JP5958387B2 - 頭部保護エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の車内側における窓の上縁側に折り畳まれて収納され、上縁側を車両のボディ側に取付固定させて、インフレーターからの膨張用ガスを流入させて収納部位から下方に突出しつつ、窓の車内側を覆うように膨張する構成のエアバッグを、備える構成の頭部保護エアバッグ装置に関する。
従来、頭部保護エアバッグ装置としては、エアバッグにおいて、膨張完了時に窓の車内側を覆うように膨張する主室部内に、主室部の厚さを規制するように後上がりに傾斜する直線状の規制部を配置させ、平らに展開した状態で主室部の下縁側に配置される棒状の副室部を、規制部の車外側に重ねるように配置させることにより、膨張完了時のエアバッグの全体の厚さを略一定とする構成のものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−214114公報
しかし、従来の頭部保護エアバッグ装置は、主室部の車外側に、上下方向に対して傾斜している副室部を配置させる構成であるものの、この副室部は、エアバッグ全体の厚みを略一定とするように、主室部を構成する2枚の壁部相互を連結させるように配置される規制部の車外側を覆うように配置されるもので、エアバッグ全体の厚さを増すように配置されるものではない。そのため、車両のロールオーバー時には、十分な拘束性能が得られない。勿論、上記特許文献1では、車両のロールオーバーに関しては、何ら考慮されていない。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、車両のロールオーバー時に、乗員の車外側への移動を抑えて、乗員を車内側に拘束できる頭部保護エアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る頭部保護エアバッグ装置は、車両の車内側における窓の上縁側に折り畳まれて収納され、上縁側を車両のボディ側に取付固定させて、インフレーターからの膨張用ガスを流入させて収納部位から下方に突出しつつ、窓の車内側を覆うように膨張する構成のエアバッグを、備える構成の頭部保護エアバッグ装置であって、
エアバッグが、
膨張完了時に窓の車内側を覆うように配置される膨張遮蔽部と、
膨張遮蔽部に連通されるとともに、エアバッグの膨張完了時に、膨張遮蔽部の車内側若しくは車外側に、膨張用ガスを流入させて膨らむ膨張遮蔽部の膨張部位と、膨張部位相互を重ねるように配置される重ね膨張部と、
を備える構成とされ、
重ね膨張部が、膨張遮蔽部の膨張完了後に膨張を完了させるように構成されるとともに、膨張完了形状を略棒状として、一端側を、膨張完了時の膨張遮蔽部における上縁若しくは下縁近傍となる位置において膨張遮蔽部に連通させるとともに、他端側を、一端側から上下方向で離隔した膨張遮蔽部における上縁若しくは下縁近傍に連結させて、上下方向に対して傾斜するように、配置され
エアバッグを構成するエアバッグ構成体が、平らに展開した状態で、膨張遮蔽部の上側若しくは下側に、重ね膨張部を、前後方向に略沿うように隣接して配置させて構成され、
重ね膨張部が、前端側若しくは後端側において、連通部を介して膨張遮蔽部と連通される構成とし、連通部の部位に折目を設けるようにして、膨張遮蔽部の膨張部位における車内側若しくは車外側に重ねられて配置されていることを特徴とする。
本発明の頭部保護エアバッグ装置では、エアバッグの膨張完了時に、膨張遮蔽部の車内側若しくは車外側に、重ね膨張部を重ねて配置させ、この重ね膨張部は、膨張完了形状を略棒状として、上下方向に対して傾斜して配置されるとともに、両端側を、膨張遮蔽部の上縁側若しくは下縁側に連結させる構成である。そのため、本発明の頭部保護エアバッグ装置では、前後上下の広い領域において、膨張遮蔽部と重ね膨張部との膨張部位相互を車内外方向側で重ねることにより、エアバッグ全体の容積増加を抑えて、効率的に、膨張完了時のエアバッグの厚さを厚くすることができる。また、この重ね膨張部は、膨張遮蔽部の膨張完了後に膨張を完了させるように構成されていることから、乗員の受け止めタイミングの速い側面衝突時には、主に膨張遮蔽部によって、乗員の頭部を迅速に受け止めることができ、側面衝突から遅れた車両のロールオーバー時には、主に重ね膨張部を利用して、乗員の頭部を受け止めることができる。そのため、本発明の頭部保護エアバッグ装置では、ロールオーバー時に、乗員の頭部の車外側への大きな移動を抑制できて、乗員を車内側に拘束して保護することができる。
したがって、本発明の頭部保護エアバッグ装置では、車両のロールオーバー時に、乗員の車外側への移動を抑えて、乗員を車内側に拘束できる。
また、本発明の頭部保護エアバッグ装置では、連通部の部位で折り返すことにより、膨張遮蔽部と重ね膨張部との間を膨張用ガスが移動し難くなることから、重ね膨張部の膨張開始を、膨張遮蔽部の膨張開始から確実に遅らせることができ、また、折り返し部位が逆止弁のように機能し、一旦重ね膨張部内に流入した膨張用ガスが、膨張遮蔽部側へ移動し難くなる。そのため、ロールオーバー時に、重ね膨張部の内圧を充分に確保することができ、仮に、膨張遮蔽部の内圧が低下していても、重ね膨張部により、乗員の頭部を的確に拘束することができる。
さらに、本発明の頭部保護エアバッグ装置において、インフレーターと接続されて膨張遮蔽部内に膨張用ガスを流入させるための接続口部を、膨張遮蔽部と一体的に形成して、膨張遮蔽部の上縁側における前後の中央付近から上方に突出するように、形成する場合には、重ね膨張部を、平らに展開した状態のエアバッグ構成体において、接続口部の前後の少なくとも一方となる位置における膨張遮蔽部の上側に、配置させる構成とすれば、重ね膨張部を膨張遮蔽部の下側に配置させる場合と比較して、エアバッグ構成体を構成する基布の歩留まりが良好となり、好ましい。
さらにまた、上記構成の頭部保護エアバッグ装置において、膨張遮蔽部を、主膨張部と、主膨張部と連通されて主膨張部の膨張完了後に膨張を完了させる副膨張部と、を備える構成とし、
重ね膨張部を、副膨張部に連通させ、
重ね膨張部を副膨張部に連通させる下流側連通部を、副膨張部を主膨張部に連通させる上流側連通部よりも、開口面積を小さく設定することが、好ましい。
