された建築部材を用いて建築物を修復・復元することが行われている。このとき,解体された既存建築物の建築部材は,その復元時に正確な位置に復元されなければならない。従来は,解体された既存建築物の建築部材に簡易な印などを取り付けて管理し,作業者が自らの技術や経験などによって修復・復元作業を行っていた。
なお,建築用・住宅用部材をICタグで管理する技術がある(例えば,特許文献1参照)。特許文献1の方法では,建築用または住宅用部材に,用途,材料名,構成,主成分,寸法,等級,認証および認証月日,製造メーカー名,製造番号,流通・デリバリルート,在庫履歴,施主名,建築予定月日および工期予定,建築物・住宅などの解体時やリサイクルの分別収集に関する情報などが記録されたICタグを取り付けて管理している。
特開2004−37902号公報
従来は,解体された既存建築物の建築部材についての構成情報(建築部材の材質,位置,形状など)が少ないため,修復・復元作業は困難で時間がかかるものであった。
特許文献1では,建築用または住宅用の部材に構成情報が記録されたICタグを取り付けて管理しているが,これは,工業的に製造された建築部材に対してIDタグを取り付ける技術である。特許文献1の技術は,同じ種類の建築部材が工業的に複数製造され,同じ種類の建築部材のICタグにはほぼ同じ内容の構成情報が記録され,同じ種類の部品は同じものとして管理される。
これに対して,神社や仏閣などの既存建築物を解体し,解体された建築部材を用いて建築物を修復・復元する場合には,解体された既存建築物をほぼ完全にもとの形に復元しなくてはならないので,同じ使用目的の建築部材が複数存在しても,1つ1つの建築部材を唯一の建築部材として扱う必要がある。また,どの建築部材同士をどのように組み合わせるかなどを容易に認識できるようにするため,複数の建築部材を一元的に管理する必要がある。
特許文献1では,複数の建築部材を一元的に管理することを目的とせず,個々の建築部材の管理のみを目的としている。また,特許文献1では,1つ1つの建築部材を唯一の建築部材として扱っていない。そのため,特許文献1の技術では,構成情報が存在してはいるが,その構成情報を解体された既存建築物の修復・復元作業に役立てることができない。
本発明は,上記の問題点の解決を図り,解体された既存建築物の建築部材を一元的に管理し,解体された既存建築物の修復・復元作業が容易となる既存建築物修復・復元管理システムを提供することを目的とする。
本発明は,上記の課題を解決するため,各建築部材にそれぞれを一意に識別する情報を記録したICタグを取り付け,さらに各建築部材の情報をデータベースで一元的に管理することを特徴とする。
各建築部材の情報を参照する場合には,各建築部材を一意に識別する情報でデータベースを検索する。このとき,各建築部材の情報はデータベースで一元的に管理されているので,参照を行った建築部材の建築物全体における位置や,他の建築部材との接合方法などの情報を容易に知ることができる。
具体的には,本発明は,既存建築物の修復・復元作業を支援するための既存建築物修復・復元管理システムであって,既存建築物に使用されている建築部材ごとの情報である建築部材情報を入力する手段と,既存建築物全体に関する情報である建築物情報を入力する手段と,入力された建築部材ごとの建築部材情報と入力された建築物情報とを一元的に記録管理する手段と,既存建築物に使用されている建築部材を一意に識別するための識別情報を発行する手段と,発行された識別情報を既存建築物に使用されている建築部材に取り付けるICタグに記録する手段とを備えることを特徴とする。
これによって,各建築部材にそれぞれを一意に識別する情報を記録したICタグを取り付け,さらに各建築部材の情報および建物全体の情報をデータベースで一元的に管理することが可能となる。
また,本発明は,既存建築物の修復・復元作業を支援するための既存建築物修復・復元管理システムであって,既存建築物に使用されている建築部材ごとの情報である建築部材情報と既存建築物全体の情報である建築物情報とを一元的に記録管理する手段と,既存建築物に使用されている建築部材に取り付けられたICタグから,その建築部材を一意に識別するための識別情報を取得する手段と,取得された識別情報に該当する建築部材に関する建築部材情報と建築物情報とを取得する手段と,取得された建築部材情報と建築物情報とを関連付けて表示する手段とを備えることを特徴とする。
