JP2006338512A - 機械設備の保守システム - Google Patents

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志有 村中
Eiji Nagai
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Abstract

【解決手段】 機械設備としてのフィラ1は、複数のユニット1aから構成され、これら各ユニットはそれぞれ複数の構成部品によって構成されている。
各ユニットにはそれぞれ各ユニットを構成する構成部品に関する保守情報を記録したIDタグとしてのユニットタグ4を付しており、作業者は携帯型端末5を用いて上記ユニットタグと通信することにより、当該ユニットタグに記録されている構成部品の保守情報を読み取ることができ、また交換等の保守を行った場合には、上記保守情報を書換えることができるようになっている。
【効果】 低コストで保守の必要な部品を容易に特定でき、なおかつ構成部品に関する最新の保守情報を知ることが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は機械設備の保守システムに関し、詳しくは複数の構成部品によって構成された機械設備の保守を行う機械設備の保守システムに関する。
従来、複数の構成部品によって構成された機械設備の保守を行う機械設備の保守システムとして、以下のようなものが知られている。
機械設備としての自動車の各部品に、部品データを記録したIDタグを装着し、上記自動車の点検の際に、ディーラー等に設置されているタグゲートを通過させて上記IDタグに記録されている部品データを読み出し、耐用年数に達した部品等をリストアップし、部品の交換時期等を知らせるものが知られている。(特許文献1)
特開2002−334134号公報
しかしながら、上記特許文献1の場合、各部品にIDタグを装着する必要があり、自動車のような多数の部品で構成される機械設備の場合、各部品にIDタグを装着するだけでかなりのコストが必要になるという問題がある。
また、各部品のデータはタグゲートを通過する際に一括で収集されてしまうことから、その後交換の必要な部品がリストアップされても、当該部品がどこにあるのか簡単には把握できず、誤った位置の部品を交換してしまう可能性がある。
さらに、上記特許文献1ではタグゲート通過時にIDタグの情報を収集するだけで保守情報が更新されていないことから、たとえ部品の交換をせずに保守だけ行った場合、その後どの部品が保守されたのかを知ることができなかった。
このような問題に鑑み、低コストで保守の必要な部品を容易に特定でき、なおかつ構成部品の最新の保守情報を知ることの可能な機械設備の保守システムを提供するものである。
すなわち、請求項1の機械設備の保守システムは、複数の構成部品によって構成された機械設備の保守を行う機械設備の保守システムにおいて、
上記機械設備を上記複数の構成部品によって構成された複数のユニットによって構成し、当該各ユニットには携帯型端末と通信可能なIDタグを付すと共に、当該IDタグには各ユニットを構成する構成部品の保守情報を記録して、
上記携帯型端末は、上記IDタグに記録された構成部品の保守情報を読込むとともに、保守を行った構成部品の保守情報を書換えることを特徴としている。
上記発明によれば、IDタグを複数の構成部品によって構成される各ユニットに付せば良いので、IDタグのコストを低減させることができ、また携帯型端末によって各ユニット毎の構成部品の保守情報を読み込むことで、保守の必要な構成部品の位置を容易に特定することができる。
さらに、保守を行った構成部品の保守情報については、携帯型端末によってIDタグの内容を書換えるので、IDタグには最新の保守情報が記録され、機械設備の状態を最新の保守情報に更新することができる。
以下図示実施例について説明すると、図1には機械設備としての従来公知のフィラ1を示し、このフィラ1はバルブユニットやノズルユニットなどの複数のユニット1aによって構成され、また各ユニット1aはそれぞれ複数の構成部品によって構成されている。
