JP2022053039A - 発光装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光素子列を複数のグループに分け、グループごとに第1の補正方法により光量の補正を行う方法を用いない場合に比較して、濃度むらを補正する際に、各発光素子に与えられる発光時間を確保しつつ、高速に走査させることが可能な発光装置等を提供する。【解決手段】主走査方向に列状に配される発光素子からなる発光素子列と、発光素子の光出力を結像させて感光体を露光し静電潜像を形成させるための光学素子と、発光素子列の発光を制御する制御手段と、を備え、発光素子列は、複数のグループに分けられ、制御手段は、各グループごとに、各グループに含まれる発光素子に対し、電圧の増減により一律に光量の補正を行うことで、主走査方向における濃度むらを補正する発光装置。【選択図】図11

Description

本発明は、発光装置、画像形成装置に関する。
電子写真方式を採用した、プリンタや複写機、ファクシミリ等の画像形成装置では、帯電された感光体上に、画像情報を光記録手段によって照射することにより静電潜像を得た後、この静電潜像にトナーを付加して可視化し、記録媒体上に転写して定着することによって画像形成が行なわれる。かかる光記録手段として、レーザを用いて主走査方向にレーザ光を走査させて露光する光走査方式の他、近年では、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)等の発光素子を主走査方向に多数、配列してなる発光装置を用いた光記録手段が採用されている。
特許文献1には、画像形成装置が、開示されている。この画像形成装置で、スキャン部は、画像形成部が記録媒体に形成したテストチャートを読み取る。制御部は、スキャン部が読み取ったテストチャートの画像において、露光装置のLPH(LED Print Head)のチップに対応した領域の濃度をチップ毎に特定する。制御部は、LPHのチップが発する光の光量の補正量をテストチャートの画像の濃度から特定する。制御部は、チップが発する光の光量を特定した補正量に応じて補正する。光量が補正されたLPHで再度テストチャートの画像を形成し、形成された画像をスキャン部で読み取る。制御部は、LPHのチップが発する光の光量の補正量をテストチャートの画像の濃度から特定し、特定した補正量と前回の補正量とを用いて、補正量を調整する係数を変更する。
特開2017-37217号公報
しかしながら、各発光素子には、光量のばらつきがあり、光量を補正しない場合、形成される画像に濃度むらが生じる。そして、光量を補正するには、例えば、発光時間を調整することで行われる。一方、近年、幅が広い記録媒体に対応するために発光装置の幅広化や高速化が求められている。この場合、各発光素子に与えられる発光時間が短くなり、光量を補正するために発光時間を長くする調整が困難になることがある。
本発明は、発光素子列を複数のグループに分け、グループごとに第1の補正方法により光量の補正を行う方法を用いない場合に比較して、濃度むらを補正する際に、各発光素子に与えられる発光時間を確保しつつ、高速に走査させることが可能な発光装置等を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、主走査方向に列状に配される発光素子からなる発光素子列と、発光素子の光出力を結像させて感光体を露光し静電潜像を形成させるための光学素子と、前記発光素子列の発光を制御する制御手段と、を備え、前記発光素子列は、複数のグループに分けられ、前記制御手段は、各グループごとに、各グループに含まれる発光素子に対し、第1の補正方法により一律に光量の補正を行うことで、主走査方向における濃度むらを補正する発光装置である。
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、前記第1の補正方法とともに、各グループに含まれる発光素子のそれぞれに対し、第2の補正方法により個別に光量の補正を行うことで、主走査方向における濃度むらをさらに補正することを特徴とする請求項1に記載の発光装置である。
請求項3に記載の発明は、前記第1の補正方法は、各グループに含まれる発光素子の平均光量を調整する方法であり、前記第2の補正方法は、発光素子の発光時間を調整する方法であることを特徴とする請求項2に記載の発光装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第1の補正方法は、前記平均光量を発光素子に付与する電圧を変化させることで調整する方法であることを特徴とする請求項3に記載の発光装置である。
請求項5に記載の発明は、前記制御手段は、各グループに含まれる発光素子のうち予め定められた位置の発光素子により形成された画像の濃度を基に、主走査方向における濃度むらを補正する補正量を決めることを特徴とする請求項2に記載の発光装置である。
請求項6に記載の発明は、前記制御手段は、予め定められた位置の発光素子として、各グループの両端の発光素子についての補正量のうち大きい方の補正量にて、前記第1の補正方法により補正することを特徴とする請求項5に記載の発光装置である。
請求項7に記載の発明は、前記制御手段は、各グループに含まれる発光素子のうち両端の発光素子以外の発光素子の補正量を、両端の発光素子の補正量による補間により求め、前記第2の補正方法により補正することを特徴とする請求項6に記載の発光装置である。
請求項8に記載の発明は、前記制御手段は、各グループごとに、さらに副走査方向における周期的な濃度むらを補正することを特徴とする請求項2に記載の発光装置である。
請求項9に記載の発明は、前記制御手段は、周期的な濃度むらの直流成分を前記第1の補正方法により補正し、交流成分を前記第2の補正方法により補正することを特徴とする請求項8に記載の発光装置である。
請求項10に記載の発明は、主走査方向に列状に配される発光素子からなる発光素子列と、当該発光素子の光出力を結像させて感光体を露光し静電潜像を形成させるための光学素子と、を用いて、トナー像を形成するトナー像形成手段と、前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、記録媒体に転写した前記トナー像を定着し、画像を形成する定着手段と、前記発光素子列の発光を制御する制御手段と、を備え、前記発光素子列は、複数のグループに分けられ、前記制御手段は、各グループに含まれる発光素子に対し、第1の補正方法により一律に光量の補正を行うことで、主走査方向における濃度むらを補正する画像形成装置である。
請求項11に記載の発明は、前記第1の補正方法とともに、各グループに含まれる発光素子のそれぞれに対し、第2の補正方法により個別に光量の補正を行うことで、主走査方向における濃度むらをさらに補正することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置である。
請求項1の発明によれば、発光素子列を複数のグループに分け、グループごとに第1の補正方法により光量の補正を行う方法を用いない場合に比較して、濃度むらを補正する際に、各発光素子に与えられる発光時間を確保しつつ、高速に走査させることが可能な発光装置を提供できる。
請求項2の発明によれば、発光素子の光量のばらつきが大きい場合でも、濃度むらを抑制することができる。
請求項3の発明によれば、光量の調整方法として、第1の補正方法および第2の補正方法に適した方法を採用することができる。
