JPH07107507A - ホワイトバランス装置 - Google Patents
ホワイトバランス装置Info
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- JPH07107507A JPH07107507A JP5242953A JP24295393A JPH07107507A JP H07107507 A JPH07107507 A JP H07107507A JP 5242953 A JP5242953 A JP 5242953A JP 24295393 A JP24295393 A JP 24295393A JP H07107507 A JPH07107507 A JP H07107507A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 原色信号のレベルを積分した出力に基いてホ
ワイトバランスをとるための目標値を得、この目標値と
現在の映像信号のレベルとの差を求め、この差分差分値
を少なくとも2つのしきい値と比較し、この比較結果に
基いてホワイトバランスの調整を行うためのモードを決
定することで、低コスト、且つ、簡単な構成でホワイト
バランスの調整を良好に行うことができるようにする。 【構成】 原色信号R、G、Bのレベルを積分する積分
回路35、36、37と、これらからの積分出力に基い
てホワイトバランスをとるための目標値の取得、目標値
と現在の映像信号のレベルとの差の所得、差分値と少な
くとも2つのしきい値との比較、この比較結果に基いて
ホワイトバランスの調整を行うためのモードを決定する
マイコン40とを有する。
ワイトバランスをとるための目標値を得、この目標値と
現在の映像信号のレベルとの差を求め、この差分差分値
を少なくとも2つのしきい値と比較し、この比較結果に
基いてホワイトバランスの調整を行うためのモードを決
定することで、低コスト、且つ、簡単な構成でホワイト
バランスの調整を良好に行うことができるようにする。 【構成】 原色信号R、G、Bのレベルを積分する積分
回路35、36、37と、これらからの積分出力に基い
てホワイトバランスをとるための目標値の取得、目標値
と現在の映像信号のレベルとの差の所得、差分値と少な
くとも2つのしきい値との比較、この比較結果に基いて
ホワイトバランスの調整を行うためのモードを決定する
マイコン40とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子スチルカメ
ラ等に適用して好適なホワイトバランス装置に関する。
ラ等に適用して好適なホワイトバランス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子スチルカメラが提案されてい
る。この電子スチルカメラは、被写体からレンズ系を介
して供給される光をCCD(チャージ・カップルド・デ
バイス)で撮像してR、G及びBに対応した電気信号を
得、この電気信号をマトリクス処理して色差信号R−Y
及びB−Y、輝度信号Yを得、色差信号R−Y及びB−
Yを線順次化した後にFM変調し、輝度信号YをFM変
調した後に高域濾波し、線順次化してFM変調した色差
信号と、FM変調して高域濾波した輝度信号Yを混合
し、この混合信号を記録増幅した後に磁気ヘッドに供給
し、ビデオ用磁気ディスク等に記録するようになってい
る。
る。この電子スチルカメラは、被写体からレンズ系を介
して供給される光をCCD(チャージ・カップルド・デ
バイス)で撮像してR、G及びBに対応した電気信号を
得、この電気信号をマトリクス処理して色差信号R−Y
及びB−Y、輝度信号Yを得、色差信号R−Y及びB−
Yを線順次化した後にFM変調し、輝度信号YをFM変
調した後に高域濾波し、線順次化してFM変調した色差
信号と、FM変調して高域濾波した輝度信号Yを混合
し、この混合信号を記録増幅した後に磁気ヘッドに供給
し、ビデオ用磁気ディスク等に記録するようになってい
る。
【0003】ビデオ用磁気ディスクに記録された記録信
号は磁気ヘッドによって再生された後に再生増幅された
後Y/C分離され、輝度信号Y、色差信号R−Y及びB
−Yになり、輝度信号YはFM復調される。色差信号R
−Y及びB−Yはクロマプロセス回路に供給されて元の
色差信号R−Y及びB−Yにされた後に3.58MHz
の搬送波信号によって直角二相変調される。そしてこの
直角二相変調された色差信号R−Yと輝度信号Yが混合
されてNTSC方式の映像信号が得られる。
号は磁気ヘッドによって再生された後に再生増幅された
後Y/C分離され、輝度信号Y、色差信号R−Y及びB
−Yになり、輝度信号YはFM復調される。色差信号R
−Y及びB−Yはクロマプロセス回路に供給されて元の
色差信号R−Y及びB−Yにされた後に3.58MHz
の搬送波信号によって直角二相変調される。そしてこの
直角二相変調された色差信号R−Yと輝度信号Yが混合
されてNTSC方式の映像信号が得られる。
【0004】ところで、電子スチルカメラにおいては、
動画を得るためのビデオカメラ(カメラ一体型VTR
等)と同様、ホワイトバランスを制御する必要がある。
電子スチルカメラでは、いわゆる外付けセンサ方式と称
する方式を採用している。
動画を得るためのビデオカメラ(カメラ一体型VTR
等)と同様、ホワイトバランスを制御する必要がある。
電子スチルカメラでは、いわゆる外付けセンサ方式と称
する方式を採用している。
【0005】この外付けセンサ方式は、赤(R)、緑
(G)及び青(B)用のセンサからなるホワイトバラン
スセンサの前に拡散板を配置し、赤(R)、緑(G)及
び青(B)のレベルを検出し、その値に基いてホワイト
バランスを制御する方式であり、その名の通り、電子ス
チルカメラに対して外部からホワイトバランスアンプに
おける利得制御を行うためのものである。
(G)及び青(B)用のセンサからなるホワイトバラン
スセンサの前に拡散板を配置し、赤(R)、緑(G)及
び青(B)のレベルを検出し、その値に基いてホワイト
バランスを制御する方式であり、その名の通り、電子ス
チルカメラに対して外部からホワイトバランスアンプに
おける利得制御を行うためのものである。
【0006】ところで、このように、ホワイトバランス
センサを外付けにして使用した場合、被写体にあたって
いる光の光源と、ホワイトバランスセンサにあたってい
る光の光源の色温度が異なる場合があり、その場合に
は、ホワイトバランスセンサに当たっている光の色温度
に基いてホワイトバランス調整がかかることになるの
で、ホワイトバランスがずれてしまう。そこで、カメラ
一体型VTR等のビデオカメラのように、ホワイトバラ
ンスセンサを内部に搭載することが考えられている。
センサを外付けにして使用した場合、被写体にあたって
いる光の光源と、ホワイトバランスセンサにあたってい
る光の光源の色温度が異なる場合があり、その場合に
は、ホワイトバランスセンサに当たっている光の色温度
