JP2007069721A - 頭部保護エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】重量や収納スペースの増加を抑えて、エアバッグをピラーガーニッシュの上端付近から円滑に車内側に展開膨張可能な頭部保護エアバッグ装置の提供。
【解決手段】頭部保護エアバッグ装置M1のエアバッグ19は、窓の上縁側に収納され、エアバッグカバー8を押し開いて、窓を覆い可能に展開膨張する。エアバッグ19は、窓とピラー部CPとの車内側Iを覆う遮蔽本体部35と、ピラーガーニッシュ上端7a付近に配置される上縁側バッグ部39と、を備える。上縁側バッグ部39は、遮蔽本体部35のピラー遮蔽部36より、エアバッグ内へ流入する膨張用ガスの上流側に、配置されるとともに、ピラーガーニッシュ7の上端7aとボディ1側との間を塞いで膨張可能な形状として、さらに、折り畳まれたピラー遮蔽部36の車外側Oに、折り畳まれて収納されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両の窓(サイドウインド)の上縁側から、膨張用ガスを流入させて下方に展開膨張し、乗員の頭部を保護可能なエアバッグ、を備えた頭部保護エアバッグ装置に関する。
従来、頭部保護エアバッグ装置では、エアバッグが、ピラー部の上方部位を含めた車内側の窓の上縁側に、エアバッグカバーに覆われるように、折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に、ピラー部と窓との車内側を覆い可能に、窓の上縁側から、エアバッグカバーを押し開いて、下方に展開膨張するように、構成されていた。そして、従来の頭部保護エアバッグ装置では、展開膨張するエアバッグが、ピラー部の車内側を覆うピラーガーニッシュの車外側に侵入して、車内側への円滑な展開膨張を阻害されないように、ジャンプ台が、使用されていた(例えば、特許文献1参照)。
このジャンプ台は、ピラーガーニッシュの車外側の上方に配設されて、展開膨張するエアバッグを、ピラーガーニッシュの上端の上方位置で、ジャンプ台の上面側における傾斜した案内面上を滑らせるようにして、車内側に案内していた。
特開平11−91490号公報
しかし、従来のようなジャンプ台は、エアバッグの展開膨張時の展開方向を規制するように、剛性を有した部材で構成されていたことから、板金等の金属を利用して、重量増加を招いたり、あるいは、軽量化を図るように合成樹脂製としても、補強用リブを設ける等して、嵩張ることとなっていた。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、重量や収納スペースの増加を、極力、抑えて、ピラーガーニッシュの上端付近から、エアバッグを円滑に車内側に展開膨張可能な頭部保護エアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る頭部保護エアバッグ装置は、車両の車内側の窓の上縁側に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時、エアバッグカバーを押し開いて、窓を覆い可能に展開膨張するエアバッグを備え、
エアバッグが、車両のピラー部の上方側の領域において、エアバッグカバーを押し開きつつ、ピラー部の車内側を覆うピラーガーニッシュの上端を、車外側から乗り越えて、車内側の下方に展開膨張するように、収納されている構成の頭部保護エアバッグ装置であって、
エアバッグが、膨張用ガスを流入させて下方へ展開膨張して、窓とピラー部との車内側を覆う遮蔽本体部と、ピラーガーニッシュの上端付近のエアバッグの上縁側に配置されて、膨張用ガスの流入時に膨張する上縁側バッグ部と、を備え、
上縁側バッグ部が、遮蔽本体部におけるピラーガーニッシュの車内側を覆うピラー遮蔽部より、エアバッグ内へ流入する膨張用ガスの上流側に、配置されるとともに、ピラーガーニッシュの上端と車両のボディ側との間を塞いで膨張可能な形状として、さらに、展開膨張時、折り畳まれたピラー遮蔽部を車内側へ押し出し可能に、折り畳まれたピラー遮蔽部の車外側に、折り畳まれて収納されていることを特徴とする。
本発明に係る頭部保護エアバッグ装置では、窓の上縁側に折り畳まれて収納されたエアバッグに、膨張用ガスが流入されれば、エアバッグは、遮蔽本体部が窓の車内側を覆うように、エアバッグカバーを押し開いて、窓の上縁側から下方へ展開膨張する。
その際、ピラー部の上方側では、膨張用ガスの上流側に配置された上縁側バッグ部が、膨張用ガスの下流側に位置する遮蔽本体部のピラー遮蔽部より、素早く膨張する。そして、上縁側バッグ部は、ピラーガーニッシュの上端と車両のボディ側との間を塞ぎつつ、ボディ側に車外側を支持された状態として、折り畳まれたピラー遮蔽部を車内側へ押し出すことから、遮蔽本体部のピラー遮蔽部が、ピラーガーニッシュの上端と車両のボディ側との間へ侵入することなく、円滑に車内側に突出して、ピラーガーニッシュの車内側を覆うことができる。
