JP2007063016A - 被記録材搬送量制御方法、被記録材搬送装置、および記録装置 - Google Patents

被記録材搬送量制御方法、被記録材搬送装置、および記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 搬送ローラ対に挟持され、該被記録材の前記搬送ローラ対より搬送方向上流側が、所定寸法設けられている状態から、搬送され搬送ローラ対による挟持より解放されるまでの間において、被記録材の種類毎に発生する被記録材の搬送量の誤差を解消すること。
【解決手段】 被記録材の種類毎に第1の補正を実行して搬送ローラ132および排出ローラ152の送り量を補正すると共に、前記搬送ローラ対131に挟持された前記被記録材の搬送開始後における前記搬送ローラ対131より搬送方向上流側の長さ(P1〜P3)が、所定寸法(搬送ローラ対131から後端部P2’)である状態から、さらに搬送されて搬送ローラ対131による挟持より解放されるまでの間の前記搬送ローラ132および前記排出ローラ152の送り量に対し、被記録材の種類に応じた第2の補正をさらに実行することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、被記録材が積層された給送部から記録ヘッド側へ被記録材を搬送する搬送ローラ対と、記録ヘッドによって記録された被記録材を排出する排出ローラ対との両ローラ対に、被記録材を挟持させて搬送する被記録材搬送量制御方法、被記録材搬送装置、該被記録材搬送装置を備えた記録装置、および被噴射媒体搬送装置を備えた液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドから記録紙等の被記録材へインクを噴射して被記録材への記録を実行するインクジェット式記録装置、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を前述した記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから、被記録材に相当する被噴射材に噴射して、液体を被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。また、液体噴射ヘッドとしては、前述した記録ヘッド以外に、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料を噴射する試料噴射ヘッド等が挙げられる。
インクジェット式記録装置或いは液体噴射装置の一例としてインクジェットプリンタがある。インクジェットプリンタは、積層された被記録材を下流側の搬送路へ給送する給送部と、給送された被記録材を記録部へ搬送する搬送部と、被記録材に記録を行う記録部と、記録された被記録材を排出する排出部とから構成されている。このうち、搬送部は、前記記録部の上流側に、前記給送部から記録部へ被記録材を搬送する搬送ローラ対を備えている。また、記録部は、インクを被記録材に吐出する記録ヘッドを備えている。またさらに、排出部は、記録部の下流側に、被記録材を排出する排出ローラ対を備えている。そして、搬送ローラ対および排出ローラ対は駆動ローラおよび従動ローラから構成され、該搬送ローラ対および排出ローラ対のそれぞれの駆動ローラは、共通または別々の駆動モータによって回転駆動される。該駆動モータの回転量は制御部に制御されることによって、所望する搬送量だけ被記録材を記録部へと送ることができるように構成されている。
ところが、被記録材の種類が異なると、被記録材の厚み、材質、重量等が異なるため、駆動する搬送ローラおよび排出ローラ(以下、ローラ)と、被記録材との間の摩擦係数が変化する。従って、被記録材の種類毎に前記ローラと被記録材との間にスリップが発生する虞がある。前記ローラと被記録材との間でスリップが生じると、前記ローラを所定量回転駆動しても、目的とする搬送量に対してスリップ分だけ被記録材が搬送されず、これによって記録品質が低下するといった不具合が生じる場合がある。特に、近年画質向上が著しい写真画質を実現するインクジェットプリンタにおいては、数μmオーダーの紙送り精度が要求され、これを満たさないと、記録された写真に筋状の、所謂、「バンディング現象」が現れる。従って紙送り精度の低下が記録結果に顕著に現れることになる。
ここで、「バンディング現象」とは、1行の印字をするのに、1行分の記録ヘッド・ノズルによる印字と紙(被記録材)送りを連続して行うと、前後の印字行間が紙送り精度のバラツキや記録ヘッド・ノズル位置のバラツキにより、行間が詰まったり、逆に空いたりする現象をいう。モノクロ印刷のみならず、カラー印刷の場合の印字品質を劣化させる。
そこで、この様な問題を解決する為の従来技術として、特許文献1或いは特許文献2に記載されたラスタ式記録装置がある。これらのラスタ式記録装置は、いずれも所定の印字長R(目標値)に対する実際の印字長R’(印刷結果)を測定する。そして、前記RおよびR’から補正係数なる値を求め、該補正係数を用いて実際の印字動作における搬送量を補正する様構成されている。