に基いてホワイトバランス調整がかかることになるの
で、ホワイトバランスがずれてしまう。そこで、カメラ
一体型VTR等のビデオカメラのように、ホワイトバラ
ンスセンサを内部に搭載することが考えられている。
【0007】ここで、図6を参照してビデオカメラに搭
載されたホワイトバランス装置について説明する。
載されたホワイトバランス装置について説明する。
【0008】図において1はアイリスであり、カメラ系
マイコン17からの制御信号によって開閉動作する。被
写体からの光はアイリス1及びレンズ2を介してCCD
3の撮像面に入射する。
マイコン17からの制御信号によって開閉動作する。被
写体からの光はアイリス1及びレンズ2を介してCCD
3の撮像面に入射する。
【0009】CCD3に入射した光は光電変換によって
電気信号にされた後、サンプルホールド及び自動利得制
御回路4においてサンプルホールド並びに利得制御され
た後にA−Dコンバータ5で色差信号R−Y及びB−
Y、輝度信号Yに対応したディジタル信号に変換され、
この後マトリクス回路6及び10に夫々供給される。
電気信号にされた後、サンプルホールド及び自動利得制
御回路4においてサンプルホールド並びに利得制御され
た後にA−Dコンバータ5で色差信号R−Y及びB−
Y、輝度信号Yに対応したディジタル信号に変換され、
この後マトリクス回路6及び10に夫々供給される。
【0010】マトリクス回路6に供給された色差信号R
−Y及びB−Y、輝度信号Yに対応したディジタル信号
はここで原色信号R、G及びBにされ、ホワイトバラン
スアンプ7、8及び9に夫々供給される。
−Y及びB−Y、輝度信号Yに対応したディジタル信号
はここで原色信号R、G及びBにされ、ホワイトバラン
スアンプ7、8及び9に夫々供給される。
【0011】一方、マトリクス回路10に供給された色
差信号R−Y及びB−Y、輝度信号Yは、このマトリク
ス回路10で処理された原色信号R、G及びBに変換さ
れ、これら原色信号R、G及びBは演算処理回路11に
供給される。演算処理回路11に供給された原色信号
R、G及びBは夫々垂直同期期間毎に積分処理される。
この演算処理回路11の出力はインターフェース回路1
2を介してカメラ系マイコン14に供給される。
差信号R−Y及びB−Y、輝度信号Yは、このマトリク
ス回路10で処理された原色信号R、G及びBに変換さ
れ、これら原色信号R、G及びBは演算処理回路11に
供給される。演算処理回路11に供給された原色信号
R、G及びBは夫々垂直同期期間毎に積分処理される。
この演算処理回路11の出力はインターフェース回路1
2を介してカメラ系マイコン14に供給される。
【0012】カメラ系マイコン14はインターフェース
回路12からの出力に基いてアイリス1を駆動制御する
と共に、インターフェース回路13を介してホワイトバ
ランスアンプ7及び9の利得を制御する。
回路12からの出力に基いてアイリス1を駆動制御する
と共に、インターフェース回路13を介してホワイトバ
ランスアンプ7及び9の利得を制御する。
【0013】図6においてマトリクス回路10、演算処
理回路11及びインターフェース回路12でオプティカ
ル・ディテクタ(OPD)を構成し、このオプティカル
・ディテクタによって、原色信号Gのレベルに対して原
色信号R及びBのレベルがどのくらいかをアイリス1の
状態に基いて検出し、原色信号Gのレベルと原色信号R
及びBのレベルの比が1:1となるように制御される。
これによって、オートホワイトバランス(AWB)の調
整が行われる。
理回路11及びインターフェース回路12でオプティカ
ル・ディテクタ(OPD)を構成し、このオプティカル
・ディテクタによって、原色信号Gのレベルに対して原
色信号R及びBのレベルがどのくらいかをアイリス1の
状態に基いて検出し、原色信号Gのレベルと原色信号R
及びBのレベルの比が1:1となるように制御される。
これによって、オートホワイトバランス(AWB)の調
整が行われる。
【0014】つまり、カメラ一体型VTRのように、そ
の内部にオプティカル・ディテクタを設ければ、電子ス
チルカメラでホワイトバランス調整を良好にできる可能
性がある。
の内部にオプティカル・ディテクタを設ければ、電子ス
チルカメラでホワイトバランス調整を良好にできる可能
性がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示し
たようなカメラ一体型VTRのようなビデオカメラで
は、映像を連続的に得るものであるから、ホワイトバラ
ンスの変化がわからないように応答速度が遅く設定され
ている。従って、例えば屋内から屋外に移動した場合等
のように、色温度の変化が生じた場合においても、ゆっ
くり応答し、色の変化が目立たないようになっている。
たようなカメラ一体型VTRのようなビデオカメラで
は、映像を連続的に得るものであるから、ホワイトバラ
ンスの変化がわからないように応答速度が遅く設定され
ている。従って、例えば屋内から屋外に移動した場合等
のように、色温度の変化が生じた場合においても、ゆっ
くり応答し、色の変化が目立たないようになっている。
【0016】一方、電子スチルカメラでは静止画を撮影
するので、撮影する際にはホワイトバランス調整は終了
していなければならない。よって、応答速度は速く設定
する必要がある。例えば、屋外から屋内に移動した場合
や照明の明るさが変わった場合等のように、色温度の変
化が生じた場合には瞬時にホワイトバランス調整を終了
しなければならない。
するので、撮影する際にはホワイトバランス調整は終了
していなければならない。よって、応答速度は速く設定
する必要がある。例えば、屋外から屋内に移動した場合
や照明の明るさが変わった場合等のように、色温度の変
化が生じた場合には瞬時にホワイトバランス調整を終了
しなければならない。
【0017】従って、単純にカメラ一体型VTRで用い
ているホワイトバランス装置を電子スチルカメラに流用
することができないという不都合があった。
ているホワイトバランス装置を電子スチルカメラに流用
することができないという不都合があった。
【0018】また、従来電子スチルカメラで採用されて
いる外付けセンサ方式は、センサと処理用ICが必要と
なるのでコストが大幅に上昇するという不都合があっ
た。
いる外付けセンサ方式は、センサと処理用ICが必要と
なるのでコストが大幅に上昇するという不都合があっ
た。
【0019】本発明はこのような点を考慮してなされた
もので、簡単な構成、且つ、低コストで、色温度の変化
が生じた場合に瞬時にホワイトバランス調整を終了する
ことができ、良好なオートホワイトバランス調整を行う
ことのできるホワイトバランス装置を提案しようとする
ものである。
もので、簡単な構成、且つ、低コストで、色温度の変化
が生じた場合に瞬時にホワイトバランス調整を終了する
ことができ、良好なオートホワイトバランス調整を行う
ことのできるホワイトバランス装置を提案しようとする
ものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、被写体からの
光をCCDで光電変換して映像信号を得、この映像信号
を演算処理し、その演算結果に基いてホワイトバランス
の調整を行うようにしたホワイトバランス装置におい
て、映像信号のレベルを演算処理する演算処理手段3
5、36、37、38、39、40と、この演算処理手
段35、36、37、38、39、40からの演算結果
に基いてホワイトバランスをとるための目標値を得る目
標値算出手段40と、この目標値算出手段40で得られ
た目標値と、現在の映像信号のレベルとの差を求める差
分算出手段40と、この差分算出手段40からの差分値
を少なくとも2つのしきい値と比較する比較手段40
と、この比較手段40の比較結果に基いてホワイトバラ
ンスの調整を行うためのモードを決定する制御手段40
とを有するものである。
光をCCDで光電変換して映像信号を得、この映像信号
を演算処理し、その演算結果に基いてホワイトバランス
の調整を行うようにしたホワイトバランス装置におい
て、映像信号のレベルを演算処理する演算処理手段3
5、36、37、38、39、40と、この演算処理手
段35、36、37、38、39、40からの演算結果
に基いてホワイトバランスをとるための目標値を得る目
標値算出手段40と、この目標値算出手段40で得られ
た目標値と、現在の映像信号のレベルとの差を求める差
分算出手段40と、この差分算出手段40からの差分値
を少なくとも2つのしきい値と比較する比較手段40
と、この比較手段40の比較結果に基いてホワイトバラ
ンスの調整を行うためのモードを決定する制御手段40
とを有するものである。
【0021】更に本発明は上述において、比較手段40
において差分値と2つのしきい値との差があまりない場
合は、ホワイトバランスの調整を現状のままとする第1
のモードを選択するようにしたものである。
において差分値と2つのしきい値との差があまりない場
合は、ホワイトバランスの調整を現状のままとする第1
のモードを選択するようにしたものである。
【0022】更に本発明は上述において、比較手段40
において差分値と2つのしきい値との差がある程度生じ
た場合は、現在の映像信号のレベルと目標値とが一致す
るように、ホワイトバランスの調整を徐々に行う第2の
モードを選択するようにしたものである。
において差分値と2つのしきい値との差がある程度生じ
た場合は、現在の映像信号のレベルと目標値とが一致す
るように、ホワイトバランスの調整を徐々に行う第2の
モードを選択するようにしたものである。
【0023】更に本発明は上述において、比較手段40
において差分値と2つのしきい値との差が大きく、光源
が変化したと判断した場合は、現在の映像信号のレベル
と目標値とが一致するように、ホワイトバランスの調整
を即座に行う第3のモードを選択するようにしたもので
ある。
において差分値と2つのしきい値との差が大きく、光源
が変化したと判断した場合は、現在の映像信号のレベル
と目標値とが一致するように、ホワイトバランスの調整
を即座に行う第3のモードを選択するようにしたもので
ある。
【0024】更に本発明は上述において、比較手段40
での比較結果、或いは検出した測光値によって屋外から
屋内、或いは屋内から屋外への移動を検出した場合にホ
ワイトバランスの調整を即座に行う第3のモードを選択
するようにしたものである。
での比較結果、或いは検出した測光値によって屋外から
屋内、或いは屋内から屋外への移動を検出した場合にホ
ワイトバランスの調整を即座に行う第3のモードを選択
するようにしたものである。
【0025】
【作用】上述せる本発明の構成によれば、映像信号のレ
ベルを演算処理手段35、36、37、38、39、4
0で演算処理し、この演算処理手段35、36、37、
38、39、40からの演算結果に基いてホワイトバラ
ンスをとるための目標値を目標値算出手段40で得、こ
の目標値算出手段40で得られた目標値と、現在の映像
信号のレベルとの差を差分算出手段40で求め、この差
分算出手段40からの差分値を比較手段40において少
なくとも2つのしきい値と比較し、この比較手段40の
比較結果に基いてホワイトバランスの調整を行うための
モードを制御手段40で決定する。
ベルを演算処理手段35、36、37、38、39、4
0で演算処理し、この演算処理手段35、36、37、
38、39、40からの演算結果に基いてホワイトバラ
ンスをとるための目標値を目標値算出手段40で得、こ
の目標値算出手段40で得られた目標値と、現在の映像
信号のレベルとの差を差分算出手段40で求め、この差
分算出手段40からの差分値を比較手段40において少
なくとも2つのしきい値と比較し、この比較手段40の
比較結果に基いてホワイトバランスの調整を行うための
モードを制御手段40で決定する。
【0026】更に上述において本発明の構成によれば、
比較手段40において差分値と2つのしきい値との差が
あまりない場合は、ホワイトバランスの調整を現状のま
まとする第1のモードを選択する。
比較手段40において差分値と2つのしきい値との差が
あまりない場合は、ホワイトバランスの調整を現状のま
まとする第1のモードを選択する。
【0027】更に上述において本発明の構成によれば、
比較手段40において差分値と2つのしきい値との差が
ある程度生じた場合は、現在の映像信号のレベルと目標
値とが一致するように、ホワイトバランスの調整を徐々
に行う第2のモードを選択する。
比較手段40において差分値と2つのしきい値との差が
ある程度生じた場合は、現在の映像信号のレベルと目標
値とが一致するように、ホワイトバランスの調整を徐々
に行う第2のモードを選択する。
【0028】更に上述において本発明の構成によれば、
比較手段40において差分値と2つのしきい値との差が
大きく、光源が変化したと判断した場合は、現在の映像
信号のレベルと目標値とが一致するように、ホワイトバ
ランスの調整を即座に行う第3のモードを選択する。
比較手段40において差分値と2つのしきい値との差が
大きく、光源が変化したと判断した場合は、現在の映像
信号のレベルと目標値とが一致するように、ホワイトバ
ランスの調整を即座に行う第3のモードを選択する。
【0029】更に上述において本発明の構成によれば、
比較手段40での比較結果、或いは検出した測光値によ
って屋外から屋内、或いは屋内から屋外への移動を検出
した場合に、ホワイトバランスの調整を即座に行う第3
のモードを選択するようにしたものである。
比較手段40での比較結果、或いは検出した測光値によ
って屋外から屋内、或いは屋内から屋外への移動を検出
した場合に、ホワイトバランスの調整を即座に行う第3
のモードを選択するようにしたものである。
【0030】
【実施例】以下に、図1を参照して本発明ホワイトバラ
ンス装置の一実施例について詳細に説明する。
ンス装置の一実施例について詳細に説明する。
