JP4887733B2 - 撮像装置、撮像方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4887733B2
JP4887733B2 JP2005314388A JP2005314388A JP4887733B2 JP 4887733 B2 JP4887733 B2 JP 4887733B2 JP 2005314388 A JP2005314388 A JP 2005314388A JP 2005314388 A JP2005314388 A JP 2005314388A JP 4887733 B2 JP4887733 B2 JP 4887733B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damping
unit
gain value
image data
white balance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005314388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007124316A (ja
Inventor
憲保 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2005314388A priority Critical patent/JP4887733B2/ja
Publication of JP2007124316A publication Critical patent/JP2007124316A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4887733B2 publication Critical patent/JP4887733B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、特に動画撮影が可能なデジタルカメラに好適な撮像装置、撮像方法及びプログラムに関する。
図10に一般的なデジタルカメラの機能回路構成を示す。同図で、撮影モードでのモニタリング時において、被写体像はレンズ光学系1、絞り2を介して固体撮像素子であるCCD3の撮像面上に結像される。
CCD3は、タイミング発生器(TG)18からの信号によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に、これもタイミング発生器18からの信号によって駆動されるサンプリング回路であるCDS4によってサンプルホールドされ、続くAGCアンプ5で所定のゲインで増幅された後に、A/D変換器6で各画素色成分毎に例えば12ビットのデジタルデータに変換される。
このデジタルデータは、デジタルクランプ7で所定の黒レベルにクランプされた後にメモリバスインターフェイス8を介してメモリ9にDMA転送され、ベイヤー画素データとして一時保持される。
メモリ9では、保持した画素データの量が例えば縦8画素×横8画素単位での画像処理ブロック単位以上の利用可能状態となるとDMA転送を起動し、保持したベイヤー画素データをメモリバスインターフェイス8を介してベイヤー入力バッファ10へと画像処理ブロック単位で転送する。
このベイヤー入力バッファ10に転送され、保持されたベイヤー画素データは計測値取得部11及びRGB重み付け部15に読出される。
計測値取得部11は、ベイヤー画像データを加工してAE(自動露光)やAWB(自動ホワイトバランス)の評価値として利用できるデータを得、これをAE制御処理部12及びAWB計測処理部13へ出力する。
AE制御処理部12は、輝度信号のレベル評価値を計測値取得部11から得るもので、これを基に、上記絞り2の開閉駆動を行なう絞り駆動部17の制御とタイミング発生器18による露光時間の制御、及び上記AGCアンプ5でのゲイン制御を実施する。
具体的には、被写体像が暗い(=輝度信号のレベル評価値が低い)場合には絞り2をその分だけ開け、CCD3での露光時間を許容される範囲内でできる限り長くして、その状態でも充分な出力画像レベル(輝度信号のレベル評価値)が得られない場合にはさらにAGCアンプ5でのゲインを増加させる、というような制御を実行する。
AWB計測処理部13は、計測値取得部11からのデータに基づいて所定のホワイトバランスとなるように各RGBの原色成分毎のゲインが演算されるもので、得られた各ゲイン値はWBゲイン追従処理部14へ送られる。
このWBゲイン追従処理部14は、AWB計測処理部13の出力と自身の出力を帰還入力した内容とに応じてホワイトバランスのゲインが急激に変動しないようにあえてその追従性をある程度抑制するべく追従動作したゲイン値を計算し、上記RGB重み付け部15へ出力する。
RGB重み付け部15は、ベイヤー入力バッファ10から得られるベイヤー画素データに対し、WBゲイン追従処理部14から与えられるRGB各原色成分毎のゲイン値をもって重み付けのためのホワイトバランス調整を行ない、調整後のベイヤー画素データを画像信号処理部16へ出力する。
画像信号処理部16は、ベイヤー画素データを基に、エッジ強調や色調調整を含む種々の画像加工処理を行ない、処理後の画像データをメモリバスインターフェイス8を介してメモリ9に保持させる。
このメモリ9に保持された画像データが、このカメラシステム全体の動作制御を司るシステム制御部19に直接制御される表示データ処理部21に読出され、適宜表示用の加工が施された後に、カメラ筐体の背面側に配設された表示部22に送られてモニタ表示される。
上記CCD3で被写体像を撮影し、それを上記表示部22でモニタ表示するというサイクルを所定の低フレームレート、例えば毎秒15フレームで繰返し実行することで、表示部22においてCCD3で撮影している内容をそのまま表示する、所謂スルー画像表示が実行されるもので、上記AE制御処理部12及びAWB計測処理部13によるAE及びAWBの更新周期も基本的に画像フレームの単位時間に同期することとなっている。
上記システム制御部19は、上述した如くこのカメラシステム全体の動作制御を司るもので、電源キーやシャッタキー等を含む複数のキースイッチからなるキー入力部20でのキー操作信号を受け付けて、上記タイミング発生器18、表示データ処理部21、及び記録データ処理部23にそれぞれ制御信号を送出する一方で、メモリバスインターフェイス8との間ではデータの送受を行なう。
次に、上述した通常のモニタリング時から動画記録へ移行する際の動作について説明する。
システム制御部19は、このカメラのユーザが操作するキー入力部20の状態を検出してシステム全体の動作制御を行なうもので、通常のモニタリング時から動画撮影の開始を指示するキー操作、具体的にはモードキースイッチにより動画撮影が選択された状態で1回目のシャッタキーが操作されると、上記モニタリング動作に平行して、メモリ9上の画像データは記録データ処理部23により所定のデータ圧縮、例えばデータ圧縮方式が一般的なJPEG(Joint Photograph coding Experts Group)であればADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化の一方式であるハフマン符号化等の処理が施された後に記録部24に記録される。
記録部24は、例えばこのカメラに着脱自在に装着される、内部に不揮発性のフラッシュメモリを封入したメモリカードでなり、記録データ処理部23から送られてくる時間的に連続した複数の静止画像のファイルを順次記録する。
