JP2007071466A - 自動製氷機付き冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】製氷皿の着脱を可能にした自動製氷機を備えた冷蔵庫において、専用の電気部品を用いず製氷皿の無い状態を検知し、給水動作を停止させることにより製氷不具合をなくす。
【解決手段】冷蔵庫から着脱可能な製氷皿5を動作させる製氷皿駆動手段10と、給水動作を行う給水動作手段8と、製氷皿5の有無を満氷検知レバー12の満氷検知手段12aの信号により判断し給水動作を制御するもので、製氷皿5が取り外された時には、規制手段14により満氷検知レバー12の動作が満氷時と同様の状態に規制されることによって、結果的に製氷皿5の無い状態を検知し、給水動作手段8を制御して給水動作を停止することによって製氷不具合をなくすものである。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動製氷機を備えた冷蔵庫に関するものである。
近年、冷蔵庫は自動製氷機が付いたものが主流になっている。冷蔵庫等に組み込まれる自動製氷機は、冷蔵庫内に設けた貯水タンクから製氷用水が給水パイプにより自動的に供給され、製氷が自動的に行われて、氷ができると製氷皿を回転させ、かつひねりを加えて、製氷皿内の氷を貯氷容器内に落下させ、貯氷容器内の氷が一定量に溜まったら、貯氷検知レバー等により検出されて、製氷動作を停止しそして貯氷容器内の氷が少なくなると、それが貯氷検知レバーで検知されて再び水が供給され、製氷が自動的に再開するという構成になっている。ここで、自動製氷機の製氷皿は、一般に自動製氷機のモータによって駆動される駆動機構の回転軸と連結固定されているが、駆動機構から分離できず、製氷皿の庫外への取り外しはできないという構造であった。そこで、製氷皿の衛生性を高めるために製氷皿を駆動機構と分離させ、冷蔵庫外に取り出せるような構造に改良し、製氷皿の掃除等を容易に行えるようにした自動製氷機付き冷蔵庫が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図10は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の自動製氷機が設けられている部分の構造を示す一部縦断面図であり、図11は自動製氷機の斜視図である。各図において、100は冷蔵庫本体で、この本体100は内部に冷凍室102と冷蔵室103とを有している。104は冷凍室102の前面開口部を開閉する扉であり、105は冷蔵室103の前面開口部を開閉する扉である。自動製氷機106は冷凍室102に設けられており、その全体構成は、製氷皿107と、製氷完了時に製氷皿107にひねりを加えながら下向きに回動させて離氷させるための駆動機構108とからなる。109がその駆動機構108を収納した機構ボックスで、内部にモータやギヤ等を有している。機構ボックス109は、冷凍室102の奥部の所定箇所に設置固定されている。110は、機構ボックス109から突出した回転軸で、製氷皿107と連結してこれを回動させる。
冷蔵室103内には、製氷用の水を貯める貯水タンク111が設けられ、そのタンク111内の水は、ポンプ112により給水管113を介して冷凍室102内の製氷皿107の上部に導かれ、上方から給水される。この製氷皿107は上面が開口した箱型の容器状をなすとともに、その内部が複数の小室107mに仕切られていて、所定の大きさの氷を製造するようになっている。なお、121は冷却ファン、122は蒸発器である。
製氷皿107には、機構ボックス109と向き合う側の長手方向端部107bの中心部分に、回転軸110に嵌め合せ可能な連結部114が一体に設けられている。そして製氷皿107のこの連結部114とは反対側の長手方向端部107cより、製氷機支持具115に設けた製氷皿支持部として作用する長い軸部116が貫挿されて、製氷皿107が製氷機支持具115に回転自在に支持されるようになっている。これにより、製氷皿107は、機構ボックス109内のモータにより、回動軸線Pを支点として、例えば最初、時計方向に回動されて、次に反転し、反時計方向に回動することになっている。なお、製氷皿107の長手方向端部107cに、ひねりを行わせるための突起117が設けられ、一方製氷機支持具115の軸部116が突出する端壁120a内面には、突起117が嵌合し摺動する円弧状の案内溝118が形成されており、回転軸110による製氷皿107の回動に伴い、突起117が案内溝118を摺動しついに案内溝118の一端側に到達し回転が止められた以降は、製氷皿107にはひねりが加えられて、氷が離氷し易くなっている。