請求項4の発明によれば、第1の補正方法を行うために、より簡便な方法を採用することができる。
請求項5の発明によれば、補正量の算出がより容易になる。
請求項6の発明によれば、発光装置をより高速化できる。
請求項7の発明によれば、第2の補正方法による補正量の算出がより容易になる。
請求項8の発明によれば、濃度むらをさらに抑制することができる。
請求項9の発明によれば、副走査方向における光量の調整方法として、第1の補正方法および第2の補正方法に適した方法を採用することができる。
請求項10の発明によれば、発光素子列を複数のグループに分け、グループごとに第1の補正方法により光量の補正を行う方法を用いない場合に比較して、濃度むらを補正する際に、各発光素子に与えられる発光時間を確保しつつ、高速に走査させることが可能な画像形成装置を提供できる。
請求項11の発明によれば、発光素子の光量のばらつきが大きい場合でも、濃度むらを抑制することができる。
本実施の形態の画像形成装置の概要を示す図である。 本実施の形態が適用される発光素子ヘッドの構成を示した図である。 (a)は、発光素子ヘッドにおける回路基板および発光部の斜視図である。(b)は、発光部を、(a)のIIIb方向から見た図であり、発光部の一部を拡大した図である。 (a)~(b)は、本実施の形態が適用される発光チップの構造を説明した図である。 発光チップとして自己走査型発光素子アレイチップを採用した場合の信号発生回路の構成および回路基板の配線構成を示した図である。 発光チップの回路構成を説明するための図である。 (a)~(d)は、用紙に形成した画像に生じる濃度むらについて示した図である。 (a)~(b)は、発光チップが点灯する様子について示した図である。(c)は、このとき用紙に印刷される画像について示した図である。 (a)~(c)は、従来行っていた濃度むらを補正する方法であり、LEDの発光時間の調整だけで補正する方法について示した図である。 LEDの光量補正を行う光学素子ヘッドの構成例として、従来の例を示した概念図である。 LEDを、複数のグループに分ける方法の第1の例について示した図である。 LEDを、複数のグループに分ける方法の第2の例について示した図である。 主走査方向に生じる濃度むらを補正する具体的な方法について示した図である。 副走査方向に生じる濃度むらを補正する具体的な方法について示した図である。 本実施形態における信号発生回路の機能構成例を表すブロック図である。 濃度むらを補正する補正量を求める際の画像形成装置の動作について説明したフローチャートである。 発光装置の他の例を示した図である。 発光装置のさらに他の例を示した図である。
<画像形成装置の全体構成の説明>
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の画像形成装置1の概要を示す図である。
この画像形成装置1は、一般にタンデム型と呼ばれる画像形成装置である。画像形成装置1は、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成部10を備える。また、この画像形成装置1は、各画像形成ユニット11で形成された各色成分トナー像を順次転写(一次転写)保持させる中間転写ベルト20を具備する。さらに、この画像形成装置1は、中間転写ベルト20に転写されたトナー像を、記録媒体の一例である用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写装置30を備える。さらにまた、この画像形成装置1は、用紙Pに二次転写されたトナー像を定着し、画像を形成する定着手段の一例である定着装置50を有している。さらに、画像形成装置1は、画像形成装置1の各機構部を制御するとともに、画像データに対して予め定められた画像処理を施す画像出力制御部200を備える。
画像形成部10は、例えば、電子写真方式にて各色成分トナー像が形成される複数(本実施の形態では4つ)の画像形成ユニット11(具体的には11Y(イエロー)、11M(マゼンタ)、11C(シアン)、11K(黒))を備える。画像形成ユニット11は、トナー像を形成するトナー像形成手段の一例である。
各画像形成ユニット11(11Y、11M、11C、11K)は、使用されるトナーの色を除き、同じ構成を有している。そこで、イエローの画像形成ユニット11Yを例に説明を行う。イエローの画像形成ユニット11Yは、図示しない感光層を有し、矢印A方向に回転可能に配設される感光体ドラム12を具備している。この感光体ドラム12の周囲には、帯電ロール13、発光素子ヘッド14、現像器15、一次転写ロール16、およびドラムクリーナ17が配設される。これらのうち、帯電ロール13は、回転可能に感光体ドラム12に接触配置され、感光体ドラム12を予め定められた電位に帯電する。発光素子ヘッド14は、帯電ロール13によって予め定められた電位に帯電された感光体ドラム12に、光を照射し、静電潜像を書き込む。現像器15は、対応する色成分トナー(イエローの画像形成ユニット11Yではイエローのトナー)を収容し、このトナーによって感光体ドラム12上の静電潜像を現像する。一次転写ロール16は、感光体ドラム12上に形成されたトナー像を中間転写ベルト20に一次転写する。ドラムクリーナ17は、一次転写後の感光体ドラム12上の残留物(トナー等)を除去する。
感光体ドラム12は、像を保持する像保持体として機能する。また、帯電ロール13は、感光体ドラム12の表面を帯電させる帯電手段として機能し、発光素子ヘッド14は、感光体ドラム12を露光し、静電潜像を形成させる静電潜像形成手段(発光装置)として機能する。さらに、現像器15は、静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段として機能する。
像転写体としての中間転写ベルト20は、複数(本実施の形態では5つ)の支持ロールに回転可能に張架支持される。これらの支持ロールのうち、駆動ロール21は、中間転写ベルト20を張架するとともに中間転写ベルト20を駆動して回転させる。また、張架ロール22および25は、中間転写ベルト20を張架するとともに駆動ロール21によって駆動される中間転写ベルト20に従って回転する。補正ロール23は、中間転写ベルト20を張架するとともに中間転写ベルト20の搬送方向に略直交する方向の蛇行を規制するステアリングロール(軸方向一端部を支点として傾動自在に配設される)として機能する。さらに、バックアップロール24は、中間転写ベルト20を張架するとともに後述する二次転写装置30の構成部材として機能する。
また、中間転写ベルト20を挟んで駆動ロール21と対向する部位には、二次転写後の中間転写ベルト20上の残留物(トナー等)を除去するベルトクリーナ26が配設されている。
詳しくは後述するが、本実施の形態において、画像形成ユニット11は、画像の濃度を補正するための予め定められた濃度による濃度補正用画像(基準パッチ、濃度補正用トナー像)を形成する。この濃度補正用画像は、装置の状態を調整する画像の一例である。
二次転写装置30は、中間転写ベルト20のトナー像保持面側に圧接配置される二次転写ロール31と、中間転写ベルト20の裏面側に配置されて二次転写ロール31の対向電極をなすバックアップロール24とを備えている。このバックアップロール24には、トナーの帯電極性と同極性の二次転写バイアスを印加する給電ロール32が接触して配置されている。一方、二次転写ロール31は接地されている。