【0031】この図1において、20はアイリスであ
り、後述するカメラ系マイコン42によって駆動制御さ
れる。被写体の光はアイリス20及びレンズ21を介し
てCCD22に供給されて光電変換され、原色信号R、
G及びBとして出力される。
り、後述するカメラ系マイコン42によって駆動制御さ
れる。被写体の光はアイリス20及びレンズ21を介し
てCCD22に供給されて光電変換され、原色信号R、
G及びBとして出力される。
【0032】原色信号R、G及びBはホワイトバランス
アンプ23、24及び25並びに積分回路35、36及
び37に夫々供給される。ホワイトバランスアンプ2
3、24及び25は後述するマイクロコンピュータ40
からD−Aコンバータ41を介して供給される利得制御
信号に基いてCCD22からの原色信号R及びBの利得
を可変し、原色信号Gのレベルに対する原色信号R及び
Bのレベルの比が1:1となるようする。
アンプ23、24及び25並びに積分回路35、36及
び37に夫々供給される。ホワイトバランスアンプ2
3、24及び25は後述するマイクロコンピュータ40
からD−Aコンバータ41を介して供給される利得制御
信号に基いてCCD22からの原色信号R及びBの利得
を可変し、原色信号Gのレベルに対する原色信号R及び
Bのレベルの比が1:1となるようする。
【0033】これらホワイトバランスアンプ23、24
及び25からの原色信号R、G及びBはマトリクス回路
26に供給されて輝度信号Y、色差信号R−Y及びB−
Yに変換される。マトリクス回路26からの輝度信号Y
はFM変調回路27に供給されて周波数変調され、この
後ハイパスフィルタ28を介して混合回路29に供給さ
れる。
及び25からの原色信号R、G及びBはマトリクス回路
26に供給されて輝度信号Y、色差信号R−Y及びB−
Yに変換される。マトリクス回路26からの輝度信号Y
はFM変調回路27に供給されて周波数変調され、この
後ハイパスフィルタ28を介して混合回路29に供給さ
れる。
【0034】一方、マトリクス回路26からの色差信号
R−Y及びB−Yは線順次化回路30に供給されて線順
次化された後にFM変調回路31に供給されて周波数変
調され、この後混合回路29に供給される。
R−Y及びB−Yは線順次化回路30に供給されて線順
次化された後にFM変調回路31に供給されて周波数変
調され、この後混合回路29に供給される。
【0035】混合回路29ではハイパスフィルタ28か
らの変調輝度信号YとFM変調回路31からの変調さ
れ、線順次化された色差信号R−Y及びB−Yが混合さ
れる。この混合出力は記録用の増幅回路32に供給され
て増幅された後に磁気ヘッド33及び34に供給され、
図示しないディスク(ビデオ用磁気ディスク等)の記録
面上に記録される。
らの変調輝度信号YとFM変調回路31からの変調さ
れ、線順次化された色差信号R−Y及びB−Yが混合さ
れる。この混合出力は記録用の増幅回路32に供給され
て増幅された後に磁気ヘッド33及び34に供給され、
図示しないディスク(ビデオ用磁気ディスク等)の記録
面上に記録される。
【0036】一方、CCD22からの原色信号R、G及
びBは夫々積分回路35、36及び37に供給されて、
例えば垂直同期期間毎に積分される。これら積分回路3
5、36及び37の出力はスイッチ38の固定接点38
r、38g及び38bに夫々供給される。このスイッチ
38はマイコン40からのスイッチング信号によって切
り換えられる。つまり、スイッチ38の可動接点38c
が原色信号R側固定接点38rに接続されたときには、
積分回路35の積分出力がA−Dコンバータ39を介し
てマイコン40に供給され、スイッチ38の可動接点3
8cが原色信号G側固定接点38gに接続されたときに
は積分回路36の積分出力がA−Dコンバータ39を介
してマイコン40に供給され、スイッチ38の可動接点
38cが原色信号B側固定接点38bに接続されたとき
には積分回路37の積分出力がA−Dコンバータ39を
介してマイコン40に供給される。
びBは夫々積分回路35、36及び37に供給されて、
例えば垂直同期期間毎に積分される。これら積分回路3
5、36及び37の出力はスイッチ38の固定接点38
r、38g及び38bに夫々供給される。このスイッチ
38はマイコン40からのスイッチング信号によって切
り換えられる。つまり、スイッチ38の可動接点38c
が原色信号R側固定接点38rに接続されたときには、
積分回路35の積分出力がA−Dコンバータ39を介し
てマイコン40に供給され、スイッチ38の可動接点3
8cが原色信号G側固定接点38gに接続されたときに
は積分回路36の積分出力がA−Dコンバータ39を介
してマイコン40に供給され、スイッチ38の可動接点
38cが原色信号B側固定接点38bに接続されたとき
には積分回路37の積分出力がA−Dコンバータ39を
介してマイコン40に供給される。
【0037】ここで、積分回路35、36及び37、ス
イッチ38、A−Dコンバータ39並びにマイクロコン
ピュータ40でOPD(オプティカルディテクタ)を構
成するものとする。そしてこのOPDで測光を行い、検
出した測光値(映像レベル)によって後述する複数のモ
ードによる制御を行うようにする。
イッチ38、A−Dコンバータ39並びにマイクロコン
ピュータ40でOPD(オプティカルディテクタ)を構
成するものとする。そしてこのOPDで測光を行い、検
出した測光値(映像レベル)によって後述する複数のモ
ードによる制御を行うようにする。
【0038】マイコン40はスイッチ38及びA−Dコ
ンバータ39を介して各積分回路35、36及び37か
ら供給される積分出力に基いてカメラ系マイコン42を
制御してアイリス20を駆動制御すると共に、D−Aコ
ンバータ41を介してホワイトバランスアンプ23及び
25に利得制御信号を供給し、原色信号Gのレベルに対
する原色信号R及びBのレベルの比が1:1となるよう
に制御する。
ンバータ39を介して各積分回路35、36及び37か
ら供給される積分出力に基いてカメラ系マイコン42を
制御してアイリス20を駆動制御すると共に、D−Aコ
ンバータ41を介してホワイトバランスアンプ23及び
25に利得制御信号を供給し、原色信号Gのレベルに対
する原色信号R及びBのレベルの比が1:1となるよう
に制御する。
【0039】ここで、図3を参照してオートホワイトバ
ランスをとる範囲と照明色温度の変化(黒体放射軌跡)
について説明する。
ランスをとる範囲と照明色温度の変化(黒体放射軌跡)
について説明する。
【0040】図3は縦軸を色差信号B−Y、横軸を色差
信号R−Yとし、黒体放射軌跡を示すグラフである。こ
の図3において、Arがオートホワイトバランス(AW
B)をとる範囲であり、x1が2500K、x2が32
00K、x3が5000K、x4が6000K、x5が
7000Kである。
信号R−Yとし、黒体放射軌跡を示すグラフである。こ
の図3において、Arがオートホワイトバランス(AW
