JP2002016713A - 集合住宅用インターホンシステム - Google Patents

集合住宅用インターホンシステム

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JP2002016713A
JP2002016713A JP2000193205A JP2000193205A JP2002016713A JP 2002016713 A JP2002016713 A JP 2002016713A JP 2000193205 A JP2000193205 A JP 2000193205A JP 2000193205 A JP2000193205 A JP 2000193205A JP 2002016713 A JP2002016713 A JP 2002016713A
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Japan
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visitor
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dwelling
terminal device
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Application number
JP2000193205A
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English (en)
Inventor
Izuru Ishizuka
出 石塚
Kazuhiro Yoshida
和弘 吉田
Takeshi Kuwano
剛 桑野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、所定のエリアに来訪者の存在を検
出したとき、来訪者の画像を録画することができ、的確
な来訪者画像を取得できる集合住宅用インターホンシス
テムを提供すること。 【解決手段】 インターホンシステム20において、共同
玄関子機21にこの共同玄関子機21を操作する人を検出す
る人体センサ31および来訪者を撮像した画像を静止画と
して録画する静止画像生成部36とを備え、人体センサに
より来訪者が呼出端末装置の正面に立ったとき、静止画
像生成部36によって来訪者の画像を録画するようになっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集合住宅用のイン
ターホンシステムに関し、特に、共同玄関などに設置さ
れ、来訪者を撮像し録画することのできる集合住宅住戸
の各住戸を呼び出す呼出端末装置を備えた集合住宅用の
インターホンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のインターホンシステムには、玄関
に設置され、室内を呼び出す呼出端末装置(以下、玄関
子機という)に来訪者を撮像するためのカメラを配設す
るとともに、室内に設置された住戸端末装置(以下、住
戸親機という)にこの来訪者の画像をモニタするモニタ
機能を備えた構成を有している。
【0003】このため、来訪者などが玄関子機に設けら
れた呼出釦を操作すると、呼び出された住戸親機より呼
出音が鳴動し、モニタに来訪者の姿が映し出させるとと
もに、これに対して住居者が応答すると、住居者は来訪
者の顔を見ながら通話できるようになっている。
【0004】従来、この種の集合住宅用のインターホン
システムにあっては、住戸親機に録画ユニットを設け、
来訪者と通話しているときに共同玄関に設置された玄関
子機(以下、共同玄関子機という)によって撮像された
来訪者の画像を録画するようになっており、また、留守
などによって玄関子機の呼び出しに対して応答しない設
定をしたとき、住戸親機において、この来訪者の画像を
自動的に録画するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような集合住宅用のインターホンシステムでは、共同玄
関子機と住戸親機との音声および映像の通信が確立され
た後に、住戸親機において録画するようになっていたの
で、呼び出してから録画するまでにタイムラグが生じて
いた。
【0006】このため、来訪者が呼出釦を押した後、カ
メラ位置よりずれてしまうと、録画時には来訪者を的確
に録画することができず、来訪者の認識ができない映像
が録画されるという問題を有していた。
【0007】本発明は、このような問題を解決するため
に、的確な来訪者の画像を取得することができる集合住
宅用インターホンシステムを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため
に、本発明の請求項1記載の集合住宅用インターホンシ
ステムは、集合住宅の各住戸毎に配設された住戸端末装
置と、前記住戸端末装置の何れかを呼び出す1つまたは
2つ以上の呼出端末装置とを備え、前記呼出端末装置と
呼び出した前記住戸端末装置との回線を確立することに
よって、来訪者と住戸の居住者との通話を行う集合住宅
用インターホンシステムにおいて、前記呼出端末装置
に、前記呼出端末装置を操作する前記来訪者を検出する
人体センサと、前記来訪者を撮像する撮像手段と、前記
人体センサによって前記来訪者を検出したとき、前記撮
像手段によって撮像された前記来訪者の画像を記録する
記録手段とを設けたこと構成をしている。
【0009】この構成により、人体センサによって呼出
端末装置を操作する来訪者の存在を検出したとき、呼出
端末装置において、撮像手段によって撮像された来訪者
の画像を記録手段に記録することができるので、住戸端
末装置を呼び出す前に、常に、呼出端末装置を操作する
来訪者の画像を的確に録画することができる。
【0010】また、本発明の請求項2記載の集合住宅用
インターホンシステムは、請求項1記載の発明におい
て、前記撮像手段が前記来訪者の動画像を撮像するとと
もに、前記記録手段が前記来訪者の画像を静止画として
記録するようにした構成を有している。
【0011】この構成により、来訪者の画像を静止画像
として記録することができ、記録する画像のデータ量を
少なくすることができるので、呼出端末装置のメモリ容
量を小さくすることができるとともに、来訪者の画像を
送信するとき、送信時間を短くすることができる。
【0012】また、本発明の請求項3記載の集合住宅用
インターホンシステムは、請求項1または2記載の発明
において、前記住戸端末装置に、前記記録手段に前記来
訪者の画像の記録を指示する指示手段を設け、前記呼出
端末装置と前記住戸端末装置との回線が確立していると
き、前記指示手段の指示に基づき、前記記録手段に前記
来訪者の画像を記録するようにした構成を有している。
【0013】この構成により、通話中に来訪者の画像の
記録を必要とするとき、呼出端末装置に設けた記録手段
