JP2007049622A - 撮像装置、タイミング信号処理装置 - Google Patents

撮像装置、タイミング信号処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像素子に最適な駆動周波数により画像信号の読み出しを実行しながら、画質の劣化を招くことなく省電力化を図る。
【解決手段】タイミングジェネレータ15は、CCD12から画素信号を読み出す1フレームの期間を第1の期間、あるいは第1の期間より長い第2の期間に設定する。タイミングジェネレータ15は、フレーム期間が設定されるのに関係なく、垂直ドライバ16及び水平ドライバ17に対して特定の(最適な駆動周波数による)タイミング信号(垂直パルス、水平パルス)を出力し、1フレーム分の画素信号の読み出しに要する期間分のタイミング信号が出力されたことを判別するとタイミング信号の出力を停止させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像素子を駆動するためのタイミング信号を発生して画素信号を読み出すデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話機等の撮像装置、同装置に用いられるタイミング信号を発生するタイミング信号処理装置に関する。
近年のデジタルカメラ等の撮像装置は、高画素化によりCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子の駆動に必要な電力が増加する傾向にある。また、撮像装置に手ぶれ補正など様々な機能が搭載されることにより、撮像装置全体の消費電力も増大する傾向がある。一方、ユーザの利便性を考えると電池の長寿命化、すなわち低電力化が望まれている。
従来では、高画素化されたCCDが用いられた場合に消費電力の軽減を可能とする撮像装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載された撮像装置では、複数の読み取りモードの何れであるかに応じて、タイミング発生回路からCCDに供給する駆動パルスの駆動周波数を、クロック発生回路から供給されるクロックから生成される第1の周波数と、第1の周波数より低い第2の周波数とで切り換えることで消費電流を抑える構成としている。
特開2003−60994公報
このように従来の特許文献1に記載された撮像装置においては、動作モードに応じて、CCDに対する駆動周波数を第1の周波数だけでなく、第1の周波数より低い第2の周波数にすることで消費電流を抑えている。
しかしながら、CCDによっては安定化した動作をするためには仕様で決められた駆動周波数とする必要があったり、駆動周波数を変更であったとしても、動的に変更した場合に動作が不安定になるおそれがあった。
また、CCDに対する駆動周波数を低くした場合、CCDの受光素子(フォトダイオード)からの電荷(画素信号)の転送時間が長くなるため、例えば強い光が入射すると受光素子から垂直CCDへの電荷の漏れが発生して読み出される電荷に混入する、すなわちスミアが発生してしまう。これは、読み出し時間が長くなるほど電荷の漏れが多くなるため、特許文献1に記載された方法のように駆動周波数を低くして読み出し時間を長くすると画質の低下を招くおそれがあった。
本発明の課題は、撮像素子に最適な駆動周波数により画素信号の読み出しを実行しながら、画質の劣化を招くことなく省電力化を図ることが可能な撮像装置、タイミング信号処理装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、撮像素子を駆動するためのタイミング信号を発生して画素信号を読み出す撮像装置において、前記撮像素子から複数フレームの画素信号を連続して読み出す際の1フレーム分の有効な画素信号を読み出すのに要する時間が異なる複数の動作モードの1つを任意に設定する動作モード設定手段と、前記動作モード設定手段によって、1フレーム分の有効な画素信号を読み出すのに要する時間がより短い動作モードに設定させる設定状態制御手段と、前記設定状態制御手段により設定させた動作モードの各フレーム期間において、前記タイミング信号が1フレーム分の画素信号の読み出しに要する期間分出力されたことを判別する判別手段と、前記判別手段による判別結果に応じて、前記撮像素子に対するタイミング信号の出力を停止させる停止手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、撮像素子を駆動するためのタイミング信号を発生して画素信号を読み出す撮像装置において、前記撮像素子から複数フレームの画素信号を連続して読み出す際の1フレームの期間を任意に設定するフレーム期間設定手段と、前記撮像素子から1フレーム分の有効な画素信号を読み出すのに要する時間が異なる複数の動作モードの1つを任意に設定する動作モード設定手段と、画質を優先すべき状態であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により画質を優先すべき状態でないと判断された場合に、前記撮像素子を駆動するためのタイミング信号の周波数を所定の周波数に維持したままで、前記フレーム期間設定手段によってより長いフレーム期間を設定するとともに前記動作モード設定手段によって1フレーム分の有効な画素信号を読み出すのに要する時間がより短い動作モードを設定する設定状態制御手段と、各フレーム期間において、前記タイミング信号が、1フレーム分の画素信号の読み出しに要する期間分出力されたことを判別する判別手段と、前記判別手段による判別結果に応じて、前記撮像素子に対するタイミング信号の出力を停止させる停止手段とを具備したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記判断手段は、特定の撮影状態が指示されていないモニタ状態では、画質を優先すべき状態ではないと判断することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、撮像素子を駆動するためのタイミング信号を発生して画素信号を読み出す撮像装置において、前記撮像素子から画素信号を読み出す1フレームの期間を第1の期間、あるいは前記第1の期間より長い第2の期間に設定するフレーム期間設定手段と、前記フレーム期間設定手段によりフレーム期間が設定されるのに関係なく、前記撮像素子に対して特定のタイミング信号を出力するタイミング信号出力手段と、前記タイミング信号出力手段により出力されたタイミング信号が、1フレーム分の画素信号の読み出しに要する期間分出力されたことを判別する判別手段と、前記判別手段による判別結果に応じて、前記タイミング信号出力手段による前記撮像素子に対するタイミング信号の出力を停止させる停止手段とを具備したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記タイミング信号出力手段は、前記撮像素子に対して水平方向の第1タイミング信号と垂直方向の第2タイミング信号を出力するものであって、前記停止手段は、前記第1タイミング信号と前記第2タイミング信号の少なくとも一方を停止させることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記撮像素子から読み出された画素信号をもとに画像を表示させる表示手段と、前記表示手段により表示される画像の画質の指定を入力して設定する画質設定手段とを有し、前記フレーム期間設定手段は、前記画質設定手段により設定された画質に応じて、前記第1の期間あるいは前記第2の期間にフレーム期間を設定することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、バッテリと、前記バッテリの残量が予め設定された基準値以下となったことを検出する検出手段とを有し、前記フレーム期間設定手段は、前記画質設定手段により画質を第1の画質に下げる設定がされた場合に前記第2の期間に設定し、画質を前記第1の画質より上げる設定がされた場合に前記第1の期間に設定し、画質を前記第1の画質より上げる設定がされた時に前記検出手段により残量が基準値以下となったことが検出された場合に前記第2の期間に設定することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項4記載の発明において、バッテリと、前記バッテリの残量が予め設定された基準値以下となったことを検出する検出手段とを有し、前記フレーム期間設定手段は、前記検出手段により残量が基準値以下となったことが検出された場合に、前記第2の期間に設定することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記停止手段は、前記フレーム期間設定手段により第2の期間が設定されている場合に、この第2の期間が終了する直前の所定の期間において、前記タイミング信号出力手段からのタイミング信号を出力させることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明において、前記停止手段は、前記フレーム期間設定手段により設定される前記第2の期間の長さに応じて、前記所定の期間を変更することを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記停止手段は、前記フレーム期間設定手段により第2の期間が設定されている場合に、前記判別手段により1フレーム分の画素信号の読み出しに要する期間分の前記タイミング信号が出力されたことが判別された後、前記第2の期間が終了するまで間欠的に複数回の所定の期間において、前記タイミング信号出力手段からのタイミング信号を出力させることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項11記載の発明において、前記停止手段は、前記フレーム期間設定手段により設定される前記第2の期間の長さに応じて、前記所定の期間の回数を変更することを特徴とする。
請求項13記載の発明は、撮像素子を駆動するためのタイミング信号を発生して画素信号を読み出すタイミング信号処理装置において、前記撮像素子から画素信号を読み出す1フレームの期間を第1の期間から、前記第1の期間より長い第2の期間に変更するフレーム期間変更手段と、前記フレーム期間変更手段によりフレーム期間が変更されるのに関係なく、前記撮像素子に対してタイミング信号を出力するタイミング信号出力手段と、前記タイミング信号出力手段により出力されたタイミング信号が、1フレーム分の画素信号の読み出しに要する期間分出力されたことを判別する判別手段と、前記判別手段による判別結果に応じて、前記タイミング信号出力手段による前記撮像素子に対するタイミング信号の出力を停止させる停止手段とを具備したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、1フレーム分の有効な画素信号を読み出すのに要する時間が異なる複数の動作モードのうち、読み出し時間がより短い動作モードに設定させ、この動作モードの各フレーム期間において1フレーム分の画素信号の読み出しに要する期間分出力されたことが判別された時にタイミング信号の出力を停止させることで、1フレーム期間内でタイミング信号が出力されない期間(Vブランク期間)を長くすることができるため、その分、撮像素子の駆動に要する消費電力を低減することができる。撮像素子に対するタイミング信号は、フレーム期間の変更に関係なく一定、すなわち予め決められた特定の駆動周波数で出力すれば良いため、駆動素子の仕様に合わせた最適なタイミング信号を供給して画素信号の読み出しをすることができる。また、駆動周波数を低くすることなく省電力化を図るため、画素信号の転送時間が長くならず、これによりスミアの発生を抑えて画質の劣化を防ぐことができる。
請求項2記載の発明によれば、画質を優先すべき状態でない場合に、撮像素子を駆動するためのタイミング信号の周波数を所定の周波数に維持したままで、長いフレーム期間を設定するとともに1フレーム分の有効な画素信号を読み出すのに要する時間がより短い動作モードを設定することにより、1フレーム期間内でタイミング信号が出力されない期間(Vブランク期間)を長くすることができるため、その分、タイミング信号の出力を停止することで撮像素子の駆動に要する消費電力を低減することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2の発明の効果に加えて、動画記録あるいは静止画記録などの特定の撮影状態が指示されていない、いわゆる電子ファインダとしてスルー画像を表示させるモニタ状態である場合に、省電力動作を実行させることができる。
請求項4、13記載の発明によれば、1フレームの期間を第1の期間より長い第2の期間に設定し、このフレーム期間の設定に関係なくタイミング信号を出力して、1フレーム分の画素信号の読み出しに要する期間分出力されたことが判別された時にタイミング信号の出力を停止させることで、1フレーム期間内でサンプリング信号が出力されない期間(Vブランク期間)を長くすることができるため、その分、撮像素子の駆動に要する消費電力を低減することができる。撮像素子に対するタイミング信号は、フレーム期間の変更に関係なく一定、すなわち予め決められた特定の駆動周波数で出力すれば良いため、駆動素子の仕様に合わせた最適なタイミング信号を供給して画素信号の読み出しをすることができる。また、駆動周波数を低くすることなく省電力化を図るため、画素信号の転送時間が長くならず、これによりスミアの発生を抑えて画質の劣化を防ぐことができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項4の発明の効果に加えて、撮像素子に対する水平方向あるいは垂直方向のタイミング信号(水平パルス、垂直パルス)の少なくとも一方を停止させることで、省電力化を図ることができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項4の発明の効果に加えて、撮像素子から読み出された画素信号をもとに画像を表示させる際の画質を、ユーザからの指定を入力して設定できるようにして、高画質が要求されない場合には1フレーム期間を第2の期間(フレームレートを下げる)にして省電力化を図る。
請求項7記載の発明によれば、請求項6の発明の効果に加えて、ユーザの指定により画像を高画質化するように設定されたとしても、その時のバッテリに残量が少ない場合には、1フレームの期間を第2の期間に設定することで、撮像素子に対する駆動に要する電力消費を低下させて強制的に省電力化を図ることができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項4の発明の効果に加えて、バッテリ残量が予め設定された基準値以下となったことが検出された場合に、1フレームの期間を第2の期間に設定することで、撮像素子に対する駆動に要する電力消費を低下させて強制的に省電力化を図ることができる。
請求項9記載の発明によれば、請求項4の発明の効果に加えて、撮像素子に対するタイミング信号を停止することにより撮像素子からの画素信号の読み出しが停止し、これにより撮像素子から読み出された信号をもとに実行される、撮像素子に設けられるオプティカルブラック(OB)領域からの信号レベルを基準レベルに合わせるクランプ処理を実行することができなくなるが、第2の期間が終了する直前の所定の期間、すなわち次のフレームについての画素信号の読み出しを開始する直前にタイミング信号を出力して画素信号の読み出し(ダミー転送)を実行することで、クランプ処理を実行させて信号レベルを基準レベルに合わせることができるので画質の劣化を回避することができる。