そして、ピラーガーニッシュの上端とのエアバッグの干渉を防止する部材が、エアバッグ自体に一体化され、かつ、エアバッグを膨張させる膨張用ガスを利用して膨らむ上縁側バッグ部により、構成されており、遮蔽本体部と同様な可撓性を有した布材から形成できて、軽量化を図ることができるとともに、一体的に折り畳めて、コンパクトに収納できる。
したがって、本発明に係る頭部保護エアバッグ装置では、重量や収納スペースの増加を、極力、抑えて、ピラーガーニッシュの上端付近から、エアバッグを円滑に車内側に展開膨張させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1に示すように、第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置M1は、エアバッグ19と、インフレーター13と、取付ブラケット10・14と、エアバッグカバー8と、を備えて構成されている。そして、エアバッグ19は、車両Vの車内側におけるサイドウインドW1・W2の上縁側において、フロントピラー部FPの下縁側から、ルーフサイドレール部RRの下縁側を経て、リヤピラー部RPの上方側までの範囲に、折り畳まれて収納されている。
インフレーター13は、図1に示すように、略円柱状のシリンダタイプとして、エアバッグ19における膨張用ガスを流入させるための接続口部22が、外装され、クランプ16を利用して、エアバッグ19と連結されている。そして、インフレーター13は、取付ブラケット14を利用して、センターピラー部CPの上方付近におけるルーフサイドレール部RRのインナパネル2に、ルーフヘッドライニング5の下縁5aに覆われて、取付固定されている。なお、インナパネル2は、車両Vのボディ(車体)1側の部材である。また、取付ブラケット14は、板金製として、インフレーター13を保持し、取付ボルト15を利用して、インナパネル2に固定されている。
各取付ブラケット10は、取付ボルト11によって、エアバッグ19の各取付部30をインナパネル2に取付固定している(図5参照)。なお、各取付ボルト11は、ナット2bを設けてインナパネル2に形成された取付孔2aに、締結されている。
エアバッグカバー8は、フロントピラー部FPに配置されるピラーガーニッシュ4とルーフサイドレール部RRに配置されるルーフヘッドライニング5とのそれぞれの下縁4a・5a側から構成されている。なお、フロントピラーガーニッシュ4とルーフヘッドライニング5とは、合成樹脂製とし、フロントピラー部FPとルーフサイドレール部RRとにおいて、それぞれ、ボディ1のインナパネル2における車内側に、取付固定されている。また、ルーフヘッドライニング5は、フロントピラー部FPの上方付近から、センターピラー部CPの上方を経て、リヤピラー部RPの上方付近まで、配設されている。
エアバッグ19は、図1〜4に示すように、インフレーター13からの膨張用ガスGを流入させて、折り畳み状態から展開して、サイドウインドW1・W2やセンターピラー部CP・リヤピラー部RPのピラーガーニッシュ7・6の車内側Iを覆うように、展開膨張する。そして、エアバッグ19は、サイドウインドW1・W2やセンターピラー部CP・リヤピラー部RPのピラーガーニッシュ7・6の車内側Iを覆う遮蔽本体部35を有したエアバッグ本体20と、エアバッグ本体20におけるピラー部CP・RPでの展開を円滑にするための上縁側バッグ部39(39A・39B)と、を備えて構成されている。なお、上縁側バッグ部39Aは、センターピラー部CPの上方付近に配置され、上縁側バッグ部39Bは、リヤピラー部RPの上方付近に配置されている。
エアバッグ本体20は、膨張用ガスGを流入させて車内側壁部20aと車外側壁部20bとを離すように膨らむガス流入部21と、膨張用ガスGを流入させない非流入部28と、を備えて構成されている。なお、エアバッグ本体20と上縁側バッグ部39(39A・39B)とは、図3・4に示すように、それぞれ、ポリアミドやポリエステル等の織布からなる車内側Iの壁部20a・41と、車外側Oの壁部20b・42と、を縫合して形成させた縫製タイプとしている。また、リヤピラー部RPの上方付近に配置される上縁側バッグ部39Bは、センターピラー部CPの上方付近に配置される上縁側バッグ部39Aに比べて、前後方向の長さ寸法を長くしている点が相違するだけで、上縁側バッグ部39Aと同様な構造としている。
そして、エアバッグ本体20の非流入部28は、周縁部29、取付部30、区画部31・32、及び、板状部33、から構成されている。周縁部29は、車内側壁部20a・車外側壁部20b相互を結合(実施形態では縫合)させて、ガス流入部21の周囲を囲むように、形成されている。
