JP2004222130A - 固体撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】各撮像装置に使用される固体撮像素子の画素数が増えるにつれ、従来、すべての画素を読み出すのに時間がかかり、動画を生成する場合、フレームレートが下がるといった課題があった。
【解決手段】駆動信号φV1、φV2、φV3、φV4、φV5、φV6を変化させて光電変換部10の電荷を同列の同色の画素の電荷同士を加算するように垂直転送部11に転送し、前記電荷を垂直転送部を介して水平転送部12に転送する。水平転送部に12に転送された電荷は駆動信号φV1、φV2、φV3、φV4、φV5、φV6とφH1、φH2、φH3、φH4、φH5、φH6の駆動により同行の同色の画素の電荷同士を加算して水平方向に転送することで複数の同色画素を1つにまとめて読み出すことで読み出し回数を減らして一定期間内に読み出すフレーム数を増やす。
【選択図】 図1
【解決手段】駆動信号φV1、φV2、φV3、φV4、φV5、φV6を変化させて光電変換部10の電荷を同列の同色の画素の電荷同士を加算するように垂直転送部11に転送し、前記電荷を垂直転送部を介して水平転送部12に転送する。水平転送部に12に転送された電荷は駆動信号φV1、φV2、φV3、φV4、φV5、φV6とφH1、φH2、φH3、φH4、φH5、φH6の駆動により同行の同色の画素の電荷同士を加算して水平方向に転送することで複数の同色画素を1つにまとめて読み出すことで読み出し回数を減らして一定期間内に読み出すフレーム数を増やす。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等、固体撮像素子を有する固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、固体撮像装置は、特開2000−316164号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
図13に従来の固体撮像装置の駆動を示しており、図中7はベイヤ−方式に従つた色フィルタを形成した光電変換部(以下、画素とする)であり、
8は垂直転送部であり、9は水平転送部でり、(a)は固体撮像素子の駆動状態1、(b)は固体撮像素子の駆動状態2、(c)は固体撮像素子の駆動状態3であり、(a)(b)(c)の順で駆動され以下その動作を説明する。
【0004】
垂直方向に配列された各画素列から、同一色の画素7が2回繰り返される様に3画素中2画素の割合で複数の画素を選択して、これら複数の画素の電荷を垂直レジスタに蓄積した後、連続する3つの画素の電荷を1水平期間内に水平レジスタに送り込むことが可能な速度で、垂直レジスタに蓄積された電荷を水平レジスタへ転送して、1水平期間の周期で、同一色の2つの画素の電荷を水平レジスタにて加算し、該水平レジスタの電荷を出力する。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−316164号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この固体撮像装置においては、垂直の画素を3画素単位で1画素捨て、2画素加算することで全画角読み出す際の垂直読み出し回数を1/3にしている。つまり、6画素を読み出すのに2回の垂直読み出しで行っている。一般に画素数の多い撮像素子を用いて動画撮影する場合、画素数が多いため読み出しに時間がかかりフレームレートが落ちてしまい、コマ落ちした動画となってしまう。そこで、特開2000−316164号公報では垂直読み出し回数を1/3にして動画のコマ落ちを抑えようとしている。
【0007】
しかしながら、従来技術は3画素中1画素捨てるため、解像度(感度)が下がり、画質が低下してしまうという問題がある。また、撮像素子の画素数は200万画素、300万画素と増加傾向にあり、垂直読み出し回数を1/3にしてもフレームレートの確保は困難である。
【0008】
本発明は上記問題点に鑑み、画素数の多い撮像素子を用いても、高い解像度とフレームレートを実現することができる固体撮像装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明は、行列状に配列された光電変換部と、前記光電変換部に蓄積した電荷を垂直方向に転送する垂直転送部と、前記垂直転送部から転送された電荷を水平方向に転送する水平転送部を備え、連続したn行を1グループ行とした場合(nは任意の自然数)、前記光電変換部から前記垂直転送部に電荷を転送するタイミングは前記1グループ行内で各行毎に独立に設定し、連続したm列を1グループ列とした場合(mは任意の自然数)、前記垂直転送部から前記水平転送部に電荷を転送するタイミングは前記1グループ列内で各列毎に独立に設定する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1〜5に記載の発明は、行列状に配列された光電変換部と、前記光電変換部に蓄積した電荷を垂直方向に転送する垂直転送部と、前記垂直転送部から転送された電荷を水平方向に転送する水平転送部を備え、連続したn行を1グループ行とした場合(nは任意の自然数)、前記光電変換部から前記垂直転送部に電荷を転送するタイミングは前記1グループ行内で各行毎に独立に設定し、連続したm列を1グループ列とした場合(mは任意の自然数)、前記垂直転送部から前記水平転送部に電荷を転送するタイミングは前記1グループ列内で各列毎に独立に設定するものであり、これにより、画素数の多い撮像素子を用いてもNTSC並みの解像度とフレームレートを実現することができる。
【0011】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図10を用いて説明する。
【0012】
(実施の形態1)
図1は本発明の固体撮像装置の一実施の形態を示し、図1において、10は入射される被写体の光信号を電気信号に変換して電荷として出力する光電変換部で、光電変換部10には隣接画素で互いに色が異なる、x色の色フィルタを設けてある。本実施の形態では色フィルタは緑色(G)、赤色(R)、青色(B)の3色(x=3)とした。11は光電変換部10からの電荷を垂直転送する垂直転送部で、複数の垂直転送レジスタからなる。12は垂直転送部11から転送されてきた電荷を水平方向に転送する水平転送部で、複数の水平転送レジスタからなる。13は光電変換部10が1つに対して垂直転送部11が2つで形成されており、これを画素とする。
【0013】
本実施の形態の固体撮像装置は、画素13を行列状に繰り返し配値し、行列状に配置された光電変換部10にはそれぞれ色フィルタが形成されており、色フィルタはRGBベイヤ配列を形成している。図中、Rは赤色のフィルタで、図示ではR1〜R66で示した。Gは緑色のフィルタで、図示ではG1〜G72で示した。Bは青色のフィルタで、図示ではB1〜B66で示した。なお、図1では説明の簡略化のため、垂直方向12画素、水平方向8画素の、合計96画素で示したが、実際には垂直及び水平方向共に、さらに多数の画素を有している。
【0014】
