JP6610467B2 - 頭部保護エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の車内側における窓の上縁側に折り畳まれて収納され、上縁側を車両のボディ側に取付固定されて、内部に膨張用ガスを流入させて、窓の車内側を覆うように展開膨張するエアバッグを備えた頭部保護エアバッグ装置に関する。
従来、車両の車内側における窓の上縁側に折り畳まれて収納され、上縁側を車両のボディ側に取付固定されて、内部に膨張用ガスを流入させて、窓の車内側を覆うように展開膨張するエアバッグを備えた頭部保護エアバッグ装置において、エアバッグの作動時(側面衝突時または斜突時)、膨張したエアバッグの車内側の膜面がR形状となっているため、エアバッグが乗員の頭部を受け止めた際、その接触位置によっては、乗員の頭部が、膜面の凹んだR形状の部位に向かって、車外側に回転してしまう問題が生じる場合がある。
ところで、エアバッグの膨張部の前方に、この膨張部よりも更に車内側に膨張させた突出部を設けたエアバッグ装置として、下記特許文献1,2で開示されたものがある。
下記特許文献1では、窓の車内側を覆うように展開膨張する側突用エアバッグに、車内側の膜面の膜長を部分的に長く設定した第二エアバッグ部(突出部)と、この第二エアバッグ部の展開を一時的に規制するテザーと、を設け、別体の運転席用エアバッグ本体を展開させた後、テザーを切断させて第二エアバッグ部を車内側に向けて突出させるようになした点が開示されている。
また、下記特許文献2では、側突用エアバッグの先端側に設けたサブチャンバを予め車内側に折り返しておき、膨張展開時にメインチャンバよりも車内側の位置でサブチャンバ(突出部)を膨張させるようになした点が開示されている。
国際公開2012/111073号 国際公開2015/065272号
これら特許文献に記載のものは、乗員の頭部を保護する膨張部よりも更に車内側に膨張された突出部を設け、かかる突出部によって斜め前方に移動する乗員の頭部を、車外側へ大きく回転する前に受け止めることができるものである。
しかしながら、上記特許文献1に記載のエアバッグ装置においては、テザーを安定して一定のタイミングで切断させるのが難しく、第二エアバッグ部が膨張を開始するタイミングにばらつきが生じ易い。
また、上記特許文献2に記載のエアバッグ装置についても、車内側に突出させたサブチャンバを、側突用エアバッグとは別体の運転席用エアバックで支持させることで反力を得て、乗員の頭部を受け止める構造であるため、2種類のエアバッグを連携させて作動させなければならず構造が複雑となり、作動時に生じるタイミングのずれを考慮すれば乗員の頭部をしっかり受け止めることができるか信頼性の点で疑問が残る。
本発明は、以上のような事情を背景とし、エアバッグが簡便な構成で、乗員の頭部を適切に受け止めることができる頭部保護エアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る頭部保護エアバッグ装置は、車両の車内側における窓の上縁側に折り畳まれて収納され、上縁側を前記車両のボディ側に取付固定されて、内部に膨張用ガスを流入させて前記窓の車内側を覆うよう展開膨張するエアバッグを備えた頭部保護エアバッグ装置であって、
前記エアバッグが、
バッグ本体と、
該バッグ本体とは別体で可撓性を有した帯状体から成り、該バッグ本体と前記ボディとを連結する連結布と、を備え、
前記バッグ本体は、
乗員の着座位置の側方に配置された第1膨張部と、
該第1膨張部の前後方向に隣接して設けられ、前後方向に自由膨張可能な膜長が車内側で長く、車外側で短かく設定された第2膨張部と、
該第2膨張部の前記第1膨張部とは前後方向の反対側で、該第2膨張部に隣接して設けられ、前記膨張用ガスの流入時に前記第2膨張部の膨張を受けて車外側に向かって膨張しようとする第3膨張部と、を備え、
前記連結布は、該第3膨張部の車外側を支持可能に配設され、一端が該第3膨張部よりも前記第1膨張部側の前記バッグ本体に、他端が前記ボディ側に、それぞれ取り付けられており、
前記第2膨張部が、車両搭載状態の前記エアバッグの膨張完了状態で、前記連結布に支持された前記第3膨張部により前記車内側に向けて押圧されるように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る頭部保護エアバッグ装置では、第1膨張部と第2膨張部と第3膨張部とが前後方向に並設されている。そして、第1膨張部に隣接して設けられた第2膨張部の前後方向の膜長が、車内側で長く、車外側で短かく設定されており、エアバッグの内部に膨張用ガスが導入されて、第2膨張部がその膜長差に基づいて形状を変化させると、第3膨張部は第2膨張部の膨張を受けて車外側に向かって膨張しようとする。
