JP2007077042A - テレフタル酸ジエステルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】エステル化触媒の存在下でテレフタル酸と1価のアルコールとからテレフタル酸ジエステルを製造するにあたって、使用するエステル化触媒の効果を十分に引き出し、エステル化反応を効率よく進行させることができる条件を示す。
【解決手段】単位容積あたりの撹拌動力Pvが0.05kW/m3以上であり、テレフタル酸ジエステルの生成速度r(mol/L/hr)とPv(kW/m3)とが下記式(1)で表される範囲であって、生成速度r(mol/L/hr)と触媒濃度C(重量%)とが下記式(2)を満たす触媒濃度の範囲でエステル化反応を行う。
r ≦ 0.3×Pv0.4+0.83 (1)
r = a×Cn (a,nは正の定数) (2)
【選択図】なし
【解決手段】単位容積あたりの撹拌動力Pvが0.05kW/m3以上であり、テレフタル酸ジエステルの生成速度r(mol/L/hr)とPv(kW/m3)とが下記式(1)で表される範囲であって、生成速度r(mol/L/hr)と触媒濃度C(重量%)とが下記式(2)を満たす触媒濃度の範囲でエステル化反応を行う。
r ≦ 0.3×Pv0.4+0.83 (1)
r = a×Cn (a,nは正の定数) (2)
【選択図】なし
Description
この発明は、テレフタル酸ジエステルの製造方法に関する。
一般に、ジオクチルフタレート、ジオクチルアジペートなどのジカルボン酸ジエステルの製造においては、アルコール過剰の環境下で、常圧又は減圧下で、アルコールとジカルボン酸とをエステル化反応させている。このとき、エステル化反応で生成した水を、連続的に反応系外に除去しながら反応を進める。得られたジカルボン酸ジエステルを含む反応混合物は、使用目的に応じて、アルカリ洗浄、水洗、不純物の吸着、蒸留等の後処理を経て、可塑剤、溶剤等として使用している。
このエステル化反応は、エステル化触媒が存在しなくても進行するが、反応効率の観点から、エステル化触媒が用いられるのが一般的である。通常、使用するエステル化触媒量を増加させると、反応速度が向上し、反応時間が短縮されるため、触媒濃度が高い方がよいと考えられていた。また、単位容積あたりの攪拌動力を増加させると、反応系内の物質移動を促進することにより反応効率を高める効果があるが、ジオクチルフタレートの製造のように均一状態で反応する場合には、攪拌動力を増加させても効果は小さいと考えられていた。
しかし、テレフタル酸ジエステルの製造においては、テレフタル酸は原料の1価のアルコールや生成物であるテレフタル酸ジエステルに難溶性であるため、固液の懸濁状態でエステル化反応が起こる。通常、化学反応において固体がそのまま反応して生成物に転換される例は少なく、固体が反応液中に溶解してから反応するものが大部分である。テレフタル酸ジエステルの製造においても、反応液中に溶解したテレフタル酸が1価のアルコールと反応してテレフタル酸ジエステルへと変換され、反応液中の溶解したテレフタル酸が消費されることにより、未溶解のテレフタル酸が反応液中に溶解して反応する、というサイクルでエステル化反応が進行する。この場合、ジオクチルフタレートの製造のような均一状態でのエステル化反応では無関係なファクターであった、カルボン酸の溶解速度を考慮する必要があることが判明した。すなわち、テレフタル酸と1価のアルコールとの反応においては、触媒濃度を上げても、それに見合うだけの溶解速度でテレフタル酸が溶解しなければ触媒の機能を十分に引き出して反応することができない場合があることがわかった。
一般に、固体の溶解速度は攪拌速度に依存し、攪拌速度を増加させるにつれて溶解速度も向上することが知られており、例えば非特許文献1に記載されている。
化学工学協会編「化学工学便覧 改訂第3版」丸善株式会社、昭和44年6月30日(第2刷)、第1094頁−1098頁および化学工学会編「化学工学便覧 改訂第六版」丸善株式会社、平成11年2月25日発行、第440頁