また、φV1、φV2、φV3、φV4、φV5、φV6は、CCD駆動回路(図示せず)から入力される垂直転送部11の駆動信号であり、1つの垂直転送部11に対してφV1、φV2、φV3、φV4、φV5、φV6のいずれか1つの信号が接続され、垂直転送部11はこの駆動信号が入力されると次行の垂直転送部11に画素信号を転送していく。特に図示していないが同行の垂直転送部11には同じ駆動信号が接続される。しかし、最終行の垂直転送部11は水平方向にφV6、φV1、φV6の繰り返しで配線される。
【0015】
φH1、φH2、φH3、φH4、φH5、φH6はCCD駆動回路(図示せず)から入力される水平転送部12の駆動信号であり、1つの水平転送部12に対してφH1、φH2、φH3、φH4、φH5、φH6のいずれか1つの信号が接続され、水平転送部12はこの駆動信号が入力されると、次列(水平方向)の水平転送部12に画素信号を転送していく。
【0016】
以上のように構成された本実施の形態の固体撮像装置について、以下、その動作を述べる。
【0017】
まず、CCD駆動回路(図示せず)からの制御により光電変換部10は、入射される被写体の光学信号を電気信号に変換して電荷として保持する。次に、入力される駆動信号φV1、φV2、φV3、φV4、φV5、φV6を変化させて光電変換部10の電荷を、同列の同色の画素の電荷同士をy個(本実施の形態ではy=3)加算するように垂直転送部11に転送し、前記電荷を垂直転送部11を介して水平転送部12に垂直転送する。なお、具体的な垂直転送動作については図2を用いて後述する。
【0018】
水平転送部12に転送された電荷は、駆動信号φV1、φV2、φV3、φV4、φV5、φV6とφH1、φH2、φH3、φH4、φH5、φH6による駆動により、同行の同色の画素の電荷同士をz個(本実施の形態ではz=3)加算して水平方向に転送する。なお、具体的な水平転送動作については図3を用いて後述する。
【0019】
次に、垂直転送動作について図2を用いて詳述する。
【0020】
図2は本実施の形態の固体撮像装置における垂直転送信号による垂直転送部11での、同列の同色の画素の電荷同士を加算する転送方法を示したものであり、図1における左端2列の画素のみを例として示したが、他の画素においても同様に動作するが説明は省略する。同図(a)、(b)、(c)、(d)は垂直転送部11での電荷転送の状態を示す模式図であり、同図(a)、(b)、(c)、(d)の順で状態は遷移する。(e)は垂直転送部11の駆動信号の信号波形であり、図中(a)の10、11は図1における光電変換部10、垂直転送部11と同一のものであり、光電変換部10は説明をわかりやすくするために図1における要部のみとして、G1〜G12,R1〜R6、B1〜B6の部分について示したが、他の画素についても同様に動作する。φV1、φV2、φV3、φV4、φV5、φV6も図1における垂直転送部11の駆動信号と同様である。図中(e)の22、23、24は光電変換部10から垂直転送部11に電荷を転送する転送パルスであり、この転送パルスが入力されることによりそれぞれ接続されている垂直転送部11に隣接する光電変換部10から垂直転送部11に電荷が転送される。また、転送パルス22〜24以外の部分のH期間で、垂直転送部11は電荷を垂直転送する。
【0021】
以下、垂直転送部11の転送動作について説明する。
【0022】
以下の説明では、垂直転送部11の電荷は垂直転送部11の駆動信号がLの時に垂直転送部11の電位が下がることで、電位の高い所から電荷が移動し、電荷転送することを前提としている。
【0023】
(a)は光電変換部10から垂直転送部11に電荷を転送する第1の状態であり、垂直転送部11の駆動信号が(e)において時刻t0〜t1、t1〜t2での波形の変化に応じている。
【0024】
まず、垂直転送部11の駆動信号が(e)における時刻t0〜t1での変化により、H期間において垂直転送部11に残っている電荷を垂直転送し、転送パルス22のタイミングで3画素おきの光電変換部10の電荷を垂直転送部11に転送する(矢印20の動作)。具体的には、G1,R2,G4,R5,B1,G8,B4,G11の光電変換部10の電荷を垂直転送部11に転送する(矢印20の動作)。
【0025】
次に時刻t1〜t2での垂直転送部11の駆動信号φV1〜φV6のH期間において、垂直転送部11の電荷は垂直転送部11を垂直方向に4段転送され、垂直方向に2画素離れた同色の画素の垂直転送部11に電荷を保持する(矢印21の動作)。
【0026】
(b)は垂直転送部11に電荷を転送する第2の状態であり、垂直転送部11の駆動信号が(e)における時刻t2〜t3での波形の変化に応じている。転送パルス23により駆動信号φV5が所定の垂直転送部11に入力され、光電変換部10の電荷を垂直転送部11に転送することで、垂直転送部11に保持されている同色の電荷と加算される(矢印24の動作)。具体的には、図2(b)において、G2,R3,G5,R6,B2,G9,B5,G12の光電変換部の電荷が、それぞれ対応した垂直転送部11に転送され、図2(a)において転送されてきた電荷と加算される。例えばG2の電荷は、上から5段目の垂直転送部11で、図2(a)で光電変換部10から読み出されたG1の電荷と加算されることになる。
【0027】
(c)は垂直転送部11に電荷を転送する第3の状態であり、垂直転送部11の駆動信号が(e)において時刻t3〜t4での波形の変化に応じている。時刻t3〜t4での垂直転送部11の駆動信号φV1〜φV6の変化により、垂直転送部11の電荷は、矢印26に示すように垂直転送部11を垂直方向へ4段転送され、垂直方向に2画素離れた同色の画素の垂直転送部11に電荷を保持する。例えば、前述の図2(b)にて説明したように、5段目の垂直転送部11で加算されたG1とG2の電荷が、垂直方向に4段転送され、G3に対応した垂直転送部11(9段目)に転送されることになる。
【0028】
(d)は垂直転送部11に電荷を転送する第4の状態であり、垂直転送部11の駆動信号が(e)において時刻t4〜t5での波形の変化に応じている。転送パルス24により、φV3により動作する光電変換部10の電荷を垂直転送部11に転送することで、垂直転送部11に保持されている同色の電荷と加算される。具体的には、前述の図2(c)にて説明したように、垂直転送された電荷と、転送後に保持されている垂直転送部11に隣接した光電変換部10の電荷とが加算されることになる。例えば、9段目に垂直転送されたG1及びG2の電荷と、G3の電荷とが加算されることになる。
【0029】
以上、(a)、(b)、(c)、(d)の順で電荷転送することで、垂直転送部11にて同列の同色の画素を3画素加算することができ、それぞれ加算された電荷間の空間的な重心位置は等間隔になる。
【0030】
図3、図4、図5、図6、図7は本実施の形態の固体撮像装置における水平転送部10の駆動信号と、垂直転送部11の駆動信号による水平転送部12での同行の同色の画素の電荷同士を加算する転送の状態を示す模式図であり、図3、図4、図5、図6、図7の順で状態は遷移する。図中10、11、12は図1における光電変換部10、垂直転送部11、水平転送部12と同一のものであり、φV1、φV2、φV3、φV4、φV5、φV6は図1における垂直転送部11の駆動信号と同一であり、φH1、φH2、φH3、φH4、φH5、φH6は図1における水平転送部12の駆動信号と同一である。図8は垂直転送部11の駆動信号と水平転送部12の駆動信号の信号波形である。