一方、第3膨張部の車外側には連結布が配設されており、車両搭載状態のエアバッグの膨張展開状態でこの連結布にテンションが生じると、第3膨張部は連結布によって支持されて車内側に押し出される。そして、第3膨張部に隣接する第2膨張部もまた、この第3膨張部により車内側に押し出されるため、本発明では第2膨張部を第1膨張部よりも車内側に突出させることができる。
このように本発明の頭部保護エアバッグ装置は、エアバッグを簡便な構成で、具体的には第1膨張部と第2膨張部と第3膨張部とを前後方向に並設させて、第2膨張部に膜長差を設けるとともに、車外側に向かって膨張しようとする第3膨張部の車外側に連結布を配設した構成で、第2膨張部を第1膨張部よりも車内側に突出させることができ、乗員の頭部を、車外側へ大きく回転する前に第2膨張部にて回転させずに受け止めて保護することができる。
従って、本発明によれば、エアバッグが簡便な構成で、乗員の頭部を適切に受け止めることができる頭部保護エアバッグ装置を提供することができる。
本発明の頭部保護エアバッグ装置では、第2膨張部を第1膨張部よりも車内側に押し出し可能とする構造を前席側に適用することもできるし、また後席側に適用することも可能である。前席側に適用する場合、第2膨張部及び第3膨張部をバッグ本体の前後方向の端部側に設けておくことができる。
一方、後席側に適用する場合、第2膨張部及び第3膨張部をバッグ本体の前後方向の端部から離間した中央部側に設けておくことができる。
また、本発明の頭部保護エアバッグ装置では、連結布の他端を、窓の周縁のピラー部に取付固定することができる。この場合は従来から用いられているテンションベルトを連結布として用いることで構成部品の点数を削減することができる。
また、本発明の頭部保護エアバッグ装置では、連結布の他端を、窓の上縁側のルーフサイドレール部に取付固定することも可能である。
本発明の一実施形態である頭部保護エアバッグ装置を車内側から見た概略正面図である。 同実施形態の頭部保護エアバッグ装置で使用するエアバッグを平らに展開した状態で示す正面図である。 図2のエアバッグを単体で自由膨張させた状態を示す横断面図であり、図2のIII−III部位を示す。 同実施形態における膨張完了時の作用説明図である。 同実施形態の頭部保護エアバッグ装置において、エアバッグが膨張を完了させた状態を示す前後方向に沿った概略断面図である。 本発明の他の実施形態で使用するエアバッグの前膨張部を示した図である。 図6のエアバッグを単体で自由膨張させた状態を示す横断面図であり、図2のIII−III部位に相当する部分を示す。 同実施形態における膨張完了時の作用説明図である。 本発明の更に他の実施形態におけるエアバッグの後膨張部を平らに展開した状態で示した部分正面図である。 図9のエアバッグを単体で自由膨張させた状態を示す横断面図であり、図9のX−X部位を示す。 同実施形態における膨張完了時の作用説明図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mは、図1に示すように、2つの窓(サイドウィンド)W1,W2を有した二列シートタイプの車両Vに搭載されている。本実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mは、エアバッグ20と、インフレーター14と、取付ブラケット11,16と、エアバッグカバー9と、を備えて構成されている。エアバッグ20は、図1に示すように、車両Vの車内側における窓W1,W2の上縁側において、フロントピラー部FPの下縁側から、ルーフサイドレール部RRの下縁側を経て、リヤピラー部RPの上方の領域まで、折り畳まれて収納されている。
エアバッグカバー9は、図1,図5に示すように、フロントピラー部FPに配置されるフロントピラーガーニッシュ4と、ルーフサイドレール部RRに配置されるルーフヘッドライニング5と、のそれぞれの下縁から、構成されている。フロントピラーガーニッシュ4とルーフヘッドライニング5とは、合成樹脂製として、フロントピラー部FPとルーフサイドレール部RRとにおいて、それぞれ、ボディ1(車体)側のインナパネル2における車内側に、取付固定されている。また、エアバッグカバー9は、折り畳まれて収納されるエアバッグ20の車内側を覆って、展開膨張時のエアバッグ20を車内側へ突出可能とするために、エアバッグ20に押されて開き可能に構成されている(図5参照)。