請求項10記載の発明によれば、請求項9の発明の効果に加えて、タイミング信号を停止させることによる画素信号の読み出しが行われない期間が長くなるほど、OB領域からの信号レベルの基準レベルとのずれが大きくなるが、第2の期間の長さに応じた期間でタイミング信号を出力して画素信号の読み出し(ダミー転送)を実行することで適切に基準レベルへの復帰が可能となる。
請求項11記載の発明によれば、請求項4の発明の効果に加えて、タイミング信号を停止させることによる画素信号の読み出しが行われない期間が長くなるほど、OB領域からの信号レベルの基準レベルとのずれが大きくなるため、間欠的に複数回の所定の期間において、タイミング信号を出力して画素信号の読み出し(ダミー転送)を実行することで、基準レベルとのずれが継続的に大きくならないようにすることができる。
請求項12記載の発明によれば、請求項11の発明の効果に加えて、第2の期間の長さに応じた回数分、間欠的にタイミング信号を出力して画素信号の読み出し(ダミー転送)を実行することで、継続して適切に基準レベルへの復帰が可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態におけるカメラ装置1の詳細な構成を示すブロック図である。
図1に示すカメラ装置1において、基本モードである撮影モードにおいては、レンズ光学系に含まれるフォーカスレンズ8、ズームレンズ9、及び絞り10が、CPU23の制御のもとでモータ駆動部11により駆動されるモータにより、絞り位置や撮影に応じたレンズ位置に移動される。
レンズ光学系の撮影光軸後方に配置された撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)12は、各画素ごとに入射光量に応じた電荷を蓄積し、タイミング信号処理部14からの信号により走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する画素信号が読み出される。タイミング信号処理部14には、タイミングジェネレータ15(TG)15、垂直ドライバ16、水平ドライバ17、及びアナログフロントエンド(AFE)18が含まれる。
タイミングジェネレータ15は、DSP20から供給される基準とするクロック信号に基づいて、垂直ドライバ16及び水平ドライバ17にそれぞれタイミング信号(垂直パルス、水平パルス)を出力する。垂直ドライバ16は、入力される垂直パルスを増幅してCCD12の垂直CCD(図4、図5参照)に出力し、水平ドライバ17は、入力される水平パルスを増幅してCCD12の水平CCD(図4、図5参照)に出力する。
CCD12に蓄積された信号電荷は、垂直ドライバ16から加えられる垂直パルス、及び水平ドライバ17から加えられる水平パルスに基づいて信号電荷に応じた電圧の画素信号として順次読み出される。
CCD12から読み出された画素信号は、コンデンサ(図示せず、図2参照)を介してアナログフロントエンド18に入力される。図2は、アナログフロントエンド18の概略構成を示すブロック図である。アナログフロントエンド18は、図2に示すように、CDS(correlated double sampling)回路42、アンプ(AMP)43、A/D変換回路(ADC)44が設けられている。CDS42は、コンデンサ40を介して入力される画素信号(CCD IN)を相関二重サンプリング処理して出力する。CDS42によって処理された信号は、アンプ43によってゲインコントロールされたのち、A/D変換回路44に出力される。A/D変換回路44は、タイミング信号に基づいて、アンプ43により増幅された画素信号を画素ごとにデジタル信号に変換して、画素データ(DATA)としてDSP20に出力する。
また、アナログフロントエンド18には、CCD12に設けられるオプティカルブラック(OB)領域からの信号レベルを基準レベルに合わせるクランプ処理を実行するために比較回路45、黒レベルレジスタ46、D/A変換回路47、スイッチ回路48、及びコンデンサ49が設けられている。
CCD12には、画素の一部を遮光することにより、光電変換が行われないOB領域が、例えばCCD有効画素の周囲に配置されて設けられている。CCD12においては、遮光されたOB領域においても、例えば暗電流に起因する出力信号が現れるため、この暗電流によって生じた出力電圧をクランプ処理によりキャンセルして基準レベルに合わせる。
比較回路45は、A/D変換回路44から出力される画素データと黒レベルレジスタ46に予め設定された基準の黒レベルと比較し、そのレベル差に応じたデータをD/A変換回路47に出力する。D/A変換回路47は、比較回路45から出力されるデータをD/A変換して出力する。
スイッチ回路48は、CCD12のOB領域に対する駆動タイミング時にタイミングジェネレータ15から入力されるOBクランプ信号(OBCLP)によりオンされる。従って、OB領域に対する駆動時にD/A変換回路47から出力される電流によりコンデンサ49(OBCAP)が充放電されて、CDS回路42にフィードバックされる。この結果、OB期間のCCD12から入力された信号に対するA/D変換回路44からの出力がゼロ、すなわち適正なクランプレベルになるようにコンデンサ49の電位が収束する。
なお、OB期間においてCCD12に対する駆動パルス(タイミング信号)の出力が停止された場合には、CCD12からアナログフロントエンド18に画素信号の入力が無くなるためコンデンサ49が充電されなくなる。従って、時間の経過に伴ってクランプレベルの適正なレベルからのずれが大きくなってしまう。本実施形態では、CCD12からの画素信号の読み出し(転送時間)が終了した後のVブランク期間において、タイミングジェネレータ15からタイミング信号(水平パルス、垂直パルス)の出力を停止させることにより省電力化を図るが(詳細については後述する)、これに伴ってクランプレベルが外れてしまうのを解消するため、次のフレームの転送期間までの間にダミー転送を実行させてクランプレベルを復帰させることができる。ダミー転送は、例えば次のフレームの転送期間が開始される直前の所定の期間(図10参照)、あるいは次のフレームの転送期間が開始されるまでに間欠的に複数回の所定の期間(図11参照)において実行することができる。
図3は、タイミングジェネレータ15の概略構成を示すブロック図である。タイミングジェネレータ15には、図3に示すように、カウンタ回路50、パルス生成回路51、AND回路52,53、比較回路55、パルス停止レジスタ56、及びNOT回路57が設けられている。
カウンタ回路50では、DSP20から供給される連続するクロック信号に応じて所定のカウントを行うもので、例えば1ライン分のカウントを行う水平カウンタ、1フィールド分のカウントを行う垂直カウンタなどを含む。
パルス生成回路51は、カウンタ回路50によりカウントされるカウント値に基づいて、各ブロックの処理に必要なクロックパルスを発生して供給する。すなわち、水平ドライバ17に供給するための水平パルスをAND回路52に出力し、垂直ドライバ16に供給するための垂直パルスをAND回路53に出力する。また、パルス生成回路51は、CCD12のOB領域に対する駆動タイミング時にアナログフロントエンド18に対してOBクランプ信号(OBCLP)を出力する。