によって来訪者の画像を記録することができるので、記
録手段を各住戸端末装置に備える必要がなく、住戸端末
装置の構成を簡単にすることができる。
【0014】また、本発明の請求項4記載の集合住宅用
インターホンシステムは、請求項1乃至3の何れかに記
載の発明において、前記呼出端末装置に、呼び出された
任意の前記住戸端末装置の予め応答しないことを確認す
る確認手段を設け、前記確認手段により前記住戸端末装
置の応答しないことを確認したとき、前記記録手段によ
って記録された前記静止画像を前記住戸端末装置に送信
するようにした構成を有している。
【0015】この構成により、留守などにより予め応答
しないとしたとき、または、所定の時間を経過しても応
答がないときなど、住戸端末装置の応答が確認できない
とき、記録した来訪者の画像を呼び出した住戸端末装置
に送信することができるので、居住者は、来訪者の呼び
出しに応答しなくても、この送信された来訪者の画像に
よって、後から来訪者を確認することができる。
【0016】また、本発明の請求項5記載の集合住宅用
インターホンシステムは、請求項1乃至4の何れかに記
載の発明において、前記記録手段によって記録された前
記来訪者の画像に、記録した時間および記録した前記呼
出端末装置の識別情報を添付するようにした構成を有し
ている。
【0017】この構成により、呼出端末装置が複数ある
場合に各住戸端末装置において録画された来訪者画像を
再生するとき、来訪者の来訪した時間、および、録画さ
れた呼出端末装置の特定をすることができる。
【0018】また、本発明の請求項6記載の集合住宅用
インターホンシステムは、請求項1乃至5の何れかに記
載の発明において、前記呼出端末装置に音声出力手段を
設け、前記呼出端末装置よって呼び出された前記住戸端
末装置の応答がないことを確認したとき、前記音声出力
手段によって所定の音声を出力するようにした構成を有
している。
【0019】この構成により、音声出力出力手段によ
り、呼び出した住戸端末装置の応答が確認できないと
き、任意の音声を出力することができるので、来訪者
は、音声によって住戸端末装置が応答できないことを確
認することができる。
【0020】また、本発明の請求項7記載の集合住宅用
インターホンシステムは、請求項6記載の発明におい
て、前記呼出端末装置に、前記来訪者のメッセージを録
音する録音手段を設け、前記音声出力手段により前記所
定の音声を出力したとき、前記メッセージを前記来訪者
の画像に対応づけて記録するようにした構成を有してい
る。
【0021】この構成により、集合住宅住戸の居住者が
来訪者の画像を再生したとき、記録された来訪者の画像
とともに、来訪者の音声を再生することができるので、
来訪者の用件を確認することができる。
【0022】また、本発明の請求項8記載の集合住宅用
インターホンシステムは、請求項7記載の発明において
前記録音手段が、前記来訪者のメッセージを録音したと
き、録音した時間および録音した前記呼出端末装置の識
別情報を添付するようにした構成を有している。
【0023】この構成により、呼出端末装置が複数ある
場合に各住戸端末装置において録画された来訪者画像を
再生するとき、来訪者の来訪した時間、および、録画さ
れた呼出端末装置の特定をすることができる。
【0024】また、本発明の請求項9記載の集合住宅用
インターホンシステムは、請求項1乃至8の何れかに記
載の発明において、各住戸に配設された前記住戸端末装
置と1つまたは2つ以上の前記呼出端末装置が単一のデ
ジタル信号線によって接続され、前記住戸端末装置およ
び前記呼出端末装置間で通信されるデータをデジタル変
換するとともに、多重化して伝送するようにした構成を
有している。
【0025】この構成により、音声のデータまたは画像
のデータをデジタル信号に変換して通信することができ
るとともに、各装置間の単一線によって多重通信するこ
とができるので、通信線を増やすこなく、かつ、アナロ
グ通信に比べて、伝送時間が短時間でき、品質の良い通
信をすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。
【0027】まず、構成を説明する。
【0028】図1〜6は、本発明に係る集合住宅用イン
ターホンシステムの一実施形態を示す図であり、図1
は、一実施形態のシステム系統図である。
【0029】一般的に、マンションなどの集合住宅は、
複数の集合住宅住戸と、1部屋以上の管理事務室と、1
カ所以上の共同玄関とから構成されている。
【0030】図1に示す集合住宅用インターホンシステ
ム(以下、単にインターホンシステムという)20は、共
同玄関に設けられた共同玄関子機21と、各々の集合住宅
住戸に設けられた住戸親機22および玄関子機23と、各管
理事務室に設けられた管理事務室親機24および玄関子機
25とを備えており、これら共同玄関子機21、各住戸親機
22および各管理事務室親機24を制御する中央制御装置26
を有している。この共同玄関子機21および住戸親機22
は、それぞれ、本発明に係る呼出端末装置および住戸端
末装置を構成している。
【0031】また、これら共同玄関子機21、各住戸親機
22、管理事務室親機24、および中央制御装置26は、単一
のデジタル回線で互いに接続され、共同玄関子機21、各
住戸親機22、管理事務室親機24、および中央制御装置26
間の音声データおよび画像データをパケット通信によっ
て行うようになっている。
【0032】共同玄関子機21は、所定のエリアに、任意
の集合住宅住戸に来訪する来訪者の存在を検出したと
き、来訪者の画像(以下、来訪者画像という)を静止画
として録画するようになっているとともに、来訪者が呼
び出した住戸親機21と通話が成立したとき、この静止画
像データとは別に、来訪者の動画を呼び出した住戸親機
22に送信するようになっている。
【0033】図2に示す共同玄関子機21は、各住戸親機
を呼び出す操作を行う操作部30と、来訪者を検出する人
体センサ31と、来訪者を撮像する撮像カメラ32と、撮像
された来訪者の画像(以下、来訪者画像という)をデジ
タル信号に変換するアナログ/デジタル(以下、A/D
という)変換部33と、入力された来訪者画像の出力を切
り換える切換制御部34と、動画像データを生成する動画
像生成部35と、静止画像を生成する静止画像生成部36
と、各住戸親機22および管理事務室親機24との通話を行
う通話部37と、デジタル回線に接続され、各住戸親機2
2、管理事務室親機24および中央制御装置26と通信を行
う伝送部38と、画像および音声を一時的に格納しておく
メモリ39と、これらの制御を行う中央演算処理装置(以
下、CPUという)40と、動画像データおよび静止画像
データをモニタするモニタ部41とを備え、通話部37およ
びメモリ39は、それぞれ、本発明に係る録音手段および
記録手段を構成している。
【0034】操作部30は、CPU40に接続され、各住戸
親機22を呼び出す操作をするようになっており、例えば
