JP2007062097A - 画像形成方法および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【選択図】 図12
Description
A.装置構成
図1は本発明にかかる画像形成装置の第1実施形態を示す図である。また、図2は図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。この画像形成装置は、いわゆるタンデム方式のカラープリンタであり、潜像担持体としてイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の感光体2Y、2M、2C、2Kを装置本体5内に併設している。そして、各感光体2Y、2M、2C、2K上のトナー像を重ね合わせてフルカラー画像を形成したり、ブラック(K)のトナー像のみを用いてモノクロ画像を形成する装置である。すなわち、この画像形成装置では、ユーザーからの画像形成要求に応じてホストコンピュータなどの外部装置から印刷指令がメインコントローラ11に与えられると、このメインコントローラ11のCPU111からの印刷指令に応じてエンジンコントローラ10がエンジン部EGの各部を制御して複写紙、転写紙、用紙およびOHP用透明用シートなどのシートSに印刷指令に対応する画像を印刷する。
上記「A.装置構成」の項で述べたとおり、第1実施形態ではハーフトーン処理部1152において、階調補正部1151から出力される補正階調データに対してドット集中型の閾値マトリックスMTXを用いて、ハーフトーン階調データを生成する。以下、図8、9を用いて本実施形態でのハーフトーン処理について説明する。図8は、ハーフトーン処理部1152で行うハーフトーン処理を示す図である。第1実施形態では、主走査方向Xに1画素で副走査方向Yに4画素の1×4セルCL14を用いて、該1×4セルCL14が有する複数の画素のうち階調レベルに対応する画素にのみ露光および現像を行ってドットを形成する。この際、どの画素にドットを形成するかは、補正階調データと次に詳述する閾値マトリックスMTXとの比較結果により決定される。つまり各画素ごとに、補正階調データと1×4閾値マトリックスMTX14の閾値とを比較して、補正階調データが対応する画素の閾値以上であれば、該画素部分にスポット潜像が形成され、未満であればスポット潜像は形成されない。例えば、補正階調データの階調レベルが2である場合は、図8の1×4セルCL14の斜線部分にスポットが形成されることとなる。
図12は、第1実施形態での1×4セルCL14の配置方法を示す図である。ただし図12において、一点鎖線は光ビームが走査される軌跡である走査線を、太実線の長方形は1×4セルCL14を、実線楕円(斜線部分)はスポットにより露光されるとともに該露光領域を現像してドットが形成される領域を表す。第1実施形態では、1×4セルCL14を副走査方向Yに並べて配置するとともに、副走査方向Yに互いに隣り合う1×4セルCL14を副走査方向に1画素(奇数画素)だけ相互に離間させた離間位置RIを副走査方向Yにおける1×4セルCL14の2個毎に周期的に設けている。また、離間位置以外で副走査方向Yにおいて互いに隣り合うセルは副走査方向において相互に接するように配置している。
第1実施形態では、上記「C.セルの配置方法」で説明したように1×4セルCL14を配置している。よって、図12に示すように、このように配置された1×4セルCL14を用いて階調レベル2の中間調を形成し場合、離間位置RIを境界としてドット形成に関与する走査軌跡のピッチ関係が逆転する。つまり、副走査方向Yにおいて離間位置RIに対する上流側で「広ピッチ」(または「狭ピッチ」)となる一方、下流側で「狭ピッチ」(または「広ピッチ」)となる。よって、図12の左端から右端にかけて「網点大」から「網点小」へと変化するパターンと、これとは逆に図12の左端から右端にかけて「網点小」から「網点大」へと変化するパターンが副走査方向Yにおいて離間位置RIを挟んで交互に現れることとなる。よって、図12の左端および右端いずれの端部にておいも、「網点大」と「網点小」が副走査方向Yにおいて交互に現れ左端と右端とのそれぞれで形成される中間調の濃度差が抑制される。よって、主走査方向Xにおける両端間で濃度差が生じるという画像弊害を抑制して、良好な階調再現を実現できる。
