JP2007073887A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゲート電極の低抵抗化とトランジスタの特性安定化を両立させる半導体装置及びその製造方法を提供することである。
【解決手段】上記の課題を解決した半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に第1の絶縁膜を介して形成された電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層上に第2の絶縁膜を介して形成された導電体層とを含む複数のゲート電極と、前記導電体層上部に設けられた第2の導電体層と、前記ゲート電極間に設けられ、前記ゲート電極とは側面のみで接するバリア絶縁膜と、前記第2の導電体層の上面に接して設けられた層間絶縁膜と、を具備する。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に係り、特に、不揮発性記憶素子を含む半導体装置及びその製造方法に関する。
不揮発性記憶素子を含む半導体装置では、メモリセルを形成後に水素等がキャパシタ絶縁膜に侵入すると、メモリセルの特性を劣化させることがある。例えば、メモリセルトランジスタのゲート絶縁膜中に侵入した水素は、電荷のトラップサイトを形成する。このトラップサイトに電子がトラップされたり、トラップから電子が放出されたりすることにより、メモリセルトランジスタの特性が変動する。これを防止するために、メモリセルトランジスタを水素バリア絶縁膜で覆う技術がある。
一方、半導体装置の微細化にともなって、ゲート電極の上部に形成するシリサイド層を低抵抗化することが、半導体装置のさらなる微細化及び高速化のために要求されてきている。一般に上記の水素バリア絶縁膜は、シリサイド層を形成した後でメモリセルトランジスタを覆うように形成される。このような構造を有する半導体装置の一例が、特許文献1に開示されている。この構造では、タングステンシリサイド(WSi)を形成したメモリセルトランジスタは、ストレス緩衝酸化膜により覆われ、隣接するメモリセルトランジスタ間がスペーサ膜(窒化シリコン(Si)膜)で埋められる。エッチバックされたスペーサ膜上を含むメモリセル全体がエッチング阻止膜(Si膜)により覆われる。エッチング阻止膜は、水素バリア絶縁膜としての機能を有する。すなわち、この水素バリア絶縁膜は、ゲート電極と接触することなく、シリサイドの上方にも形成されている。
低抵抗のシリサイド、例えば、コバルトシリサイド(CoSi)、は、従来の、例えばWSiに比べて、高温の熱処理よって劣化しやすい。CoSiを形成した後で水素バリア絶縁膜、例えば、Si膜を形成すると、Si膜形成のための高温CVDにより、CoSiが凝集して、抵抗が上昇したり、極端な場合には断線したりするという問題が生じる。
したがって、ゲート電極の低抵抗化とトランジスタ特性の安定化を両立できる半導体装置及びその製造方法に対するニーズがある。
特開2004−241780号公報
本発明は、ゲート電極の低抵抗化とトランジスタの特性安定化を両立させる半導体装置及びその製造方法を提供する。
本発明の1態様による半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に第1の絶縁膜を介して形成された電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層上に第2の絶縁膜を介して形成された導電体層とを含む複数のゲート電極と、前記導電体層上部に設けられた第2の導電体層と、前記ゲート電極間に設けられ、前記ゲート電極とは側面のみで接するバリア絶縁膜と、前記第2の導電体層の上面に接して設けられた層間絶縁膜と、を具備する。
本発明の他の1態様による半導体装置は、半導体基板上に形成された複数のメモリセルと、直列に接続された複数の前記メモリセルの両端に設けられ、前記メモリセルに電気的に接続された第1及び第2の選択トランジスタと、前記メモリセルのゲート電極並びに前記第1及び第2の選択トランジスタのゲート電極の導電体層上部に設けられた第2の導電体層と、前記第1又は第2の選択トランジスタのゲート電極の外側の前記半導体基板中に設けられた第1又は第2の拡散層に接続する第1又は第2のコンタクト電極と、前記メモリセルのゲート電極、前記第1及び第2の選択トランジスタのゲート電極、並びに前記第1及び第2のコンタクト電極とはそれぞれの側面のみで接するバリア絶縁膜と、前記第2の導電体層の上面に接して設けられた層間絶縁膜と、を具備する。
本発明のさらに他の1態様による半導体装置の製造方法は、半導体基板上に第1の絶縁膜を介して電荷蓄積層を形成する工程と、前記電荷蓄積層上に第2の絶縁膜を介して導電体層を形成して複数のゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極間に、前記ゲート電極とは側面のみで接するバリア絶縁膜を形成する工程と、前記導電体層の上部に第2の導電体層を形成する工程と、前記第2の導電体層の上面に接する層間絶縁膜を形成する工程と、を具備する。
本発明により、ゲート電極の低抵抗化とトランジスタの特性安定化を両立させた半導体装置及びその製造方法を提供できる。
本発明の実施形態を、添付した図面を参照して以下に詳細に説明する。図では、対応する部分は、対応する参照符号で示している。以下の実施形態は、一例として示されたもので、本発明の精神から逸脱しない範囲で種々の変形をして実施することが可能である。
本発明は、水素バリア絶縁膜が、ゲート電極の上方には設けられずにゲート電極間に設けられ、しかもシリサイド層を形成したゲート電極とその側面でのみ接するように配置された半導体装置及びその製造方法である。この半導体装置では、シリサイドを形成する前に水素バリア絶縁膜を形成でき、シリサイド形成後の高温熱処理を低減できる。その結果、ゲート電極の抵抗を上昇させることなく、トランジスタの特性劣化を防止することができる、低抵抗化が可能なシリサイドを使用した半導体装置及びその製造法を提供できる。
不揮発性半導体記憶装置を例に、本発明の実施形態を以下に詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態は、ゲート電極の一部を残してゲート電極間を電極間絶縁膜により埋め、その上にU字型の水素バリア絶縁膜をゲート電極と側面でのみ接するように設けた半導体記憶装置及びその製造方法である。