また、搬送ローラと排出ローラとは材質等の構成が異なるのが一般的であり、従って、搬送ローラによって被記録材を搬送する際の搬送誤差と、排出ローラによって被記録材を搬送する際の搬送誤差とは異なることになる。これを考慮したのが、特許文献3に記載された記録装置である。この記録装置は、複数のローラ対を有し且つ被記録材を搬送するローラ対の組み合わせが変化する構成において、適切に被記録材の搬送量の補正を行うように構成されている。
特開平5−305747号公報 特開平8−72341号公報 特開2004−123313号公報
しかしながら、これらの補正だけでは、「バンディング現象」を防止するのに十分ではなかった。例えば、被記録材の後端部が前記給送部を通過してから前記搬送ローラ対による挟持より解放されるまでの間、即ち、後端部通過終了までの間において、被記録材の後端部が搬送路と擦れることによって発生するバックテンションの変化や、被記録材の後端部が自重で垂れ下がることによって被記録材が変形して搬送ローラに巻き付く面積の変化、即ち、巻き付き角の変化については全く考慮されていなかった。そのため、用紙の種類(特に剛性の高い厚紙)によっては、上記後端部通過終了までの間において、被記録材の送り量が変化する虞があり、それが原因となって、上記バンディング現象が発生する問題があった。
ここで、「給送部を通過」とは、給送部の給送ローラと搬送路とによって挟持される領域を通過することをいう。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、前記搬送ローラ対に挟持された被記録材の前記搬送ローラ対より搬送方向上流側が、上記後端部通過終了までの間において、被記録材の種類に応じて発生する被記録材の搬送量の誤差を解消することにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様は、被記録材が積層された給送部から記録ヘッド側へ被記録材を搬送する搬送ローラ対と、記録ヘッドによって記録された被記録材を排出する排出ローラ対との両ローラ対に、被記録材を挟持させて搬送する被記録材搬送量制御方法であって、被記録材の種類毎に第1の補正を実行して前記搬送ローラおよび前記排出ローラの送り量を補正すると共に、前記搬送ローラ対に挟持された前記被記録材の搬送開始後における前記搬送ローラ対より搬送方向上流側の長さが、所定寸法である状態から、さらに搬送されて前記搬送ローラ対による挟持より解放されるまでの間の前記搬送ローラおよび前記排出ローラの送り量に対し、被記録材の種類に応じた第2の補正をさらに実行することを特徴とする被記録材搬送量制御方法である。
ここで、「所定寸法」とは、搬送ローラ対に挟持された被記録材の搬送ローラ対より搬送方向上流側であって、搬送路との擦れによりバックテンションが大きかったものが小さく変わった領域の寸法をいう。即ち、「所定寸法」とは、バックテンションが小さく変わったときの、被記録材の後端部が搬送ローラ対より上流側に残っている部分の寸法をいう。尚、該「所定寸法」は、被記録材の種類、搬送路の形状、および搬送ローラ対が成す搬送方向と搬送路との角度差によって決められるものであり、画一的に決めることはできないものである。
本発明の第1の態様によれば、被記録材の種類に応じて被記録材の送り量が変化する傾向にある領域、即ち、前記搬送ローラ対に挟持された前記被記録材の搬送開始後における前記搬送ローラ対より搬送方向上流側の長さが、前記「所定寸法」である状態から、さらに搬送されて前記搬送ローラ対による挟持より解放されるまでの間の前記搬送ローラおよび前記排出ローラの送り量に対し、被記録材の種類に応じた第2の補正をさらに実行する。
例えば、被記録材の後端部が搬送路と擦れることによって発生するバックテンションの大きさが、小さく変わったときから、前記後端部が搬送ローラ対による挟持より解放されるまでの間の前記搬送ローラおよび排出ローラの送り量に対し、被記録材の種類に応じた第2の補正を実行することができる。前記バックテンションが変動して小さくなる領域での、被記録材の送り量は、前記バックテンションが変動する前の領域での送り量と比較して大きくなる。この大きくなる分を第2の補正の実行によって補正するので、前記搬送ローラ対に挟持された前記被記録材の搬送開始後における前記搬送ローラ対より搬送方向上流側の長さが、「所定寸法」である状態から、さらに搬送されて前記搬送ローラ対による挟持より解放されるまでの間において、被記録材の送り量を安定させることができる。その結果、「バンディング現象」を防止することができる。
ここで、「第2の補正」とは、第1の補正に上乗せする補正をいうが、第1の補正を第2の補正の実行前に終了させて第3の補正(=前記第1の補正+第2の補正)を独立に実行させてもよいのは勿論である。
本発明の第2の態様は、被記録材が積層された給送部から記録ヘッド側へ被記録材を搬送する搬送ローラ対と、記録ヘッドによって記録された被記録材を排出する排出ローラ対との両ローラ対に、被記録材を挟持させて搬送する被記録材搬送量制御方法であって、被記録材の種類毎に第1の補正を実行して前記搬送ローラおよび前記排出ローラの送り量を補正すると共に、前記搬送ローラ対に挟持された被記録材の前記搬送ローラ対より搬送方向上流側が、該搬送ローラ対によって搬送される際に、該被記録材の搬送ローラとの巻き付き角が変動し始めてから、さらに搬送されて前記搬送ローラ対による挟持より解放されるまでの間の前記搬送ローラおよび前記排出ローラの送り量に対し、被記録材の種類に応じた第2の補正をさらに実行することを特徴とする被記録材搬送量制御方法である。
