JP2013075568A - 頭部保護エアバッグ装置 - Google Patents

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喜明 後藤
Hiroshi Masuda
泰士 増田
Koshi Kawamura
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Abstract

【課題】容積の増大を抑制して、車両のロールオーバー時に、車外側へ移動しつつベルトラインに向かって移動する乗員の頭部を、さらなるベルトラインに向かうような移動を抑制し、かつ、車外側への移動も抑制して、的確に保護可能な頭部保護エアバッグ装置の提供。
【解決手段】頭部保護エアバッグ装置では、エアバッグ20の膨張遮蔽部21が、複数のセルに区画させて構成される。セル32Aの膨張完了時の車内側に、前後両縁側を、セル32Aの前後に配置される非流入部に結合されるカバー部材44が、配置される。カバー部材44が、上縁44aを膨張完了時のエアバッグ20の上下の中央より下方に位置させて、エアバッグ20の膨張完了時において、車外側Oへ移動しつつベルトラインBLに向かって移動する乗員Pの頭部Hの接触時に、上縁側部位45を、セル32Aの車内側壁部23aから離隔させて、頭部Hを係止する。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両における窓の上縁側に折り畳まれて収納されて、上縁側を車両のボディ側に固定されるとともに、インフレーターからの膨張用ガスを流入させて窓の車内側を覆うように下方に向かって展開膨張する構成のエアバッグを、備える構成の頭部保護エアバッグ装置に関する。
従来、頭部保護エアバッグ装置としては、エアバッグが、座席の側方の窓の車内側を覆うように膨張する少なくとも2つの頭部保護部と、頭部保護部間に配置されて内部に膨張用ガスを流入させない遮蔽部と、を備える構成として、遮蔽部の領域の車内側に、可撓性を有したシート体から構成されて、前後両縁側を遮蔽部に結合させるカバー部材を、配置させた構成のものがあった。この従来の頭部保護エアバッグ装置では、車両のロールオーバー時に、車外側へ移動しつつ窓の下縁から構成されるベルトラインに向かって移動する乗員の頭部が接触した際に、カバー部材の上縁側が、遮蔽部から離隔して、乗員の頭部を係止する構成であった(例えば、特許文献1参照)。
また、頭部保護エアバッグ装置としては、エアバッグが、内部に膨張用ガスを流入させて膨張した保護膨張部の車内側における下端側に、内部に膨張用ガスを流入させて膨張する補助膨張部を配置させた構成のものもあった。この従来の頭部保護エアバッグ装置では、エアバッグの膨張完了時に、補助膨張部の上端側を、エアバッグから離隔可能として、車両のロールオーバー時に、車外側へ移動しつつベルトラインに向かって移動する乗員の頭部を、補助膨張部の上端側とエアバッグとの間の隙間で係止する構成のものがあった(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−254504公報 特開2010−36795公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の頭部保護エアバッグ装置では、内部に膨張用ガスを流入させない遮蔽部の領域の車内側に、前後両縁側を遮蔽部に結合させるカバー部材を、配置させていることから、カバー部材の上縁側の部位により乗員の頭部を係止した際に、カバー部材の前後両縁側を結合させている遮蔽部が、乗員の頭部に押されて撓んでしまう場合があり、乗員の頭部の車外側への移動を確実に防止する点に、改善の余地があった。
また、上記特許文献2に記載の頭部保護エアバッグ装置では、保護膨張部の下端側の車内側を覆う補助膨張部も、内部に膨張用ガスを流入させて膨張する構成であることから、厚く膨らんだ補助膨張部近傍の領域により、乗員の頭部をクッション性よく保護できるものの、エアバッグの容積が大きくなることから、インフレーターの大型化も招くこととなり、装置自体を極力コンパクトとする点に改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、容積の増大を抑制して、車両のロールオーバー時に、車外側へ移動しつつベルトラインに向かって移動する乗員の頭部を、さらなるベルトラインに向かうような移動を抑制し、かつ、車外側への移動も抑制して、的確に保護可能な頭部保護エアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る頭部保護エアバッグ装置は、車両における窓の上縁側に折り畳まれて収納されて、上縁側を車両のボディ側に固定されるとともに、インフレーターからの膨張用ガスを流入させて窓の車内側を覆うように下方に向かって展開膨張する構成のエアバッグを、備える構成とされ、