例えば、動画記録時のデータが縦480画素×横640画素で毎秒30フレームのフレームレートにより画像を記録するものとすると、上記動画撮影開始のためのシャッタキーの操作がなされた時点で、システム制御部19はそれまでの低フレームレートでのモニタリング状態からCCD3の走査駆動を含めた動作クロックをより高いフレームレートに切り替える。
より詳細には、モニタリング時において、上記CCD3は例えば縦方向の走査線数を動画記録時の1/2の240本に間引いて走査駆動されており、上記フレームレートが低く設定されていることと合わせて、モニタリング状態での電力消費を低く抑えている。
しかるに、上記モニタリング時から動画記録時への移行時にフレームレート、及びCCD3の走査駆動の周波数の変更は、すべてシステム制御部19からタイミング発生器18への制御信号により実現される。
その後、動画撮影を終了するために再度キー入力部20のシャッタキーが操作されるか、あるいはシャッタキーが操作されないままに予め設定された動画撮影の最大時間、例えば30秒が経過すると、その時点で記録部24にそれまで記録された、時間的に連続した複数の静止画のデータファイルが、一括して動画、例えばモーションJPEGのデータファイル(AVIファイル)として記録設定し直される一方で、上記システム制御部19からタイミング発生器18への制御信号により再び低フレームレート及び低走査線数でのCCD3を始めとする駆動に戻り、モニタリング時の状態に復帰する。
上記モニタリング時及び動画撮影時の双方にあって、上記WBゲイン追従処理部14は、常時AWB計測処理部13から送られてくるAWBのためのゲイン値が急激に変動しないよう自身の帰還出力を用いてダンピング制御を実行し、RGB重み付け部15に供給するゲイン値が緩やかに変化するようにして、モニタリング時や動画再生時における表示が目上での明るさや色合い等のちらつきを低減させることができる。
また、上記図10に示した一般的なデジタルカメラの技術とは別に、動画撮影時と静止画撮影時とでは必要とされるホワイトバランスの制御値が異なることに着目し、動画及び静止画を問わず最適なホワイトバランスの調整を行なうべく、基準となる動画撮影用のホワイトバランス制御値及びその制御値に対応した基準となる静止画撮影用のホワイトバランス制御値に関する情報を保持する保持手段と、動画撮影から静止画撮影に切り換えられる場合、動画撮影に用いられたホワイトバランス制御値に関する情報及び前記保持手段によって保持される基準となる動画撮影用のホワイトバランス制御値に関する情報に基づいて、静止画撮影用のホワイトバランス制御値を演算する演算手段と、前記演算手段によって演算された静止画撮影用のホワイトバランス制御値に基づいてホワイトバランスを調整する調整手段とを有するようにした技術が考えられている。(例えば、特許文献1)
特開2003−061103号公報
上記図10に示した技術にあって、上述した如くWBゲイン追従処理部14は、モニタリング時及び動画撮影時の双方で常時AWB計測処理部13から送られてくるAWBのためのゲイン値が急激に変動しないよう自身の帰還出力を用いてダンピング制御を実行し、RGB重み付け部15に供給するゲイン値が緩やかに変化するようにしている。
しかるに、CCD3の駆動周波数を切換えるような場合、一般的に駆動周波数が低く、CCDの画素電極間に電荷が蓄積する時間が長い方がCCDで発生するスミアの量が多いため、動画撮影時よりもモニタリング時の方がスミアの量が多くなる。
スミアはRGBの各画素に対して色分光に関係なくほぼ同等量が重畳されるため、一般的にはスミアによりマゼンタの方向への色被りを生じることとなる。
そして、このスミアによりマゼンタ方向への色被りを生じる量はモニタリング時と動画撮影時とで異なるもので、動画撮影の開始時点で上記WBゲイン追従処理部14によるWBゲイン値の追従動作が行なわれることで、動画の冒頭部分には過渡的な変化が記録されてしまうことになる。
これは、具体的には動画の冒頭部分の複数フレームに渡って色相がずれた状態から徐々に正しい色相に収束していく様子が記録されるもので、動画撮影の画質を著しく損なう一因となっていた。
また、このような点については上記特許文献に記載された技術ではなんら考慮されておらず、同文献には図10のWBゲイン追従処理部14に相当する記載もない。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、固体撮像素子の駆動周波数等の条件の切換えに伴うスミア発生量の変動にも対処し、ホワイトバランス調整量の急激な変動に的確に対応することが可能な撮像装置、撮像方法及びプログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、固体撮像素子を用い、被写体像を撮影してカラー画像データを得る撮影手段と、この撮影手段で得たカラー画像データを構成する各色の成分量を取得する取得手段と、この取得手段で得た結果から各色毎のゲイン値を計測する計測手段と、この計測手段で得たゲイン値の変動量の追従性を抑制するダンピング処理を施して出力するダンピング手段と、このダンピング手段が出力するゲイン値にしたがって上記撮影手段で得たカラー画像データのホワイトバランス調整を行なうホワイトバランス調整手段と、上記ダンピング手段に並列して設けられ、上記計測手段で得たゲイン値を直接上記ホワイトバランス調整手段に供給するバイパス手段と、上記固体撮像素子の駆動周波数の切換えに際し、上記バイパス手段を所定期間選択して上記ダンピング手段を一時的に無効化する制御手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は更に、上記駆動周波数の切換えは、上記撮影手段で得たカラー画像データに基づく表示を行なうのみのモニタ状態から時間的に連続したカラー画像データからなる動画を記録する記録状態の一方から他方への変更に際して行われる駆動周波数の切換えであることを特徴とする。
請求項3記載の発明は更に、上記制御手段は、上記バイパス手段を選択する所定期間を上記固体撮像素子の駆動フレーム数のカウントによる判断することを特徴とする。
請求項4記載の発明は更に、上記ダンピング手段は、特性値を定数選択したアナログ電気回路素子で構成して反応速度を設定することを特徴とする。
請求項5記載の発明は更に、上記ダンピング手段は、複数の反応速度から1つを選択可能であることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、固体撮像素子を用い、被写体像を撮影してカラー画像データを得る撮影手段と、この撮影手段で得たカラー画像データを構成する各色の成分量を取得する取得手段と、この取得手段で得た結果から各色毎のゲイン値を計測する計測手段と、この計測手段で得たゲイン値の変動量の追従性を抑制するダンピング処理を施して出力するダンピング手段と、このダンピング手段が出力するゲイン値にしたがって上記撮影手段で得たカラー画像データのホワイトバランス調整を行なうホワイトバランス調整手段と、上記ダンピング手段に並列して設けられ、上記計測手段で得たゲイン値を直接上記ホワイトバランス調整手段に供給するバイパス手段と、上記固体撮像素子の駆動条件の変更に際し、上記固体撮像素子に入射する光量が所定値以上であると判断された場合には、上記バイパス手段を所定期間選択して上記ダンピング手段を一時的に無効化する制御手段とを具備し、上記駆動条件の変更は、上記固体撮像素子の駆動周波数の切換えであることを特徴とする。