しかしながら、この文献に記載されている溶解速度は、溶解した固体が液中に留まり飽和溶解度に達するまでの速度を意味しており、テレフタル酸と1価のアルコールとのエステル化反応のように溶解した固体が反応していく場合についての攪拌速度の影響については知られていなかった。さらに、攪拌強度が化学反応及び固体の溶解速度の両方に影響する反応系について、攪拌動力の攪拌強度がどのように影響するかについては全く知られていなかった。
そこでこの発明は、エステル化触媒の存在下でテレフタル酸と1価のアルコールとからテレフタル酸ジエステルを製造するにあたって、使用するエステル化触媒の効果を十分に引き出し、エステル化反応を効率よく進行させることができるテレフタル酸ジエステルの製造方法を提供することを目的とする。
この発明は、単位容積あたりの撹拌動力Pvが0.05kW/m3以上であって、かつ、テレフタル酸ジエステルの生成速度r(mol/L/hr)とPv(kW/m3)とが下記式(1)で表される範囲であって、かつ、反応混合物基準でのエステル化触媒の触媒濃度C(重量%)と、生成速度r(mol/L/hr)とが下記式(2)を満たす触媒濃度Cの範囲でエステル化反応を行うことを特徴とするテレフタル酸ジエステルの製造方法により、上記の課題を解決したのである。
r ≦ 0.3×Pv0.4+0.83 (1)
r = a×Cn (a,nは正の定数) (2)
r = a×Cn (a,nは正の定数) (2)
すなわち、テレフタル酸と1価のアルコールとからテレフタル酸ジエステルを製造する方法においては、エステル化触媒の触媒濃度Cを増加させるにつれ反応速度は向上するものの、テレフタル酸の溶解速度が反応速度rに影響を及ぼす範囲、すなわち、反応速度rが溶解速度より速い範囲においては、エステル化触媒の触媒濃度Cをいくら高くしてもそれに見合った反応速度rが得られなくなる。この範囲でエステル化反応を実施した場合、仕込んだ触媒が十分に機能しておらず無駄に触媒を使用していることになる。ここで、反応速度rと撹拌動力Pvが上記の式で表される範囲でエステル化反応を行うと、適切な攪拌動力Pvによりテレフタル酸の溶解速度が向上して、仕込んだ触媒の効果を十分に引き出して効率よくエステル化反応が進行することが見出された。
上記の範囲となるようにテレフタル酸ジエステルを製造すると、仕込んだ触媒が十分に機能するように、上記の攪拌動力Pvで攪拌されることでテレフタル酸が溶解して、触媒により反応していき、反応して消費された分に相当するテレフタル酸が、攪拌により溶解されてエステル化反応を効率よく進行させることができる。
以下、この発明について詳細に説明する。この発明は、エステル化触媒の存在下でテレフタル酸と1価のアルコールとからテレフタル酸ジエステルを製造する方法であって、攪拌動力Pv(kW/m3)、テレフタル酸ジエステルの生成速度r(mol/L/hr)、及び反応混合物基準での前記エステル化触媒の触媒濃度C(重量%)が、所定の数式及び数値範囲を満たす条件でエステル化反応を行うものである。
この発明で原料として用いるテレフタル酸は、特に制限はなく、通常、繊維や樹脂等の原料として用いられる市販の粉末状のものを用いることができる。
この発明で原料として用いる1価のアルコールとしては、特に制限されるものではなく、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブチルアルコール、n−ペンタノール、2−メチルブタノール、イソペンチルアルコール、t−ペンチルアルコール、n−ヘキサノール、2−メチルペンタノール、n−ヘプタノール、2−メチルヘキサノール、n−オクタノール、2−メチルヘプタノール、2−エチルヘキサノール、n−ノナノール、イソノニルアルコール、n−デカノール、イソデカノール、n−ウンデカノール、n−ドデカノール、ステアリルアルコール等の脂肪族アルコール、シクロヘキサノール、メチルシクロヘキサノール類等の脂環族アルコール、ベンジルアルコール、フェニルエタノール、トリルメタノール等の芳香族アルコールを挙げられる。また、これらのアルコールの混合物を用いてもよい。