取付部30は、エアバッグ19の上縁19a側における周縁部29から上方へ突出するように、複数(実施形態では6個)形成されている。各取付部30には、ボルト11を挿通させる取付孔30aが、形成されている。そして、各取付部30は、既述したように、インナパネル2に取り付けるための取付ブラケット10が固着され、そして、各取付孔30aを挿通する取付ボルト11が、ナット2bに螺合されることにより、インナパネル2に固定されている(図6参照)。
板状部33は、長方形板状として、前後の保護膨張部25・26の間におけるガス供給路部23の下方に、エアバッグ19の下縁19b側から上方に延びるように、配設されている。この板状部33は、エアバッグ19の全体形状を確保するとともに、ガス流入部21の容積を小さくして、膨張完了までの時間を短くするために、配設されている。
区画部31・32は、周縁部29の一部を構成するものであり、前後の保護膨張部25・26の領域内に、それぞれ、侵入するように配置されて、区画部31が、周縁部29の下縁側から、各保護膨張部25・26内に侵入するように、形成され、区画部32が、板状部33の上部前端から前下方に延びるように、形成されている。区画部31・32は、前後の各保護膨張部25・26の膨張完了時に、各保護膨張部25・26を、前後に並設される小部屋のセル25a・25b・25c・25d・26a・26bに分断して、各保護膨張部25・26が、球状でなく、略板状に膨張できるように、各保護膨張部25・26の厚さを規制するために配設されている。
なお、区画部31・32で区画された各セル25a・25b・25c・25d・26a・26bは、膨張時に、エアバッグ19の前後方向の長さを短くして、膨張完了時のエアバッグ19の下縁19b側に、前後方向のテンションを生じさせる作用も果たす。
また、非流入部28は、エアバッグ本体20の車内側壁部20aと車外側壁部20bとを結合した周縁部29や区画部31・32とともに、車内側壁部20aと車外側壁部20bとを重ねた二枚重ねとして、構成されている。
ガス流入部21は、実施形態の場合、接続口部22、ガス供給路部23、及び、保護膨張部24、から構成されている。ガス供給路部23は、エアバッグ19の上縁19a側で車両Vの前後方向に沿って、直線状に配設されている。ガス供給路部23の前後方向の略中間部位には、上方へ延びて、インフレーター13からの膨張用ガスGをガス流入部21内に流入させるための接続口部22が、形成されている。ガス供給路部23は、接続口部22からの膨張用ガスGを、車両Vの前後方向両側、すなわち、前方側では、セル25aの上方まで、後方側では、セル26bの上方まで、流すとともに、エアバッグ本体20において、最初に膨張する膨張用ガスGの上流側部位を構成することとなる。
なお、ガス供給路部23は、車両搭載状態で膨張を完了させた際、上部23a側が、エアバッグカバー8に覆われるとともに、下部23b側が、エアバッグカバー8から若干下方へ突出するように、構成されている(図6参照)。
そして、エアバッグ本体20のガス流入部21の保護膨張部24は、サイドウインドW1・W2やセンターピラー部CP・リヤピラー部RPのピラーガーニッシュ7・6の車内側Iを覆う遮蔽本体部35を構成して、車両Vのシートに着座した乗員の頭部を保護するエリアとなり、板状部33によって前後に区画されるように前保護膨張部25と後保護膨張部26とを備えて構成されている。そして、前保護膨張部25は、ガス供給路部23の前部側の下方に配置され、エアバッグ19の展開膨張時、車両Vの前席の側方に配置されて、前席側方のサイドウインドW1を覆うように膨張することとなる。後保護膨張部26は、ガス供給路部23の後部側の下方に配置され、エアバッグ19の展開膨張時、車両Vの後席の側方に配置されて、後席側方のサイドウインドW2を覆うこととなる。そして、各保護膨張部25・26は、膨張完了時、既述したように、厚さを規制する区画部31・32によって区画されて、車両Vの前後方向に並設される複数のセル25a・25b・25c・25d・26a・26bを膨張させるように、構成されている。
なお、エアバッグ19の展開膨張完了時、遮蔽本体部35の内、センターピラー部CPのピラーガーニッシュ7の車内側Iを覆うピラー遮蔽部36は、区画部32で区画されたガス供給路部23の下方のセル25c・25d付近となり、リヤピラー部RPのピラーガーニッシュ6の車内側Iを覆うピラー遮蔽部37は、ガス供給路部23の下方のセル26b付近としている。
そして、上縁側バッグ部39(39A・39B)は、エアバッグ19の膨張完了時におけるピラー遮蔽部36・37の上方におけるガス供給路部23の車外側Oに、配置されている。さらに、これらの上縁側バッグ部39A・39Bは、膨張用ガスGの上流側部位となるガス供給路部23の上部23a側に、流入口40(40A・40B)を配置させて、ガス供給路部23から膨張用ガスGを流入させるように構成されており、それぞれ、下方のピラー遮蔽部36・37より、エアバッグ19内に流入する膨張用ガスGの上流側部位に、配置されている。なお、ガス供給路部23側には、車外側壁部20bに、流入口40(40A・40B)に対応するように、流出口21a・21bが開口されている。なお、流入口40Aは、センターピラー部CP側の上縁側バッグ部39Aのものであり、流入口40Bは、リヤピラー部RP側の上縁側バッグ部39Aのものである。