119は、貯氷容器で、製氷皿107の下方において出し入れ可能に配置され、製氷皿107が製氷完了時に回動し、離氷動作を行った時に落下する氷を受け入れるようになっている。
ここで、製氷皿107がこの製氷機支持具115に回動自在に装着されていると共に、製氷皿107と製氷機支持具115とは一体になって、機構ボックス109側の回転軸110から、分離できるような構造となっているもので、これによって、製氷皿107の清掃などが簡単に行えるようになるというものである。
特開2000−161824号公報
しかしながら、上記従来の構成では、製氷皿107が実際に取り外された状態を、或いは取り外された状態から取りつけられた状態を認識する手段が開示されておらず、製氷皿107の取り外し、取りつけ後の給水、製氷動作のタイミングが制御できず、製氷皿107が取り外された状態で給水される等の不具合が生じる場合がある。
また、製氷皿107の着脱の状態を検知させるためには、たとえば別途マイクロスイッチなどの電気部品を設けることが考えられるが、電気配線を伴うこのような手段は特にコスト高になり、製氷装置としての組み立て性にも負担がかかるために改善の余地があるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、製氷皿の取り外し、取り付けを可能にし、製氷皿の有無を合理的な手段で認識し、特に製氷皿が取り外された場合でも不具合なく、給水動作を停止させることができるようにする自動製氷機付き冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために本発明の冷蔵庫は、給水機構から製氷皿に給水して製氷し、製氷後に離氷機構により前記製氷皿の氷を貯氷箱に離氷させ、前記貯氷箱の貯氷量を検出する満氷検知手段により、満氷時は前記給水機構の動作を停止するもので、かつ前記製氷皿を前記離氷機構から着脱可能にした自動製氷機付き冷蔵庫であって、前記製氷皿取り出し時に前記満氷検知手段の作用を規制する規制手段を設け、前記規制手段動作時には、前記満氷検知手段は、満氷時の前記動作制御を行うものである。
これによって、製氷皿が取り外された場合でも、規制手段によって満氷検知手段があたかも満氷検知をしたような状態を創出し、製氷皿検知を行う専用の電気部品を設けることなく給水動作を停止させ、製氷不具合をなくすことができる。
また、給水動作手段により給水された水を冷凍室内に設置した製氷皿に貯溜して製氷し、製氷後に製氷皿駆動手段により製氷皿を反転させ前記製氷皿の下方に配置した貯氷箱に離氷させ、前記貯氷箱内に進出して貯氷量を検出する満氷検知レバーにより満氷時は離氷動作と給水動作を停止するもので、前記製氷皿を製氷皿駆動手段から着脱可能にした自動製氷機付き冷蔵庫であって、前記製氷皿取り出し時に前記満氷検知レバーの動作を規制する規制手段を設け、前記製氷皿取り出しにより、前記規制手段動作時は、前記満氷検知レバーによる満氷検知手段により、前記製氷皿を動作させる前記製氷皿駆動手段と給水動作を行う前記給水動作手段とは、製氷満氷時の動作制御を行うものである。
これによって、製氷皿が取り外された場合でも、満氷検知レバーが規制手段に動作を規制されてあたかも満氷検知をしたような状態に維持され、製氷皿検知を行う専用の電気部品を設けることなく、満氷時の制御と同様に給水動作を停止させ、製氷不具合をなくすことができる。
本発明の冷蔵庫は、いかなる冷蔵庫の運転状態で製氷皿の取り外し動作が行われた場合でも、製氷皿検知を行う専用の電気部品を設けることなく給水動作を制御することにより、製氷不具合をなくすことができるため、製氷皿が着脱可能で衛生的に配慮された自動製氷機の信頼性を合理的に高めることができる。