パルス生成回路51は、DSP20からの制御により、1フレームの期間を変更することができる。本実施形態では、例えばスルー画像表示時における駆動モードを4/16間引きモード(水平加算有り)(詳細については後述する)とした場合、例えば1フレーム期間を約16ms(60fps)とする第1の期間と、1フレーム期間を約33ms(30fps)とする第2の期間に変更することができる。この際、パルス生成回路51は、フレーム期間が設定されるのに関係なく、特定の(最適な駆動周波数による)タイミング信号(垂直パルス、水平パルス)を出力する。
一方、比較回路55は、カウンタ回路50によりカウントされるカウント値と、DSP20によってパルス停止レジスタ56に設定された値とを比較して、パルス生成回路51からのタイミング信号の出力を停止させるためのBLANKOUT信号を出力する。比較回路55から出力されるBLANKOUT信号は、NOT回路57を介してAND回路52,53に出力される。AND回路52,53は、NOT回路57からの信号がローレベルである場合、パルス生成回路51からのパルス信号を停止させる。
パルス停止レジスタ56には、パルス生成回路51から出力されるタイミング信号が、1フレーム分の画素信号の読み出しに要する期間分出力されたことを判別するための値が設定される。従って、比較回路55は、カウンタ回路50の値とパルス停止レジスタ56の値との比較により、1フレーム分の画素信号の読み出しに要するタイミング信号がパルス生成回路51から出力された(画素信号の転送期間が終了した)時点で、CCD12に対してタイミング信号の出力を停止させることになる。
また、転送期間後の次のフレームの転送期間が開始されるまでの間において、OBクランプレベルのずれを解消するためのダミー転送を実行せるため、DSP20によってダミー転送期間を制御するようにパルス停止レジスタ56に対して設定が行われる。例えば次のフレームの転送期間が開始される直前の所定の期間(図10参照)、あるいは次のフレームの転送期間が開始されるまでに間欠的に複数回の所定の期間(図11参照)においてダミー転送が実行され、その補間の期間ではタイミング信号の出力を停止させるように設定される。
なお、図3に示す構成では、比較回路55からパルス出力停止信号(BLANKOUT信号)が出力された場合に、水平パルスと垂直パルスの両方を同時に出力させない構成としているが、例えば水平パルスのみを出力しない構成とすることもできる(AND回路53を不要とする)。すなわち、本実施形態では、パルス出力停止信号が出力された場合に、水平パルスと垂直パルスの少なくとも一方を出力させないようにすることで省電力化を図る。
アナログフロントエンド18によってアナログ処理、A/D変換などの前処理が行われたデジタルの画素データはDSP20に出力される。DSP20は、ホワイトバランス回路、ガンマ補正回路、YC処理回路、圧縮伸長回路等を有し、各種のデジタル処理をアナログフロントエンド18からの出力データに対して施した後に、そのデータをメモリ21に記録する。
CPU23は、カメラ装置1全体の制御動作を司るもので、画像の撮影時には、メモリ21に記憶された動作プログラムに基づいて、オートフォーカス(AF)制御、自動露出制御(AE)などを実行する。また、CPU23は、スルー画像表示設定処理を実行して、スルー画像表示時における画像の画質の指定をユーザにより入力して設定することができる。また、CPU23は、このスルー画像表示設定による設定に基づいて、スルー画像表示駆動設定処理によって、DSP20を通じてタイミングジェネレータ15によるタイミング信号出力動作を制御する。
デジタルビデオエンコーダ27は、メモリ21に記憶されたデータをVRAMコントローラ25を介して定期的に読出し、これらのデータを元にビデオ信号を発生してディスプレイ28に出力する。
ディスプレイ28は、撮影モード時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能し、デジタルビデオエンコーダ27からのビデオ信号に基づいた表示を行なうことで、その時点でVRAMコントローラ25から取込んでいるデータに基づく画像(スルー画像)をリアルタイムに表示する。
ディスプレイ28にスルー画像がリアルタイムに表示されている表示状態で、静止画像を撮影するタイミングで入力デバイス30のシャッタキーが操作されると、トリガ信号を発生する。
CPU23は、このトリガ信号に応じてその時点でCCD12の駆動を停止した後、自動露出処理を実行して適正な露出値を得て、レンズ光学系の絞りとCCD12の露光時間を制御してあらためて撮像を実行させる。
こうして新たに得られた1フレーム分の画像データがメモリ21に書込まれた後、メモリ21に書込まれている1フレーム分の画像データに対して、JPEG(Joint Photographic Experts Group)により画像データを符号化する。
符号化された画像データは、カメラ装置1の記録媒体として着脱自在に装着されている不揮発性のメモリカード(図示せず)、あるいはメモリカードが装着されていない場合は固定的に内蔵されている不揮発性の内蔵メモリ(図示せず)に書き込む。
そして、1フレーム分のメモリカードまたは内蔵メモリへの画像データの書込み終了に伴なって、CPU23は、CCD12からメモリ21を経由したスルー画像をディスプレイ28においてモニタ表示させる駆動を再開する。
また、CPU23には、入力回路31、音声処理部33、ストロボ駆動部36、電源制御部38が接続される。
入力デバイス30は、電源キー、シャッタキー、モード切り換えキー、メニューキー、選択キー、及び十字キー(カーソルキー)等の各種キーやボタン、またタッチパネル等のポインティングデバイスなどを含む。入力回路31は、入力デバイス30に対する入力操作に伴なう信号を入力してCPU23に通知する。
音声処理部33は、PCM音源等の音源回路を備え、音声の録音時にはマイクロホン部(MIC)35より入力された音声信号をデジタル化し、所定のデータファイル形式、例えばMP3(MPEG-1 Audio Layer-3)規格に従ってデータ圧縮して音声データファイルを作成してメモリ21やメモリカード等(図示せず)に記憶させる一方、音声の再生時にはメモリ21やメモリカードから読み出した音声データファイルの圧縮を解いてアナログ化し、スピーカ部(SP)34を駆動して、拡声放音させる。
さらに音声処理部33は、CPU23からの制御に基づいて、各種動作音、例えばシャッタキーの操作に伴う擬似的なシャッタ音、他のキーの操作に伴うビープ音等も発生してスピーカ部34より拡声放音させる。
ストロボ駆動部36は、静止画像撮影時に図示しないストロボ用の大容量コンデンサを充電した上で、CPU23からの制御に基づいてストロボ発光部37を閃光駆動する。
電源制御部38は、電源部(バッテリ)39から各部に電流を供給する制御を行う。電源制御部38は、電源部39の残量を監視しており、その残量をCPU23に通知する。
次に、本実施形態におけるカメラ装置1の動作について説明する。
一般的に、カメラ装置1では、動画撮影時やスルー画像表示時において、動画の滑らかさ、記録データ量の低減、などのいずれの項目を優先するかに応じて、動画における1フレーム期間の長さを任意に設定することができる。また、画像データの解像度、画像データのS/N比、などのいずれの項目を優先するかに応じて、CCDの間引き駆動モードを任意に設定することができる。そして、このCCD12の間引き駆動モードに応じて1フレーム分の画像データの転送に要する駆動回数が決定される。そして、パルス生成回路が出力するタイミング信号の駆動周波数に上記駆動回数を乗じた値が、1フレーム分の画像データの転送に要する転送時間である。従来技術では、この転送時間が1フレーム期間の時間とほぼ同じ時間になるようにCCDの間引き駆動モードやタイミング信号の駆動周波数が設定される。