請求項7記載の発明は更に、上記駆動条件の変更は、上記撮影手段で得たカラー画像データに基づく表示を行なうのみのモニタ状態及びカラー画像データを記録する記録状態の一方から他方への変更であることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、固体撮像素子を用いた撮影部で被写体像を撮影して得るカラー画像データを記録する撮像装置での撮影方法であって、この撮影部で得たカラー画像データを構成する各色の成分量を取得する取得工程と、この取得工程で得た結果から各色毎のゲイン値を計測する計測工程と、この計測工程で得たゲイン値の変動量の追従性を抑制するダンピング処理を施して出力するダンピング工程と、このダンピング工程で出力するゲイン値にしたがって上記撮影部で得たカラー画像データのホワイトバランス調整を行なうホワイトバランス調整工程と、上記固体撮像素子の駆動周波数の切換えに際し、上記ダンピング工程を一時的に無効化して上記計測工程で得たゲイン値を直接上記ホワイトバランス調整工程に供給する制御工程とを有したことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、固体撮像素子を用いた撮影部で被写体像を撮影して得るカラー画像データを記録する撮像装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、この撮影部で得たカラー画像データを構成する各色の成分量を取得する取得ステップと、この取得ステップで得た結果から各色毎のゲイン値を計測する計測ステップと、この計測ステップで得たゲイン値の変動量の追従性を抑制するダンピング処理を施して出力するダンピングステップと、このダンピングステップで出力するゲイン値にしたがって上記撮影部で得たカラー画像データのホワイトバランス調整を行なうホワイトバランス調整ステップと、上記固体撮像素子の駆動周波数の切換えに際し、上記ダンピングステップを一時的に無効化して上記計測ステップで得たゲイン値を直接上記ホワイトバランス調整ステップに供給する制御ステップとを実行させることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、固体撮像素子を用いた撮影部で被写体像を撮影して得るカラー画像データを記録する撮像装置での撮影方法であって、この撮影部で得たカラー画像データを構成する各色の成分量を取得する取得工程と、この取得工程で得た結果から各色毎のゲイン値を計測する計測工程と、この計測工程で得たゲイン値の変動量の追従性を抑制するダンピング処理を施して出力するダンピング工程と、このダンピング工程で出力するゲイン値にしたがって上記撮影部で得たカラー画像データのホワイトバランス調整を行なうホワイトバランス調整工程と、上記固体撮像素子の駆動条件の変更に際し、上記固体撮像素子に入射する光量が所定値以上であると判断された場合には、上記ダンピング工程を一時的に無効化して上記計測工程で得たゲイン値を直接上記ホワイトバランス調整工程に供給する制御工程とを有し、上記駆動条件の変更は、上記固体撮像素子の駆動周波数の切換えであることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、固体撮像素子を用いた撮影部で被写体像を撮影して得るカラー画像データを記録する撮像装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、この撮影部で得たカラー画像データを構成する各色の成分量を取得する取得ステップと、この取得ステップで得た結果から各色毎のゲイン値を計測する計測ステップと、この計測ステップで得たゲイン値の変動量の追従性を抑制するダンピング処理を施して出力するダンピングステップと、このダンピングステップで出力するゲイン値にしたがって上記撮影部で得たカラー画像データのホワイトバランス調整を行なうホワイトバランス調整ステップと、上記固体撮像素子の駆動条件の変更に際し、上記固体撮像素子に入射する光量が所定値以上であると判断された場合には、上記ダンピングステップを一時的に無効化して上記計測ステップで得たゲイン値を直接上記ホワイトバランス調整ステップに供給する制御ステップとを実行させるプログラムであって、上記駆動条件の変更は、上記固体撮像素子の駆動周波数の切換えであることを特徴とする。
本発明によれば、固体撮像素子の駆動条件の変化などのスミアの発生が懸念される場合にダンピング手段の一時的な無効化を実行するものとしたので、固体撮像素子の駆動条件の変化などに伴うスミア発生量の変位にも対処し、ホワイトバランス調整量の急激な変動に的確に対応することが可能になる。
(第1の実施の形態)
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、全体の基本的な構成は上記図6に示したものとほぼ同様であるものとして、同一部分には同一符号を付してその説明を省略するものとする。
しかして、上記WBゲイン追従処理部14の出力する、変動に対する追従性を抑制したゲイン値は、スイッチ25を介してRGB重み付け部15へ送出される。
また、上記AWB計測処理部13の出力するゲイン値は、WBゲイン追従処理部14のみならず直接上記スイッチ25を介してRGB重み付け部15へ送出される。
このスイッチ25は、このカメラシステム全体の制御動作を司るシステム制御部19′からの制御信号により、AWB計測処理部13から直接送られてくるゲイン値とWBゲイン追従処理部14を介して応答性を低下させたゲイン値とのいずれか一方を切換選択してRGB重み付け部15へ送出するためのものである。
次に上記実施の形態の動作について説明する。
図2乃至図4は、動画撮影モード時の処理内容を示すものであり、その制御動作はシステム制御部19が内部の不揮発性メモリから読出した動作プログラムを実行することでなされる。
動作当初には、モニタリング状態とするためにCCD3の駆動モードを低周波数側、具体的には例えばフレームレートが毎秒15フレーム、1フレームの画像サイズが1/4VGA、すなわち縦240画素×横320画素となるように設定する(ステップS01)。
同時に、WBゲイン追従処理部14の出力が選択されて画像信号処理部16へ送られるようにスイッチ25への信号を切換えて、WBゲイン追従処理部14でのダンピング処理を有効化する(ステップS02)。
こうしてモニタリング時の環境設定を整えた後、CCD3で得られる画像を表示部22でそのまま表示させる、所謂スルー画像によるモニタ表示を行なう旨の確認メッセージとそれを指示するための操作キー名を表示部22で表示させた上で(ステップS03)、対応するキー操作がなされたか否かを判断する(ステップS04)、という処理を繰返し実行して、モニタ表示への移行動作がユーザにより確認されるのを待機する。
しかして、当該キー操作が実行されるとステップS04でこれを判断し、次いで被写体像までの正確な合焦位置を得るAF動作とその合焦位置を設定した上での適正な露光値を得るAE動作とを実行し(ステップS05)、それらの動作に基づいて上記低周波数側で駆動されるCCD3による撮影を実行してその画像を上記表示部22で表示させる、スルー画像によるモニタ表示を実行する(ステップS06)。
この状態で、動画の撮影開始を指示するためのキー入力部20のシャッタキーの操作があるか否かを判断し(ステップS07)、なければ上記ステップS05からの処理に戻る。
こうしてステップS05〜S07の処理を繰返し実行し、スルー画像を表示するモニタリング状態を維持しながら、動画撮影の開始指示のためのシャッタキー操作があるのを待機する。