請求項1に記載の発明は、給水機構から製氷皿に給水して製氷し、製氷後に離氷機構により前記製氷皿の氷を貯氷箱に離氷させ、前記貯氷箱の貯氷量を検出する満氷検知手段により、満氷時は前記給水機構の動作を停止するもので、かつ前記製氷皿を前記離氷機構から着脱可能にした自動製氷機付き冷蔵庫であって、前記製氷皿取り出し時に前記満氷検知手段の作用を規制する規制手段を設け、前記規制手段動作時には、前記満氷検知手段は、満氷時の前記動作制御を行うことにより、製氷皿が取り外された場合でも、規制手段によって満氷検知手段があたかも満氷検知をしたような状態を創出し、結果的に、製氷皿検知を行う専用の電気部品を設けることなく製氷皿の有無を検知するのと同様の検知作用が行え、給水動作を停止させて製氷不具合をなくし、製氷皿が着脱可能で衛生的に配慮された自動製氷機の信頼性を合理的に高めることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、給水動作手段により給水された水を冷凍室内に設置した製氷皿に貯溜して製氷し、製氷後に製氷皿駆動手段により製氷皿を反転させ前記製氷皿の下方に配置した貯氷箱に離氷させ、前記貯氷箱内に進出して貯氷量を検出する満氷検知レバーにより満氷時は離氷動作と給水動作を停止するもので、前記製氷皿を製氷皿駆動手段から着脱可能にした自動製氷機付き冷蔵庫において、前記製氷皿取り出し時に前記満氷検知レバーの動作を規制する規制手段を設け、前記製氷皿取り出しにより、前記規制手段動作時は、前記満氷検知レバーによる満氷検知手段により、前記製氷皿を動作させる製氷皿駆動手段と給水動作を行う前記給水動作手段とは、製氷満氷時の動作制御を行うことにより、製氷皿が取り外された場合でも、製氷皿検知を行う専用の電気部品を設けることなく、結果的に、製氷皿の有無を検知するのと同様の検知作用が行え、給水動作を停止させ、製氷不具合をなくすことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、製氷室ドアと製氷室ドア開検知手段を備え、前記製氷皿の取り付けにより前記規制手段が解除された後、前記製氷室ドア開検知手段の有無により補償制御を行うことにより、製氷皿の有無を製氷室ドアの開閉と組み合わせることにより、いかなる運転状態においても製氷駆動装置により、結果的に、製氷皿の有無を検知することができ、製氷動作の不具合をなくすことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記補償制御は、前記製氷皿駆動手段が動作中に前記製氷室ドア開検知手段の信号があった場合は、前記製氷皿駆動手段の動作終了後、再度前記製氷皿駆動手段の動作を行い前記満氷検知手段の信号の有無を検知して前記給水動作手段を制御するものであり、製氷皿は、製氷皿が取り付いた状態で製氷皿駆動装置により離氷動作を実施中製氷室ドアが開放された場合、製氷皿がその製氷室ドアの開閉により取り外されたかどうかを満氷検知手段により再確認し、給水動作を制御することにより製氷動作の不具合をなくすことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記補償制御は、給水待機中に前記製氷室ドア開検知手段の信号があった場合は、前記製氷室ドア閉検知手段の信号が確認された後、前記製氷皿駆動手段の動作を行い前記満氷検知手段の信号の有無を検知して前記給水動作手段を制御するものであり、製氷皿は、給水待機時において製氷皿が取り外された場合でも製氷室ドアの開閉により取り外されたかどうかを満氷検知手段により再確認し、給水動作を制御することにより製氷動作の不具合をなくすことができる。