エアバッグが、内部に膨張用ガスを流入させて車内側壁部と車外側壁部とを離すように膨張するガス流入部と、内部に膨張用ガスを流入させない非流入部と、から構成されるとともに、膨張完了時に、窓の車内側を覆うように配置される膨張遮蔽部を、有する構成とされ、
膨張遮蔽部が、その領域内を、非流入部によって複数のセルに区画させて構成される頭部保護エアバッグ装置であって、
少なくとも1つのセルの膨張完了時の車内側に、可撓性を有したシート体から構成されるとともに、セルの車内側を覆って、前後両縁側を、セルの前後に配置される非流入部に結合されるカバー部材が、配置され、
カバー部材が、上縁を膨張完了時のエアバッグの上下の中央より下方に位置させるとともに、エアバッグの膨張完了時において、車外側へ移動しつつ窓の下縁から構成されるベルトラインに向かって移動する乗員の頭部の接触時に、上縁側部位を、セルを構成する車内側壁部から離隔させて、頭部を係止可能に、構成されていることを特徴とする。
本発明の頭部保護エアバッグ装置では、乗員の頭部を係止するカバー部材が、内部に膨張用ガスを流入させて膨張するセルの車内側を覆うように配置されて、セルの前後に配置される非流入部に、前後両縁側を結合させている構成である。そのため、車両のロールオーバー時において、車外側へ移動しつつベルトラインに向かって移動する乗員の頭部が、上方からカバー部材に接触して、カバー部材の上縁側部位が、セルを構成する車内側壁部から離隔して頭部を係止する際に、カバー部材の前後両縁側を結合させている区画部の間に配置されるセルが、内部に膨張用ガスを流入させて、車内側壁部と車外側壁部とを離隔させるように膨らんでいることから、乗員の頭部に押されることとなっても、車外側に大きく移動することを抑制される。そのため、カバー部材の上縁側部位により、乗員の頭部を、車外側への移動を抑えて、的確に係止することができて、乗員の頭部がさらにベルトラインに向かって移動することを、防止できる。また、本発明の頭部保護エアバッグ装置では、カバー部材の車外側に配置されるセルが、内部に膨張用ガスを流入させて膨張することから、カバー部材の配置される領域においても、膨張したセルによって、乗員の頭部をクッション性よく保護することができる。その結果、本発明の頭部保護エアバッグ装置では、容積が増大することを抑制して、乗員の頭部を的確に保護することができる。
したがって、本発明の頭部保護エアバッグ装置では、容積の増大を抑制して、車両のロールオーバー時に、車外側へ移動しつつベルトラインに向かって移動する乗員の頭部を、さらなるベルトラインに向かうような移動を抑制し、かつ、車外側への移動も抑制して、的確に保護することができる。
また、本発明の頭部保護エアバッグ装置を搭載する車両を、前後に窓を配置させた中間ピラー部を有する構成とする場合、
膨張遮蔽部を、
車両の側面衝突時にインフレーターからの膨張用ガスを内部に流入させて膨張し、膨張完了時に、座席の側方に配置される頭部拘束部と、
頭部拘束部の膨張完了後に膨張する少なくとも1つのセルとしての補助膨張部と、
を備える構成とし、
カバー部材を、膨張完了時に、中間ピラー部の前側に配置される前側窓の前端付近に配置される補助膨張部の車内側を覆うように、配置させる構成とすることが、好ましい。
頭部保護エアバッグ装置を上記構成とすれば、膨張完了時のエアバッグの車外側を支持する中間ピラー部から前方に離れた位置に配置されるとともに、頭部拘束部の膨張完了後に膨張する容積の小さな補助膨張部であっても、乗員の頭部が移動してきた際に、カバー部の上縁側部位により、乗員の頭部を拘束して移動を抑制することができる。そのため、車両のロールオーバー時に、乗員の頭部が、車外側前方に向かって移動してくることとなっても、乗員の頭部を、補助膨張部により、車外放出を防止して、的確に保護することができる。勿論、このカバー部材の上縁側部位での係止の前には、容積が小さくとも、膨張した補助膨張部で頭部を受け止めることから、極力、クッション性よく、乗員の頭部を受け止めることができる。
本発明の一実施形態である頭部保護エアバッグ装置を車内側から見た概略正面図である。 実施形態の頭部保護エアバッグ装置で使用するエアバッグを平らに展開した状態の正面図である。 図2のエアバッグを単体で膨張させた状態において、図2のIII−III部位の断面図である。 図2のエアバッグを単体で膨張させた状態において、図2のIV−IV部位の断面図である。 図2のエアバッグにおいて、エアバッグとカバー部材とを並べた状態の正面図である。 実施形態の頭部保護エアバッグ装置において、エアバッグが膨張を完了させた状態を車内側から見た概略正面図である。 実施形態の頭部保護エアバッグ装置において、エアバッグが膨張を完了させた状態の補助膨張部の部位の概略縦断面図である。 