そして、これらの上縁側バッグ部39A・39Bの膨張完了時の形状は、展開膨張時の遮蔽本体部35のピラー遮蔽部36・37がピラーガーニッシュ7・6の上端7a・6aとボディ1側との間へ侵入することを防止可能に、ピラーガーニッシュ上端7a・6aとボディ1側との間を塞ぐように、前後方向や上下方向の長さ寸法と車内外方向の厚さ寸法とが、設定されている。実施形態の場合、膨張完了時に、上縁側バッグ部39(39A・39B)の下端39bが、ガーニッシュ7・6の上端7a・6aの下方で車外側Oに突出して、インナパネル2に当接するように配設されるリブ45の上面に接触して、上端7a・6aの車外側Oとインナパネル2との間を塞ぎ、かつ、車内側壁部41の車内側面41aが、バッグ部39の上端39a付近からバッグ部39の下端39bの上方付近にわたる部位を、車外側Oから車内側Iにかけて、車内側Iの斜め下向きとして、ガーニッシュ上端7a・6aより上方へ向かうように、設定されている。そして勿論、上縁側バッグ部39の膨張時には、上端7a・6aを、強く、車内側I方向へ押圧して、ガーニッシュ7・6の上端7a・6aを車内側Iに突出させないように、設定されている。
このエアバッグ19の製造は、エアバッグ本体20の車内側壁部20a・車外側壁部20bを所定形状に裁断するとともに、車外側壁部20bの所定位置に流出口21a・21bを形成する。また、上縁側バッグ部39A・39Bでも、車内側壁部41・車外側壁部42を所定形状に裁断するとともに、車内側壁部41の所定位置に流入口40A・40Bを形成しておく。
そして、まず、エアバッグ本体20の車外側壁部20bの流出口21a・21bの周縁に、それぞれ、上縁側バッグ部39A・39Bの車内側壁部41の流入口40A・40B周縁を縫合する。ついで、エアバッグ本体20の車外側壁部20bの車内側Iに、車内側壁部20aを重ねて、相互に縫合して、周縁部29を形成し、エアバッグ本体20を形成する。その後、各上縁側バッグ部39A・39Bの車内側壁部41の車外側Oに、車外側壁部42を重ねて、壁部41・42の外周縁相互を縫合して、上縁側バッグ部39A・39Bを形成すれば、エアバッグ19を製造することができる。なお、壁部20a・20b・41・42の膨張用ガスGと接触する面には、ガス漏れ防止用のコーティング剤を塗布しておいてもよい。
このように製造したエアバッグ19は、下縁19b側を上縁19a側に接近させるように、略前後方向に沿う折目を付けて折り畳むとともに、エアバッグ19の展開膨張時に、折り畳まれたピラー遮蔽部36・37を車内側Iへ押し出し可能に、折り畳んだピラー遮蔽部36・37の車外側Oに上縁側バッグ部39A・39Bが配置されるように、折り畳む。実施形態の場合、図5に示すように、下縁19bを車外側Oに向けるように巻くロール折りをし、ガス供給路部23付近で、反対側の巻き方向に巻いて、ガス供給路部23付近を、下縁19b側のロール折り部位47の車外側Oに巻き、さらに、そのエアバッグ本体20の巻き部位49を包むように、上縁側バッグ部39(39A・39B)を、ピラー遮蔽部36・37を含めた巻き部位49の車外側Oに配置させて、エアバッグ19の折り畳みを完了させている。なお、折り畳み完了時には、破断可能な図示しない折り崩れ防止用のラッピング材により、エアバッグ19を巻いておく。
そして、取付ブラケット14を取付済みのインフレーター13を、クランプ16を利用して、エアバッグ19の接続口部22と接続させ、また、エアバッグ19の各取付部30に取付ブラケット10を取り付ければ、エアバッグ組付体を形成できる。
その後、各ブラケット10・14を、ボディ1側のインナパネル2の所定位置に配置させ、各取付孔30aを挿通させる等して、ボルト11・15止めし、各ブラケット10・14をインナパネル2に固定して、エアバッグ組付体をボディ1に取り付ける。ついで、インフレーター13に、所定のインフレーター作動用の制御装置から延びる図示しないリード線を結線し、フロントピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5をボディ1に取り付け、さらに、リヤピラーガーニッシュ6・センターピラーガーニッシュ7をボディ1に取り付ければ、エアバッグ装置M1を、車両Vに搭載することができる。