頭部保護エアバッグ装置を上記構成とすれば、側面衝突時において乗員の頭部を受け止める際に、副膨張部に余剰の膨張用ガスを流出させることにより、主膨張部の内圧が上昇することを抑制できることから、適度な反力を有した主膨張部により、乗員の頭部を的確に受け止めることができる。また、重ね膨張部を副膨張部に連通させる下流側連通部が、副膨張部を主膨張部に連通させる上流側連通部よりも、開口面積を小さく設定されていることから、側面衝突時において余剰の膨張用ガスが副膨張部内に流入した際にも、この副膨張部内に流入した膨張用ガスが、直ちに、重ね膨張部内に流入することを抑制できて、重ね膨張部の膨張開始を、副膨張部の膨張開始から、確実に遅らせることができる。
本発明の一実施形態である頭部保護エアバッグ装置を車内側から見た概略正面図である。 実施形態の頭部保護エアバッグ装置で使用するエアバッグを構成するエアバッグ構成体を、平らに展開した状態の正面図である。 図2のエアバッグ構成体における重ね膨張部を折り曲げて形成したエアバッグを平らに展開した状態の正面図である。 図3のエアバッグを単体で膨張させた状態の概略断面図であり、図3のIV−IV部位に対応する。 実施形態の頭部保護エアバッグ装置において、エアバッグが膨張を完了させた状態を車内側から見た概略正面図である。 実施形態の頭部保護エアバッグ装置において、側面衝突時にエアバッグの膨張遮蔽部が膨張した状態を示す左右方向(車内外方向)に沿った概略縦断面図である。 実施形態の頭部保護エアバッグ装置において、膨張遮蔽部の膨張後に重ね膨張部が膨張した状態を示す左右方向に沿った概略縦断面図である。 実施形態の頭部保護エアバッグ装置において、前側重ね膨張部が膨張する過程を説明する概略図である。 本発明の他の実施形態であるエアバッグを構成するエアバッグ構成体を、平らに展開した状態の正面図である。 図9のエアバッグ構成体における重ね膨張部を折り曲げて形成したエアバッグを平らに展開した状態の正面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mは、図1に示すように、2つの窓(サイドウィンド)W1,W2を有した二列シートタイプの車両Vに搭載されている。実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mは、エアバッグ19と、インフレーター13と、取付ブラケット10,14と、エアバッグカバー8と、を備えて構成されている。エアバッグ19は、図1に示すように、車両Vの車内側における窓W1,W2の上縁側において、フロントピラー部FPの下縁側から、ルーフサイドレール部RRの下縁側を経て、リヤピラー部RPの上方の領域まで、折り畳まれて収納されている。
エアバッグカバー8は、図1に示すように、フロントピラー部FPに配置されるフロントピラーガーニッシュ4と、ルーフサイドレール部RRに配置されるルーフヘッドライニング5と、のそれぞれの下縁4a,5aから、構成されている。フロントピラーガーニッシュ4とルーフヘッドライニング5とは、合成樹脂製として、フロントピラー部FPとルーフサイドレール部RRとにおいて、それぞれ、ボディ1側のインナパネル2における車内側に、取付固定されている。また、エアバッグカバー8は、折り畳まれて収納されたエアバッグ19の車内側を覆うように配設されるとともに、展開膨張時のエアバッグ19を車内側Iへ突出可能とするために、エアバッグ19に押されて車内側Iに開き可能な構成とされている(図6,7参照)。
インフレーター13は、エアバッグ19に膨張用ガスを供給するもので、図1に示すように、略円柱状のシリンダタイプとして、先端側に、膨張用ガスを吐出可能な図示しないガス吐出口を、配設させている。インフレーター13は、ガス吐出口付近を含めた先端側を、エアバッグ19の後述する接続口部33に挿入させ、接続口部33の後端33a側の外周側に配置されるクランプ16を利用して、エアバッグ19に対して連結されている。また、インフレーター13は、インフレーター13を保持する取付ブラケット14と、取付ブラケット14をボディ1側のインナパネル2に固定するためのボルト15と、を利用して、インナパネル2において窓W2の上方となる位置に、取り付けられている。インフレーター13は、図示しないリード線を介して、車両Vの図示しない制御装置と電気的に接続されており、制御装置が車両Vの側面衝突またはロールオーバーを検知した際に、制御装置からの作動信号を入力させて、作動するように構成されている。
各取付ブラケット10は、2枚の板金製のプレートから構成されるもので、図6,7に示すように、エアバッグ19の後述する各取付部45を挟むようにして、各取付部45に取り付けられ、取付ボルト11を利用して、各取付部45をインナパネル2に取付固定している。
エアバッグ19は、図1,5に示すように、インフレーター13からの膨張用ガスを内部に流入させて、折り畳み状態から展開して、窓W1,W2や、センターピラー部CP及びリヤピラー部RPのピラーガーニッシュ6,7の車内側Iを覆うように展開膨張する構成とされている。エアバッグ19は、図3に示すように、膨張完了時に、窓W1,W2の車内側を覆う膨張遮蔽部20と、膨張遮蔽部20の車内側に配置される2つの前側重ね膨張部25及び後側重ね膨張部26と、を備えて構成されている。膨張遮蔽部20は、エアバッグ19の膨張完了時に、窓W1からセンターピラー部CP,窓W2を経て、リヤピラー部RPの前側にかけての車内側を覆い可能に、膨張完了形状を、長手方向を前後方向に略沿わせた略長方形板状とされている(図5参照)。また、膨張遮蔽部20は、図3,5に示すように、膨張完了時の下縁20bを、窓W1,W2の下縁から構成されるベルトラインBLより下方に位置させるように、上下の幅寸法を設定されている。
実施形態の場合、膨張遮蔽部20は、インフレーター13から吐出される膨張用ガスを流入させて膨張する主膨張部21(一次膨張部)と、主膨張部21と連通されて主膨張部21の膨張完了後に膨張を完了させる前側副膨張部22,後側副膨張部23(二次膨張部)と、を備えている。そして、前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26は、三次膨張部として、主膨張部21(一次膨張部)、前側副膨張部22,後側副膨張部23(二次膨張部)の後に膨張する構成とされている。実施形態の場合、膨張遮蔽部20は、主膨張部21、前側副膨張部22、及び、後側副膨張部23を区画する後述する区画結合部47,48,49,50や厚さ規制部51,52,53,54の僅かな領域を除いて略全面にわたって内部に膨張用ガスを流入させて膨張するように、構成されている。