上記の中でも、炭素数4以上である脂肪族1価アルコールが好ましい。一方で、炭素数18以下の脂肪族1価アルコールが好ましく、炭素数12以下であるとより好ましい。特に好ましい例としては、n−ブタノール、イソブチルアルコール、n−ペンタノール、2−メチルブタノール、イソペンチルアルコール、t−ペンチルアルコール、n−ヘキサノール、2−メチルペンタノール、n−ヘプタノール、2−メチルヘキサノール、n−オクタノール、2−メチルヘプタノール、2−エチルヘキサノール、n−ノナノール、イソノニルアルコール、n−デカノール、イソデカノール、n−ウンデカノール、n−ドデカノールが挙げられる。
これら1価のアルコールの仕込み量は特に限定されるものではないが、テレフタル酸1モルに対して、2.0モル以上であると好ましく、2.1モル以上であるとより好ましい。1価のアルコールの仕込量が2.0モル未満であると、反応の進行が遅くなったり、反応が押し切ることができなくなったりする場合がある。一方で、1価のアルコールは、10モル以下であると好ましく、4.0モル以下であるとより好ましい。10モルを超えると、反応温度の上昇速度が遅くなることによる反応遅延の原因となったり、また反応終了後に過剰のアルコールを除去するための負荷が大きくなったりするため好ましくない。
この発明で用いるエステル化触媒としては、エステル化能を有するものであれば特に制限はなく、公知のエステル化触媒を使用することができる。例えば、硫酸、塩酸、リン酸等の鉱酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等のアレーンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸等のアルカンスルホン酸、スズテトラエチレート、ブチルスズマレート、ジメチルスズオキサイド、ジブチルスズオキサイド、ジオクチルスズオキサイド等のスズ化合物、テトライソプロピルチタネート、テトラ−n−ブチルチタネート、テトラ−2−エチルヘキシルチタネート、四塩化チタン等のチタン化合物、酢酸亜鉛等の亜鉛化合物が挙げられる。これらの中でも、スズ、チタン、亜鉛等の有機金属化合物が好ましく、特に好ましくは、テトライソプロピルチタネート、テトラ−n−ブチルチタネート、テトラ−2−エチルヘキシルチタネート等のテトラアルキルチタネートである。
また、これらのエステル化触媒の上記反応混合物基準での触媒濃度Cは、反応混合物全体100重量部に対し、0.01重量部以上であると好ましく、一方で1重量部以下であると好ましく、0.2重量部以下であるとより好ましく、0.15重量部以下であると特に好ましい。なお、上記の反応混合物とは、原料であるテレフタル酸及び1価のアルコールだけではなく、前記エステル化触媒や生成物も含むものである。また、この触媒濃度Cとは、前記エステル化触媒のうち、均一に溶解したもののみをいい、不溶となっている分を含まない。
この発明で用いられる反応装置としては、通常、エステル化反応に用いられる公知の反応装置が使用できる。例えば、反応槽に、撹拌機、コンデンサー、及び凝縮液のうち1価のアルコールを還流できるようにした凝縮液溜めを備えた反応器等が挙げられる。また、反応器および撹拌装置については、前述した形状のものを使用するのが好ましい。
この発明で用いられる反応装置のうち反応を行うエステル化反応槽としては、固液の反応に通常用いられるものでよく、具体的には、扁平底面円筒形撹拌槽、さら形底面円筒形撹拌槽、半球形底面円筒形撹拌槽等が挙げられる。これらの撹拌槽には、槽内の固液の撹拌混合を良好にするために槽内壁に邪魔板を設けてもよい。