エアバッグ装置M1の車両Vへの搭載後、インフレーター13が作動されれば、インフレーター13からの膨張用ガスGが、図2の二点鎖線に示すように、エアバッグ19における接続口部22からガス供給路部23に流入し、前後方向両側に向かって、ガス供給路部23を流れ、さらに、エアバッグ19の前後の保護膨張部25・26に流入することから、各保護膨張部25・26が、折りを解消させつつ、膨張し始める。そして、エアバッグ19は、くるんでおいた図示しないラッピング材を破断させ、さらに、フロントピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5の下縁4a・5a側のエアバッグカバー8を押し開いて、下方へ突出しつつ、図1の二点鎖線に示すように、サイドウインドW1・W2・センターピラー部CP・リヤピラー部RPの車内側Iを覆うように、大きく展開膨張することとなる。
その際、ピラー部CP・RPの上方側では、図6のA・Bに示すように、膨張用ガスGのガス供給路部23に連通して配置された上縁側バッグ部39(39A・39B)が、流出口21a・21b・流入口40(40A・40B)を経て流入してくる膨張用ガスGによって、膨張用ガスGの下流側となる遮蔽本体部35のピラー遮蔽部36・37より、素早く膨張する。そして、上縁側バッグ部39A・39Bは、ピラーガーニッシュ7・6の上端7a・6aと車両Vのボディ1側のインナパネル2との間を塞ぎつつ、ボディ1側のインナパネル2に車外側を支持された状態として、折り畳まれたピラー遮蔽部36・37をピラーガーニッシュ7・6の車内側Iへ押し出す。そのため、遮蔽本体部35におけるピラーガーニッシュ7・6の車内側Iを覆うピラー遮蔽部36・37が、図6のB・Cに示すように、ピラーガーニッシュ7・6の上端7a・6aとボディ1側のインナパネル2との間へ侵入することなく、円滑に車内側Iに突出して、ピラーガーニッシュ7・6の車内側Iを覆うことができる。
そして、ピラーガーニッシュ7・6の上端7a・6aとのエアバッグ19(遮蔽本体部35)の干渉を防止する部材が、エアバッグ19自体に一体化され、かつ、エアバッグ19を膨張させる膨張用ガスGを利用して膨らむ上縁側バッグ部39により、構成されており、遮蔽本体部35と同様な可撓性を有した布材から形成できて、軽量化を図ることができるとともに、一体的に折り畳めて、コンパクトに収納できる。
したがって、第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置M1では、重量や収納スペースの増加を、極力、抑えて、ピラーガーニッシュ7・6の上端7a・6a付近から、エアバッグ19を円滑に車内側Iに展開膨張させることができる。
なお、第1実施形態では、センターピラー部CPとリヤピラー部RPとの二つの部位に上縁側バッグ部39A・39Bを配設した場合を示したが、少なくとも一箇所のピラー部の部位に、上縁側バッグ部を配設し、他のピラー部の部位には、上縁側バッグ部を設けずに、ジャンプ台等のエアバッグの展開方向を規制する部材を、配設させてもよい。
また、上縁側バッグ部への膨張用ガスの流入は、遮蔽本体部における上縁側バッグ部の下方のピラーガーニッシュの車内側を覆うピラー遮蔽部が展開する前に、上縁側バッグ部が膨張してガーニッシュ上端とボディ側との間の隙間を塞げばよいことから、遮蔽本体部のピラー遮蔽部が展開する時点が、ガス流入部へのガスの流入初期より、遅れている場合には、ガス供給路部よりガスの下流側に、上縁側バッグ部への膨張用ガスの流入口を配設させてもよい。逆に、遮蔽本体部におけるピラーガーニッシュの車内側を覆うピラー遮蔽部が展開する時点が、ガス流入部へのガスの流入初期と略同等であれば、インフレーターとの接続部位の近傍、例えば、接続口部近傍や接続口部自体に、上縁側バッグ部への膨張用ガスの流入口を配設させて、上縁側バッグ部を、ピラー遮蔽部より、膨張用ガスの上流側に、配設させればよい。
そして、上縁側バッグ部は、遮蔽本体部におけるピラーガーニッシュの車内側を覆うピラー遮蔽部が、展開時にガーニッシュ上端と引っ掛かることなく車内側に展開できるように、ガーニッシュ上端とボディ側との間の隙間(ガーニッシュの車外側におけるエアバッグが入り込むような空間)を塞ぎつつ、ピラー遮蔽部を車内側に押し出せれば、ピラー遮蔽部の上方におけるガス供給路部の車外側に、配置されなくともよい。例えば、上縁側バッグ部は、車内側に、ガス供給路部等の膨張部位を設けずに、遮蔽本体部のピラー遮蔽部の上方に、配置させてもよい。
図7〜12に示す第2実施形態の頭部保護エアバッグ装置M2では、エアバッグ59が、遮蔽本体部75におけるピラーガーニッシュ6の車内側Iを覆うピラー遮蔽部77の上方に、膨張する部位として、上縁側バッグ部79だけを、配置させて構成されている。なお、この第2実施形態では、エアバッグ59が第1実施形態と相違するだけで、インフレーター13、取付ブラケット10・14、取付ボルト11・15、クランプ16、及び、エアバッグカバー8は、同じものを使用するため、説明を省略する。