実施形態の場合、エアバッグ19は、図2に示すように、平らに展開した状態で、膨張遮蔽部20の上側に、前側重ね膨張部25及び後側重ね膨張部26をそれぞれ前後方向に略沿うように隣接させたエアバッグ構成体29から、形成されている。詳細には、エアバッグ構成体29は、膨張遮蔽部20における主膨張部21を構成する接続口部33を、膨張遮蔽部20の上縁20a側における前後の中央付近から、上方に突出するように配置させるとともに、接続口部33の前後両側に、それぞれ、前側重ね膨張部25と後側重ね膨張部26とを配置させて、平らに展開した状態の外形形状を略長方形状として、構成されている。各前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26は、膨張完了形状を略棒状として構成されるもので、実施形態の場合、前端25a,26a側を、それぞれ、下流側連通部39,連通部40を介して膨張遮蔽部20と連通される構成であり、これらの下流側連通部39,連通部40の部位で折り返し、後端25b,26b側(先端側)を、膨張遮蔽部20の下縁20b側に連結(縫着)させて(図3参照)、膨張遮蔽部20において、内部に膨張用ガスを流入させて膨らむガス流入部30(膨張部位)と相互に重ねられるようにして、膨張遮蔽部20の車内側Iに配置される構成である(図4参照)。
実施形態の場合、エアバッグ構成体29は、ポリアミド糸やポリエステル糸等を織成してなる織布の表面に、ガス漏れ防止用のコーティング剤を塗布させた2枚のコート布を、縫合糸を用いて縫着させることにより、製造されている。そして、エアバッグ19(エアバッグ構成体29)は、図2〜4に示すように、膨張完了時に車内側Iに位置する車内側壁部30aと車外側Oに位置する車外側壁部30bとを離すようにしてインフレーター13からの膨張用ガスGを内部に流入させて膨張するガス流入部30と、膨張用ガスを流入させない非流入部43と、から構成されている。
ガス流入部30は、膨張遮蔽部20において主膨張部21を構成するガス案内流路32、接続口部33、前席用保護部34、及び、後席用保護部35と、前側副膨張部22と、後側副膨張部23と、前側重ね膨張部25と、後側重ね膨張部26と、主膨張部21と各前側副膨張部22,後側副膨張部23とを連通させる上流側連通部37,38と、前側副膨張部22と前側重ね膨張部25とを連通させる下流側連通部39と、ガス案内流路32と後側重ね膨張部26とを連通させる連通部40と、を備えて構成されている。なお、前側重ね膨張部25及び後側重ね膨張部26は、図3,5に示すように、膨張遮蔽部20の車内側Iに位置するように膨張遮蔽部20に対して折り返された状態で車両Vに搭載されることから、エアバッグ19の膨張完了時には、膨張遮蔽部20における車内側壁部30aから連なるように配置される壁部を、車外側に位置させるように、構成されることとなる。
ガス案内流路32は、膨張遮蔽部20の上縁20a側において、前後方向に略沿って延びるように、主膨張部21の領域の前後の略全域にわたって配設されるもので、インフレーター13から吐出される膨張用ガスGを、ガス案内流路32の下方に配置される前席用保護部34及び後席用保護部35に、案内するように構成されている。実施形態の場合、ガス案内流路32の前後の中央よりやや前方にずれた位置(膨張遮蔽部20の前後の略中央となる位置)には、インフレーター13と接続される接続口部33が、ガス案内流路32と連通されて、ガス案内流路32から上方に突出するように、配設されている。実施形態の場合、接続口部33は、ガス案内流路32に対して後上がりに傾斜して形成されて、後端33a側を、インフレーター13を挿入可能に開口させている。そして、接続口部33は、内部にインフレーター13を挿入させた状態で、外周側にクランプ16を嵌めることにより、インフレーター13に連結されることとなる。なお、実施形態のエアバッグ19では、接続口部33から、ガス案内流路32における接続口部33の直下にかけての部位に、耐熱性を高めるための別体のインナチューブ58が、配置されている(図2,3参照)。
前席用保護部34は、膨張完了時に前席の側方に配置されるもので、側面衝突時においてエアバッグ19が膨張を完了させた際に、前席に着座した乗員の頭部を保護するための部位である。前席用保護部34は、膨張完了時に、ベルトラインBLよりも下方に延びる部位を備えている。後席用保護部35は、膨張完了時に後席の側方に配置されるもので、側面衝突時においてエアバッグ19が膨張を完了させた際に、後席に着座した乗員の頭部を保護するための部位である。前席用保護部34及び後席用保護部35は、車両Vの側面衝突検知によりインフレーター13が作動してから20〜30ms程度で膨張を完了させる構成である。
前側副膨張部22は、主膨張部21(前席用保護部34)の前側に隣接して配置されるもので、図2,3,5に示すように、膨張完了時に、ベルトラインBLよりも下方に延び、かつ、下端側部位22aを、前席用保護部34よりも下方に位置させるように、構成されている。また、前側副膨張部22は、この下端側部位22aを、前席用保護部34の前側部位の下方に延ばすように、構成されている。前側副膨張部22は、実施形態の場合、後上端側に開口される上流側連通部37により、主膨張部21のガス案内流路32と連通されている。この上流側連通部37は、開口幅寸法h1(開口面積、図2参照)を小さくすることにより、前席用保護部34よりも膨張用ガスGの流入開始を遅らせるように、構成されている。具体的には、前側副膨張部22は、インフレーター13の作動開始から70〜80msの間で、内部に膨張用ガスGを流入させて膨張を完了させるように、上流側連通部37の開口幅寸法h1(開口面積)を設定されている。
