JP2009023151A - 光走査装置及び印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的に少ない数のセルで主走査方向における濃度差を抑制する。
【解決手段】光走査装置16は、光ビームLを出射する出射手段20と、前記光ビームLを被走査面上で往復走査する振動ミラー19と、複数の画素を有するセルFごとに、その階調に応じた閾値マトリクスMに基づき前記出射手段20をオンオフ制御して、前記被走査面上にドットを形成する制御手段67と、を備え、閾値マトリクスMは、被走査面上の副走査方向で互いに隣接し、且つ、前記画素にドットを形成させる要素同士の組のうち、当該要素同士に基づき被走査面上に形成されるドット同士が互いに近づく組の数と、互いに遠ざかる組の数とが同数であるパターンに形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、振動ミラーを備えた光走査装置に関する。
例えばレーザプリンタに設けられる光走査装置の中には、モータによって回転駆動されるポリゴンミラーを利用するものの他に、振動ミラー(マイクロミラー)を利用するものがある。これは、振動ミラーを静電力によって振動駆動させ、光源からのレーザ光を振動ミラーによって偏向して感光体上で往復走査するものである。図10は、従来の光走査装置における振動ミラーの回動角とレーザ光の走査軌跡との関係を示した図である。このようなレーザ光走査における両端部分(図中の破線部分)を除いた中央部分(図中の実線部分)が感光体上で走査される。同図から分かるように、振動ミラーを使ってレーザ光を感光体上で往復走査する構成では、副走査方向に隣り合う主走査ラインR端間の距離(d1,d2)が異なる。このため、走査歪みにより主走査方向の両端間で濃度差が生じ得る。
そこで、特許文献1には、複数の画素からなり、画像の階調に応じたドットパターンが形成される複数セルを、副走査方向において奇数画素だけ相互に離間させることで、画像全体として主走査方向における濃度差を抑制しようとする技術が開示されている。
特開2007−62097公報
しかし、上記特許文献1の構成では、ある程度多くのセルを形成しなければ上記濃度差の抑制効果を得ることができない。また、各セル間に奇数画素分の空白領域が形成されてしまうという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、比較的に少ない数のセルで主走査方向における濃度差を抑制することが可能な光走査装置及び印刷装置を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、第1の発明に係る光走査装置は、光ビームを出射する出射手段と、前記光ビームを被走査面上で往復走査する振動ミラーと、複数の画素を有するセルごとに、その階調に応じたドット集中型の閾値マトリクスに基づき前記出射手段をオンオフ制御して、前記被走査面上にドットを形成する制御手段と、を備え、前記閾値マトリクスは、前記被走査面上の副走査方向で互いに隣接し、且つ、前記画素にドットを形成させる要素同士の組のうち、当該要素同士に基づき前記被走査面上に形成されるドット同士が互いに近づく組の数と、互いに遠ざかる組の数とが同数であるパターンに形成されている。
本発明によれば、各セルに対応する閾値マトリクスは、副走査方向で互いに隣接し、且つ、各画素にドットを形成させる要素同士の組のうち、当該要素同士によって被走査面上に形成されるドット同士が互いに近づく組の数と、互いに遠ざかる組の数とが同数である。従って、各セル単位で、走査歪みによる主走査方向における濃度差が相殺される。従って、従来よりも比較的に少ない数のセルで上記濃度差を抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明の光走査装置であって、主走査方向において前記セル同士は互いに隣接している。
本発明は、各セル単位で主走査方向における濃度差を相殺するから、セル同士を主走査方向で隣接して配置することができる。このため、各セル間に奇数画素分の空白領域が形成されてしまうという従来の光走査装置の問題を抑制できる。
第3の発明に係る印刷装置は、感光体、及び、前記感光体を露光する請求項1または請求項2に記載の光走査装置を有し、露光された前記感光体に画像を形成し、その画像を印刷媒体に転写する印刷部を備える。
本発明によれば、従来よりも比較的に少ない数のセルで濃度差を抑制することができる。
本発明の一実施形態を図1〜図9を参照しつつ説明する。