テンキーを備え、呼び出したい集合住宅住戸の部屋番号
を入力すると、その部屋番号に該当する住戸親機22を呼
び出すようになっている。
【0035】人体センサ31は、赤外線センサなど共同玄
関子機21の近傍にいる来訪者を検出するようになってお
り、この人体センサ31は、来訪者が操作部30を操作する
ために共同玄関子機21の正面に立つと同時に、CPU40
に制御信号を送出するようになっている。
【0036】この人体センサ31は、センサ検出感度の指
向性が狭いものを用いるようになっているので、常に、
一定の所定の場所に来訪者が立ったときに反応するよう
になっている。
【0037】撮像カメラ32は、所定の場所に来訪者が立
ったとき、来訪者の顔を撮像するように配設されてお
り、例えば、この撮像カメラ32には、小型カメラを用
い、目立たないように配設されるようになっている。
【0038】また、この撮像カメラ32は、CPU40によ
って制御されるようになっており、この撮像カメラ32に
よって撮像された来訪者画像をA/D変換部33に出力す
るようになっている。
【0039】A/D変換部33は、入力された画像をアナ
ログ信号からデジタル信号に変換するようになってお
り、デジタル信号に変換した画像を切換制御部34に出力
するようになっている。
【0040】また、このA/D変換部33は、撮像カメラ
32の他に監視カメラなどの他のカメラからの画像を入力
する外部入力端子を有し、撮像カメラ32と外部入力端子
から入力された信号を切り換える切換器を有している。
【0041】切換制御部34は、A/D変換部33によって
デジタル変換された画像を動画生成部35または静止画像
生成部36に出力するようになっており、この出力先をC
PU40の指示に従って、切り換えるようになっている。
【0042】この切換制御部34は、人体センサ31によっ
て来訪者を検出し、来訪者を撮像するようにCPU40が
制御信号を入力したとき、また、来訪者画像を静止画像
として録画する命令がCPU40に入力されたとき、撮像
カメラ32からの画像を静止画生成部36に出力するように
なっている。また、この切換制御部34は、来訪者が住戸
親機22を呼び出し、住戸親機22が応答したとき、撮像カ
メラ32の画像を動画像生成部35に出力するようになって
いる。
【0043】切換制御部34は、伝送部38において受信さ
れた管理事務室親機24から配信された共有情報の画像デ
ータを静止画生成部36を介して入力されるようになって
おり、CPU40の制御によって、この共有情報の画像デ
ータをモニタ部41に出力する出力制御も行うようになっ
ている。
【0044】動画像生成部35は、動画像圧縮部42とRA
M43とから構成され、入力された画像を、例えば、H.
263方式によってRAM43を用いて符号化するように
なっており、この動画像生成部35は、符号化することに
よって圧縮した画像データをデータバスによって接続さ
れた伝送部38に出力するようになっている。
【0045】静止画像生成部36は、静止画像圧縮伸長部
44とRAM45とから構成され、入力された画像を、例え
ば、JPEG方式によってRAM45を用いて符号化する
ようになっており、この静止画像生成部36は、符号化す
ることによって圧縮した画像データをデータバスによっ
て接続されたメモリ39に出力するようになっている。
【0046】通話部37は、来訪者の音声の入力および来
訪者が呼び出した住戸親機22の音声を出力するようにな
っている。
【0047】また、この通話部37は、呼び出した住戸親
機22の応答が確認できないとき、すなわち、留守などに
より呼び出した住戸親機22の応答がないとき、または、
所定の時間を経過しても呼び出した住戸親機22の応答が
ないとき、所定の音声を出力するようになっており、呼
び出した住戸親機22の応答が確認できないとき、来訪者
のメッセージを録音するようにもなっている。
【0048】この通話部37は、来訪者の音声を入力する
マイク46と、所定の音声を出力する音声合成部47と、住
戸親機22から出力され伝送部38によって受信した音声ま
たは音声合成部47から出力された音声を出力するスピー
カ48と、音声をA/D変換およびD/A変換する音声デ
ータ変換部49と、マイク46およびスピーカ48に接続され
音声信号の増幅および音声信号の出力を切り換える通話
回路部50と、これらを制御する通話制御部51とから構成
されている。
【0049】音声合成部47は、予め複数の音声が内部に
格納されており、来訪者が任意の住戸親機22を呼び出
し、呼び出した住戸親機22の応答が確認できないとき、
所定の音声を出力するようになっている。
【0050】また、音声合成部47は、呼び出された住戸
親機22の応答の確認ができず、所定の音声を出力し、来
訪者のメッセージを録音した後、このメッセージを録音
した時間および録音した音声合成部47が持つ自己認識情
報、すなわち、どの共同玄関子機21によって録音された
のかを示す認識情報を出力するようになっており、この
録音時間および自己認識情報は、スピーカ48から出力す
ることなく、直接、音声データ変換部49に出力するよう
になっている。
【0051】音声データ変換部49は、マイク46より入力
された来訪者の音声データおよび音声合成部47によって
出力された音声データをデジタル変換し、このデジタル
変換された音声データを伝送部38およびメモリ39に出力
するようになっているとともに、伝送部38において受信
した音声データをアナログ変換するようになっている。
なお、本実施形態では、メモリ39に出力するときは、伝
送部38を介して出力するようになっている。
【0052】また、住戸親機22および管理事務室親機24
との音声データの通信は、例えば、パルス符号変調(P
CM:Pulse Code Modulation)
方式により行うようになっているので、音声データ変換
部49は、受信したパルス符号変調されている音声データ
をアナログデータに変換し、スピーカ48に出力するよう
になっており、また、送信する音声データをパルス符号
変調し、伝送部38に出力するようになっている。
【0053】通話制御部51は、CPU40の指示により、
音声合成部47を制御するとともに、通話回路部50を制御
し、スピーカ48の出力切り換えを行うようになってお
り、住戸親機22および管理事務室親機24と通話中のと
き、マイク46から入力された音声データを伝送部38に出
力するようになっている。
【0054】また、この通話制御部51は、呼び出した住
戸親機22の応答が確認できないとき、マイク46より入力
された来訪者のメッセージをメモリ39に出力するように
なっている。このメッセージは、静止画像圧縮部36にお
いて生成された静止画像とともに、メモリ39に格納され
るようになっている。
【0055】伝送部38は、入力された画像データおよび
音声データを任意の住戸親機22および管理事務室親機24
に送信し、受信した画像データおよび音声データをメモ