これに対して、本実施形態のカメラ装置1では、動画において、より高い滑らかさやより高い解像度が必要ない状態であるかを判断する。例えば、スルー画像表示状態では、あまり高い滑らかさや解像度は必要ない状態であると判断される。このような状態にある場合には、例えば、タイミング信号の駆動周波数をCCD12の仕様に合わせた適切な周波数に維持して1フレーム期間を長く設定する、CCD12の間引き駆動モードを駆動回数がより少ないモードに設定する、あるいは同じ間引き駆動モードであっても水平加算なしの駆動を水平加算有りに設定することができる。
このような設定とすることにより、1フレーム期間の中で、有効画素データの転送を行っていない駆動区間(Vブランク期間)の割合が長くなってくる。このVブランク期間のCCD12の動作は不必要であるため、このVブランク期間の間、CCD12を駆動するタイミング信号の出力を停止する。これによりVブランク期間での余計な電力消費を抑制することができる。また、タイミング信号の駆動周波数をCCD12に適切な周波数に維持するので、画素信号の読み出しに要する時間が長くならずスミアの発生を低減することができる。
一方、ただ単に、Vブランク期間を長くするとともに、CCD12を駆動するタイミング信号の出力を停止しただけでは、アナログフロントエンド18(OBクランプ回路)のクランプ処理による基準レベルの維持動作までもが停止してしまい、アナログフロントエンド18のコンデンサ49(OBCAP)の自己放電などにより基準レベルが適正なクランプレベルから徐々にずれてくる。次のフレームの開始時において、この基準レベルのずれは次のフレーム期間に入ってもすぐには回復しない。これを防止するために、次のフレームの転送期間が開始される前に、基準レベルが適正なクランプレベルから大きくずれることのないように必要最小限なだけのタイミング信号を出力してダミー転送を実行させる。
次に、本実施形態における動作モードの違いに応じて切り替えられる、CCD12に対する駆動方法について説明する。ここでは、モニタモード(スルー画像表示時)の駆動方法について説明する。例えば、本実施形態におけるカメラ装置1のCCD12では、モニタモード時の駆動方法として、次の4つの間引き駆動モードが使用できるものとする。
(1)4/8ライン間引きモード(水平加算あり)、(2)4/8間引きモード(水平加算なし)、(3)4/16ライン間引きモード(水平加算あり)、(4)4/16間引きモード(水平加算なし)。
ここで、各駆動モードにおけるCCD12からの画素信号の転送制御動作について説明する。図4は、(1)4/8ライン間引きモード(水平加算あり)と(2)4/8間引きモード(水平加算なし)の動作を示す図であり、図5は、(3)4/16ライン間引きモード(水平加算あり)と(4)4/16間引きモード(水平加算なし)の動作を示す図である。
CCD12では、複数のフィールドに分けて全画素データを転送するようになっている。CCD12は、図4及び図5に示すように、受光素子としてフォトダイオード60がマトリクス配置されており、フォトダイオード60間に縦列方向に複数本の垂直CCD61が配置されている。垂直CCD61の端部には横列方向に1本の水平CCD62が配置されている。フォトダイオード60に蓄積された信号電荷は、垂直ドライバ16を介して供給されるタイミングジェネレータ15からの垂直パルスに応じて垂直CCD61に読み出され、垂直CCD61内を水平CCD62の方向に転送される。垂直CCD61を転送された信号電荷は、水平CCD62に移送され、水平CCD62をアンプ63の方向に転送され、このアンプ63を介して出力される。
図4(a)に示すように、(1)4/8ライン間引きモード(水平加算有り)では、垂直方向に1/2に間引かれ、水平CCD62内にて水平、垂直それぞれの2画素を加算し、計4画素が加算されるため、CCD12から出カされるデータ量は、全画像読み取り時の1/4となる(図中、黒塗りの画素は読み出されないことを表している)。
(1)4/8ライン間引きモード(水平加算あり)の駆動モードは、例えばフレームレート30fps、有効出力サイズ1308×490(水平×垂直)となる。
(1)の駆動モードは、垂直方向の解像度が490ラインあるため、主にVGA(Video Graphics Array)(680×480)の動画撮影用に使用する。水平加算を行っているため、水平加算なしの駆動モード(2)に比べて水平解像度が半分になってしまうが、VGAの水平解像度680に比べて1308と十分に大きいため問題はない。また、水平加算を行っている分、水平加算なしの駆動モード(2)に比べてフレームレートが倍になる。
図6(a1)には、4/8ライン間引きモード(水平加算あり)の駆動モード時の1フレーム期間における画素信号の転送期間を示し、図6(a2)は読み取られる画素信号による画像イメージを表している。この場合、1フレーム期間は、約33ms(30fps)となる。
また、図4(b)に示すように、(2)4/8ライン間引きモード(水平加算なし)では、垂直方向に1/2に間引かれ、水平CCD62内での加算をしないため、CCD12から出カされるデータ量は、全画像読み取り時の1/2となる
(2)4/8ライン間引きモード(水平加算なし)の駆動モードは、例えばフレームレート15fps、有効出力サイズ2616×490(水平×垂直)となる。(2)の駆動モードは、(1)〜(4)の間引き駆動モードの中では、解像度が最大となるが、フレームレートが15fpsと最も低くなってしまう。
また、図5(a)に示すように、(3)4/16ライン間引きモード(水平加算有り)では、垂直方向に1/4に間引かれ、水平CCD62内にて水平、垂直それぞれの2画素を加算し、計4画素が加算されるため、CCD12から出カされるデータ量は、全画像読み取り時の1/8となる。
(3)4/16ライン間引きモード(水平加算あり)の駆動モードは、例えばフレームレート60fps、有効出力サイズ1308×245(水平×垂直)となる。(3)の駆動モードは、垂直方向の解像度が245となるが、フレームレートが60fpsと非常に高速となるため、AFに好適である。
図6(b1)には、4/16ライン間引きモード(水平加算あり)の駆動モード時の1フレーム期間における画素信号の転送期間を示し、図6(b2)は読み取られる画素信号による画像イメージを表している。この場合、1フレーム期間は、約16ms(60fps)となる。
(4)4/16ライン間引きモード(水平加算なし)の駆動モードは、例えばフレームレート30fps、有効出力サイズ2616×245(水平×垂直)となる。(4)の駆動モードは、垂直方向の解像度が245となるが、ディスプレイ28が例えばQVGA(Quarter Video Graphics Array)によるとすると垂直解像度がほぼ同じであり、またフレームレートも30fpsであり通常のモニタモードにおける表示駆動に適している。
次に、本実施形態におけるスルー画像表示時のCCD12に対する駆動方法の制御について説明する。
本実施形態のカメラ装置1では、スルー画像表示時の画質をユーザ指定により任意に設定することができる。スルー画像表示における画質を低くすることで、CCD12を駆動する際の1フレーム期間を長く(フレームレートを下げる)し、画素信号の転送期間以外のタイミング信号の出力を停止させることで省電力化を図ることができる。
まず、ユーザの入力デバイス30に対する所定の操作によって、スルー画像表示設定要求が入力されると、CPU23は、スルー画像表示設定処理を起動して、例えば図7に示すような、スルー画像表示設定画面をディスプレイ28において表示させる。
スルー画像表示設定画面では、通常のスルー画像表示を設定するための「通常表示」の他、通常表示時よりも高画質のスルー画像表示を設定するための「画質優先」、スルー画像表示の画質を下げて省電力化を図るための「省電力優先」の項目が設けられており、入力デバイス30のカーソルキーの操作などにより任意に指定することができる。