しかして、シャッタキーが操作されるとこれをステップS07で判断し、スイッチ25への制御信号によりWBゲイン追従処理部14の出力するゲイン値ではなくAWB計測処理部13の出力するゲイン値を直接選択させるべく切換えてWBゲイン追従処理部14でのダンピング動作を一時的に無効化させる(ステップS08)。
これと共に、タイミング発生器18への制御信号によりCCD3の駆動モードを高周波数側、具体的には例えばフレームレートが毎秒30フレーム、1フレームの画像サイズがVGA、すなわち縦480画素×横640画素となるように設定する(ステップS09)。
加えて、フレームレートを切換えてからのフレーム数をカウントするためのカウンタnの値をクリアして「0」とする(ステップS10)。
この状態で、被写体像までの正確な合焦位置を得るAF動作とその合焦位置を設定した上での適正な露光値を得るAE動作とを実行し(ステップS11)、それらの動作に基づいて上記高周波数側で駆動されるCCD3による撮影を実行し(ステップS11)、得た画像を記録データ処理部23でデータ圧縮した後に記録部24に記録に記録し(ステップS12)、カウンタnを「+1」更新設定した上で(ステップS13)、当該カウンタnの値が所定値「30」となったか否か(ステップS14)、動画の撮影を終了するための2回目のシャッタキーが操作されたか否か(ステップS15)、予め設定されている動画撮影の最長時間、例えば30秒間が経過したか否か(ステップS16)、を続けて判断し、それらのいずれにも該当しなければ上記ステップS11からの処理に戻る。
こうして動画撮影とその記録を実行しながら、上記ステップS15〜S17での判断内容に示した状態となるまでステップS11〜S17の処理を繰返し実行する。
動画撮影を開始してから30フレーム分の画像が記録された時点でカウンタnの値が「30」となると、ステップS15でこれを判断し、スイッチ25への制御信号によりAWB計測処理部13の直接出力するゲイン値ではなくWBゲイン追従処理部14の出力するゲイン値を選択させるべく切換えてWBゲイン追従処理部14でのダンピング動作を再び有効化させる(ステップS18)。
図5は、このWBゲイン追従処理部14でのゲイン値に対するダンピング動作を例示するものであり、図中の実線部がWBゲイン追従処理部14による追従動作値、破線部がこのWBゲイン追従処理部14を無効化した場合と同様の、AWB計測処理部13の直接出力である計測目標値である。
同図に示す如く、入力されるゲイン値が急激に変動する場合であっても、WBゲイン追従処理部14は自身の出力を帰還入力してその差分に応じた出力を行なうことで、フレーム時間単位で固定のステップ幅ずつ変化するようにゲイン値の変動する値を抑制して出力するようになる。
しかしてWBゲイン追従処理部14は、目標のゲイン値に対する出力との差分が固定のステップ幅より小さくなった時点で、出力するゲイン値を目標のゲイン値に合わせるようになる。
また、上記図5の動作に代えて、WBゲイン追従処理部14が図6に示すような追従動作を行なうものとしてもよい。この場合にWBゲイン追従処理部14は、自身の出力と目標とするゲイン値の中間値をとって出力するものとしたため、随時目標とするゲイン値に近づき、最終的に複数フレーム(本図では6フレーム)後に目標とするゲイン値を出力することができるようになるものである。
これらに示したようにWBゲイン追従処理部14によりダンピング動作を行ないながら動画の撮影と記録とを続行する。
そして、動画の撮影の終了を指示する2回目のシャッタキーが操作されるか、あるいはシャッタキーが操作されないままに所定の撮影時間が経過すると、上記ステップS16またはS17でこれを判断し、それまでに記録部24に記録した、時間的に連続した一連の静止画データファイルを一つの動画ファイルとして纏める設定処理を行なう(ステップS19)。
併せて再度モニタリング状態に復帰するためにCCD3の駆動モードを低周波数側となるように設定し(ステップS20)、同時にスイッチ25への制御信号によりWBゲイン追従処理部14の出力するゲイン値ではなくAWB計測処理部13の出力するゲイン値を直接選択させるべく切換えてWBゲイン追従処理部14でのダンピング動作を一時的に無効化させると共に(ステップS21)、カウンタnの値をクリアして「0」としする(ステップS22)。
この状態で、被写体像までの正確な合焦位置を得るAF動作とその合焦位置を設定した上での適正な露光値を得るAE動作とを実行し(ステップS23)、それらの動作に基づいて上記低周波数側で駆動されるCCD3による撮影を実行して得た画像を表示部22で表示させる、スルー画像のモニタリング状態を実現しながら(ステップS24)、カウンタnを「+1」更新設定した上で(ステップS25)、再度動画の撮影開始を指示するシャッタキーの操作があるか否か判断し(ステップS26)、なければ当該カウンタnの値が所定値「30」となったか否かを判断し(ステップS27)、それらのいずれにも該当しなければ上記ステップS23からの処理に戻る。
こうして動画撮影が終了し、モニタリング状態での低周波数によるCCD3の駆動に切り換えてからカウンタnの値が一定値となるまで(一定の時間が経過するまで)WBゲイン追従処理部14を一時的に無効化しながらステップS26,S27での判断内容に示した状態となるまでステップS23〜S27の処理を繰返し実行する。
しかして、モニタリング状態で上記ステップS23〜S27の処理を繰返し実行している過程でシャッタキーが操作された場合、あらたに動画撮影を開始するべく上記ステップS09からの処理に移行する。
また、上記モニタリング状態で上記ステップS23〜S27の処理を繰返し実行している間にカウンタnの値が「30」となると、ステップ27でこれを判断し、スイッチ25への制御信号によりAWB計測処理部13の直接出力するゲイン値ではなくWBゲイン追従処理部14の出力するゲイン値を選択させるべく切換えてWBゲイン追従処理部14でのダンピング動作を再び有効化させた上で(ステップS28)、上記ステップS05からの処理に戻って、ダンピング動作を行ないながらのモニタリング状態に移行する。
このように、CCD3の駆動条件の切換変更に伴ってスミア発生量が大きく変位する可能性があると考えられる場合には、切換えの直後から一定時間は、あえてWBゲイン追従処理部14によるダンピング動作を無効化し、AWB計測処理部13の出力を直接、ホワイトバランス調整を行なうRGB重み付け部15へ供給するものとしたので、結果として常にホワイトバランス調整量の急激な変動に的確に対応することが可能となる。
特に、上記モニタリング状態から動画撮影の開始への切換え時に上記ダンピング動作を一時的に無効化することで、CCD3の駆動フレームレートの変更に伴って、記録画像の冒頭部分に数フレームに渡って色がずれた状態から正しい状態へと収束していくような様子が写り込んでしまうのを確実に回避することができる。
(第2の実施の形態)
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、デジタルカメラ全体の基本的な構成は上記図1に示したものとほぼ同様であるものとして、同一部分には同一符号を付してその図示及び説明を省略するものとする。
次に上記実施の形態の動作について説明する。
図7乃至図9は、動画撮影モード時の処理内容を示すものであり、その制御動作はシステム制御部19が内部の不揮発性メモリから読出した動作プログラムを実行することでなされる。
動作当初には、モニタリング状態とするためにCCD3の駆動モードを低周波数側、具体的には例えばフレームレートが毎秒15フレーム、1フレームの画像サイズが1/4VGA、すなわち縦240画素×横320画素となるように設定する(ステップS51)。