また、このエアバッグ装置M2を搭載する車両Vでは、図9に示すように、センターピラー部CPの車内側Iを覆うセンターピラーガーニッシュ7Aが、上端7aに、ジャンプ台7bを設けて構成され、このジャンプ台7bは、上面7cを、車内側Iの縁側より車外側Oの縁側を上方に位置させるように傾斜させた案内面として構成され、エアバッグ59の遮蔽本体部75のピラーガーニッシュ7Aを覆うピラー遮蔽部76(図7・10参照)が、エアバッグ59の展開膨張時に、傾斜した案内面7cに案内されて、ガーニッシュ7Aの上端7aに引っ掛からずに、エアバッグカバー8としてのルーフヘッドライニング5の下縁5aを押し開いて、車内側Iに突出するように、構成されている。
第2実施形態のエアバッグ59も、第1実施形態のエアバッグ19と同様に、
、図7〜10に示すように、インフレーター13からの膨張用ガスGを流入させて、折り畳み状態から展開して、サイドウインドW1・W2やセンターピラー部CP・リヤピラー部RPのピラーガーニッシュ7・6の車内側Iを覆うように、展開膨張する。そして、エアバッグ59は、サイドウインドW1・W2やセンターピラー部CP・リヤピラー部RPのピラーガーニッシュ7・6の車内側Iを覆う遮蔽本体部55と、遮蔽本体部55におけるリヤピラー部RPでの展開を円滑にするための上縁側バッグ部79と、を備えて構成されている。すなわち、センターピラー部CPには、ジャンプ台7bが配設されていることから、上縁側バッグ部79は、リヤピラー部RPの上方付近だけに配置されている。
エアバッグ59は、膨張用ガスGを流入させて車内側壁部61aと車外側壁部61bとを離すように膨らむガス流入部61と、壁部61a・61b相互を結合させたように形成されて、膨張用ガスGを流入させない非流入部68と、を備えて構成されている。なお、このエアバッグ59は、ポリアミドやポリエステル等の糸から袋織りして製造しており、上縁側バッグ部79は、袋織り時に、遮蔽本体部75と一体的に製造されている。
そして、エアバッグ59の非流入部68は、ガス流入部61の周囲を囲むように形成される周縁部69、エアバッグ59の上縁59a側の周縁部69から上方に延びる複数(実施形態では6個)の取付部70、区画部71・72・73、及び、板状部74、から構成されている。各取付部70は、ボルト11を挿通させる取付孔70aを備え、取付ブラケット10が固着されて、そして、各取付孔70aを挿通する取付ボルト11が、ナット2bに螺合されることにより、インナパネル2に固定される(図8・9参照)。また、板状部74は、第1実施形態のエアバッグ19の板状部33と同様に、長方形板状として、前後の保護膨張部65・66の間におけるガス供給路部63の下方に、エアバッグ59の下縁59b側から上方に延びるように、配設されている。さらに、区画部71・72も、第1実施形態のエアバッグ19の区画部31・32と同様に配設されており、周縁部69や板状部74から延設されて、前後の保護膨張部65・66の領域内に、それぞれ、侵入するように配置されて、区画部71が、周縁部69の下縁側から、各保護膨張部65・66内に侵入するように、形成され、区画部72が、板状部74の上部前端から前下方に延びるように、形成されている。これらの区画部71・72は、各保護膨張部65・66を、前後に並設される小部屋のセル65a・65b・65c・65d・66a・66bに区画することとなる。
そして、区画部73は、周縁部69の後縁から前方に延びるように、配設されて、上縁側バッグ部79と後保護膨張部66とを、上下に分断するように、区画している。そのため、後保護膨張部66は、セル66aの上端付近における区画部73の前端付近を、膨張用ガスGを流入させる流入口66cとして、ガス供給路部63の後端から、セル66aの上端に位置する流入口66cを経て、膨張用ガスGをセル66aとセル66bとに流入させている。
エアバッグ59のガス流入部61は、インフレーター13と接続される円筒状の接続口部62、ガス供給路部63、及び、保護膨張部64、を備えて構成され、さらに、上縁側バッグ部79と子バッグ部78とを、袋織り時に、一体的に、配設させている。ガス供給路部63は、エアバッグ59の上縁59a側で車両Vの前後方向に沿って、直線状に配設されている。ガス供給路部63の前後方向の略中間部位には、上方へ延びる接続口部62を突設させている。
そして、第2実施形態のガス供給路部63は、後端を、上縁側バック部79に連通させ、また、前端を、子バッグ部78に、連通させている。子バッグ部78は、エアバッグ59の膨張完了時、セル65aの上端で、ガス供給路部63の膨張完了時の内径寸法より小さい内径寸法として、前方側に延びる棒状としている。この子バッグ部78は、膨張時に、ルーフヘッドライニング5との境界部位付近におけるフロントピラーガーニッシュ4の下縁4a側の上端4b付近を、円滑に開かせるように、配設されている。