本発明の第2の態様によれば、被記録材の種類毎に被記録材の送り量が変化する傾向にある領域、即ち、前記搬送ローラ対に挟持された被記録材の前記搬送ローラ対より搬送方向上流側が、該搬送ローラ対によって搬送される際に、該被記録材の搬送ローラとの巻き付き角が変動し始めてから、さらに搬送されて前記搬送ローラ対による挟持より解放されるまでの間の前記搬送ローラおよび前記排出ローラの送り量に対し、被記録材の種類に応じた第2の補正をさらに実行する。
例えば、被記録材の後端部が前記給送部を通過してから前記搬送ローラ対による挟持より解放されるまでの間において、被記録材の後端部が自重で垂れ下がることによって被記録材が変形して搬送ローラに巻き付く面積の変化、即ち、巻き付き角の変化によって、被記録材の送り量が変化する虞がある。
このような場合であっても、被記録材の種類に応じて、該送り量の変化分を予め第2の補正を実行して前記搬送ローラおよび前記排出ローラの送り量を補正するので、前記搬送ローラ対に挟持された被記録材の前記搬送ローラ対より搬送方向上流側が、該搬送ローラ対によって搬送される際に、該被記録材の搬送ローラとの巻き付き角が変動し始めてから、さらに搬送されて前記搬送ローラ対による挟持より解放されるまでの間の被記録材の送り量を安定させることができる。その結果、「バンディング現象」を防止することができる。
本発明の第3の態様は、被記録材が積層された給送部から記録ヘッド側へ被記録材を搬送する搬送ローラ対と、記録ヘッドによって記録された被記録材を排出する排出ローラ対との両ローラ対に、被記録材を挟持させて搬送する被記録材搬送装置であって、被記録材の種類毎に第1の補正を実行して前記搬送ローラおよび前記排出ローラの送り量を補正すると共に、前記搬送ローラ対に挟持された前記被記録材の搬送開始後における前記搬送ローラ対より搬送方向上流側の長さが、所定寸法である状態から、さらに搬送されて前記搬送ローラ対による挟持より解放されるまでの間の前記搬送ローラおよび前記排出ローラの送り量に対し、被記録材の種類に応じた第2の補正をさらに実行することを特徴とする被記録材搬送装置である。
本発明の第3の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第4の態様は、被記録材が積層される給送部と、該給送部から記録部へ被記録材を搬送する搬送部と、記録ヘッドにより被記録材に記録を実行する記録部と、記録された被記録材を排出する排出部とを備えた記録装置であって、上記第3の態様に記載された前記被記録材搬送装置を備えていることを特徴とする記録装置である。
本発明の第4の態様によれば、記録装置は、上記第3の態様に記載された前記被記録材搬送装置を備えているので、記録装置において、上記第1の態様に記載された作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第5の態様は、第4の態様において、前記給送部から前記搬送ローラ対までの被記録材を搬送する搬送路は、前記搬送ローラ対および排出ローラ対に挟持された被記録材を変形させるように形成されていることを特徴とする記録装置である。
本発明の第5の態様によれば、第4の態様と同様の作用効果を得ることができ、特に、前記給送部から前記搬送ローラ対までの被記録材を搬送する搬送路は、前記搬送ローラ対および排出ローラ対に挟持された被記録材を変形させるように形成されている場合に有効である。
本発明の第6の態様は、被噴射媒体が積層された給送部から液体噴射ヘッド側へ被噴射媒体を搬送する搬送ローラ対と、液体噴射ヘッドによって記録された被噴射媒体を排出する排出ローラ対との両ローラ対に、被噴射媒体を挟持させて搬送する被噴射媒体搬送装置を備え、液体噴射ヘッドに設けられたインク吐出孔から液体を被噴射媒体に噴射を行う液体噴射装置であって、被噴射媒体の種類毎に第1の補正を実行して前記搬送ローラおよび前記排出ローラの送り量を補正すると共に、前記搬送ローラ対に挟持された前記被噴射媒体の搬送開始後における前記搬送ローラ対より搬送方向上流側の長さが、所定寸法である状態から、さらに搬送されて前記搬送ローラ対による挟持より解放されるまでの間の前記搬送ローラおよび前記排出ローラの送り量に対し、被噴射媒体の種類に応じた第2の補正をさらに実行することを特徴とする液体噴射装置である。
[実施形態1]
以下、本発明の実施形態1を図面に基づいて説明する。
図1に示すのは、本願発明に係る記録装置内部の概略を示す側面図である。
図1に示す如く、記録装置100は、用紙P1〜P3を搬送する用紙搬送装置110を備え、用紙搬送装置110は、積層された用紙(図示せず)を搬送路161へ給送する給送部120と、給送部120から給送された用紙P1〜P3を記録部140へ搬送する搬送部130と、搬送部130から搬送された用紙P1〜P3に記録する記録部140と、記録部140で記録された用紙P1〜P3を記録装置100から排出する排出部150とから構成されている。