上記の邪魔板を設置する場合の条件としては、完全邪魔板条件または不完全邪魔板条件が採用され、通常、邪魔板の幅Bとエステル化反応槽の槽径Dとの関係がB/D=0.08以上、0.15以下である邪魔板を槽壁に2〜8枚設けるのが好ましい。また、これらの邪魔板は槽壁から少しクリアランスをとるように設置するのが好ましい。さらに、撹拌翼の翼形状については、テレフタル酸粒子を均一に懸濁させるに適した形状のものが好ましく、具体的には、パドル翼、ファンタービン翼、ディスクタービン翼、ブルマージン翼、傾斜パドル翼等が特に好ましい。これら撹拌翼の翼長dと槽径Dの比はd/D=0.2以上、0.8以下の範囲であり、翼幅bと翼長dの比はb/d=0.05以上、0.4以下の範囲から選ばれる。また、撹拌翼の取り付け位置は撹拌翼下端から撹拌槽底面までの距離Cと撹拌槽の槽径Dの比がC/D=0.05以上、0.6以下の範囲から選ばれる。
この発明における撹拌動力Pvとしては、0.05kW/m3以上であることが好ましい。しかしながら、撹拌動力が0.05kW/m3以上であっても、添加したエステル化触媒の量に見合った反応速度が得られない場合がある。この場合には、テレフタル酸の溶解速度が反応速度に影響している場合である。溶解速度は撹拌速度にある程度依存するため、すなわち、攪拌動力Pvに依存するので、撹拌動力Pvを上げることによって、添加したエステル化触媒の量に見合った所望の反応速度を達成することが可能となる。ただし、攪拌動力Pvが20kW/m3を超えることは現実的ではなく、20kW/m3以下が一般的である。
一方で、攪拌動力Pv、すなわち撹拌速度をいくら大きくしても添加した触媒の量に見合った反応速度が得られない範囲もある。そこで、添加した触媒の量に見合った反応速度が得られるように、反応速度、すなわちテレフタル酸ジエステルの生成速度r(mol/L/hr)と撹拌動力Pv(kW/m3)とが下式(1)で表される範囲でエステル化反応を行うことが必要である。
r ≦ 0.3×Pv0.4+0.83 (1)
また、触媒使用量としては、触媒が十分に機能する範囲であることが必要であり、テレフタル酸ジエステルの生成速度r(mol/L/hr)と触媒濃度C(重量%)が下式(2)を満たす範囲で行うことが必要である。
r(mol/L/hr) = a×C(重量%)n (a,nは正の定数) (2)
a,nは正の定数であり、以下の方法により求められる。具体的には、一定の仕込み量で、一定の撹拌動力Pv、および十分な加熱条件下で、触媒濃度Cを様々に変えてエステル化反応を行い、テレフタル酸ジエステルの生成速度rを測定することにより相関関係が求められる。この際、撹拌動力Pvとしてはエステル化反応に対する影響が小さくなるように十分に高い動力を採用し、触媒濃度Cとしては低い濃度から増加させていくのが好ましい。ここで、式(2)の両辺の対数をとると下記式(2’)のようになる。得られた生成速度rの対数を触媒濃度Cの対数に対してプロットした直線の傾きから触媒濃度Cに対する次数、つまりnの値が求められる。しかし、全ての測定データを直線で近似できない場合もあり、その場合は触媒濃度Cが低い測定点で直線近似し、その傾きをnの値とすべきである。また、対数についてプロットした直線の切片log(a)から、定数aの値を求めることができる。
log(r) = log(a)+n×log(C) (a,nは正の定数) (2’)
また、nの値は、0.9以上、1.1以下であると好ましい。nの値が0.9よりはるかに小さい場合、触媒が十分に機能していないおそれがあり、一方nが1.1よりはるかに大きい場合は、触媒反応のメカニズムが異なる可能性があり、両者ともに本発明の相関式ではうまく表現できない可能性がある。
この発明においてテレフタル酸ジエステルを製造するエステル化反応の具体的な反応方法としては、特に制限はなく、反応器にテレフタル酸、1価のアルコールおよびエステル化触媒を仕込んだ後に加熱し反応を開始する方法、反応器にテレフタル酸および1価のアルコールを仕込み加熱した後にエステル化触媒を添加する方法等が挙げられる。
