JP2007060499A - インターホンシステム - Google Patents

インターホンシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2007060499A
JP2007060499A JP2005245831A JP2005245831A JP2007060499A JP 2007060499 A JP2007060499 A JP 2007060499A JP 2005245831 A JP2005245831 A JP 2005245831A JP 2005245831 A JP2005245831 A JP 2005245831A JP 2007060499 A JP2007060499 A JP 2007060499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
image
circuit
extension
slave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005245831A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sumiya
浩史 角谷
Masaru Okumura
優 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aiphone Co Ltd
Original Assignee
Aiphone Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aiphone Co Ltd filed Critical Aiphone Co Ltd
Priority to JP2005245831A priority Critical patent/JP2007060499A/ja
Publication of JP2007060499A publication Critical patent/JP2007060499A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Abstract

【課題】子機のカメラにて撮像された画像の録画処理機能と子機マイクに入力された音声の録音処理機能とを当該子機に備えることにより、親機の構成の簡素化を図る。
【解決手段】カメラ101を有するドアホン子機1a、モニタ203を有するインターホン親機2およびモニタ303を有する増設インターホン親機3のうち、カメラにて撮像された画像の録画処理機能として、圧縮回路107、画像蓄積メモリ108、伸張回路109、D/A変換回路110を当該ドアホン子機のみに備えるとともに、子機マイク105に入力された音声の録音処理機能として、音声蓄積メモリ112を当該ドアホン子機のみに備える。
【選択図】図2

Description

本発明はインターホンシステムに係り、特に、ドアホン子機のカメラにて撮像された画像の録画/再生機能および当該ドアホン子機のマイクに入力された音声の録音/再生機能を有するインターホンシステムに関する。
従来から、この種のインターホンシステムとして、例えば、撮像装置として機能するカメラ付きのドアホン子器(ドアホン子機と同意。)、センサカメラ、監視カメラにてそれぞれ撮像された映像であり、信号処理されたデジタルの映像信号を録画するとともに、カメラ付きのドアホン子器、カメラ無しのドアホン子機に入力された音声であり、信号処理されたデジタルの音声信号を録音する録画および録音の機能と各種データの記憶のためにフラッシュROMが設けられた親機を有する住宅用監視システムが開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2004−135202号公報(段落番号「0009」〜「0015」、第1図および第2図)
背景技術に記載した特許文献1の住宅用監視システムにおいて、親機は、フラッシュROMのみならず、映像の出画機能および当該映像の信号処理機能、ドアホン子器との通話や副親機との通話を行うための通話機能および当該通話の制御機能等を実現するため、多くの構成各部/回路/装置(特許文献1の第2図を参照。)が必要であり、その構成に煩雑さを有していた。
本発明は、この難点を解消するためになされたもので、子機のカメラにて撮像された画像の録画処理機能と子機マイクに入力された音声の録音処理機能とを当該子機に備えることにより、親機の構成の簡素化が図られたインターホンシステムを提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明の第1の態様であるインターホンシステムは、屋外に設置されたカメラを有するドアホン子機と、屋内に設置され、ドアホン子機のカメラにて撮像された画像を出画し、ドアホン子機との間で通話を成立させることができるモニタを有するインターホン親機およびモニタを有する増設インターホン親機とを備えたものである。ドアホン子機は、カメラにて撮像された画像のデジタル信号を圧縮するための圧縮回路と、圧縮された画像を録画/保存するための画像蓄積メモリと、インターホン親機および増設インターホン親機のうち一方の操作により画像蓄積メモリに録画/保存された圧縮画像を伸張するための伸張回路と、伸張された画像のデジタル信号をアナログ信号にD/A変換して再生するためのD/A変換回路とを有するものである。
また、本発明の第2の態様であるインターホンシステムは、屋外に設置されたカメラを有するドアホン子機と、屋内に設置され、ドアホン子機のカメラにて撮像された画像を出画し、ドアホン子機との間で通話を成立させることができるモニタを有するインターホン親機とを備えたものである。ドアホン子機は、カメラにて撮像された画像のデジタル信号を圧縮するための圧縮回路と、圧縮された画像を録画/保存するための画像蓄積メモリと、インターホン親機の操作により画像蓄積メモリに録画/保存された圧縮画像を伸張するための伸張回路と、伸張された画像のデジタル信号をアナログ信号に変換して再生するためのD/A変換回路と、ドアホン子機のカメラにて撮像された画像を直接出画するときにはカメラおよびD/A変換回路の間を接続し、録画/保存された画像を出画するときには伸張回路およびD/A変換回路の間を接続するための切替スイッチと、インターホン親機からの制御信号で切替スイッチを切替制御するための子機CPUとを備えたものである。
また、本発明の第3の態様であるインターホンシステムは、本発明の第2の態様において、屋内に設置され、ドアホン子機のカメラにて撮像された画像を出画し、ドアホン子機との間で通話を成立させることができるモニタを有する増設インターホン親機を備えたものであり、増設インターホン親機の操作により録画/保存された画像を出画することができる。
また、本発明の第4の態様であるインターホンシステムは、本発明の第1の態様乃至第3の態様において、ドアホン子機は、子機マイクからの音声信号を録音/保存し、インターホン親機および増設インターホン親機のうち一方の操作により録画/保存された画像の再生とともに音声信号を再生するための音声蓄積メモリを備えたものである。
また、本発明の第5の態様であるインターホンシステムは、本発明の第4に態様において、ドアホン子機は、インターホン親機および増設インターホン親機のうち一方からの制御信号で音声蓄積メモリに予め記憶させたメッセージを子機スピーカから出力するための制御を行う子機CPUを備えたものである。