本実施の形態の画像形成装置1では、中間転写ベルト20、一次転写ロール16、および二次転写ロール31により、トナー像を用紙Pに転写する転写手段が構成される。
また、用紙搬送系は、用紙トレイ40、搬送ロール41、レジストレーションロール42、搬送ベルト43、および排出ロール44を備える。用紙搬送系では、用紙トレイ40に積載された用紙Pを搬送ロール41にて搬送した後、レジストレーションロール42で一旦停止させ、その後予め定められたタイミングで二次転写装置30の二次転写位置へと送り込む。また、二次転写後の用紙Pを、搬送ベルト43を介して定着装置50へと搬送し、定着装置50から排出された用紙Pを排出ロール44によって機外へと送り出す。
次に、この画像形成装置1の基本的な作像プロセスについて説明する。今、図示外のスタートスイッチがオン操作されると、予め定められた作像プロセスが実行される。具体的に述べると、例えばこの画像形成装置1をプリンタとして構成する場合には、PC(パーソナルコンピュータ)等、外部から入力される画像データを画像出力制御部200が、まず受信する。受信された画像データは、画像出力制御部200によって画像処理が施され、画像形成ユニット11に供給される。そして、画像形成ユニット11は、各色のトナー像形成を行う。すなわち、各色のデジタル画像信号に応じて各画像形成ユニット11(具体的には11Y、11M、11C、11K)をそれぞれ駆動する。次に、各画像形成ユニット11では、帯電ロール13により帯電された感光体ドラム12に、発光素子ヘッド(LPH)14によりデジタル画像信号に応じた光を照射することで、静電潜像を形成する。そして、感光体ドラム12に形成された静電潜像を現像器15により現像し、各色のトナー像を形成させる。なお、この画像形成装置1を複写機として構成する場合には、図示しない原稿台にセットされる原稿をスキャナで読み取り、得られた読み取り信号を処理回路によりデジタル画像信号に変換した後、上記と同様にして各色のトナー像の形成を行うようにすればよい。
その後、各感光体ドラム12上に形成されたトナー像は、感光体ドラム12と中間転写ベルト20とが接する一次転写位置で、一次転写ロール16によって中間転写ベルト20の表面に順次一次転写される。一方、一次転写後に感光体ドラム12上に残存するトナーは、ドラムクリーナ17によってクリーニングされる。
このようにして、中間転写ベルト20に一次転写されたトナー像は中間転写ベルト20上で重ね合わされ、中間転写ベルト20の回転に伴って二次転写位置へと搬送される。一方、用紙Pは予め定められたタイミングで二次転写位置へと搬送され、バックアップロール24に対して二次転写ロール31が用紙Pを挟持する。
そして、二次転写位置において、二次転写ロール31とバックアップロール24との間に形成される転写電界の作用で、中間転写ベルト20上のトナー像が用紙Pに二次転写される。トナー像が転写された用紙Pは、搬送ベルト43により定着装置50へと搬送される。定着装置50では、用紙P上のトナー像が加熱・加圧定着され、その後、機外に設けられた排紙トレイ(図示せず)に送り出される。一方、二次転写後に中間転写ベルト20に残存するトナーは、ベルトクリーナ26によってクリーニングされる。
<発光素子ヘッド14の説明>
図2は、本実施の形態が適用される発光素子ヘッド14の構成を示した図である。
この発光素子ヘッド14は、発光装置の一例であり、ハウジング61と、発光素子として複数のLEDを備えた発光部63と、発光部63や信号発生回路100(後述の図3参照)等を搭載する回路基板62と、LEDから出射された光出力を結像させて感光体を露光し静電潜像を形成させるための光学素子の一例としてのロッドレンズ(径方向屈折率分布型レンズ)アレイ64とを備えている。
ハウジング61は、例えば金属で形成され、回路基板62およびロッドレンズアレイ64を支持し、発光部63の発光点とロッドレンズアレイ64の焦点面とが一致するように設定されている。また、ロッドレンズアレイ64は、感光体ドラム12の軸方向(主走査方向)に沿って配置されている。
<発光部63の説明>
図3(a)は、発光素子ヘッド14における回路基板62および発光部63の斜視図である。
図3(a)に示すように、発光部63は、LPHバー631a~631cと、焦点調整ピン632a~632bと、LEDの発光を制御する制御手段の一例である信号発生回路100とを備える。
LPHバー631a~631cは、回路基板62上に、主走査方向に千鳥状になるように配置される。そして、LPHバー631a~631cのうち主走査方向に隣り合う2つが、副走査方向でその一部が重なるように配置され、継ぎ目部633a~633bを形成する。この場合、継ぎ目部633aは、LPHバー631aとLPHバー631bとが、副走査方向に重なるように配置されることで形成され、継ぎ目部633bは、LPHバー631bとLPHバー631cとが、副走査方向に重なるように配置されることで形成される。
なお、LPHバー631a~631cをそれぞれ区別しない場合は、以後、単に、LPHバー631と言うことがある。また、焦点調整ピン632a~632bをそれぞれ区別しない場合は、以後、単に、焦点調整ピン632と言うことがある。さらに、継ぎ目部633a~633bをそれぞれ区別しない場合は、以後、単に、継ぎ目部633と言うことがある。
図3(b)は、発光部63を、図3(a)のIIIb方向から見た図であり、発光部63の一部を拡大した図である。図3(b)では、LPHバー631aとLPHバー631bとの継ぎ目部633aについて図示している。
図3(b)に示すように、LPHバー631aおよびLPHバー631bには、発光素子アレイチップの一例としての発光チップCが、配される。発光チップCは、主走査方向に沿い、二列に向かい合わせて千鳥状に配置する。発光チップCは、LPHバー631aやLPHバー631bのそれぞれに、例えば、60個配される。なお以後、これら60個の発光チップCを、発光チップC1~C60と言うことがある。また、図示するように、発光チップCには、LED71が配される。つまり、この場合、LED71は、予め定められた個数毎に発光チップCに搭載されるとともに、主走査方向に沿って配列する。また、LED71は、発光チップC毎に主走査方向または主走査方向とは逆方向に向けて順次点灯する。
なお、ここでは図示していないが、LPHバー631cも、LPHバー631aおよびLPHバー631bと同様の構成を有する。そして、継ぎ目部633bも、継ぎ目部633aと同様の構成を有する。
以上説明した構成によれば、LPHバー631a~LPHバー631cに配される複数のLED71は、主走査方向に列状に配されるLED71からなる発光素子列であると捉えることができる。
また、継ぎ目部633a~633bでは、この箇所の何れかの箇所に設けられた切換箇所Kpで、第1の発光素子列と第2の発光素子列とを切り換えて発光させる。つまり、この切換箇所Kpで、点灯させるLPHバー631を、切り換える。この場合、LED71を点灯させるLPHバー631は、LPHバー631a→LPHバー631b→LPHバー631cの順になる。
図3(b)では、白丸で図示されたLED71が点灯し、黒丸で図示されたLED71は、点灯しない。即ち、図3(b)では、切換箇所Kpで、LPHバー631aのLED71からLPHバー631bのLED71に点灯が切り換えられることを示している。そして、切換箇所Kpの図中左側では、LPHバー631aのLED71が点灯し、切換箇所Kpの図中右側では、LPHバー631bのLED71が点灯する。