(レーザプリンタの全体構成)
図1は、レーザプリンタ(印刷装置の一例)1の要部側断面図である。レーザプリンタ1は、本体フレーム2内に、用紙3(印刷媒体の一例)を給紙するためのフィーダ部4や、そのフィーダ部4により給紙された用紙3に画像を形成するための印刷部5などを備えている。
1.フィーダ部
フィーダ部4は、給紙トレイ6と、押圧板7と、給紙ローラ8および分離パッド9と、紙粉取りローラ10,11と、レジストレーションローラ12とを備えている。分離パッド9はばね13によって給紙ローラ8に押圧されている。なお、以下、図1で紙面右側をレーザプリンタ1の前側、図1で紙面左側をレーザプリンタ1の後側として説明する。
押圧板7は、その後端部を中心に回転可能とされるとともに、その前端部側が図示しないばねによって上方向に付勢されている。これにより押圧板7上の最上位にある用紙3が給紙ローラ8に向かって押圧されている。そして、押圧板7上の用紙3は、その給紙ローラ8の回転によって給紙ローラ8と分離パッド9とで挟まれた後、1枚毎に給紙される。
給紙された用紙3は、紙粉取りローラ10,11によって、紙粉が取り除かれた後、レジストレーションローラ12に送られる。レジストレーションローラ12は、用紙3をレジスト後に転写位置に送る。なお、この転写位置は、用紙3に感光ドラム27上のトナー像を転写する位置であって、感光ドラム27(感光体の一例)と転写ローラ30(転写手段の一例)との接触位置とされる。
2.印刷部
印刷部5は、スキャナ部16、プロセスカートリッジ17および定着部18を備えている。
図2は、スキャナ部16(光走査装置の一例)の構成を示した模式図である。発光部20(例えばレーザダイオード 出射手段の一例)は画像信号に基づきオンオフ動作する。発光部20から出射された光ビームとしてのレーザ光Lは、図2の鎖線で示すように、振動ミラー19によって偏向される。ここで偏向されたレーザ光Lは、光学系21(例えばアークサインレンズ)を通過することにより感光ドラム27の表面に結像し、感光ドラム27表面上の印刷領域E内に静電潜像を形成する。また、スキャナ部16には、上記光学系21を通過したレーザ光Lを所定の位置で検出するBDセンサ22(例えばフォトダイオード 光学センサの一例)が設けられている。具体的には、上記光学系21を通過したレーザ光Lが、反射ミラー23を介してBDセンサ22に入光されるように構成されている。
BDセンサ22でのレーザ光Lの検出タイミングは、上記印刷領域E内にレーザ光Lを照射する開始タイミングを計るために利用される。また、スキャナ部16は、振動制御部66及びレーザ制御部67を備える。なお、振動ミラー19の詳細は後で説明する。
プロセスカートリッジ17は、現像ローラ31、層厚規制ブレード32、供給ローラ33、トナーホッパ34を備えている。トナーホッパ34内のトナーは、アジテータ36により攪拌されて、トナー供給口37から放出される。なお、現像ローラ31には、現像時に図示しない印加回路により現像バイアス電圧が印加される。
トナー供給口37から放出されるトナーは、供給ローラ33の回転により、現像ローラ31に供給され、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電される。さらに、現像ローラ31上に供給されたトナーは、層厚規制ブレード32により、薄層として現像ローラ31上に担持される。
また、プロセスカートリッジ17は、更に、感光ドラム27、スコロトロン型の帯電器29、転写ローラ30およびクリーニングブラシ53を備えている。感光ドラム27の表面(被走査面の一例)は、帯電器29により正帯電された後、スキャナ部16からのレーザ光Lにより露光され、静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ31の表面上に担持されるトナーが、感光ドラム27上に形成された静電潜像に供給され現像される。転写ローラ30には、転写動作時には、図示しない印加回路により転写用バイアス電圧が印加される。クリーニングブラシ53は、クリーニングバイアス電圧が印加され、感光ドラム27に付着する紙粉を電気的に吸引して除去する。
定着部18は、用紙3が加熱ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間に、その用紙3上のトナーを熱定着させ、その後、搬送ローラ43によって、排紙パス44に搬送するようにしている。排紙パス44に送られた用紙3は、排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙される。