次に、上記の限定条件以外の反応条件について述べる。この発明におけるエステル化反応は1価のアルコールの還流下で行い、反応圧力は100mmHg以上、常圧以下であるとよい。この反応圧力は、用いる1価のアルコールの蒸気圧により設定され、具体的には、反応混合物が沸騰状態を維持する圧力に調整される。さらに、副生する水を反応系外へ除去することが可能な圧力に調整することが好ましい。また、反応温度は、使用する原料の1価のアルコールの種類により設定されるが、60℃以上であると好ましく、100℃以上であるとより好ましい。一方で、250℃以下であることが好ましい。反応温度が60℃未満であると反応の進行が遅く反応終了までに長時間を要し、反応温度が250℃を超えると原料の1価のアルコールが脱水したオレフィンや脱水縮合したエーテル化合物等の反応副生成物の増加をもたらし好ましくない。
この発明における反応時間は、用いる1価のアルコールの種類および量、反応温度、触媒の使用量により反応速度が異なってくるため一義的に決めることはできないが、1時間以上であるとよく、好ましくは3時間以上である。反応時間を短くしすぎると、未反応原料であるテレフタル酸や反応中間体であるテレフタル酸モノエステルの含有量が多くなるため、これら酸成分の分離工程の負荷が大きくなる。一方で、48時間以下であるとよく、24時間以下であると好ましい。反応時間が長すぎると、副生成物の増加をもたらしテレフタル酸ジエステルの品質を損なう。
この発明におけるエステル化反応では上記反応条件において、生成する水を1価のアルコールとの共沸で反応系から除外し、通常反応率を100%近くまで向上させ、過剰の1価のアルコールを分離したのち、アルカリ洗浄、水洗、不純物の吸着、蒸留等の公知の方法で後処理することによりテレフタル酸ジエステルを得ることができる。
また、上記のエステル化触媒を使用した場合の触媒分離方法としては、公知の方法が使用できる。例えば、鉱酸やスルホン酸を使用した場合にはアルカリ処理による分離、金属触媒を使用した場合には触媒を加水分解した後、アルカリ洗浄やろ過分離により分離する方法が挙げられる。
この発明におけるエステル化反応の反応方式としては、回分法、連続法のいずれにも適用できる。
この発明にかかるテレフタル酸ジエステルの製造方法を用いると、エステル化反応の際に適切な攪拌動力Pvで攪拌することで、添加した触媒濃度Cに応じた所望の生成速度rで、テレフタル酸ジエステルを生成させることができる。
以下、実施例によりこの発明をより具体的に示す。まず、使用する薬剤について列挙する。
・テレフタル酸……和光純薬工業(株)製:一級
・2−エチルヘキサノール……和光純薬工業(株)製:特級
・テトライソプロピルチタネート……和光純薬工業(株)製:一級
・テレフタル酸……和光純薬工業(株)製:一級
・2−エチルヘキサノール……和光純薬工業(株)製:特級
・テトライソプロピルチタネート……和光純薬工業(株)製:一級
(実施例1)
攪拌翼及び凝縮液溜めを有し、攪拌機、コンデンサー、凝縮液溜めを備えた200ml反応器にテレフタル酸47.45g(0.286モル)および2−エチルヘキサノール93.00g(0.714モル、テレフタル酸1モルに対し2.5モル)を仕込み(仕込み反応混合物容積0.144ml)、撹拌動力0.422kW/m3(撹拌速度r:600rpm)で撹拌しながら、220℃に加熱した油浴に浸し加熱した。2−エチルヘキサノールの還流が始まった後、触媒としてテトライソプロピルチタネート0.032ml(0.0308g、触媒濃度C:0.022重量%)を添加した時点を反応開始点として反応を行った。経時的に反応混合物を一部とり、高速液体クロマトグラフィー((株)島津製作所製:LC10A)で分析した。収率が約30%に到達するまでのジオクチルテレフタレートの生成速度は、0.152mol/L/hrであった。その結果を表1に示した。