リ39および通話部37に出力するとともに、任意の住戸親
機22および管理事務室親機24との通話制御および画像転
送における制御データの送受信を行うようになってい
る。
【0056】この伝送部38は、各住戸親機22および管理
事務室親機24と通信を行うために、画像データ、音声デ
ータおよび制御データをパケットデータに変換するとと
もに、受信したパケットデータを復号する出力制御部52
と、この出力制御部52によってデータ処理されたパケッ
トデータをデジタル信号に変換して各機器に出力すると
ともに、受信したデジタル信号をパケットデータに変換
して出力制御部52に出力するモデム53とを有している。
【0057】メモリ39は、静止画像生成部36によって生
成された画像データとこの画像データに添付された音声
データを格納するようになっており、CPU40の指示に
よって、伝送部40に出力するようになっている。
【0058】また、このメモリ39は伝送部38において受
信した共有情報も格納するようになっており、CPU40
の指示により、切換制御部34を介してモニタ部41に出力
するようになっている。
【0059】このメモリ39には、フラッシュメモリを用
いるようになっており、停電その他の原因により通電が
遮断されたとしても、格納した画像データは消去されな
いようになっている。
【0060】CPU40は、操作部30の操作に基づき、ま
たは、伝送部38において受信した制御データに基づき、
動画像生成部35、静止画像生成部36、通話部37、伝送部
38およびメモリ39を制御するようになっている。
【0061】また、CPU40は、任意の住戸親機22を呼
び出しているとき、呼び出し始めてから、所定の時間を
経過しても住戸親機22の応答が確認できないとき、また
は、予め応答しないと設定したとき、所定の音声データ
を出力するように通話部37を制御するようになってお
り、CPU40は、本発明に係る確認手段を構成してい
る。
【0062】このCPU40は、動画像生成部35、静止画
像生成部36、通話部37、伝送部38およびメモリ39とデー
タバスによって接続されており、音声データ、動画像デ
ータ、静止画像データのデータ管理を行うようになって
いる。
【0063】また、このCPU40は、撮像カメラ32を制
御するとともに、撮像カメラ32によって撮像された来訪
者画像を、切換制御部34を制御することにより、動画像
生成部35に入力させるか、静止画像生成部36に入力させ
るかを切り換えるようになっている。
【0064】このCPU40は、人体センサ31により来訪
者が近接したときの検出信号を取得すると、撮像カメラ
32で撮像された画像を静止画生成部36に入力させ、来訪
者画像を静止画として録画させるよう制御するようにな
っている。
【0065】また、CPU40は、静止画像生成部36によ
って静止画像データが生成されたとき、この静止画像デ
ータに、自己認識情報および録画時間をデータとして添
付するようになっている。
【0066】モニタ部41は、液晶ディスプレイ52とデジ
タル/アナログ変換(以下、D/A変換という)部53と
から構成され、管理事務室親機24によって配信された共
有情報を表示するようになっている。
【0067】住戸親機22は、各集合住宅住戸の玄関子機
23を有し、この玄関子機23と通話するとともに、他の住
戸親機22、管理事務室親機24および共同玄関子機21と各
種の通信を行うようになっている。
【0068】図3に示す住戸親機22は、共同玄関子機21
によって呼び出されたとき応答しない設定および録画操
作を行う操作部60と、共同玄関子機21によって撮像され
た来訪者画像をモニタするモニタ部61と、圧縮された動
画像データを変換する動画像変換部62と、圧縮された静
止画像データの変換および動画像データの圧縮を行う静
止画変換部63と、変換された動画像データおよび静止画
像データのモニタ出力を切り換える切換制御部64と、デ
ジタル画像信号をアナログ画像信号に変換するD/A変
換部65と、各共同玄関子機21、他の住戸親機22および管
理事務室親機24と通話を行う通話部66と、各共同玄関子
機21、本住戸親機22が有している玄関子機23、他の住戸
親機22、各管理事務室親機24および中央制御装置26と通
信を行う伝送部67と、画像データおよび音声データを格
納するメモリ68と、これらの制御を行うCPU69とを備
えている。
【0069】操作部60は、CPU69に接続され、他の住
戸親機22および管理事務室親機24を呼び出す操作ならび
に呼出端末装置21により呼び出されたとき応答する操作
をするようになっている。
【0070】この操作部60は、例えばテンキーを備えて
おり、このテンキーにより、呼び出したい集合住宅住戸
の部屋番号を入力すると、その部屋番号に該当する住戸
親機22および管理事務室親機24を呼び出すようになって
いる。
【0071】また、この操作部60は、共同玄関子機21と
通話成立中に、来訪者画像を録画するための図示しない
録画スイッチと、管理事務室親機24から一斉配信され、
メモリ68に格納されている共有情報をモニタ部61に出力
操作する図示しない操作スイッチと、留守などにより共
同玄関子機21の呼び出しに応答しない設定をする図示し
ない設定スイッチと、この設定時に来訪者が在り、来訪
者画像が格納されていることを表示する図示しない表示
灯と、共同玄関子機21、他の住戸親機22および管理事務
室親機24との応答の開始および通話の終了を指示するフ
ックアップ信号およびオンフック信号を発信させる図示
しないフック釦とを有している。
【0072】録画スイッチは、通話成立中に、共同玄関
子機21の撮像カメラ32において、共同玄関子機21を用い
て録画するのか、伝送部67に入力されている動画像デー
タを動画像変換部62より抽出して録画するのかを選択で
きるようになっている。また、表示灯は、例えば、来訪
者画像があるとき、緑ランプを点灯するようになってい
る。
【0073】モニタ部61は、液晶ディスプレイ71とキャ
ラクタージェネレータ72とから構成され、液晶ディスプ
レイ71は、メモリ68に格納され、共同玄関子機21におい
て録画された静止画像データの来訪者画像および通話中
に受信した動画像データをモニタするようになってお
り、また、管理室事務室親機24によって配信された共有
情報を表示するようになっている。
【0074】キャラクタージェネレータ72は、モニタす
る画像情報に添付されたデータに基づいて、キャラクタ
ーを発生させ、このキャラクターデータを画像として液
晶ディスプレイ71に動画像データまたは静止画像データ
とともに、モニタさせるようになっており、この制御
は、CPU69によって行われるようになっている。
【0075】また、このキャラクタージェネレータ72に
は、監視カメラなどの他のカメラからの画像を入力する
外部入力端子を有し、動画像データまたは静止画像デー
タと、他のカメラからの入力信号を切り換えられる切換
器を備えている。この切り換え操作は、操作部60に設け