(振動ミラー、振動制御部及びレーザ制御部)
1.振動ミラー及び振動制御部
図3は振動ミラー19の全体図である。振動ミラー19は、ミラー振動子60と、1対の電極(以下、「可動電極61,固定電極62」という。)とを備えて構成されている。ミラー振動子60は、フレーム部64内に、例えば円形状のミラー部63が配置され、このミラー部63から突出した1対の支持軸部65がフレーム部64に連結された構造になっている。なお、ミラー振動子60は例えば1枚の半導体基板(例えばシリコンウエハ)に、エッチングや成膜などのマイクロマシニング技術による加工を施して形成される。
上記各支持軸部65には、櫛状に突出した可動電極61が設けられている。この可動電極61は、支持軸部65に導電材料を蒸着して形成されたものである。一方、フレーム部64側にも、櫛状に突出した固定電極62が設けられている。この固定電極62は、フレーム部64に導電材料を蒸着して形成されたものである。可動電極61と固定電極62との櫛先同士は所定の間隔を隔てて噛合うように互い違いに配置されている。
振動制御部66は、可動電極61と固定電極62との間にパルス状の駆動信号S1(電圧信号)を与える。具体的には、可動電極61に上記駆動信号S1を与える一方で、固定電極62が接地されている。これにより、振動ミラー19のミラー部63は、可動電極61と固定電極62との間に周期的に生じる静電力(引力または斥力)と、その静電力によってねじれ変形した支持軸部65の復元力とによって振動する。なお、振動制御部66は、BDセンサ22でのレーザ光Lの検出タイミングの時間間隔に基づき、振動ミラー19の振動周期、振幅がそれぞれ所定の一定値になるようにフィードバック制御をしている。
2.レーザ制御部
本実施形態では画像の階調をディザ法(Dither Method = 誤差拡散法)によって表現する。具体的には、レーザ制御部67(制御手段の一例)は、例えば外部のパーソナルコンピュータなどの情報処理装置から受信した画像データS2を解析し、その画像データに対応する画像の階調(濃淡)レベルに応じたドットパターンデータを生成する。レーザ制御部67は、振動制御部66から振動ミラー19の振動に応じた同期信号S3を受けつつ、上記ドットパターンデータに基づき発光部20をオンオフ制御する。
ドットパターンデータの生成過程で利用するのがドット集中型の閾値マトリクス(ディザ行列ともいう)Mである。レーザ制御部67は、複数の画素を用いて1つのセルFを構成すると共に、閾値マトリクスMに従って各セルFが有する複数の画素のうち階調レベルに対応する画素のみ露光を行ってドットDを感光ドラム27上に形成する。このように、ドットDにより構成される網点の大きさを階調レベルに応じて変化させて階調を表現する。
各閾値マトリクスMは副走査方向に対応する方向の列数(マス数)が4以上の偶数である。図4にはその一例として、本実施形態で使用する16階調の閾値マトリクスM(4×4)が示されている。また、図5には従来使用されていた16階調の閾値マトリクスN(4×4)が示されている。各同図で紙面左右方向が感光ドラム27上の主走査方向(発光部20からのレーザ光Lの走査方向)に対応する方向であり、紙面上下方向が副走査方向(感光ドラム27の回転方向)に対応する方向である。この場合、閾値マトリクスMに対応して上記セルFも4×4の16画素から構成されることになる。各閾値マトリクスMの各マスは感光ドラム27上の各画素に対応する。以下、このマスを閾値マトリクスの「要素」という。セルFを構成する複数の画素のうち、図4で網掛けした要素(以下、「有効要素B」という)に対応する画素はレーザ光Lの露光によりドットDが形成され、白抜きの要素(以下、「無効要素C」という)に対応する画素はレーザ光Lの露光がされずドットDが形成されない。
図4に示す各閾値マトリクスM1〜M16は、有効要素Bの数が多いほど階調レベルが高い。各閾値マトリクスM1〜M16と各階調レベルとの対応関係がデータテーブルとしてメモリ68に記憶されている。レーザ制御部67は、上記ドットパターンデータの生成時にメモリ68から画像の階調レベルに対応する閾値マトリクスMのデータを読み出してドットパターンデータを生成する。
ここで、図6,7は本実施形態の閾値マトリクスM6に基づきドットが形成されたセルFを示す図であり、図8,9は従来の閾値マトリクスN6に基づきドットが形成されたセルFを示す図である。各図に示すように、セルFは主副走査方向に隙間なく複数配列される。図6,8は印刷領域Eのうち主走査方向中央位置Oよりも左側の領域の一部を示し、図7,9は印刷領域Eのうち主走査方向中央位置Oよりも右側の領域の一部を示す。