インフレーター14は、エアバッグ20に膨張用ガスを供給するもので、図1に示すように、外形形状を略円柱状としたシリンダタイプとして、先端側に、膨張用ガスを吐出可能な図示しないガス吐出口を、配設させている。インフレーター14は、ガス吐出口付近を含めた先端側を、エアバッグ20の後述する接続口部29に挿入させ、接続口部29の後端外周側に配置されるクランプ15を利用して、エアバッグ20に対して連結されている。また、インフレーター14は、図1に示すように、インフレーター14を保持する取付ブラケット16と、取付ブラケット16をボディ(車体)1側のインナパネル2に固定するためのボルト17と、を利用して、インナパネル2において窓W2の上方となる位置に、取り付けられている。インフレーター14は、図示しないリード線を介して、車両Vの図示しない制御装置と電気的に接続されており、制御装置が車両Vの側面衝突や斜突、若しくは、ロールオーバーを検知した際に、制御装置からの作動信号を入力させて、作動するように構成されている。
取付ブラケット11は、2枚の板金製のプレートから構成されるもので、エアバッグ20の後述する各取付部42,52を挟むようにして、各取付部42,52に取り付けられ、ボルト12を利用して、各取付部42,52を、ボディ1側のインナパネル2に取付固定している(図1,5参照)。
エアバッグ20は、図2〜4に示すように、バッグ本体21と、バッグ本体21の前後方向の一端側(本実施形態の場合、前端21a側)に結合されるテンションベルト51と、バッグ本体21内に配置されてバッグ本体21の膨張完了形状を規制するテザー54,55と、を備えている。
バッグ本体21は、図1,2に示すように、膨張完了時に窓W1,W2の車内側を覆うように配置される膨張遮蔽部22と、膨張遮蔽部22の上縁22b側をボディ1側のインナパネル2に取り付ける複数の取付部42と、を備えている。膨張遮蔽部22は、バッグ本体21の膨張完了時に、窓W1からセンターピラー部CP,窓W2を経て、リヤピラー部RPの前側にかけての車内側を覆い可能に、膨張完了形状を、長手方向を前後方向に略沿わせた略長方形板状とされている。
膨張遮蔽部22は、本実施形態の場合、図1,2に示すように、インフレーター14から吐出される膨張用ガスGを流入させて膨張する前膨張部23及び後膨張部24を備えている。詳しくは、前膨張部23として、前席の乗員の着座位置の側方に配置された前席側の主膨張部としての第1膨張部30と、第1膨張部30の前側に隣接して設けられた副膨張部としての第2膨張部32及び第3膨張部33とを備え、また後膨張部24として、後席の乗員の着座位置の側方に配置された後席側の主膨張部38と、主膨張部38の前側に隣接して設けられた副膨張部39とを備えている。
バッグ本体21は、折畳可能な可撓性を有して構成されて、図2〜4に示すように、ポリアミドやポリエステル等のエアバッグ用基布50からなる車内側壁部27aと車外側壁部27bとを縫製して形成した縫製バッグとして、構成されている。なお、本実施形態のエアバッグ20では、車内側壁部27aと車外側壁部27bとを縫製した結合部43に、気密性を良好にするように、シール材が塗布されている。
また、バッグ本体21は、図2〜4に示すように、膨張用ガスGを流入させて相互に対向する車内側壁部27aと車外側壁部27bとを離すように膨張するガス流入部27と、車内側壁部27aと車外側壁部27bとを結合させたような状態として膨張用ガスGを流入させない非流入部40と、を備えて構成されている。
非流入部40は、結合部43、結合部43の周囲の周縁部41、バッグ本体21の上縁21b側、換言すれば、周縁部41の上縁41b側の取付部42、から構成されている。
周縁部41は、バッグ本体21の外周縁を構成するもので、接続口部29の後端29a側を除いて、ガス流入部27の周縁を全周にわたって囲むように、形成されている。取付部42は、膨張遮蔽部22の上縁22b側を、車両Vのボディ1側のインナパネル2に取り付けるための部位であり、前後方向に沿って複数個(本実施形態の場合、4個)形成されている。各取付部42には、ボルト12を挿通可能な取付孔(図符号省略)が、形成されている。
結合部43は、ガス流入部27の周囲を区画するとともに、ガス流入部27内の内部領域を区画するように配設されており、区画部44,45、を備えている。