同時に、WBゲイン追従処理部14の出力が選択されて画像信号処理部16へ送られるようにスイッチ25への信号を切換えて、WBゲイン追従処理部14でのダンピング処理を有効化する(ステップS52)。
こうしてモニタリング時の環境設定を整えた後、CCD3で得られる画像を表示部22でそのまま表示させる、所謂スルー画像によるモニタ表示を行なう旨の確認メッセージとそれを指示するための操作キー名を表示部22で表示させた上で(ステップS53)、対応するキー操作がなされたか否かを判断する(ステップS54)、という処理を繰返し実行して、モニタ表示への移行動作がユーザにより確認されるのを待機する。
しかして、当該キー操作が実行されるとステップS54でこれを判断し、次いで被写体像までの正確な合焦位置を得るAF動作とその合焦位置を設定した上での適正な露光値を得るAE動作とを実行し(ステップS55)、それらの動作に基づいて上記低周波数側で駆動されるCCD3による撮影を実行してその画像を上記表示部22で表示させる、スルー画像によるモニタ表示を実行する(ステップS56)。
加えて、上記ステップS55でのAE動作により得たEV(露光)値が予め設定された閾値以上であるか否かにより、CCD3でスミアの発生する虞があるか否かを判断する(ステップS57)。
ここで、EV値が閾値以上であると判断した場合には後述するダンピング動作制御のためのフラグレジスタFに“1”を設定し(ステップS58)、反対にEV値が閾値未満であれば同フラグレジスタFに“0”を設定する(ステップS59)。
その後、動画の撮影開始を指示するためのキー入力部20のシャッタキーの操作があるか否かを判断し(ステップS60)、なければ上記ステップS55からの処理に戻る。
こうしてステップS55〜S60の処理を繰返し実行し、スルー画像を表示するモニタリング状態を維持し、併せてEV値によりフラグレジスタFの設定を行ないながら動画撮影の開始指示のためのシャッタキー操作があるのを待機する。
しかして、シャッタキーが操作されるとこれをステップS60で判断し、次にその時点でフラグレジスタFに“1”が設定されているか否かを判断する(ステップS61)。
ここで、フラグレジスタFに“1”が設定されていると判断した場合、すなわちフレームレートの切換えに際してスミアの急激な変動が起こり得ると判断した場合にのみ、スイッチ25への制御信号によりWBゲイン追従処理部14の出力するゲイン値ではなくAWB計測処理部13の出力するゲイン値を直接選択させるべく切換えてWBゲイン追従処理部14でのダンピング動作を一時的に無効化させる(ステップS62)。
次いで、タイミング発生器18への制御信号によりCCD3の駆動モードを高周波数側、具体的には例えばフレームレートが毎秒30フレーム、1フレームの画像サイズがVGA、すなわち縦480画素×横640画素となるように設定する(ステップS63)。
加えて、フレームレートを切換えてからのフレーム数をカウントするためのカウンタnの値をクリアして「0」とする(ステップS64)。
この状態で、被写体像までの正確な合焦位置を得るAF動作とその合焦位置を設定した上での適正な露光値を得るAE動作とを実行し(ステップS65)、それらの動作に基づいて上記高周波数側で駆動されるCCD3による撮影を実行し(ステップS66)、得た画像を記録データ処理部23でデータ圧縮した後に記録部24に記録に記録する(ステップS67)。
次いでフラグレジスタFが“1”であるか否かを判断し(ステップS68)、“1”であると判断した場合にのみ、当該カウンタnを「+1」更新設定した上で(ステップS71)、当該カウンタnの値が所定値「30」となったか否か(ステップS72)を判断する。
ここでカウンタnの値が「30」ではないと判断した場合、あるいは上記ステップS68でフラグレジスタFが“1”ではなく“0”であると判断した場合には、次いで動画の撮影を終了するための2回目のシャッタキーが操作されたか否か(ステップS69)、予め設定されている動画撮影の最長時間、例えば30秒間が経過したか否か(ステップS70)、を続けて判断し、それらのいずれにも該当しなければ上記ステップS65からの処理に戻る。
こうして動画撮影とその記録を実行しながら、上記ステップS69,S70での判断内容に示した状態となるまでステップS65〜S70の処理を繰返し実行する。
しかるに、フラグレジスタFが“1”である場合、すなわちスミアの発生の虞のある場合、動画撮影を開始してから30フレーム分の画像が記録された時点でカウンタnの値が「30」となると、ステップS72でこれを判断し、スイッチ25への制御信号によりAWB計測処理部13の直接出力するゲイン値ではなくWBゲイン追従処理部14の出力するゲイン値を選択させるべく切換えてWBゲイン追従処理部14でのダンピング動作を再び有効化させた後(ステップS73)、上記ステップS69へ至る。
図5は、このWBゲイン追従処理部14でのゲイン値に対するダンピング動作を例示するものであり、図中の実線部がWBゲイン追従処理部14による追従動作値、破線部がこのWBゲイン追従処理部14を無効化した場合と同様の、AWB計測処理部13の直接出力である計測目標値である。
同図に示す如く、入力されるゲイン値が急激に変動する場合であっても、WBゲイン追従処理部14は自身の出力を帰還入力してその差分に応じた出力を行なうことで、フレーム時間単位で固定のステップ幅ずつ変化するようにゲイン値の変動する値を抑制して出力するようになる。
しかしてWBゲイン追従処理部14は、目標のゲイン値に対する出力との差分が固定のステップ幅より小さくなった時点で、出力するゲイン値を目標のゲイン値に合わせるようになる。
また、上記図5の動作に代えて、WBゲイン追従処理部14が図6に示すような追従動作を行なうものとしてもよい。この場合にWBゲイン追従処理部14は、自身の出力と目標とするゲイン値の中間値をとって順次出力するものとしたため、随時目標とするゲイン値に近づき、最終的に複数フレーム(本図では6フレーム)後に目標とするゲイン値を出力することができるようになるものである。
これらに示したようにWBゲイン追従処理部14により必要に応じてダンピング動作を行ないながら動画の撮影と記録とを続行する。
そして、動画の撮影の終了を指示する2回目のシャッタキーが操作されるか、あるいはシャッタキーが操作されないままに所定の撮影時間が経過すると、上記ステップS69またはS70でこれを判断し、それまでに記録部24に記録した、時間的に連続した一連の静止画データファイルを一つの動画ファイルとして纏める設定処理を行なう(ステップS74)。
併せて再度モニタリング状態に復帰するためにCCD3の駆動モードを低周波数側となるように設定した上で(ステップS75)、直前のステップS65でのAE動作により得たEV値が予め設定された閾値以上であるか否かにより、その後もCCD3でスミアの発生する虞があるか否かを判断する(ステップS76)。
ここで、EV値が閾値未満であった場合には、スミアの発生の虞はないものとして、スイッチ25への制御信号によりAWB計測処理部13の直接出力するゲイン値ではなくWBゲイン追従処理部14の出力するゲイン値を選択させるべく切換えてWBゲイン追従処理部14でのダンピング動作を再び有効化させた後(ステップS77)、上記ステップS55からの処理に戻る。