られた図示しないスイッチによって行うようになってい
る。なお、この切換器は、キャラクタージェネレータ72
とは別の装置として設け、この別の装置として設けた切
換器に他のカメラからの入力信号を入力するようにして
もよい。
【0076】動画像変換部62は、動画像伸長部73とRA
M74とから構成され、データバスによって接続された伝
送部67において受信した圧縮動画像データをRAM74を
用いて、復号化するようになっている。
【0077】この動画像伸長部73は、復号化することに
よって圧縮されている画像データを伸長して、もとの画
像データにするとともに、切換制御部64に出力するよう
になっている。
【0078】また、この動画像伸長部73は、伝送部67に
おいて動画像データを受信しているとき、この受信して
いる動画像データを録画するように操作部60によって操
作されると、切換制御部64に出力している動画像データ
の1フレーム画像を静止画像変換部63に出力するように
なっている。
【0079】静止画像変換部63は、静止画像圧縮伸長部
75とRAM76とから構成され、データバスによって接続
されている伝送部67において受信した圧縮静止画像デー
タ、または、メモリ68に格納されている圧縮静止画像デ
ータを復号化するようになっている。
【0080】この静止画像圧縮伸長部75は、復号化する
ことによって圧縮されている画像データを伸長して、も
との画像データにするとともに、切換制御部64に出力す
るようになっている。
【0081】また、この静止画像変換部63は、動画像伸
長部73より入力された画像データを符号化するととも
に、この圧縮した画像データをメモリ68に出力するよう
になっている。
【0082】切換制御部64は、動画像変換部62または静
止画像変換部63から入力された画像データを切り換え
て、モニタ部61に出力するようになっており、CPU69
の制御によって切り換えるようになっている。
【0083】D/A変換部65は、入力された画像をデジ
タル信号からアナログ信号に変換するようになってお
り、変換したアナログ信号の画像をモニタ部61に出力す
るようになっている。
【0084】通話部66は、集合住宅住戸の住居者の音声
の入力および来訪者が呼び出し応答した共同玄関子機21
の音声を出力するようになっており、また、画像データ
に音声データが添付されているときは、この音声データ
を出力するようになっている。
【0085】この通話部66は、住居者の音声を入力する
マイク77と、音声を出力するスピーカ78と、音声をA/
D変換およびD/A変換する音声データ変換部79と、マ
イク77およびスピーカ78に接続され、音声信号の入出力
の切り換えおよび増幅を行う通話回路部80と、これらを
制御する通話制御部81から構成されている。
【0086】例えば、この通話部66は、図示しない受話
器を有し、この受話器にはマイク77とスピーカ78とが配
設されている。また、この受話器の他に操作部60の近傍
にマイク77およびスピーカ78を配設し、受話器を使用し
ないでも通話を行えるようになっている。
【0087】この受話器を住戸親機22からはずす、およ
び、操作部60のフック釦を押し下げると、フックアップ
信号を伝送部67を介して中央制御装置26に送信するよう
になっている。また、この受話器を住戸親機22に戻す、
および、もう一度、操作部60のフック釦を押し下げる
と、オンフック信号を伝送部67を介して中央制御装置26
に送信するようになっている。
【0088】音声データ変換部79は、マイク77より入力
された住居者の音声をデジタル変換し、このデジタル変
換された音声データを伝送部67に出力するようになって
おり、また、伝送部67において受信した音声データおよ
び画像データに添付されている音声データをアナログ変
換するようになっている。このデータ変換には、上述し
たように、パルス符号変調方式を用いている。
【0089】通話制御部81は、CPU69の指示により、
音声の入出力の切り換え、通話中の音声の録音および来
訪者画像に添付されている音声データの再生、を制御す
るようになっており、本住戸親機22が呼び出されている
とき、CPU69の指示によりスピーカ78を鳴動させるよ
うになっている。
【0090】伝送部67は、共同玄関子機21の伝送部38と
同様に、入力された画像データおよび音声データを共同
玄関子機21、他の住戸親機22および管理事務室親機24に
送信し、受信した画像データおよび音声データをメモリ
39および通話部37に出力するとともに、共同玄関子機2
1、他の住戸親機22および管理事務室親機24との通話制
御および画像転送における制御データの送受信を行うよ
うになっている。
【0091】この伝送部67は、各住戸親機22および管理
事務室親機24と通信を行うために、画像データ、音声デ
ータおよび制御データのパケットデータに変換するとと
もに、受信したパケットデータを復号する出力制御部82
と、この出力制御部82によってデータ処理されたパケッ
トデータをデジタル信号に変換および受信したデジタル
信号をパケットデータに変換して出力制御部82に出力す
るモデム83とを有している。
【0092】メモリ68は、伝送部67において受信した静
止画像データを格納するようになっており、CPU40の
指示によって、静止画像データを静止画像変換部63に、
音声データを通話部66に、および、キャラクターデータ
をCPU69に、それぞれ、出力するようになっている。
【0093】また、このメモリ68は、伝送部67において
受信した共有情報も格納するようになっており、CPU
69の指示により、切換制御部64を介してモニタ部61に出
力するようになっている。
【0094】このメモリ68には、フラッシュメモリを用
いるようになっており、停電その他の原因により通電が
遮断されたとしても、格納された画像データは消去され
ないようになっている。
【0095】CPU69は、操作部60の操作に基づき、ま
たは、伝送部67において受信した制御データに基づき、
動画像変換部62、静止画像変換部63、通話部66、伝送部
67およびメモリ68を制御するようになっている。
【0096】このCPU69は、動画像変換部62、静止画
像変換部63、通話部66、伝送部67およびメモリ68とデー
タバスによって接続されており、音声データ、動画像デ
ータ、静止画像データのデータ管理を行うようになって
いる。
【0097】動画像データを受信しているとき、このC
PU69は、優先的に共同玄関子機21より受信した動画像
データに出力制御部64を切換るようになっており、動画
像データ受信時以外は、静止画像変換部63からの静止画
像データをモニタ部61に出力するように切換制御部64を
制御するようになっている。
【0098】CPU69は、来訪者画像を録画するように
動画像変換部62、静止画像変換部63おおびメモリ68、ま
たは、通信を行っている共同玄関子機21に伝送部67を介
して指示を出力するようになっているが、録画方法に