略中央に設けられた区画部44は、前後の前膨張部23と後膨張部24とを(詳しくは前席用の第1膨張部30と後席用の副膨張部39とを)区画するものであり、略T字状の縦区画部44aと横区画部44bとを備えて構成されている。横区画部44bと周縁部41の上縁41bとの間は、前後の前膨張部23と後膨張部24とを連通させるガス案内流路28とされている。一方、後側の区画部45は、後膨張部24の主膨張部38と副膨張部39とを区画するように、後膨張部24の下縁側の結合部43から上方に延びるように配設されている。
一方、ガス流入部27の前側の前膨張部23には、内部領域を区画するテザー54,55が配設されている。テザー54,55は、バッグ本体21とは別体を成し、可撓性を有した帯状体から構成されるもので、ポリアミド糸やポリエステル糸等からなる織布から構成されている。
テザー54は、図3に示すように、車内側の一端54aを車内側壁部27aに、車外側の他端54bを車外側壁部27bに、それぞれ縫合部位48にて縫着させて、膨張完了状態で上下方向に延びる区画部46を構成し、前膨張部23の内部領域を、主膨張部としての第1膨張部30と、副膨張部としての第2膨張部32とに区画している。
テザー54よりも前端側(図中左側)に配設されたテザー55も、車内側の一端55aを車内側壁部27aに、車外側の他端55bを車外側壁部27bに、それぞれ縫合部位48にて縫着させており、膨張完了状態で上下方向に延びる区画部47を構成し、前膨張部23の内部領域を第2膨張部32と第3膨張部33とに区画している。
ガス流入部27は、ガス案内流路28、接続口部29、前席用の第1膨張部30と、第1膨張部30の前側に設けられた第2膨張部32及び第3膨張部33と、後席用の主膨張部38と、主膨張部38の前側に設けられた副膨張部39と、を備えて構成されている。
ガス案内流路28は、膨張遮蔽部22の上縁22b側において、前後方向に略沿って延びる略棒状に配設されている。このガス案内流路28は、インフレーター14から吐出される膨張用ガスGを、ガス案内流路28の下方に配置される前席用の主膨張部30及び後席用の主膨張部38に案内するように、構成されている。本実施形態の場合、ガス案内流路28の前後の略中央よりやや前方にずれた位置(膨張遮蔽部22の前後の略中央)には、インフレーター14と接続される接続口部29が、ガス案内流路28と連通されて、ガス案内流路28から上方に突出するように、配設されている。本実施形態の場合、接続口部29は、ガス案内流路28に対して後上がりに傾斜して形成されて、後端29a側を、インフレーター14を挿入可能に開口させている。そして、接続口部29は、内部にインフレーター14を挿入させた状態で、外周側にクランプ15を嵌めることにより、インフレーター14に連結されることとなる。
前席用の第1膨張部30は、膨張完了時に前席の乗員の着座位置の側方に配置されるもので、側面衝突時においてエアバッグ20(バッグ本体21)が膨張を完了させた際に、前席に着座した乗員の頭部を保護するための部位である。第1膨張部30は、車内側壁部27aと車外側壁部27bとテザー54とで囲まれた領域で構成されている。
第2膨張部32は、第1膨張部30の前側に隣接するように、バッグ本体21の前端21a側に配置されている。この第2膨張部32は、車内側壁部27aと、車外側壁部27bと、テザー54、55とで囲まれた領域で構成されている。また、テザー54、55の上端側にはそれぞれ開口が設けられガス案内流路28と連通する連通部56,57とされている。この第2膨張部32は、後述するように、膨張完了時、第1膨張部30よりも車内側に押し出されて、乗員の頭部の保護を図るものとされている。
第2膨張部32では、テザー54及び55によりそれぞれ規定される第2膨張部32における車内側I(車内側壁部27a)の壁部32aと、車外側O(車外側壁部27b)の壁部32bと、を比較したとき、図3で示すように、前後方向に自由膨張可能な膜長が、車内側Iの壁部32aにて長く、車外側Oの壁部32bにて短かくなるように、テザー54及び55の前後方向の位置が設定されている。このため本実施形態では、自由膨張状態にてその膜長差に基づいて、車内側の壁部32aがより前後方向に長く伸長し、第1膨張部30とは反対側に位置するテザー55を車外側Oに向ける(図3参照)。
第3膨張部33は、図3に示すように、第2膨張部32の第1膨張部30とは前後方向の反対側(即ち、バッグ本体21の前端側)で、第2膨張部32の車外側Oに隣接して設けられている。第3膨張部33は、車内側壁部27aと、車外側壁部27bと、端部をこれら壁部27a,27bに結合させたテザー55とで囲まれた領域で構成されている。この第3膨張部33は、テザー55を介して第2膨張部32と連結されており、エアバッグ20が車両に取り付けられていない状態の自由膨張状態にあって上述のようにテザー55が第2膨張部32の膜長差に基づいて車外側Oを向くため、これに続く第3膨張部33は車外側Oに向かって膨張する。