本発明のインターホンシステムによれば、カメラを有するドアホン子機、モニタを有するインターホン親機およびモニタを有する増設インターホン親機のうち、カメラにて撮像された画像の録画処理機能として、圧縮回路、画像蓄積メモリ、伸張回路、D/A変換回路が当該ドアホン子機のみに備えられ、また、子機マイクに入力された音声の録音処理機能としての音声蓄積メモリについても当該ドアホン子機のみに備えられることから、インターホン親機および増設インターホン親機の構成を簡素化できる。
また、本発明のインターホンシステムによれば、ドアホン子機のカメラにて撮像された画像の録画処理機能として、圧縮回路、画像蓄積メモリ、伸張回路、D/A変換回路を当該ドアホン子機のみに備えるにあたり、子機CPUにより切替スイッチを切替制御することにより、カメラにて撮像された画像をインターホン親機のモニタおよび/または増設インターホン親機のモニタに直接出画する場合には、カメラからD/A変換回路への信号伝送路が形成される一方、伸張回路からD/A変換回路への信号伝送路は遮断されることから、直接出画時において不要とされる構成各部/回路の動作を停止させることができる。さらに、インターホン親機および増設インターホン親機のうち一方の当該親機の操作により画像蓄積メモリに録画/保存された画像を出画する場合には、伸張回路からD/A変換回路への信号伝送路が形成される一方、カメラからD/A変換回路への信号伝送路は遮断されることから、録画画像の出画において不要とされる構成各部/回路の動作を停止させることができる。
さらに、本発明のインターホンシステムによれば、ドアホン子機の子機マイクに入力された音声の録音処理機能として備えられる音声蓄積メモリに録音/保存された当該音声を、インターホン親機および増設インターホン親機のうち一方の当該親機の操作により読み出して当該親機側で再生することができるばかりでなく、この音声蓄積メモリには、子機スピーカから再生させるためのメッセージ、例えば、威嚇のための警報メッセージを記憶することができる。
以下、本発明のインターホンシステムを実施するための最良の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明を実施するための最良の一形態である第1、第2の各実施例によるインターホンシステムの全体構成(外観構成)を示すシステム説明図である。
図1に示すインターホンシステムは、玄関や門扉等の屋外に設置され、来訪者が屋内(住戸内と同意。)に在室中の居住者を呼び出して通話を成立させるためのドアホン子機1a、1bと、住戸内に設置され、子機/親機ラインL1を経由して接続されたドアホン子機1a、1bからの呼び出しが報知され、この呼び出しを確認した居住者が来訪者との間で通話を成立させるためのインターホン親機2と、屋内においてインターホン親機2とは異なる場所に設置され、親機/増設ラインL2、インターホン親機2、子機/親機ラインL1を経由して接続されたドアホン子機1a、1bからの呼び出しが報知され、この呼び出しを確認した居住者が来訪者との間で通話を成立させるための増設インターホン親機、ここでは、1台の増設インターホン親機3とが備えられている。なお、ドアホン子機1aは第1の実施例、ドアホン子機1bは第2の実施例にそれぞれ適用される当該ドアホン子機である。また、増設インターホン親機3の台数は、1台に限定されるものではなく、親機/増設ラインL2を経由してインターホン親機2に順次、複数台接続することができる。
ドアホン子機1a、1bは、呼出ボタン100、カメラ101、マイク(以下、子機マイクという。)102およびスピーカ(以下、子機スピーカという。)103を有している。
このドアホン子機1a、1bにおいて、呼出ボタン100は、来訪者が居住者を呼び出すために操作するものである。
また、カメラ101は、呼出操作を行った来訪者や屋外の周囲近傍の画像を撮像するためのものであり、例えば、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子が好適とされる。
さらに、子機マイク102および子機スピーカ103は、来訪者が居住者との間で通話を成立させるために音声(送話音声、受話音声)を入出力するものである。なお、子機スピーカ103は、後述する音声蓄積メモリ112に予め記憶されたメッセージを出力(再生)する機能も有している。
インターホン親機2および増設インターホン親機3はそれぞれ同様な外観構成で商用電源(AC100V)に接続されており、スピーカ(以下、親機スピーカ、増設スピーカという。)200、300、マイク(以下、親機マイク、増設スピーカという。)201、301、通話ボタン(以下、親機通話ボタン、増設通話ボタンという。)202、302、モニタ(以下、親機モニタ、増設モニタという。)203、303、録画/録音ボタン(以下、親機録画/録音ボタン、増設録画/録音ボタンという。)204、304、再生ボタン(以下、親機再生ボタン、増設再生ボタンという。)205、305を有している。
このインターホン親機2および増設インターホン親機3において、親機スピーカ200および増設スピーカ300は、ドアホン子機1a、1bからの呼び出し、すなわち、来訪者による呼び出しがある旨の呼出音(音声メッセージを含む。)を出力するとともに、居住者が通話を成立させるにあたり来訪者の音声(受話音声)が出力されるものである。
また、親機マイク201および増設マイク301は、居住者が来訪者との間で通話を成立させるにあたり音声(送話音声)を入力するものである。
また、親機通話ボタン202および増設通話ボタン302は、来訪者からの呼び出しに居住者が応答して通話を成立させるための操作および成立中の通話を居住者が終了するための終話操作が行われるものである。
また、親機モニタ203および増設モニタ303は、ドアホン子機1a、1bのカメラ101にて撮像された画像を出画するためのものであり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等が好適とされる。
また、親機録画/録音ボタン204および増設録画/録音ボタン304は、ドアホン子機1a、1bのカメラ101にて撮像された画像を、圧縮した画像のデジタル信号として当該ドアホン子機の後述する画像蓄積メモリ108に録画/保存するとともに、ドアホン子機1a、1bの子機マイク102に入力された音声を、デジタル信号として当該ドアホン子機の後述する音声蓄積メモリ112に録音/保存するために操作されるものである。
さらに、親機再生ボタン205および増設再生ボタン305は、ドアホン子機1a、1bの後述する画像蓄積メモリ108に録画/保存された画像であるデジタル信号を読み出して親機モニタ203および増設モニタ303に出画(再生)するとともに、ドアホン子機1a、1bの後述する音声蓄積メモリ112に録音/保存された音声であるデジタル信号を読み出して親機スピーカ200および増設スピーカ300から出力(再生)するために操作されるものである。
図2は、本発明の第1の実施例によるインターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図である。
ドアホン子機1aは、前述の呼出ボタン100、カメラ101、子機マイク102および子機スピーカ103と、CPU(以下、子機CPUという。)104と、電源回路(以下、子機電源回路という。)105と、通話回路(以下、子機通話回路という。)106と、圧縮回路107と、画像蓄積メモリ108と、伸張回路109と、D/A(デジタル/アナログ)変換回路110と、変調回路111と、音声蓄積メモリ112と、インターフェース回路(以下、子機I/Fという。)113とが備えられている。
このドアホン子機1aにおいて、子機CPU104は、呼出ボタン100の操作を検出して呼出信号を生成するとともに、当該ドアホン子機の構成各部/回路を制御するためのものである。
また、子機電源回路105は、インターホン親機2の後述する電源回路207からの電源供給を受電し、当該ドアホン子機の構成各部/回路へと動作電源を供給するためのものである。