B)をとる範囲であり、x1が2500K、x2が32
00K、x3が5000K、x4が6000K、x5が
7000Kである。
【0041】この図3に示すように、ホワイトバランス
調整は、各点x1〜x5を色差信号R−Y及びB−Yの
中心に持ってくることである。例えば曇の日を6000
Kとした場合、この6000Kのときにホワイトバラン
ス調整を行うと、図に示す6000Kの点x4が色差信
号R−YとB−Yの中心に位置するようになる。本例に
おいては、これをマイコン40で動作させるプログラム
で行うわけであるが、簡単にいえば、図中示す“■”の
位置を点x5の位置にするような処理となる。
調整は、各点x1〜x5を色差信号R−Y及びB−Yの
中心に持ってくることである。例えば曇の日を6000
Kとした場合、この6000Kのときにホワイトバラン
ス調整を行うと、図に示す6000Kの点x4が色差信
号R−YとB−Yの中心に位置するようになる。本例に
おいては、これをマイコン40で動作させるプログラム
で行うわけであるが、簡単にいえば、図中示す“■”の
位置を点x5の位置にするような処理となる。
【0042】図4は例えば室内における状態を示すもの
であり、この場合、色差信号R−Y及びB−Yの中心に
は3200K(図3においては点x2)が位置すること
になる。このような状態で積分を行った結果は図中斜線
の円で示すような位置となり、このときの値は5000
Kとなる。
であり、この場合、色差信号R−Y及びB−Yの中心に
は3200K(図3においては点x2)が位置すること
になる。このような状態で積分を行った結果は図中斜線
の円で示すような位置となり、このときの値は5000
Kとなる。
【0043】ここで、積分した結果がベクトルスコープ
の原点に来るようにホワイトバランスアンプの利得を変
えると、図5に示すように、積分した結果(斜線の円)
は図4に示した位置から色差信号R−Y及びB−Yの中
心の位置に変わる。
の原点に来るようにホワイトバランスアンプの利得を変
えると、図5に示すように、積分した結果(斜線の円)
は図4に示した位置から色差信号R−Y及びB−Yの中
心の位置に変わる。
【0044】既に説明したが、例えば上述したカメラ一
体型VTRのようなビデオカメラとは異なり、電子スチ
ルカメラでは1つの映像を撮影する直前にホワイトバラ
ンス調整が終了していなければならない。つまり、ビデ
オカメラのように動画撮像を行う機器のように、オート
ホワイトバランスのためのデータベースを利用すること
ができない。また、色温度の変化によってホワイトバラ
ンスが崩れないようにするためには図1に示したよう
に、電子スチルカメラにオートホワイトバランス装置を
内蔵させるようにしなければならない。
体型VTRのようなビデオカメラとは異なり、電子スチ
ルカメラでは1つの映像を撮影する直前にホワイトバラ
ンス調整が終了していなければならない。つまり、ビデ
オカメラのように動画撮像を行う機器のように、オート
ホワイトバランスのためのデータベースを利用すること
ができない。また、色温度の変化によってホワイトバラ
ンスが崩れないようにするためには図1に示したよう
に、電子スチルカメラにオートホワイトバランス装置を
内蔵させるようにしなければならない。
【0045】そこで本例においては、マイコン40が3
つのモード自動的に選択し、選択したモードでオートホ
ワイトバランス調整を行えるようにする。
つのモード自動的に選択し、選択したモードでオートホ
ワイトバランス調整を行えるようにする。
【0046】モード1は「ホールドモード」と称するこ
ととし、モード2は「追従モード」と称することとし、
モード3は「ダイレクトモード」と称することとする。
「ホールドモード」は現状の値のまま、つまり、ホワイ
トバランスアンプ23及び25の利得を可変しないモー
ドである。追従モードは現状の値を或値ずつ増減し、徐
々に目標値に近づけるモードである。「ダイレクトモー
ド」は目標値にダイレクトで変化させるモードである。
ここで、目標値とは、ホワイトバランスをとるための原
色信号R及びBのレベル値であり、この原色信号RとB
の目標値は原色信号Gと等しくなるようにマイクロコン
ピュータ40または図1に示したOPDで演算すること
により行う。ここでいう「値」とは、ホワイトバランス
アンプ23及び25に供給する制御信号が示す利得であ
り、マイクロコンピュータ40のレジスタ、或いは、ワ
ーク用のRAM(図1に示すマイクロコンピュータ内部
のRAM)に記憶され、上述した3つのモードに基いて
変更される。
ととし、モード2は「追従モード」と称することとし、
モード3は「ダイレクトモード」と称することとする。
「ホールドモード」は現状の値のまま、つまり、ホワイ
トバランスアンプ23及び25の利得を可変しないモー
ドである。追従モードは現状の値を或値ずつ増減し、徐
々に目標値に近づけるモードである。「ダイレクトモー
ド」は目標値にダイレクトで変化させるモードである。
ここで、目標値とは、ホワイトバランスをとるための原
色信号R及びBのレベル値であり、この原色信号RとB
の目標値は原色信号Gと等しくなるようにマイクロコン
ピュータ40または図1に示したOPDで演算すること
により行う。ここでいう「値」とは、ホワイトバランス
アンプ23及び25に供給する制御信号が示す利得であ
り、マイクロコンピュータ40のレジスタ、或いは、ワ
ーク用のRAM(図1に示すマイクロコンピュータ内部
のRAM)に記憶され、上述した3つのモードに基いて
変更される。
【0047】さて、モードの選択であるが、これは次の
ように行う。積分回路35、36及び37からの積分値
を検出し、ホワイトバランスをとるための原色信号R及
びBの目標値を計算により求める。原色信号Gのレベル
を基準に、原色信号R、G及びBのレベル比が1:1:
1となるように、現在の原色信号R及びBのレベルと目
標値とのレベル差を求め、この差に対してしきい値を2
つ設け、このレベル差と2つのしきい値との比較結果に
基いて上述した3つのモードから1つのモードを選択す
るようにする。ここで、2つのしきい値の決定は例えば
フィールド毎にデータを蓄積してテストを行ってしきい
値を決定するフィールドテストで行うようにする。
ように行う。積分回路35、36及び37からの積分値
を検出し、ホワイトバランスをとるための原色信号R及
びBの目標値を計算により求める。原色信号Gのレベル
を基準に、原色信号R、G及びBのレベル比が1:1:
1となるように、現在の原色信号R及びBのレベルと目
標値とのレベル差を求め、この差に対してしきい値を2
つ設け、このレベル差と2つのしきい値との比較結果に
基いて上述した3つのモードから1つのモードを選択す
るようにする。ここで、2つのしきい値の決定は例えば
フィールド毎にデータを蓄積してテストを行ってしきい
値を決定するフィールドテストで行うようにする。
【0048】これらのモードによるホワイトバランス調
整の動作を再び図3を参照して説明すると、例えば図3