は、共同玄関子機21において録画する方法と、住戸親機
22本体で録画する方法とがあり、操作部60によって選択
できるようになっている。
【0099】共同玄関子機21によって、来訪者画像を録
画するときは、操作部60において入力された指示を、伝
送部67を介して共同玄関子機21に送信し、共同玄関子機
21のCPU40によって、切換制御部34および静止画像生
成部36を制御することにより来訪者画像を録画するよう
になっている。また、通話終了後、この画像データが共
同玄関子機21より送信され、メモリ68に格納されるよう
になっている。
【0100】CPU69は、受信した静止画像データまた
はメモリ68から読み出した静止画像データに識別情報が
添付されている場合、この識別情報をキャラクタージェ
ネレータ72に送出し、画像データをモニタするとき、同
時にモニタするようキャラクタージェネレータ72を制御
するようになっている。
【0101】各住戸親機22に各々接続されている玄関子
機23は、それぞれの集合住宅住戸の玄関に配設され、接
続されている住戸親機22と通話を行うようになってお
り、この玄関子機23は、例えば、住戸親機22を呼び出す
図示しない呼出釦と、マイクと、スピーカとから構成さ
れている。
【0102】管理事務室親機24は、各住戸親機22に共有
情報の一斉配信および共同玄関子機21、中央制御装置26
の管理操作を行えるようになっており、この他の構成
は、住戸親機22と同様であるので、同一の構成には同一
番号を付して説明を省略する。
【0103】この管理事務室親機24は、各種集合住宅管
理における操作および接続が可能になっており、例え
ば、集合住宅内のエレベータと通話することができ、ま
た、警備管理会社の管理センターなど外部と接続できる
ようになっている。
【0104】管理事務室親機24に接続されている玄関子
機25は、それぞれの管理事務室の玄関に配設され、接続
されている管理事務室親機24と通話を行うようになって
おり、この玄関子機25は、住戸親機22に接続されている
玄関子機23と同様に、例えば、呼出釦と、マイクと、ス
ピーカとから構成されている。
【0105】中央制御装置26は、共同玄関子機21、各住
戸親機22および管理事務室親機24を制御するようになっ
ており、各住戸親機22の応答、呼び出された住戸親機22
において留守などによって応答しない設定の管理、呼び
出し開始から所定の時間経過しても住戸親機22が応答し
ないときの処理、ならびに、各住戸親機22および管理事
務室親機24の呼び出し管理を制御するようになってい
る。
【0106】また、中央制御装置26は、共同玄関子機2
1、各住戸親機22および管理事務室親機24間の音声デー
タ、映像データおよび制御データの通信制御および通話
管理を行うようになっており、本実施形態では、呼び出
された住戸親機22において留守などによって応答しない
設定に設定されているとき、または、呼び出し開始から
所定の時間経過しても応答がないとき、共同玄関子機21
において録画された来訪者画像を、通信路が空いている
とき、呼び出した住戸親機22に送信するようになってい
る。したがって、通信路にあまり負荷をかけることな
く、また、他の通信を妨げることなく静止画像データを
送信することができるようになっている。
【0107】また、中央制御装置26は、公衆回線、イン
ターネットなど外部の他のネットワークと接続するよう
になっており、画像データおよび音声データのデータ伝
送が行えるようになっており、また、各住戸親機22およ
び管理事務室親機24の遠隔操作が行えるようになってい
る。
【0108】次に、本実施形態の共同玄関子機21と住戸
親機22および管理事務室親機24との通話動作、および、
このとき来訪者画像の録画を行う動作をシーケンスを用
いて説明する。本実施形態の通話中の録画動作には、共
同玄関子機21で行うものと、住戸親機22において、受信
した動画像データを用いるものがあり、まず、図4を用
いて、住戸親機22において、来訪者画像を録画する動作
(以下、住戸親機録画という)について説明する。
【0109】まず、共同玄関子機21に来訪者が近接する
と、人体センサ31によって来訪者の存在を検出し、共同
玄関子機21によって来訪者画像を静止画録画する。
【0110】次に、来訪者が操作部30のテンキーにより
任意の住戸親機22を呼び出すと、中央制御装置26は、こ
の呼出信号を受信し、通話路を確保する。
【0111】次に、中央制御装置26は、呼び出された住
戸親機22の呼び出しを行い、呼び出された住戸親機22
は、通話部66のスピーカ78より呼出音を鳴動させるとと
もに、共同玄関子機21に動画像データ転送を要求するコ
マンドを送信する。
【0112】次に、共同玄関子機21のCPU40によっ
て、動画像データを住戸親機22に転送するように、各処
理部に指示を出し、動画像データを住戸親機22に転送す
る。一方、鳴動している住戸親機22は、動画像データを
受信するとともに、液晶ディスプレイ71を起動させ、動
画像データの受信を始める。
【0113】次に、集合住宅住戸の居住者が住戸親機22
の受話器を取るおよびフック釦を押すことによって、中
央制御装置26にフックアップ信号を送信する。次に、中
央制御装置26がこのフックアップ信号を受信すると、呼
び出した共同玄関子機21と呼び出された住戸親機22との
通話路が確立される(以下、通話リンク形成という)。
通話リンク形成がなされると、随時、音声データが伝送
パケットによってデータ通信され、通話が行なわれる。
【0114】次に、住戸親機22の操作部60によって、来
訪者画像の録画を住戸親機22本体で録画するように指示
をする。この指示を行う制御信号は、CPU69に入力さ
れ、上述のように、このCPU69によって、動画像変換
部62および静止画像変換部63を制御し、来訪者画像をメ
モリ68に格納する。
【0115】最後に、通話を終了すると、住戸親機22か
らオンフック信号が中央制御装置26に送信されると、中
央制御装置26は、通話リンクを開放し、本動作を終了さ
せる。
【0116】以上のように、住戸親機22において来訪者
画像を録画するようになっている。
【0117】次に、図5を用いて、共同玄関子機21にお
いて、来訪者画像を録画する動作(以下、共同玄関子機
録画)について説明する。なお、この共同玄関子機録画
において、来訪者録画を共同玄関子機21により行う動作
以外の動作(通話リンク形成までの動作)は、住戸親機
録画と同様な方法を用いているので、説明を省略する。
【0118】通話リンク形成がなされると、随時、音声
データが伝送パケットによってデータ通信され、通話が
行なわれる。
【0119】次に、来訪者画像の録画を共同玄関子機21
で録画するように住戸親機22の操作部60を操作する。こ
の操作を行うと住戸親機22は、録画要求コマンドを中央
制御蔵置26介して、共同玄関子機21送信する。
【0120】次に、この録画要求コマンドが入力された
共同玄関子機21は、来訪者画像の動画像データの送信を