後側副膨張部23は、主膨張部21において前席用保護部34と後席用保護部35との間となるガス案内流路32の下側の領域を埋め、後席用保護部35の下側に延びる部位を有するように、主膨張部21に隣接して配置されるもので、後席用保護部35の下側に隣接して配置される下端側部位23aは、エアバッグ19の膨張完了時にベルトラインBLより下方となる位置に、配置される。後側副膨張部23は、実施形態の場合、後席用保護部35の下端側に開口される上流側連通部38により、主膨張部21の後席用保護部35と連通されている。この上流側連通部38も、前側副膨張部22側に配置されている上流側連通部37と同様に、開口幅寸法h2(開口面積、図2参照)を小さく設定され、後側副膨張部23を、後席用保護部35よりも膨張用ガスGの流入開始を遅らせて、インフレーター13の作動開始から70〜80msの間で、内部に膨張用ガスGを流入させて膨張を完了させるように、構成されている。実施形態の場合、上流側連通部38は、開口幅寸法h2を、上流側連通部37よりもわずかに大きく設定されているが、これは、この上流側連通部38が後席用保護部35の下端側に配置されて、ガス案内流路32の前方に配置される上流側連通部37よりは、ダイレクトに膨張用ガスを挿通させ難いためである。
各前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26は、実施形態の場合、図2に示すように、幅寸法を略同一として構成されるとともに、長さ寸法を、膨張遮蔽部20における接続口部33より前側の領域若しくは後側の領域の前後の幅寸法より僅かに小さく設定されている。
前側重ね膨張部25は、詳細には、エアバッグ構成体29を平らに展開した状態で、前端25aを前側副膨張部22の前縁と略一致させ、後端25bを接続口部33近傍に位置させるように、膨張遮蔽部20の上縁20a側において前後方向に略沿って配置されるもので、前端25a側に形成される下流側連通部39により、前側副膨張部22と連通されている。この下流側連通部39は、前側重ね膨張部25内への膨張用ガスGの流入開始を、前側副膨張部22よりも遅らせるように、開口面積を、前側副膨張部22をガス案内流路32に連通させる上流側連通部37よりも、小さく設定されている。具体的には、下流側連通部39は、エアバッグ構成体29を平らに展開した状態での開口幅寸法h3(図2参照)を、上流側連通部37の開口幅寸法h1の1/4程度に設定されている。詳細には、前側重ね膨張部25は、インフレーター13の作動開始から1500ms程度で、膨張を完了させるように、下流側連通部39の開口幅寸法h3を設定されている。この前側重ね膨張部25は、下流側連通部39の周縁となる前端25a側付近でのみ、膨張遮蔽部20と連結され、残りの部位は膨張遮蔽部20から分離されている。そして、この前側重ね膨張部25は、下流側連通部39を塞ぐように前後方向に略沿った折目CF(図2,3参照)をつけて膨張遮蔽部20の車内側Iに位置するように折り返され、後端(先端)25b側を、前席用保護部34の下方の領域に、縫合糸を用いて縫着されて、膨張遮蔽部20の下縁20b側に連結されている。前側重ね膨張部25は、エアバッグ19の膨張完了時に、後下がりに上下方向に対して傾斜した略棒状に膨張して、内部に膨張用ガスを流入させて膨張している前側副膨張部22と、車内側Iで重なるように、窓W1の車内側を覆う領域内に配置されることとなる(図3,5参照)。
後側重ね膨張部26は、詳細には、エアバッグ構成体29を平らに展開した状態で、前端26aを接続口部33近傍に位置させ、後端26bを膨張遮蔽部20の後縁と略一致させるように、膨張遮蔽部20の上縁20a側において前後方向に略沿って配置されるもので、前端26a側に形成される連通部40により、ガス案内流路32と連通されている。この連通部40は、主膨張部21であるガス案内流路32に直接連通される構成であるものの、開口幅寸法(開口面積)を、後側副膨張部23を後席用保護部35に連通させる上流側連通部38よりも、小さく設定されるもので、実施形態の場合、エアバッグ構成体29を平らに展開した状態での開口幅寸法h4(図2参照)を、前側重ね膨張部25側に配置される下流側連通部39の開口幅寸法h3と略同一として、構成されている。そのため、この後側重ね膨張部26も、主膨張部21に直接連通される構成であるものの、内部への膨張用ガスGの流入開始を、後側副膨張部23よりも遅らせることができ、前側重ね膨張部25と同様に、インフレーター13の作動開始から1500ms程度で、膨張を完了させるように、構成されている。この後側重ね膨張部26も、連通部40の周縁となる前端26a側付近でのみ、膨張遮蔽部20と連結され、残りの部位は膨張遮蔽部20から分離されている。そして、この後側重ね膨張部26は、連通部40を塞ぐように前後方向に略沿った折目CR(図2,3参照)をつけて膨張遮蔽部20の車内側Iに位置するように折り返され、後端(先端)26b側を、後席用保護部35の後端下方の領域に、縫合糸を用いて縫着されて、膨張遮蔽部20の下縁20b側に連結されている。後側重ね膨張部26は、エアバッグ19の膨張完了時に、後下がりに上下方向に対して傾斜した略棒状に膨張して、内部に膨張用ガスを流入させて膨張しているガス案内流路32から後側副膨張部23にかけての部位と、車内側Iで重なるように、窓W2の車内側を覆う領域内に配置されることとなる(図3,5参照)。
非流入部43は、ガス流入部30の外周縁を構成する周縁結合部44と、エアバッグ19をインナパネル2に取り付ける取付部45と、ガス流入部30の領域内に配置される区画結合部47,48,49,50及び厚さ規制部51,52,53,54と、を備えて構成されている。なお、周縁結合部44、区画結合部47,48,49,50、及び、厚さ規制部51,52,53,54は、実施形態の場合、縫合糸を用いて車内側壁部30aと車外側壁部30bとを縫着させる縫合部位から構成されているが、この縫合部位には、詳細には図示しないが、縫目からのガス漏れを防止するシール剤が、全周にわたって塗布されている。
周縁結合部44は、接続口部33の後端33a側を除いて、ガス流入部30の周囲を全周にわたって囲むように、配置されている。取付部45は、膨張遮蔽部20の上縁20a側を、車両Vのボディ1側であるインナパネル2に取り付けるための部位であり、前後方向に沿って複数個(実施形態の場合、5個)形成されている。各取付部45には、取付ボルト11を挿通可能な取付孔(図符号省略)が、形成されている。実施形態の場合、各取付部45は、エアバッグ構成体29と別体のポリアミド糸やポリエステル糸等からなる織布から形成されるものを、膨張遮蔽部20の上縁20a側に縫着させて、構成されている。