において現在の位置がオートホワイトバランス調整をと
る範囲の枠の位置だった場合、ホールドモードではその
ままとし、追従モードでは徐々に中心の位置となるよう
にし、ダイレクトモードでは即座に中心の位置となるよ
うにする。
整の動作を再び図3を参照して説明すると、例えば図3
において現在の位置がオートホワイトバランス調整をと
る範囲の枠の位置だった場合、ホールドモードではその
ままとし、追従モードでは徐々に中心の位置となるよう
にし、ダイレクトモードでは即座に中心の位置となるよ
うにする。
【0049】次に、図2のフローチャートを参照して図
1に示した電子スチルカメラに搭載したホワイトバラン
ス装置の動作について説明する。
1に示した電子スチルカメラに搭載したホワイトバラン
ス装置の動作について説明する。
【0050】ステップS1ではアイリス20の絞り値を
検出する。そしてステップS2に移行する。つまり、現
在のアイリス20の絞り値をカメラ系マイコン42から
得る。
検出する。そしてステップS2に移行する。つまり、現
在のアイリス20の絞り値をカメラ系マイコン42から
得る。
【0051】ステップS2ではしきい値以上か否かを判
断し、「YES」であればステップS3に移行し、「N
O」であればステップS4に移行する。ここでしきい値
とは。アイリス20の絞り値に対するしきい値であり、
例えばアイリスの絞り値が大(つまり開口面積が小)の
ときには光源が変化したものと見なしてダイレクトモー
ドによるホワイトバランス調整を実行するステップS3
に移行する。
断し、「YES」であればステップS3に移行し、「N
O」であればステップS4に移行する。ここでしきい値
とは。アイリス20の絞り値に対するしきい値であり、
例えばアイリスの絞り値が大(つまり開口面積が小)の
ときには光源が変化したものと見なしてダイレクトモー
ドによるホワイトバランス調整を実行するステップS3
に移行する。
【0052】ステップS4では現在の積分後のR、G及
びB夫々のレベルを検出し、R、G及びBが等しくなる
よう、R及びBの目標値を設定する。そしてステップS
5に移行する。つまり、積分回路35、36及び37か
らの積分出力に基いて、原色信号Gを基準に原色信号
R、G及びBのレベルの比が1:1:1となるように原
色信号R及びBの目標値を設定する。
びB夫々のレベルを検出し、R、G及びBが等しくなる
よう、R及びBの目標値を設定する。そしてステップS
5に移行する。つまり、積分回路35、36及び37か
らの積分出力に基いて、原色信号Gを基準に原色信号
R、G及びBのレベルの比が1:1:1となるように原
色信号R及びBの目標値を設定する。
【0053】ステップS5ではGに対するR、Bのレベ
ル差がa1より大きいか否かを判断し、「YES」であ
ればステップS3に移行し、「NO」であればステップ
S6に移行する。ここでa1は1つのしきい値の内の1
つであり、次のステップS6で用いるしきい値a2との
関係は、a1>a2となる。
ル差がa1より大きいか否かを判断し、「YES」であ
ればステップS3に移行し、「NO」であればステップ
S6に移行する。ここでa1は1つのしきい値の内の1
つであり、次のステップS6で用いるしきい値a2との
関係は、a1>a2となる。
【0054】ステップS6ではGに対するR、Bのレベ
ル差がa2より大きいか否かを判断し、「YES」であ
ればステップS7に移行し、「NO」であればステップ
S8に移行する。
ル差がa2より大きいか否かを判断し、「YES」であ
ればステップS7に移行し、「NO」であればステップ
S8に移行する。
【0055】ステップS2において「YES」、ステッ
プS5において「YES」と判断した場合はステップS
3に移行する。ステップS3ではモード3を実行する。
そして終了する。つまり、アイリスの絞り値がしきい値
以上、つまり、光源の変化を判断したとき、原色信号G
のレベルと原色信号R及びBのレベルの差がしきい値a
1より大きいと判断したときは、上述した目標値にダイ
レクトに変化させる。つまり、ホワイトバランスアンプ
23及び25に利得制御信号を供給してホワイトバラン
スアンプ23及び25における利得を一気に目標値とな
るような利得とする。
プS5において「YES」と判断した場合はステップS
3に移行する。ステップS3ではモード3を実行する。
そして終了する。つまり、アイリスの絞り値がしきい値
以上、つまり、光源の変化を判断したとき、原色信号G
のレベルと原色信号R及びBのレベルの差がしきい値a
1より大きいと判断したときは、上述した目標値にダイ
レクトに変化させる。つまり、ホワイトバランスアンプ
23及び25に利得制御信号を供給してホワイトバラン
スアンプ23及び25における利得を一気に目標値とな
るような利得とする。
【0056】ここで、何故絞り値がしきい値を越えると
ステップS3(つまりモード3)に移行するかについて
説明する。図1においては図示を省略したが、EVF
(電子ビューファインダ)をファインダとする電子スチ
ルカメラでは、撮影の際にリリースボタン(撮影用ボタ
ン)を押すまでのスタンバイ時は、カメラ一体型VTR
と同様にオートアイリス動作を行っている。従って、絞
り値にしきい値を設けることで、撮影しているところが
屋内か屋外かを判断できるからである。屋外における光
量は、通常、屋内における光量よりも大きいので、例え
ば屋内から屋外(或いはこの逆)に移動して撮影する場
合等は即座に目標値になるようにする(モード3)必要
があるわけである。尚、屋内と屋外の光量の差による制
御は、一例であり、実際には、光源が変化したことを認
識してモード3による制御を実行するものである。
ステップS3(つまりモード3)に移行するかについて
説明する。図1においては図示を省略したが、EVF
(電子ビューファインダ)をファインダとする電子スチ
ルカメラでは、撮影の際にリリースボタン(撮影用ボタ
ン)を押すまでのスタンバイ時は、カメラ一体型VTR
と同様にオートアイリス動作を行っている。従って、絞
り値にしきい値を設けることで、撮影しているところが
屋内か屋外かを判断できるからである。屋外における光
量は、通常、屋内における光量よりも大きいので、例え
ば屋内から屋外(或いはこの逆)に移動して撮影する場
合等は即座に目標値になるようにする(モード3)必要
があるわけである。尚、屋内と屋外の光量の差による制
御は、一例であり、実際には、光源が変化したことを認
識してモード3による制御を実行するものである。
【0057】尚、図1においてEVFを設けた場合は、
例えばホワイトバランスアンプ23、24及び25の次
段、或いはマトリクス回路26の次段に表示用の回路を
設け、更にこの表示用の回路でCRTやLCDディスプ
レイ等を設けることになる。
例えばホワイトバランスアンプ23、24及び25の次
段、或いはマトリクス回路26の次段に表示用の回路を
設け、更にこの表示用の回路でCRTやLCDディスプ
レイ等を設けることになる。