停止するとともに、共同玄関子機21のCPUによって、
切換制御部34の制御を行い、撮像カメラ32により撮像し
ている来訪者画像を静止画像生成部36に入力する。この
画像が入力された静止画像生成部36は、この画像より静
止画像データを生成するとともに、メモリ39に送出し、
格納する。
【0121】次に、この録画動作が終了すると、共同玄
関子機21は、中央制御装置26に録画終了コマンドを送信
し、次に、この録画終了コマンドが入力された中央制御
装置26は、共同玄関子機21に動画像データを再び転送す
るよう画像転送要求コマンドを送信する。
【0122】次に、画像転送コマンドが入力された共同
玄関子機21は、CPU40によって、各処理部を制御し、
再び動画像データを住戸親機22に送信する。
【0123】次に、通話を終了すると、住戸親機22から
オンフック信号が中央制御装置26に送信されると中央制
御装置26は、通話リンクを開放するとともに、通話路の
空を確認する。
【0124】次に、中央制御装置26は、共同玄関子機21
に静止画像データ伝送要求コマンドを送信し、次に、共
同玄関子機21は、メモリ39に格納されている静止画通信
送信する。
【0125】最後に、住戸親機22がこの静止画像データ
を受信して本動作を終了させる。
【0126】以上のように、共同玄関子機21において来
訪者画像を録画するようになっている。
【0127】次に、図6のシーケンスを用いて集合住宅
住戸の居住者が留守などにより呼び出しに応じない設定
(以下、留守設定という)をしたときの動作を説明す
る。
【0128】まず、住戸親機22の操作部60によって、留
守設定をしておくものとする。
【0129】次に、図4の住戸親機録画の動作と同様
に、共同玄関子機21に来訪者が近接すると、人体センサ
31によって来訪者の存在を検出し、共同玄関子機21によ
って来訪者画像を静止画録画する。
【0130】次に、来訪者が操作部30のテンキーにより
任意の住戸親機22を呼び出すと、中央制御装置26は、こ
の呼出信号を受信し、通話路を確保する。
【0131】次に、中央制御装置26は、呼び出された住
戸親機22の呼び出しを行い、呼び出された住戸親機22
は、通話部66のスピーカ78より呼出音を鳴動させるとと
もに、共同玄関子機21に動画像データの転送を要求する
コマンドを送信する。
【0132】次に、共同玄関子機21のCPU40によっ
て、動画像データを住戸親機22に転送するように、各処
理部に指示を出し、動画像データを住戸親機22に転送す
る。一方、鳴動している住戸親機22は、動画像データを
受信するとともに、液晶ディスプレイ71を起動させ、動
画像データの受信を始める。
【0133】次に、中央制御装置26は、共同玄関子機21
に音声合成部47から所定の音声を送出するように音声合
成要求コマンドを送信し、共同玄関子機21は、この音声
合成要求コマンドを受信すると、音声合成部47から所定
の音声を出力するとともに、来訪者のメッセージを録音
し、録画した来訪者画像とともにメモリ39に格納する。
【0134】この来訪者メッセージの録音終了後、共同
玄関子機21は、録音終了コマンドを中央制御装置26に送
信し、中央制御装置26は、共同玄関子機21および住戸親
機22に、それぞれ、終話コマンドを送信するとともに、
通話路の空を確認する。
【0135】次に、中央制御装置26は、共同玄関子機21
に静止画伝送要求コマンドおよび住戸親機22に画像受信
要求コマンドをそれぞれ送信し、次に、共同玄関子機21
は、住戸親機22に静止画を送信し、住戸親機22は、来訪
者があった旨を表示する操作部60の緑ランプを点灯させ
る。
【0136】次に、住戸親機22は、メモリ68に音声デー
タが添付された静止画像を格納する。最後に、共同玄関
子機21は、中央制御装置26に静止画像伝送終了コマンド
を送信し、動作を終了させる。
【0137】また、住戸親機22において、留守設定を解
除し、留守設定時に在った来訪者画像を見るときは、ま
ず、操作部60によって静止画像を再生する図示しない再
生釦を押す。次に、日付の古いものから順に、メモリ68
から静止画像が呼び出され、液晶ディスプレイ71にこの
静止画像を表示させるとともに、この画像データに添付
された音声データを通話部66によって再生させる。静止
画像を表示して所定の時間が経過または再生された音声
が終了すると、操作部60の緑ランプを消灯させるととも
に、液晶ディスプレイ71を消灯させる。
【0138】以上のように、住戸親機22において来訪者
画像を録画するようになっている。
【0139】また、共同玄関子機21において、任意の住
戸親機22を呼び出し、所定の時間を経過ときも、上記の
ように来訪者画像を録画するようになっているが、この
場合は、共同玄関子機41が動画像データを住戸親機22に
転送した後、共同玄関子機21のCPU40において、呼び
出し開始から所定の時間経過し、通話リンクが形成され
なかったとき、この旨の信号を中央制御装置26に送信す
るようになっており、この信号を受信した中央制御装置
26は、共同玄関子機21に音声合成部47から所定の音声を
出力するように音声合成要求コマンドを送信するように
なっている。その他の動作は、上記留守設定時と同様の
動作をするようになっている。
【0140】このように、本実施形態では、共同玄関子
機21に人体センサ31と撮像カメラ32とを設け、来訪者が
共同玄関子機21に近接し、共同玄関子機21の正面に立っ
た瞬間に、来訪者を撮像することができるとともに、こ
の画像を録画することができるので、画像データ量を少
なくできるとともに、メモリ39、68の容量を少なくする
ことができ、また、伝送速度も速くすることができる。
【0141】また、本実施形態では、集合住宅の居住者
が留守などにより、来訪者の呼び出しに住戸親機22の応
答が確認できないとき、共同玄関子機21によって録画し
た来訪者画像を自動的に呼び出した住戸親機22に送信す
るとともに、受信した住戸親機22は、この画像をメモリ
68に格納することができるので、後から、来訪者画像を
モニタすることができ、来訪者の確認をすることができ
る。
【0142】また、本実施形態では、録画した来訪者画
像に録画時間および共同玄関子機21の識別情報を画像デ
ータとして添付することができるので、また、音声合成
部47において音声によって録画時間および共同玄関子機
21の識別情報を添付することができるので、来訪者の来
訪した時間および使用した共同玄関子機21を確認するこ
とができる。
【0143】また、本実施形態では、集合住宅住戸の居
住者が留守などによって、来訪者の呼び出しに対する応
答を確認することができないとき、音声合成部47によっ
て、住戸親機22を呼び出した呼出端末装置21から来訪者
に住戸親機22の応答が確認できない旨を通知することが
できる。
【0144】また、本実施形態では、来訪者のメッセー
ジを録音することができ、かつ、来訪者画像のデータと