また、子機通話回路106は、子機マイク102および子機スピーカ103に入出力される音声(送話音声、受話音声)であり信号処理された音声信号について、4線/2線変換や2線/4線変換、増幅等を行い、信号伝送路(通話路)を形成するためのものである。
また、圧縮回路107は、カメラ101にて撮像された画像のデジタル信号を圧縮するためのものである。
また、画像蓄積メモリ108は、圧縮回路107を経由して圧縮されたデジタル信号を録画/保存するためのものであり、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性メモリが好適とされる。
また、伸張回路109は、インターホン親機2の親機再生ボタン205および増設インターホン親機3の増設再生ボタン305のうち一方の当該再生ボタンの操作を検出した子機CPU104の制御により画像蓄積メモリ108から読み出されるデジタル信号を伸張するためのものである。
また、D/A変換回路110は、伸張回路109を経由して伸張されたデジタル信号をアナログ信号にD/A変換するためのものである。
また、変調回路111は、D/A変換回路110を経由してD/A変換されたアナログ信号をFM変調(周波数変調)するためのものである。
また、音声蓄積メモリ112は、子機マイク102に入力された音声(送話音声)であり子機通話回路106を経由して信号処理された音声信号を録音/保存するとともに、子機スピーカ103から出力(再生)させる警報メッセージ等の各種メッセージが予め記憶されている。この音声蓄積メモリ112としては、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM等の不揮発性メモリが好適とされる。
さらに、子機I/F113は、子機CPU104および子機/親機ラインL1の間の双方向の信号伝送路、子機/親機ラインL1から子機電源回路105への電源供給路、子機通話回路106および子機/親機ラインL1の間の双方向の信号伝送路(通話路)、変調回路111から子機/親機ラインL1への信号伝送路をそれぞれ形成するためのものである。
インターホン親機2は、前述の親機スピーカ200、親機マイク201、親機通話ボタン202、親機モニタ203、親機録画/録音ボタン204および親機再生ボタン205と、CPU(以下、親機CPUという。)206と、電源回路(以下、親機電源回路という。)207と、通話回路(以下、親機通話回路という。)208と、復調回路(以下、親機復調回路という。)209と、インターフェース回路(以下、親機I/Fという。)210とが備えられている。
このインターホン親機2において、親機CPU206は、当該インターホン親機の構成各部/回路を制御するためのものである。
また、親機電源回路207は、商用電源(AC100V)について整流/平滑させた直流電源を生成し、この直流電源を当該インターホン親機の構成各部/回路へと供給するとともに、ドアホン子機1a(1b)の子機電源回路105へと供給するためのものである。
また、親機通話回路208は、親機マイク201および親機スピーカ200にて入出力される音声(送話音声、受話音声)であり信号処理された音声信号について、4線/2線変換や2線/4線変換、増幅等を行い、信号伝送路(通話路)を形成するためのものである。
また、親機復調回路209は、ドアホン子機1a(1b)のカメラ101にて撮像された画像であり、変調回路111を経由してFM変調されたアナログ信号を復調して親機モニタ203に出画するためのものである。
さらに、親機I/F210は、子機/親機ラインL1および親機/増設ラインL2の間の双方向の信号伝送路、親機CPU206および子機/親機ラインL1の間の双方向の信号伝送路、親機電源回路207から子機/親機ラインL1への電源供給路、親機通話回路208および子機/親機ラインL1の間の双方向の信号伝送路(通話路)、子機/親機ラインL1から親機復調回路209への信号伝送路をそれぞれ形成するためのものである。
増設インターホン親機3は、前述の増設スピーカ300、増設マイク301、増設通話ボタン302、増設モニタ303、増設録画/録音ボタン304および増設再生ボタン305と、CPU(以下、増設CPUという。)306と、電源回路(以下、増設電源回路という。)307と、通話回路(以下、増設通話回路という。)308と、復調回路(以下、増設復調回路という。)309と、インターフェース回路(以下、増設I/Fという。)310とが備えられている。
この増設インターホン親機3において、増設CPU306は、当該増設インターホン親機の構成各部/回路を制御するためのものである。
また、増設電源回路307は、商用電源(AC100V)について整流/平滑させた直流電源を生成し、この直流電源を当該増設インターホン親機の構成各部/回路へと供給するためのものである。
また、増設通話回路308は、増設マイク301および増設スピーカ300にて入出力される音声(送話音声、受話音声)であり信号処理された音声信号について、4線/2線変換や2線/4線変換、増幅等を行い、信号伝送路(通話路)を形成するためのものである。
また、増設復調回路309は、ドアホン子機1a(1b)のカメラ101にて撮像された画像であり、変調回路111を経由してFM変調されたアナログ信号を復調して増設モニタ303に出画するためのものである。
さらに、増設I/F310は、増設CPU306および親機/増設ラインL2の間の双方向の信号伝送路、増設通話回路308および親機/増設ラインL2の間の双方向の信号伝送路(通話路)、親機/増設ラインL2から増設復調回路309への信号伝送路をそれぞれ形成するためのものである。
このように構成された本発明の第1の実施例によるインターホンシステムにおいて、以下、具体的な動作について説明する。
当該インターホンシステムが待受状態、すなわち、屋外に居る来訪者からの呼び出しがなく通話も成立していない状態において、図2に示すインターホン親機2の親機電源回路207にて生成された直流電源は、当該インターホン親機の構成各部/回路へと待受用の所定の電圧レベルで供給されるとともに、親機I/F210、子機/親機ラインL1を経由してドアホン子機1aの子機電源回路105へと供給され、この子機電源回路105からの電源供給により当該ドアホン子機の待受用の動作電源となる。また、同様な待受状態において、増設インターホン親機3の増設電源回路307にて生成された直流電源は、当該増設インターホン親機の構成各部/回路へと待受用の所定の電圧レベルで供給される。
次に、前述のような待受状態において、来訪者が居住者を呼び出すために、図1に示すドアホン子機1aの呼出ボタン100を操作すると、この操作を検出した図2に示す(ドアホン子機1aの)子機CPU104は呼出信号を生成する。この呼出信号は、子機CPU104から子機I/F113、子機/親機ラインL1を経由してインターホン親機2の親機I/F210へと伝送される。また、親機I/F210にて受信された呼出信号は、親機CPU206へと転送されるとともに、親機/増設ラインL2、増設インターホン親機3の増設I/F310を経由して増設CPU306へと転送される。
インターホン親機2の親機CPU206は、ドアホン子機1aの子機CPU104からの呼出信号をもとに来訪者による呼び出しがあることを検出し、その旨の呼出音(音声メッセージを含む。)を親機スピーカ200から出力させるとともに、待受状態より継続してドアホン子機1aの構成各部/回路へと供給している親機電源回路207からの給電が、待受時よりも高い電圧レベルでドアホン子機1aに電源供給されるように当該親機電源回路を制御し、さらに、親機モニタ203および親機復調回路209がそれぞれ能動となるように制御する。
増設インターホン親機3の増設CPU306は、ドアホン子機1aの子機CPU104からの呼出信号をもとに来訪者による呼び出しがあることを検出し、その旨の呼出音(音声メッセージを含む。)を増設スピーカ300から出力させるとともに、増設モニタ303および増設復調回路309がそれぞれ能動となるように制御する。
ドアホン子機1aの子機電源回路105は、インターホン親機2の親機電源回路207からの給電を受電し、受電された直流電源を当該ドアホン子機の動作電源として構成各部/回路へと供給することにより、カメラ101、圧縮回路107、画像蓄積メモリ108、D/A変換回路110および変調回路111がそれぞれ能動となる。また、カメラ101は、呼出操作を行った来訪者や屋外の周囲近傍の画像を撮像する。この画像は、デジタル信号(以下、デジタル画像信号という。)に信号処理された後、圧縮回路107へと伝送される。
ドアホン子機1aの圧縮回路107は、カメラ101からのデジタル画像信号を圧縮した後、画像蓄積メモリ108へと一時的に録画/保存させる。また、伸張回路109は、画像蓄積メモリ108へと一時的に録画/保存されたデジタル画像信号を伸張した後、D/A変換回路110に出力する。さらに、D/A変換回路110は、伸張回路109を経由して伸張されたデジタル画像信号をD/A変換した後、変調回路111に出力する。
ドアホン子機1aの変調回路111は、D/A変換回路110を経由してD/A変換されたアナログ画像信号をアナログ画像変調信号にFM変調する。このアナログ画像変調信号は、変調回路111から子機I/F113、子機/親機ラインL1を経由してインターホン親機2の親機I/F210へと伝送される。また、親機I/F210にて受信されたアナログ画像変調信号は、親機復調回路209へと転送されるとともに、親機/増設ラインL2、増設インターホン親機3の増設I/F310を経由して増設復調回路309へと転送される。
インターホン親機2の親機復調回路209は、ドアホン子機1aの変調回路111からのアナログ画像変調信号を復調して親機モニタ203に出力することにより、ドアホン子機1aのカメラ101にて撮像された画像、すなわち、呼出操作を行った来訪者や屋外の周囲近傍の画像を親機モニタ203に(リアルタイムで)出画させることができる。
また、増設インターホン親機3の増設復調回路309は、ドアホン子機1aの変調回路111からのアナログ画像変調信号を復調して増設モニタ303に出力することにより、ドアホン子機1aのカメラ101にて撮像された画像、すなわち、呼出操作を行った来訪者や玄関先の周囲近傍の画像を増設モニタ303に(リアルタイムで)出画させることができる。
なお、インターホン親機の親機モニタ203および増設インターホン親機3の増設モニタ303には、親機CPU206および増設CPU306の制御により、来訪者からの呼び出しがある旨の文字メッセージや絵データ等をそれぞれ表示させることもできる。
次に、インターホン親機2および増設インターホン親機3のうち(少なくとも)何れか一方の当該スピーカからの出力と当該モニタの出画をもとに、来訪者からの呼び出しがあることを当該来訪者の識別と併せて確認した居住者が、応答操作として、インターホン親機2の親機通話ボタン202および増設インターホン親機3の増設通話ボタン302のうち一方の当該通話ボタンを操作する。ここでは、親機通話ボタン202が操作されると、この操作を検出した親機CPU206は、親機通話回路208を制御して親機スピーカ200および親機マイク201と親機I/F210との間の信号伝送路(通話路)を形成するとともに応答信号を生成する。この応答信号は、親機CPU206から親機I/F210、子機/親機ラインL1、ドアホン子機1aの子機I/F113を経由して子機CPU104へと伝送されるとともに、親機CPU206から親機I/F210、親機/増設ラインL2、増設インターホン親機の増設I/F310を経由して増設CPU206へと伝送される。
ドアホン子機1aの子機CPU104は、インターホン親機2の親機CPU206からの応答信号を検出すると、親機スピーカ200からの呼出音(音声メッセージを含む。)の出力を停止させるとともに、子機通話回路106を制御して子機マイク102および子機スピーカ103と子機I/F113との間の信号伝送路(通話路)を形成することにより、来訪者が使用する子機マイク102および子機スピーカ103と居住者が使用する(インターホン親機2の)親機スピーカ200および親機マイク201との間で音声信号の送受信が可能となり通話が成立する。
増設インターホン親機3の増設CPU306は、インターホン親機2の親機CPU206からの応答信号を検出すると、増設親機スピーカ300からの呼出音(音声メッセージを含む。)の出力を停止させるとともに、増設モニタ303および増設復調回路309がそれぞれ非能動となるように制御することにより、当該増設インターホン親機は待受状態に復旧される。
なお、前述の説明では、来訪者からの呼び出しがあることを当該来訪者の識別と併せて確認した居住者が行う応答操作として、インターホン親機2の親機通話ボタン202を適用したが、他方の当該通話ボタンである増設インターホン親機3の増設通話ボタン302が操作された場合には、来訪者が使用するドアホン子機1aの子機マイク102および子機スピーカ103と居住者が使用する(増設インターホン親機3の)増設スピーカ300および増設マイク301との間で音声信号の送受信が可能となり通話が成立することになるばかりでなく、インターホン親機2は待受状態に復旧される。
次に、前述の呼出報知をもとに居住者が来訪者を確認したとき、識別された来訪者が不審者や悪徳セールス等の当該居住者にとって好まれざる人物であった場合、インターホン親機2および増設インターホン親機3のうち一方の当該親機にて所定の威嚇操作(詳述せず)を行う、ここでは、インターホン親機2にて威嚇操作を行うと、この操作を検出した親機CPU206は、威嚇起動のための制御信号を生成する。この制御信号は、前述の応答信号と同様な信号伝送路を経由してドアホン子機1aの子機CPU104へと伝送される。
ドアホン子機1aの子機CPU104は、インターホン親機2の親機CPU206からの制御信号をもとに居住者により威嚇操作が行われたことを検出し、不審者や悪徳セールス等を威嚇するための警報メッセージ(警報音を含む。)を音声蓄積メモリ112から読み出す。この警報メッセージ(警報音を含む。)は、子機通話回路106を経由して子機スピーカ103へと伝送され、当該子機スピーカから出力(再生)されることにより、不審者や悪徳セールス等を容易に威嚇でき防犯性が高められる。
なお、前述の説明では、居住者による威嚇操作をインターホン親機2にて行った場合について説明したが、増設インターホン親機3において同様な威嚇操作が行われた場合には、この操作を検出した増設CPU306からの制御信号を検出したドアホン子機1aの子機CPU104の制御により音声蓄積メモリ112から読み出された警報メッセージ(警報音を含む。)を子機スピーカ103から出力(再生)させることができる。
次に、来訪者が使用するドアホン子機1aの子機マイク102および子機スピーカ103と居住者が使用するインターホン親機2の親機スピーカ200および親機マイク201との間で通話が成立している場合において、居住者が親機録画/録音ボタン204を操作すると、この操作を検出した親機CPU206は、ドアホン子機1aのカメラ101にて継続して撮像されている画像の画像蓄積メモリ108への録画/保存を開始するとともに、子機マイク102に継続して入力されている音声(送話音声)の音声蓄積メモリ112への録音/保存を開始するための録画/録音起動信号を生成する。この録画/録音起動信号は、前述の応答信号および制御信号と同様な信号伝送路を経由してドアホン子機1aの子機CPU104へと伝送される。