図1及び図2を用いて、本実施形態にしたがったNAND型不揮発性半導体記憶装置を説明する。図1は、本実施形態に係る半導体装置のNAND型メモリセルを説明する平面図である。図2は、図1に切断線A−Aで示した本実施形態のメモリセルアレイのビット線方向の断面図である。図1の上下方向に延びるNAND型メモリセルアレイは、直列接続された複数(図では4個)のメモリセルMCと、その一方の端(図では上方)に接続されたドレイン側選択トランジスタSTDと、他方の端に接続されたソース側選択トランジスタSTSとを具備する。各メモリセルアレイは、素子分離14によって区分された素子領域16上に形成される。図の左右方向に配列された隣接するメモリセルアレイのメモリセルMCは、左右方向に延びるコントロールゲート電極28により相互に接続される。コントロールゲート電極28は、ワード線として機能する。同様に、左右方向に配列するそれぞれのドレイン側選択トランジスタSTD及びソース側選択トランジスタSTSは、それぞれ、共通のドレイン側選択ゲート線22d及びソース側選択ゲート線22sにより接続される。ドレイン側選択トランジスタSTDは、ビット線コンタクト拡散層32d、ビット線コンタクト電極44b、ビット線接続部46、及び配線間コンタクト電極52を介して第2の配線(ビット線)54に接続される。ソース側選択トランジスタSTSは、ソース線コンタクト拡散層32s、ソース線コンタクト44sを介して第1の配線(ソース線)48に接続される。
各メモリセルアレイは、ビット線54を介してビット線方向(図1の上下方向)に互いに接続され、ソース線48を介してワード線方向(図1の左右方向)に互いに接続される。
図1では、各メモリセルアレイが4個のメモリセルMCを含むように示されているが、NAND型メモリセルアレイでは、任意の数のメモリセルMCを含むことができる。
図2を参照して、メモリセルアレイは、半導体基板10、例えば、シリコン基板、に設けられたウェル12に形成される。メモリセルアレイ内の各メモリセルMC、ドレイン側選択トランジスタSTD、及びソース側選択トランジスタSTSは、シリコン基板10中に形成された拡散層32を介してビット線方向に接続される。
メモリセルMCは、シリコン基板10上に形成されたゲート絶縁膜20と、ゲート絶縁膜20上に設けられたメモリセルゲート電極22とを含む。メモリセルゲート電極22は、電荷蓄積層となるフローティングゲート電極24、フローティングゲート電極24上に形成された電極間絶縁膜26、電極間絶縁膜26上に形成されたコントロールゲート電極28とを含む。コントロールゲート電極28は、多結晶シリコン28−1とシリサイド28−2、例えば、コバルトシリサイドの積層構造とすることができる。コントロールゲート電極28は、図2の紙面に垂直な方向に隣接する他のメモリセルアレイのメモリセルMCを接続し、ワード線として機能する。
メモリセルアレイのそれぞれ端に形成された、ドレイン側及びソース側選択トランジスタSTD,STSのゲート電極22d、22sは、メモリセルゲート電極22と類似の構造であるが、電極間絶縁膜26の一部が除去された開口部27を介して、フローティングゲート電極24とコントロールゲート電極28とが接続されている。
各メモリセルトランジスタMC、ドレイン側及びソース側選択トランジスタSTD,STSのゲート電極22,22d、22sのそれぞれの間は、電極間絶縁膜である第2の絶縁膜36によりコントロールゲート電極28の一部を残して埋められる。ゲート電極22間の第2の絶縁膜36の上にU字型に水素バリア絶縁膜として機能する第3の絶縁膜38が形成される。第3の絶縁膜38は、コントロールゲート電極28の側面に直接接触するが、コントロールゲート電極28の上面、すなわちシリサイド28−2の上面には設けられない。
さらに、各ゲート電極間の第3の絶縁膜38上に、第4の絶縁膜40が形成され、全体を覆うように第1及び第2の層間絶縁膜42、50が形成される。
ドレイン側選択トランジスタSTDのビット線コンタクト拡散層32dは、第4の絶縁膜40、第1及び第2の層間絶縁膜42、50中に設けられたビット線コンタクト電極44b、ビット線接続部46及び配線間コンタクト電極52を介して、ビット線としての第2の配線54に接続される。ソース側選択トランジスタSTSのソース線コンタクト拡散層32sは、第4の絶縁膜40及び第1の層間絶縁膜42中に設けられたソース線コンタクト電極44sを介して、ソース線としての第1の配線48に接続される。
このような構造とすることで、シリサイド28−2を形成する前に水素バリア性を有する第3の絶縁膜38を形成できるため、シリサイド形成後の高温熱処理を低減できる。すなわち、シリサイド28−2として、低抵抗であるが高温に弱い材料、例えば、コバルトシリサイド(CoSi)を使用できるようになる。その結果、コントロールゲート電極28の抵抗を上昇させることなく、配線遅延を抑制できる。さらに、水素バリア性を有する第3の絶縁膜38をゲート電極22の側面に接して形成することにより、水素がメモリセルゲート電極22間を通ってゲート絶縁膜20に拡散することを防止できる。これにより、水素の影響によってメモリセルトランジスタMCの特性が劣化することを防止することができる。
したがって、トランジスタの特性劣化を防止することができ、低抵抗化が可能なシリサイド28−2をコントロールゲート電極28に使用した半導体装置及びその製造法を提供できる。
本実施形態によるNAND型半導体記憶装置の製造方法の一例を、図3から図6に示したビット線方向の工程断面図を参照して詳細に説明する。
(1)まず、ウェル、素子分離を形成した半導体基板上に、ゲート電極を形成するための材料を堆積する。
図3(a)を参照して、半導体基板10、例えば、シリコン基板に、ウェル12と素子分離(図示せず)を形成する。ここでは、ウェル12をp型とするが、n型とすることもできる。素子分離は、STI(shallow trench isolation)、LOCOS(local oxidation of silicon)若しくはその他の素子分離技術を用いることができる。