切換箇所Kpは、継ぎ目部633a~633bの中で自由に設定することができ、切換の制御は、信号発生回路100が行う。
焦点調整ピン632a~632bにより、回路基板62は、図3(a)で両矢印方向で示す上下方向に移動させることができる。つまり、回路基板62を昇降させることができる。そして、回路基板62を昇降させることで、発光部63と感光体との距離を変更することができる。これにより、LPHバー631a~631cと、感光体との距離が変更され、LED71から出射され、感光体に結像する光出力の焦点を調整することができる。なお、焦点調整ピン632a~632bにより、回路基板62を、焦点調整ピン632a側および焦点調整ピン632b側の双方を上方向に移動させることができる。また、焦点調整ピン632a側および焦点調整ピン632b側の双方を下方向に移動させることもできる。さらに、焦点調整ピン632a側および焦点調整ピン632b側の何れか一方を上方向に移動させ、他方を下方向に移動させることもできる。焦点調整ピン632a~632bは、信号発生回路100の制御により、動作するようにしてもよく、手動により動作するようにしてもよい。
<発光素子アレイチップの説明>
図4(a)~(b)は、本実施の形態が適用される発光チップCの構造を説明した図である。
図4(a)は、発光チップCをLEDの光が出射する方向から見た図である。また、図4(b)は、図4(a)のIVb-IVb断面図である。
発光チップCには、発光素子アレイの一例として主走査方向に列状に配される複数のLED71が等間隔で配されている。また、基板70の両側に発光素子アレイを駆動する信号を入出力するための電極部の一例としてのボンディングパッド72が発光素子アレイを挟むようにして配されている。そして、それぞれのLED71には光が出射する側にマイクロレンズ73が形成されている。このマイクロレンズ73により、LED71から出射した光は集光され、感光体ドラム12(図2参照)に対して、効率よく光を入射させることができる。
このマイクロレンズ73は、光硬化性樹脂等の透明樹脂からなり、より効率よく光を集光するためその表面は非球面形状をとることが好ましい。また、マイクロレンズ73の大きさ、厚さ、焦点距離等は、使用されるLED71の波長、使用される光硬化性樹脂の屈折率等により決定される。
<自己走査型発光素子アレイチップの説明>
なお、本実施の形態では、発光チップCとして例示した発光素子アレイチップとして自己走査型発光素子アレイ(SLED:Self-Scanning Light Emitting Device)チップを使用するのが好ましい。自己走査型発光素子アレイチップは、発光素子アレイチップの構成要素としてpnpn構造を持つ発光サイリスタを用い、発光素子の自己走査が実現できるように構成したものである。
図5は、発光チップCとして自己走査型発光素子アレイチップを採用した場合の信号発生回路100の構成および回路基板62の配線構成を示した図である。
信号発生回路100には、画像出力制御部200(図1参照)より、ライン同期信号Lsync、画像データVdata、クロック信号clk、およびリセット信号RST等の各種制御信号が入力されるようになっている。そして、信号発生回路100は、外部から入力されてくる各種制御信号に基づいて、例えば画像データVdataの並べ替えや出力値の補正等を行い、各発光チップC(C1~C60)のそれぞれに対して発光信号φI(φI1~φI60)を出力する。なお、本実施の形態では、各発光チップC(C1~C60)のそれぞれに、1個ずつ発光信号φI(φI1~φI60)が供給されるようになっている。
また、信号発生回路100は、外部から入力されてくる各種制御信号に基づき、各発光チップC1~C60に対してスタート転送信号φS、第1転送信号φ1および第2転送信号φ2を出力する。
回路基板62には、各発光チップC1~C60のVcc端子に接続される電力供給用のVcc=-5.0Vの電源ライン101およびGND端子に接続される接地用の電源ライン102が設けられている。また、回路基板62には、信号発生回路100のスタート転送信号φS、第1転送信号φ1、第2転送信号φ2を送信するスタート転送信号ライン103、第1転送信号ライン104、第2転送信号ライン105も設けられている。さらに、回路基板62には、信号発生回路100のから各発光チップC(C1~C60)に対して発光信号φI(φI1~φI60)を出力する60本の発光信号ライン106(106_1~106_60)も設けられている。なお、回路基板62には、60本の発光信号ライン106(106_1~106_60)に過剰な電流が流れるのを防止するための60個の発光電流制限抵抗RIDが設けられている。また、発光信号φI1~φI60は、それぞれ、後述するようにハイレベル(H)およびローレベル(L)の2状態を取りうる。そして、ローレベルは-5.0Vの電位、ハイレベルは±0.0Vの電位となっている。
図6は、発光チップC(C1~C60)の回路構成を説明するための図である。
発光チップCは、60個の転送サイリスタS1~S60、60個の発光サイリスタL1~L60を備えている。なお、発光サイリスタL1~L60は、転送サイリスタS1~S60と同様のpnpn接続を有しており、その中のpn接続を利用することで発光ダイオード(LED)としても機能するようになっている。また、発光チップCは、59個のダイオードD1~D59および60個の抵抗R1~R60を備えている。さらに、発光チップCは、第1転送信号φ1、第2転送信号φ2、そして、スタート転送信号φSが供給される信号線に、過剰な電流が流れるのを防止するための転送電流制限抵抗R1A、R2A、R3Aを有している。なお、発光素子アレイ81を構成する発光サイリスタL1~L60は、図中左側からL1、L2、…、L59、L60の順で配列され、発光素子列を形成している。また、転送サイリスタS1~S60も、図中左側からS1、S2、…、S59、S60の順で配列され、スイッチ素子列すなわちスイッチ素子アレイ82を形成している。さらに、ダイオードD1~D59も、図中左からD1、D2、…、D58、D59の順で配列されている。さらにまた、抵抗R1~R60も、図中左からR1、R2、…R59、R60の順で配列されている。
次に、発光チップCにおける各素子の電気的な接続について説明する。
各転送サイリスタS1~S60のアノード端子は、GND端子に接続されている。このGND端子には、電源ライン102(図5参照)が接続され、接地される。
また、奇数番目の転送サイリスタS1、S3、…、S59のカソード端子は、転送電流制限抵抗R1Aを介してφ1端子に接続されている。このφ1端子には、第1転送信号ライン104(図5参照)が接続され、第1転送信号φ1が供給される。
一方、偶数番目の転送サイリスタS2、S4、…、S60のカソード端子は、転送電流制限抵抗R2Aを介してφ2端子に接続されている。このφ2端子には、第2転送信号ライン105(図5参照)が接続され、第2転送信号φ2が供給される。
また、各転送サイリスタS1~S60のゲート端子G1~G60は、各転送サイリスタS1~S60に対応して設けられた抵抗R1~R60をそれぞれ介してVcc端子に接続されている。このVcc端子には、電源ライン101(図5参照)が接続され、電源電圧Vcc(-5.0V)が供給される。
さらに、各転送サイリスタS1~S60のゲート端子G1~G60は、対応する同番号の発光サイリスタL1~L60のゲート端子に、1対1でそれぞれ接続されている。