【0058】ステップS7ではモード2を実行する。そ
して終了する。つまり、原色信号Gのレベルと原色信号
R及びBのレベルとの差がしきい値a2よりも大きいと
判断したときには、差がある程度生じたと判断し、現状
の値をある値ずる増減し、徐々に目標値に近づける。つ
まり、ホワイトバランスアンプ23及び25に利得制御
信号を供給し、ホワイトバランスアンプ23及び25に
おける利得の増減の変化を徐々に行うようにする。
して終了する。つまり、原色信号Gのレベルと原色信号
R及びBのレベルとの差がしきい値a2よりも大きいと
判断したときには、差がある程度生じたと判断し、現状
の値をある値ずる増減し、徐々に目標値に近づける。つ
まり、ホワイトバランスアンプ23及び25に利得制御
信号を供給し、ホワイトバランスアンプ23及び25に
おける利得の増減の変化を徐々に行うようにする。
【0059】ステップS8ではモード1を実行する。そ
して終了する。つまり、原色信号Gのレベルと原色信号
R及びBのレベルとの差がしきい値a2よりも小さいと
判断したときには、差があまり無いと判断し、現状のま
まとする。つまり、補わーとバランスアンプ23及び2
5に利得制御信号を現状のままとする。
して終了する。つまり、原色信号Gのレベルと原色信号
R及びBのレベルとの差がしきい値a2よりも小さいと
判断したときには、差があまり無いと判断し、現状のま
まとする。つまり、補わーとバランスアンプ23及び2
5に利得制御信号を現状のままとする。
【0060】このように、本例においては、原色信号
R、G及びBを夫々積分した値を検出し、ホワイトバラ
ンスをとるための原色信号R及びBの目標値、つまり、
原色信号Gを基準に、原色信号R、G及びBのレベル比
が等しくなるような原色信号R及びBの目標値を求め、
現在の原色信号R及びBのレベルと目標値とのレベルの
差を求め、この差と少なくとも2つのしきい値との比較
結果に基いてホワイトバランスアンプ23及び25にお
ける利得を変化させないホールドモード、ホワイトバラ
ンスアンプ23及び25における利得を徐々に変化させ
る追従モード、ホワイトバランスアンプ23及び25に
おける利得を一気に変化させるダイレクトモードの3つ
のモードから最適なモードを選択し、選択したモードに
基いてホワイトバランス調整を行うようにしたので、低
コスト、且つ、簡単な構成でホワイトバランスの調整を
良好に行うことができる。
R、G及びBを夫々積分した値を検出し、ホワイトバラ
ンスをとるための原色信号R及びBの目標値、つまり、
原色信号Gを基準に、原色信号R、G及びBのレベル比
が等しくなるような原色信号R及びBの目標値を求め、
現在の原色信号R及びBのレベルと目標値とのレベルの
差を求め、この差と少なくとも2つのしきい値との比較
結果に基いてホワイトバランスアンプ23及び25にお
ける利得を変化させないホールドモード、ホワイトバラ
ンスアンプ23及び25における利得を徐々に変化させ
る追従モード、ホワイトバランスアンプ23及び25に
おける利得を一気に変化させるダイレクトモードの3つ
のモードから最適なモードを選択し、選択したモードに
基いてホワイトバランス調整を行うようにしたので、低
コスト、且つ、簡単な構成でホワイトバランスの調整を
良好に行うことができる。
【0061】尚、上述の例においては、電子スチルカメ
ラを例にとって説明したが、例えばカメラ一体型VTR
で動画の他、静止画を撮影できるようになっているもの
に適用しても上述と同様の効果を得ることができる。
ラを例にとって説明したが、例えばカメラ一体型VTR
で動画の他、静止画を撮影できるようになっているもの
に適用しても上述と同様の効果を得ることができる。
【0062】また、上述の実施例は本発明の一例であ
り、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成
が取り得ることは勿論である。
り、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成
が取り得ることは勿論である。
【0063】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、映像信号のレ
ベルを演算処理手段で演算処理し、この演算処理手段か
らの演算結果に基いてホワイトバランスをとるための目
標値を目標値算出手段で得、この目標値算出手段で得ら
れた目標値と、現在の映像信号のレベルとの差を差分算
出手段で求め、この差分算出手段からの差分値を比較手
段において少なくとも2つのしきい値と比較し、この比
較手段の比較結果に基いてホワイトバランスの調整を行
うためのモードを制御手段で決定するようにしたので、
低コスト、且つ、簡単な構成でホワイトバランスの調整
を良好に行うことができる。
ベルを演算処理手段で演算処理し、この演算処理手段か
らの演算結果に基いてホワイトバランスをとるための目
標値を目標値算出手段で得、この目標値算出手段で得ら
れた目標値と、現在の映像信号のレベルとの差を差分算
出手段で求め、この差分算出手段からの差分値を比較手
段において少なくとも2つのしきい値と比較し、この比
較手段の比較結果に基いてホワイトバランスの調整を行
うためのモードを制御手段で決定するようにしたので、
低コスト、且つ、簡単な構成でホワイトバランスの調整
を良好に行うことができる。
【0064】更に上述において本発明によれば、比較手
段において差分値と2つのしきい値との差があまりない
場合は、ホワイトバランスの調整を現状のままとする第
1のモードを選択するようにしたので、上述の効果に加
え、しきい値との差があまりない場合にホワイトバラン
スを崩すことがない。
段において差分値と2つのしきい値との差があまりない
場合は、ホワイトバランスの調整を現状のままとする第
1のモードを選択するようにしたので、上述の効果に加
え、しきい値との差があまりない場合にホワイトバラン
スを崩すことがない。
【0065】更に上述において本発明によれば、比較手
段において差分値と2つのしきい値との差がある程度生
じた場合は、現在の映像信号のレベルと目標値とが一致
するように、ホワイトバランスの調整を徐々に行う第2
のモードを選択するようにしたので、上述の効果に加
え、ホワイトバランスの調整を精度良く行うことができ
る。
段において差分値と2つのしきい値との差がある程度生
じた場合は、現在の映像信号のレベルと目標値とが一致
するように、ホワイトバランスの調整を徐々に行う第2
のモードを選択するようにしたので、上述の効果に加
え、ホワイトバランスの調整を精度良く行うことができ
る。
【0066】更に上述において本発明によれば、比較手
段において差分値と2つのしきい値との差が大きく、光
源が変化したと判断した場合は、現在の映像信号のレベ
ルと目標値とが一致するように、ホワイトバランスの調
整を即座に行う第3のモードを選択するようにしたの
で、上述の効果に加え、ホワイトバランスの調整を即座