実施形態の頭部保護エアバッグ装置において、エアバッグが膨張を完了させた状態の頭部拘束部の前席用部位から補助膨張部にかけての部位の概略横断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mは、図1に示すように、中間ピラー部としてのセンターピラー部CPの前後に2つの窓W1,W2を配置させた2列シートタイプの車両Vに搭載されている。実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mを搭載する車両Vでは、センターピラー部CPを構成するインナパネル2の車内側Iを覆うピラーガーニッシュ6は、前後の窓W1,W2よりも車内側Iに突出するように、配置されている(図8参照)。
実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mは、エアバッグ20と、インフレーター14と、取付ブラケット11,16と、エアバッグカバー9と、を備えて構成されている。エアバッグ20は、図1に示すように、車両Vの車内側における窓W1,W2の上縁側において、フロントピラー部FPの下縁側から、ルーフサイドレール部RRの下縁側を経て、リヤピラー部RPの上方の領域まで、折り畳まれて収納されている。
エアバッグカバー9は、図1,7に示すように、フロントピラー部FPに配置されるフロントピラーガーニッシュ4と、ルーフサイドレール部RRに配置されるルーフヘッドライニング5と、のそれぞれの下縁から、構成されている。フロントピラーガーニッシュ4とルーフヘッドライニング5とは、合成樹脂製として、フロントピラー部FPとルーフサイドレール部RRとにおいて、それぞれ、ボディ1側のインナパネル2の車内側に、取付固定されている。また、エアバッグカバー9は、折り畳まれて収納されたエアバッグ20の車内側を覆うように配設されるとともに、展開膨張時のエアバッグ20を車内側下方へ突出可能とするために、エアバッグ20に押されて車内側に開き可能な構成とされている。
インフレーター14は、エアバッグ20に膨張用ガスを供給するもので、図1に示すように、略円柱状のシリンダタイプとして、先端側に、膨張用ガスを吐出可能な図示しないガス吐出口を、配設させている。インフレーター14は、ガス吐出口付近を含めた先端側を、エアバッグ20の後述するガス流入口部25に挿入させ、ガス流入口部25の外周側に配置されるクランプ15を用いて、エアバッグ20に対して連結されている。また、インフレーター14は、インフレーター14を保持する取付ブラケット16と、取付ブラケット16をボディ1側のインナパネル2に固定するためのボルト17と、を利用して、インナパネル2において、窓W2の上方となる位置に、取り付けられている。インフレーター14は、図示しないリード線を介して、車両の図示しない制御装置と電気的に接続されており、制御装置が、車両Vの側面衝突を検知した際に、制御装置からの作動信号を入力させて、作動するように構成されている。
各取付ブラケット11は、2枚の板金製のプレートから構成されるもので、エアバッグ20の後述する各取付部38を表裏から挟むようにして、各取付部38に取り付けられ、ボルト12を利用して、各取付部38を、インナパネル2に取付固定している。
エアバッグ20は、図6に示すように、インフレーター14からの膨張用ガスを内部に流入させて、折畳状態から展開して、窓W1,W2や、窓W1,W2の間に配置されるセンターピラー部CPのピラーガーニッシュ6、及び、窓W2の後側に配置されるリヤピラー部RPのピラーガーニッシュ7の車内側を覆うように、展開膨張する構成とされている。エアバッグ20は、図2〜6に示すように、膨張完了時に窓W1,W2の車内側を覆うように配置される膨張遮蔽部21と、膨張遮蔽部21の上縁21a側をボディ1側のインナパネル2に取り付ける複数の取付部38と、膨張遮蔽部21と別体のカバー部材44と、を備えている。膨張遮蔽部21は、膨張完了時に、窓W1,W2と、窓W1,W2の間に配置されるセンターピラー部CPと、窓W2の後側に配置されるリヤピラー部RPの前側の領域と、の車内側を覆うように構成されるもので、膨張完了形状を、長手方向を前後方向に略沿わせた略長方形板状とされるとともに、上下の幅寸法を、座席に着座した乗員の頭部を保護可能として、かつ、下縁21bを、窓W1,W2の下縁から構成されるベルトラインBLより下方に位置させるような寸法に、設定されている。詳細には、実施形態のエアバッグ20では、膨張遮蔽部21は、後述する補助膨張部32Aと、後述する頭部拘束部26における後席用部位29と、の部位の下端32a,29aを、ベルトラインBLより下方に位置させるように、構成されている(図6,7参照)。なお、実施形態の場合、膨張遮蔽部21は、エアバッグ20において、取付部38とガス流入口部25とを除いた領域から、構成される。そして、実施形態のエアバッグ20では、膨張遮蔽部21は、その領域内を、図2,5に示すように、後述する区画部39,40,41,42(非流入部36)によって複数のセル(前席用部位27を構成する縦セル28A,28B,28C、後席用部位を構成する縦セル30A,30B、補助膨張部32A,32B)に区画させて構成されている。