上記構成部品は使用部位や材質によって、それぞれ交換時期や点検時期が異なっており、フィラを維持管理するには各構成部品ごとにその交換日や点検日等の保守情報を管理する必要がある。
そこで、本実施例ではこれら構成部品毎の保守情報を管理するため、以下のような機械設備の保守システム2を用いている。
本実施例の機械設備の保守システム2は、上記フィラ1の本体部に付された代表タグ3と、各ユニット1a毎に付されたユニットタグ4と、作業者によって操作され、これら代表タグ3及びユニットタグ4と通信可能な携帯型端末5と、フィラ1を構成するユニット1aや構成部品の保守情報を管理する設備管理手段6とを備えている。
上記代表タグ3にはフィラ1の設備情報、フィラ1に関する保守情報、フィラ1を構成するユニット1aのユニット情報等が記録され、各ユニットタグ4には当該ユニット1aを構成する構成部品の部品情報や各構成部品の保守情報等が記録されており、これら設備情報や保守情報は後に詳述するように、上記携帯型端末5によって読取り及び書換えができるようになっている。
この携帯型端末5は、上記設備管理手段6とも通信可能となっており、上記携帯型端末5によって上記代表タグ3やユニットタグ4に記録されている保守情報を新たな保守情報に書換え、また携帯型端末5から設備管理手段6に新たな保守情報を送信することにより、設備管理手段6に記録されているフィラ1についての保守情報が更新されるようになっている。
ここで、上記設備情報としては、当該機械設備を特定するための識別番号や機械設備の名称が、上記ユニット情報としては、当該ユニット1aを特定するための識別番号、ユニット1aの名称、必要とされるユニット1aの個数が、上記部品情報としては、各構成部品を特定するための識別番号、構成部品の名称、必要とされる構成部品の個数が考えられる。
また上記保守情報としては、構成部品の「交換日」、構成部品の「点検日」、構成部品の「修理日」、構成部品の「交換予定日」、構成部品の点検等を行う「作業者」、構成部品の「製造元」、構成部品の「購入元」、機械設備の納入された顧客先の「顧客先識別番号」等が考えられ、その他にも必要に応じて様々な保守情報を設定することができる。
上記フィラ1は上述したように複数のユニット1aによって構成され、また各ユニット1aも複数の構成部品によって構成されていることから、フィラ1の組立て及び保守を行うため、フィラ1、各ユニット1a、構成部品のそれぞれに12桁の識別番号を付している。
図2はフィラ1を構成するバルブユニット1aの構成部品一覧表であり、この構成部品一覧表はバルブユニット1aの製造や保守を行う際に、作業者が当該バルブユニット1aのユニット組立図と共に参照するものとなっている。
本実施例では、構成部品を示す識別番号の最初の4桁は機械設備を、次の2桁はユニット1aを、その次の2桁は構成部品をそれぞれ示し、残りの4桁の数字は、設計者が任意に付すことができる。また機械設備を示す識別番号の場合、5桁〜8桁目の番号を「0000」とし、ユニット1aを示す識別番号の場合7,8桁目の番号を「00」としている。
例えば上記バルブユニット1aの構成部品一覧表には、表題部にバルブユニット1aの識別番号「999950000760」が記載されているが、この識別番号の最初の4桁「9999」で、機械設備がフィラ1であることを示し、最初の6桁「999950」でユニット1aがバルブユニット1aであることを示している。
つまり、構成部品としての「シリンダ」の識別番号「999950110254」からは、当該構成部品がフィラ1のバルブユニット1aの構成部品であることがわかるようになっている。
なお、バルブユニット1aのように同一構成のユニット1aがフィラ1に複数備えられている場合には、識別番号の最後の4桁の数字を用いて、個々のバルブユニット1aを識別するようになっている。
例えば、識別番号が「999950000760」であるバルブユニット1aに隣接するバルブユニット1aの識別番号は「999950000770」となる。
次に図3を用いて、上記ユニットタグ4について説明する。上記代表タグ3はユニットタグ4と同じ構成を有しているので、説明を省略する。
ユニットタグ4は従来公知のIDタグ(RFID:Radio Frequency Identification)であり、各ユニットタグ4にはアンテナ4aとICチップ4bとが備えられている