次に、素子分離により分離されたシリコン基板10の素子領域16上の全面にゲート絶縁膜20及び第1の導電体膜24mを堆積し、リソグラフィ及びエッチングによりビット線方向に細長いストライプ状に加工する。その上に、電極間絶縁膜26、第2の導電体膜28m、及び第1の絶縁膜30を順に形成する。ゲート絶縁膜は、メモリセルトランジスタのトンネル酸化膜として働き、例えば、膜厚が8nm程度のシリコン酸化膜(SiO膜)を使用することができる。第1の導電体膜24mは、フローティングゲート電極24に加工され、第2の導電体膜28mは、コントロールゲート電極28の一部に加工される。第1及び第2の導電体膜24m、28mとして、例えば、リン(P)又はホウ素(B)を高濃度に添加した多結晶シリコンを使用することができる。電極間絶縁膜26として、例えば、SiO膜/シリコン窒化膜(Si膜)/SiO膜の積層構造で、それぞれの膜厚が、例えば、いずれも3nmから10nmである、いわゆるONO膜を使用することができる。第1の絶縁膜30は、メモリセルゲート電極22のパターニング時に、マスクとして働き、例えば、Si膜を使用することができる。ここで、第2の導電体膜28mを形成する前に、選択トランジスタSTD,STSのゲート電極になる領域の一部の電極間絶縁膜26を除去して開口部27を設け、フローティングゲート電極24とコントロールゲート電極28とが接続されるようにする。
(2)次に、ゲート電極をパターニングし、ゲート電極間に拡散層を形成する。
図3(b)を参照して、リソグラフィ及びエッチングにより第1の絶縁膜30をゲート電極のパターンに加工する。引き続き第1の絶縁膜30をマスクとしてエッチングを行い、第1の絶縁膜30に対して自己整合的に、第2の導電体膜28m、電極間絶縁膜26、第1の導電体膜24mをエッチングして、メモリセルトランジスタMCのゲート電極22、ドレイン側選択トランジスタSTDのゲート電極22d、ソース側選択トランジスタSTSのゲート電極22sを形成する。このエッチングにより、ゲート電極22,22d、22s間のシリコン基板10表面のゲート絶縁膜20が、露出する。このようにして、第1の導電体膜24mは、フローティングゲート電極24に加工され、第2の導電体膜28mは、コントロールゲート電極28の一部になる第2の導電体層28−1に加工される。
さらに、ゲート電極加工時のエッチングダメージを回復させるために後酸化を行い、後酸化膜34を積層構造のゲート電極22,22d、22sの表面に形成する。
その後、ゲート電極22,22d、22sをマスクとして、ゲート電極22,22d、22s間のシリコン基板10に、例えば、イオン注入により不純物をドープして拡散層32,32d、32sを形成する。拡散層32d、32sは、それぞれビット線コンタクト拡散層、ソース線コンタクト拡散層である。ドープする不純物は、ここでは、n型の、例えば、ヒ素(As)又はリン(P)を使用することができる。しかし、ウェル12をn型にした場合には、p型の不純物、例えば、ホウ素(B)を使用することができる。
この拡散層32を介して、メモリセルアレイ内のドレイン側選択トランジスタSTD、メモリセルトランジスタMC、及びソース側選択トランジスタSTSが、電気的に接続される。
尚、この拡散層を形成するためのイオン注入は、上記のように後酸化の後に行うことができる、若しくは後酸化の前に行うことができる。
(3)次に、メモリセルゲート電極間に第2の絶縁膜を形成する。
図4(a)を参照して、全面に第2の絶縁膜36を堆積する。第2の絶縁膜36の厚さは、メモリセルゲート電極22の間を埋めるが、ビット線及びソース線コンタクト拡散層32d、32sを形成したコンタクト領域を完全には埋めない厚さとする。すなわち、第2の絶縁膜36を、メモリセルゲート電極22間の距離の1/2より厚く、コンタクト拡散層32d、32sの幅の1/2よりも薄い厚さに堆積する。第2の絶縁膜36として、例えば、TEOS(tetraethylorthosilicate)−SiO2膜又は低誘電率絶縁膜を使用することができる。尚、第2の絶縁膜36は、膜質の異なるシリコン酸化膜を複数回堆積することによって形成することができる。
(4)次に、第2の絶縁膜をエッチバックする。
図4(b)を参照して、第2の絶縁膜36を異方性エッチングによりエッチングして、コントロールゲート電極の側面の高さになるまでエッチバックする。エッチング後の第2の絶縁膜36の高さは、第2の導電体層28−1とマスク絶縁膜である第1の絶縁膜30との境界より低く、電極間絶縁膜26と第2の導電体層28−1との境界よりも高くなることが好ましい。このエッチングにより、コンタクト領域のドレイン側選択トランジスタSTD及びソース側選択トランジスタSTSのゲート電極22d、22sの側面には、側壁絶縁膜36sが形成される。
さらに、第2の絶縁膜36より上のゲート電極22では、側面に形成された後酸化膜34もエッチングされて、第2の導電体層28−1の側面が露出する。
(5)次に、第2の絶縁膜上に水素バリア絶縁膜である第3の絶縁膜を形成し、全体を第4の絶縁膜により平坦化する。
図5(a)を参照して、露出しているゲート電極22,22d、22s覆いうように第3の絶縁膜38を第2の絶縁膜36上に形成する。第3の絶縁膜38は、第2の絶縁膜36に対してエッチングレートが異なり、水素バリア性を有する絶縁膜であり、例えば、Si膜を使用することができる。第3の絶縁膜38は、前の工程で露出した部分の第2の導電体膜28−1と直接接触する。したがって、図5(a)に示されたように、第3の絶縁膜38は、メモリセルゲート電極22間ではU字型に形成される。ここで、第3の絶縁膜38を形成する前に、第2の導電体膜28−1の側面に極めて薄い自然酸化膜が形成される可能性があるが、メモリセルゲート電極22への水素の侵入に関して無視できる。したがって、この場合にも、第3の絶縁膜38は、第2の導電体膜28−1と直接接触していると見なせる。
その後、第4の絶縁膜40を全面に厚く堆積して、ゲート電極22間を第4の絶縁膜40で埋める。第4の絶縁膜40は、深く幅広い溝の平坦化に適した絶縁膜であることが好ましく、例えば、BPSG(boro-phospho-silicate glass)を使用することができる。ゲート電極22より上方に堆積した第4の絶縁膜40を、例えば、第3の絶縁膜38をストッパとしてCMP(chemical mechanical polishing)により除去して平坦化する。ここで、第1の絶縁膜30をストッパとしてCMPを行うこともできる。
(6)次に、ゲート電極上部にシリサイドを形成する。