【0031】
以下、図3〜図8を用いて垂直転送部11及び水平転送部12の転送動作について説明する。
【0032】
以下の説明では、垂直転送部11及び水平転送部12の電荷は垂直転送部11及び水平転送部12の駆動信号がLの時に、垂直転送部11及び水平転送部12の電位が下がることで、電位の高い所から電荷が移動し、電荷転送することを前提としている。
【0033】
図3は垂直転送部11から水平転送部12に電荷を転送する直前の状態であり、図8における時刻t6の状態であり、駆動信号φV5が接続された垂直転送部11に、3画素分が加算された電荷が保持されている状態である。
【0034】
次に、図4は垂直転送部11から水平転送部12に電荷を転送する第1の状態であり、垂直転送部11及び水平転送部12の駆動信号が図8において時刻t6〜t7での波形の変化に応じている。駆動信号φV6がLとなり電荷が駆動信号φV6が接続された垂直転送部11に電荷が移動する(矢印28の動作)。次に、駆動信号φH1とφH5がLとなり、電荷が最終行の垂直転送部11のうち駆動信号φV6が接続された垂直転送部11から、駆動信号φH1及びφH5が接続された水平転送部12に電荷が移動する(矢印29の動作)。
【0035】
次に、図5は水平転送部12に転送された電荷の水平転送状態である第2の状態であり、垂直転送部11及び水平転送部12の駆動信号が図8において時刻t7〜t8の波形の変化に応じている。垂直転送部11の駆動信号φV1〜φV6は、φV6の一部がLである以外は全てHであるため、垂直方向の電荷転送は行われない。一方水平方向の転送は、駆動信号φH2、φH3、φH4が順々にLとなり、駆動信号φH1が接続された水平転送部12の電荷が、駆動信号φH5が接続された水平転送部12まで移動し、駆動信号φH5が接続された水平転送部12に保持されている電荷と加算される(矢印30の動作)。
【0036】
例えば、図5においては、1列目(左端の列)の画素列から垂直転送され水平転送部12に転送された電荷(G画素×3画素分)を駆動信号φH2〜φH5に基づき水平方向へ順次転送し、左から5番目の水平転送部12において、3列目(左から3列目)の画素列から垂直転送された電荷(G画素×3画素分)と加算され、合計6画素分のG画素となる。同様に、7列目の画素列に対応する水平転送部12に保持された電荷が、11列目の画素列に対応する水平転送部12に転送され、画素加算される。
【0037】
図6は水平転送部12における電荷の水平転送動作を示す第3の状態であり、垂直転送部11及び水平転送部12の駆動信号が図8において時刻t8〜t9の波形の変化に応じている。駆動信号φH6、φH1、φH2、φH3が順々にLとなり、駆動信号φH5が接続された水平転送部12の電荷が、駆動信号φH3が接続された水平転送部12まで移動する(矢印31の動作)。
【0038】
図7は垂直転送部11から水平転送部12に電荷を転送する第4の状態であり、垂直転送部11及び水平転送部12の駆動信号が、図8において時刻t9〜t10での波形の変化に応じている。駆動信号φV1がLとなり、駆動信号φV1が接続された垂直転送部11に、垂直上方向に隣接した垂直転送部11に保持されていた電荷が移動する(矢印32の動作)。次に、最終行の垂直転送部11のうち駆動信号φV1が接続された垂直転送部11に保持された電荷は、垂直転送部11から駆動信号φH3が接続された水平転送部12に電荷が移動し、その水平転送部12に保持されている電荷と加算される(矢印33の動作)。つまり、図6において水平転送された電荷(6画素分)が保持された水平転送部12に、垂直転送されてきた電荷(3画素分)が加算され、合計9画素分の電荷となる。
【0039】
以上、図3、図4、図5、図6、図7の順で電荷転送することで、水平転送部12にて同行の同色の画素を画素列3列分(9画素)加算することができ、それぞれ加算された電荷間の空間的な重心位置は等間隔になる。
【0040】
図9は、上記図3〜図8を用いて説明したように9画素分の電荷が加算された電荷を、水平転送部12で水平転送させる際のタイミングを示すものであり、(a)は水平転送部12の駆動信号の信号波形であり、(b)は水平転送部12の駆動信号の信号波形の状態に応じた電荷転送状態の模式図であり、(a)における時刻ta、tb、tc、td、te、tfでの状態を示しており、時刻ta、tb、tc、td、te、tfの順で状態は遷移する。また(b)においてハッチング部分は、電荷を保持している水平転送部を示している。12a〜12fは駆動信号φH1〜φH6がそれぞれ接続された水平転送部を示している。
【0041】
以下、水平転送部12の転送動作について説明する。なお符号を付していない水平転送部は、駆動信号の接続状態により水平転送部12a〜12fのいずれかと同様に動作することを示している。
【0042】
以下の説明では、水平転送部12の電荷は水平転送部12の駆動信号がLの時に水平転送部12の電位が下がることで、電位の高い所から電荷が移動し、電荷転送することを前提としている。
【0043】
まず図9(a)における時刻taでは、駆動信号φH1がLであるため電荷はφH1が接続された水平転送部12aに保持される。次に、時刻tbでは、駆動信号φH2がLであるため、水平転送部12aの電荷は駆動信号φH2が接続された水平転送部12bに移動される。次に、時刻tcでは、駆動信号φH3がLであるため、水平転送部12bに保持された電荷は駆動信号φH3が接続された水平転送部12cに移動される。次に、時刻tdでは、駆動信号φH4がLであるため、水平転送部12cに保持された電荷は駆動信号φH4が接続された水平転送部12dに移動される。次に、時刻teでは、駆動信号φH5がLであるため、水平転送部12dに保持された電荷は駆動信号φH5が接続された水平転送部12eに移動される。次に、時刻tfでは、駆動信号φH6がLであるため、水平転送部12eに保持された電荷は駆動信号φH6が接続された水平転送部12fに移動される。次は時刻taの状態に戻り、以降上記同様の動作を繰り返すことで、電荷を水平転送させることができる。
【0044】
そして、特に図示していないが、水平転送部12を水平転送された電荷は、水平転送部12に接続された増幅手段に出力されて所定量増幅された後、ビデオカメラの場合信号処理回路に出力される。
【0045】
なお、時刻ta〜taの間隔は、水平転送部12の駆動パルスの1周期に相当し、この期間で水平転送部12を6段(3画素列分)移動する。
【0046】
図10は本実施の形態により実施される固体撮像装置での画素加算を示した模式図であり、同列の同色3画素加算と同行の同色3画素加算により、図10に示したように同色9画素加算が可能となる。図中の(a)、(b)、(c)、(d)、はそれぞれ(a)はGの画素加算、(b)はRの画素加算、(c)はBの画素加算、(d)はGの画素加算を示しており、太枠101〜104内の白抜き描画してある画素同士が加算される。
【0047】
以上のように本実施の形態によれば、従来とほぼ同等の読み出し回数で読み出しを行いつつ、CCD上の全画素の電荷を読み出すことが可能になるので、高フレームレートを維持したまま高解像度な画像を得ることができる。