ドアホン子機1aの子機CPU104は、インターホン親機2の親機CPU206からの録画/録音起動信号を検出すると、圧縮回路107および画像蓄積メモリ108をそれぞれ制御し、圧縮回路107を経由して圧縮されたデジタル画像信号を画像蓄積メモリ108に録画/保存させるとともに、子機通話回路106を制御し、当該子機通話回路を経由して信号処理された音声信号を音声蓄積メモリ112に録音/保存させることができる。
なお、前述の説明では、居住者により行われる録画/録音操作として、ドアホン子機1aとの間で通話が成立中であるインターホン親機2の親機録画/録音ボタン204を操作する場合について説明したが、この動作の態様に限定されるものではない。例えば、当該インターホンシステムが待受状態において、外出等で屋内を不在とする前に、居住者がインターホン親機2の親機録画/録音ボタン204および増設インターホン親機3の増設録画/録音ボタン304のうち何れか一方の当該録画/録音ボタンを操作すると、前述と同様な録画起動信号がドアホン子機1aの子機CPU104へと伝送される(詳述せず)。
ドアホン子機1aの子機CPU104は、インターホン親機2の親機CPU206または増設インターホン親機3の増設CPU306からの録画/録音起動信号を検出すると、圧縮回路107および画像蓄積メモリ108をそれぞれ制御し、圧縮回路107を経由して圧縮されたデジタル画像信号を画像蓄積メモリ108に録画/保存可能な状態とするとともに、子機通話回路106を制御し、当該子機通話回路を経由して信号処理される音声信号を音声蓄積メモリ112に録音/保存な状態とする。
前述のように録画/録音可能な設定が予め行われている状態において、来訪者が居住者を呼び出すために、ドアホン子機1aの呼出ボタン100を操作すると、前述の動作と同様、カメラ101にて撮像された画像であり、圧縮回路107を経由して圧縮されたデジタル画像信号を画像蓄積メモリ108に録画/保存させることができるばかりでなく、子機マイク109に入力された来訪者の音声(送話音声)であり、子機通話回路106を経由して信号処理されたデジタル音声信号を音声蓄積メモリ112に録音/保存させることができる。
次に、ドアホン子機1aの画像蓄積メモリ108にデジタル圧縮画像信号が録画/保存されているとともに、音声蓄積メモリ112に音声信号が録音/保存されている場合において、居住者が行う再生操作としては、インターホン親機2の親機再生ボタン205および増設インターホン親機3の増設再生ボタン305のうち一方の当該再生ボタンを操作する。ここでは、親機再生ボタン205を操作すると、この操作を検出した親機CPU206は、親機モニタ203および親機復調回路209をそれぞれ能動とするとともに、親機通話回路208を制御して親機I/F210から親機スピーカ200への信号伝伝送路を形成し、さらに、再生起動信号を生成する。この再生起動信号は、前述の応答信号、制御信号および録画/録音起動信号と同様な信号伝送路を経由してドアホン子機1aの子機CPU104へと伝送される。
ドアホン子機1aの子機CPU104は、インターホン親機2の親機CPU206からの再生起動信号を検出すると、録画画像および録画音声の再生制御を行う。具体的に録画画像の再生制御を行うにあたって、子機CPU104は、画像蓄積メモリ108、伸張回路109、D/A変換回路110および変調回路111がそれぞれ能動となるように制御する。また、子機CPU104の制御により画像蓄積メモリ108から読み出されたデジタル圧縮画像信号は、前述の呼出時におけるデジタル圧縮画像信号と同様な信号処理でインターホン親機2の親機モニタ203へと伝送されることから、画像蓄積メモリ108に録画/保存されていた画像を親機モニタ203に出画(再生)することができる。
一方、具体的に録音音声の再生制御を行うにあたって、ドアホン子機1aの子機CPU104は、子機通話回路106および音声蓄積メモリ112がそれぞれ能動となるように制御する。また、子機CPU104の制御により音声蓄積メモリ112から読み出された音声信号は、子機通話回路106、子機I/F113、子機/親機ラインL1、インターホン親機2の親機I/F210、親機通話回路208を経由して親機スピーカ200へと伝送されることにより、音声蓄積メモリ112に録音/保存されていた音声を親機スピーカ200から出力(再生)することができる。
また、前述の説明では、居住者が行う再生操作として、インターホン親機2の親機再生ボタン205を適用したが、他方の当該再生ボタンである増設インターホン親機3の増設再生ボタン305が操作された場合には、ドアホン子機1aの画像蓄積メモリ108に録画/保存されていた画像を増設モニタ303に出画(再生)することができるばかりでなく、音声蓄積メモリ112に録音/保存されていた音声を増設スピーカ300から出力(再生)することができる。
次に、本発明の第2の実施例によるインターホンシステムについて説明する。
図3は、本発明の第2の実施例によるインターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図である。なお、図3に示すインターホン親機2および増設インターホン親機3は、前述の第1の実施例と同様な構成であり、ドアホン子機1bのみ構成が異なっていることから、ドアホン子機1aの構成と異なる部分についてのみ説明する。
ドアホン子機1bは、前述の呼出ボタン100、カメラ101、子機マイク102、子機スピーカ103、子機CPU104、子機電源回路105、子機通話回路106、圧縮回路107、画像蓄積メモリ108、伸張回路109、D/A変換回路110、変調回路111、音声蓄積メモリ112および子機I/F113と、切替スイッチ114とが備えられている。
このドアホン子機1bにおいて、切替スイッチ114は、カメラ101からD/A変換回路110への信号伝送路を形成する場合、伸張回路109からD/A変換回路110への信号伝送路を遮断する一方、伸張回路109からD/A変換回路110への信号伝送路を形成する場合、カメラ101からD/A変換回路110への信号伝送路を遮断するように切り替えられるものであり、第1、第2の各切替接点P1、P2および共通(コモン)接点P3により構成されている。
また、切替スイッチ114を構成する第1、第2の各切替接点P1、P2のうち、第1の切替接点P1は、カメラ101にて撮像された画像をインターホン親機2の親機モニタ203および/または増設インターホン親機3の増設モニタ303に直接出画する場合にのみ子機CPU104の切替制御によりメイク状態となり、カメラ101から当該第1の切替接点、共通接点P3を経由してD/A変換回路110への信号伝送路を形成するための当該接点である。一方、第2の切替接点P2は、画像蓄積メモリ108から読み出されたデジタル画像信号を信号処理し、インターホン親機2の親機モニタ203および/または増設インターホン親機3の増設モニタ303に出画する場合にのみ子機CPU104の切替制御によりメイク状態となり、伸張回路109から当該第2の切替接点、共通接点P3を経由してD/A変換回路110への信号伝送路を形成するための当該接点である。
このように構成された本発明の第2の実施例によるインターホンシステムにおいて、以下、具体的な動作について説明する。
前述の第1の実施例と同様な待受状態において、図3に示すドアホン子機1bの切替スイッチ114は、第1の切替接点P1がメイク状態、第2の切替接点P2がブレイク状態であることから、カメラ101からメイク状態である第1の切替接点P1、共通接点P3を経由してD/A変換回路110への信号伝送路が形成されている一方、伸張回路109からD/A変換回路110への信号伝送路は遮断されている。