また、実施形態の場合、エアバッグ20は、ポリアミド糸やポリエステル糸等を使用した袋織りによって、製造されている。エアバッグ20は、図2〜5に示すように、内部に膨張用ガスを流入させて膨張完了時に車内側に位置する車内側壁部23aと車外側に位置する車外側壁部23bとを離すように膨張するガス流入部23と、内部に膨張用ガスを流入させない非流入部36と、から構成されている。
ガス流入部23は、実施形態の場合、膨張遮蔽部21におけるガス案内流路24、頭部拘束部26、及び、補助膨張部32と、膨張遮蔽部21の上縁21a側から突出するように形成されるガス流入口部25と、を備えて構成されている。
ガス案内流路24は、図2,5に示すように、膨張遮蔽部21の上縁21a側において、前後方向に略沿って延びるように、前後の略全域にわたって配設されるもので、インフレーター14から吐出される膨張用ガスGを、ガス案内流路24の下方に配置される頭部拘束部26及び補助膨張部32A,32Bの領域に、案内する構成である。実施形態の場合、ガス案内流路24における前後の中央付近には、インフレーター14と接続されるガス流入口部25が、ガス案内流路24と連通されて、ガス案内流路24(膨張遮蔽部21)から上方に突出するように、配設されている。実施形態の場合、ガス流入口部25は、ガス案内流路24に対して後上がりに傾斜して形成されて、後端25a側を、インフレーター14を挿入可能に開口させて構成されている。そして、ガス流入口部25は、インフレーター14に外装された状態で、クランプ15を利用して、インフレーター14に連結されることとなる。
頭部拘束部26は、車両Vの側面衝突時に、インフレーター14から吐出される膨張用ガスGを、ガス案内流路24を経て内部に流入させて膨張して、座席に着座した乗員の頭部を保護するための部位であり、窓W1,W2(座席)に対応して、配置されている。具体的には、実施形態では、頭部拘束部26は、図2,5に示すように、膨張完了時に、前席の側方に配置される前席用部位27と、後席の側方に配置される後席用部位29と、を備えている。実施形態の場合、前席用部位27と後席用部位29とは、それぞれ、膨張完了時の外形形状を上下方向に略沿わせた略棒状の縦セル28,30を、前後で複数並設させて構成されている。
前席(窓W1)の側方に配置される前席用部位27は、窓W1の前端Wa付近を除いた領域と、センターピラー部CPと、の車内側を覆うように構成されるもので、3つの縦セル28A,28B,28Cを、前後で並設させて構成されている。この前席用部位27では、窓W1の車内側を覆う前側2つの縦セル28A,28Bは、上端側をガス案内流路24に連通させて、上方から膨張用ガスGを内部に流入させる構成とされ、センターピラー部CPの車内側を覆う後側の縦セル28Cは、上端側を、後述する区画部42の横棒部位42bによって閉塞され、下端側を前側の縦セル28Bと連通させて、下方から膨張用ガスGを内部に流入させる構成とされている。
後席(窓W2)の側方に配置される後席用部位29は、窓W2の後側の領域からリヤピラー部RPの前側にかけての領域の車内側を覆うように構成されるもので、2つの縦セル30A,30Bを、前後で並設させて構成されている。後席用部位29では、後側に配置される縦セル30Bが、上端側をガス案内流路24に連通させて、上方から膨張用ガスGを内部に流入させる構成とされ、前側の縦セル30Aは、上端側を、後述する区画部42の横棒部位42bによって閉塞され、下端側を後側の縦セル30Bと連通させて、下方から膨張用ガスGを内部に流入させる構成とされている。実施形態の後席用部位29では、後側の縦セル30Bが、リヤピラー部RPの車内側を覆うように配置され、前側の縦セル30Aが、窓W2の車内側を覆うように配置されることとなる。
補助膨張部32A,32Bは、前席用部位27の前側と、前席用部位27と後席用部位29との間と、の2箇所に、配置されている。補助膨張部32Aは、前席用部位27の前側において、窓W1の前端Wa付近の車内側を覆うように配置されるもので、前席用部位27における縦セル28Aの前側に隣接して配置されている。また、補助膨張部32Aは、膨張完了時の外形形状を、縦セル28Aに沿うように、上下方向に略沿った略棒状として、構成されている。この補助膨張部32Aは、上端側に、ガス案内流路24と連通される連通路部33Aを配設させて、上方から膨張用ガスGを内部に流入させる構成とされている。補助膨張部32Bは、ガス案内流路24の下方において、前席用部位27と後席用部位29との間の隙間を埋めるように配置されるもので、外形形状を、長手方向を前後方向に略沿わせた略長方形状とされている。この補助膨張部32Bは、後上端側に、後席用部位29における縦セル30Aと連通される連通路部33Bを配設させて、後上方から膨張用ガスGを内部に流入させる構成とされている。