図5(b)を参照して、ゲート電極22、22d、22s上の第1及び第3の絶縁膜30、38をエッチングにより除去する。第1及び第3の絶縁膜30、38は、ともに、例えば、Siで形成できるため、同時に除去することができる。このエッチング時に、ゲート電極22間の第4の絶縁膜40は、その一部が残されるようにする。図5(b)では、第4の絶縁膜40を含めて表面全体を平坦に表しているが、第4の絶縁膜40の表面が全体として平坦にならなくてとも問題にならない。このようにエッチングすることにより、水素バリア絶縁膜である第3の絶縁膜38は、ゲート電極22の上方から除去されて、ゲート電極22間にU字型に残される。このこのようにして、ゲート電極22の上面の第2の導電体層28−1、すなわち、多結晶シリコンを露出させることができる。
その後、シリサイド用金属(図示せず)を全面に形成する。シリサイド用金属としては、低抵抗のシリサイドを形成できる、例えば、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、プラチナ(Pt)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)等を使用することができるが、タングステン(W)を使用することもできる。そして、熱処理を行って、シリサイド用金属と多結晶シリコンを反応させてシリサイドを形成する。その後、未反応のシリサイド用金属を除去する。このようにして、第2の導電体層28−1とシリサイド層28−2とが積層構造になった、コントロールゲート電極28を形成できる。シリサイド層28−2を、例えば、コバルトシリサイド(CoSi)とすることにより、コントロールゲート電極28の低抵抗化を実現できる。
(7)次に、コンタクト電極及び第1の配線を形成する。
図6(a)を参照して、第1の層間絶縁膜42を全面に堆積して、必要であれば平坦化する。そして、ビット線コンタクト拡散層32dとソース線コンタクト拡散層32sにコンタクトを取るためのコンタクト孔44hを開口する。このコンタクト孔44hを開口するためのエッチングは、まず第3の絶縁膜38をエッチングストッパとして、第1の層間絶縁膜42、第4の絶縁膜40を順にエッチングする。このように、第3の絶縁膜38をエッチングストッパとしてエッチングすることにより、コンタクト孔44hのアライメントがずれても、素子分離絶縁膜が不必要にエッチングされることを防止できる。次に、第3の絶縁膜38、ゲート絶縁膜20を順次エッチングして、ビット線コンタクト拡散層32d及びソース線コンタクト拡散層32sを露出させる。
次に、コンタクト孔44hをコンタクト電極用金属で埋める。コンタクト電極用金属としては、例えば、アルミニウム(Al)やタングステン(W)などの金属あるいは低抵抗の半導体を使用することができる。このようにして、ビット線コンタクト拡散層32dに接続するビット線コンタクト電極44b及びソース線コンタクト拡散層32sに接続するソース線コンタクト電極44sを形成できる。この後、第1の層間絶縁膜42上に第1の配線用金属を堆積し、パターニングする。これによって、ビット線コンタクト電極44bに接続するビット線接続部46及びソース線コンタクト電極44sに接続する第1の配線(ソース線)48を形成することができる。第1の配線用金属としては、上記のコンタクト電極用金属用の材料を使用することができる。
(8)次に、第2の配線を形成する。
図6(b)を参照して、第2の層間絶縁膜50を全面に堆積する。上記の工程と同様に、第2の層間絶縁膜50中にビット線接続部46に達する第2のコンタクト孔52hを形成する。第2のコンタクト孔52hを上記のコンタクト電極用金属で埋めて、配線間コンタクト電極52を形成する。さらにその上に、第2の配線用金属を堆積し、パターニングする。これによって、配線間コンタクト電極52に接続する第2の配線(ビット線)54を形成することができる。このように、第2の配線(ビット線)54は、配線間コンタクト電極52、ビット線接続部46、及びビット線コンタクト電極44bを介してビット線コンタクト拡散層32dに接続される。
その後、多層配線等の半導体装置に必要な工程を行って、本実施形態のNAND型半導体記憶装置を完成する。
本実施形態のNAND型メモリセルアレイでは、4個のメモリセルトランジスタMCが選択トランジスタSTD,STSに挟まれた構成を示したが、メモリセルトランジスタMCの個数は4個に限定されるものではなく、例えば、16個や32個など、任意の数で構成することができる。
本実施形態では、水素バリア絶縁膜として機能する第3の絶縁膜38は、ゲート電極22の上方には形成されず、メモリセルゲート電極22間にのみU字型に形成され、第3の絶縁膜38の両側面は、それぞれゲート電極22の側面に接している。これにより、水素がメモリセルゲート電極22の上方に形成された層間絶縁膜等のシリコン酸化膜を通ってゲート絶縁膜20に拡散することを防止できる。したがって、水素が侵入することによるメモリセルトランジスタMCの特性の劣化、例えば、しきい値電圧の変動やゲート絶縁膜の耐圧の低下等、を防止できる。
第3の絶縁膜38がメモリセルゲート電極22の上面には設けられないことから、ゲート電極22にシリサイド層28−2を形成する前に第3の絶縁膜38を形成できる。これにより、シリサイド層28−2形成後の熱工程を削減できる。その結果、シリサイド層28−2として、低抵抗であるが高温の熱処理の影響を受けやすい、例えば、コバルトシリサイド(CoSi)を使用することが可能になる。したがって、ワード線として機能するコントロールゲート電極28を低抵抗化でき、コントロールゲート電極28の配線遅延による半導体装置の劣化を軽減することができる。
さらに、第3の絶縁膜38は、メモリセルゲート電極22間において第2の絶縁膜36上に形成され、電極間絶縁膜26とは接触しない。これにより、第3の絶縁膜38に電子がトラップされたとしても、その影響によりメモリセルトランジスタMCのしきい値電圧の変動等の特性が劣化することを防止することができる。
その上、第3の絶縁膜38は、メモリセルゲート電極22に対する水素バリア絶縁膜として機能するだけでなく、コンタクト孔44h開口の際にエッチングストッパとしても機能している。この結果、コンタクト孔44hの開口が容易になり、プロセスマージンを大きくできる。
上記に説明してきたように、本実施形態によれば、半導体装置の電気特性の劣化を防止することができると同時にプロセスマージンを向上できる。したがって、本発明により、ゲート電極の低抵抗化とトランジスタの特性安定化を両立させた、高信頼性で高速動作が可能な半導体装置及びその製造方法を提供することができる。
本実施形態は、上記に限定されることなく種々の変形をして実施することができる。本実施形態の変形例のいくつかを図7から図12に示したビット線方向のメモリセルアレイの断面図を参照して説明するが、これらに限定されない。
(第1の変形例)
本実施形態の第1の変形例のビット線方向の断面図を図7に示す。第1の変形例は、水素バリア絶縁膜である第3の絶縁膜38をメモリセルゲート電極22とほぼ同じ高さに形成した不揮発性半導体記憶装置である。
本変形例は、第2の絶縁膜36のエッチング量を減らして、メモリセルゲート電極22とほぼ同じ高さに第3の絶縁膜38を形成する。すなわち、第3の絶縁膜38は、ゲート電極22間では、ゲート電極22上のマスク材である第1の絶縁膜30の下面の高さとほぼ同じ高さに形成される。第1の絶縁膜30のエッチング時に、第3の絶縁膜38が除去されて失われないようするために、第3の絶縁膜38上では第4の絶縁膜40が残されるようにエッチングする。本変形例では、第3の絶縁膜38は、ゲート電極22のシリサイド層28−2の側面のみと接する。
本変形例によれば、第3の絶縁膜38がゲート電極22間でほぼ平坦に形成されるため、隣接するコントロールゲート電極28間の第3の絶縁膜38の量を減少させることができる。第3の絶縁膜38は、例えば、Si膜であり、比誘電率がSiO2膜より大きい。それゆえ、コントロールゲート電極28間の第3の絶縁膜38の量を減少させることは、コントロールゲート電極28間の容量を減少させることになる。この結果、配線間容量の増加を抑制して配線遅延の悪化を抑制することができる。
さらに、第3の絶縁膜38がメモリセルゲート電極22の上面には設けられないため、ゲート電極22にシリサイド層28−2を形成する前に第3の絶縁膜38を形成できる。これにより、シリサイド層28−2形成後の熱工程を削減できる。その結果、シリサイド層28−2として、低抵抗である、例えば、CoSiを使用することが可能になる。したがって、コントロールゲート電極28を低抵抗化でき、コントロールゲート電極28の配線遅延による半導体装置の劣化を軽減することができる。
(第2の変形例)
本実施形態の第2の変形例のビット線方向の断面図を図8に示す。第2の変形例は、第3の絶縁膜38を深いU字型にして、フローティングゲート電極24の側面とも接するように形成した不揮発性半導体記憶装置である。
本変形例では、第2の絶縁膜36のエッチング量を多くして、フローティングゲート電極24の上面よりも低い高さに第2の絶縁膜36を残す。その上に第3の絶縁膜38を形成することによって本変形例の半導体装置を製作できる。
本変形例の第3の絶縁膜38は、深いU字型をしており、メモリセルゲート電極22とは、フローティングゲート電極24の一部とコントロールゲート電極28全体で接している。したがって、水素が上方に形成された層間絶縁膜を通って外部からゲート電極22に侵入することを有効に阻止できる。
さらに、第3の絶縁膜38がメモリセルゲート電極22の上面には設けられないため、ゲート電極22にシリサイド層28−2を形成する前に第3の絶縁膜38を形成できる。これにより、シリサイド層28−2形成後の熱工程を削減でき、シリサイド層28−2として、低抵抗である、例えば、CoSiを使用することが可能になる。したがって、コントロールゲート電極28を低抵抗化でき、その配線遅延による半導体装置の劣化を軽減することができる。
(第3の変形例)
本実施形態の第3の変形例のビット線方向の断面図を図9に示す。第3の変形例は、メモリセルゲート電極22間が第2の絶縁膜36により完全に埋め込まれずに、第2の絶縁膜36をゲート電極22の側壁のように形成した不揮発性半導体記憶装置である。第2の絶縁膜36は、ゲート電極22の上側の側面を露出させるように形成される。
本変形例では、第2の絶縁膜36を薄く形成している。このため、ゲート電極22間を第2の絶縁膜36で埋める上記の第1の実施形態及び第1から第2の変形例と比較して、第2の絶縁膜36を、成膜温度が高く、成膜速度が遅い条件で形成することができる。このような条件で形成した第2の絶縁膜36は、膜質が良く、例えば、絶縁膜中の電荷のトラップサイトを減少させることができる。したがって、第2の絶縁膜36中にトラップされた電荷によるメモリセルトランジスタの特性劣化を抑制することができる。
さらに、第2の絶縁膜36を覆うようにシリコン基板10からゲート電極22の高さまで第3の絶縁膜38を形成する。第3の絶縁膜38は、上側のゲート電極22であるコントロールゲート電極28の側面と接する。したがって、水素が上方に形成された層間絶縁膜を通って外部からゲート電極22に侵入することを有効に阻止できる。
本変形例においても、第3の絶縁膜38がメモリセルゲート電極22の上面には形成されないため、ゲート電極22にシリサイド層28−2を形成する前に第3の絶縁膜38を形成できる。これにより、シリサイド層28−2形成後の熱工程を削減でき、シリサイド層28−2として、低抵抗である、例えば、CoSiを使用することが可能になる。
図9では、ゲート電極22間の底部において、第3の絶縁膜38がゲート絶縁膜20と接するように図示している。しかし、第3の絶縁膜38とゲート絶縁膜20との間に第2の絶縁膜36が残された構造若しくはゲート絶縁膜20を除去して第3の絶縁膜38がシリコン基板10と接するような構造とすることもできる。
(第4の変形例)
本実施形態の第4の変形例のビット線方向の断面図を図10に示す。第4の変形例は、ゲート電極22間に後酸化膜及び第2の絶縁膜がなく、第3の絶縁膜38がメモリセルトランジスタのゲート電極22の側面全体に接触している不揮発性半導体記憶装置である。
本変形例では、ゲート電極22をパターニングした後で、後酸化膜を形成しない又は後酸化膜を形成して除去する。そして、第2の絶縁膜を形成せずに第3の絶縁膜38を形成して、第3の絶縁膜38がゲート電極22の側面全体と接するようにする。したがって、水素が上方に形成された層間絶縁膜を通って外部からゲート電極22に侵入することを有効に阻止できる。