【0048】
次に、画素混合を行わない固体撮像素子からの電荷読み出しと、本実施の形態の電荷読み出しの違いについて、図11及び図12を用いて説明する。
【0049】
図11はCCDの一例として、縦5画素/横5画素の合計25画素の画素配列を示す模式図、図12は本実施の形態による読み出し手順を示す表である。図において、110は画素、111は垂直転送部、112は水平転送部である。
【0050】
まず、画素混合を行わない電荷読み出しの場合は、まず、A列の5画素を垂直転送部111に読み出すのに1ステップ、垂直転送部111から水平転送部112へ順次転送していくのに5ステップ、水平転送部112を水平方向へ順次転送していくのに5ステップ必要で、合計11ステップ必要である。次に、同様の手順にてB列の画素列についても11ステップで読み出す。同様にC〜E列も読み出す必要があり、全ての画素の電荷を読み出すためには、
11ステップ×5画素列=55ステップ
というように、55ステップ必要である。
【0051】
次に、本実施の形態の電荷読み出しの手順について図12を用いて説明する。
【0052】
図12は縦軸にステップ数、横軸に画素列を示している。まずステップ1で、図11の奇数行(1・3・5行目(全列))のG画素及びB画素の電荷を垂直転送部111に読み出す。次にステップ1で読み出した電荷を次行の垂直転送部に転送する。例えばV1の電荷をV2に転送する(ステップ2)。次に、さらに次行の垂直転送部に電荷を転送し、ここで、隣接画素から読み出した同色電荷と混合する。例えば、V2の電荷をV3でG画素と混合する(ステップ3)。次に、さらに次行の垂直転送部に電荷を転送する。例えばV3の電荷をV4に転送する(ステップ4)。次に、さらに次行の垂直転送部に電荷を転送し、ここで、隣接画素から読み出した同色電荷と混合する。例えば、V4の電荷をV5でG画素と混合する(ステップ5)。次に、V5の電荷(G画素)のみをH1の水平転送部に転送する。この時、V10・V15・V20・V25の電荷は待機状態になる(ステップ6)。次に、H1のG画素電荷をH2に転送する(ステップ7)。次にH2のG画素電荷をH3に転送し、V15のG画素電荷と画素混合する。この時、V10のB画素電荷をH2に転送する(ステップ8)。次に、H3のG画素電荷をH4に転送し、H2のB画素電荷をH3に転送する(ステップ9)。次に、H4のG画素電荷をH5に転送し、V25のG画素電荷と画素混合する。またH3のB画素電荷をH4に転送し、V20のB画素電荷と画素混合する(ステップ10)。次に、H5のG画素電荷は出力され、H4のB画素電荷はH5に転送される(ステップ11)。最後にH5のB画素電荷が出力される(ステップ12)。
【0053】
上記同様の手順にて、図11の偶数行(2・4行目(全列))のR画素及びG画素の電荷の転送も行う。なお、偶数行の転送開始は、奇数行の転送開始タイミングよりも2ステップ遅れて、ステップ3からの開始となる。そして最終的には、偶数行のR画素の電荷は、ステップ13で出力され、偶数行のG画素の電荷はステップ14で出力されることになる。
【0054】
以上のように本実施の形態では、25画素全ての電荷を読み出すには14ステップで済み、画素混合をしない時の55ステップに比べて約1/3の転送ステップで済み、高速に読み出すことができる。読み出し回数を減らすことで一定期間内に読み出すフレーム数を増やすことができる。読み出すフレーム数を増やせることで、フレームレートを向上させた高画質動画を得ることができる。
【0055】
なお、以上の説明では、画素の色フィルタ配列をRGBベイヤ配列で構成した例で示したが、その他の補色や、色フィルタなしについても同様に実施可能である。
【0056】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、多くの画素を有する固体撮像装置において、同色の画素を加算してまとめて読み出すことで読み出し回数を減らし、一定期間内に読み出すフレーム数を増やすことができるという顕著な効果が得られる。
【0057】
また、従来とほぼ同等の読み出し回数で読み出しを行いつつ、CCD上の全画素の電荷を読み出すことが可能になるので、高フレームレートを維持したまま高解像度な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の形態による固体撮像装置を示す模式図
【図2】同実施の形態の形態による固体撮像装置の垂直転送信号による垂直転送部での同列の同色の画素の電荷同士を加算する転送状態を表した模式図
【図3】同実施の形態の固体撮像装置における水平転送部の駆動信号と垂直転送部の駆動信号による水平転送部での同行の同色の画素の電荷同士を加算する転送の状態を示す模式図
【図4】同実施の形態の固体撮像装置における水平転送部の駆動信号と垂直転送部の駆動信号による水平転送部での同行の同色の画素の電荷同士を加算する転送の状態を示す模式図
【図5】同実施の形態の固体撮像装置における水平転送部の駆動信号と垂直転送部の駆動信号による水平転送部での同行の同色の画素の電荷同士を加算する転送の状態を示す模式図
【図6】同実施の形態の固体撮像装置における水平転送部の駆動信号と垂直転送部の駆動信号による水平転送部での同行の同色の画素の電荷同士を加算する転送の状態を示す模式図
【図7】同実施の形態の固体撮像装置における水平転送部の駆動信号と垂直転送部の駆動信号による水平転送部での同行の同色の画素の電荷同士を加算する転送の状態を示す模式図
【図8】同実施の形態の固体撮像装置における垂直転送部の駆動信号と水平転送部の駆動信号の信号波形図
【図9】(a)同実施の形態の固体撮像装置における水平転送部での電荷の転送を示すタイミングチャート
(b)同実施の形態の固体撮像装置における水平転送部での電荷の転送を示す模式図
【図10】同実施の形態により実施される固体撮像装置での画素加算を示した模式図
【図11】同実施の形態における画素配列の一例を示す模式図
【図12】同実施の形態における電荷読み出しのフローを示す図
【図13】従来の固体撮像装置の模式図
【符号の説明】
10 光電変換部
11 垂直転送部
12 水平転送部
13 画素
【発明の属する技術分野】
本発明はビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等、固体撮像素子を有する固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、固体撮像装置は、特開2000−316164号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
図13に従来の固体撮像装置の駆動を示しており、図中7はベイヤ−方式に従つた色フィルタを形成した光電変換部(以下、画素とする)であり、
8は垂直転送部であり、9は水平転送部でり、(a)は固体撮像素子の駆動状態1、(b)は固体撮像素子の駆動状態2、(c)は固体撮像素子の駆動状態3であり、(a)(b)(c)の順で駆動され以下その動作を説明する。
【0004】