これらの各補助膨張部32A,32Bは、側面衝突後に発生する車両Vのロールオーバー時に、乗員の車外放出を抑制するために膨張させる部位であり、頭部拘束部26(前席用部位27,後席用部位29)より膨張開始を遅らせるように、構成されている。具体的には、各補助膨張部32A,32Bは、ガス案内流路24若しくは後席用部位29と連通される連通路部33A,33Bの開口幅寸法(開口面積)を小さくすることにより、頭部拘束部26(前席用部位27,後席用部位29)よりも膨張用ガスGの流入開始を遅らせるように、構成されている。具体的には、頭部拘束部26(前席用部位27,後席用部位29)が、車両Vの側面衝突検知から20ms程度で膨張を完了させるのに対し、各補助膨張部32A,32Bは、車両Vの側面衝突検知から20msまでは、内部に膨張用ガスGを流入させず、車両Vの側面衝突検知から30ms〜100msの間で、内部に膨張用ガスGを流入させるように、連通路部33A,33Bの開口幅寸法(開口面積)を設定されている。
非流入部36は、エアバッグ20の周縁を構成する周縁部37と、エアバッグ20をインナパネル2に取り付ける取付部38と、膨張遮蔽部21の領域内に配置される区画部39,40,41,42と、を備えて構成されている。
周縁部37は、ガス流入口部25の後端25a側を除いて、ガス流入部23の周囲を全周にわたって囲むように配置されている。取付部38は、膨張遮蔽部21の上縁21a側を、車両Vのボディ1側のインナパネル2に取り付けるための部位であり、周縁部37における膨張遮蔽部21の上縁21a側を構成する部位から、上方に突出するように、形成されている。この取付部38は、前後方向に沿って複数個(実施形態の場合、6個)配設されるもので、それぞれ、ボルト12を挿通可能な取付孔(図符号省略)を有している。
区画部39,40,41は、それぞれ、周縁部37における膨張遮蔽部21の下縁21b側を構成する部位から上方に延びるように、形成されている。区画部39は、補助膨張部32Aと、前席用部位27の縦セル28Aと、の間を区画するように、上下方向に略沿った棒状として構成されている。区画部40は、前席用部位27における縦セル28A,28B間を区画するように、上下方向に略沿った棒状とされている。区画部41は、補助膨張部32Bと、後席用部位29の縦セル30Aとの間を区画するように、上下方向に略沿った棒状とされている。
区画部42は、膨張遮蔽部21の前後の中央付近において、周縁部37における膨張遮蔽部21の下縁21b側を構成する部位から上方に延びる縦棒部42aと、縦棒部42aの上端から前後に延びる横棒部42bと、横棒部42bの前後両端から傾斜しつつ下方に延びる傾斜部42c,42dと、を備えている。縦棒部42aは、上下方向に略沿った棒状として、前席用部位27の縦セル28Cと補助膨張部32Bとを区画している。横棒部42bは、前後方向に略沿った棒状として、前席用部位27の縦セル28C,補助膨張部32B,後席用部位29の縦セル30Aと、ガス案内流路24と、を区画して、ガス案内流路24の下縁側を構成している。傾斜部42cは、横棒部42bの前端から前下がりに傾斜して配置されるもので、前席用部位27における縦セル28B,28C間を区画している。傾斜部42dは、横棒部42bの後端から後下がりに傾斜して配置されるもので、後席用部位29における縦セル30A,30B間を区画している。
各区画部39,40,41,42の端末は、エアバッグ20の膨張時に応力集中を生じさせないように、なだらかに拡開して周縁を略円弧状とするように、構成されている。そして、実施形態のエアバッグ20では、区画部39と周縁部37との間の隙間、及び、区画部40と区画部42における横棒部42bとの間の隙間が、それぞれ、補助膨張部32A,32B内に膨張用ガスを流入させる連通路部33A,33Bを構成しており、これらの隙間は、開口幅寸法を略同一として、上述したごとく、補助膨張部32A,32B内への膨張用ガスGの流入開始を遅らせるように、開口幅寸法を小さく設定されている。