保護膨張部64は、第1実施形態のエアバッグ19と同様に、前保護膨張部65と後保護膨張部66とを備えて構成され、前保護膨張部65は、ガス供給路部63の前部側の下方に配置され、エアバッグ59の展開膨張時、車両Vの前席の側方に配置されて、前席側方のサイドウインドW1を覆うように膨張し、後保護膨張部66は、ガス供給路部23の後方側の下方側に配置され、エアバッグ59の展開膨張時、車両Vの後席の側方に配置されて、後席側方のサイドウインドW2を覆うこととなる。そして、各保護膨張部65・66は、膨張完了時、既述したように、厚さを規制する区画部71・72によって区画されて、車両Vの前後方向に並設される複数のセル65a・65b・65c・65d・66a・66bを膨張させるように、構成されている。
なお、エアバッグ59の展開膨張完了時、遮蔽本体部75の内、センターピラー部CPのピラーガーニッシュ7の車内側Iを覆うピラー遮蔽部76は、ガス供給路63の下方のセル65c・65d付近となり、リヤピラー部RPのピラーガーニッシュ6の車内側Iを覆うピラー遮蔽部77は、区画部73の下方のセル66b付近としている。
そして、上縁側バッグ部79は、ガス供給路部63の膨張完了時の内径寸法より小さい内径寸法として、ガス供給路部63の後端から後方に棒状に延びるように配設されるとともに、区画部73により、後保護膨張部66の上方で、分離されて、配設されている。この上縁側バッグ部79は、ガス供給路部63の軸方向と同一の軸方向として、連続するように、配設されているため、エアバッグ59内への膨張用ガスGの流入時、膨張用ガスGが、ガス供給路部63へ流入して後方側へ流れた際に、流入口80から流入して、直ちに膨張することとなる。そして、上縁側バッグ部79の下方のピラー遮蔽部77としてのセル66bには、後保護膨張部66の前上部の流入口66cから膨張用ガスGが流入して、セル66aを経た後に流入することから、上縁側バッグ部79への膨張用ガスGの流入より、遅れて、膨張用ガスGが流入する。すなわち、上流側バッグ部79は、ピラー遮蔽部77より、膨張用ガスGの上流側部位としている。
そして、この上縁側バッグ部79の膨張完了時の形状は、ピラーガーニッシュ上端6aとボディ1側との間を塞ぐように、前後方向の長さ寸法や、車内外方向の厚さ寸法や上下方向の長さ寸法(内径寸法)が、設定されている。すなわち、膨張完了時に、上縁側バッグ部79の下端79bが、ガーニッシュ6の上端6a付近で車内側Iに突出して、上端6aの車外側Oとインナパネル2との間を塞ぐように、上縁側バッグ部79の膨張完了時の形状が、設定されている。そして勿論、上縁側バッグ部79の膨張時には、上端6aを、強く、車内側I方向へ押圧して、ガーニッシュ6の上端6aを車内側Iに突出させないように、設定されている。
このエアバッグ59の折り畳みも、下縁59b側を上縁59a側に接近させるように、略前後方向に沿う折目を付けて折り畳むとともに、エアバッグ59の展開膨張時に、折り畳まれたピラー遮蔽部77を車内側Iへ押し出し可能に、折り畳んだピラー遮蔽部77の車外側Oに上縁側バッグ部79が配置されるように、折り畳む。実施形態の場合、図8・9に示すように、下縁59bを車外側Oに向けるように巻くロール折りをし、ガス供給路部23付近と上縁側バッグ部79付近とで、反対側の巻き方向に巻いて、ガス供給路部23付近や上縁側バッグ部79を、下縁19b側のロール折り部位87の車外側Oに、配置させて巻き、上縁側バッグ部79を、ピラー遮蔽部77を含めたロール折り部位87の車外側Oに、配置させて、エアバッグ59の折り畳みを完了させている。
なお、折り畳み完了時には、破断可能な図示しない折り崩れ防止用のラッピング材により、エアバッグ59を巻き、その後は、第1実施形態と同様に、インフレーター13・取付ブラケット10・14・クランプ16を組み付けつつ、エアバッグ組付体を形成し、さらに、ボルト11・15止めして、エアバッグ装置M2を、車両Vに搭載することができる。
エアバッグ装置M2の車両Vへの搭載後、インフレーター13が作動されれば、インフレーター13からの膨張用ガスGが、図10の二点鎖線に示すように、エアバッグ59における接続口部62からガス供給路部63に流入し、前後方向両側に向かって、ガス供給路部63を流れ、さらに、エアバッグ59の前後の保護膨張部65・66に流入することから、各保護膨張部65・66が、くるんでおいた図示しないラッピング材を破断させ、さらに、フロントピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5の下縁4a・5a側のエアバッグカバー8を押し開いて、下方へ突出しつつ、図7の二点鎖線に示すように、サイドウインドW1・W2・センターピラー部CP・リヤピラー部RPの車内側Iを覆うように、大きく展開膨張することとなる。