垂直方向に配列された各画素列から、同一色の画素7が2回繰り返される様に3画素中2画素の割合で複数の画素を選択して、これら複数の画素の電荷を垂直レジスタに蓄積した後、連続する3つの画素の電荷を1水平期間内に水平レジスタに送り込むことが可能な速度で、垂直レジスタに蓄積された電荷を水平レジスタへ転送して、1水平期間の周期で、同一色の2つの画素の電荷を水平レジスタにて加算し、該水平レジスタの電荷を出力する。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−316164号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この固体撮像装置においては、垂直の画素を3画素単位で1画素捨て、2画素加算することで全画角読み出す際の垂直読み出し回数を1/3にしている。つまり、6画素を読み出すのに2回の垂直読み出しで行っている。一般に画素数の多い撮像素子を用いて動画撮影する場合、画素数が多いため読み出しに時間がかかりフレームレートが落ちてしまい、コマ落ちした動画となってしまう。そこで、特開2000−316164号公報では垂直読み出し回数を1/3にして動画のコマ落ちを抑えようとしている。
【0007】
しかしながら、従来技術は3画素中1画素捨てるため、解像度(感度)が下がり、画質が低下してしまうという問題がある。また、撮像素子の画素数は200万画素、300万画素と増加傾向にあり、垂直読み出し回数を1/3にしてもフレームレートの確保は困難である。
【0008】
本発明は上記問題点に鑑み、画素数の多い撮像素子を用いても、高い解像度とフレームレートを実現することができる固体撮像装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明は、行列状に配列された光電変換部と、前記光電変換部に蓄積した電荷を垂直方向に転送する垂直転送部と、前記垂直転送部から転送された電荷を水平方向に転送する水平転送部を備え、連続したn行を1グループ行とした場合(nは任意の自然数)、前記光電変換部から前記垂直転送部に電荷を転送するタイミングは前記1グループ行内で各行毎に独立に設定し、連続したm列を1グループ列とした場合(mは任意の自然数)、前記垂直転送部から前記水平転送部に電荷を転送するタイミングは前記1グループ列内で各列毎に独立に設定する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1〜5に記載の発明は、行列状に配列された光電変換部と、前記光電変換部に蓄積した電荷を垂直方向に転送する垂直転送部と、前記垂直転送部から転送された電荷を水平方向に転送する水平転送部を備え、連続したn行を1グループ行とした場合(nは任意の自然数)、前記光電変換部から前記垂直転送部に電荷を転送するタイミングは前記1グループ行内で各行毎に独立に設定し、連続したm列を1グループ列とした場合(mは任意の自然数)、前記垂直転送部から前記水平転送部に電荷を転送するタイミングは前記1グループ列内で各列毎に独立に設定するものであり、これにより、画素数の多い撮像素子を用いてもNTSC並みの解像度とフレームレートを実現することができる。
【0011】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図10を用いて説明する。
【0012】
(実施の形態1)
図1は本発明の固体撮像装置の一実施の形態を示し、図1において、10は入射される被写体の光信号を電気信号に変換して電荷として出力する光電変換部で、光電変換部10には隣接画素で互いに色が異なる、x色の色フィルタを設けてある。本実施の形態では色フィルタは緑色(G)、赤色(R)、青色(B)の3色(x=3)とした。11は光電変換部10からの電荷を垂直転送する垂直転送部で、複数の垂直転送レジスタからなる。12は垂直転送部11から転送されてきた電荷を水平方向に転送する水平転送部で、複数の水平転送レジスタからなる。13は光電変換部10が1つに対して垂直転送部11が2つで形成されており、これを画素とする。
【0013】
本実施の形態の固体撮像装置は、画素13を行列状に繰り返し配値し、行列状に配置された光電変換部10にはそれぞれ色フィルタが形成されており、色フィルタはRGBベイヤ配列を形成している。図中、Rは赤色のフィルタで、図示ではR1〜R66で示した。Gは緑色のフィルタで、図示ではG1〜G72で示した。Bは青色のフィルタで、図示ではB1〜B66で示した。なお、図1では説明の簡略化のため、垂直方向12画素、水平方向8画素の、合計96画素で示したが、実際には垂直及び水平方向共に、さらに多数の画素を有している。
【0014】
また、φV1、φV2、φV3、φV4、φV5、φV6は、CCD駆動回路(図示せず)から入力される垂直転送部11の駆動信号であり、1つの垂直転送部11に対してφV1、φV2、φV3、φV4、φV5、φV6のいずれか1つの信号が接続され、垂直転送部11はこの駆動信号が入力されると次行の垂直転送部11に画素信号を転送していく。特に図示していないが同行の垂直転送部11には同じ駆動信号が接続される。しかし、最終行の垂直転送部11は水平方向にφV6、φV1、φV6の繰り返しで配線される。
【0015】
φH1、φH2、φH3、φH4、φH5、φH6はCCD駆動回路(図示せず)から入力される水平転送部12の駆動信号であり、1つの水平転送部12に対してφH1、φH2、φH3、φH4、φH5、φH6のいずれか1つの信号が接続され、水平転送部12はこの駆動信号が入力されると、次列(水平方向)の水平転送部12に画素信号を転送していく。
【0016】
以上のように構成された本実施の形態の固体撮像装置について、以下、その動作を述べる。
【0017】
まず、CCD駆動回路(図示せず)からの制御により光電変換部10は、入射される被写体の光学信号を電気信号に変換して電荷として保持する。次に、入力される駆動信号φV1、φV2、φV3、φV4、φV5、φV6を変化させて光電変換部10の電荷を、同列の同色の画素の電荷同士をy個(本実施の形態ではy=3)加算するように垂直転送部11に転送し、前記電荷を垂直転送部11を介して水平転送部12に垂直転送する。なお、具体的な垂直転送動作については図2を用いて後述する。
【0018】
水平転送部12に転送された電荷は、駆動信号φV1、φV2、φV3、φV4、φV5、φV6とφH1、φH2、φH3、φH4、φH5、φH6による駆動により、同行の同色の画素の電荷同士をz個(本実施の形態ではz=3)加算して水平方向に転送する。なお、具体的な水平転送動作については図3を用いて後述する。
【0019】
次に、垂直転送動作について図2を用いて詳述する。
【0020】
図2は本実施の形態の固体撮像装置における垂直転送信号による垂直転送部11での、同列の同色の画素の電荷同士を加算する転送方法を示したものであり、図1における左端2列の画素のみを例として示したが、他の画素においても同様に動作するが説明は省略する。同図(a)、(b)、(c)、(d)は垂直転送部11での電荷転送の状態を示す模式図であり、同図(a)、(b)、(c)、(d)の順で状態は遷移する。(e)は垂直転送部11の駆動信号の信号波形であり、図中(a)の10、11は図1における光電変換部10、垂直転送部11と同一のものであり、光電変換部10は説明をわかりやすくするために図1における要部のみとして、G1〜G12,R1〜R6、B1〜B6の部分について示したが、他の画素についても同様に動作する。φV1、φV2、φV3、φV4、φV5、φV6も図1における垂直転送部11の駆動信号と同様である。図中(e)の22、23、24は光電変換部10から垂直転送部11に電荷を転送する転送パルスであり、この転送パルスが入力されることによりそれぞれ接続されている垂直転送部11に隣接する光電変換部10から垂直転送部11に電荷が転送される。また、転送パルス22〜24以外の部分のH期間で、垂直転送部11は電荷を垂直転送する。