そのうち、給送部120は、側視D型の給送ローラ121を備えており、用紙P1〜P3を搬送路161へ給送する。搬送路161へ給送された用紙P1〜P3は、搬送部130に設けられた搬送ローラ対131に挟持されながら搬送方向下流側の記録部140へ搬送される。搬送ローラ対131は、駆動モータ(図示せず)によって駆動する搬送駆動ローラ132と、搬送駆動ローラ132に従動回転する搬送従動ローラ133とから構成される。また、記録部140は、搬送部130から搬送された用紙P1〜P3を下方から支持するプラテン143と、プラテン143に対向する位置に設けられた記録ヘッド141とから構成されている。さらに、記録ヘッド141にはインクを吐出するノズル開口列142が形成されており、記録ヘッド141は用紙P1〜P3にインクを吐出して記録することができる。ここで、記録ヘッド141とプラテン143との間には、所定の間隔、所謂、プラテンギャップまたはペーパーギャップPG(以下、プラテンギャップとする)が設けられている。
そして、記録された用紙P1〜P3は、排出部150に設けられた排出ローラ対151に挟持されながら記録部140から排出される。排出ローラ対151は、駆動モータ(図示せず)によって駆動する排出駆動ローラ152と、排出駆動ローラ152に従動回転する排出従動ローラ153とから構成される。また、搬送ローラ対131の軸および排出ローラ対151の軸が、図面内側に「ハ」字状に傾斜している。これは、記録ヘッド141と対向する用紙P1〜P3がプラテン143から浮き上がり、用紙P1〜P3と記録ヘッド141との間隔、即ち、プラテンギャップPGが変化してしまうのを防止するためである。記録ヘッド141と排出ローラ対151との間に設けられている補助ローラ154は、より一層用紙P1〜P3の前記浮き上がりを防止することができる。
尚、用紙P1〜P3およびその後端部P1’〜P3’は、用紙が搬送されていく様子を示したものである。
図2に示すのは、従来技術において普通紙を搬送した際の搬送誤差を示すグラフである。また、図3に示すのは、従来技術において厚紙を搬送した際の搬送誤差を示すグラフである。ここで、図2および図3に示すグラフは、用紙を搬送する際、送り量について一切の補正を行っていないものである。
図2および図3において、グラフの縦軸は、用紙P1〜P3が送られる「送り量」の理論値と実際の送り量との差である。プラス側は、理論値より多く送られることを意味し、反対にマイナス側は、スリップやバックテンション等によって理論値より少なく送られることを意味する。一方、横軸は、用紙先端からの送り回数(Pass数)である。グラフの実線は、用紙の80桁側の送り量を示し、一方の鎖線は、1桁側を示す。
ここで、「普通紙」とは、紙の厚さが0.1mm程度のもの、「厚紙」とは、紙の厚さが0.2mm以上のものをいう。
「送」るとは、搬送状態において、搬送動作を分解した1回の紙送り、所謂、1Passをいい、1回の紙送り量は約1.4mmである。
また、グラフ縦軸の「理論値と実際の送り量との差」は、18Pass累積した送り量(1から18まで、2から19まで、3から20まで、……)と理論送り量との差であり、縦軸の値0は理論送り量を意味する。尚、送り量を累積させた理由は、理論値との差が非常に小さな値であるため、差を確認することが非常に困難である。そこで、累積させることによって理論値との差を顕著に示すこととした。
またさらに、本実施例において、P2の長さは、40mm程度である。
そして、搬送ローラ対131から給送ローラ121のニップ点までの距離は、70mm程度である。また、搬送路161の斜面のうち、用紙の後端部が当接しない搬送ローラ対側の緩やかな斜面と、後端部が当接する給送ローラ側の急な斜面との境界は、搬送ローラ対から30mm程度上流側に設けられている。さらに、搬送ローラ対が成す搬送方向と、前記緩やかな斜面との角度差は−5度程度である。一方、搬送ローラ対が成す搬送方向と、前記急な斜面との角度差は8度程度である。
尚、搬送ローラ対から給送ローラのニップ点までの距離、搬送路の形状および角度等の構成は該実施例に限定されるものではない。
図2に示す如く、1桁側および80桁側は、横軸1〜170Passまで同じ水準を保ち、171Pass以降は同じように水準が変化している。
ここで、横軸1〜170Passは、用紙が図1に示す搬送ローラ対131および排出ローラ対151の両ローラ対によって挟持されながら搬送されている状態であり、この状態を搬送状態Aとする。一方、横軸171Pass以降は、用紙後端部(P1’〜P3’)が搬送ローラ対131を通過し、排出ローラ対151のみに挟持されながら搬送(排出)されている状態であり、この状態を搬送状態Bとする。また、横軸141Passは、用紙後端部(P1’〜P3’)が給送部120の給送ローラ121を通過したときであり、具体的には、図1に示すP2’の位置である。そして、横軸171Passは、用紙後端部(P1’〜P3’)が搬送ローラ対131を通過したときである。
横軸171Pass以降、水準が変化するのは、搬送状態が変化するためである。具体的な要因は、通常、搬送駆動ローラ132と、排出駆動ローラ152とは異なる材質で形成されているため、搬送ローラ対131のみによって用紙を搬送する際の送り量の誤差と、排出ローラ対151のみによって用紙を搬送する際の送り量の誤差とは異なる。従って、用紙が、搬送ローラ対131および排出ローラ対151に送られる搬送状態Aと、排出ローラ対151のみに送られる搬送状態Bとでは、理論値と実際の送り量との差、即ち、誤差の水準が異なる。