そして上記代表タグ3のICチップ3bには、フィラ1の設備情報、フィラ1に関する保守情報、フィラ1を構成するユニットのユニット情報等が記録され、ユニットタグ4のICチップ4bには、フィラ1の設備情報、フィラ1に関する保守情報、ユニット1aを構成する構成部品の部品情報、各構成部品の保守情報等が記録されている。
次に、上記携帯型端末5は従来公知の端末であり、携帯型端末5を制御する制御部5a、代表タグ3及びユニットタグ4との通信に用いるタグ用アンテナ5b、上記設備管理手段6との通信に用いる管理手段用アンテナ5c、各アンテナ5b、5cを介して各タグ3,4や設備管理手段6から読み込んだ保守情報等を記憶する記憶部5d、保守情報等を表示する表示部5e、作業者による保守情報等の入力に用いる操作部5fを備えている。
そして上記携帯型端末5のタグ用アンテナ5bをユニットタグ4のアンテナ4aに接近させると、タグ用アンテナ5bからの電波によって上記アンテナ4aに起電力が発生し、上記ICチップ4bが起動して当該ICチップ4bに記録されている保守情報の読み込みや書き込みが行われる。
以下、上記携帯型端末5を用いてユニットタグ4に記録されている保守情報を書換える手順について、図4〜図6を用いて説明する。
例えば、フィラ1のバルブユニット1aに不具合が生じて作業者による点検が必要となると、作業者は携帯型端末5を不具合の発生したバルブユニット1aのユニットタグ4に接近させ、ユニットタグ4に記録されている保守情報の読み込みを行う。
すると、携帯型端末5の制御部5aでは、ユニットタグ4のICチップ4bから読み込んだユニット情報としてのバルブユニット1aの識別番号、部品情報としての構成部品の品名及び識別番号を記憶部5dに記録すると共に、表示部5eに構成部品一覧表として表示させる。(図4)
そして作業者はここに表示されたバルブユニット1aの識別番号から、当該バルブユニット1aの構成部品一覧表とユニット組立図とを取り出して、表示部5eに表示されている内容とを対比し、あわせて、そのバルブユニットが不具合の発生したバルブユニットであるかを確認する。
また制御部5aは、ユニットタグ4から受信した各構成部品に関する保守情報を表示部5eに表示させ、ここでは保守情報のうち、当該構成部品の「交換日」「修理日」「点検日」とを表示している。
そして作業者がバルブユニット1aの「キャップ」を交換した場合には、作業者は携帯型端末5の操作部5fを操作し、表示部5eに表示されている「キャップ」の「交換日」の欄を指示すると、制御部5aは表示部5eに図5の画面を表示させる。
図5は確認画面となっており、ここには交換した部品の名称及び識別番号として、「キャップ」及び「部品番号」が表示され、携帯型端末5に内蔵されている時計機能によって表示された操作時の日付(交換日)と、作業を行った作業者の氏名が表示されるようになっている。
作業者は、この表示された内容を確認し、その内容で問題ない場合には「OK」ボタンを選択し、修正を行う場合には操作部5fに対して所定の操作を行った後、「OK」ボタンを選択する。
すると、制御部5aは記憶部5dに記録されている保守情報を新たな保守情報に書換える。ここでは、保守情報として上記「交換日」及び「作業者」が新たに書き込まれ、従来の「点検日」が新たな「点検日」に書換えられる。
そして制御部5aは書換えた新たな保守情報を表示部5eに表示させ(図6)、その後作業者が携帯型端末5をユニットタグ4に接近させると、記憶部5dに記憶されている新たな保守情報がユニットタグ4に送信され、ユニットタグ4のICチップ4bでは記録されていた保守情報が新たな保守情報に書換えられる。
また、作業者が構成部品を修理した場合には、「修理日」「点検日」「作業者」の各保守情報が書換えられ、作業者が構成部品の点検だけを行った場合には、「点検日」「作業者」の各保守情報が書換えられることとなる。
上記設備管理手段6は、フィラ1の製造元やフィラ1の設置される顧客先等に設置され、この設備管理手段6としては従来公知のパーソナルコンピュータ等を用いることができる。