このような待受状態において、来訪者が居住者を呼び出すために、図1に示すドアホン子機1bの呼出ボタン100を操作すると、この操作を検出した図3に示す(ドアホン子機1bの)子機CPU104は呼出信号を生成する。この呼出信号は、前述の第1の実施例と同様、インターホン親機2の親機CPU206および増設インターホン親機3の増設CPU306へとそれぞれ伝送される。
なお、ドアホン子機1bの子機CPU104からの呼出信号を検出したインターホン親機2の親機CPU206の呼出報知制御および電源供給制御と、増設インターホン親機3の増設CPU306の呼出報知制御とは、前述の第1の実施例とそれぞれ同様であることから説明は省略する。
ドアホン子機1bの子機電源回路105は、インターホン親機2の親機電源回路206からの給電を受電し、受電された直流電源を当該ドアホン子機の動作電源として構成各部/回路へとそれぞれ供給することにより、カメラ101、D/A変換回路110および変調回路111がそれぞれ能動となる。また、カメラ101は、呼出操作を行った来訪者や屋外の周囲近傍の画像を撮像する。この画像は、デジタル画像信号に信号処理された後、待受状態よりメイク状態が保持されている切替スイッチ114を構成する第1の切替接点P1、共通接点P3を経由してD/A変換回路110へと伝送される。
ドアホン子機1bのD/A変換回路110は、カメラ101からのデジタル画像信号をD/A変換した後、変調回路111に出力する。また、変調回路111は、D/A変換回路110を経由してD/A変換されたアナログ画像信号をアナログ画像変調信号にFM変調する。このアナログ画像変調信号は、前述の第1の実施例と同様、インターホン親機2の親機復調回路209および増設インターホン親機3の増設復調回路309へとそれぞれ伝送される。
インターホン親機2の親機復調回路209は、ドアホン子機1bの変調回路111からのアナログ画像変調信号を復調して親機モニタ203に出力することにより、ドアホン子機1bのカメラ101にて撮像された画像、すなわち、呼出操作を行った来訪者や屋外の周囲近傍の画像を、親機モニタ203に(リアルタイムで)出画させることができる。
また、増設インターホン親機3の増設復調回路309は、ドアホン子機1bの変調回路111からのアナログ画像変調信号を復調して増設モニタ303に出力することにより、ドアホン子機1bのカメラ101にて撮像された画像、すなわち、呼出操作を行った来訪者や玄関先の周囲近傍の画像を、増設モニタ303に(リアルタイムで)出画させることができる。
なお、インターホン親機の親機モニタ203および増設インターホン親機3の増設モニタ303には、親機CPU206および増設CPU306の制御により、前述の第1の実施例と同様、来訪者からの呼び出しがある旨の文字メッセージや絵データ等をそれぞれ表示させることもできる。
また、インターホン親機2および増設インターホン親機3のうち(少なくとも)何れか一方の当該スピーカからの出力と当該モニタの出画をもとに、来訪者からの呼び出しがあることを当該来訪者の識別と併せて確認した居住者が、応答操作として、インターホン親機2の親機通話ボタン202および増設インターホン親機3の増設通話ボタン302のうち一方の当該通話ボタンを操作して通話を成立させる動作は、前述の第1の実施例と同様であることから、その説明は省略する。
さらに、前述の呼出報知を確認した居住者がインターホン親機2および増設インターホン親機3のうち一方の当該親機にて所定の威嚇操作(詳述せず)を行った場合の動作についても、前述の第1の実施例と同様であることから、その説明は省略する。
次に、来訪者が使用するドアホン子機1bの子機マイク102および子機スピーカ103と、居住者が使用するインターホン親機2の親機スピーカ200および親機マイク201との間で通話が成立している場合、或いは、当該インターホンシステムが待受状態において、前述の第1の実施例と同様、居住者が親機録画/録音ボタン204を操作すると、この操作を検出した親機CPU206は、ドアホン子機1bのカメラ101にて継続して撮像されている画像の画像蓄積メモリ108への録画/保存を開始するとともに、子機マイク102に継続して入力されている音声(送話音声)の音声蓄積メモリ112への録音/保存を開始するための録画/録音起動信号を生成する。この録画/録音起動信号は、前述の第1の実施例と同様、ドアホン子機1bの子機CPU104へと伝送される。
ドアホン子機1bの子機CPU104は、インターホン親機2の親機CPU206からの録画/録音起動信号を検出すると、前述の第1の実施例と同様、圧縮回路107および画像蓄積メモリ108をそれぞれ制御し、圧縮回路107を経由して圧縮されたデジタル画像信号を画像蓄積メモリ108に録画/保存させるとともに、子機通話回路106を制御し、当該子機通話回路を経由して信号処理された音声信号を音声蓄積メモリ112に録音/保存させることができる。
なお、前述のように録画/録音可能な設定が予め行われている状態において、来訪者が居住者を呼び出すために、ドアホン子機1bの呼出ボタン100を操作した場合の動作は、前述の第1の実施例と同様であることから、その説明は省略する。
次に、ドアホン子機1bの画像蓄積メモリ108にデジタル圧縮画像信号が録画/保存されているとともに、音声蓄積メモリ112にデジタル音声信号が録音/保存されている場合において、居住者が行う再生操作としては、インターホン親機2の親機再生ボタン205および増設インターホン親機3の増設再生ボタン305のうち一方の当該再生ボタンを操作する。ここでは、前述の第1の実施例と同様、親機再生ボタン205を操作すると、この操作を検出した親機CPU206は、親機モニタ203および親機復調回路209をそれぞれ能動とするとともに、親機通話回路208を制御して親機I/F210から親機スピーカ200への信号伝送路を形成し、さらに、再生起動信号を生成する。この再生起動信号は、前述の第1の実施例と同様、ドアホン子機1bの子機CPU104へと伝送される。
ドアホン子機1bの子機CPU104は、インターホン親機2の親機CPU206からの再生起動信号を検出すると、録画画像および録画音声の再生制御を行う。具体的に録画画像の再生制御を行うにあたって、子機CPU104は、画像蓄積メモリ108、伸張回路109、D/A変換回路110および変調回路111がそれぞれ能動となるように制御するとともに、切替スイッチ114を構成する第1の切替接点P1がブレイク状態、第2の切替接点P2がメイク状態となるように切替制御を行い、伸張回路109からメイク状態である第2の切替接点P2、共通接点P3を経由してD/A変換回路110への信号伝送路を形成させる一方、カメラ101からD/A変換回路110への信号伝送路は遮断する。また、子機CPU104の制御により画像蓄積メモリ108から読み出されたデジタル圧縮画像信号は、伸張回路109を経由して伸張された後、切替スイッチ114を構成するメイク状態である第2の切替接点P2、共通接点P3を経由し、前述の呼出時におけるデジタル画像信号と同様な信号処理でインターホン親機2の親機モニタ203へと伝送されることから、画像蓄積メモリ108に録画/保存されていた画像を親機モニタ203に出画(再生)することができる。
一方、具体的に録音音声の再生制御を行うにあたっては、前述の第1の実施例と同様であることから、その説明は省略する。
また、前述の説明では、居住者が行う再生操作として、インターホン親機2の親機再生ボタン205を適用したが、他方の当該再生ボタンである増設インターホン親機3の増設再生ボタン305が操作された場合には、ドアホン子機1bの画像蓄積メモリ108に録画/保存されていた画像を増設モニタ303に出画(再生)することができるばかりでなく、音声蓄積メモリ112に録音/保存されていた音声を増設スピーカ300から出力(再生)することができる。