これによって,各建築部材を容易に識別することが可能となり,また各建築部材の情報を建築物全体の情報と関連付けて知ることが可能となるので,解体された既存建築物の修復・復元作業が容易となる。
また,上記の既存建築物修復・復元管理システムにおいて,建築部材に取り付けられたICタグは,無線通信が可能な無線ICタグであることを特徴とする。これによって,離れていたり隠れていたりするICタグからも,容易に情報が読み取れるようになる。
本発明によって,解体された既存建築物の各建築部材を1つ1つ唯一の建築部材として扱い,それらの建築部材をすべてデータベースで一元的に管理するため,解体された既存建築物の修復・復元作業において建築部材の確認などが容易となる。そのため,自然災害などが発生して緊急の復旧作業が必要となった場合でも,修復・復旧作業などを迅速に行うことが可能となる。
以下,本発明の実施の形態について,図を用いて説明する。
図1は,本発明の原理を説明する図である。既存建築物の修復・復元管理システムは,コンピュータ装置等による既存建築物修復・復元管理装置1,ICタグリーダ・ライタ2,ICタグ3からなる。
図1(A)は,既存建築物の解体時などにおける各情報の登録を説明するための図である。
作業者は,既存建築物の解体時に,既存建築物を構成する各建築部材4の材質,位置(座標),形状などの構成情報(以下,建築部材情報という)と,既存建築物の外観,設計図などの建築物全体の情報(以下,建築物情報という)とを既存建築物修復・復元管理装置1に入力する。入力された情報は,データベース化されて一元的に管理される。
さらに,既存建築物修復・復元管理装置1は,建築部材4ごとに,一意に識別するための識別情報であるタグIDを格納したICタグ3を発行する。
発行されたタグIDは,その他の付加情報(その建築部材4の材質,状態,古さ,修復年月など)とともに,ICタグリーダ・ライタ2によってICタグ3に書き込まれる。タグID等の情報が書き込まれたICタグ3は,そのタグIDに対応する建築部材4に取り付けられる。
図1(B)は,既存建築物の修復・復元時などにおける各情報の参照を説明するための図である。既存建築物の修復・復元時などに,作業者が建築部材4に取り付けられたICタグ3にICタグリーダ・ライタ2をかざすと,既存建築物修復・復元管理装置1は,そのICタグ3に記録されたタグIDなどの情報を読み込む。既存建築物修復・復元管理装置1は,取得したタグIDなどの情報を元に,既存建築物の解体時などに作成されたデータベースを検索し,必要な建築部材情報や建築物情報を取得する。
既存建築物修復・復元管理装置1のディスプレイ等の表示部には,取得された情報から作成された建築部材4や建築物に関する様々な画面が表示される。例えば,取得された建築部材4に関する情報を例にとると,その建築部材4の3次元図や,建築物全体の3次元図などが表示され,その建築部材4が建築物全体のどの位置に設置されるかなどが表示される。また,近接する他の建築部材4との接合方法や取り付け位置(座標)などが表示される。
図2は,本発明の実施の形態による既存建築物修復・復元管理装置1の構成例を示す図である。既存建築物修復・復元管理装置1は,ICタグ3への情報の書き込みやICタグ3からの情報の読み取りを行うICタグリーダ・ライタ2に接続される。既存建築物修復・復元管理装置1は,ICタグリーダ・ライタ制御部10,登録部20,参照部30,データベース40を備える。
ICタグリーダ・ライタ制御部10は,ICタグリーダ・ライタ2を制御し,ICタグ3への情報の書き込みや,ICタグ3からの情報の読み取りを行う。
登録部20は,建築部材情報や建築物情報などの登録を行う手段である。登録部20は,建築部材情報表示・入力部21,建築物情報表示・入力部22,設計図情報取得部23,建築部材情報登録・更新部24,建築物情報登録・更新部25,ICタグ情報発行部26を備える。
建築部材情報表示・入力部21は,建築部材4ごとの建築部材情報を入力する処理手段である。建築部材情報として,建築部材4の材質,形状,寸法,建築物における位置(座標)などの建築部材に関する情報が入力される。
建築物情報表示・入力部22は,既存建築物の建築物情報を入力するための処理手段である。建築物情報として,建築部材4が使用されている既存建築物の概観など,既存建築物に関する情報が入力される。
ここでは,建築部材情報や建築物情報の入力はツール化されており,既存建築物修復・復元管理装置1のディスプレイなどの表示部に表示された指示に従って各情報の入力が可能となっている。
設計図情報取得部23は,設計図情報を取得する処理手段である。設計図情報取得部23は,例えば,建築CADなどのツールであり,建築部材情報表示・入力部21,建築物情報表示・入力部22の入力の支援を行う。
建築部材情報登録・更新部24は,建築部材情報表示・入力部21による入力に従って,データベース40への建築部材情報の登録や,データベース40の建築部材情報の更新を行う手段である。
建築物情報登録・更新部25は,建築物情報表示・入力部22による入力に従って,データベース40への建築物情報の登録や,データベース40の建築物情報の更新を行う手段である。
ICタグ情報発行部26は,ICタグ3に記録する情報(以下,ICタグ情報という)をデータベース40から取得し,発行する手段である。
ICタグ情報には,少なくともそのICタグ情報が記録されたICタグ3を特定するための識別情報であるタグIDが含まれる。また,ICタグ情報に,そのICタグ3が取り付けられた建築部材4の材質,状態,古さ,修復年月など,簡易な表示装置で参照することが可能な付加情報が含まれていてもよい。
参照部30は,建築部材4や建築物に関する情報を参照するための手段である。参照部30は,建築部材情報・建築物情報検索部31,表示画面構成イメージ作成部32,建築部材情報・建築物情報表示部33を備える。
建築部材情報・建築物情報検索部31は,ICタグリーダ・ライタ2での情報読み取り処理によって取得したICタグ3のタグIDをもとにデータベース40を検索し,そのICタグ3が取り付けられた建築部材4に関する建築部材情報,建築物全体の建築物情報などを取得する処理手段である。
表示画面構成イメージ作成部32は,建築部材4や建築物に関する情報を視覚的に理解しやすい形で表示するために,取得された建築部材情報や建築物情報をもとに,表示画面の構成を行う処理手段である。
建築部材情報・建築物情報表示部33は,表示画面構成イメージ作成部32によって作成された建築部材4や建築物に関する情報の表示画面構成イメージを,ディスプレイ等に表示する処理手段である。
図3は,本実施の形態における情報参照時の表示画面構成イメージの例を示す図である。図3のような表示画面構成イメージ300が,表示画面構成イメージ作成部32によって作成され,建築部材情報・建築物情報表示部33によって表示される。
図3の例において,表示画面構成イメージ300の左上部分301に,今回参照している建築部材4が3次元表示される。表示画面構成イメージ300の左下部分302には,今回参照している建築部材4の材質,位置(座標),形状等の属性情報が表示される。
表示画面構成イメージ300の右上部分303には,既存建築物の全体図が3次元表示され,その中で今回参照している建築部材4がどの位置に配置されるかが示される。表示画面構成イメージ300の右下部分304には,他の建築部材との接合方法や取り付け位置などの今回参照している建築部材4の組み立てに必要な情報が表示される。
データベース40は,既存建築物を構成するすべての建築部材4に関する情報や,既存建築物の全体像の情報など,既存建築物の修復・復元に必要となるすべての情報を一元的に記憶および管理する処理手段である。データベース40は,ICタグマスタ41,建築部材情報マスタ42,建築物情報マスタ43を備える。
図4は,本実施の形態におけるデータ構造の例を示す図である。図4(A)にはICタグマスタ41のデータ構造の例を示し,図4(B)には建築部材情報マスタ42のデータ構造の例を示し,図4(C)には建築物情報マスタ43のデータ構造の例を示す。
ICタグマスタ41は,各建築部材4に取り付けられるICタグ3にそれぞれ記録されたICタグ情報を管理する。ICタグマスタ41は,図4(A)に示すように,タグIDなどの照合情報と,その建築部材4の材質,状態,古さ,修復年月などの付加情報とから構成される。照合情報は,各建築部材4を一意に識別するための情報である。付加情報は,簡易な表示装置(例えば,小型の表示装置がついたICタグリーダ・ライタ2など)で参照できるように,ICタグ3に記録される情報である。ICタグ3の容量が大きい場合などには,さらにその建築部材4がどの位置で使用されるかなどの多くの情報を,ICタグ3に付加情報として記録してもよい。