また、上記ステップS76で直前のEV値が閾値以上であると判断した場合には、さらなるダンピング動作制御のためのフラグレジスタFに“1”を設定し(ステップS78)、あらためてスイッチ25への制御信号によりWBゲイン追従処理部14の出力するゲイン値ではなくAWB計測処理部13の出力するゲイン値を直接選択させるべく切換えてWBゲイン追従処理部14でのダンピング動作を一時的に無効化させた上で(ステップS79)、カウンタnの値をクリアして「0」とする(ステップS80)。
続いて、被写体像までの正確な合焦位置を得るAF動作とその合焦位置を設定した上での適正な露光値を得るAE動作とを実行し(ステップS81)、それらの動作に基づいて上記低周波数側で駆動されるCCD3による撮影を実行してその画像を上記表示部22で表示させる、スルー画像によるモニタ表示を実行する(ステップS82)。
加えて、カウンタnを「+1」更新設定した上で(ステップS83)、再度の動画撮影の開始を指示するためのシャッタキーが操作されたか否か(ステップS84)、当該カウンタnの値が所定値「30」となったか否か(ステップS85)を続けて判断し、そのいずれでもなければ上記ステップS81の処理に戻る。
こうしてカウンタnの値を「+1」ずつ更新設定しながらスルー画像表示を行ない、次の動画撮影の開示を指示するためのシャッタキーが操作されるのを待機する。
しかして、シャッタキーの操作がなされる前にカウンタnの値が「30」に達すると、ステップS85でこれを判断し、スイッチ25への制御信号によりAWB計測処理部13の直接出力するゲイン値ではなくWBゲイン追従処理部14の出力するゲイン値を選択させるべく切換えてWBゲイン追従処理部14でのダンピング動作を再び有効化させた後(ステップS86)、上記ステップS55からの処理に戻る。
また、カウンタnの値が「30」に達する前にシャッタキーが操作された場合には、ステップS84でこれを判断して、動画撮影を開始するべく上記ステップS63からの処理に移行する。
このように、AE動作時に得られるEV値を予め設定された閾値と比較することで、得られる光量に応じてCCD3でのスミアの発生の虞があるか否かを判断し、スミアの発生の虞があると判断した場合にのみスイッチ25への制御信号によりWBゲイン追従処理部14を一時的に無効化してAWB計測処理部13の出力するゲイン値を直接画像信号処理部16へ供給するものとしたため、状況に応じてより安定した撮影動作を実現できる。
なお、上記第1及び第2の実施の形態では、いずれもCCD3の駆動周波数の切換え時に必要に応じて一時的なWBゲイン追従処理部14でのダンピング動作の無効化を行なうものとしたが、これにより特にCCD3の駆動周波数の切換え時に顕著となる、スミア発生量の大きな増減に確実に対処することができる。
また、上記各実施の形態においても、RGB重み付け部15でのダンピング動作を一時的に無効化する時間をCCD3の駆動フレーム数のカウントにより判断するものとしたので、システム制御部19′による簡単な制御ながら確実にスミア発生量の変動の影響を受ける期間を特定することができる。
さらに、上記各実施の形態においても、撮影を待機してCCD3での撮影内容を表示部22にスルー画像としてモニタ表示するのみのモニタリング状態と、動画の撮影開始時及び撮影終了時との遷移タイミングに上記WBゲイン追従処理部14の一時的な無効化を実行するものとした。
これにより、特に記録される動画像中の冒頭でスミアの影響による画質の劣化を招いてしまうことを確実に回避できる。
なお、上記図1に示したWBゲイン追従処理部14は、上記図5及び図6にもその動作特性を例示した如くダンピング動作を実施するものであるが、具体的な回路構成については、例えば抵抗やコンデンサ、コイル等のアナログ電気回路素子を、それぞれその特性値を定数選択して構成するものとしてもよい。
このように定数選択したアナログ電気回路素子を組み合わせてWBゲイン追従処理部14を実現することで、簡素な回路構成としながらも確実に所望する反応速度で各色ゲイン値の変動をダンピング処理できる。
またこれとは別に、WBゲイン追従処理部14がそれぞれ反応速度が異なる複数の回路とそれら回路の中から一つを選択設定する切換回路とからなり、各動作タイミングで最適な反応速度となる回路を切換選択するものとしてもよい。
このような構成とすることにより、例えばシステム制御部19′からの制御信号によりその時点で最適な反応速度となる回路を複数の中から選択するものとすれば、ホワイトバランスを調整するためのゲイン値の急激な変動を常に適切な反応速度で対処し、常に高い画質での表示及び記録を維持できる。
なお、上記第1及び第2の実施の形態では、デジタルカメラで動画撮影を行なう場合の動作について説明したが、モニタリング状態から静止画撮影を行なう場合にもWBゲイン追従処理部14によるダンプリング動作を一時的に無効化するものとしてもよい。
すなわち、静止画撮影時においてはそれまでのモニタリング状態に関係なく、AE動作により得られたEV値に従って最適なシャッタ速度となるようにCCD3がタイミング発生器18により駆動走査される。
静止画撮影で選定されるシャッタ速度は、動画撮影時のようにフレームレートに制限されたものではなく、より広い範囲の中から選定されるものとなり、加えてより少ないタイムラグが求められるので、WBゲイン追従処理部14のダンピング動作が働くことでその前のタイミングでのゲイン値の影響を受けてしまい、不自然なゲイン値でホワイトバランス調整を行なってしまう可能性がある。そのため、一時的にWBゲイン追従処理部14のダンピング動作を無効化するものである。
したがって、モニタリング状態から静止画撮影に移行する際、及び静止画撮影を行なった後に再びモニタリング状態に復帰する際のそれぞれのタイミングでWBゲイン追従処理部14のダンピング動作を一時的に無効化することにより、スミアの発生の影響を極力排除した静止画の撮影、及び元のモニタリング状態への復帰を実現することができる。
また、上記各実施の形態では、モニタリング時の電力消費を低く抑えるために、撮影記録時よりもモニタリング時の方が撮像素子から画像データを読込む際のフレームレートを低なくするように駆動方法を切換える例で説明したが、切換可能な撮像素子の駆動方法としては、この他にも様々なものがあり、例えば、撮像素子の最大画素数よりも低い画素数の画像データを読出す場合に、指定された画像データの解像度に応じて画素を間引いて転送する「画素間引き」の技術や、転送する前の段階で隣接する複数画素の電荷を足し合わせることでノイズを低減できる「画素加算」の技術などが一般的に広く知られており、これらの技術に基づく駆動方法の切換えもスミアの発生に影響を与えるので、これらの駆動切換えの時にWBゲイン追従処理部14でのダンピング動作の有無を制御するようにしてもよい。
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラの電子回路の概略機能構成を示すブロック図。 同実施の形態に係る動画撮影時の処理内容を示すフローチャート。 同実施の形態に係る動画撮影時の処理内容を示すフローチャート。 同実施の形態に係る動画撮影時の処理内容を示すフローチャート。 同実施の形態に係るホワイトバランスゲインのダンプ制御特性を例示する図。 同実施の形態に係るホワイトバランスゲインのダンプ制御特性を例示する図。 本発明の第2の実施の形態に係る動画撮影時の処理内容を示すフローチャート。 同実施の形態に係る動画撮影時の処理内容を示すフローチャート。 同実施の形態に係る動画撮影時の処理内容を示すフローチャート。 一般的なデジタルカメラの電子回路の概略機能構成を示すブロック図。
符号の説明