以下本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。また、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については、同一符号を付して説明を省略するか、もしくは、全体構成について特に重要な変更点がない場合はその符号をも省略し主要部分についてのみ説明するものである。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における自動製氷機付き冷蔵庫の概略側断面図、図2は同実施の形態における製氷装置の斜め下方から見た斜視図、図3は同実施の形態における製氷装置の要部側断面図、図4は図3において製氷皿を引き出した状態図である。
図1において、冷蔵庫本体1は、製氷室2と冷蔵室3を有し、それぞれの前面開口部に引き出し式の製氷室ドア2aと冷蔵室ドア3aを設けている。
製氷室2内の上部には製氷装置4が配置されており、この製氷装置4は製氷室ドア2aの反扉方向の後方にモータを内蔵した離氷手段としての製氷皿駆動手段10を配置し、製氷皿5で製氷された氷を製氷皿駆動手段10からの回転駆動により離氷し、下部の貯氷箱6に貯蔵するようになっている。
冷蔵室3には製氷用水を貯蔵するための給水タンク7が配置されており、この給水タンク7内の水は、給水モータからなる給水動作手段8により給水管9を通して一定量製氷皿5に給水するようになっている。
次に製氷装置4についてその構造を詳細に説明する。図2、図3、図4において、製氷皿駆動手段10は、製氷室2の上部に固定され冷蔵庫の冷気を製氷皿5に搬送する風路作用を有したフレーム11の端部に設置され、駆動源に連動して回動する回転軸10aを略中央部に有し、貯氷箱6の貯氷量を検出する満氷検知レバー12を側部に有している。
製氷皿5は、回転可能な軸部を有し両軸部を支持する保持部分を備えた保持体13に一体構成されており、製氷皿駆動手段10の回転軸10aに着脱自在に連結可能である。また保持体13は、フレーム11から取り付け、取り外し時の略U字状の取手部13aを有している。
フレーム11には、製氷皿5と一体構成された保持体13の有り無しを満氷検知レバー12の動作を規制して検知する規制手段14が樹脂製のカムとバネ等から構成されて取り付けられおり、製氷皿5と一体となった保持体13がフレーム11に取り付けられている場合は、規制手段14は、保持体13の装着によりバネの付勢力に抗して満氷検知レバー12の下降動作に支障がない位置に保持され、図3の如く製氷皿駆動手段10の動作により満氷検知レバー12の先端は12−Xの位置まで動作するように構成されている。
一方、製氷皿5と一体となった保持体13がフレーム11から取り外されている場合は、規制手段14は、バネの付勢力により満氷検知レバー12の下降動作を阻止する位置に保持され、図4の如く製氷皿駆動手段10の動作により満氷検知レバー12の先端は規制手段14に接触して12−Yの位置までの動作に留められ、貯氷箱6が満氷時と同様の動作となるように構成されている。
次に、このような構成における冷蔵庫の制御動作について説明する。
図5は、本発明の同実施の形態における自動製氷機付き冷蔵庫の制御装置のブロック図であり、図6は、同実施の形態の自動製氷機付き冷蔵庫の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図5において、自動製氷制御手段30は、製氷時間計測手段20と製氷室温度検知手段21からの信号入力により製氷皿駆動手段10と給水動作手段8を制御するものであり、また製氷皿駆動手段10の満氷検知手段12aから信号をフィードバック制御するものである。尚、自動製氷制御手段30は、電子基板に実装されたマイコン(図示せず)などで構成され制御アルゴリズムがプログラミングされている。
以上のように構成された冷蔵庫の製氷装置4とその制御装置について製氷動作の説明を行う。製氷動作は、まず製氷時間計測手段20による計測時間と製氷室温度検知手段21による製氷室温度を規定の製氷完了条件と比較する(Step1)。条件を満たしている場合は、製氷皿駆動手段10により製氷皿5は、離氷動作開始(Step2)により回動軸10aを回動し製氷皿5を回転させる。