ともに、メモリ39、68に格納することができるので、来
訪者画像をモニタするとき、来訪者のメッセージも再生
することができ、来訪者および来訪者の用件を確認する
ことができる。
【0145】なお、本実施形態では、住戸親機22におい
ても来訪者画像を録画するようになっていたが、住戸親
機22に記録手段を有すことなく、来訪者モニタ時の録画
を共同玄関子機21によって行うようにしてもよい。この
場合、住戸親機22に記録手段を有する必要がないので、
住戸親機22の構成を簡単にすることができる。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の集合住宅
用インターホンシステムは、共同玄関子機に人体センサ
と撮像カメラとを設け、来訪者が共同玄関子機に近接
し、共同玄関子機の正面に立った瞬間に、来訪者を撮像
することができるとともに、この画像を録画することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る集合住宅用インターホンシステム
の一実施形態のシステム系統図である。
【図2】一実施形態の共同玄関子機のシステム系統図で
ある。
【図3】一実施形態の住戸親機のシステム系統図であ
る。
【図4】一実施形態の共同玄関子機によって呼び出され
た住戸親機が応答したとき、住戸親機によって来訪者画
像を録画する動作を示すシーケンスである。
【図5】一実施形態の共同玄関子機によって呼び出され
た住戸親機が応答したとき、共同玄関子機によって来訪
者画像を録画する動作を示すシーケンスである。
【図6】一実施形態の共同玄関子機によって呼び出され
た住戸親機が未応答設定のとき、共同玄関子機によって
来訪者画像を録画する動作を示すシーケンスである。
【符号の説明】
20 インターホンシステム 21 共同玄関子機(呼出端末装置) 22 住戸親機(住戸端末装置) 26 中央制御装置 31 人体センサ 36 静止画生成部(記録手段) 37 通話部(録音手段) 39 メモリ 41 モニタ部 47 音声合成部(音声出力手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑野 剛 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5C054 AA02 CA04 CC02 CE14 DA08 EA01 EA05 EA07 FE26 FF02 GA04 GB02 HA22 5K038 AA06 CC12 DD15 DD18 DD23 EE13 FF01 GG03 5K039 AA02 BB07 EE01 FF00 KK07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集合住宅の各住戸毎に配設された住戸端
    末装置と、前記住戸端末装置の何れかを呼び出す1つま
    たは2つ以上の呼出端末装置とを備え、前記呼出端末装
    置と呼び出した前記住戸端末装置との回線を確立するこ
    とによって、来訪者と住戸の居住者との通話を行う集合
    住宅用インターホンシステムにおいて、前記呼出端末装
    置に、前記呼出端末装置を操作する前記来訪者を検出す
    る人体センサと、前記来訪者を撮像する撮像手段と、前
    記人体センサによって前記来訪者を検出したとき、前記
    撮像手段によって撮像された前記来訪者の画像を記録す
    る記録手段とを設けたことを特徴とする集合住宅用イン
    ターホンシステム。
  2. 【請求項2】 前記撮像手段が前記来訪者の動画像を撮
    像するとともに、前記記録手段が前記来訪者の画像を静
    止画として記録するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の集合住宅用インターホンシステム。
  3. 【請求項3】 前記住戸端末装置に、前記記録手段に前
    記来訪者の画像の記録を指示する指示手段を設け、前記
    呼出端末装置と前記住戸端末装置との回線が確立してい
    るとき、前記指示手段の指示に基づき、前記記録手段に
    前記来訪者の画像を記録するようにしたことを特徴とす
    る請求項1または2記載の集合住宅用インターホンシス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記呼出端末装置に、呼び出された任意
    の前記住戸端末装置の予め応答しないことを確認する確
    認手段を設け、前記確認手段により前記住戸端末装置の
    応答しないことを確認したとき、前記記録手段によって
    記録された前記静止画像を前記住戸端末装置に送信する
    ようにしたことを特徴とする請求項1乃至3記載の集合
    住宅用インターホンシステム。
  5. 【請求項5】 前記記録手段によって記録された前記来
    訪者の画像に、記録した時間および記録した前記呼出端
    末装置の識別情報を添付するようにしたことを特徴とす
    る請求項1乃至4記載の集合住宅用インターホンシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記呼出端末装置に音声出力手段を設
    け、前記呼出端末装置よって呼び出された前記住戸端末
    装置の応答がないことを確認したとき、前記音声出力手
    段によって所定の音声を出力するようにしたことを特徴
    とする請求項1乃至5の何れかに記載の集合住宅用イン
    ターホンシステム。
  7. 【請求項7】 前記呼出端末装置に、前記来訪者のメッ
    セージを録音する録音手段を設け、前記音声出力手段に
    より前記所定の音声を出力したとき、前記メッセージを
    前記来訪者の画像に対応づけて保持するようにしたこと
    を特徴とする請求項6記載の集合住宅用インターホンシ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記録音手段が、前記来訪者のメッセー
    ジを録音したとき、録音した時間および録音した前記呼
    出端末装置の識別情報を添付するようにしたことを特徴
    とする請求項7記載の集合住宅用インターホンシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記各住戸に配設された前記住戸端末装
    置と1つまたは2つ以上の前記呼出端末装置が単一のデ
    ジタル信号線によって接続され、前記住戸端末装置およ
    び前記呼出端末装置間で通信されるデータをデジタル変
    換するとともに、多重化して伝送するようにしたことを
    特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の集合住宅イ
    ンターホンシステム。
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