本実施形態では、「画質優先」が指定された場合には、4/8ライン間引きモード(水平加算あり)、「通常表示」が指定された場合には、4/16ライン間引きモード(水平加算あり)(60fps)(あるいは4/16ライン間引きモード(水平加算なし))、「省電力優先」が指定された場合には、4/16ライン間引きモード(水平加算あり)のフレームレートを30fpsに落とした駆動方法によりCCD12を駆動して画像信号の読み出しを実行するものとする。
CPU23は、スルー画像表示設定画面において何れかの項目を選択する指示が入力されると、この設定に基づいて、スルー画像表示駆動設定処理によって、DSP20を通じてタイミングジェネレータ15によるタイミング信号出力動作を制御する。
図8は、スルー画像表示駆動設定処理の動作を説明するためのフローチャートである。
CPU23は、スルー画像表示設定において「画質優先」が設定された場合(ステップA1、Yes)、電源制御部38により監視されている電源部39の残量が予め設定された基準値以下となっているかを判別する。ここで、電源部39の残量が予め設定された基準値以下である場合(ステップA2、No)、CPU23は、DSP20を通じて、タイミングジェネレータ15に対して省電力駆動(4/16ライン間引きモード(水平加算あり)30fps)されるように設定する(ステップA8)。この場合のタイミングジェネレータ15に対する制御については後述する(図9参照)。スルー画像を表示する場合、フレームレートが30fpsあれば問題がない。
すなわち、「画質優先」が設定されたとしても、4/8ライン間引きモード(水平加算あり)(60fps)により画素信号の読み出しが実行される場合、電力消費が大きいため稼働可能時間を短くしてしまう。従って、電池残量が少ない場合には、強制的に省電力駆動されるように設定する。
一方、電池残量が基準値より残っている場合には(ステップA2、Yes)、CPU23は、DSP20を通じて、タイミングジェネレータ15に対して高画質駆動されるように設定する(4/8ライン間引きモード(水平加算あり))(ステップA3)。
また、CPU23は、スルー画像表示設定において「通常表示」が設定された場合(ステップA4、Yes)、前述と同様にして、電源制御部38により監視されている電源部39の残量が予め設定された基準値以下となっているかを判別する。なお、ここでの基準値は、「画質優先」が設定された場合に参照される基準値より高い値としても良い。ここで、電源部39の残量が予め設定された基準値以下である場合(ステップA5、No)、CPU23は、前述と同様にして、DSP20を通じて、タイミングジェネレータ15に対して省電力駆動(4/16ライン間引きモード(水平加算あり)30fps)されるように設定する(ステップA8)。
一方、電池残量が基準値より残っている場合には(ステップA5、Yes)、CPU23は、DSP20を通じて、タイミングジェネレータ15に対して通常表示駆動されるように設定する(4/16ライン間引きモード(水平加算あり)、あるいは4/16ライン間引きモード(水平加算なし))(ステップA6)。
また、CPU23は、スルー画像表示設定において「省電力優先」が設定された場合(ステップA7、Yes)、DSP20を通じて、タイミングジェネレータ15に対して省電力駆動(4/16ライン間引きモード(水平加算あり)30fps)されるように設定する(ステップA8)。
図9には、4/16ライン間引きモード(水平加算あり)の60fpsの場合と30fpsの場合における1フレーム期間と画素信号の転送期間の関係を示している。
図9(a)に示すように、1フレーム期間を約16ms(60fps)とした場合に対して、図9(b)に示すように、1フレーム期間を約33ms(30fps)とすると、CCD12からの画素信号の転送期間(タイミング信号の出力期間)が同じであればVブランク期間が長くなる。Vブランク期間は、画素信号の転送を行っていないため、この間のタイミング信号の出力を停止させることで省電力化を図ることができる。
この場合、DSP20は、タイミングジェネレータ15のパルス停止レジスタ56に対して、フレームレートが60fpsの場合と同じ値を設定している。パルス生成回路51は、フレームレートが変更されるのに関係なく一定の駆動周波数のタイミング信号を出力する。従って、比較回路55は、フレームレートが30fpsの場合においても、60fpsの場合と同じタイミングでBLANKOUT信号を出力して、垂直ドライバ16及び水平ドライバ17に対する信号の出力を停止させる。これにより、Vブランク期間における消費電力を低減できる。
なお、図9では、4/16ライン間引きモード(水平加算あり)(60fps)による駆動モードにおいて、1フレーム期間を長くして(フレームレートを30fpsにする)、Vブランク期間を長くする場合を示しているが(タイミング信号の駆動周波数は同じ)、1フレーム内のVブランク期間を長くする方法としては、CCD12の間引き駆動モードを駆動回数がより少ないモードに設定する、あるいは同じ間引き駆動モードであっても水平加算なしの駆動を水平加算有りに設定することができる。
例えば、図6(a1)に示す4/8ライン間引モード(水平加算有り)の駆動モードを、図9(b)に示すように、4/16ライン間引きモード(水平加算有り)とすることで、1フレームの長さ、フレームレートを変更せずに、Vブランク期間を長くすることができる。
また、4/16ライン間引きモード(水平加算なし)(30fps)の駆動モードを、図9(b)に示すように、4/16ライン間引きモード(水平加算有り)とすることで、同様にしてVブランク期間を長くすることができる。こうして、Vブランク期間を長くして、この間のタイミングの出力を停止することで省電力化を図ることができる。
なお、前述した説明では、スルー画像表示設定により「省電力優先」が設定された場合、あるいは「画質優先」「通常表示」が設定された場合に電池残量が基準値以下であった場合に省電力駆動するように制御しているが、スルー画像の画質の指定に関係なく、電源部39の残量が予め決められた基準以下となった場合に省電力駆動するように制御しても良い。
すなわち、CPU23は、電源制御部38により監視されている電源部39の残量の通知を受けて、これが基準値以下となった場合には、ユーザからの指定等を入力することなく、DSP20を通じて、スルー画像表示時のCCD12に対する駆動方法を省電力駆動となるようにタイミングジェネレータ15を制御する。
次に、Vブランク期間にタイミング信号の出力を停止することで、アナログフロントエンド18に画素信号が入力されないことによるクランプレベルのずれ(クランプミス)を解消する方法について説明する。
図10には、Vブランク期間にタイミング信号が停止された場合のクランプレベルのずれの発生状況を示している。
アナログフロントエンド18におけるクランプ処理では、CCD12から入力された画素信号に応じたA/D変換回路44の出力をもとに、コンデンサ49を充放電してクランプレベルの調整をしている(図2参照)。従って、タイミング信号の出力が停止された場合には、CCD12からアナログフロントエンド18に画素信号の入力が無くなるためコンデンサ49が充電されず、図10(c)に示すように、タイミング信号が出力されない間、すなわちVブランク期間(図中Bに示す範囲)ではコンデンサ49の自己放電により時間の経過に伴って適正なクランプレベル(破線で示す)からのずれが大きくなってしまう。
従って、次のフレーム期間の転送期間のはじめの段階では(図中Aに示す範囲)では、クランプレベルが不適正な状態にあるので、本来の色とは異なる誤った色の画素データが出力されることになる。