それと同時に満氷検知レバー12が動作を始め満氷検知の有無を判断する満氷検知手段12aからの信号を確認する(Step3)。満氷検知レバー12は、貯氷箱6が満氷状態で氷に接触するか、または、製氷皿5を備えた保持体13がフレーム11から取り外されて規制手段14に接触することにより満氷と同様の位置規制がなされることにより満氷検知手段12aからの信号があった場合、製氷皿駆動手段10は、満氷検知と判断し離氷動作は行わず、その後の給水動作手段8による新たな給水動作も行われない。
一方、そうでない場合は離氷動作に移行し離氷動作を完了させる(Step4)。離氷動作を行う場合は、製氷皿駆動手段10の駆動制御により回動軸10aを回動し製氷皿5を回転させ製氷皿5を反転及びひねることにより氷が離氷され、回動軸10aが所定の水平位置になった時駆動モータを停止し離氷が完了する。その後給水動作手段8により製氷皿5に規定量の給水を行う(Step5)。
このように、保持体13に装着された製氷皿5が、洗浄や取り換え可能なものにあっては製氷皿の種類の取り換えなどの要求によってフレームから取り外された場合に、製氷皿5がない状態で給水動作が行われると貯氷箱6内に水が溢水する問題が発生するのでこれを阻止する制御を盛り込む必要があるが、本実施の形態では、通常の満氷時に満氷検知レバー12が所定位置以下に下降しないことを検出してその後の給水動作を行わせない制御を行わせている点に着目し、製氷皿5を装着した保持体13が取り外されたときに構造的に満氷検知レバー12が所定位置以下に下降できないように工夫することで仮想の満氷状態を創出し、結果的に別途のマイクロスイッチなどの電機部品を設けて製氷皿5の有無を検出するのと同様の意味を持たせて、その後の給水動作を阻止する制御を行う、という課題の解決法を提示するものである。
すなわち、このような構成および制御方法によればマイクロスイッチなどの新たな電気部品を用いて電気配線や制御構成を複雑にし製造コストや組み立て作業性に負担を強いることなく、簡便な構造部品である規制手段14を追加するのみで同等の効果を得られる。
その結果、製氷皿駆動手段10にある満氷検知レバー12の動作により結果的に製氷皿5の有無を検知し、製氷皿5が装着された保持体13が取り外された場合に給水動作手段8を停止させることにより、製氷不具合をなくすことができ、コスト負担を掛けずに信頼性の高い製氷皿着脱可能な自動製氷機を備えた冷蔵庫を提供できるものである。
なお、本実施の形態では満氷検知手段12aに対するアクチュエーターとして満氷検知レバー12を用いて、満氷検知レバー12が下降動作して貯氷箱6内に溜まった氷に当接する高さレベルによって満氷か否かの判定をする構成について説明し、また製氷皿5は保持体13に装着された状態でフレーム11に着脱される例を示したが、本願発明の趣旨によると、具体的な満氷検知の構成はこれに限られるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
すなわち、満氷検知レバー12の構造についても本実施の形態のような片持ちレバーの上下動作によるもの以外のものでも構わず、製氷皿5が取り外された場合に規制手段14によって物理的に動作を規制されるものであればよく、また、光学的なレベル検知などによる非接触の検知手段においても、製氷皿5が取り外された場合にその検知手段を遮るか、無効化する規制手段14を設けることによって同様に目的を達することができる。
したがって、貯氷中の氷に対する接触,非接触を問わず、満氷検知を行わせて直後の給水を阻止する構成を有する自動製氷機に関して、その満氷検知の状態を製氷皿5が取り外された場合に規制手段14によって再現し、あたかも満氷を検知して給水動作を阻止する制御を行わせることで製氷皿の無い状態を結果的に検出して、無用な給水による貯氷箱6への溢水被害を未然に食い止めることができるものである。
(実施の形態2)
図7は、本発明の同実施の形態2における自動製氷機付き冷蔵庫の制御装置のブロック図であり、図8は、同実施の形態の自動製氷機付き冷蔵庫の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図7において、20は製氷時間計測手段、21は製氷室温度検知手段であり、22は製氷室2の製氷室ドア2aの開閉を検知する製氷室ドア開検知手段である。