区画結合部47は、前側副膨張部22と前席用保護部34とを区画するように、周縁結合部44における下縁側の部位から湾曲しつつ上方に延びるような略棒状として、構成されている。この区画結合部47は、先端を、後述する区画結合部49よりも上方に突出させるように、形成されている。区画結合部48は、前席用保護部34と後側副膨張部23とを区画するように、周縁結合部44における下縁側の部位から上方に延びるような略棒状として、配置されている。この区画結合部48は、上下の中央付近に、前席用保護部34の領域内に進入するように前方に延びる枝部48aを、備えている。この枝部48aは、前席用保護部34の厚さを規制するために、配置されている。区画結合部49は、ガス案内流路32の下縁側を構成し、かつ、後側副膨張部23を、ガス案内流路32及び後席用保護部35とを区画するように、区画結合部48の上端から前後に延びて後端側をさらに下方に延ばすような略逆L字形状として、構成されている。区画結合部49の前端側には、前席用保護部34の厚さを規制するように、略円形とされる円形区画部49aが、配置されている。区画結合部50は、後席用保護部35と後側副膨張部23との後端側の部位を区画するように、周縁結合部44の後下縁側から前方に延びるように、配置されている。そして、実施形態のエアバッグ19では、区画結合部47と周縁結合部44の上縁側との間の隙間が、上流側連通部37を構成し、区画結合部49,50間の隙間が、上流側連通部38を構成している。
厚さ規制部51は、外形形状を略円形として、ガス案内流路32の前端近傍であって、上流側連通部37の後方となる位置に、配置されている。この厚さ規制部51は、主膨張部21の膨張時に、上流側連通部37側(前側副膨張部22側)に多量の膨張用ガスが流れるのを抑制し、かつ、ガス案内流路32と一体的に構成されている前席用保護部34の前上側の部位が厚く膨張することを抑制するために、配置されている。厚さ規制部52は、前席用保護部34の下縁側であって、ベルトラインBLより下方に突出する領域に配置されるもので、周縁結合部44における下縁側の部位から上方に突出するように、外形形状を扁平な略T字形状として、構成されている。厚さ規制部53は、ガス案内流路32の下方となる位置で、後側副膨張部23を前後で区画するように、周縁結合部44における下縁側の部位から上方に突出する略棒状として、後側副膨張部23の領域内に、配置されている。厚さ規制部54は、後席用保護部35の領域内において上流側連通部38の直上となる位置に、外形形状を、扁平な略逆V字形状として、上端を区画結合部48よりも上方に突出させるようにして、配置されている。
また、実施形態のエアバッグ19では、膨張遮蔽部20の前縁側に、エアバッグ構成体29と別体の連結ベルト57が、配設されている(図2,3参照)。この連結ベルト57は、エアバッグ構成体29と同様に、ポリアミド糸やポリエステル糸等からなる織布から形成されるもので、元部側を、膨張遮蔽部20の上下の中央よりやや上方となる前縁側に縫着させて、前方に突出するように配置されている。連結ベルト57の先端側は、取付部45と同様に、取付ブラケット10と取付ボルト11とを利用して、ボディ1側のインナパネル2に取付固定される部位であり、取付ボルト11を挿通可能な挿通孔(図符号省略)を、有している。
次に、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mの車両Vへの搭載について説明をする。取付部45と連結ベルト57とを予め縫着させておいた状態のエアバッグ構成体29を、車内側壁部30aと車外側壁部30bとを重ねて平らに展開した状態から、各前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26を、それぞれ、車内側に向けるように、折目CF,CRの部位で、折り返し、後端(先端)25b,26bを、膨張遮蔽部20の下縁20b側に縫着させる。そして、平らに展開させた各前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26を、平らに展開した状態の膨張遮蔽部20の車内側に重ね、膨張遮蔽部20を、前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26ごと、下縁20bを上縁20aに接近させつつ、上下方向の幅寸法を縮めるようにして、折り畳む。そして、エアバッグ19の折り畳み完了後には、破断可能な図示しない折り崩れ防止用のラッピング材により、所定箇所をくるんでおく。次いで、各取付部45と連結ベルト57の先端とに、それぞれ、取付ブラケット10を取り付ける。また、クランプ16を利用しつつ、接続口部33にインフレーター13を接続させ、インフレーター13の周囲に、取付ブラケット14を取り付けて、エアバッグ組付体を形成する。
その後、各取付ブラケット10,14を、インナパネル2の所定位置に配置させて、取付ボルト11,15を用いてインナパネル2に取付固定し、車両Vに搭載されている所定のインフレーター作動用の制御装置から延びる図示しないリード線を、インフレーター13に結線させる。その後、エアバッグカバー8を構成するフロントピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5をボディ1側のインナパネル2に取り付け、さらに、ピラーガーニッシュ6,7をボディ1側のインナパネル2に取り付ければ、頭部保護エアバッグ装置Mを車両Vに搭載することができる。
そして、頭部保護エアバッグ装置Mの車両Vへの搭載後において、車両Vの側面衝突時若しくはロールオーバー時に、制御装置からの作動信号を受けてインフレーター13が作動されれば、インフレーター13から吐出される膨張用ガスGがエアバッグ19の膨張遮蔽部20内に流入して、膨張する膨張遮蔽部20が、図示しないラッピング材を破断させ、さらに、フロントピラーガーニッシュ4とルーフヘッドライニング5との下縁4a,5aで構成されるエアバッグカバー8を押し開いて、下方へ突出しつつ、図1の二点鎖線及び図5に示すごとく、窓W1,W2、センターピラー部CP、及び、リヤピラー部RPの車内側を覆うように、大きく膨張することとなる。
なお、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、エアバッグ19の膨張遮蔽部20において、主膨張部21が、一次膨張部として、まず、内部に膨張用ガスGを流入させて膨張することとなり、この一次膨張部としての主膨張部21の膨張完了後に、前側副膨張部22,後側副膨張部23が、二次膨張部として、内部に膨張用ガスGを流入させて膨張を完了させることとなる。そして、この二次膨張部としての前側副膨張部22,後側副膨張部23の膨張完了後に、前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26が、三次膨張部として、内部に膨張用ガスGを流入させて膨張を完了させることとなる。