これに対して、本実施形態のタイミング信号処理部14では、図11または図12に示すように、画素信号の転送期間が終了した後、次のフレームの転送期間が開始される前にダミー転送を実行することで、クランプレベルを復帰させる。
図11に示す方法では、次のフレームの転送期間が開始される直前の所定の期間においてダミー転送を実行する。
この場合、DSP20は、パルス停止レジスタ56に対して、図11(a)に示すVブランク期間にのみタイミング信号の出力が停止され、ダミー転送期間ではタイミング信号が出力されるように設定する。比較回路55は、パルス停止レジスタ56の値に応じて、Vブランク期間においてのみBLANKOUT信号を出力する。なお、パルス停止レジスタ56に対しては、Vブランク期間の長さに応じて、すなわちクランプレベルのずれの大きさに応じて、クランプレベルを復帰させることができる期間分、ダミー転送が実行されるようにDSP20により設定されるものとする。
これにより、アナログフロントエンド18にダミーの画素信号が入力されるため、これによりクランプレベルの調整が実行され、図11(c)に示すように、次のフレームの転送期間が開始される前に適正なクランプレベルに復帰指させることができる。
図12に示す方法では、次のフレームの転送期間が開始されるまでに間欠的に複数回の所定の期間においてダミー転送を実行する。
この場合、DSP20は、パルス停止レジスタ56に対して、図12(a)に示すように、転送期間が終了した後に、間欠的に比較回路55からBLANKOUT信号が出力されるように、すなわち間欠的にダミー転送が実行されるように設定する。比較回路55は、パルス停止レジスタ56の値に応じて、間欠的に複数回、BLANKOUT信号を出力する。なお、パルス停止レジスタ56に対しては、Vブランク期間の長さに応じた回数分、ダミー転送が実行されるようにDSP20により設定されるものとする。
これにより、アナログフロントエンド18にダミーの画素信号が入力されるため、これによりクランプレベルの調整が実行され、図12(d)に示すように、次のフレームの転送期間が開始される前に適正なクランプレベルに復帰指させることができる。図12に示す方法では、複数回に渡って間欠的にダミー転送を実行するので、適正なクランプレベルからのずれが、図11に示す方法と比較して大きくならない。また、適正なクランプレベルからのずれが大きくないため、Vブランク期間の長さに応じてダミー転送期間を変える制御が不要なる。
なお、前述した説明では、「通常表示」時の60fpsの4/16ライン間引きモード(水平加算あり)を30fpsにフレームレートを落として1フレーム期間(Vブランク期間)を長くしているが、さらに30fpsよりも多段階的にフレームレートを下げてVブランク期間を長くして、タイミング信号の出力を停止する期間を長くすることによって、さらなる省電力化が可能となる。この場合、タイミング信号の出力を停止する長さに応じて、ダミー転送を実行する期間についても多段階的に変更されるものとする。図11に示すダミー転送をする場合には、DSP20は、1フレーム期間の長さに応じて、図11に示すダミー転送期間の長さを調整するようにパルス停止レジスタ56を設定する。
また、図12に示すように、間欠的にダミー転送を実行する場合に、1フレーム期間の変更に伴ってダミー転送する回数を変更する。すなわち、適正なクランプレベルのずれが所定値以上大きくならないように、ダミー転送を繰り返して実行されるようにする。なお、ダミー転送の回数を変更する場合、各ダミー転送の期間は、一定としても良いし、回数の変更と共に変更するようにしても良い。また、ダミー転送の期間が短いほど省電力化が図られるため、クランプレベルのずれの大きさが問題とならない範囲でダミー転送時間を短くするように設定されるものとする。
なお、前述した説明では、ユーザによるスルー画像表示に対する設定に応じて、スルー画像表示時のCCD12に対する駆動方法を変更しているが、カメラ装置1に省電力動作をするための設定に応じて、CCD12に対する駆動方法を変更してスルー画像表示時の省電力化を図るようにしても良い。
また、前述した実施形態では、スルー画像表示時のCCD12に対する駆動方法を変更することで省電力化を図っているが、例えば動画撮影時においても駆動方法を変更することで省電力化を図るようにしても良い。例えば、動画記録をする際の画質をユーザが任意に設定できるものとする。そして、通常より低画質による動画記録が設定された場合には、フレームレートを落としてブランク期間を長くして、その間の駆動クロックの出力を停止させることで省電力化を図る。
また、前述した説明では、CCD12に対しては、1フレームの長さを変更する場合でもCCD12の仕様に合わせた最適な駆動周波数を維持してタイミング信号を出力するものとして説明しているが、通常の駆動周波数よりも高い周波数のタイミング信号により駆動することが可能である場合、1フレームの長さを同じとしても駆動周波数を高くすることで画像信号の転送期間を短くし、1フレーム中のVブランク期間を長くすることができる。これにより、Vブランク期間のタイミング信号の出力を停止することで、前述と同様にして省電力化を図ることができる。
また、本発明は、前述した各実施形態において説明したカメラ装置1に限定されるものではなく、撮影機能を有した携帯電話機、時計、PDA(personal digital assistant)、静止画撮像機能付きビデオカメラ、カメラ付きパーソナルコンピュータ等、AF機能付きの撮像装置を搭載した装置に適用することができる。
本発明の実施の形態におけるカメラ装置1の詳細な構成を示すブロック図。 本実施形態におけるアナログフロントエンド18の概略構成を示すブロック図。 本実施形態におけるタイミングジェネレータ15の概略構成を示すブロック図。 4/8ライン間引きモード(水平加算あり)と4/8間引きモード(水平加算なし)の動作を示す図。 4/16ライン間引きモード(水平加算あり)と4/16間引きモード(水平加算なし)の動作を示す図。 4/8ライン間引きモード(水平加算あり)と4/16ライン間引きモード(水平加算あり)の駆動モード時の1フレーム期間における画素信号の転送期間と画像イメージを示す図。 本実施形態におけるスルー画像表示設定画面の一例を示す図。 本実施形態におけるスルー画像表示駆動設定処理の動作を説明するためのフローチャート。 4/16ライン間引きモード(水平加算あり)の60fpsの場合と30fpsの場合における1フレーム期間と画素信号の転送期間の関係を示す図。 Vブランク期間にタイミング信号が停止された場合のクランプレベルのずれの発生状況を示す図。 本実施形態における次のフレームの転送期間が開始される直前の所定の期間においてダミー転送を実行する場合を示す図。 本実施形態における次のフレームの転送期間が開始されるまでに間欠的に複数回の所定の期間においてダミー転送を実行する場合を示す図。
符号の説明
1…カメラ装置、8…フォーカスレンズ、9…ズームレンズ、10…絞り、11…モータ駆動部、12…CCD、14…タイミング信号処理部、15…タイミングジェネレータ(TG)、16…垂直ドライバ、17…水平ドライバ、18…アナログフロントエンド、20…DSP、21…メモリ、23…CPU、25…VRAMコントローラ、26…VRAM、27…デジタルビデオエンコーダ、28…ディスプレイ、30…入力デバイス、31…入力回路、33…音声処理部、34…マイクロホン部(MIC)、35…スピーカ部(SP)、36…ストロボ駆動部、37…ストロボ発光部、38…電源制御部、39…電源部(バッテリ)、40,49…コンデンサ、42…CDS回路、43…アンプ、44…A/D変換回路(ADC)、45…比較回路、46…黒レベルレジスタ、47…D/A変換回路(DAC)、48…スイッチ回路、50…カウンタ回路、51…パルス生成回路、52,53…AND回路、55…比較回路、56…パルス停止レジスタ、57…NOT回路。