さらに、第3の絶縁膜38がメモリセルゲート電極22の上面には形成されないため、ゲート電極22にシリサイド層28−2を形成する前に第3の絶縁膜38を形成できる。これにより、シリサイド層28−2形成後の熱工程を削減でき、シリサイド層28−2として、低抵抗である、例えば、CoSiを使用することが可能になる。
本変形例では、第2の絶縁膜36の形成を省略できるため、工程の簡略化を実現でき、製造コストの削減に寄与する。
図10では、メモリセルゲート電極22間の底部において、第3の絶縁膜38がゲート絶縁膜20と接するように図示している。しかし、ゲート絶縁膜20を除去して、第3の絶縁膜38がシリコン基板10と接する構造にすることもできる。
(第5の変形例)
本実施形態の第5の変形例のビット線方向の断面図を図11に示す。第5の変形例は、メモリセルアレイ両端のドレイン側選択トランジスタSTD及びソース側選択トランジスタSTSのコンタクト拡散層領域32d、32sから第2の絶縁膜36を除去した不揮発性半導体記憶装置である。
本変形例により、ドレイン側及びソース側選択トランジスタSTD,STSのそれぞれのゲート電極22d、22sとそれぞれに対応するコンタクト電極44b、44sとの間の距離を小さくできる。したがって、半導体装置の高集積化を実現でき、製造コストの削減に寄与できる。
本変形例では、第3の絶縁膜38は、第1の実施形態と同様にゲート電極22間にU字型に形成され、ゲート電極22の上部と側面で接している。したがって、水素が上方に形成された層間絶縁膜を通って外部からゲート電極22に侵入することを有効に阻止できる。
さらに、第3の絶縁膜38がメモリセルゲート電極22の上面には形成されないため、ゲート電極22にシリサイド層28−2を形成する前に第3の絶縁膜38を形成できる。これにより、シリサイド層28−2形成後の熱工程を削減でき、シリサイド層28−2として、低抵抗である、例えば、CoSiを使用することが可能になる。
(第6の変形例)
本実施形態の第6の変形例のビット線方向の断面図を図12に示す。第6の変形例は、ソース線をシリコン基板10中に拡散層を用いて形成した不揮発性半導体記憶装置である。
本変形例では、素子分離を形成する際に、ソース線拡散層56を形成する領域では、素子分離を切断して設け、後から形成されるソース線を切断しないように素子分離を形成する。このようにすると、ゲート電極22をパターニングした後で、ソース線を形成すべき領域のシリコン基板10を露出させることができる。その後、拡散層32と同様に不純物のドーピングを行って、ソース線を拡散層56により形成できる。なお、ソース線拡散層56は、ゲート電極22間の拡散層32よりも不純物濃度を高くすることができる。
本変形例では、配線工程を簡略化できるため、製造コストの削減に寄与できる。
本変形例においても、第3の絶縁膜38は、第1の実施形態と同様にゲート電極22間にU字型に形成され、ゲート電極22上部の側面で接している。したがって、水素が上方に形成された層間絶縁膜を通って外部からゲート電極22に侵入することを有効に阻止できる。
さらに、第3の絶縁膜38がメモリセルゲート電極22の上面には形成されないため、ゲート電極22にシリサイド層28−2を形成する前に第3の絶縁膜38を形成できる。これにより、シリサイド層28−2形成後の熱工程を削減でき、シリサイド層28−2として、低抵抗である、例えば、CoSiを使用することが可能になる。
(第2の実施形態)
本発明は、NAND型不揮発性半導体記憶装置だけでなく、その他の半導体記憶装置にも適用できる。
NOR型不揮発性半導体記憶装置に適用した本発明の第2の実施形態を、図13及び図14を用いて説明する。図13は、本実施形態に係るNOR型の不揮発性半導体記憶装置の構成を模式的に示した平面図である。図14は、図13に切断線B−Bで示した、ビット線方向の断面図である。
本実施形態のNOR型不揮発性半導体記憶装置は、ビット線コンタクト電極44b間に、2個のメモリセルトランジスタMCを具備し、NAND型不揮発性半導体記憶装置のような選択トランジスタは含まない。2個のメモリセルトランジスタMC間のシリコン基板10中にソース線56が拡散層で形成されている。
メモリセルゲート電極22の構造は、第1の実施形態と同じであり、ゲート絶縁膜20上に形成された電荷蓄積層となるフローティングゲート電極24、フローティングゲート電極24上に形成された電極間絶縁膜26、電極間絶縁膜26上に形成されたコントロールゲート電極28とを含む。コントロールゲート電極28は、多結晶シリコン28−1とシリサイド28−2、例えば、コバルトシリサイドの積層構造とすることができる。コントロールゲート電極28は、図13の横方向に隣接する他のメモリセルMCを接続し、ワード線として機能する。
さらに、2個のメモリセルの両端には、ビット線コンタクト拡散層32bが形成され、2個のメモリセルの間には、ソース線拡散層56が形成される。
メモリセルゲート電極22の側面の一部は後酸化膜34で覆われる。この後酸化膜34及びゲート絶縁膜20を覆って、例えば、酸化シリコン膜からなる第2の絶縁膜36が形成される。第2の絶縁膜36上に、水素バリア絶縁膜としての第3の絶縁膜38が形成される。第3の絶縁膜38は、メモリセルゲート電極22間にU字型に形成され、第3の絶縁膜38の両側面はそれぞれゲート電極22上側の側面に接する。第3の絶縁膜38上に、第4の絶縁膜40が形成され、全体が平坦化される。コントロールゲート電極28の上部をシリサイド化して、シリサイド層28−2を形成する。シリサイドは、低抵抗化できる、例えば、CoSiを使用することができる。第4の絶縁膜40上及びコントロールゲート電極28上に、第1の層間絶縁膜42が設けられる。第1の層間絶縁膜42及び第4の絶縁膜40にコンタクト拡散層32bに接続するビット線コンタクト電極44bが形成され、第1の層間絶縁膜42上にビット線コンタクト電極44bに接続するビット線54が形成される。
本実施形態においても、第3の絶縁膜38は、第1の実施形態と同様にゲート電極22間にU字型に形成され、ゲート電極22上部の側面で接している。したがって、水素が上方に形成された層間絶縁膜を通って外部からゲート電極22に侵入することを有効に阻止できる。
さらに、第3の絶縁膜38がメモリセルゲート電極22の上面には形成されないことから、ゲート電極22にシリサイド層28−2を形成する前に第3の絶縁膜38を形成できる。これにより、シリサイド層28−2形成後の熱工程を削減できる。その結果、シリサイド層28−2として、低抵抗であるが高温の熱処理の影響を受けやすい、例えば、CoSiを使用することが可能になる。したがって、ワード線として機能するコントロールゲート電極28を低抵抗化でき、コントロールゲート電極28の配線遅延による半導体装置の劣化を軽減することができる。