に行うことができ、これによって、例えば電子スチルカ
メラ等で良好にホワイトバランス調整を行うことができ
る。
段において差分値と2つのしきい値との差が大きく、光
源が変化したと判断した場合は、現在の映像信号のレベ
ルと目標値とが一致するように、ホワイトバランスの調
整を即座に行う第3のモードを選択するようにしたの
で、上述の効果に加え、ホワイトバランスの調整を即座
に行うことができ、これによって、例えば電子スチルカ
メラ等で良好にホワイトバランス調整を行うことができ
る。
【0067】更に上述において本発明によれば、比較手
段での比較結果、或いは検出した測光値によって屋外か
ら屋内、或いは屋内から屋外への移動を検出した場合
に、ホワイトバランスの調整を即座に行う第3のモード
を選択するようにしたので、上述の効果に加え、ホワイ
トバランスの調整を即座に行うことができ、これによっ
て例えば電子スチルカメラ等で良好にホワイトバランス
調整を行うことができる。
段での比較結果、或いは検出した測光値によって屋外か
ら屋内、或いは屋内から屋外への移動を検出した場合
に、ホワイトバランスの調整を即座に行う第3のモード
を選択するようにしたので、上述の効果に加え、ホワイ
トバランスの調整を即座に行うことができ、これによっ
て例えば電子スチルカメラ等で良好にホワイトバランス
調整を行うことができる。
【図1】本発明ホワイトバランス装置の一実施例を示す
構成図である。
構成図である。
【図2】本発明ホワイトバランス装置の一実施例の説明
に供するフローチャートである。
に供するフローチャートである。
【図3】本発明ホワイトバランス装置の一実施例の説明
に供する黒体放射軌跡とオートホワイトバランスをとる
範囲について説明するための説明図である。
に供する黒体放射軌跡とオートホワイトバランスをとる
範囲について説明するための説明図である。
【図4】本発明ホワイトバランス装置の一実施例の説明
に供する映像信号のレベルを積分した結果について説明
するための説明図である。
に供する映像信号のレベルを積分した結果について説明
するための説明図である。
【図5】本発明ホワイトバランス装置の一実施例の説明
に供する映像信号のレベルを積分した結果がベクトルス
コープの原点に来るようにホワイトバランスアンプをゲ
インを変えた後について説明するための説明図である。
に供する映像信号のレベルを積分した結果がベクトルス
コープの原点に来るようにホワイトバランスアンプをゲ
インを変えた後について説明するための説明図である。
【図6】従来の例としてビデオカメラに搭載されたホワ
イトバランス装置の例を示す構成図である。
イトバランス装置の例を示す構成図である。
20 アイリス 35、36、37 積分回路 38 スイッチ 39 A−Dコンバータ 40 マイクロコンピュータ
Claims (5)
- 【請求項1】 被写体からの光をCCDで光電変換して
映像信号を得、この映像信号を演算処理し、その演算結
果に基いてホワイトバランスの調整を行うようにしたホ
ワイトバランス装置において、 上記映像信号のレベルを演算処理する演算処理手段と、 この演算処理手段からの演算結果に基いてホワイトバラ
ンスをとるための目標値を得る目標値算出手段と、 この目標値算出手段で得られた目標値と、現在の映像信
号のレベルとの差を求める差分算出手段と、 この差分算出手段からの差分値を少なくとも2つのしき
い値と比較する比較手段と、 この比較手段の比較結果に基いてホワイトバランスの調
整を行うためのモードを決定する制御手段とを有するこ
とを特徴とするホワイトバランス装置。 - 【請求項2】 上記比較手段において上記差分値と上記
2つのしきい値との差があまりない場合は、上記ホワイ
トバランスの調整を現状のままとする第1のモードを選
択するようにしたことを特徴とする請求項1記載のホワ
イトバランス装置。 - 【請求項3】 上記比較手段において上記差分値と上記
2つのしきい値との差がある程度生じた場合は、現在の
映像信号のレベルと上記目標値とが一致するように、上
記ホワイトバランスの調整を徐々に行う第2のモードを
選択するようにしたことを特徴とする請求項1記載のホ
ワイトバランス装置。 - 【請求項4】 上記比較手段において上記差分値と上記
2つのしきい値との差が大きく、光源が変化したと判断
した場合は、現在の映像信号のレベルと上記目標値とが
一致するように、上記ホワイトバランスの調整を即座に
行う第3のモードを選択するようにしたことを特徴とす
る請求項1記載のホワイトバランス装置。 - 【請求項5】 上記比較手段での比較結果、或いは検出
した測光値によって屋外から屋内、或いは屋内から屋外
への移動を検出した場合に上記ホワイトバランスの調整
を即座に行う第3のモードを選択するようにしたことを
特徴とする請求項1記載のホワイトバランス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5242953A JPH07107507A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | ホワイトバランス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5242953A JPH07107507A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | ホワイトバランス装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07107507A true JPH07107507A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17096687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5242953A Pending JPH07107507A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | ホワイトバランス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07107507A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007124316A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Casio Comput Co Ltd | 撮像装置、撮像方法及びプログラム |
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1993
- 1993-09-29 JP JP5242953A patent/JPH07107507A/ja active Pending
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