また、各転送サイリスタS1~S59のゲート端子G1~G59には、ダイオードD1~D59のアノード端子が接続されており、これらダイオードD1~D59のカソード端子は、それぞれに隣接する次段の転送サイリスタS2~S60のゲート端子G2~G60に接続されている。すなわち、各ダイオードD1~D59は、転送サイリスタS1~S60のゲート端子G1~G60を挟んで直列接続されている。
そして、ダイオードD1のアノード端子すなわち転送サイリスタS1のゲート端子G1は、転送電流制限抵抗R3Aを介してφS端子に接続されている。このφS端子には、スタート転送信号ライン103(図5参照)を介してスタート転送信号φSが供給される。
次に、各発光サイリスタL1~L60のアノード端子は、各転送サイリスタS1~S60のアノード端子と同様に、GND端子に接続されている。
また、各発光サイリスタL1~L60のカソード端子は、φI端子に接続されている。このφI端子には、発光信号ライン106(発光チップC1の場合は発光信号ライン106_1:図5参照)が接続され、発光信号φI(発光チップC1の場合は発光信号φI1)が供給される。なお、他の発光チップC2~C60には、それぞれ、対応する発光信号φI2~φI60が供給される。
<画像に生じる濃度むらの説明>
近年、例えば、B2サイズのような幅広の用紙Pに印刷を行う画像形成装置1の市場台数が増加している。そして、幅広かつ高速化に対応するためには、画像形成装置1を構成する部材の大型化が必要になる。しかし、部材の大型化による部品精度の悪化、高速化による制御誤差の増加により、1次元、2次元的な濃度むらが悪化し画質が劣化する。
図7(a)~(d)は、用紙Pに形成した画像に生じる濃度むらについて示した図である。
このうち、図7(a)~(b)は、副走査方向に濃度むらが発生した場合を示している。そして、図7(a)は、用紙Pの大きさがA3の場合に、副走査方向に濃度むらが発生した場合を示している。また、図7(b)は、用紙Pの大きさがB2の場合に、副走査方向に濃度むらが発生した場合を示している。図示するように、副走査方向に向かい、濃度が濃い領域と薄い領域とが存在する。
また、図7(c)~(d)は、主走査方向に濃度むらが発生した場合を示している。そして、図7(c)は、用紙Pの大きさがA3の場合に、主走査方向に濃度むらが発生した場合を示している。また、図7(d)は、用紙Pの大きさがB2の場合に、主走査方向に濃度むらが発生した場合を示している。図示するように、主走査方向に向かい、濃度が濃い領域と薄い領域とが存在する。
図7(a)と図7(b)、および図7(c)と図7(d)を比較すると、A3の用紙Pよりも、B2の用紙Pの方が、濃度むらが、より顕著である。即ち、用紙Pがより大きくなると、濃度むらの問題が生じやすくなる。なお、副走査方向および主走査方向の双方に濃度むらが発生する場合もある。
一方、画像形成装置1に発光素子ヘッド14を利用し、濃度むらを打ち消すように光量を調整することが可能である。しかし、濃度むらを補正するには、広い光量調整範囲を確保する必要がある。即ち、発光素子ヘッド14の光量調整方法として、発光時間を変更する方式が考えられるが、広い光量範囲を確保しようとする場合、各LED71を点灯させるための時間を長く確保する必要があり、高速駆動が困難になる。この問題は、以下に説明するように、図5~6で説明した発光チップCを使用した場合、特に問題になりやすい。
図8(a)~(b)は、発光チップCが点灯する様子について示した図である。また、図8(c)は、このとき用紙Pに印刷される画像について示した図である。
図8(a)に図示するように、発光チップCのLED71は、転送方向に対し、順に点灯する。即ち、発光チップCのLED71は、時分割駆動方式で転送開始方向から転送終了方向に向けて順番に点灯する。ここでは、発光チップCに配されるLED71として、0~xの番号が付されたLED71が順に点灯していくことを示している。この場合、時間軸で表すと、発光チップCのLED71は、同時には発光していない。
そして、感光体ドラム12は、回転するため、図8(b)に図示するように、時間の経過に従い、副走査方向にずれて、点灯していき、感光体上に静電潜像が形成される。またその結果、用紙Pに形成される画像も、副走査方向にずれて形成される。
また、転送方向は、隣り合う発光チップCごとに、逆方向になる。図8(c)の上方には、この様子を矢印にて図示している。そしてその結果、図8(c)の下方に示すように、用紙Pに形成される画像は、ジグザグ形状となる。
図5~6で説明した発光チップCでは、複数のLED71を同じ信号線で制御できるため、信号縁数を大幅に削減できる。一方、LED71ごとの点灯可能時間は、同時に発光する場合に比較して、減少するため、各LED71を点灯させるための時間を長く確保するのが困難になりやすく、また、高速駆動が困難になりやすい。
図9(a)~(c)は、従来行っていた濃度むらを補正する方法であり、LED71の発光時間の調整だけで補正する方法について示した図である。
このうち、図9(a)は、補正前の濃度について示している。ここで、横軸は、主走査方向の位置を表し、縦軸は、画像の濃度を表す。ここでは、主走査方向に対し、濃度が変動し、濃度むらが生じていることを示している。
図9(b)は、図9(a)に示したような濃度むらが生じているときに、LED71に必要な補正量を表す。この補正は、LED71に設定する光量の補正により行う。そして、この光量は、発光時間にて調整する。よって、横軸は、主走査方向の位置を表し、縦軸は、発光時間を表す、とも言える。
この場合、図9に示すように、濃度が小さい箇所は、LED71の発光時間を長くし、濃度が大きい箇所は、LED71の発光時間を短くする。
図9(c)は、補正後の濃度について示している。ここで、横軸は、主走査方向の位置を表し、縦軸は、画像の濃度を表す。
図9(b)に示したような光量の補正の結果、濃度むらを相殺することができる。そして、その結果、図9(c)に示すように、主走査方向に対する濃度の変動が消滅し、濃度むらが補正されたことを示している。
この場合、LPHヘッド14全体の平均光量をLED71の駆動電圧の増減で調整し、LED71の光量を、発光時間の増減で調整する。
図10は、LED71の光量補正を行う光学素子ヘッド14の構成例として、従来の例を示した概念図である。
ここでは、LPHヘッド14全体の平均光量をLED71の駆動電圧で調整する。
そして、LPHヘッド14に備えられた1つのドライバにより、各LED71の光量を、発光時間だけで調整する。ドライバは、LED71について、光量の補正を含む発光の制御を行う。ドライバは、信号発生回路100の機能の1つとすることができる。
<濃度むらを補正する方法の説明>
そこで、本実施の形態では、以下に説明する方法を用いることで、各LED71の発光時間を確保しつつ、高速に走査させることができるようにしている。
本実施の形態では、LED71は、複数のグループに分けられ、ドライバは、各グループごとに、各グループに含まれるLED71に対し、第1の補正方法により一律に光量の補正を行うことで主走査方向における濃度むらを補正する。
この場合、第1の補正方法は、各グループに含まれるLED71の平均光量を調整する方法である、さらに具体的には、平均光量を調整する方法は、平均光量をLED71に付与する電圧を変化させることで調整する方法である。なお、平均光量を調整する方法は、平均光量をLED71に付与する電流を変化させることで調整する方法とすることもできる。