カバー部材44は、可撓性を有したシート体から構成されるもので、実施形態の場合、エアバッグ20(膨張遮蔽部21)と同様に、ポリエステル糸やポリアミド糸等からなる織布から、構成されている。実施形態のエアバッグ20では、カバー部材44は、図2〜4に示すように、膨張完了時の膨張遮蔽部21の前端側に配置される補助膨張部32Aにおける下半分程度の領域の車内側Iを、全域にわたって覆うように配置されている。実施形態の場合、カバー部材は、平らに展開した状態の前後の幅寸法を、平らに展開した状態のエアバッグ20における補助膨張部32Aの前後の幅寸法と略一致させて構成されるもので、前縁44b側と後縁44c側とを、縫合糸を用いて、補助膨張部32Aの前縁側に配置される周縁部37の前側部位37aと、区画部39と、にそれぞれ、縫着(結合)されている。また、実施形態では、カバー部材44は、下縁44d側を、縫合糸を用いて、補助膨張部32Aの下縁側に配置される周縁部37の下側部位37bに、縫着されている。すなわち、実施形態の場合、カバー部材44は、上縁44a側を除いた三辺を、略逆U字形状の縫合部位46によって、エアバッグ20の非流入部36である周縁部37と区画部49とに縫着(結合)される構成である。
このカバー部材44は、エアバッグ20の膨張完了時において、車外側Oへ移動しつつベルトラインBLに向かって移動してくる乗員Pの頭部Hとの接触時に、上縁側部位45を、補助膨張部32Aを構成する車内側壁部23aから離隔させて、頭部Hを係止可能に、構成されるもので、詳細には、カバー部材44は、上縁44aを、補助膨張部32Aにおける上下の中央よりやや下方となる位置に配置させている。また、カバー部材44をエアバッグ20に結合させる縫合部位46は、下側部46aを、エアバッグ20の膨張完了時に、ベルトラインBLより下方に位置させるように、構成されている(図6,7参照)。
また、実施形態のエアバッグ20では、膨張遮蔽部21の前縁側に、別体の連結部材48が、配設されている(図2参照)。この連結部材48は、エアバッグ20及びカバー部材44と同様に、ポリアミド糸やポリエステル糸等からなる織布からなる略三角形状とされるもので、元部側を、膨張遮蔽部21の前縁側に縫着させて、前方に突出するように、配置されている。連結部材48の先端側は、取付部38と同様に、取付ブラケット11とボルト12とを利用して、インナパネル2に取付固定される部位であり、ボルト12を挿通可能な挿通孔(図符号省略)を、有している。
次に、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mの車両Vへの搭載について説明をする。予め連結部材48とカバー部材44とを縫着(結合)させておいた状態のエアバッグ20を、車内側壁部23aと車外側壁部23bとを重ねて平らに展開した状態から、下縁21bを上縁21a側に接近させるようにして、上下方向の幅寸法を縮めるように折り畳み、周囲を、破断可能な図示しない折り崩れ防止用のラッピング材により、所定箇所をくるんでおく。次いで、各取付部38と連結部材48の先端とに、取付ブラケット11を取り付ける。また、クランプ15を利用しつつ、エアバッグ20のガス流入口部25にインフレーター14を連結させ、インフレーター14の周囲に、取付ブラケット16を取り付けて、エアバッグ組付体を形成する。
その後、各取付ブラケット11,16を、インナパネル2の所定位置に配置させて、ボルト12,17を用いてインナパネル2に取付固定し、車両Vに搭載されている所定のインフレーター作動用の制御装置から延びる図示しないリード線を、インフレーター14に結線させる。その後、エアバッグカバー9を構成するフロントピラーガーニッシュ4とルーフヘッドライニング5とを、ボディ1側のインナパネル2に取り付け、さらに、ピラーガーニッシュ6,7をボディ1側のインナパネル2に取り付ければ、頭部保護エアバッグ装置Mを車両Vに搭載することができる。
そして、頭部保護エアバッグ装置Mの車両Vへの搭載後において、車両Vの側面衝突時、制御装置からの作動信号を受けてインフレーター14が作動されれば、インフレーター14から吐出される膨張用ガスGが、エアバッグ20の膨張遮蔽部21内に流入して、膨張する膨張遮蔽部21が、図示しないラッピング材を破断させ、さらに、エアバッグカバー9を押し開いて、下方へ突出しつつ、図1の二点鎖線及び図6に示すごとく、窓W1,W2、センターピラー部CP、及び、リヤピラー部RPの車内側を覆うように、大きく膨張することとなる。
なお、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、エアバッグ20の膨張遮蔽部21において、ガス案内流路24と頭部拘束部26とが、まず、膨張を完了させることとなり、ガス案内流路24と頭部拘束部26との膨張完了後に、補助膨張部32A,32Bが、内部に膨張用ガスGを流入させて膨張することとなる。