上記設備管理手段6は機械設備やユニットや構成部品に関する保守情報が記録された記憶部6aと、作業者が設備管理手段6を操作するためのキーボード6b、保守情報等を閲覧するためのモニタ6c、上記携帯型端末5との間で通信を行うアンテナ6dを備えている。
作業者がユニット1aの構成部品の交換等を行い、携帯型端末5を用いてユニットタグ4に記録されている保守情報を書換えると、当該携帯型端末5の記憶部5dに記憶されている保守情報は、上記管理手段用アンテナ5cを介して設備管理手段6に送信される。
すると、設備管理手段6の記憶部6aに記録されている保守情報は新たな保守情報に書換えられ、設備管理手段6に記録されているフィラ1に関する保守情報が更新される。
また設備管理手段6では、保守情報として構成部品ごとの「交換予定日」を記憶しており、交換された構成部品や今後交換が必要となる構成部品について、製造元での当該構成部品の製造開始命令や、当該構成部品の購入元への発注を行うことができるようになっている。
なお、この「交換予定日」は、上記ユニットタグ4に記録することも可能である。
以下、機械設備の保守システム2を用いたフィラ1の保守について説明する。
図7はフィラ1の製造元でのユニットの組立て(A)から顧客先でのフィラ1の保守(E)までを時系列的に示したものであり、合わせてその時々で代表タグ3及びユニットタグ4に記録される保守情報を示している。
ここで、各ユニットタグ4及び代表タグ3は予め準備されており、これらにはそれぞれフィラ1の「フィラ識別番号」及びフィラ1の納入される顧客先の「顧客識別番号」が記録されている。
最初に、ユニットの組立て(A)が行われる前の作業について説明する。
フィラ1の製造を開始する際には予め上記構成部品一覧表やユニット組立図が作成されており、また構成部品一覧表やユニット組立図に記載されている各ユニット1aや構成部品の識別番号はそれぞれ製造元の設備管理手段6に登録されている。
作業者はこの設備管理手段6に登録されている各構成部品について、当該設備管理手段6を用いて、製造元での当該構成部品の製造の開始、もしくは当該構成部品の購入元への発注を行う。
製造元で製造された構成部品及び購入元から納入された構成部品は、それぞれ検品され、その後当該構成部品の識別番号は、検品日や作業者などの部品情報と共にバーコードなどの情報媒体に記録され、その情報媒体はその構成部品と共にユニット1aを構成する構成部品ごとにまとめられる。
次に、製造元において各ユニット1aの組立(A)が行われる。
作業者は構成部品一覧表及びユニット組立図を参照しながらユニット1aの組立てを行い、組立てが終了すると、作業者は携帯型端末6を用いて各構成部品に付されていた情報媒体から部品情報を読み込むとともに、携帯型端末5にユニット1aの「組立日」と、組立の「作業者(組立者)」を入力する。
すると携帯型端末5の記憶部5dには、組立てられたユニット1aのユニット情報として当該ユニット1aの「ユニット識別番号」と、ユニット1aに関する保守情報として「組立日」と「作業者」とが新たに記憶される。
同時に、上記記憶部5dには各構成部品の部品情報の「構成部品識別番号」を記憶させると共に、このユニット1aの組立時に各構成部品の点検を行ったものとして、各構成部品に関する保守情報として上記ユニット1aの「組立日」と同日の「点検日」及び、上記ユニット1aの「作業者」と同じ「作業者」を記憶させる。
このように記憶部5dに記憶されたユニット1aに関する新たな保守情報と、各構成部品に関する新たな部品情報及び保守情報とは、携帯型端末5により上記ユニットタグ4及び設備管理手段6に送信され、それぞれ記録される。なお図7では、説明のため新たに記録される保守情報を大きい文字で表している。
そして、作業者は、同様に他のユニット1aの組立てを行い、全てのユニット1aについて、各ユニット1aの保守情報及び、各構成部品の部品情報及び保守情報を、各ユニットタグ4及び設備管理手段6に記録させる。
ここで、ユニットタグ4をユニット1aに付す方法としては、接着のほか、ユニット本体に埋め込む方法が考えられる。
各ユニット1aの組立が終了すると、製造元ではフィラ1の組立(B)が行われる。
作業者は組立図を参照しながら、各ユニットを組み合わせてフィラ1の組立てを行い、組立てが終了すると、作業者は上記代表タグ3をフィラ1の見やすい位置に付し、作業者は携帯型端末5にフィラ1の「完成日」と、組立の「作業者(組立者)」とを入力する。
すると、携帯型端末5の記憶部5dには、フィラ1に関する保守情報としてフィラ1の「完成日」と「作業者」が新たに記憶され、このフィラ1についての新たな保守情報は携帯型端末5により上記代表タグ3、ユニットタグ4、設備管理手段6に送信され、それぞれ記録される。
なお、代表タグ3には、設備管理手段6に記録されているフィラ1を構成するユニット1のユニット情報として、各ユニット1aの「ユニット識別番号」が、携帯型端末5を介して、記録されるようになっている。
その後、フィラ1を顧客先に搬送するため、製造元では上記フィラ1を搬送しやすいように分解し、その後各ユニット1aを顧客先に搬送する。
顧客先では、携帯型端末5を用いて、納入された各ユニット1aのユニットタグ4の保守情報を読み取り、フィラ1を構成する全てのユニット1a及び構成部品が揃っているか否かが検査され、その後フィラ1の組立てが行われ、フィラ1が顧客先に設置される(C)。
フィラ1の設置が終了すると、作業者は携帯型端末5にフィラ1の「設置日」と、設置した「作業者(設置者)」とを入力し、携帯型端末5の記憶部5dには、フィラ1に関する保守情報として「設置日」と「作業者」が新たに記憶され、このフィラ1についての新たな保守情報は携帯型端末5により上記代表タグ3、ユニットタグ4、設備管理手段6に送信され、それぞれ記録される。
ここで、上記設備管理手段6とは製造元に設置された設備管理手段6のことを指しており、製造元では、送信された保守情報によって顧客先のフィラ1の保守管理を行うことができる。
一方、フィラ1の設置された顧客先でも設備管理手段6を用いてフィラ1の保守管理を行うことが可能であり、顧客先にも設備管理手段6を設置することで、製造元と顧客先でフィラ1の保守管理を行うことができる。
顧客先に設備管理手段6を設置する際には、設置されたフィラ1に付されている代表タグ3及び各ユニットタグ4に記録されている保守情報等を携帯型端末5で読み込み、その後読み込んだ情報を上記設備管理手段6に送信すればよい。
フィラ1の設置後、所定の試運転等が終了すると、その後顧客先において当該フィラ1による飲料の生産が開始される(D)。
飲料の生産が開始されると、作業者は携帯型端末5に「生産開始日」を入力し、携帯型端末5の記憶部5dにはフィラ1に関する保守情報として「生産開始日」が新たに記憶され、この新たな保守情報は携帯型端末5により上記代表タグ3、ユニットタグ4、設備管理手段6に送信され、それぞれ記録される。
そしてフィラ1による飲料の生産が開始されると、その後構成部品の使用部位や材質に応じて、各ユニット1aの保守が行われる(E)。
この保守における手順は上述したとおりであるので詳細な説明は省略するが、作業者が上記保守を行うと、作業者は携帯型端末5に「交換日」「修理日」や「作業者」がそれぞれ各構成部品の保守情報として新たに記憶され、これらの保守を行った「点検日」が新たな保守情報として書換えられる。
そして新たな保守情報は携帯型端末5により上記ユニットタグ4及び設備管理手段6に送信され、それぞれ記録される。
また、ユニット1a全体を交換した場合には、同時にユニットタグ4も交換されるので、このユニット1aの交換時にユニットタグ4に記録される各構成部品に関する保守情報は、ユニット1aを交換した日が「交換日」として書込まれる。
このように、本実施例では各ユニット1a毎にユニットタグ4を付しているので、作業者は保守を行うべきユニットを誤ることなく特定することができ、また各構成部品ごとに識別番号が付されているので、交換や修理を行う必要のある構成部品を誤らずに特定することができる。
また交換や修理を行う度に、携帯型端末を有する作業者がユニットタグ4に保守情報を記録していくので、次に保守を行う場合、前回の保守内容を確認することができ、無用な保守や点検を行うのを防止することができる。
そして、設備管理手段6では各構成部品ごとに点検期間や交換期間が保守情報として記録されており、例えば上記携帯型端末5より所定の構成部品に関する「交換日」が送信されると、設備管理手段6では、この「交換日」から構成部品に定められた所定期間後の「交換予定日」を算出し、当該「交換予定日」を記憶部6aに記録する。