また、ドライバは、第1の補正方法とともに、各グループに含まれるLED71のそれぞれに対し、第2の補正方法により個別に光量の補正を行うことで、主走査方向における濃度むらをさらに補正する。
この場合、第2の補正方法は、LED71の発光時間を調整する方法とする。
図11は、LED71を、複数のグループに分ける方法の第1の例について示した図である。
ここでは、LED71を6個のグループに分ける場合を示している。図では、この6個のグループをグループ1~6として図示している。そして、各グループごとに、ドライバA~Fが設けられ、それぞれのグループに属するLED71を発光させる制御を行う。
そしてこのとき、ドライバA~Fは、まず、各グループ1~6に含まれるLED71の電圧を調整することで、一律に光量の補正を行う。これは、各グループ1~6に含まれるLED71の電圧を調整することで、各グループに属するLED71の平均光量を調整する、と言うこともできる。さらに、ドライバA~Fは、各グループA~Fに含まれるLED71のそれぞれに対し、発光時間を調整することで、個別に光量の補正を行う。
つまり、ドライバA~Fは、各グループ1~6に含まれるLED71の電圧を調整し、一律に光量の補正を行うことで、LED71の光量の粗調整を行う。さらに、ドライバA~Fは、各グループ1~6に含まれるLED71の発光時間を調整し、個別に光量の補正を行うことで、LED71の光量の微調整を行う。
この場合、LPHバー631aのLED71を、主走査方向の中間を境界にして、前半部分をグループ1とし、後半部分をグループ2とする。同様に、LPHバー631bのLED71を、主走査方向の中間を境界にして、前半部分をグループ3とし、後半部分をグループ4とする。さらに、LPHバー631cのLED71を、主走査方向の中間を境界にして、前半部分をグループ5とし、後半部分をグループ6とする。
図12は、LED71を、複数のグループに分ける方法の第2の例について示した図である。
ここでは、LED71を3個のグループに分ける場合を示している。図では、この3個のグループをグループ1~3として図示している。そして、グループ1には、ドライバA、B、グループ2には、ドライバC、D、グループ3には、ドライバE、Fがそれぞれ設けられ、それぞれのグループに属するLED71を発光させる制御を行う。
この例では、ドライバA~Fは、まず、各グループ1~3に含まれるLED71の電圧を調整することで、一律に光量の補正を行う。このとき、電圧は、ドライバAとドライバBとで同じになる。また、電圧は、ドライバCとドライバD、ドライバEとドライバFとで同じになる。さらに、ドライバA~Fは、各グループ1~3に含まれるLED71のそれぞれに対し、発光時間を調整することで、個別に光量の補正を行う。
この場合、LPHバー631aのLED71を、グループAとする。同様に、LPHバー631bのLED71を、グループBとし、LPHバー631cのLED71を、グループCとする。
<主走査方向に生じる濃度むらの補正の説明>
次に、濃度むらを補正する方法についてさらに詳細に説明を行う。ここではまず、主走査方向に生じる濃度むらの補正について説明する。つまり、図7(a)で示したような濃度むらを補正する場合について説明する。
図13は、主走査方向に生じる濃度むらを補正する具体的な方法について示した図である。ここで、横軸は、主走査方向の位置を表し、縦軸は、LED71に必要な光量補正量を表す。また、主走査方向で、LED71は、9個のグループに分けられ、それぞれのグループを、グループ1~9として図示している。
ドライバは、各グループに含まれるLED71のうち予め定められた位置のLED71により形成された画像の濃度を基に、主走査方向における濃度むらを補正する補正量を決める。予め定められた位置は、例えば、各グループの両端となる。図では、この位置を、P1~P10として図示している。つまり、ドライバは、主走査方向に配列するLED71のうち、始点と終点および各グループの境界に位置するLED71についての濃度を基に、光量補正量を決める、
さらに具体的には、ドライバは、予め定められた位置のLED71として、各グループの両端のLED71についての補正量のうち大きい方の補正量にて、第1の補正方法である電圧を調整する方法により補正する。
図13では、グループ1の両端のLED71の光量補正量は、位置P1の0%および位置P2の12%である。このとき、光量補正量が大きい方は、位置P2の12%である。そして、ドライバは、第1の補正方法として、グループ1に対し、電圧を一律に12%増加させる補正を行う。これにより、グループ1に属する全てのLED71の光量が一律に12%増加する。そして、グループ1に属するLED71の平均光量も12%増加する。
この場合、発光時間を調整する第2の補正方法により、位置P2のLED71以外の他のLED71に対し発光時間を調整する補正を行うときに、発光時間を短くする補正を行えばよい。例えば、位置P1のLED71に対しては、発光時間を-12%とする。この場合、発光時間を長くする補正が少なくなるので、高速駆動がより容易になる。
同様に、グループ2~9については、第1の補正方法による電圧の補正量は、それぞれ15%、15%、13%、5%、-4%、-12%、2%、2%となる。
ただし、0%と12%の間の値を採用することもできる。この場合、例えば、0%と12%の平均である6%を光量補正量とし、電圧を調整することで、平均光量を6%増加させる。そして、例えば、12%の補正を必要する位置P2のLED71に対しては、残りの3%を、発光時間を長くすることで調整する方法でもよい。上記方法では、発光時間が短くなるため、ドライバは、高速にLED71をON/OFFする制御が必要となる。高速にLED71をON/OFFする制御には、限界があり、発光時間をむやみに短くすることはできない。よって、発光時間が短くなりすぎる場合は、例えば、0%と12%の平均である6%の光量補正量を採用する方がよい。
そして、ドライバは、各グループに含まれるLED71のうち両端のLED71以外のLED71の補正量を、両端のLED71の補正量による補間により求め、第2の補正方法である発光時間を調整する方法により補正する。補間の方法は、例えば、線形補間とすることができる。この場合、例えば、グループ1の中点に位置するLED71に対する光量補正量は、(0%+12%)/2=6%となる。そして、上記第1の方法により、12%の電圧の補正量で補正をした場合、第2の方法による発光時間の補正量は、6%-12%=-6%となる。なお、補間の方法は、線形補間に限られるものではく、多項式補間など他の方法でもよい。
上記補正方法では、グループ分けをすることで、グループ内のLED71に対し、第1の補正方法である電圧の調整により、平均光量を補正する。さらに、第2の補正方法である発光時間の調整により、個別のLED71に対する濃度の補正を行う。これにより、発光時間による光量の調整量が小さくてすむ。即ち、図13の場合、発光時間だけで光量を補正するには、±15%の幅で、発光時間を増減する必要がある。対して、本実施の形態では、発光時間の増減の幅はこれより小さくてすむ。これにより、発光チップCのLED71を高速駆動することができる。よって、発光素子ヘッド14の高速化が実現できる。
<副走査方向に生じる濃度むらの補正の説明>
次に、副走査方向に生じる濃度むらの補正について説明する。つまり、図7(b)で示したような濃度むらを補正する場合について説明する。