なお、本発明の第1、第2の各実施例によるインターホンシステムにおいては、その構成および動作の説明から明らかなように、ドアホン子機1a、1bのカメラ101にて撮像された画像の録画処理機能および子機マイク102に入力された音声の録音処理機能は、当該ドアホン子機のみに備えられており、増設インターホン親機2および増設インターホン親機3には不要であることから、当該増設インターホン親機および増設インターホン親機の構成を簡素化できる。
また、本発明の第1、第2の各実施例によるインターホンシステムにおいては、インターホン親機2の親機CPU206および増設インターホン親機3の増設CPU306うち一方の当該CPUからの制御信号を検出したドアホン子機1a、1bの子機CPU104の制御により音声蓄積メモリ112から読み出されるメッセージとして、威嚇のための警報メッセージ(警報音を含む。)を適用したが、このメッセージに限定されるものではない。例えば、ドアホン子機1a、1bからの呼び出しを検出して所定の呼出報知制御を行った親機CPU206および増設CPU306のうち(少なくとも)一方の当該CPUからの制御信号を検出した子機CPU104の制御により、音声蓄積メモリ112から呼出確認メッセージ(呼出確認音を含む。)を読み出すこともできる。この呼出確認メッセージ(呼出確認音を含む。)は、前述の警報メッセージ(警報音を含む。)と同様、子機スピーカ103から出力(再生)されることにより、来訪者による呼び出しが正常に報知されたことを当該来訪者に聴覚を通じて確認させることもできる。
また、本発明の第1、第2の各実施例によるインターホンシステムにおいては、インターホン親機2に設けられる親機通話ボタン202、親機録画/録音ボタン204および親機再生ボタン205と、増設インターホン親機3に設けられる増設通話ボタン302、増設録画/録音ボタン304および増設再生ボタン305とを、それぞれの機器で別体の当該ボタンで構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、前述の各種の作用を有する複数のボタンをタッチパネルに備えた当該インターホン親機および増設インターホン親機も好適とされる。
また、本発明の第1、第2の各実施例によるインターホンシステムにおいて、居住者により行われる録画/録音のための操作は、インターホン親機2の親機録画/録音ボタン204および増設インターホン親機3の増設録画/録音ボタン304のように単一の当該ボタンで構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、録音のために操作されるボタンと録音のために操作されるボタンのように別体の当該ボタンとして設けることもできる。
また、本発明の第1、第2の各実施例によるインターホンシステムにおいて、居住者により行われる再生のための操作は、インターホン親機2の親機再生ボタン205および増設インターホン親機3の増設再生ボタン305のように単一の当該ボタンで構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、録画画像を出画(再生)するために操作されるボタンと録音音声を出力(再生)するために操作されるボタンのように別体の当該ボタンとして設けることもできる。
さらに、本発明のインターホンシステムにおいては、図1、図2および図3にそれぞれ示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成であっても採用できるということはいうまでもないことである。
本発明の第1、第2の各実施例によるインターホンシステムの全体構成(外観構成)を示すシステム説明図。 本発明の第1の実施例によるインターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図。 本発明の第2の実施例によるインターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図。
符号の説明
1a、1b……ドアホン子機
101……カメラ
102……子機マイク
103……子機スピーカ
104……子機CPU
107……圧縮回路
108……画像蓄積メモリ
109……伸張回路
110……D/A変換回路
112……音声蓄積メモリ
114……切替スイッチ
2……インターホン親機
203……親機モニタ(モニタ)
3……増設インターホン親機
303……増設モニタ(モニタ)

Claims (5)

  1. 屋外に設置されたカメラ(101)を有するドアホン子機(1)と、室内に設置され、前記ドアホン子機のカメラにて撮像された画像を出画し、前記ドアホン子機との間で通話を成立させることができるモニタ(203)を有するインターホン親機(2)およびモニタ(303)を有する増設インターホン親機(3)とを備え、
    前記ドアホン子機は、前記カメラにて撮像された画像のデジタル信号を圧縮するための圧縮回路(107)と、前記圧縮された画像を録画/保存するための画像蓄積メモリ(108)と、前記インターホン親機および前記増設インターホン親機のうち一方の操作により前記画像蓄積メモリに録画/保存された圧縮画像を伸張するための伸張回路(109)と、前記伸張された画像のデジタル信号をアナログ信号にD/A変換して再生するためのD/A変換回路(110)とを有することを特徴とするインターホンシステム。
  2. 屋外に設置されたカメラ(101)を有するドアホン子機(1)と、室内に設置され、前記ドアホン子機のカメラにて撮像された画像を出画し、前記ドアホン子機との間で通話を成立させることができるモニタ(203)を有するインターホン親機(2)とを備え、
    前記ドアホン子機は、前記カメラにて撮像された画像のデジタル信号を圧縮するための圧縮回路(107)と、前記圧縮された画像を録画/保存するための画像蓄積メモリ(108)と、前記インターホン親機の操作により前記画像蓄積メモリに録画/保存された圧縮画像を伸張するための伸張回路(109)と、前記伸張された画像のデジタル信号をアナログ信号に変換して再生するためのD/A変換回路(110)と、前記ドアホン子機のカメラにて撮像された画像を直接出画するときには前記カメラおよび前記D/A変換回路の間を接続し、前記録画/保存された画像を出画するときには前記伸張回路および前記D/A変換回路の間を接続するための切替スイッチ(114)と、前記インターホン親機からの制御信号で前記切替スイッチを切替制御するための子機CPU(104)とを備えることを特徴とするインターホンシステム。
  3. 屋内に設置され、前記ドアホン子機のカメラにて撮像された画像を出画し、前記ドアホン子機との間で通話を成立させることができるモニタ(303)を有する増設インターホン親機(3)を備え、前記増設インターホン親機の操作により前記録画/保存された画像を出画することを特徴とする請求項2記載のインターホンシステム。
  4. 前記ドアホン子機は、子機マイク(102)からの音声信号を録音/保存し、前記インターホン親機および前記増設インターホン親機のうち一方の操作により前記録画/保存された画像の再生とともに音声信号を再生するための音声蓄積メモリ(112)を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち何れか1項記載のインターホンシステム。
  5. 前記ドアホン子機は、前記インターホン親機および前記増設インターホン親機のうち一方からの制御信号で前記音声蓄積メモリに予め録音/保存させたメッセージを子機スピーカ(103)から出力するための制御を行う子機CPU(104)を備えることを特徴とする請求項4記載のインターホンシステム。