設備管理手段6は上記「交換予定日」が近づくと、上記モニタ6cに該当する構成部品の交換時期が迫っている旨を表示し、必要に応じて、当該交換の必要な構成部品の発注等を行うことができる。
また、設備管理手段6では、あるユニット1aを構成する構成部品に破損や不具合が発生した場合、当該ユニット1aと同一の構成を有している他のユニット1aや、当該ユニット1aを備える他の顧客先に設置されている機械設備のユニット1aを検索して、作業者はこの検索結果から、これらのユニット1aを構成する同一の構成部品に対して何らかの予防処置を取ることができる。
なお、上記代表タグ3やユニットタグ4のICチップ4bに記録できる情報量は限られていることから、上記当該ICチップ4bには上記保守情報の一部だけを記録することが可能であり、例えば上記保守情報のうち、「作業者」などの保守情報はユニットタグ4に記録せず、設備管理手段6にだけ記録させるようにしても良い。
また上記実施例では機械設備をフィラ1としているが、その他の複数のユニット1aによって構成されている機械設備であれば、各構成部品についての保守情報を管理することができ、また複数の機械設備からなる製造ラインであっても、各機械設備ごとに異なる識別番号を付せば、上述したのと同じように、製造ラインを構成する各機械設備について保守を行うことができる。
機械設備の保守システムを示す構成図。 バルブユニットの構成部品一覧表の一例。 ユニットタグと携帯型端末との構成を示した構成図。 携帯型端末の表示部に表示される画面。 携帯型端末の表示部に表示される画面。 携帯型端末の表示部に表示される画面。 機械設備の保守と記録される保守情報についてのフローチャート。
符号の説明
1 フィラ 1a ユニット
2 機械設備の保守システム 3 代表タグ
4 ユニットタグ 5 携帯型端末
6 設備管理手段

Claims (5)

  1. 複数の構成部品によって構成された機械設備の保守を行う機械設備の保守システムにおいて、
    上記機械設備を上記複数の構成部品によって構成された複数のユニットによって構成し、当該各ユニットには携帯型端末と通信可能なIDタグを付すと共に、当該IDタグには各ユニットを構成する構成部品の保守情報を記録して、
    上記携帯型端末は、上記IDタグに記録された構成部品の保守情報を読込むとともに、保守を行った構成部品の保守情報を書換えることを特徴とする機械設備の保守システム。
  2. IDタグには前記保守情報として、構成部品の交換日、構成部品の点検日、構成部品の修理日、構成部品の交換予定日、構成部品の点検等を行う作業者、構成部品の製造元、構成部品の購入元、機械設備の納入された顧客名のうち、少なくとも1つを記録することを特徴とする請求項1に記載の機械設備の保守システム。
  3. IDタグには、各構成部品毎に識別番号が記録され、この識別番号には機械設備名及びユニット名についての識別番号を付加することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の機械設備の保守システム。
  4. 機械設備を構成する各構成部品の保守情報を記録する設備管理手段を備え、
    携帯型端末により、各IDタグに記録された構成部品の保守情報を読み込み、読み込まれた保守情報を上記設備管理手段に送信することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の機械設備の保守システム。
  5. 機械設備を構成する各構成部品の保守情報を記録する設備管理手段を備え、
    上記携帯型端末は、上記IDタグに記録された任意の構成部品の保守情報を書換えると、書換えた保守情報を上記設備管理手段へと送信し、
    設備管理手段は、保守情報の書換えられた構成部品について、当該設備管理手段に記録されている当該構成部品の保守情報を更新することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の機械設備の保守システム。
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