その際、リヤピラー部RPの上方側では、図12のA・Bに示すように、上縁側バッグ部79が、ガス供給路部63を後方に向かって流れる膨張用ガスGによって、膨張用ガスGの下流側に位置する遮蔽本体部75のピラー遮蔽部77より、素早く膨張する。そして、上縁側バッグ部79は、ピラーガーニッシュ6の上端6aと車両Vのボディ1側のインナパネル2との間を塞ぎつつ、ボディ1側のインナパネル2に車外側を支持された状態として、折り畳まれたピラー遮蔽部77を、ピラーガーニッシュ6の車内側Iへ押し出す。そのため、遮蔽本体部75におけるピラーガーニッシュ6の車内側Iを覆うピラー遮蔽部77が、図12のB・Cに示すように、ピラーガーニッシュ6の上端6aとボディ1側のインナパネル2との間へ侵入することなく、円滑に車内側Iに突出して、ピラーガーニッシュ6の車内側Iを覆うことができ、第2実施形態でも、第1実施形態と同様な作用・効果を得ることができる。
なお、第2実施形態のエアバッグ59では、図10に示すように、上縁側バッグ部79の下方のピラー遮蔽部79としてのセル66bに対して、リヤピラー部RPの領域から前方側に外れた位置に配置されている保護膨張部66の上端側の流入口66cから、セル66aを経て、セル66bの上端側の流入口77aから膨張用ガスGを流入させた場合を示したが、図13に示すエアバッグ59Aのように、上縁側バッグ部79とピラー遮蔽部77とを区画する区画部73の前端側73aを下方に曲げて、ピラー遮蔽部77への膨張用ガスの流入口77aを、ピラー遮蔽部77の下端側に配置させて、上縁側バッグ部79より、より一層、ピラー遮蔽部77が、膨張用ガスGの下流側となるように、構成してもよい。
本発明の第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置の車両搭載状態を示す概略正面図である。 第1実施形態に使用するエアバッグの正面図である。 第1実施形態に使用するエアバッグの膨張時の状態を示す概略断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。 第1実施形態に使用するエアバッグの膨張時の状態を示す概略断面図であり、図2のIV−IV部位に対応する。 第1実施形態に使用するエアバッグの収納状態を概略断面図であり、図1のV−V部位に対応する。 第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置の作動状態を順に示す概略断面図である。 第2実施形態の頭部保護エアバッグ装置の車両搭載状態を示す概略正面図である。 第2実施形態の頭部保護エアバッグ装置の車両搭載状態を示す概略縦断面図であり、図7のVIII−VIII部位に対応する。 第2実施形態の頭部保護エアバッグ装置の車両搭載状態を示す概略縦断面図であり、図7のIX−IX部位に対応する。 第2実施形態に使用するエアバッグの正面図である。 第2実施形態に使用するエアバッグの膨張時の状態を示す概略縦断面図であり、図10のXI−XI部位に対応する。 第2実施形態の頭部保護エアバッグ装置の作動状態を順に示す概略断面図である。 第2実施形態のエアバッグの変形例を示す正面図である。
符号の説明
1…ボディ、
2…インナパネル、
6…リヤピラーガーニッシュ、
6a…(リヤピラーガーニッシュの)上端、
7…センターピラーガーニッシュ、
7a…(センターピラーガーニッシュの)上端、
8…エアバッグカバー、
19・59・59A…エアバッグ、
35・75…遮蔽本体部、
36.37・77…ピラー遮蔽部、
39(39A・39B)・79…上縁側バッグ部、
CP…センターピラー部、
RP…リヤピラー部、
W1・W2…(窓)サイドウインド、
G…膨張用ガス、
M1・M2…頭部保護エアバッグ装置。

Claims (1)

  1. 車両の車内側の窓の上縁側に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時、エアバッグカバーを押し開いて、前記窓を覆い可能に展開膨張するエアバッグを備え、
    該エアバッグが、車両のピラー部の上方側の領域において、前記エアバッグカバーを押し開きつつ、前記ピラー部の車内側を覆うピラーガーニッシュの上端を、車外側から乗り越えて、車内側の下方に展開膨張するように、収納されている構成の頭部保護エアバッグ装置であって、
    前記エアバッグが、膨張用ガスを流入させて下方へ展開膨張して、前記窓と前記ピラー部との車内側を覆う遮蔽本体部と、前記ピラーガーニッシュの上端付近の前記エアバッグの上縁側に配置されて、膨張用ガスの流入時に膨張する上縁側バッグ部と、を備え、
    前記上縁側バッグ部が、
    前記遮蔽本体部における前記ピラーガーニッシュの車内側を覆うピラー遮蔽部より、前記エアバッグ内へ流入する膨張用ガスの上流側に、配置されるとともに、
    前記ピラーガーニッシュの上端と車両のボディ側との間を塞いで膨張可能な形状として、
    さらに、展開膨張時、折り畳まれた前記ピラー遮蔽部を車内側へ押し出し可能に、折り畳まれた前記ピラー遮蔽部の車外側に、折り畳まれて収納されていることを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。
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