攪拌翼及び凝縮液溜めを有し、攪拌機、コンデンサー、凝縮液溜めを備えた200ml反応器にテレフタル酸47.45g(0.286モル)および2−エチルヘキサノール93.00g(0.714モル、テレフタル酸1モルに対し2.5モル)を仕込み(仕込み反応混合物容積0.144ml)、撹拌動力0.422kW/m3(撹拌速度r:600rpm)で撹拌しながら、220℃に加熱した油浴に浸し加熱した。2−エチルヘキサノールの還流が始まった後、触媒としてテトライソプロピルチタネート0.032ml(0.0308g、触媒濃度C:0.022重量%)を添加した時点を反応開始点として反応を行った。経時的に反応混合物を一部とり、高速液体クロマトグラフィー((株)島津製作所製:LC10A)で分析した。収率が約30%に到達するまでのジオクチルテレフタレートの生成速度は、0.152mol/L/hrであった。その結果を表1に示した。
(実施例2〜4、比較例1〜4)
実施例1において、触媒仕込量を表1に示す量に変更した以外は、実施例1と同様にして反応を行った。その結果を表1及び図1のグラフに示す。このうち、触媒濃度Cに対して生成速度rが1次直線近似可能と観測される三つの例(図1のグラフ中一番左下の点は実施例1を示す。)を実施例2〜4とし、直線から外れるものを比較例1〜4とした。このうち、実施例1〜4のデータについて、表1に示す生成速度rの対数を触媒濃度Cの対数に対してプロットしたものを図2に示す。これらの点を最小二乗法により直線近似すると、下記式(3)が算出される。
実施例1において、触媒仕込量を表1に示す量に変更した以外は、実施例1と同様にして反応を行った。その結果を表1及び図1のグラフに示す。このうち、触媒濃度Cに対して生成速度rが1次直線近似可能と観測される三つの例(図1のグラフ中一番左下の点は実施例1を示す。)を実施例2〜4とし、直線から外れるものを比較例1〜4とした。このうち、実施例1〜4のデータについて、表1に示す生成速度rの対数を触媒濃度Cの対数に対してプロットしたものを図2に示す。これらの点を最小二乗法により直線近似すると、下記式(3)が算出される。
log(r) = 0.988×log(C)+0.822 (3)
従ってこの傾き0.988から、上記式(2)におけるCの次数である定数nは0.988であり、切片0.822から、上記式(2)の比例定数aは6.64と算出される。従って、生成速度r(mol/L/hr)と触媒速度C(重量%)との関係は、下記式(4)で表される。
r = 6.64×C0.988 (4)
すなわち、この実施例に挙げるエステル化反応は、触媒が十分に機能する範囲では触媒濃度Cの0.988次であることがわかる。以下の実施例、比較例において、撹拌動力Pvの影響を示す例を挙げるが、触媒濃度Cの0.988次として予想される生成速度(上記式(4)から算出されるr)に対して0.95倍以上の生成速度を示す場合を触媒が十分機能していると判断して実施例とし、0.95未満であるものを比較例とした。
(実施例5〜8、比較例5〜7)
実施例1において、触媒仕込量を0.064ml(0.0617g、触媒濃度C:0.044重量%)に変え、撹拌動力Pvをそれぞれ表2に示す動力に変えた以外は実施例1と同様にして反応を行った。結果を表2に示した。なお、表中の比速度とは、仕込み触媒が十分機能している値である上記式(4)から算出される生成速度の算出値(ここでは0.303)を1とした場合の生成速度rの比率を示す。上記と同様に、この比速度が0.95倍以上のものを実施例とし、0.95未満であるものを比較例とした。なお、以下の実施例及び比較例の区別も同様とする。
実施例1において、触媒仕込量を0.064ml(0.0617g、触媒濃度C:0.044重量%)に変え、撹拌動力Pvをそれぞれ表2に示す動力に変えた以外は実施例1と同様にして反応を行った。結果を表2に示した。なお、表中の比速度とは、仕込み触媒が十分機能している値である上記式(4)から算出される生成速度の算出値(ここでは0.303)を1とした場合の生成速度rの比率を示す。上記と同様に、この比速度が0.95倍以上のものを実施例とし、0.95未満であるものを比較例とした。なお、以下の実施例及び比較例の区別も同様とする。