Claims (13)

  1. 撮像素子を駆動するためのタイミング信号を発生して画素信号を読み出す撮像装置において、
    前記撮像素子から複数フレームの画素信号を連続して読み出す際の1フレーム分の有効な画素信号を読み出すのに要する時間が異なる複数の動作モードの1つを任意に設定する動作モード設定手段と、
    前記動作モード設定手段によって、1フレーム分の有効な画素信号を読み出すのに要する時間がより短い動作モードに設定させる設定状態制御手段と、
    前記設定状態制御手段により設定させた動作モードの各フレーム期間において、前記タイミング信号が1フレーム分の画素信号の読み出しに要する期間分出力されたことを判別する判別手段と、
    前記判別手段による判別結果に応じて、前記撮像素子に対するタイミング信号の出力を停止させる停止手段と
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  2. 撮像素子を駆動するためのタイミング信号を発生して画素信号を読み出す撮像装置において、
    前記撮像素子から複数フレームの画素信号を連続して読み出す際の1フレームの期間を任意に設定するフレーム期間設定手段と、
    前記撮像素子から1フレーム分の有効な画素信号を読み出すのに要する時間が異なる複数の動作モードの1つを任意に設定する動作モード設定手段と、
    画質を優先すべき状態であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により画質を優先すべき状態でないと判断された場合に、前記撮像素子を駆動するためのタイミング信号の周波数を所定の周波数に維持したままで、前記フレーム期間設定手段によってより長いフレーム期間を設定するとともに前記動作モード設定手段によって1フレーム分の有効な画素信号を読み出すのに要する時間がより短い動作モードを設定する設定状態制御手段と、
    各フレーム期間において、前記タイミング信号が、1フレーム分の画素信号の読み出しに要する期間分出力されたことを判別する判別手段と、
    前記判別手段による判別結果に応じて、前記撮像素子に対するタイミング信号の出力を停止させる停止手段と
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  3. 前記判断手段は、特定の撮影状態が指示されていないモニタ状態では、画質を優先すべき状態ではないと判断することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 撮像素子を駆動するためのタイミング信号を発生して画素信号を読み出す撮像装置において、
    前記撮像素子から画素信号を読み出す1フレームの期間を第1の期間、あるいは前記第1の期間より長い第2の期間に設定するフレーム期間設定手段と、
    前記フレーム期間設定手段によるフレーム期間の設定状態に影響されることなく、特定の周波数のタイミング信号を前記撮像素子に対して出力するタイミング信号出力手段と、
    前記タイミング信号出力手段により出力されたタイミング信号が、1フレーム分の画素信号の読み出しに要する期間分出力されたことを判別する判別手段と、
    前記判別手段による判別結果に応じて、前記タイミング信号出力手段による前記撮像素子に対するタイミング信号の出力を停止させる停止手段と
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  5. 前記タイミング信号出力手段は、前記撮像素子に対して水平方向の第1タイミング信号と垂直方向の第2タイミング信号を出力するものであって、
    前記停止手段は、前記第1タイミング信号と前記第2タイミング信号の少なくとも一方を停止させることを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記撮像素子から読み出された画素信号をもとに画像を表示させる表示手段と、
    前記表示手段により表示される画像の画質の指定を入力して設定する画質設定手段とを有し、
    前記フレーム期間設定手段は、前記画質設定手段により設定された画質に応じて、前記第1の期間あるいは前記第2の期間にフレーム期間を設定することを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  7. バッテリと、
    前記バッテリの残量が予め設定された基準値以下となったことを検出する検出手段とを有し、
    前記フレーム期間設定手段は、
    前記画質設定手段により画質を第1の画質に下げる設定がされた場合に前記第2の期間に設定し、
    画質を前記第1の画質より上げる設定がされた場合に前記第1の期間に設定し、
    画質を前記第1の画質より上げる設定がされた時に前記検出手段により残量が基準値以下となったことが検出された場合に前記第2の期間に設定することを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  8. バッテリと、
    前記バッテリの残量が予め設定された基準値以下となったことを検出する検出手段とを有し、
    前記フレーム期間設定手段は、前記検出手段により残量が基準値以下となったことが検出された場合に、前記第2の期間に設定することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  9. 前記停止手段は、前記フレーム期間設定手段により第2の期間が設定されている場合に、この第2の期間が終了する直前の所定の期間において、前記タイミング信号出力手段からのタイミング信号を出力させることを特徴とする請求項3記載の撮影装置。
  10. 前記停止手段は、前記フレーム期間設定手段により設定される前記第2の期間の長さに応じて、前記所定の期間を変更することを特徴とする請求項9記載の撮像装置。
  11. 前記停止手段は、前記フレーム期間設定手段により第2の期間が設定されている場合に、前記判別手段により1フレーム分の画素信号の読み出しに要する期間分の前記タイミング信号が出力されたことが判別された後、前記第2の期間が終了するまで間欠的に複数回の所定の期間において、前記タイミング信号出力手段からのタイミング信号を出力させることを特徴とする請求項3記載の撮影装置。
  12. 前記停止手段は、前記フレーム期間設定手段により設定される前記第2の期間の長さに応じて、前記所定の期間の回数を変更することを特徴とする請求項11記載の撮像装置。
  13. 撮像素子を駆動するためのタイミング信号を発生して画素信号を読み出すタイミング信号処理装置において、
    前記撮像素子から画素信号を読み出す1フレームの期間を第1の期間から、前記第1の期間より長い第2の期間に変更するフレーム期間変更手段と、
    前記フレーム期間変更手段によりフレーム期間が変更されるのに関係なく、前記撮像素子に対してタイミング信号を出力するタイミング信号出力手段と、
    前記タイミング信号出力手段により出力されたタイミング信号が、1フレーム分の画素信号の読み出しに要する期間分出力されたことを判別する判別手段と、
    前記判別手段による判別結果に応じて、前記タイミング信号出力手段による前記撮像素子に対するタイミング信号の出力を停止させる停止手段と
    を具備したことを特徴とするタイミング信号処理装置。
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