なお、各図の網掛けされた画素が上記有効要素Bに対応する画素である。各図の符号Dは露光により形成されるドットであり、このドットDの直径(レーザ光Lのスポット径)は画素の幅よりも大きい。各図の「OK」は主走査方向における濃度差がセルFに生じないことを意味し、「NG」は主走査方向における濃度差がセルFに生じることを意味する。但し、各図では3つのセルFのみ具体的に示し、他のセルFは省略されている。
また、各図の点線R'は理想的な走査ラインを意味する。この理想的な走査ラインR'は、全て主走査方向に沿った直線をなし、隣り合う走査ラインR'同士のライン距離が全長に亘って均等である。仮に、スキャナ部16がこの理想的な走査ラインR'上に走査することができれば、例えば従来の閾値マトリクスNを使用しても各ドットDは主副走査方向において均等間隔で配列されるため主走査方向における濃度差が生じることはない。
しかし、上述したように、本実施形態のスキャナ部16は振動ミラー19の往復走査を利用しているため、それによる走査ラインは図6〜9で示す実線R1,R2,R3,R4...のようになる(図10も参照)。
(1)従来の閾値マトリクスを利用した場合
従来の閾値マトリクスN6を利用した場合、図8に示すように、第1走査ラインR1上では理想的な走査ラインR'に対してドットD1がやや紙面上側に形成され、第2走査ラインR2上では理想的な走査ラインR'に対してドットD2、D3、D4がやや下側に形成される。また、第3走査ラインR3上では理想的な走査ラインR'に対してドットD5、D6がやや上側に形成される。つまり、ドットD3及びドットD5の組と、ドットD4及びドットD6の組は理想的な走査ラインR'に対して互いに近付くのに対して、ドットD1及びドットD4の組は互いに遠ざかる。
ドットD1及びドットD4の組とドットD4及びドットD6の組とは互いに相殺し合うため、その結果、これらの組はセルFの濃度に影響を及ぼさない。しかし、ドットD3及びドットD5の組は第2走査ラインR2と第3走査ラインR3とのライン間距離に応じて重なり度合いが変わるため、セルFの濃度に影響を及ぼす。具体的には、上述したようにドットDの直径は画素の幅よりも大きいため、ドットD同士が近付くほど両ドットDが占める領域が狭くなるため当該セルFの濃度は薄くなり、逆に遠のくほど濃度が濃くなると考えられる。
また、図9に示すように、ドットD7及びドットD10の組は理想的な走査ラインR'に対して互いに近付くのに対して、ドットD9及びドットD11の組、ドットD10及びドットD12の組は互いに遠ざかる。従って、ドットD9及びドットD11の組は第2走査ラインR2と第3走査ラインR3とのライン間距離に応じて重なり度合いが変わるため、セルFの濃度に影響を及ぼす。
以上のように、従来の閾値マトリクスN6に基づきドットパターンが形成されたセルFは、隣り合う走査ラインRのライン間距離に応じて再現される濃度(階調)レベルが変わってしまう。つまり、例えば第1走査ラインR1及び第2走査ラインR2の全長に亘って従来の閾値マトリクスN6に基づき階調を再現した場合には、主走査方向において濃度差が生じてしまう。このような問題は、閾値マトリクスN3からN14を利用した場合にも同様に生じる。
(2)本実施形態の閾値マトリクスを利用した場合
図4に示す本実施形態の閾値マトリクスM1〜M16はいずれも、それぞれに基づき形成されるセルFに主走査方向における濃度差が生じないパターンに設定されている。即ち、閾値マトリクスM1〜M16は、上記副走査方向に対応する方向で互いに隣接する2つの有効要素B同士の組のうち、当該有効要素B同士に基づき感光ドラム27上に形成されるドットD同士が互いに近づく組の数と、互いに遠ざかる組の数とが同数であるパターンに形成されている。
より具体的には、例えば閾値マトリクスM6を利用した場合、図6に示すように、第1走査ラインR1上では理想的な走査ラインR'に対してドットD1がやや紙面上側に形成され、第2走査ラインR2上では理想的な走査ラインR'に対してドットD2〜D5がやや下側に形成される。また、第3走査ラインR3上では理想的な走査ラインR'に対してドットD6がやや上側に形成される。つまり、ドットD1及びドットD2の組は理想的な走査ラインR'に対して互いに遠のくのに対して、ドットD5及びドットD6の組は互いに遠ざかる。このため、ドットD1及びドットD2の組とドットD5及びドットD6の組とは互いに相殺し合うため、その結果、これらの組はセルF全体としての濃度に影響を及ぼさない。