(実施例9、比較例8)
実施例1において、触媒仕込量を0.128ml(0.123g、触媒濃度C:0.088重量%)に変え、撹拌動力Pvをそれぞれ表3に示す動力に変えた以外は実施例1と同様にして反応を行った。結果を表3に示した。なお、この触媒濃度Cにおいて触媒が十分に作用している場合の生成速度rの算出値は0.601である。
実施例1において、触媒仕込量を0.128ml(0.123g、触媒濃度C:0.088重量%)に変え、撹拌動力Pvをそれぞれ表3に示す動力に変えた以外は実施例1と同様にして反応を行った。結果を表3に示した。なお、この触媒濃度Cにおいて触媒が十分に作用している場合の生成速度rの算出値は0.601である。
(実施例10〜12)
実施例1において、触媒仕込量を0.160ml(0.154g、触媒濃度C:0.110重量%)に変え、撹拌動力Pvをそれぞれ表4に示す動力に変えた以外は実施例1と同様にして反応を行った。結果を表4に示した。なお、この触媒濃度Cにおいて触媒が十分に作用している場合の生成速度rの算出値は0.750である。
実施例1において、触媒仕込量を0.160ml(0.154g、触媒濃度C:0.110重量%)に変え、撹拌動力Pvをそれぞれ表4に示す動力に変えた以外は実施例1と同様にして反応を行った。結果を表4に示した。なお、この触媒濃度Cにおいて触媒が十分に作用している場合の生成速度rの算出値は0.750である。
(実施例13〜15)
実施例1において、触媒仕込量を0.192ml(0.185g、触媒濃度C:0.132重量%)に変え、撹拌動力Pvをそれぞれ表5に示す動力に変えた以外は実施例1と同様にして反応を行った。結果を表5に示した。なお、この触媒濃度Cにおいて触媒が十分に作用している場合の生成速度rの算出値は、0.898である。
実施例1において、触媒仕込量を0.192ml(0.185g、触媒濃度C:0.132重量%)に変え、撹拌動力Pvをそれぞれ表5に示す動力に変えた以外は実施例1と同様にして反応を行った。結果を表5に示した。なお、この触媒濃度Cにおいて触媒が十分に作用している場合の生成速度rの算出値は、0.898である。
(実施例16〜18)
実施例1において、触媒仕込量を0.224ml(0.218g、触媒濃度C:0.154重量%)に変え、撹拌動力Pvを表6に示す動力に変えた以外は実施例1と同様にして反応を行った。結果を表6に示した。なお、この触媒濃度Cにおいて触媒が十分に作用している場合の生成速度rの算出値は、1.046である。
実施例1において、触媒仕込量を0.224ml(0.218g、触媒濃度C:0.154重量%)に変え、撹拌動力Pvを表6に示す動力に変えた以外は実施例1と同様にして反応を行った。結果を表6に示した。なお、この触媒濃度Cにおいて触媒が十分に作用している場合の生成速度rの算出値は、1.046である。
(実施例19〜21、比較例9〜11)
実施例1において、触媒仕込量を0.256ml(0.247g、触媒濃度C:0.176重量%)に変え、撹拌動力Pvを表7に示す動力に変えた以外は実施例1と同様にして反応を行った。結果を表7に示した。なお、この触媒濃度Cにおいて触媒が十分に作用している場合の生成速度rの算出値は、1.193である。
実施例1において、触媒仕込量を0.256ml(0.247g、触媒濃度C:0.176重量%)に変え、撹拌動力Pvを表7に示す動力に変えた以外は実施例1と同様にして反応を行った。結果を表7に示した。なお、この触媒濃度Cにおいて触媒が十分に作用している場合の生成速度rの算出値は、1.193である。
(比較例12〜14)