そして、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、乗員Pの頭部Hを係止するカバー部材44が、内部に膨張用ガスを流入させて膨張するセルである補助膨張部32Aの車内側Iを覆うように配置されて、補助膨張部32Aの前後に配置される非流入部36(周縁部37の前側部位37aと区画部39)に、縫合部位46によって、前縁44b側と後縁44c側とを縫着(結合)させている構成である。そのため、車両Vのロールオーバー時において、車外側Oへ移動しつつベルトラインBLに向かって移動する乗員Pの頭部Hが、上方からカバー部材44に接触して、カバー部材44の上縁側部位45が、補助膨張部32Aを構成する車内側壁部23aから離隔して頭部Hを係止する際に、カバー部材44の前縁44b側と後縁44c側とをそれぞれ結合させている前側部位37aと区画部39との間に配置される補助膨張部32Aが、内部に膨張用ガスを流入させて車内側壁部23aと車外側壁部23bとを離隔させるように膨らんでいることから、乗員Pの頭部Hに押されることとなっても、補助膨張部32Aは、車内側壁部23aを凹ませるような態様となって、車外側Oに大きく移動することを抑制される。
詳細には、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、乗員Pの頭部Hが補助膨張部32Aの車内側壁部23aを押圧すれば、カバー部材44の上縁側部位45が車内側壁部23aから離隔するようにめくれて、上縁側部位45により、乗乗員Pの頭部Hを拘束できる。また、仮に、カバー部材44が補助膨張部32Aの車内側壁部23aとともに乗員Pの頭部Hに押圧されることとなっても、カバー部材44が、上縁44a側を車内側壁部23aに結合されていないことから、乗員Pの頭部HがベルトラインBLに向かうように移動しようとした際に、車内側壁部23aから分離して、上縁側部位45を車内側壁部23aから離隔させることができ、上縁側部位45により、乗員Pの頭部Hを拘束することができる。その結果、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、カバー部材44の上縁側部位45により、乗員Pの頭部Hを、車外側Oへの移動を抑えて、的確に係止することができて、乗員Pの頭部HがさらにベルトラインBLに向かうように下方移動することを、防止できる。また、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、カバー部材44の車外側Oに配置される補助膨張部32Aが、内部に膨張用ガスを流入させて膨張することから、カバー部材44の配置される領域においても、膨張した補助膨張部32Aによって、乗員Pの頭部Hをクッション性よく保護することができる。その結果、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、容積が増大することを抑制して、乗員Pの頭部Hを的確に保護することができる。
したがって、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、容積の増大を抑制して、車両Vのロールオーバー時に、車外側Oへ移動しつつベルトラインBLに向かって移動する乗員Pの頭部Hを、さらなるベルトラインBLに向かうような移動を抑制し、かつ、車外側Oへの移動も抑制して、的確に保護することができる。
また、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、カバー部材44を、センターピラー部CPの前側に配置される窓W1の前端Wa付近に配置される補助膨張部32Aの車内側Iを覆うように配置させている。そのため、図8に示すように、膨張完了時のエアバッグ20の車外側Oを支持するセンターピラー部CPのピラーガーニッシュ6から前方に離れた位置に配置されるとともに、頭部拘束部26の膨張完了後に膨張する容積の小さな補助膨張部32Aであっても、乗員Pの頭部Hが移動してきた際に、カバー部材44の上縁側部位45により、乗員Pの頭部Hを拘束して移動を抑制することができる(図7参照)。その結果、車両Vのロールオーバー時に、乗員Pの頭部Hが、車外側前方に向かって移動してくることとなっても、乗員Pの頭部Hを、補助膨張部32Aにより、的確に保護することができる。勿論、このカバー部材44の上縁側部位45での係止の前には、容積が小さくとも、膨張した補助膨張部32Aで頭部Hを受け止めることから、極力、クッション性よく、乗員Pの頭部Hを受け止めることができる。
なお、上記のような点を考慮しなければ、カバー部材を、膨張完了時に座席の側方に配置されて乗員の頭部を保護する頭部拘束部を構成するセルの車内側を覆うように、配置させてもよい。なお、実施形態では、補助膨張部を有したエアバッグを例に採り説明しているが、車両の側面衝突直後に膨張する頭部拘束部の膨張完了後に膨らむような補助膨張部を備えないタイプのエアバッグにも、本発明は、適用可能である。そして、頭部拘束部を構成する縦セルの車内側に、カバー部材を配設させる場合、車両の側面衝突時においても、カバー部材の車外側に配置される頭部拘束部を構成する縦セルが、内部に膨張用ガスを流入させて膨張して、乗員の頭部をクッション性よく保護することができる。