実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、エアバッグ19の膨張完了時に、膨張遮蔽部20の車内側Iに、前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26を重ねて配置させ、この前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26は、それぞれ、膨張完了形状を略棒状として、上下方向に対して傾斜して配置されるとともに、前端25a,26a側を膨張遮蔽部20の上縁20a側に連結させ、後端25b,26b側を膨張遮蔽部20の下縁20b側に連結させる構成である。そのため、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、前後上下の広い領域において、膨張遮蔽部20と前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26との膨張部位(ガス流入部30)相互を車内外方向側で重ねることにより、エアバッグ19全体の容積増加を抑えて、効率的に、膨張完了時のエアバッグ19の厚さを厚くすることができる。また、これらの前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26は、膨張遮蔽部20の膨張完了後に膨張を完了させるように構成されていることから、乗員の受け止めタイミングの速い側面衝突時には、図6に示すように、主に膨張遮蔽部20によって、乗員MPの頭部MHを迅速に受け止めることができ、側面衝突から遅れた車両Vのロールオーバー時には、図7に示すように、主に前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26を利用して、乗員MPの頭部MHを受け止めることができる。そのため、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、ロールオーバー時に、乗員MPの頭部MHの車外側Oへの大きな移動を抑制できて、乗員MPを車内側Iに拘束して保護することができる。
したがって、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、車両Vのロールオーバー時に、乗員MPの車外側Oへの移動を抑えて、乗員MPを車内側Iに拘束できる。
特に、実施形態のエアバッグ19では、図5に示すように、膨張遮蔽部20が、膨張完了時に、下縁20bをベルトラインBLより下方に位置させるとともに、内部に膨張用ガスを流入させて膨張するガス流入部30の一部、詳細には、前席用保護部34の下縁側の部位と、前側副膨張部22,後側副膨張部23の下端側部位22a,23aと、を、ベルトラインBLを構成する窓W1,W2の下縁側に配置されるドアトリムTの車内側に重ねるように、膨張する構成とされている。また、膨張遮蔽部20の車内側Iに配置される前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26も、後端25b,26b近傍部位を、ベルトラインBLより下方に位置させて、ドアトリムTの車内側に重なるように、配置させる構成である(図5参照)。そのため、車両Vのロールオーバー時に、膨張遮蔽部20の下縁20b側の部位と、前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26の後端25b,26b側と、が、車外側をドアトリムTに支持されることとなり、乗員MPの頭部MHを、車内側Iに的確に拘束して保護することができる。
また、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、エアバッグ19を構成するエアバッグ構成体29が、図2に示すように、平らに展開した状態で、膨張遮蔽部20の上側に、前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26を前後方向に略沿うように隣接させて配置させる構成とされ、前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26は、前端25a,26a側に形成されて膨張遮蔽部20と連通される下流側連通部39,連通部40の部位で、それぞれ、折り返すことにより、膨張遮蔽部20の車内側に配置される構成である。そのため、下流側連通部39,連通部40の部位で折り返すことにより、膨張遮蔽部20と前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26との間を膨張用ガスが移動し難くなることから、前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26の膨張開始を、膨張遮蔽部20の膨張開始から確実に遅らせることができ、また、図9に示すように、折り返し部位が逆止弁のように機能して、一旦前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26内に流入した膨張用ガスが、膨張遮蔽部20側へ移動し難くなる。そのため、ロールオーバー時に、前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26の内圧を充分に確保することができ、仮に、膨張遮蔽部20の内圧が低下していても、前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26により、乗員MPの頭部MHを的確に拘束することができる。
勿論、このような点を考慮しなければ、重ね膨張部を、膨張遮蔽部と別体とするとともに、連通用の開口を設け、この連通用の開口の周縁を膨張遮蔽部に縫着させることにより、膨張遮蔽部に連結されるように構成してもよい。