また、図7に示すように、ドットD7及びドットD8の組は理想的な走査ラインR'に対して互いに近付くのに対して、ドットD11及びドットD12の組は互いに遠ざかる。このため、ドットD7及びドットD8の組とドットD11及びドットD12の組とは互いに相殺し合うため、その結果、これらの組はセルF全体としての濃度に影響を及ぼさない。
以上のように、本実施形態の閾値マトリクスM6に基づきドットパターンが形成されたセルFは、理想の走査ラインR'に対して互いに近付くドットDの組と、互いに遠のくドットDの組との数が同じであり、主走査方向のいずれの位置のセルFも同じ濃度(階調レベル)になるため、画像全体において主走査方向の濃度差が生じない。これは全ての閾値マトリクスM1〜M16を利用した場合にも同様である。
3.本実施形態の効果
本実施形態によれば、閾値マトリクスM1〜M16は、副走査方向に対応する方向で互いに隣接する2つの有効要素B同士の組のうち、当該有効要素B同士に基づき感光ドラム27上に形成されるドットD同士が互いに近づく組の数と、互いに遠ざかる組の数とが同数であるパターンに形成されている。従って、この閾値マトリクスMに基づきドットパターンが形成されたセルFは、理想の走査ラインR'に対して互いに近付くドットDの組と、互いに遠のくドットDの組との数が同じであり、主走査方向のいずれの位置のセルFも同じ濃度(階調レベル)になるため、画像全体において主走査方向の濃度差が生じない。
また、各セルF単位で主走査方向における濃度差を相殺するから、図6,7に示すように、セルF同士を主走査方向で隣接して配置することができる。このため、各セルF間に奇数画素分の空白領域が形成されてしまうという従来の光走査装置の問題を抑制できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では、16階調の閾値マトリクスM(4×4)を示して説明したが、例えば256階調(16×16)など、他の階調レベルであってもよい。この場合も、各階調の閾値マトリクスは、副走査方向に対応する方向で互いに隣接する2つの有効要素B同士の組のうち、当該有効要素B同士に基づき感光ドラム27上に形成されるドットD同士が互いに近づく組の数と、互いに遠ざかる組の数とが同数となるパターンに形成すればよい。
本発明の一実施形態に係るレーザプリンタの要部側断面図 スキャナ部の構成を示した模式図 振動ミラーの全体図 本実施形態の16階調の閾値マトリクスを示す図 従来の16階調の閾値マトリクスを示す図 本実施形態の閾値マトリクスに基づきドットが形成されたセルを示す図(左側領域) 本実施形態の閾値マトリクスに基づきドットが形成されたセルを示す図(右側領域) 従来の閾値マトリクスに基づきドットが形成されたセルを示す図(左側領域) 従来の閾値マトリクスに基づきドットが形成されたセルを示す図(右側領域) 従来の光走査装置における振動ミラーの回動角とレーザ光の走査軌跡との関係を示した図
符号の説明
1…レーザプリンタ(印刷装置)
3…用紙(印刷媒体の一例)
5…印刷部
16…スキャナ部(光走査装置)
19…振動ミラー
20…発光部(出射手段)
27…感光ドラム(感光体)
67…レーザ制御部(制御手段)
D…ドット
F…セル
L…レーザ光(光ビーム)
M(M1〜M16)…閾値マトリクス

Claims (3)

  1. 光ビームを出射する出射手段と、
    前記光ビームを被走査面上で往復走査する振動ミラーと、
    複数の画素を有するセルごとに、その階調に応じたドット集中型の閾値マトリクスに基づき前記出射手段をオンオフ制御して、前記被走査面上にドットを形成する制御手段と、を備え、
    前記閾値マトリクスは、前記被走査面上の副走査方向で互いに隣接し、且つ、前記画素にドットを形成させる要素同士の組のうち、当該要素同士に基づき前記被走査面上に形成されるドット同士が互いに近づく組の数と、互いに遠ざかる組の数とが同数であるパターンに形成されている光走査装置。
  2. 請求項1に記載の光走査装置であって、
    主走査方向において前記セル同士は互いに隣接している。
  3. 感光体、及び、前記感光体を露光する請求項1または請求項2に記載の光走査装置を有し、露光された前記感光体に画像を形成し、その画像を印刷媒体に転写する印刷部を備える印刷装置。
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