尚、搬送状態Aより搬送状態Bの方が、理論値と実際の送り量との差の水準が高くなっているが、これは、用紙の材質、搬送駆動ローラ132の材質、および排出駆動ローラ152の材質に左右されるものであり、必ずしも水準が高くなるとは限らず、逆に水準が低くなることも考えられる。
図3に示す如く、1桁側および80桁側は、横軸1〜140Passまで同じ水準を保ち、141Pass以降は同じように水準が変化している。ここで、横軸1〜50Passの間において、1桁側と80桁側との水準が僅かに異なるが、本願では考慮しないものとする。前述したように、横軸141Passは、用紙後端部が給送部120の給送ローラ121を通過したときであり、具体的には、図1に示すP2’の位置である。
図3は、厚紙を搬送した場合のグラフである。従って、搬送路161で用紙に変形または撓みが発生した場合、後端部(P2’〜P3’)が搬送路161と擦れることで大きなバックテンションが生じる。即ち、普通紙でもバックテンションは生じるが、厚紙の方が、普通紙よりも大きなバックテンションが生じる。そして、後端部の位置が、後端部P1’から後端部P3’へ移動したとき、後端部P3’と搬送路161との擦れが解消するので、バックテンションが小さくなる。
詳しく説明すると、用紙P1の状態では、搬送ローラ対131から上流側が十分長いため、用紙P1が搬送路161によって変形されている。即ち、後端部P1’は搬送路161に押し付けられるので、後端部P1’において摩擦が生じ、結果としてバックテンションとなる。「厚紙」の場合、このバックテンションは、「普通紙」の場合と比較し大きなものとなる。
そして、用紙P2の位置まで搬送ローラ対131に送られる。このとき、前述したように搬送ローラ対の軸は図中内側に傾いている。従って、用紙P2の位置では、搬送ローラ対131の搬送方向と、用紙P2の方向とが一直線上となる。即ち、後端部P2’は搬送路161に殆ど押し付けられずに当接した状態であり、バックテンションは非常に小さくなる。その結果、バックテンションが小さくなった分、用紙は確実に搬送ローラ対131によって送られる。
続いて、用紙P3の位置まで搬送ローラ対131に送られる。このとき、後端部P3’は搬送路161と離間するので、バックテンションは生じない。即ち、用紙P2の位置近傍でバックテンションの大きさが著しく変動する。
また、後端部の位置が後端部P1’から後端部P3’へと移動するにつれて、用紙の搬送駆動ローラ132への巻き付き角が大きく、即ち、巻き付き量が多くなるため、スリップが発生しにくくなる。
詳しく説明すると、用紙P1の位置から用紙P2の位置まで搬送ローラ対131に送られる際、用紙と搬送駆動ローラ132との巻き付き角が変動する。このとき、搬送駆動ローラ132は下側に設けられているので、巻き付き角は徐々に大きくなる。
そして、用紙P3の位置まで搬送ローラ対131に送られる。このとき、搬送ローラ対より搬送方向上流側の用紙は、前述したように搬送ローラ対の軸が傾いているため、用紙P2の傾きを保とうとする。ところが、厚紙の重さは普通紙より重く、自重で後端部P3’が普通紙のときと比較して下方へ下がるため、より一層用紙の搬送駆動ローラ132への巻き付き角が大きくなる。その結果、用紙と搬送駆動ローラ132との間において、スリップが発生しにくくなり、その分、用紙は確実に搬送ローラ対131によって送られる。
従って、横軸141〜170Passの水準は、横軸1〜140Passの水準より高くなる。即ち、厚紙の場合、横軸141〜170Passにおいて、普通紙では殆ど発生しなかった現象が発生する。従って、同じ搬送状態A内でも、縦軸の水準が大きく変化する。
横軸171Pass以降の搬送状態Bについては、図2に示す普通紙の場合と同様に、搬送状態Aに対して水準が変化する。
また、図2に示す普通紙の1〜170Passの水準と、図3示す厚紙の1〜140Passの水準とが異なるのは、紙種によって材質が異なり、搬送駆動ローラ132および排出駆動ローラ152の材質との相性の差、例えば、摩擦係数の違いによるものである。
本願発明の被記録材搬送装置である用紙搬送装置110は、搬送ローラ対131および排出ローラ対151によって用紙が搬送されている状態、即ち搬送状態Aにおいて、紙種に応じて、グラフの縦軸である「理論値と実際の送り量との差」の全体の水準を補正する第1の補正を実行する。具体的な補正方法は、数〜数十Pass(1Pass=約1.4mm)用紙が送られる毎に、搬送駆動ローラ等に設けられたエンコーダの最小単位(分解能)である1step(約5.9μm)を加減して縦軸の全体の水準を理論値である縦軸の値0に近づける補正を制御部162によって行う。
その結果、図3における横軸1〜140Passの水準を引き上げて、縦軸である理論値との差を0に近づけることができる。ところが、ただ単に、水準を引き上げただけでは、横軸141〜170Pass間が反対に縦軸の理論値より離れてしまう。