図14は、副走査方向に生じる濃度むらを補正する具体的な方法について示した図である。ここで、横軸は、副走査方向の位置を表し、縦軸は、LED71に必要な光量補正量を表す。図14では、1ラインごとの光量補正量を、Nライン目、N+1ライン目、N+2ライン目、… のように、図示している。
本実施の形態では、ドライバは、各グループごとに副走査方向における周期的な濃度むらを補正する。副走査方向の濃度むらは、例えば、感光体ドラム12や現像器15の内部に配される磁石ロールの回転周期に応じた濃度むらが副走査方向に生じる。図では、この周期を1周期として図示している。また他の要因で、副走査方向に濃度むらが生じる場合も、周期性を有する場合が多い。よって、副走査方向における濃度むらを補正するのに、周期的な濃度むらに着目して補正するのは、有効である。
本実施の形態では、ドライバは、周期的な濃度むらの直流成分(DC成分)を第1の補正方法である電圧の調整により補正し、交流成分(AC成分)を第2の補正方法である発光時間の調整により補正する。
副走査方向の濃度むらを上記補正方法により補正することで、発光時間による光量の調整量がさらに小さくてすみ、さらなる高速駆動を実現できる。
また、第1の補正方法である電圧の調整を、Nライン目、N+1ライン目、N+2ライン目、… で示したラインごとに変更し、太線で示した光量補正量を、第1の補正方法である電圧の調整により補正してもよい。つまりこの場合、直流成分(DC成分)および交流成分(AC成分)の双方を、電圧にて調整する。この場合、第2の補正方法である発光時間の調整を行うのは、主走査方向だけでよく、LED71の発光時間の増減の幅をさらに低減することができる。
<信号発生回路100の機能構成の説明>
次に、信号発生回路100の機能構成について説明する。
図15は、本実施形態における信号発生回路100の機能構成例を表すブロック図である。なお、図15では、信号発生回路100が有する種々の機能のうち本実施形態に関係するものを選択して図示している。
図示するように、信号発生回路100は、画像データ等を取得する情報取得部111と、濃度むらを補正する補正量を求める補正量取得部112と、駆動信号を生成する駆動信号生成部113と、補正データを記憶する記憶部114とを備える。
情報取得部111は、画像出力制御部200から画像データを受け取る。この画像データは、上述の通り、PC等の外部から入力された画像データを、画像出力制御部200において画像処理等が施され、画像形成ユニット11で画像を形成するのに使用可能とされたものである。画像処理は、具体的には、例えば、ラスタライズ処理、色変換処理、パイルハイト処理、スクリーン処理等である。
また、情報取得部111は、補正むらを算出するための濃度むら測定チャートの読み取り結果である画像データを取得する。
補正量取得部112は、情報取得部111が取得した濃度むら測定チャートの画像データを基に、濃度むらを補正する補正量を求める。この補正量は、上記第1の補正方法による電圧の補正量、および上記第2の補正方法によるLED71の発光時間の補正量を含む。
駆動信号生成部113は、LED71を点灯させるための駆動波形を生成し、駆動信号として出力する。具体的には、例えば、上述した発光信号φI、スタート転送信号φS、第1転送信号φ1および第2転送信号φ2の駆動波形を生成し駆動信号として出力する。このとき、駆動信号生成部113は、電圧の補正量およびLED71の発光時間の補正量に応じた駆動信号を出力する。
記憶部114は、補正量取得部112が算出した補正量として、グループごとに決まる電圧の補正量および各LED71ごとに決まる発光時間の補正量を記憶する。
<画像形成装置1の動作の説明>
次に、濃度むらを補正する補正量を求める際の画像形成装置1の動作について説明する。
図16は、濃度むらを補正する補正量を求める際の画像形成装置1の動作について説明したフローチャートである。
まず、画像形成装置1により、濃度むら測定チャートを印刷する(ステップ101)。濃度むら測定チャートは、例えば、一様な濃度を有する画像であり、画像形成装置1で使用するトナーの色ごとに印刷される。
次に、情報取得部111が、濃度むら測定チャートを読み取った画像データを取得する(ステップ102)。濃度むら測定チャートの読み取りは、例えば、スキャナなどにより行う。また、定着装置50により、トナー像が用紙Pに定着された後の画像を読み取るセンサにより、読み取ることもできる。このセンサは、インラインセンサとも呼ばれる。
そして、補正量取得部112が、濃度むら測定チャートを読み取った画像データを基に、濃度むらを算出する(ステップ103)。
さらに、補正量取得部112は、算出した濃度むらを、予め定められた計算式により、LED71の光量補正量に変換する。
このとき、補正量取得部112は、まず、各グループの両端に位置するLED71について、濃度むらを補正する光量補正量を算出し、このうち大きい方を実際に補正する光量補正量とする。そしてこの光量補正量に対応する電圧の補正量を求める(ステップ104)。これにより、各グループに対する電圧の補正量が求まる。
そして、各グループの両端に位置するLED71についての光量補正量を補間し、両端のLED71の間のLED71についての光量補正量を求める。そしてこの光量補正量に対応する発光時間の補正量を求める(ステップ105)。これにより、各LED71に対する発光時間の補正量が求まる。
そして、記憶部114は、補正量取得部112が算出した補正量として、グループごとに決まる電圧の補正量、および各LED71ごとに決まる発光時間の補正量を補正データとして記憶する(ステップ106)。
実際に印刷を行う際は、駆動信号生成部113が、記憶部114を参照し、グループごとに決まる電圧の補正量、および各LED71ごとに決まる発光時間の補正量の2つの補正量に基づき駆動信号を作成し、出力する。これにより、濃度むらを補正した印刷が行われる。
以上説明した形態によれば、各LED71に与えられる発光時間を確保しつつ、高速に走査させることが可能な発光素子ヘッドや画像形成装置を提供することができる。
なお、上述した例では、第1の補正方法および第2の補正方法の双方を行っていたが、LED71の光量のばらつきが少ない場合は、第1の補正方法だけで、濃度むらが補正できる場合がある。よって、第2の補正方法を行うのは、必須ではない。
また、上述した例では、補正データは、記憶部114が記憶し、印刷を行う際には、補正データを記憶部114から取得していた。実際には、ドライバに、補正データを予め設定しておく。ただし、これに限られるものではなく、例えば、補正データを、発光素子ヘッド14の外部に設けられた外部コントローラから送るようにしてもよい。この場合、印刷を行う画像データに同期して、補正データがリアルタイムで送られる。外部コントローラは、例えば、画像出力制御部200の機能の1つとすることができる。
さらに、上述した例では、LPHバー631a~631cの3つのLPHバー631を使用していたが、その数は、問わない。例えば、1つのLPHバー631で、必要なLED71を配することができれば、1つとすることもできる。
また、上述した例では、発光装置として画像形成装置1に備えられた発光素子ヘッド14について説明したが、これに限られるものではない。
図17は、発光装置の他の例を示した図である。
図示する発光装置は、平面状の露光面に対し、露光を行う露光ヘッド310について示した図である。この露光ヘッド310は、露光装置300に備えられる。