【0021】
以下、垂直転送部11の転送動作について説明する。
【0022】
以下の説明では、垂直転送部11の電荷は垂直転送部11の駆動信号がLの時に垂直転送部11の電位が下がることで、電位の高い所から電荷が移動し、電荷転送することを前提としている。
【0023】
(a)は光電変換部10から垂直転送部11に電荷を転送する第1の状態であり、垂直転送部11の駆動信号が(e)において時刻t0〜t1、t1〜t2での波形の変化に応じている。
【0024】
まず、垂直転送部11の駆動信号が(e)における時刻t0〜t1での変化により、H期間において垂直転送部11に残っている電荷を垂直転送し、転送パルス22のタイミングで3画素おきの光電変換部10の電荷を垂直転送部11に転送する(矢印20の動作)。具体的には、G1,R2,G4,R5,B1,G8,B4,G11の光電変換部10の電荷を垂直転送部11に転送する(矢印20の動作)。
【0025】
次に時刻t1〜t2での垂直転送部11の駆動信号φV1〜φV6のH期間において、垂直転送部11の電荷は垂直転送部11を垂直方向に4段転送され、垂直方向に2画素離れた同色の画素の垂直転送部11に電荷を保持する(矢印21の動作)。
【0026】
(b)は垂直転送部11に電荷を転送する第2の状態であり、垂直転送部11の駆動信号が(e)における時刻t2〜t3での波形の変化に応じている。転送パルス23により駆動信号φV5が所定の垂直転送部11に入力され、光電変換部10の電荷を垂直転送部11に転送することで、垂直転送部11に保持されている同色の電荷と加算される(矢印24の動作)。具体的には、図2(b)において、G2,R3,G5,R6,B2,G9,B5,G12の光電変換部の電荷が、それぞれ対応した垂直転送部11に転送され、図2(a)において転送されてきた電荷と加算される。例えばG2の電荷は、上から5段目の垂直転送部11で、図2(a)で光電変換部10から読み出されたG1の電荷と加算されることになる。
【0027】
(c)は垂直転送部11に電荷を転送する第3の状態であり、垂直転送部11の駆動信号が(e)において時刻t3〜t4での波形の変化に応じている。時刻t3〜t4での垂直転送部11の駆動信号φV1〜φV6の変化により、垂直転送部11の電荷は、矢印26に示すように垂直転送部11を垂直方向へ4段転送され、垂直方向に2画素離れた同色の画素の垂直転送部11に電荷を保持する。例えば、前述の図2(b)にて説明したように、5段目の垂直転送部11で加算されたG1とG2の電荷が、垂直方向に4段転送され、G3に対応した垂直転送部11(9段目)に転送されることになる。
【0028】
(d)は垂直転送部11に電荷を転送する第4の状態であり、垂直転送部11の駆動信号が(e)において時刻t4〜t5での波形の変化に応じている。転送パルス24により、φV3により動作する光電変換部10の電荷を垂直転送部11に転送することで、垂直転送部11に保持されている同色の電荷と加算される。具体的には、前述の図2(c)にて説明したように、垂直転送された電荷と、転送後に保持されている垂直転送部11に隣接した光電変換部10の電荷とが加算されることになる。例えば、9段目に垂直転送されたG1及びG2の電荷と、G3の電荷とが加算されることになる。
【0029】
以上、(a)、(b)、(c)、(d)の順で電荷転送することで、垂直転送部11にて同列の同色の画素を3画素加算することができ、それぞれ加算された電荷間の空間的な重心位置は等間隔になる。
【0030】
図3、図4、図5、図6、図7は本実施の形態の固体撮像装置における水平転送部10の駆動信号と、垂直転送部11の駆動信号による水平転送部12での同行の同色の画素の電荷同士を加算する転送の状態を示す模式図であり、図3、図4、図5、図6、図7の順で状態は遷移する。図中10、11、12は図1における光電変換部10、垂直転送部11、水平転送部12と同一のものであり、φV1、φV2、φV3、φV4、φV5、φV6は図1における垂直転送部11の駆動信号と同一であり、φH1、φH2、φH3、φH4、φH5、φH6は図1における水平転送部12の駆動信号と同一である。図8は垂直転送部11の駆動信号と水平転送部12の駆動信号の信号波形である。
【0031】
以下、図3〜図8を用いて垂直転送部11及び水平転送部12の転送動作について説明する。
【0032】
以下の説明では、垂直転送部11及び水平転送部12の電荷は垂直転送部11及び水平転送部12の駆動信号がLの時に、垂直転送部11及び水平転送部12の電位が下がることで、電位の高い所から電荷が移動し、電荷転送することを前提としている。
【0033】
図3は垂直転送部11から水平転送部12に電荷を転送する直前の状態であり、図8における時刻t6の状態であり、駆動信号φV5が接続された垂直転送部11に、3画素分が加算された電荷が保持されている状態である。
【0034】
次に、図4は垂直転送部11から水平転送部12に電荷を転送する第1の状態であり、垂直転送部11及び水平転送部12の駆動信号が図8において時刻t6〜t7での波形の変化に応じている。駆動信号φV6がLとなり電荷が駆動信号φV6が接続された垂直転送部11に電荷が移動する(矢印28の動作)。次に、駆動信号φH1とφH5がLとなり、電荷が最終行の垂直転送部11のうち駆動信号φV6が接続された垂直転送部11から、駆動信号φH1及びφH5が接続された水平転送部12に電荷が移動する(矢印29の動作)。
【0035】
次に、図5は水平転送部12に転送された電荷の水平転送状態である第2の状態であり、垂直転送部11及び水平転送部12の駆動信号が図8において時刻t7〜t8の波形の変化に応じている。垂直転送部11の駆動信号φV1〜φV6は、φV6の一部がLである以外は全てHであるため、垂直方向の電荷転送は行われない。一方水平方向の転送は、駆動信号φH2、φH3、φH4が順々にLとなり、駆動信号φH1が接続された水平転送部12の電荷が、駆動信号φH5が接続された水平転送部12まで移動し、駆動信号φH5が接続された水平転送部12に保持されている電荷と加算される(矢印30の動作)。
【0036】
例えば、図5においては、1列目(左端の列)の画素列から垂直転送され水平転送部12に転送された電荷(G画素×3画素分)を駆動信号φH2〜φH5に基づき水平方向へ順次転送し、左から5番目の水平転送部12において、3列目(左から3列目)の画素列から垂直転送された電荷(G画素×3画素分)と加算され、合計6画素分のG画素となる。同様に、7列目の画素列に対応する水平転送部12に保持された電荷が、11列目の画素列に対応する水平転送部12に転送され、画素加算される。
【0037】