特に、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、カバー部材44は、前縁44b側,後縁44c側だけでなく、下縁44d側も、非流入部36である周縁部37の下側部位37bに、結合(縫着)されていることから、カバー部材44が、乗員Pの頭部Hを上縁側部位45により係止させた際に、大きく下方移動することを抑制できる。また、実施形態では、このカバー部材44の下縁44d側を、カバー部材44を非流入部36に結合(縫着)させる縫合部位46の下側部46aは、エアバッグ20の膨張完了時に、ベルトラインBLより下方に位置するように、構成されている。すなわち、実施形態では、補助膨張部32Aが、エアバッグ20の膨張完了時に、図6,7に示すように、下端32a側の領域を、ベルトラインBLを構成するドアトリムTと、車内外方向で重なった位置に配置させることとなり、補助膨張部32Aの下端32a側の部位の車外側Oを、ベルトラインBLを構成するドアトリムTに支持させることができ、カバー部材44の上縁側部位43により乗員Pの頭部Hを係止した際に、補助膨張部32Aが車外側Oへ移動することを、一層抑制することができる。
なお、このような点を考慮しなければ、カバー部材として、シート状のものを前後両縁側のみを非流入部に結合させてもよく、さらには、カバー部材をベルト状として、前後両縁側を非流入部に結合させる構成としてもよい。また、実施形態では、カバー部材は1箇所のみに配設されているが、勿論複数箇所に配設させてもよい。
また、実施形態では、1つの中間ピラー部の前後に2つの窓を配置させた2列シートタイプの車両に搭載される頭部保護エアバッグ装置を例に採り説明しているが、本発明の頭部保護エアバッグ装置は、2つの中間ピラー部と2つの窓とを有する三列シートタイプの車両に適用してもよい。
1…ボディ、
2…インナパネル、
9…エアバッグカバー、
14…インフレーター、
20…エアバッグ、
21…膨張遮蔽部、
23…ガス流入部、
23a…車内側壁部、
23b…車外側壁部、
26…頭部拘束部、
27…前席用部位、
28A,28B,28C…縦セル(セル)、
29…後席用部位、
30A,30B…縦セル(セル)、
32A,32B…補助膨張部(セル)、
36…非流入部、
37…周縁部、
39,40,41,42…区画部、
44…カバー部材、
45…上縁側部位、
CP…センターピラー部(中間ピラー部)、
G…膨張用ガス、
V…車両、
W1,W2…窓、
M…頭部保護エアバッグ装置。

Claims (2)

  1. 車両における窓の上縁側に折り畳まれて収納されて、上縁側を前記車両のボディ側に固定されるとともに、インフレーターからの膨張用ガスを流入させて前記窓の車内側を覆うように下方に向かって展開膨張する構成のエアバッグを、備える構成とされ、
    該エアバッグが、内部に前記膨張用ガスを流入させて車内側壁部と車外側壁部とを離すように膨張するガス流入部と、内部に膨張用ガスを流入させない非流入部と、から構成されるとともに、膨張完了時に、前記窓の車内側を覆うように配置される膨張遮蔽部を、有する構成とされ、
    該膨張遮蔽部が、その領域内を、前記非流入部によって複数のセルに区画させて構成される頭部保護エアバッグ装置であって、
    少なくとも1つの前記セルの膨張完了時の車内側に、可撓性を有したシート体から構成されるとともに、前記セルの車内側を覆って、前後両縁側を、前記セルの前後に配置される前記非流入部に結合されるカバー部材が、配置され、
    該カバー部材が、上縁を膨張完了時の前記エアバッグの上下の中央より下方に位置させるとともに、前記エアバッグの膨張完了時において、車外側へ移動しつつ、前記窓の下縁から構成されるベルトラインに向かって移動する乗員の頭部の接触時に、上縁側部位を、前記セルを構成する前記車内側壁部から離隔させて、前記頭部を係止可能に、構成されていることを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。
  2. 前記車両が、前後に前記窓を配置させた中間ピラー部を有する構成とされ、
    前記膨張遮蔽部が、
    前記車両の側面衝突時に前記インフレーターからの膨張用ガスを内部に流入させて膨張し、膨張完了時に、座席の側方に配置される頭部拘束部と、
    該頭部拘束部の膨張完了後に膨張する少なくとも1つの前記セルとしての補助膨張部と、
    を備える構成とされ、
    前記カバー部材が、膨張完了時に、前記中間ピラー部の前側に配置される前側窓の前端付近に配置される前記補助膨張部の車内側を覆うように、配置されることを特徴とする請求項1に記載の頭部保護エアバッグ装置。
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