上記のように、本発明は、NOR型不揮発性半導体記憶装置に対しても適用できる。
本実施形態では、第3の絶縁膜38を第1の実施形態と同様にU字型に形成した構造を例に説明したが、第1の実施形態の第1から第5の変形例に示したように変形して実施することができ、これらに限定されない。
上記に説明したように、本発明はNAND型不揮発性半導体記憶装置だけでなく、NOR型不揮発性半導体記憶装置に対しても適用可能である。さらに、AND型やDiNOR型などのその他の不揮発性半導体記憶装置に対しても同様に適用することができる。
(第3の実施形態)
本発明は、メモリセルがフローティングゲート電極型の不揮発性半導体記憶装置だけでなく、その他の半導体記憶装置にも適用することができる。上記の実施形態は、フローティングゲート電極に電荷を蓄積するメモリセルで説明してきたが、例えば、絶縁膜に電荷を蓄積するMONOS(metal oxide nitride oxide silicon)型メモリセルに対しても適用することができる。
本発明の第3の実施形態は、MONOS型メモリセルを使用したNAND型不揮発性半導体記憶装置に本発明を適用したものである。本実施形態の半導体装置の断面構造の一例を図15に示す。本実施形態に係るMONOS型の不揮発性半導体記憶装置の構成は、図1に示した平面図と同様である。図15は、図1に切断線B−Bで示した、ビット線方向の断面図である。
MONOS型メモリセルでは、メモリセルトランジスタMCの電荷蓄積層としてフローティングゲート電極の代わりに絶縁膜を用いる点が異なる。ここでは、第1の実施形態との相違点を中心に本実施形態を説明する。
本実施形態のメモリセルMCは、シリコン基板10上に設けられたメモリセルゲート電極62を含む。メモリセルゲート電極62は、シリコン基板10上に形成された第5の絶縁膜60、第5の絶縁膜60上に形成された電荷蓄積層となる第6の絶縁膜64、第6の絶縁膜64上に形成された第7の絶縁膜66、第7の絶縁膜66上に形成されたコントロールゲート電極68とを含む。第5の絶縁膜60は、例えば、SiO膜を使用することができる。電荷蓄積層である第6の絶縁膜64は、例えば、Si膜を使用することができる。第7の絶縁膜66は、例えば、SiO膜を使用することができる。コントロールゲート電極68は、第1の実施形態と同様に、多結晶シリコン68−1とシリサイド68−2、例えば、コバルトシリサイドの積層構造とすることができる。コントロールゲート電極68は、図15の紙面に垂直な方向に隣接する他のメモリセルアレイのメモリセルMCを接続し、ワード線として機能する。
メモリセルアレイのそれぞれ端に形成された、ドレイン側及びソース側選択トランジスタSTD,STSのゲート電極62d、62sは、メモリセルゲート電極62と類似の構造であるが、第5の絶縁膜60、電荷蓄積層となる第6の絶縁膜64、第7の絶縁膜66の積層膜の代わりにゲート絶縁膜20が形成されている。ゲート絶縁膜20は、例えば、SiO膜を使用することができる。
各メモリセルトランジスタMC、ドレイン側及びソース側選択トランジスタSTD,STSのゲート電極62,62d、62sのそれぞれの間は、電極間絶縁膜である第2の絶縁膜36によりコントロールゲート電極68の一部を残して埋められる。ゲート電極62間の第2の絶縁膜36の上に水素バリア絶縁膜として機能する第3の絶縁膜38がU字型に形成される。第3の絶縁膜38は、コントロールゲート電極68の側面に直接接触するが、コントロールゲート電極68の上面、すなわちシリサイド68−2の上面には設けられない。
その他のゲート電極62上の構造、及び配線構造等は、第1の実施形態とほぼ同じであるため、説明を省略する。
このような構造とすることで、シリサイド68−2を形成する前に水素バリア性を有する第3の絶縁膜38を形成できるため、シリサイド形成後の高温熱処理を低減できる。すなわち、シリサイド68−2として、低抵抗であるが高温に弱い材料、例えば、CoSiを使用できるようになる。その結果、コントロールゲート電極68の抵抗を上昇させることなく、配線遅延を抑制できる。さらに、水素バリア性を有する第3の絶縁膜38をゲート電極62の側面に接して形成することにより、水素がメモリセルゲート電極62間を通って第5の絶縁膜60に拡散することを防止できる。これにより、水素の影響によってメモリセルトランジスタMCの特性が劣化することを防止することができる。
したがって、トランジスタの特性劣化を防止することができ、低抵抗化が可能なシリサイド68−2をコントロールゲート電極68に使用した半導体装置及びその製造法を提供できる。
上記のように、本発明は、メモリセルがMONOS型の不揮発性半導体記憶装置に対しても適用できる。
本実施形態では、第3の絶縁膜38を第1の実施形態と同様にU字型に形成した構造を例に説明したが、第1の実施形態の第1の変形例に示したように、第3の絶縁膜38を平坦に形成することができる。また、第1の実施形態の第3の変形例に示したように、メモリセルゲート電極62間が第2の絶縁膜36により完全に埋め込まれずに、第2の絶縁膜36をゲート電極62の側壁のように形成することができる。また、第1の実施形態の第4の変形例に示したように、第3の絶縁膜38がメモリセルトランジスタのゲート電極62の側面全体に接触するように形成することができ、これらに限定されない。
メモリセルがMONOS型構造の場合でも、第2の実施形態で説明したように、本発明は、NAND型不揮発性半導体記憶装置をはじめ、NOR型、AND型及びDiNOR型などのその他の不揮発性半導体記憶装置に対しても同様に適用することができる。すなわち、直列にゲート電極が複数個接続され、ゲート間にコンタクトがない構造の半導体装置であれば、本発明を適用することができる。特に、素子領域に対して余裕の小さなコンタクト電極を有し、ゲート絶縁膜に強い電気的ストレスを印加するような不揮発性半導体記憶装置を始めとする半導体装置に対して有効に適用することができる。