図6は水平転送部12における電荷の水平転送動作を示す第3の状態であり、垂直転送部11及び水平転送部12の駆動信号が図8において時刻t8〜t9の波形の変化に応じている。駆動信号φH6、φH1、φH2、φH3が順々にLとなり、駆動信号φH5が接続された水平転送部12の電荷が、駆動信号φH3が接続された水平転送部12まで移動する(矢印31の動作)。
【0038】
図7は垂直転送部11から水平転送部12に電荷を転送する第4の状態であり、垂直転送部11及び水平転送部12の駆動信号が、図8において時刻t9〜t10での波形の変化に応じている。駆動信号φV1がLとなり、駆動信号φV1が接続された垂直転送部11に、垂直上方向に隣接した垂直転送部11に保持されていた電荷が移動する(矢印32の動作)。次に、最終行の垂直転送部11のうち駆動信号φV1が接続された垂直転送部11に保持された電荷は、垂直転送部11から駆動信号φH3が接続された水平転送部12に電荷が移動し、その水平転送部12に保持されている電荷と加算される(矢印33の動作)。つまり、図6において水平転送された電荷(6画素分)が保持された水平転送部12に、垂直転送されてきた電荷(3画素分)が加算され、合計9画素分の電荷となる。
【0039】
以上、図3、図4、図5、図6、図7の順で電荷転送することで、水平転送部12にて同行の同色の画素を画素列3列分(9画素)加算することができ、それぞれ加算された電荷間の空間的な重心位置は等間隔になる。
【0040】
図9は、上記図3〜図8を用いて説明したように9画素分の電荷が加算された電荷を、水平転送部12で水平転送させる際のタイミングを示すものであり、(a)は水平転送部12の駆動信号の信号波形であり、(b)は水平転送部12の駆動信号の信号波形の状態に応じた電荷転送状態の模式図であり、(a)における時刻ta、tb、tc、td、te、tfでの状態を示しており、時刻ta、tb、tc、td、te、tfの順で状態は遷移する。また(b)においてハッチング部分は、電荷を保持している水平転送部を示している。12a〜12fは駆動信号φH1〜φH6がそれぞれ接続された水平転送部を示している。
【0041】
以下、水平転送部12の転送動作について説明する。なお符号を付していない水平転送部は、駆動信号の接続状態により水平転送部12a〜12fのいずれかと同様に動作することを示している。
【0042】
以下の説明では、水平転送部12の電荷は水平転送部12の駆動信号がLの時に水平転送部12の電位が下がることで、電位の高い所から電荷が移動し、電荷転送することを前提としている。
【0043】
まず図9(a)における時刻taでは、駆動信号φH1がLであるため電荷はφH1が接続された水平転送部12aに保持される。次に、時刻tbでは、駆動信号φH2がLであるため、水平転送部12aの電荷は駆動信号φH2が接続された水平転送部12bに移動される。次に、時刻tcでは、駆動信号φH3がLであるため、水平転送部12bに保持された電荷は駆動信号φH3が接続された水平転送部12cに移動される。次に、時刻tdでは、駆動信号φH4がLであるため、水平転送部12cに保持された電荷は駆動信号φH4が接続された水平転送部12dに移動される。次に、時刻teでは、駆動信号φH5がLであるため、水平転送部12dに保持された電荷は駆動信号φH5が接続された水平転送部12eに移動される。次に、時刻tfでは、駆動信号φH6がLであるため、水平転送部12eに保持された電荷は駆動信号φH6が接続された水平転送部12fに移動される。次は時刻taの状態に戻り、以降上記同様の動作を繰り返すことで、電荷を水平転送させることができる。
【0044】
そして、特に図示していないが、水平転送部12を水平転送された電荷は、水平転送部12に接続された増幅手段に出力されて所定量増幅された後、ビデオカメラの場合信号処理回路に出力される。
【0045】
なお、時刻ta〜taの間隔は、水平転送部12の駆動パルスの1周期に相当し、この期間で水平転送部12を6段(3画素列分)移動する。
【0046】
図10は本実施の形態により実施される固体撮像装置での画素加算を示した模式図であり、同列の同色3画素加算と同行の同色3画素加算により、図10に示したように同色9画素加算が可能となる。図中の(a)、(b)、(c)、(d)、はそれぞれ(a)はGの画素加算、(b)はRの画素加算、(c)はBの画素加算、(d)はGの画素加算を示しており、太枠101〜104内の白抜き描画してある画素同士が加算される。
【0047】
以上のように本実施の形態によれば、従来とほぼ同等の読み出し回数で読み出しを行いつつ、CCD上の全画素の電荷を読み出すことが可能になるので、高フレームレートを維持したまま高解像度な画像を得ることができる。
【0048】
次に、画素混合を行わない固体撮像素子からの電荷読み出しと、本実施の形態の電荷読み出しの違いについて、図11及び図12を用いて説明する。
【0049】
図11はCCDの一例として、縦5画素/横5画素の合計25画素の画素配列を示す模式図、図12は本実施の形態による読み出し手順を示す表である。図において、110は画素、111は垂直転送部、112は水平転送部である。
【0050】
まず、画素混合を行わない電荷読み出しの場合は、まず、A列の5画素を垂直転送部111に読み出すのに1ステップ、垂直転送部111から水平転送部112へ順次転送していくのに5ステップ、水平転送部112を水平方向へ順次転送していくのに5ステップ必要で、合計11ステップ必要である。次に、同様の手順にてB列の画素列についても11ステップで読み出す。同様にC〜E列も読み出す必要があり、全ての画素の電荷を読み出すためには、
11ステップ×5画素列=55ステップ
というように、55ステップ必要である。
【0051】
次に、本実施の形態の電荷読み出しの手順について図12を用いて説明する。
【0052】
図12は縦軸にステップ数、横軸に画素列を示している。まずステップ1で、図11の奇数行(1・3・5行目(全列))のG画素及びB画素の電荷を垂直転送部111に読み出す。次にステップ1で読み出した電荷を次行の垂直転送部に転送する。例えばV1の電荷をV2に転送する(ステップ2)。次に、さらに次行の垂直転送部に電荷を転送し、ここで、隣接画素から読み出した同色電荷と混合する。例えば、V2の電荷をV3でG画素と混合する(ステップ3)。次に、さらに次行の垂直転送部に電荷を転送する。例えばV3の電荷をV4に転送する(ステップ4)。次に、さらに次行の垂直転送部に電荷を転送し、ここで、隣接画素から読み出した同色電荷と混合する。例えば、V4の電荷をV5でG画素と混合する(ステップ5)。次に、V5の電荷(G画素)のみをH1の水平転送部に転送する。この時、V10・V15・V20・V25の電荷は待機状態になる(ステップ6)。次に、H1のG画素電荷をH2に転送する(ステップ7)。次にH2のG画素電荷をH3に転送し、V15のG画素電荷と画素混合する。この時、V10のB画素電荷をH2に転送する(ステップ8)。次に、H3のG画素電荷をH4に転送し、H2のB画素電荷をH3に転送する(ステップ9)。次に、H4のG画素電荷をH5に転送し、V25のG画素電荷と画素混合する。またH3のB画素電荷をH4に転送し、V20のB画素電荷と画素混合する(ステップ10)。次に、H5のG画素電荷は出力され、H4のB画素電荷はH5に転送される(ステップ11)。最後にH5のB画素電荷が出力される(ステップ12)。