建築部材情報マスタ42は,各建築部材4に関する個々の情報を管理する。建築部材情報マスタ42には,図4(B)に示すように,タグIDなどの照合情報と,建築部材の材質,位置(座標),形状(角材,板など),組み立て時に必要となる情報などの部材属性情報と,建築部材の寸法などの部材設計図情報とから構成される建築部材情報が記憶される。照合情報は,ICタグマスタ41の照合情報に対応する。組み立て時に必要となる情報としては,例えば,近接する他の建築部材4を特定する情報(その建築部材4のタグIDなど)や,他の建築部材4との接合方法,接合位置などの情報がある。
建築物情報マスタ43は,既存建築物全体の情報を管理する。建築物情報マスタ43には,図4(C)に示すように,建築物の名称,形状(校倉造など),年代などの建築物属性情報と,建築物の全体図などの建築物設計図情報とから構成される建築物情報が記憶される。建築物属性情報には,ICタグを取り付けることができない建築部材4(土壁,小さな建築部材4など)に関する情報も含まれている。建築物設計図情報は,建築物の3次元表示や,各建築部材4の建築物全体における位置を示すために必要となる情報である。
なお,以上のデータベース40に登録される情報は,必要であれば写真などの画像情報を含むものであってもよい。例えば,建築部材4同士の接合部分の情報などは,接合された部分の写真である方が,作業者にとってわかりやすい場合がある。
図5は,本実施の形態の登録処理フローチャートである。登録処理は,例えば既存建築物の解体時に行われる。まず,既存建築物修復・復元管理装置1の建築物情報表示・入力部22は,作業者から建築物情報の入力を受けると(ステップS10),建築物情報登録・更新部25は,それらの情報を建築物情報マスタ43としてデータベース40に登録する(ステップS11)。
次に,建築部材情報表示・入力部21は,ある建築部材4の建築部材情報の入力を受けると(ステップS12),ICタグ情報発行部26は,その建築部材4に対して唯一のタグIDを発行する(ステップS13)。
また,建築部材情報登録・更新部24は,発行されたタグIDをICタグマスタ41に登録し,入力された建築部材情報を,データベース40の建築部材情報マスタ42に登録する(ステップS14)。また,建築物情報登録・更新部25は,データベース40の建築物情報マスタ43の更新が必要となる部分(例えば,建築部材4の建築物全体における位置の情報など)を更新する(ステップS15)。
ICタグリーダ・ライタ制御部10は,ICタグ情報(発行されたIDと付加情報)をICタグマスタ41から抽出し,抽出されたICタグ情報をその建築部材4に取り付けるICタグ3に記録する(ステップS16)。ICタグ情報の付加情報は,建築部材情報マスタ42および建築物情報マスタ43に記憶された情報の一部を抽出して生成される。
ここで,ICタグ情報が記録されたICタグ3は,該当する建築部材4に取り付けられる。
ステップS12からステップS16までの処理をすべての建築部材4について繰り返し実行し(ステップS17),処理を終了する。
図6は,本実施の形態の参照処理フローチャートである。参照処理は,例えば,既存建築物の修復・復元作業時に行われる。まず,作業者が情報を参照したい建築部材4のICタグ3にICタグリーダ・ライタ2をかざして,ICタグ3からタグIDを取得すると(ステップS20),既存建築物修復・復元管理装置1の建築部材情報・建築物情報検索部31は,ICタグリーダ・ライタ制御部10を介して取得したタグIDを用いてデータベース40を検索し,該当する建築部材4に関する建築部材情報を取得する(ステップS21)。また,データベース40を検索し,建築物全体の情報である建築物情報を取得する(ステップS22)。
次に,表示画面構成イメージ作成部32は,取得された建築部材情報と建築物情報とから,作業者が理解しやすい形式で情報を表示画面に出力するための表示画面構成イメージを作成する(ステップS23)。そして,建築部材情報・建築物情報表示部33は,作成された表示画面構成イメージを,ディスプレイ等の表示装置に表示する(ステップS24)。