実施例1において、触媒仕込量を0.320ml(0.308g、触媒濃度C:0.220重量%)に変え、撹拌動力Pvを表8に示す動力に変えた以外は実施例1と同様にして反応を行った。結果を表8に示した。なお、この触媒濃度Cにおいて触媒が十分に作用している場合の生成速度rの算出値は、1.488である。
実施例1において、触媒仕込量を0.320ml(0.308g、触媒濃度C:0.220重量%)に変え、撹拌動力Pvを表8に示す動力に変えた以外は実施例1と同様にして反応を行った。結果を表8に示した。なお、この触媒濃度Cにおいて触媒が十分に作用している場合の生成速度rの算出値は、1.488である。
(比較例15)
実施例1において、触媒仕込量を0.640ml(0.616g、触媒濃度C:0.440重量%)に変え、撹拌動力Pvを表9に示す動力に変えた以外は実施例1と同様にして反応を行った。結果を表9に示した。なお、この触媒濃度Cにおいて触媒が十分に作用している場合の生成速度の算出値は、2.95である。
実施例1において、触媒仕込量を0.640ml(0.616g、触媒濃度C:0.440重量%)に変え、撹拌動力Pvを表9に示す動力に変えた以外は実施例1と同様にして反応を行った。結果を表9に示した。なお、この触媒濃度Cにおいて触媒が十分に作用している場合の生成速度の算出値は、2.95である。
これらの実施例及び比較例の値について、横軸に単位容積あたりの攪拌動力Pv(kW/m3)を、縦軸に触媒濃度C(重量%)から算出される、触媒が十分に機能している場合の生成速度r(mol/L/hr)の算出値をプロットしたグラフを図3に示す。図中の◆印は実施例、すなわち仕込んだ触媒が十分に機能しているケースを、○印は比較例、すなわち仕込んだ触媒が十分に機能していないケースを示す。また、図中の曲線は上記式(1)の不等式を等式にした下記式(5)を表す。
r = 0.3×Pv0.4+0.83 (5)
さらに、図3における攪拌動力Pvが0〜1である付近を拡大して図4に示す。図中の直線は、攪拌動力Pv=0.05を示す。
図3中において、比較例は、式(5)の曲線より上の領域にあり、一方実施例は式(5)の曲線より下の領域にあることがわかる。すなわち上記式(1)を満たさない条件であると、仕込んだ触媒が十分に機能せずに無駄になっていることが示されている。また図4では、極端にPv<0.05となる条件では、上記式(5)の曲線より下、すなわち上記式(1)を満たしても、仕込んだ触媒が十分に機能せずに無駄となっていることが示されている。
Claims (5)
- エステル化触媒の存在下でテレフタル酸と1価のアルコールとからテレフタル酸ジエステルを製造する方法であって、
単位容積あたりの撹拌動力Pvが0.05kW/m3以上、20kW/m3以下であって、かつ、テレフタル酸ジエステルの生成速度r(mol/L/hr)とPv(kW/m3)とが下記式(1)で表される範囲であって、かつ、反応混合物基準での触媒濃度C(重量%)と、生成速度r(mol/L/hr)とが下記式(2)を満たす触媒濃度Cの範囲でエステル化反応を行うことを特徴とするテレフタル酸ジエステルの製造方法。
r ≦ 0.3×Pv0.4+0.83 (1)
r = a×Cn (a,nは正の定数) (2) - 上記エステル化触媒がテトラアルキルチタネートである請求項1に記載のテレフタル酸ジエステルの製造方法。
- 上記の触媒濃度Cが0.01重量%以上、1重量%以下であって、式(2)中のnの値が0.9以上、1.1以下である請求項1又は2に記載のテレフタル酸ジエステルの製造方法。
- 上記の1価のアルコールが炭素数4以上、12以下の脂肪族アルコールである請求項1乃至3のいずれかに記載のテレフタル酸ジエステルの製造方法。
- 上記の1価のアルコールが2−エチルヘキサノールである請求項1乃至4のいずれかに記載のテレフタル酸ジエステルの製造方法。
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