1…レンズ光学系、2…絞り、3…CCD、4…CDS、5…AGCアンプ、6…A/D変換器、7…デジタルクランプ、8…メモリバスインターフェイス、9…メモリ、10…ベイヤー入力バッファ、11…計測値取得部、12…AE制御処理部、13…AWB計測処理部、14…WBゲイン追従処理部、15…RGB重み付け(WB調整)部、16…画像信号処理部、17…絞り駆動部、18…タイミング発生器(TG)、19,19′…システム制御部、20…キー入力部、21…表示データ処理部、22…表示部、23…記録データ処理部、24…記録部、25…スイッチ。

Claims (11)

  1. 固体撮像素子を用い、被写体像を撮影してカラー画像データを得る撮影手段と、
    この撮影手段で得たカラー画像データを構成する各色の成分量を取得する取得手段と、
    この取得手段で得た結果から各色毎のゲイン値を計測する計測手段と、
    この計測手段で得たゲイン値の変動量の追従性を抑制するダンピング処理を施して出力するダンピング手段と、
    このダンピング手段が出力するゲイン値にしたがって上記撮影手段で得たカラー画像データのホワイトバランス調整を行なうホワイトバランス調整手段と、
    上記ダンピング手段に並列して設けられ、上記計測手段で得たゲイン値を直接上記ホワイトバランス調整手段に供給するバイパス手段と、
    上記固体撮像素子の駆動周波数の切換えに際し、上記バイパス手段を所定期間選択して上記ダンピング手段を一時的に無効化する制御手段と
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  2. 上記駆動周波数の切換えは、上記撮影手段で得たカラー画像データに基づく表示を行なうのみのモニタ状態から時間的に連続したカラー画像データからなる動画を記録する記録状態の一方から他方への変更に際して行われる駆動周波数の切換えであることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 上記制御手段は、上記バイパス手段を選択する所定期間を上記固体撮像素子の駆動フレーム数のカウントによる判断することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 上記ダンピング手段は、特性値を定数選択したアナログ電気回路素子で構成して反応速度を設定することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 上記ダンピング手段は、複数の反応速度から1つを選択可能であることを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 固体撮像素子を用い、被写体像を撮影してカラー画像データを得る撮影手段と、
    この撮影手段で得たカラー画像データを構成する各色の成分量を取得する取得手段と、
    この取得手段で得た結果から各色毎のゲイン値を計測する計測手段と、
    この計測手段で得たゲイン値の変動量の追従性を抑制するダンピング処理を施して出力するダンピング手段と、
    このダンピング手段が出力するゲイン値にしたがって上記撮影手段で得たカラー画像データのホワイトバランス調整を行なうホワイトバランス調整手段と、
    上記ダンピング手段に並列して設けられ、上記計測手段で得たゲイン値を直接上記ホワイトバランス調整手段に供給するバイパス手段と、
    上記固体撮像素子の駆動条件の変更に際し、上記固体撮像素子に入射する光量が所定値以上であると判断された場合には、上記バイパス手段を所定期間選択して上記ダンピング手段を一時的に無効化する制御手段と
    を具備し
    上記駆動条件の変更は、上記固体撮像素子の駆動周波数の切換えであることを特徴とする撮像装置。
  7. 上記駆動条件の変更は、上記撮影手段で得たカラー画像データに基づく表示を行なうのみのモニタ状態及びカラー画像データを記録する記録状態の一方から他方への変更であることを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  8. 固体撮像素子を用いた撮影部で被写体像を撮影して得るカラー画像データを記録する撮像装置での撮影方法であって、
    この撮影部で得たカラー画像データを構成する各色の成分量を取得する取得工程と、
    この取得工程で得た結果から各色毎のゲイン値を計測する計測工程と、
    この計測工程で得たゲイン値の変動量の追従性を抑制するダンピング処理を施して出力するダンピング工程と、
    このダンピング工程で出力するゲイン値にしたがって上記撮影部で得たカラー画像データのホワイトバランス調整を行なうホワイトバランス調整工程と、
    上記固体撮像素子の駆動周波数の切換えに際し、上記ダンピング工程を一時的に無効化して上記計測工程で得たゲイン値を直接上記ホワイトバランス調整工程に供給する制御工程と
    を有したことを特徴とする撮像方法。
  9. 固体撮像素子を用いた撮影部で被写体像を撮影して得るカラー画像データを記録する撮像装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
    この撮影部で得たカラー画像データを構成する各色の成分量を取得する取得ステップと、
    この取得ステップで得た結果から各色毎のゲイン値を計測する計測ステップと、
    この計測ステップで得たゲイン値の変動量の追従性を抑制するダンピング処理を施して出力するダンピングステップと、
    このダンピングステップで出力するゲイン値にしたがって上記撮影部で得たカラー画像データのホワイトバランス調整を行なうホワイトバランス調整ステップと、
    上記固体撮像素子の駆動周波数の切換えに際し、上記ダンピングステップを一時的に無効化して上記計測ステップで得たゲイン値を直接上記ホワイトバランス調整ステップに供給する制御ステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 固体撮像素子を用いた撮影部で被写体像を撮影して得るカラー画像データを記録する撮像装置での撮影方法であって、
    この撮影部で得たカラー画像データを構成する各色の成分量を取得する取得工程と、
    この取得工程で得た結果から各色毎のゲイン値を計測する計測工程と、
    この計測工程で得たゲイン値の変動量の追従性を抑制するダンピング処理を施して出力するダンピング工程と、
    このダンピング工程で出力するゲイン値にしたがって上記撮影部で得たカラー画像データのホワイトバランス調整を行なうホワイトバランス調整工程と、
    上記固体撮像素子の駆動条件の変更に際し、上記固体撮像素子に入射する光量が所定値以上であると判断された場合には、上記ダンピング工程を一時的に無効化して上記計測工程で得たゲイン値を直接上記ホワイトバランス調整工程に供給する制御工程と
    有し、
    上記駆動条件の変更は、上記固体撮像素子の駆動周波数の切換えであることを特徴とする撮像方法。
  11. 固体撮像素子を用いた撮影部で被写体像を撮影して得るカラー画像データを記録する撮像装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
    この撮影部で得たカラー画像データを構成する各色の成分量を取得する取得ステップと、
    この取得ステップで得た結果から各色毎のゲイン値を計測する計測ステップと、
    この計測ステップで得たゲイン値の変動量の追従性を抑制するダンピング処理を施して出力するダンピングステップと、
    このダンピングステップで出力するゲイン値にしたがって上記撮影部で得たカラー画像データのホワイトバランス調整を行なうホワイトバランス調整ステップと、