後席用の主膨張部38は、膨張完了時に後席の乗員の着座位置の側方に配置されるもので、側面衝突時においてエアバッグ20(バッグ本体21)が膨張を完了させた際に、後席に着座した乗員の頭部を保護するための部位である。
後席用の副膨張部39は、後席用の主膨張部38の前側に隣接するように、詳しくは、前席用の第1膨張部30と後席用の主膨張部38との間に、配置されている。副膨張部39は、後上端側に開口される連通部58により、後席用の主膨張部38と連通されている。
テンションベルト51は、可撓性を有した帯状体から構成されている。本実施形態の場合、テンションベルト51は、ポリアミド糸やポリエステル糸等からなる織布から構成されるもので、図2,3に示すように、第3膨張部33の車外側Oに配設され、元部(後端51b)側を、バッグ本体21の第3膨張部33よりも第1膨張部30側の位置(本例ではテザー55と共縫いされる縫合部位48)に結合させ、また、先端(前端51a)側を車両Vのボディ1側に固定させる(図1参照)。テンションベルト51の前端51a側には、車両Vのボディ1側に取付固定される取付部52が、形成されている。この取付部52は、バッグ本体21の取付部42と同様に、取付ブラケット11とボルト12とを使用して、車両Vのボディ1側におけるインナパネル2に、フロントピラー部FPにおいて取付固定されることとなる(図1,5参照)。
そして、本実施形態のエアバッグ20では、車両搭載時における膨張完了時に、前膨張部23,後膨張部24が、非膨張の状態から前後方向の幅寸法を縮めるように膨張することとなり、テンションベルト51に形成される取付部52と、バッグ本体21の後端側に配置される取付部42B(図2参照)との間には、前後方向に略沿うようなテンションT(図2,4参照)が発生することとなる。後述するように本実施形態では、このテンションTを利用して第3膨張部33及び第2膨張部32を車内側に押し出すように構成されている。
次に、本実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mの車両Vへの搭載について説明する。テザー54、55とテンションベルト51とを縫着させて、車内側壁部27aと車外側壁部27bとを重ねて平らに展開した状態のバッグ本体21を、下縁22c側を上縁22b側に接近させるように、折り畳んで、エアバッグ20を折り畳む。エアバッグ20の折り畳み完了後には、破断可能な図示しない折り崩れ防止用のラッピング材により、エアバッグ20の所定箇所をくるんでおく。
その後、取付ブラケット16を取付済みのインフレーター14を、クランプ15を利用して、エアバッグ20の接続口部29と接続させ、テンションベルト51の取付部52とバッグ本体21の各取付部42とに、取付ブラケット11を固着させて、エアバッグ組付体を形成する。
次いで、取付ブラケット11,16を、ボディ1側のインナパネル2の所定位置に配置させ、ボルト12,17止めし、所定のインフレーター作動用の制御装置から延びる図示しないリード線を、インフレーター14に結線し、フロントピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5をボディ1側のインナパネル2に取り付け、さらに、ピラーガーニッシュ6,7をボディ1側のインナパネル2に取り付ければ、頭部保護エアバッグ装置Mを車両Vに搭載することができる。
そして、頭部保護エアバッグ装置Mの車両Vへの搭載後において、車両Vの側面衝突時や斜突時、若しくは、ロールオーバー時に、制御装置からの作動信号を受けてインフレーター14が作動すれば、インフレーター14から吐出される膨張用ガスが、バッグ本体21の膨張遮蔽部22内に流入して、膨張する膨張遮蔽部22が、図示しないラッピング材を破断させ、さらに、フロントピラーガーニッシュ4とルーフヘッドライニング5との下縁から構成されるエアバッグカバー9を押し開いて、下方へ突出しつつ、図1の二点鎖線に示すごとく、窓W1,W2、センターピラー部CP、及び、リヤピラー部RPの車内側を覆うように、大きく膨張することとなる。
本実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、テンションベルト51が、膨張用ガスの流入時に第2膨張部の膨張を受けて車外側Oに向かって膨張しようとする第3膨張部33の車外側Oに配設されている。そのため、本実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、車両搭載状態のエアバッグ20の膨張完了時に、テンションベルト51自体に前後方向に沿ったテンションTが発生すると、このテンションベルト51によって、第3膨張部33が車内側Iに押し出されることとなる(図4参照)。このとき、第3膨張部33と第2膨張部32とは互いに車内外方向に重なり合った部分を有しており、第2膨張部32もまた、第3膨張部33により車内側Iに押し出される。
そして、本実施形態によれば、第1膨張部30の前側に隣接する第2膨張部32を、第1膨張部30よりも車内側Iに突出させることができる。また、本実施形態では、第2膨張部32がテンションベルト51及び第3膨張部33により車外側から支持されており、本実施形態によれば、図5に示すように側突時や斜突時に、第1膨張部30の車内側壁部27aのR形状に沿って、前進移動しつつ車外側(図中の矢印R方向)に回転しようとする乗員の頭部MHを第2膨張部32で受け止めて適切に保護することができる。
このように本実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mは、エアバッグ20を簡便な構成で、具体的には第1膨張部30と第2膨張部32と第3膨張部33とを前後方向に並設させて、第2膨張部32に膜長差を設けるとともに、車外側Oに向かって膨張しようとする第3膨張部33の車外側にテンションベルト51を配設した構成で、第2膨張部32を第1膨張部30よりも車内側Iに突出させることができ、乗員の頭部MHを、車外側へ大きく回転する前に第2膨張部32にて受け止めて保護することができる。
また、本実施形態では、第3膨張部33を車内側Iに押し出すための連結布としてテンションベルト51を用いることで構成部品の点数を削減することができる。
図6〜図8は、本発明の他の実施形態を示している。この実施形態では、前膨張部23の内部領域にテザーを設ける替わりに、第2膨張部32を形成する基布を縫い合わせて車外側Oの壁部32bにおける自由膨張を規制することで、車内側と車外側とに実質的な膜長差を設けた点、エアバッグ20Bのバッグ本体21Bを袋織りで構成し、第1膨張部30,第2膨張部32,第3膨張部33をそれぞれ閉じ部64によって区画した点、が上記第1の実施形態と異なっている。他の構成については上記第1の実施形態と同様である。
図6は、本実施形態の要部である前膨張部23を拡大して示した図である。本例では、第2膨張部32を形成する部分を第3膨張部33の車内側Iに折り返し、各膨張部30,32,33を区画するそれぞれの閉じ部64同士を厚み方向に重ね合わせた状態で、縫合部位63にて縫い合わせている。また、本実施形態では、上記第1の実施形態と同様にテンションベルト51が第3膨張部33の車外側Oに配設されており、元部(後端51b)側を、バッグ本体21Bの第3膨張部33よりも第1膨張部30側の位置(本例では縫合部位63)に結合させている。
本実施形態によれば、第2膨張部32の車内側Iの壁部32aは、膨張用ガスが導入される領域の外側に位置しているため、前後方向に膨張可能とされる一方、折畳まれた状態で膨張用ガスが導入される領域の内側に位置する車外側Oの壁部32bについては前後方向の膨張が制限される。その結果、自然膨張状態で第2膨張部32の車内側の壁部32aが拡径膨張すると、図7で示すように、第2膨張部32の第1膨張部30とは前後方向の反対側(即ち、バッグ本体21Bの前端側)で、第2膨張部32の車外側に隣接して設けられた第3膨張部33は、車外側Oに向かって膨張する。
一方、本実施形態では、第3膨張部33の車外側Oにテンションベルト51が配設されており、車両搭載状態のエアバッグ20Bの膨張完了時に、テンションベルト51自体に前後方向に沿ったテンションTが発生すると、図8で示すように、テンションベルト51によって、第3膨張部33が車内側Iに押し出されることとなる。このとき、第3膨張部33と第2膨張部32とは互いに車内外方向に重なり合った部分を有しており、第2膨張部32もまた、第3膨張部33により車内側Iに押し出される。このため本実施形態によれば、第1膨張部30の前側に隣接する第2膨張部32を第1膨張部30よりも車内側Iに突出させることができる。
図9〜図11は、本発明の更に他の実施形態を示している。この実施形態では、図9に示すように、エアバッグ20Cの後膨張部24における副膨張部を第2膨張部82と第3膨張部83とに区画して、主膨張部としての第1膨張部38に隣接する第2膨張部82を車内側に突出させるようになした点で上記第1の実施形態と異なっている。
尚、図9に示すように、本実施形態では、第2膨張部82及び第3膨張部83をコ字形に囲むように、縦区画部44a、横区画部44b及びエアバッグ本体21Cの下端側にそれぞれ切れ目89a,89b及び89cが形成されており、これらにより第2膨張部82及び第3膨張部83は、ガス案内流路28及び前席用の第1膨張部30に対して、切れ目89a側を自由端として、車内外方向に独立して移動可能とされている。
図9,10に示すように、ガス流入部27の後側の後膨張部24には内部領域を区画するテザー84,85が配設されている。テザー84は、図10に示すように、車内側の一端84aを車内側壁部27aに、車外側の他端84bを車外側壁部27bに、それぞれ縫合部位88にて縫着させて、膨張完了状態で上下方向に延びる区画部86を構成し、後膨張部24の内部領域を第1膨張部38と第2膨張部82とに区画している。
一方、テザー84よりも中央側(図中左側)に配設されたテザー85も、車内側の一端85aを車内側壁部27aに、車外側の他端85bを車外側壁部27bに、それぞれ縫合部位88にて縫着させて、膨張完了状態で上下方向に延びる区画部87を構成し、後膨張部24の内部領域を第2膨張部82と第3膨張部83とに区画している。
第2膨張部82は、後席用の第1膨張部38の前側に隣接するように、バッグ本体21Cに配置されている。この第2膨張部82は、車内側壁部27aと、車外側壁部27bと、テザー84、85とで囲まれた領域で構成されている。またテザー84、85の上端側にはそれぞれ開口が設けられ膨張用ガスを導入する連通部96,97とされている。
第2膨張部82では、テザー84及び85によりそれぞれ規定される車内側(車内側壁部27a)の壁部82aと、車外側(車外側壁部27b)の壁部82bと、を比較したとき、図10で示すように、前後方向に自由膨張可能な膜長が、車内側の壁部82aにて長く、車外側の壁部82bにて短かくなるように、テザー84及び85の前後方向の位置が設定されている。このため第2膨張部82は、自由膨張状態にてその膜長差に基づいて、第1膨張部38とは反対側のテザー85が車外側Oを向く。
第3膨張部83は、第2膨張部82の、第1膨張部38とは前後方向の反対側(即ち、バッグ本体21Cの中央部側)で、第2膨張部82の車外側に隣接して設けられている。第3膨張部83は、車内側壁部27aと、車外側壁部27bと、端部をこれら壁部27a,27bに結合させたテザー85とで囲まれた領域で構成されている。本例における第3膨張部83は、テザー85を介して第2膨張部82と連結されており、自由膨張状態にあっては、第1膨張部38を前後方向に配置した状態でテザー85が、第2膨張部82の膜長差に基づいて車外側Oを向くため、これ続く第3膨張部83は車外側Oに向かって膨張する。
連結布91は、可撓性を有した帯状体から構成されている。本実施形態の場合、連結布91は、ポリアミド糸やポリエステル糸等からなる織布から構成されるもので、図9,10に示すように、第3膨張部83の車外側Oに配設され、元部(後端91b)側を、バッグ本体21Cの第3膨張部83よりも第1膨張部38側の位置(本例ではテザー85と共縫いされる縫合部位88、図10参照)において、バッグ本体21Cの下縁近傍に結合されている。
一方、連結布91の先端(前端91a)側には車両Vのボディ1側に取付固定される取付部92が形成されている。この取付部92は、バッグ本体21Cの取付部42と同様に、取付ブラケット11とボルト12とを使用して、窓W1の上縁側のルーフサイドレール部RR(図1参照)において車両Vのボディ1側に固定される。本実施形態では、エアバッグ20Cの膨張完了時、連結布91は第3膨張部83の車外側Oを支持して前上がりに傾斜した状態に配置される(図9参照)。
そして、本実施形態では、エアバッグ20C内に膨張用ガスが流入すると、前膨張部23,後膨張部24が、非膨張の状態から下向きに突出膨張することとなり、連結布91には、連結布91の長手方向に略沿うようなテンションTが発生する。そして、図11で示すように、連結布91により第3膨張部83が車内側Iに押し出されることとなる。このとき、第3膨張部83と第2膨張部82とは互いに車内外方向に重なり合った部分を有しており、第2膨張部82もまた、第3膨張部83により車内側Iに押し出される。このため本実施形態によれば、第1膨張部38の前側に隣接する第2膨張部82を第1膨張部38よりも車内側Iに突出させることができる。
以上のように、本実施形態によれば、第2膨張部82及び第3膨張部83をバッグ本体21Cの前後方向の端部から離間した中央部側に設ける構成とすることで、第2膨張部82を第1膨張部38よりも車内側に押し出し可能とする構造を後席側に適用することができる。また本実施形態では、連結布91の前端91a側をルーフサイドレール部RRに取付固定することで、連結布91をエアバッグ本体21Cの中央部側に位置する第3膨張部83の車外側Oに配設させて、第3膨張部83を車内側Iに向けて良好に押圧することができる。
以上、本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。例えば連結布の一端側の位置、即ちバッグ本体側に取り付けられる位置は、第3膨張部を車内側に押し出し可能な位置であれば適宜変更可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた態様で実施可能である。
1…ボディ、2…インナパネル、20,20B,20C… エアバッグ、21,21B,21C…バッグ本体、30,38…第1膨張部(主膨張部)、32,82…第2膨張部(副膨張部)、33,83…第3膨張部(副膨張部)、51…テンションベルト(連結布)、51a,91a…前端(他端)、51b,91b…後端(一端)、91…連結布、FP…フロントピラー部、RR…ルーフサイドレール部、I…車内側、O…車外側、M…頭部保護エアバッグ装置、V…車両、W1,W2…窓

Claims (5)

  1. 車両の車内側における窓の上縁側に折り畳まれて収納され、上縁側を前記車両のボディ側に取付固定されて、内部に膨張用ガスを流入させて前記窓の車内側を覆うよう展開膨張するエアバッグを備えた頭部保護エアバッグ装置であって、
    前記エアバッグが、
    バッグ本体と、
    該バッグ本体とは別体で可撓性を有した帯状体から成り、該バッグ本体と前記ボディとを連結する連結布と、を備え、
    前記バッグ本体は、
    乗員の着座位置の側方に配置された第1膨張部と、
    該第1膨張部の前後方向に隣接して設けられ、前後方向に自由膨張可能な膜長が車内側で長く、車外側で短かく設定された第2膨張部と、
    該第2膨張部の前記第1膨張部とは前後方向の反対側で、該第2膨張部に隣接して設けられ、前記膨張用ガスの流入時に前記第2膨張部の膨張を受けて車外側に向かって膨張しようとする第3膨張部と、を備え、
    前記連結布は、該第3膨張部の車外側を支持可能に配設され、一端が該第3膨張部よりも前記第1膨張部側の前記バッグ本体に、他端が前記ボディ側に、それぞれ取り付けられており、
    前記第2膨張部が、車両搭載状態の前記エアバッグの膨張完了状態で、前記連結布に支持された前記第3膨張部により前記車内側に向けて押圧され構成として、
    前記バッグ本体が、
    前記第1膨張部、前記第2膨張部、及び、前記第3膨張部を区画する閉じ部を設けて、袋織りにより形成されるとともに、
    前記第2膨張部における車内側の壁部を膨張可能とし、かつ、車外側の壁部の膨張を規制するように、平らに展開した状態での前記第2膨張部を形成する部位を、前記第3膨張部の車内側に折り返して、前記第1膨張部、前記第2膨張部、及び、前記第3膨張部を区画する前記閉じ部を重ねて、重ね合わせた部位で縫合し、
    前記連結布が、前記バッグ本体に対して、前記閉じ部を重ね合わせた縫合部位に結合させて、配設されていることを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。
  2. 前記第2膨張部及び第3膨張部が、前記バッグ本体の前後方向の端部側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の頭部保護エアバッグ装置。
  3. 前記第2膨張部及び第3膨張部が、前記バッグ本体の前後方向の端部から離間した中央部側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の頭部保護エアバッグ装置。
  4. 前記連結布の他端が、前記窓の周縁のピラー部に取付固定されていることを特徴とする請求項1に記載の頭部保護エアバッグ装置。
  5. 前記連結布の他端が、前記窓の上縁側のルーフサイドレール部に取付固定されていることを特徴とする請求項1に記載の頭部保護エアバッグ装置。
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