JP2005245831A 2005-08-26 2005-08-26 インターホンシステム Pending JP2007060499A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005245831A JP2007060499A (ja) 2005-08-26 2005-08-26 インターホンシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005245831A JP2007060499A (ja) 2005-08-26 2005-08-26 インターホンシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007060499A true JP2007060499A (ja) 2007-03-08

Family

ID=37923543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005245831A Pending JP2007060499A (ja) 2005-08-26 2005-08-26 インターホンシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007060499A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018117327A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 アイホン株式会社 屋外情報収集機能を備えたインターホンシステム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05276518A (ja) * 1992-03-26 1993-10-22 Matsushita Electric Works Ltd テレビインターホンシステム
JP2000125019A (ja) * 1998-10-12 2000-04-28 Aiphone Co Ltd ドアホン装置
JP2002016713A (ja) * 2000-06-27 2002-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 集合住宅用インターホンシステム
JP2002271781A (ja) * 2001-03-06 2002-09-20 Aiphone Co Ltd テレビドアホン装置
JP2004135202A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Matsushita Electric Works Ltd 住宅用監視システム
JP2004266478A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Aiphone Co Ltd テレビドアホン装置
JP2004356767A (ja) * 2003-05-27 2004-12-16 Matsushita Electric Works Ltd ドアホンシステム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05276518A (ja) * 1992-03-26 1993-10-22 Matsushita Electric Works Ltd テレビインターホンシステム
JP2000125019A (ja) * 1998-10-12 2000-04-28 Aiphone Co Ltd ドアホン装置
JP2002016713A (ja) * 2000-06-27 2002-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 集合住宅用インターホンシステム
JP2002271781A (ja) * 2001-03-06 2002-09-20 Aiphone Co Ltd テレビドアホン装置
JP2004135202A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Matsushita Electric Works Ltd 住宅用監視システム
JP2004266478A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Aiphone Co Ltd テレビドアホン装置
JP2004356767A (ja) * 2003-05-27 2004-12-16 Matsushita Electric Works Ltd ドアホンシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018117327A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 アイホン株式会社 屋外情報収集機能を備えたインターホンシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101371413B1 (ko) 통신이 가능한 촬영장치 및 그 제어방법
WO2003088636A1 (en) Video doorphone
JP4469265B2 (ja) テレビドアホン装置
JP4575694B2 (ja) テレビドアホンシステム
JP2006222887A (ja) 集合住宅用インターホンシステムの住戸機及び集合住宅用インターホンシステム
JP2007060499A (ja) インターホンシステム
JP2007060015A (ja) インターホンシステム
JPH0723357A (ja) テレビ電話装置
JP4532985B2 (ja) テレビインターホン装置
JP2010081122A (ja) インターホンシステム
JP3861773B2 (ja) インターホンシステム
JP2003283683A (ja) テレビインターホンシステム
JP2007318377A (ja) ワイヤレスインターホン装置
JP2004297233A (ja) 留守番機能付きインターホン親機及びインターホンシステム
JP2006270271A (ja) インターホンシステム
JP4563774B2 (ja) テレビインターホン装置
JP2005348056A (ja) テレビインタホン装置
JP2001186509A (ja) テレビドアホンシステム
JP2005101963A (ja) 集合住宅インターホンシステム
JP2008187656A (ja) テレビドアホン装置
JPH11298886A (ja) 来客者応答システム
JP2006101327A (ja) テレビドアホン装置
JP2004282125A (ja) インターホン装置
JP5069263B2 (ja) テレビインターホン装置
JPH11168715A (ja) インターホン装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080722

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101028

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20101109

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20110308

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02