そこで、さらに第1の補正に加え、搬送状態Aのうち、用紙後端部P1’〜P3’が、給送部120を通過した後から搬送ローラ対131を通過するまでの間(141〜170Pass)、紙種に応じて、グラフの縦軸である「理論値と実際の送り量との差」の部分的な水準を補正する第2の補正を実行する。具体的な補正方法は、第1の補正方法と同様である。
その結果、図3における横軸141〜170Passの水準を引き下げて、縦軸である理論値との差を0に近づけることができる。
本実施形態において、被記録材としての用紙P1〜P3が積層された給送部120から記録ヘッド141へ用紙を搬送する搬送ローラ対131と、記録ヘッド141によって記録された用紙P1〜P3を排出する排出ローラ対151との両ローラ対に、用紙P1〜P3を挟持させて搬送する被記録材搬送量制御方法としての用紙搬送量制御方法であって、用紙の種類毎に第1の補正を実行して搬送ローラである搬送駆動ローラ132および排出ローラである排出駆動ローラ152の送り量を補正すると共に、搬送ローラ対131に挟持された用紙の搬送開始後における搬送ローラ対131より搬送方向上流側の長さP1〜P3が、「所定寸法」(搬送ローラ対131から後端部P2’)である状態から、さらに搬送され搬送ローラ対131による挟持より解放されるまでの間の搬送駆動ローラ132および排出駆動ローラ152の送り量に対し、用紙の種類に応じた第2の補正をさらに実行することを特徴とする。
例えば、用紙の後端部P1’〜P3’が搬送路161と擦れることによって発生するバックテンションの大きさが、小さく変わったときから、後端部P1’〜P3’が搬送ローラ対による挟持より解放されるまでの間の搬送駆動ローラ132および排出駆動ローラ152の送り量に対し、用紙の種類に応じた第2の補正を実行することができる。前記バックテンションが変動して小さくなる領域(図3、横軸141〜170Pass)での、用紙の送り量は、前記バックテンションが変動する前の領域(図3、横軸1〜140Pass)での送り量と比較して大きくなる。この大きくなる分を第2の補正の実行によって補正するので、搬送ローラ対131に挟持された用紙の搬送開始後における搬送ローラ対131より搬送方向上流側の長さP1〜P3が、「所定寸法」である状態から、さらに搬送されて搬送ローラ対131による挟持より解放されるまでの間において、用紙の送り量を安定させることができる。その結果、「バンディング現象」を防止することができる。
また、本実施形態の第2の補正は、搬送ローラ対131に挟持された被記録材としての用紙の搬送ローラ対131より搬送方向上流側P1〜P3が、搬送ローラ対131によって搬送される際に、用紙P1〜P3の搬送駆動ローラ132との巻き付き角が変動し始めてから、さらに搬送されて搬送ローラ対131による挟持より解放されるまでの間の搬送駆動ローラ132および排出駆動ローラ152の送り量に対し、用紙の種類に応じて実行するものであってもよい。この場合、用紙P1の位置から搬送されるにつれて搬送駆動ローラ132との巻き付き角が変動するので、第2の補正を開始するタイミングを早めるため、図3において、例えば、横軸131Pass付近から開始するように設定してもよいのは勿論である。
その結果、用紙P1〜P3の搬送駆動ローラ132との巻き付き角が変動し始めてから、さらに搬送されて搬送ローラ対131による挟持より解放されるまでの間、搬送駆動ローラ132および排出駆動ローラ152が用紙P1〜P3を送るの送り量を安定させることができる。
さらに、本実施形態の第2の補正は、給送部120から搬送ローラ対131までの用紙P1〜P3を搬送する搬送路161が、搬送ローラ対131および排出ローラ対151に挟持された用紙P1〜P3を変形させるように形成されている場合に有効である。具体的に、搬送路161は、「く」字状に形成され、用紙の後端部が当接しない搬送ローラ対側の緩やかな斜面と、後端部が当接する給送ローラ側の急な斜面とから構成されている。即ち、搬送路161は、用紙の後端部との摩擦量が変化するように形成されている。
尚、本発明において、第1の補正は、搬送ローラ対および排出ローラ対によって用紙が搬送されている搬送状態Aのときに実行するように構成されていたが、搬送ローラ対、あるいは、排出ローラ対のいずれか一方のみに搬送されている状態のときにも実行してもよいのは勿論である。
また、実施形態において、第2の補正は、搬送駆動ローラおよび排出駆動ローラの両方の送り量に対して補正を実行したが、送り量のバラツキ原因が搬送ローラ対のニップ点より上流側にあるため、搬送駆動ローラの送り量のみに対しての補正であってもよい。さらに、第2の補正とは、第1の補正に上乗せする補正をいうが、第1の補正を第2の補正の実行前に終了させて第3の補正(=前記第1の補正+第2の補正)を独立に実行させてもよいのは勿論である。
またさらに、搬送駆動ローラを下側に配設したが上側であってもよいのは勿論である。そして、給送部から搬送ローラ対までの搬送路は、上から下へ向かって構成されているが、下から上へ向かうように構成してもよい。
[実施形態2]
続いて、実施形態2について説明する。実施形態2では、実際に補正する手順について説明する。