自動製氷制御手段30は、製氷時間計測手段20からの信号の入力と製氷室温度検知手段21からの信号入力と製氷室ドア開検知手段22により製氷皿駆動手段10と給水動作手段8を制御するものであり、また製氷皿駆動手段10の満氷検知手段12aから信号をフィードバック制御するものである。尚、自動製氷制御手段30は、電子基板に実装されたマイコン(図示せず)などで構成され制御アルゴリズムがプログラミングされている。
以上のように構成された冷蔵庫の製氷装置4とその制御装置について製氷動作の説明を行う。製氷動作は、まず製氷時間計測手段20による計測時間と製氷室温度検知手段21による製氷室温度を規定の製氷完了条件と比較する(Step1)、条件を満たしている場合は、製氷皿駆動手段10により製氷皿5は、離氷動作開始(Step2)により回動軸10aを回動し製氷皿5を回転させる。それと同時に満氷検知レバー12が動作を始め満氷検知の有無を判断する満氷検知手段12aからの信号を確認する(Step3)。満氷検知レバー12は、貯氷箱6が満氷状態で氷に接触または製氷皿5がフレーム11から取り外され規制手段14に接触することにより満氷検知手段12aからの信号があった場合、製氷皿駆動手段10は、満氷検知と判断し離氷動作は行わず、そうでない場合は、製氷室ドア開検知手段22からの信号の有無を確認する(Step4)。製氷室ドア開検知手段22からの信号があった場合は、製氷室ドア閉の確認(Step5)後、離氷動作を完了した(Step6)後Step2の離氷動作に移行し、再度離氷動作を実施する。Step4以降、製氷室ドア開検知手段22からの信号がなかった場合は、離氷動作を完了した(Step7)後、給水動作手段8により製氷皿5に規定量の給水を行う(Step8)。
これは、製氷のため製氷皿駆動手段10が動作中に製氷室ドア2aが開けられた場合、製氷皿5が取り外されたか否かを満氷検知手段12aにより検知するもので、専用の電気部品を用いず製氷皿の有無を検知し、給水動作手段8を制御することにより製氷不具合をなくすものである。
(実施の形態3)
図9は、本発明の同実施の形態3における自動製氷機付き冷蔵庫の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。尚、冷蔵庫の制御装置のブロック図は、実施の形態2と同一のため詳細説明は省略するものとする。
以上のように構成された冷蔵庫の製氷装置4とその制御装置について製氷動作の説明を行う。製氷動作は、まず製氷時間計測手段20による計測時間と製氷室温度検知手段21による製氷室温度を規定の製氷完了条件と比較する(Step1)、条件を満たしている場合は、製氷皿駆動手段10により製氷皿5は、離氷動作開始(Step2)により回動軸10aを回動し製氷皿5を回転させる。それと同時に満氷検知レバー12が動作を始め満氷検知の有無を判断する満氷検知手段12aからの信号を確認する(Step3)。満氷検知レバー12は、貯氷箱6が満氷状態で氷に接触または製氷皿5がフレーム11から取り外され規制手段14に接触することにより満氷検知手段12aからの信号があった場合、製氷皿駆動手段10は、満氷検知と判断し離氷動作は行わず、そうでない場合は離氷動作に移行し離氷動作を完了させる(Step4)。次に連続製氷等による給水待機状態の有無を確認し(Step5)、給水待機状態の場合は給水待機を継続し、給水待機状でない場合は給水待機中に製氷室ドア開検知手段22からの信号の有無を確認する(Step6)。製氷室ドア開検知手段22からの信号があった場合は、製氷室ドア閉の確認(Step7)後、離氷動作に移行し離氷動作を完了させる(Step8)。次に満氷検知レバー12が動作を始め満氷検知の有無を判断する満氷検知手段12aからの信号を確認し(Step9)、満氷検知手段12aからの信号がない場合のみ給水動作手段8により製氷皿5に規定量の給水を行う(Step10)。またStep6において給水待機中に製氷室ドア開検知手段22からの信号がなかった場合はStep10の給水動作に移行する。