露光装置300は、例えば、プリント配線基板(PWB:Printed Wiring Boar)の製造工程におけるドライ・フィルム・レジスト(DFR:Dry Film Resist)の露光、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)の製造工程におけるカラーフィルタの形成、TFT(Thin Film Transistor)の製造工程におけるDFRの露光、プラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)の製造工程におけるDFRの露光に用いられる。
露光装置300は、露光ヘッド310の他に、基板350を載せる露光テーブル320と、露光ヘッド310を移動させる移動機構330とを備える。
露光ヘッド310は、上述した発光素子ヘッド14と同様の構成を有する。即ち、複数のLED71を備えた発光部63と、発光部63や信号発生回路100等を搭載する回路基板62と、LEDから出射された光出力を結像させるロッドレンズアレイ64とを備える。また、発光部63は、LPHバー631と、焦点調整ピン632と、信号発生回路100とを備える。
露光テーブル320は、露光を行う対象である基板350を載せる載置台である。基板350は、上述したDFRを載せ、露光を行う。
移動機構330は、露光ヘッド310を、図示するように、副走査方向に沿った両矢印方向R1で往復移動させる。これにより、主走査方向は、露光ヘッド310により走査し、副走査方向は、露光ヘッド310を移動させることで、DFR等を露光する。
なお、ここでは、露光ヘッド310を移動させたが、露光テーブル320を副走査方向に移動させることで露光を行ってもよい。
図18は、発光装置のさらに他の例を示した図である。
図示する発光装置は、曲面状の露光面に対し、露光を行う露光ヘッド410について示した図である。この露光ヘッド410は、画像記録装置400に備えられる。
画像記録装置400は、例えば、記録材に直接画像記録を行うCTP(Computer to Plate)出力装置である。
画像記録装置400は、露光ヘッド410の他に、記録材450を保持する回転ドラム420と、露光ヘッド410を移動させる移動機構430と、回転ドラム420を回転させる回転機構440とを備える。
露光ヘッド410は、上述した発光素子ヘッド14と同様の構成を有する。
回転ドラム420は、これを回転させることで、記録材450をともに回転させる。
移動機構430は、露光ヘッド410を主走査方向に沿った両矢印方向R2で往復移動させ、これにより主走査方向で走査を行う。移動機構430は、例えば、リニアモータである。
また、回転機構440は、回転ドラム420を回転させ、これにより副走査方向に記録材450を移動させ、記録材450を露光する。
なお、ここでは、露光ヘッド410は、1つであるが、複数備えられ、主走査方向の操作を分担するようにしてもよい。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、種々の変更または改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…画像形成装置、11…画像形成ユニット、12…感光体ドラム、14…発光素子ヘッド、16…一次転写ロール、20…中間転写ベルト、31…二次転写ロール、50…定着装置、63…発光部、64…ロッドレンズアレイ、71…LED、100…信号発生回路、200…画像出力制御部、300露光装置、310、410…露光ヘッド、400…画像記録装置、631a~631c…LPHバー、632a~632b…焦点調整ピン、633a~633b…継ぎ目部、C1~C60…発光チップ

Claims (11)

  1. 主走査方向に列状に配される発光素子からなる発光素子列と、
    発光素子の光出力を結像させて感光体を露光し静電潜像を形成させるための光学素子と、
    前記発光素子列の発光を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記発光素子列は、複数のグループに分けられ、
    前記制御手段は、各グループごとに、各グループに含まれる発光素子に対し、第1の補正方法により一律に光量の補正を行うことで、主走査方向における濃度むらを補正する発光装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の補正方法とともに、各グループに含まれる発光素子のそれぞれに対し、第2の補正方法により個別に光量の補正を行うことで、主走査方向における濃度むらをさらに補正することを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第1の補正方法は、各グループに含まれる発光素子の平均光量を調整する方法であり、前記第2の補正方法は、発光素子の発光時間を調整する方法であることを特徴とする請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記第1の補正方法は、前記平均光量を発光素子に付与する電圧を変化させることで調整する方法であることを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記制御手段は、各グループに含まれる発光素子のうち予め定められた位置の発光素子により形成された画像の濃度を基に、主走査方向における濃度むらを補正する補正量を決めることを特徴とする請求項2に記載の発光装置。
  6. 前記制御手段は、予め定められた位置の発光素子として、各グループの両端の発光素子についての補正量のうち大きい方の補正量にて、前記第1の補正方法により補正することを特徴とする請求項5に記載の発光装置。
  7. 前記制御手段は、各グループに含まれる発光素子のうち両端の発光素子以外の発光素子の補正量を、両端の発光素子の補正量による補間により求め、前記第2の補正方法により補正することを特徴とする請求項6に記載の発光装置。
  8. 前記制御手段は、各グループごとに、さらに副走査方向における周期的な濃度むらを補正することを特徴とする請求項2に記載の発光装置。
  9. 前記制御手段は、周期的な濃度むらの直流成分を前記第1の補正方法により補正し、交流成分を前記第2の補正方法により補正することを特徴とする請求項8に記載の発光装置。
  10. 主走査方向に列状に配される発光素子からなる発光素子列と、当該発光素子の光出力を結像させて感光体を露光し静電潜像を形成させるための光学素子と、を用いて、トナー像を形成するトナー像形成手段と、
    前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    記録媒体に転写した前記トナー像を定着し、画像を形成する定着手段と、
    前記発光素子列の発光を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記発光素子列は、複数のグループに分けられ、
    前記制御手段は、各グループに含まれる発光素子に対し、第1の補正方法により一律に光量の補正を行うことで、主走査方向における濃度むらを補正する画像形成装置。
  11. 前記第1の補正方法とともに、各グループに含まれる発光素子のそれぞれに対し、第2の補正方法により個別に光量の補正を行うことで、主走査方向における濃度むらをさらに補正することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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