図4に示すのは、実施形態2における補正前の搬送誤差を示すグラフである。縦軸は理論値と実際の送り量との差の17pass累積値を表し、横軸は送り回数を表す。また、図5〜図8に示すのは、補正前の搬送誤差のデータを示す図である。このうち、図5は1pass目〜50pass目まで、図6は51pass目〜100pass目まで、図7は101pass目〜150pass目まで、図8は151pass目〜192pass目までのデータに分割して示したものである。
手順は、以下の通りである。
[手順]
1.補正無し状態において、用紙送り量であるピッチデータ(生データ)(単位μm)を取る(図5〜図8の左から2列目および3列目(A)参照)。
2.送り理論値からの差に変換する(図5〜図8の左から4列目および5列目(B)参照)。
3.1インチ当りの補正量を求めるため17pass累積する(図5〜図8の左から6列目および7列目(C)参照)。
4.後端補正が必要な領域はデータの変曲点(図4より122pass目)より決定する。
5.1〜121pass、122〜166passそれぞれの17pass累積の平均を計算し、その差を求める。
6.1/5760”単位に換算する(送り分解能)。
ここで、基準送り量(in.)は、43/720 = 1516.9(μm)とする。
尚、前述した実施形態1では、送り量の累積を18pass累積、送り分解能を1/4320”、1step=5.9μm、基準送り量を41/720=約1.4mm、後端補正領域を141〜170passとしたが、実施形態2では、送り量の累積を17pass累積、送り分解能を1/5760” 、1step=4.4μm、基準送り量を43/720=1516.9μm(約1.5mm)、後端補正領域を122〜166passとして計算する。該違いは、用紙搬送装置110の機種の違いによるものである。
また、基準送り量を求めるときの値「41」、「43」は、記録ヘッドのヘッド分解能や開発評価により、画質に周期ムラ、粒状感が出にくいように選定される値である。また、値「720」はEPSONの標準値である。記録ヘッドのノズルピッチが、90dpi、120dpi、180dpiなので、分母は360、720、1440という数字になる。この値が標準値である。
以下、より具体的に説明する。
手順1に従って、図5〜図8の左から2列目および3列目(A)に示す如く、ピッチデータである生データを取る。
次に手順2に従って、図5〜図8の左から4列目および5列目(B)に示す如く、手順1の生データ(A)と基準送り量1516.9μmとの差を求める。
続いて手順3に従って、図5〜図8の左から6列目および7列目(C)に示す如く、17pass累積を求める。例えば、一行目の1pass目の累積値は、1〜17passにおける生データと送り理論値との差を合計した値である。
そして、手順4に従って、図4および図5〜図8の生データ(A)より、後端補正が必要な領域は、データの変曲点である122pass目から用紙後端が搬送ローラ対の挟持から外れる166pass目と決定する。
さらに、手順5に従って計算すると、1〜121passにおける17pass累積の平均は3.1(μm)、122〜166passにおける17pass累積の平均は26.0(μm)と求めることができる。このとき、1〜121passにおける17pass累積の平均と、122〜166passにおける17pass累積の平均との差は、
3.1(μm) − 26.0(μm) = −22.9(μm)
と求めることができる。
そして、手順6に従って、1/5760”単位に換算すると、
−22.9 / 25.4 × 5760 / 1000 = −5.2
と求めることができる。
その結果、122〜161までの間に、1インチ当り−5/5760”の補正をかけることにする。実際の補正は、1インチ送り≒17pass中に5回、「−1」の補正を散りばめて入れる。具体的には、17/5=3.4であるから、その倍数を近似した整数、4、7、11、14、17pass目に補正を入れる。
図9に示すのは、後端補正(実施形態1で説明した第2の補正に相当)を実施したときの搬送誤差を示すグラフである。縦軸は理論値と実際の送り量との差の17pass累積値を表し、横軸は送り回数を表す。また、図10〜図13に示すのは、補正を実施したときの搬送誤差のデータを示す図である。このうち、図10は1pass目〜50pass目まで、図11は51pass目〜100pass目まで、図12は101pass目〜150pass目まで、図13は151pass目〜193pass目までのデータに分割して示したものである。
尚、17pass累積値の求め方は、前述した通りである。
また、図9〜図13に示すデータを採取した用紙搬送装置110は、図4〜図8のデータを採取した用紙搬送装置110と同一であり、後端補正の有無のみ異なるものである。
図9〜図13に示す如く、後端補正を実施することによって、用紙後端が搬送ローラ対131を通過する前である122〜161passの間における送り量の水準を、理論値に近づけることができる。