次に、本発明にかかる画像形成方法および画像形成装置の第2実施形態について説明する。ただし、セルの配置方法以外の部分は第1実施形態と同様であるため、主に第2実施形態の特徴部分であるセルの配置方法についてのみ説明し、その他の部分については説明を省略する。図13は、本発明にかかる画像形成方法および画像形成装置の第2実施形態を示す図である。ただし図13において、一点鎖線は光ビームが走査される軌跡である走査線を、太実線の長方形は1×4セルCL14を、実線楕円(斜線部分)はスポットにより露光されるとともに該露光領域を現像してドットが形成される領域を表す。図13に示すように第2実施形態では、第1実施形態と同様に、1×4セルCL14を副走査方向Yに並べて配置するとともに、副走査方向Yに互いに隣り合う1×4セルCL14を副走査方向に1画素(奇数画素)だけ相互に離間させた離間位置RIを副走査方向Yにおける1×4セルCL14の2個毎に周期的に設けている。また、離間位置以外で副走査方向Yにおいて互いに隣り合うセルは副走査方向において相互に接するように配置している。そして更に、第2実施形態では、セルを主走査方向Xに隣接して複数配置するとともに、主走査方向Xに1×4セルCL14が相互に隣接して形成する複数の隣接位置毎に特定隣接位置TRを設け、該特定隣接位置TRで互いに隣接する1×4セルCL14を、主走査方向Xの第1方向(+X)の上流側のセルに対して下流側のセルが副走査方向Yに1画素(奇数画素)だけずれるように配列している。
次に、本発明にかかる画像形成方法および画像形成装置の第3実施形態について説明する。ただし、セルの配置方法以外の部分は第3実施形態と同様であるため、主に第3実施形態の特徴部分であるセルの配置方法についてのみ説明し、その他の部分については説明を省略する。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。上記実施形態では、セルとして主走査方向Xに1画素で副走査方向Yに4画素の1×4セルCL14を用いたが、本発明が適用可能なセルの種類はこれに限られるものではなく、例えば後の実施例に示すような主走査方向Xに4画素で副走査方向Yに4画素の4×4セルCL44等を用いても良い。要は、副走査方向Yの画素数が4以上の偶数であれば本発明を適用することができる。
Claims (6)
- その表面が副走査方向に駆動される潜像担持体と、振動する偏向ミラー面によって光源からの光ビームを前記副走査方向とほぼ直交する主走査方向の第1方向及び該第1方向と逆の第2方向の両方向に走査可能に構成され、前記第1方向に走査する光ビームを前記潜像担持体表面にスポット状に照射して複数のスポット潜像を形成し、また前記第2方向に走査する光ビームを前記潜像担持体表面にスポット状に照射して複数のスポット潜像を形成する潜像形成部と、前記複数のスポット潜像の各々を現像してドットを形成する現像部とを備えた画像形成装置において、ドット集中型の閾値マトリックスを用い、複数の画素を有するセルに対して前記ドットによって網点を形成することにより階調を表現して画像を形成する画像形成方法であって、
前記副走査方向に4以上の偶数個の画素を有するセルを前記副走査方向に複数並べて配置するとともに、前記副走査方向に互いに隣り合う前記セルを前記副走査方向に奇数画素だけ相互に離間させた離間位置を前記副走査方向における前記セルの所定個数毎に周期的に設け、該離間位置以外で前記副走査方向において互いに隣り合う前記セルは前記副走査方向において相互に接するように配置することを特徴とする画像形成方法。 - 前記セルを前記主走査方向に隣接して複数配置する請求項1に記載の画像形成方法。
- 前記主走査方向に前記セルが相互に隣接して形成する複数の隣接位置のうち少なくとも1つ以上の特定隣接位置で互いに隣接する前記セルが前記副走査方向において奇数画素だけ相互にずれるように配置する請求項2に記載の画像形成方法。
- 前記特定隣接位置を前記隣接位置の所定個数毎に周期的に設ける請求項3に記載の画像形成方法。
- 前記特定隣接位置で互いに隣接する前記セルを、前記主走査方向の第1方向の上流側の前記セルに対して下流側の前記セルが前記副走査方向に奇数画素だけずれるように配置する請求項3または4に記載の画像形成方法。
- その表面が副走査方向に駆動される潜像担持体と、振動する偏向ミラー面によって光源からの光ビームを前記副走査方向とほぼ直交する主走査方向の第1方向及び該第1方向と逆の第2方向の両方向に走査可能に構成され、前記第1方向に走査する光ビームを前記潜像担持体表面にスポット状に照射して複数のスポット潜像を形成し、また前記第2方向に走査する光ビームを前記潜像担持体表面にスポット状に照射して複数のスポット潜像を形成する潜像形成部と、前記複数のスポット潜像の各々を現像してドットを形成する現像部とを備え、ドット集中型の閾値マトリックスを用い、複数の画素を有するセルに対して前記ドットによって網点を形成することにより階調を表現して画像を形成する画像形成装置において、
前記副走査方向に4以上の偶数個の画素を有するセルを前記副走査方向に複数並べて配置するとともに、前記副走査方向に互いに隣り合う前記セルを前記副走査方向に奇数画素だけ相互に離間させた離間位置を前記副走査方向における前記セルの所定個数毎に周期的に設け、該離間位置以外で前記副走査方向において互いに隣り合う前記セルは前記副走査方向において相互に接するように配置することを特徴とする画像形成装置。
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