さらに、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、膨張遮蔽部20の前後の中央付近に上方に突出して配置される接続口部33が、膨張遮蔽部20と一体的に構成され、かつ、前側重ね膨張部25と後側重ね膨張部26とを、平らに展開した状態のエアバッグ構成体29において、接続口部33の前後に配置させる構成としていることから、図2に示すように、エアバッグ構成体29を略長方形状とすることができ、重ね膨張部を膨張遮蔽部の下側に配置させる場合と比較して、エアバッグ構成体29を構成する基布の歩留まりが良好となる。勿論、このような点を考慮しなければ、エアバッグ60として、図9,10に示すように、前側重ね膨張部62と後側重ね膨張部64とを、膨張遮蔽部20Aの下側に配置させて構成されるエアバッグ構成体61から、形成されるものを使用してもよい。
さらにまた、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、膨張遮蔽部20が、主膨張部21と、主膨張部21と連通されて主膨張部21の膨張完了後に膨張を完了させる前側副膨張部22,後側副膨張部23と、を備えていることから、側面衝突時において乗員MPの頭部MHを受け止める際に、前側副膨張部22,後側副膨張部23に余剰の膨張用ガスを流出させることにより、主膨張部21の内圧が上昇することを抑制できる。そのため、適度な反力を有した前席用保護部34,後席用保護部35(主膨張部21)により、乗員MPの頭部MHを的確に受け止めることができる。また、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、前側重ね膨張部25は、前側副膨張部22に連通され、この前側重ね膨張部25を前側副膨張部22に連通させる下流側連通部39が、前側副膨張部を主膨張部21(ガス案内流路32)に連通させる上流側連通部37よりも、開口面積(平らに展開した状態の開口幅寸法h3)を小さく設定されていることから、側面衝突時において余剰の膨張用ガスGが前側副膨張部22内に流入した際にも、この前側副膨張部22内に流入した膨張用ガスGが、直ちに、前側重ね膨張部25内に流入することを抑制できて、前側重ね膨張部25の膨張開始を、前側副膨張部22の膨張開始から、確実に遅らせることができる。
勿論、このような点を考慮しなければ、重ね膨張部を副膨張部に連通させなくとも、主膨張部に直接連通させる構成としてもよく、さらには、膨張遮蔽部を、副膨張部を備えず、主膨張部のみから構成してもよい。なお、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、後側に配置される後側重ね膨張部26は、後側副膨張部23を介さず、直接、主膨張部21を構成するガス案内流路32に連通させているが、ガス案内流路32と連通される連通部40の開口面積(開口幅寸法h4)を、後側副膨張部23を後席用保護部35に連通させる上流側連通部38の開口面積(開口幅寸法h2)より小さく設定し、前側重ね膨張部25を前側副膨張部22に連通させる下流側連通部39の開口面積(開口幅寸法h3)と略同一に設定していることから、後側副膨張部23より先に内部に膨張用ガスGを流入させることを抑制でき、前側重ね膨張部25と略同時に膨張することができる。
次に、本発明の他の形態であるエアバッグ60について、説明をする。図10に示すエアバッグ60は、図9に示すエアバッグ構成体61から構成されるもので、エアバッグ構成体61は、前側重ね膨張部62,後側重ね膨張部64を、膨張遮蔽部20Aの下側に配置させている以外は、前述のエアバッグ構成体29と同様の構成である。エアバッグ60において、膨張遮蔽部20Aは、前述のエアバッグ19における膨張遮蔽部20と同一の構成であることから、同一の部材には、同一の図符号の末尾に「A」を付して、詳細な説明を省略する。また、このエアバッグ60では、前側重ね膨張部62,後側重ね膨張部64は、図10に示すように、膨張遮蔽部20Aの車外側に、配置される構成である。
前側重ね膨張部62は、エアバッグ構成体61を平らに展開した状態で、前端62aを前側副膨張部22Aの前縁と略一致させ、後端62bを厚さ規制部52Aの略直下に位置させるように、膨張遮蔽部20Aの下縁20b側において前後方向に略沿って配置されるもので、前端62a側に形成される下流側連通部67により、前側副膨張部22Aと連通されている。この下流側連通部67も、上述の下流側連通部39と同様に、エアバッグ構成体61を平らに展開した状態での開口幅寸法h5(図9参照)を、上流側連通部37Aの開口幅寸法h1の1/4程度に設定されて、前側重ね膨張部62内への膨張用ガスGの流入開始を、前側副膨張部22Aよりも遅らせるように構成されている。この前側重ね膨張部62は、下流側連通部67の周縁となる前端62a側付近でのみ、膨張遮蔽部20Aと連結され、残りの部位は膨張遮蔽部20Aから分離されている。また、前側重ね膨張部62の後端62b側には、厚さ規制部51Aの上方に配置される取付部45AFとともに取付ブラケット10とボルト11とを利用してボディ側に取付固定される取付片63が、形成されている。この取付片63には、取付ボルト11を挿通可能な取付孔(図符号省略)が、形成されている。そして、この前側重ね膨張部62は、下流側連通部67を塞ぐように前後方向に略沿った折目をつけて膨張遮蔽部20Aの車外側に位置するように折り返され、後端(先端)62b側に配置される取付片63を、膨張遮蔽部20の取付部45AFの車外側に重ね、この取付片63と取付部45AFとを挟むように取り付けた取付ブラケット10を、取付ボルト11を利用してインナパネル2に取付固定することにより、後端62b側を、膨張遮蔽部20Aの上縁20a側に連結させている。前側重ね膨張部62は、エアバッグ60の膨張完了時に、後上がりに上下方向に対して傾斜した略棒状に膨張して、内部に膨張用ガスを流入させて膨張している前側副膨張部22Aの下端側から前席用保護部34Aとガス案内流路32Aとの前端側にかけての部位と、車外側で重なるように、配置されることとなる(図10参照)。