以上,本発明の実施の形態について説明したが,本発明はこの実施の形態に限るものではない。例えば,ICタグ3として無線ICタグを用い,建築部材4から少し離れたところでもタグIDを取得できるようにしてもよい。これによって,例えば,既存建築物の復元中にすでに高い位置に取り付けられた建築部材4のように,ICタグリーダ・ライタ2をICタグ3に近づけることが難しい建築部材4でも,容易に情報が読み取れるようになる。
また,データベース40で記録管理される情報を共通に使用することが可能であれば,登録部20と参照部30とが,それぞれ別々の装置として実現されていても構わない。
なお,データベース40で一元的に管理された情報を記録保存しておけば,次回以降の修復・復元作業時にもそれらの情報を再利用することができる。
本発明の原理を説明する図である。 本発明の実施の形態による既存建築物修復・復元管理装置の構成例を示す図である。 本実施の形態における情報参照時の表示画面構成イメージの例を示す図である。 本実施の形態におけるデータ構造の例を示す図である。 本実施の形態の登録処理フローチャートである。 本実施の形態の参照処理フローチャートである。
符号の説明
1 既存建築物修復・復元管理装置
2 ICタグリーダ・ライタ
3 ICタグ
4 建築部材
10 ICタグリーダ・ライタ制御部
20 登録部
21 建築部材情報表示・入力部
22 建築物情報表示・入力部
23 設計図情報取得部
24 建築部材情報登録・更新部
25 建築物情報登録・更新部
26 ICタグ情報発行部
30 参照部
31 建築部材情報・建築物情報検索部
32 表示画面構成イメージ作成部
33 建築部材情報・建築物情報表示部

Claims (4)

  1. 既存建築物の修復・復元作業を支援するための既存建築物修復・復元管理システムであって,
    前記既存建築物に使用されている建築部材ごとの情報である建築部材情報を入力する手段と,
    前記既存建築物全体の情報である建築物情報を入力する手段と,
    前記既存建築物に使用されている建築部材を一意に識別するための識別情報を発行する手段と,
    前記入力された建築部材ごとの情報である建築部材情報と前記入力された既存建築物全体に関する情報である建築物情報とを,前記識別情報と関連付けて一元的に情報記憶手段に記録し管理する手段と,
    前記発行された識別情報を,前記既存建築物に使用されている建築部材に取り付けるICタグに記録する手段とを備える
    ことを特徴とする既存建築物修復・復元管理システム。
  2. 既存建築物の修復・復元作業を支援するための既存建築物修復・復元管理システムであって,
    前記既存建築物に使用されている建築部材ごとの情報である建築部材情報と,前記既存建築物全体の情報である建築物情報とを一元的に情報記憶手段に記録し管理する手段と,
    前記既存建築物に使用されている建築部材に取り付けられたICタグから,当該建築部材を一意に識別するための識別情報を取得する手段と,
    前記情報記憶手段から,前記取得された識別情報に該当する建築部材に関する建築部材情報と前記建築物情報とを取得する手段と,
    前記取得された建築部材情報と建築物情報とを関連付けて表示する手段とを備える
    ことを特徴とする既存建築物修復・復元管理システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の既存建築物修復・復元管理システムにおいて,
    前記ICタグは,前記識別情報で識別される建築部材の前記建築部材情報または前記建築物情報の一部を格納する
    ことを特徴とする既存建築物修復・復元管理システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の既存建築物修復・復元管理システムにおいて,
    前記ICタグは,無線通信が可能な無線ICタグである
    ことを特徴とする既存建築物修復・復元管理システム。
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