【0053】
上記同様の手順にて、図11の偶数行(2・4行目(全列))のR画素及びG画素の電荷の転送も行う。なお、偶数行の転送開始は、奇数行の転送開始タイミングよりも2ステップ遅れて、ステップ3からの開始となる。そして最終的には、偶数行のR画素の電荷は、ステップ13で出力され、偶数行のG画素の電荷はステップ14で出力されることになる。
【0054】
以上のように本実施の形態では、25画素全ての電荷を読み出すには14ステップで済み、画素混合をしない時の55ステップに比べて約1/3の転送ステップで済み、高速に読み出すことができる。読み出し回数を減らすことで一定期間内に読み出すフレーム数を増やすことができる。読み出すフレーム数を増やせることで、フレームレートを向上させた高画質動画を得ることができる。
【0055】
なお、以上の説明では、画素の色フィルタ配列をRGBベイヤ配列で構成した例で示したが、その他の補色や、色フィルタなしについても同様に実施可能である。
【0056】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、多くの画素を有する固体撮像装置において、同色の画素を加算してまとめて読み出すことで読み出し回数を減らし、一定期間内に読み出すフレーム数を増やすことができるという顕著な効果が得られる。
【0057】
また、従来とほぼ同等の読み出し回数で読み出しを行いつつ、CCD上の全画素の電荷を読み出すことが可能になるので、高フレームレートを維持したまま高解像度な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の形態による固体撮像装置を示す模式図
【図2】同実施の形態の形態による固体撮像装置の垂直転送信号による垂直転送部での同列の同色の画素の電荷同士を加算する転送状態を表した模式図
【図3】同実施の形態の固体撮像装置における水平転送部の駆動信号と垂直転送部の駆動信号による水平転送部での同行の同色の画素の電荷同士を加算する転送の状態を示す模式図
【図4】同実施の形態の固体撮像装置における水平転送部の駆動信号と垂直転送部の駆動信号による水平転送部での同行の同色の画素の電荷同士を加算する転送の状態を示す模式図
【図5】同実施の形態の固体撮像装置における水平転送部の駆動信号と垂直転送部の駆動信号による水平転送部での同行の同色の画素の電荷同士を加算する転送の状態を示す模式図
【図6】同実施の形態の固体撮像装置における水平転送部の駆動信号と垂直転送部の駆動信号による水平転送部での同行の同色の画素の電荷同士を加算する転送の状態を示す模式図
【図7】同実施の形態の固体撮像装置における水平転送部の駆動信号と垂直転送部の駆動信号による水平転送部での同行の同色の画素の電荷同士を加算する転送の状態を示す模式図
【図8】同実施の形態の固体撮像装置における垂直転送部の駆動信号と水平転送部の駆動信号の信号波形図
【図9】(a)同実施の形態の固体撮像装置における水平転送部での電荷の転送を示すタイミングチャート
(b)同実施の形態の固体撮像装置における水平転送部での電荷の転送を示す模式図
【図10】同実施の形態により実施される固体撮像装置での画素加算を示した模式図
【図11】同実施の形態における画素配列の一例を示す模式図
【図12】同実施の形態における電荷読み出しのフローを示す図
【図13】従来の固体撮像装置の模式図
【符号の説明】
10 光電変換部
11 垂直転送部
12 水平転送部
13 画素
Claims (5)
- 行列状に配列された光電変換部と、前記光電変換部に蓄積した電荷を垂直方向に転送する垂直転送部と、前記垂直転送部から転送された電荷を水平方向に転送する水平転送部とを備え、連続したn行を1グループ行とした場合(nは任意の自然数)、前記光電変換部から前記垂直転送部に電荷を転送するタイミングは前記1グループ行内で各行毎に独立に設定し、連続したm列を1グループ列とした場合(mは任意の自然数)、前記垂直転送部から前記水平転送部に電荷を転送するタイミングは前記1グループ列内で各列毎に独立に設定することを特徴とする固体撮像装置。
- 垂直転送部を電荷が転送される場合、1グループ行の2倍の数の駆動信号で電荷を転送することを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
- 水平転送部を電荷が転送される場合、1グループ列の2倍の数の駆動信号で電荷を転送することを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
- 光電変換部は水平方向に異なる2色の色フィルタの繰り返しを形成しており、更に垂直方向に異なる2色の色フィルタの繰り返しを形成することを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
- 光電変換部から垂直転送部に電荷を転送する場合、前記光電変換部と同色の色フィルタが形成された同列の光電変換部から垂直転送された電荷と前記垂直転送部で加算するように光電変換部から垂直転送部に電荷を転送し、前記垂直転送部から前記水平転送部に電荷を転送する場合、前記垂直転送部に保持された電荷と同色の色フィルタが形成された同行の前記光電変換部から前記垂直転送部を介して前記水平転送部を転送された電荷とを前記水平転送部で加算するように前記垂直転送部から前記水平転送部に電荷を転送することを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
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JP2003009441A JP2004222130A (ja) | 2003-01-17 | 2003-01-17 | 固体撮像装置 |
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JP (1) | JP2004222130A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007006243A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Seiko Epson Corp | ディジタルカメラ及びその制御方法 |
CN100452843C (zh) * | 2005-08-12 | 2009-01-14 | 卡西欧计算机株式会社 | 控制摄像元件的驱动的时序信号处理装置以及照相机装置 |
US7714890B2 (en) | 2005-04-26 | 2010-05-11 | Olympus Imaging Corp. | Image pickup apparatus and method for controlling pixel reading using a shake determination |
-
2003
- 2003-01-17 JP JP2003009441A patent/JP2004222130A/ja active Pending
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