さらに、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本願発明に係る記録装置内部の概略を示す側面図。 従来技術において普通紙を搬送した際の搬送誤差を示すグラフ。 従来技術において厚紙を搬送した際の搬送誤差を示すグラフ。 実施形態2における補正前の搬送誤差を示すグラフ。 実施形態2における補正前の搬送誤差のデータを示す図(その1)。 実施形態2における補正前の搬送誤差のデータを示す図(その2)。 実施形態2における補正前の搬送誤差のデータを示す図(その3)。 実施形態2における補正前の搬送誤差のデータを示す図(その4)。 実施形態2における補正後の搬送誤差を示すグラフ。 実施形態2における補正後の搬送誤差のデータを示す図(その1)。 実施形態2における補正後の搬送誤差のデータを示す図(その2)。 実施形態2における補正後の搬送誤差のデータを示す図(その3)。 実施形態2における補正後の搬送誤差のデータを示す図(その4)。
符号の説明
100 記録装置、110 用紙搬送装置、120 給送部、121 給送ローラ、
130 搬送部、131 搬送ローラ対、132 搬送駆動ローラ、
133 搬送従動ローラ、140 記録部、141 記録ヘッド、
142 ノズル開口列、143 プラテン、150 排出部、151 排出ローラ対、
152 排出駆動ローラ、153 排出従動ローラ、154 補助ローラ、
161 搬送路、162 制御部、P1〜P3 用紙、P1’〜P3’ 後端部、
PG ペーパーギャップまたはプラテンギャップ

Claims (6)

  1. 被記録材が積層された給送部から記録ヘッド側へ被記録材を搬送する搬送ローラ対と、
    記録ヘッドによって記録された被記録材を排出する排出ローラ対との両ローラ対に、被記録材を挟持させて搬送する被記録材搬送量制御方法であって、
    被記録材の種類毎に第1の補正を実行して前記搬送ローラおよび前記排出ローラの送り量を補正すると共に、
    前記搬送ローラ対に挟持された前記被記録材の搬送開始後における前記搬送ローラ対より搬送方向上流側の長さが、所定寸法である状態から、さらに搬送されて前記搬送ローラ対による挟持より解放されるまでの間の前記搬送ローラおよび前記排出ローラの送り量に対し、被記録材の種類に応じた第2の補正をさらに実行することを特徴とする被記録材搬送量制御方法。
  2. 被記録材が積層された給送部から記録ヘッド側へ被記録材を搬送する搬送ローラ対と、
    記録ヘッドによって記録された被記録材を排出する排出ローラ対との両ローラ対に、被記録材を挟持させて搬送する被記録材搬送量制御方法であって、
    被記録材の種類毎に第1の補正を実行して前記搬送ローラおよび前記排出ローラの送り量を補正すると共に、
    前記搬送ローラ対に挟持された被記録材の前記搬送ローラ対より搬送方向上流側が、該搬送ローラ対によって搬送される際に、該被記録材の搬送ローラとの巻き付き角が変動し始めてから、さらに搬送されて前記搬送ローラ対による挟持より解放されるまでの間の前記搬送ローラおよび前記排出ローラの送り量に対し、被記録材の種類に応じた第2の補正をさらに実行することを特徴とする被記録材搬送量制御方法。
  3. 被記録材が積層された給送部から記録ヘッド側へ被記録材を搬送する搬送ローラ対と、
    記録ヘッドによって記録された被記録材を排出する排出ローラ対との両ローラ対に、被記録材を挟持させて搬送する被記録材搬送装置であって、
    被記録材の種類毎に第1の補正を実行して前記搬送ローラおよび前記排出ローラの送り量を補正すると共に、
    前記搬送ローラ対に挟持された前記被記録材の搬送開始後における前記搬送ローラ対より搬送方向上流側の長さが、所定寸法である状態から、さらに搬送されて前記搬送ローラ対による挟持より解放されるまでの間の前記搬送ローラおよび前記排出ローラの送り量に対し、被記録材の種類に応じた第2の補正をさらに実行することを特徴とする被記録材搬送装置。
  4. 被記録材が積層される給送部と、
    該給送部から記録部へ被記録材を搬送する搬送部と、
    記録ヘッドにより被記録材に記録を実行する記録部と、
    記録された被記録材を排出する排出部とを備えた記録装置であって、
    請求項3に記載された前記被記録材搬送装置を備えていることを特徴とする記録装置。
  5. 請求項4に記載された記録装置において、前記給送部から前記搬送ローラ対までの被記録材を搬送する搬送路は、前記搬送ローラ対および排出ローラ対に挟持された被記録材を変形させるように形成されていることを特徴とする記録装置。
  6. 被噴射媒体が積層された給送部から液体噴射ヘッド側へ被噴射媒体を搬送する搬送ローラ対と、
    液体噴射ヘッドによって記録された被噴射媒体を排出する排出ローラ対との両ローラ対に、被噴射媒体を挟持させて搬送する被噴射媒体搬送装置を備え、液体噴射ヘッドに設けられたインク吐出孔から液体を被噴射媒体に噴射を行う液体噴射装置であって、
    被噴射媒体の種類毎に第1の補正を実行して前記搬送ローラおよび前記排出ローラの送り量を補正すると共に、
    前記搬送ローラ対に挟持された前記被噴射媒体の搬送開始後における前記搬送ローラ対より搬送方向上流側の長さが、所定寸法である状態から、さらに搬送されて前記搬送ローラ対による挟持より解放されるまでの間の前記搬送ローラおよび前記排出ローラの送り量に対し、被噴射媒体の種類に応じた第2の補正をさらに実行することを特徴とする液体噴射装置。
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