本発明により、コントロールゲート電極の低抵抗化を実現でき、水素がメモリセルゲート電極間のシリコン酸化膜中を通ってゲート絶縁膜に拡散するのを防止できると同時に、拡散層へのコンタクト孔開口のためのエッチングのプロセスマージンを向上させることができる。これにより、メモリセルトランジスタのしきい値電圧の変動の抑制、ゲート絶縁膜の耐圧の低下、及び配線遅延のような半導体装置の電気特性の劣化を防止することができる。
上記に説明してきたように、本発明によれば、半導体装置の電気特性の劣化を防止することができると同時にプロセスマージンを向上できる。したがって、ゲート電極の低抵抗化とトランジスタの特性安定化を両立させた、高信頼性で高速動作が可能な半導体装置及びその製造方法を提供することができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の精神及び範囲から逸脱しないで、種々の変形を行って実施することができる。それゆえ、本発明は、ここに開示された実施形態に制限することを意図したものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において他の実施形態にも適用でき、広い範囲に適用されるものである。
図1は、本発明の第1の実施形態による半導体装置の一例を説明するための平面図である。 図2は、図1に切断線A−Aで示した本発明の第1の実施形態による半導体装置の一例を説明するためのビット線方向の断面図である。 図3(a)、(b)は、第1の実施形態による半導体装置の製造工程の一例を説明するための断面図である。 図4(a),(b)は、図3(b)に続く第1の実施形態による半導体装置の製造工程の一例を説明するための断面図である。 図5(a),(b)は、図4(b)に続く第1の実施形態による半導体装置の製造工程の一例を説明するための断面図である。 図6(a),(b)は、図5(b)に続く第1の実施形態による半導体装置の製造工程の一例を説明するための断面図である。 図7は、本発明の第1の変形例による半導体装置の一例を説明するための断面図である。 図8は、本発明の第2の変形例による半導体装置の一例を説明するための断面図である。 図9は、本発明の第3の変形例による半導体装置の一例を説明するための断面図である。 図10は、本発明の第4の変形例による半導体装置の一例を説明するための断面図である。 図11は、本発明の第5の変形例による半導体装置の一例を説明するための断面図である。 図12は、本発明の第6の変形例による半導体装置の一例を説明するための断面図である。 図13は、本発明の第2の実施形態による半導体装置の一例を説明するための平面図である。 図14は、図13に切断線B−Bで示した本発明の第2の実施形態による半導体装置の一例を説明するためのビット線方向の断面図である。 図15は、本発明の第3の実施形態による半導体装置の一例を説明するためのビット線方向の断面図である。
符号の説明
10…半導体基板(シリコン基板),12…ウェル,14…素子分離,16…素子領域,20…ゲート絶縁膜,22…ゲート電極,24…フローティングゲート電極,28…コントロールゲート電極,28−1…多結晶シリコン層,28−2…シリサイド層,30…第1の絶縁膜,32…拡散層,34…後酸化膜,36…第2の絶縁膜,38…第3の絶縁膜,40…第4の絶縁膜,42…第1の層間絶縁膜,44…コンタクト電極,46…ビット線接続部,48…第1の配線,50…第2の層間絶縁膜,52…配線間コンタクト電極,54…第2の配線,56…ソース線拡散層,60…第5の絶縁膜,62…ゲート電極,64…第6の絶縁膜,66…第7の絶縁膜,68…コントロールゲート電極,68−1…多結晶シリコン層,68−2…シリサイド層。

Claims (5)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に第1の絶縁膜を介して形成された電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層上に第2の絶縁膜を介して形成された導電体層とを含む複数のゲート電極と、
    前記導電体層上部に設けられた第2の導電体層と、
    前記ゲート電極間に設けられ、前記ゲート電極とは側面のみで接するバリア絶縁膜と、
    前記第2の導電体層の上面に接して設けられた層間絶縁膜と、
    を具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体基板上に形成された複数のメモリセルと、
    直列に接続された複数の前記メモリセルの両端に設けられ、前記メモリセルに電気的に接続された第1及び第2の選択トランジスタと、
    前記メモリセルのゲート電極並びに前記第1及び第2の選択トランジスタのゲート電極の導電体層上部に設けられた第2の導電体層と、
    前記第1又は第2の選択トランジスタのゲート電極の外側の前記半導体基板中に設けられた第1又は第2の拡散層に接続する第1又は第2のコンタクト電極と、
    前記メモリセルのゲート電極、前記第1及び第2の選択トランジスタのゲート電極、並びに前記第1及び第2のコンタクト電極とはそれぞれの側面のみで接するバリア絶縁膜と、
    前記第2の導電体層の上面に接して設けられた層間絶縁膜と、
    を具備することを特徴とする半導体装置。
  3. 前記バリア絶縁膜は、シリコン窒化膜を含むことを特徴とする、請求項1若しくは2に記載の半導体装置。
  4. 前記第2の導電体層は、コバルトシリサイド、ニッケルシリサイド、プラチナシリサイド、チタンシリサイド、タンタルシリサイドのいずれか1を含むことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1に記載の半導体装置。
  5. 半導体基板上に第1の絶縁膜を介して電荷蓄積層を形成する工程と、
    前記電荷蓄積層上に第2の絶縁膜を介して導電体層を形成して複数のゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極間に、前記ゲート電極とは側面のみで接するバリア絶縁膜を形成する工程と、
    前記導電体層の上部に第2の導電体層を形成する工程と、
    前記第2の導電体層の上面に接する層間絶縁膜を形成する工程と、
    を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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