これは、自動製氷制御手段30が、冷蔵室3の給水タンク7の水が連続製氷、連続給水等でなくなり給水待機状態と判断した場合において、いかなるタイミングでも製氷皿5の有無を満氷検知手段12aにより専用の電気部品を用いず製氷皿の有無を検知し、給水動作手段8を制御することにより製氷不具合をなくすものである。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、製氷皿の着脱が可能な自動製氷機において製氷皿が取り外された場合、冷蔵庫のいかなる動作タイミングでも製氷皿の有無を専用の電気部品を用いず製氷皿の有無を検知し、給水動作を停止させることにより製氷不具合をなくすものであり、自動製氷機付きの冷蔵庫に限らず、他の自動製氷機付きの冷凍機器にも適用できる。
本発明の実施の形態1における自動製氷機付き冷蔵庫の概略側断面図 同実施の形態における製氷装置の斜視図 同実施の形態における製氷装置の要部側断面図 図3における製氷皿を引き出した状態図 同実施の形態における自動製氷機付き冷蔵庫の制御装置のブロック図 同実施の形態の自動製氷機付き冷蔵庫の制御装置の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態2における自動製氷機付き冷蔵庫の制御装置のブロック図 同実施の形態の自動製氷機付き冷蔵庫の制御装置の動作を説明するためのフローチャート 本発明の同実施の形態3における自動製氷機付き冷蔵庫の制御装置の動作を説明するためのフローチャート 従来の冷蔵庫の一部断面図 従来の冷蔵庫の自動製氷機の分解斜視図
符号の説明
1 冷蔵庫本体
2 製氷室
2a 製氷室扉
4 製氷装置
5 製氷皿
6 貯氷箱
8 給水動作手段(給水機構)
10 製氷皿駆動手段(離氷機構)
12 満氷検知レバー
12a 満氷検知手段
14 規制手段
22 製氷室ドア開検知手段
30 自動製氷制御手段

Claims (5)

  1. 給水機構から製氷皿に給水して製氷し、製氷後に離氷機構により前記製氷皿の氷を貯氷箱に離氷させ、前記貯氷箱の貯氷量を検出する満氷検知手段により、満氷時は前記給水機構の動作を停止するもので、かつ前記製氷皿を前記離氷機構から着脱可能にした自動製氷機付き冷蔵庫であって、前記製氷皿取り出し時に前記満氷検知手段の作用を規制する規制手段を設け、前記規制手段動作時には、前記満氷検知手段は、満氷時の前記動作制御を行う自動製氷機付き冷蔵庫。
  2. 給水動作手段より給水された水を冷凍室内に設置した製氷皿に貯溜して製氷し、製氷後に製氷皿駆動手段により製氷皿を反転させ前記製氷皿の下方に配置した貯氷箱に離氷させ、前記貯氷箱内に進出して貯氷量を検出する満氷検知レバーにより満氷時は離氷動作と給水動作を停止するもので、前記製氷皿を製氷皿駆動手段から着脱可能にした自動製氷機付き冷蔵庫であって、前記製氷皿取り出し時に前記満氷検知レバーの動作を規制する規制手段を設け、前記製氷皿取り出しにより、前記規制手段動作時は、前記満氷検知レバーによる満氷検知手段により、前記製氷皿を動作させる前記製氷皿駆動手段と給水動作を行う前記給水動作手段とは製氷満氷時の動作制御を行う請求項1に記載の自動製氷機付き冷蔵庫。
  3. 製氷室ドアと製氷室ドア開検知手段を備え、前記製氷皿の取り付けにより前記規制手段が解除された後、前記製氷室ドア開検知手段からの信号の有無により補償制御を行う請求項1または2に記載の自動製氷機付き冷蔵庫。
  4. 前記補償制御は、前記製氷皿駆動手段が動作中に前記製氷室ドア開検知手段の信号があった場合は、前記製氷皿駆動手段の動作終了後、再度前記製氷皿駆動手段の動作を行い前記満氷検知手段の信号の有無を検知して前記給水動作手段を制御する請求項3に記載の自動製氷機付き冷蔵庫。
  5. 前記補償制御は、給水待機中に前記製氷室ドア開検知手段の信号があった場合は、前記製氷室ドア閉検知手段の信号が確認された後、前記製氷皿駆動手段の動作を行い前記満氷検知手段の信号の有無を検知して前記給水動作手段を制御する請求項3に記載の自動製氷機付き冷蔵庫。
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