後側重ね膨張部64は、エアバッグ構成体61を平らに展開した状態で、前端64aを厚さ規制部53Aの略直下に位置させ、後端64bを膨張遮蔽部20Aの後縁と略一致させるように、膨張遮蔽部20Aの下縁20b側において前後方向に略沿って配置されるもので、前端64a側に形成される下流側連通部68により、後側副膨張部23Aと連通されている。この下流側連通部68は、下流側連通部67と同様に、エアバッグ構成体61を平らに展開した状態での開口幅寸法h6(図9参照)を、上流側連通部38Aの開口幅寸法h2より小さく、下流側連通部67の開口幅寸法h5と略同一に構成されて、後側重ね膨張部64内への膨張用ガスGの流入開始を、後側副膨張部23Aよりも遅らせるように構成されている。この後側重ね膨張部64は、下流側連通部68の周縁となる前端64a側付近でのみ、膨張遮蔽部20Aと連結され、残りの部位は膨張遮蔽部20Aから分離されている。また、後側重ね膨張部64の後端64b側には、前側重ね膨張部62と同様に、接続口部33Aの後側に配置される取付部45ARと共止めされる取付片65が、形成されている。そして、この後側重ね膨張部64は、下流側連通部68を塞ぐように前後方向に略沿った折目をつけて膨張遮蔽部20Aの車外側に位置するように折り返され、後端(先端)64b側に配置される取付片65を、膨張遮蔽部20Aの取付部45ARとともに、取付ブラケット10と取付ボルト11とを使用してインナパネル2に共止めすることにより、後端64b側を、膨張遮蔽部20Aの上縁20a側に連結させている。後側重ね膨張部64は、エアバッグ60の膨張完了時に、後上がりに上下方向に対して傾斜した略棒状に膨張して、内部に膨張用ガスを流入させて膨張している後側副膨張部23Aの下端側からガス案内流路32Aにかけての部位と、車外側で重なるように、配置されることとなる(図10参照)。
なお、実施形態において、エアバッグ19では、前側重ね膨張部25,後側重ね膨張部26を、膨張遮蔽部20の車内側において、後下がりで傾斜させて配置させ、エアバッグ60では、前側重ね膨張部62,後側重ね膨張部64を、膨張遮蔽部20Aの車外側において、後上がりで傾斜させて配置させているが、重ね膨張部の配置位置及び傾斜の状態は、実施形態に限られるものではなく、車内側において後上がりで傾斜するように配置させてもよく、また、車外側において後下がりで傾斜するように配置させてもよい。車両のロールオーバー時に乗員の頭部を極力迅速に拘束するという見地からは、重ね膨張部を車内側に配置させることが好ましいが、側面衝突時に乗員の頭部を保護する見地からは、逆に、重ね膨張部を車外側に配置させることが好ましい。さらには、重ね膨張部を、車内外方向から見て相互に交差するように、膨張遮蔽部の車内側と車外側との両方に配置させる構成としてもよい。また、実施形態では、重ね膨張部を、2つの窓に対応して前後に2つ配置させているが、重ね膨張部は、前側あるいは後側のどちらか一方に配置させる構成としてもよい。勿論、三列シートタイプの車両に搭載する場合には、窓に対応して、重ね膨張部を3個配置させる構成としてもよい。さらに、実施形態では、接続口部を膨張遮蔽部の前後の略中央から上方に突出させている構成のエアバッグを例に採り、説明したが、接続口部の配置位置は実施形態に限られるものではなく、膨張遮蔽部の前端側あるいは後端側から前後方向に沿って突出するように配置される接続口部を備えるタイプのエアバッグにも、本発明は適用可能である。
1…ボディ、2…インナパネル、8…エアバッグカバー、13…インフレーター、19,60…エアバッグ、20,20A…膨張遮蔽部、21,21A…主膨張部、22,22A…前側副膨張部、23,23A…後側副膨張部、25,62…前側重ね膨張部、26,64…後側重ね膨張部、29,61…エアバッグ構成体、33,33A…接続口部、37,37A,38,38A…上流側連通部、39,67,68…下流側連通部、40…連通部、MP…乗員、MH…頭部、W1,W2…窓、V…車両、M…頭部保護エアバッグ装置。

Claims (3)

  1. 車両の車内側における窓の上縁側に折り畳まれて収納され、上縁側を前記車両のボディ側に取付固定させて、インフレーターからの膨張用ガスを流入させて収納部位から下方に突出しつつ、前記窓の車内側を覆うように膨張する構成のエアバッグを、備える構成の頭部保護エアバッグ装置であって、
    前記エアバッグが、
    膨張完了時に窓の車内側を覆うように配置される膨張遮蔽部と、
    該膨張遮蔽部に連通されるとともに、前記エアバッグの膨張完了時に、該膨張遮蔽部の車内側若しくは車外側に、膨張用ガスを流入させて膨らむ前記膨張遮蔽部の膨張部位と、膨張部位相互を重ねるように配置される重ね膨張部と、
    を備える構成とされ、
    該重ね膨張部が、前記膨張遮蔽部の膨張完了後に膨張を完了させるように構成されるとともに、膨張完了形状を略棒状として、一端側を、膨張完了時の前記膨張遮蔽部における上縁若しくは下縁近傍となる位置において前記膨張遮蔽部に連通させるとともに、他端側を、前記一端側から上下方向で離隔した前記膨張遮蔽部における上縁若しくは下縁近傍に連結させて、上下方向に対して傾斜するように、配置され
    前記エアバッグを構成するエアバッグ構成体が、平らに展開した状態で、前記膨張遮蔽部の上側若しくは下側に、前記重ね膨張部を、前後方向に略沿うように隣接して配置させて構成され、
    前記重ね膨張部が、前端側若しくは後端側において、連通部を介して前記膨張遮蔽部と連通される構成とし、該連通部の部位に折目を設けるようにして、前記膨張遮蔽部の膨張部位における車内側若しくは車外側に重ねられて配置されていることを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。
  2. 前記インフレーターと接続されて前記膨張遮蔽部内に膨張用ガスを流入させるための接続口部が、前記膨張遮蔽部と一体的に形成されて、前記膨張遮蔽部の上縁側における前後の中央付近から上方に突出するように、形成され、
    前記重ね膨張部が、平らに展開した状態の前記エアバッグ構成体において、前記接続口部の前後の少なくとも一方となる位置における前記膨張遮蔽部の上側に、配置されていることを特徴とする請求項1に記載の頭部保護エアバッグ装置。
  3. 前記膨張遮蔽部が、主膨張部と、該主膨張部と連通されて前記主膨張部の膨張完了後に膨張を完了させる副膨張部と、を備え、
    前記重ね膨張部が、前記副膨張部に連通され、
    前記重ね膨張部を前記副膨張部に連通させる下流側連通部が、前記副膨張部を前記主膨張部に連通させる上流側連通部よりも、開口面積を小さく設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の頭部保護エアバッグ装置。
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