    上記固体撮像素子の駆動条件の変更に際し、上記固体撮像素子に入射する光量が所定値以上であると判断された場合には、上記ダンピングステップを一時的に無効化して上記計測ステップで得たゲイン値を直接上記ホワイトバランス調整ステップに供給する制御ステップと
    を実行させるプログラムであって、
    上記駆動条件の変更は、上記固体撮像素子の駆動周波数の切換えであることを特徴とするプログラム。
JP2005314388A 2005-10-28 2005-10-28 撮像装置、撮像方法及びプログラム Expired - Fee Related JP4887733B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005314388A JP4887733B2 (ja) 2005-10-28 2005-10-28 撮像装置、撮像方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005314388A JP4887733B2 (ja) 2005-10-28 2005-10-28 撮像装置、撮像方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007124316A JP2007124316A (ja) 2007-05-17
JP4887733B2 true JP4887733B2 (ja) 2012-02-29

Family

ID=38147666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005314388A Expired - Fee Related JP4887733B2 (ja) 2005-10-28 2005-10-28 撮像装置、撮像方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4887733B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4720783B2 (ja) 2007-05-09 2011-07-13 日産自動車株式会社 過給器の潤滑装置
JP5821214B2 (ja) 2011-02-28 2015-11-24 ソニー株式会社 画像処理装置と画像処理方法およびプログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07107507A (ja) * 1993-09-29 1995-04-21 Sony Corp ホワイトバランス装置
JPH0993484A (ja) * 1995-09-22 1997-04-04 Canon Inc 撮像装置
JP4232287B2 (ja) * 1999-09-03 2009-03-04 ソニー株式会社 撮像装置及びホワイトバランス調整方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007124316A (ja) 2007-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5347707B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
US7710458B2 (en) Image pick-up apparatus with a shake reducing function
JP5123137B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
KR100936690B1 (ko) 촬상 장치, 촬상 제어 방법 및 컴퓨터로 판독 가능한 기록매체
JP2001251551A (ja) 電子カメラ
JP2007178576A (ja) 撮像装置及びそのプログラム
JP4446787B2 (ja) 撮像装置、および表示制御方法
JP2010074313A (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP5223686B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP4614143B2 (ja) 撮像装置及びそのプログラム
US6963368B1 (en) Digital camera and image capturing control apparatus including a delay device
JP5063372B2 (ja) 画像処理装置、制御方法、及びプログラム
JP4761048B2 (ja) 撮像装置及びそのプログラム
JP2009089037A (ja) 撮影制御装置、撮影制御方法、撮影制御プログラム、および撮影装置
US7619681B2 (en) Image-capturing device that, when it is determined that a control value of an exposure-control exceeds a corresponding predetermined value, adjusts the control value to a value not exceeding the corresponding predetermined value, then sets the control value again based on the result of comparing luminance data obtained after an adjustment and a predetermined target luminance value, and method for controlling same
JP5780885B2 (ja) 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム
JP4887733B2 (ja) 撮像装置、撮像方法及びプログラム
JP5003348B2 (ja) 電子カメラ
JP2006253970A (ja) 撮像装置、シェーディング補正データ作成方法およびプログラム
JP2011029879A (ja) 撮像装置および撮像方法
JP2009089355A (ja) 撮像装置および撮像方法
JP2000092379A (ja) 撮像装置及びその露出制御方法並びに記録媒体
JP4534250B2 (ja) 動画撮像装置及びそのプログラム
US8411181B2 (en) Image pick-up apparatus for controlling generation of an electronic shutter pulse signal based on one of a detected brightness of an imaging object and an obtained current exposure value, and method and non-transitory computer readable recording medium therefor
JP2005229292A (ja) 撮像装置及び撮像装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4887733

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees