JP2007049345A - クロック生成回路 - Google Patents

クロック生成回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2007049345A
JP2007049345A JP2005230659A JP2005230659A JP2007049345A JP 2007049345 A JP2007049345 A JP 2007049345A JP 2005230659 A JP2005230659 A JP 2005230659A JP 2005230659 A JP2005230659 A JP 2005230659A JP 2007049345 A JP2007049345 A JP 2007049345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
signal
input
circuit
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005230659A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4520380B2 (ja
Inventor
Yoshinobu Sugiura
義信 杉浦
Makoto Matsushima
誠 松島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2005230659A priority Critical patent/JP4520380B2/ja
Priority to CN2006101091997A priority patent/CN1913720B/zh
Publication of JP2007049345A publication Critical patent/JP2007049345A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4520380B2 publication Critical patent/JP4520380B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

【課題】 クロック切り替え時において、現状の基準分周クロックと切り替わり先の基準分周クロックの信号レベルや、比較分周信号の信号レベルに関わらず、クロック切り替え時の異常を回避することができ、更に入力基準クロックに用いる周波数の制限を大幅に緩和することができる、PLL回路を有したクロック生成回路を得る。
【解決手段】 入力クロックCLK1とCLK2との切り替わり直後に第1及び第2の各基準分周回路16,17と第1及び第2の各比較分周回路19,20をそれぞれリセットすると共に、第1の選択回路15から出力された基準選択クロックSEL1と第2の選択回路18から出力された比較選択クロックSEL2にパルス信号Cをそれぞれ加えてPLL回路11に入力するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の入力クロックを切り替えて基準クロックとし、該基準クロック信号に基づいて所定の周波数のクロックを生成して出力する、PLL(Phase Locked Loop)回路を有したクロック生成回路に関する。
図4は、従来のクロック生成回路の例を示したブロック図であり(例えば、特許文献1参照。)、図5は、図4の各信号の波形例を示したタイミングチャートである。
図4のクロック生成回路100において、第1入力基準クロック101、第2入力基準クロック102及び第3入力基準クロック103は、各分周回路121〜123に対応して入力され、各分周回路121〜123によって、同一周波数の基準分周クロック104〜106に変換され、クロック切替回路125にそれぞれ入力される。クロック切替回路125は、外部から入力されたクロック切替信号107に応じて、基準分周クロック104〜106の内から1つを排他的に選択し、基準分周信号108として出力する。
位相比較器126は、基準分周信号108と、電圧制御発振器127で生成された出力クロック110を分周回路124で分周した比較分周信号111との位相を比較し、該比較結果を電圧制御発振器127に出力する。電圧制御発振器127は、位相比較器126からの出力信号109に基づいて、出力クロック110の周波数を調整する。
次に、図5を参照しながら、クロック切替回路125によって、基準分周クロック104から基準分周クロック105に切り替えて出力する動作について説明する。
図5において、クロック切替信号107が時刻T0でローレベルからハイレベルに変化し、クロック切替回路125は、基準分周クロック104から基準分周クロック105に切り替えて基準分周クロック105を基準分周信号108として出力する。また、クロック切替信号107がハイレベルになると、リセットパルス発生器128は、出力クロック110に同期して、出力クロック110と同じパルス幅のリセットパルス112を生成して出力し、各分周回路121〜124をそれぞれリセットする。
クロック切替信号107がハイレベルになったときの基準分周クロック104と基準分周クロック105の信号レベルは共にハイレベルであるから、図5における切替有の比較分周信号111と基準分周信号108に示すように、共にリセットパルス112でハイレベルからローレベルにリセットされるので、立ち下がりの位相は一致している。更に、リセットパルス112がローレベルに戻り、リセットが解除されてから各分周回路121〜124はカウントを始めるため、リセット後の比較分周信号111と、基準分周信号108の立ち下がりの位相が一致しており、基準クロックの切り替えに伴う異常は発生しない。
特開平7−170584号公報
しかし、基準分周クロック104と基準分周クロック105のデューティが異なっている場合や、基準分周クロック104と基準分周クロック105の周波数が異なっており、クロック切替信号107がハイレベルになったときに、基準分周信号108と比較分周信号111の信号レベルが異なっている場合は基準クロックの切り替えに伴って、出力クロック110に異常が発生するという問題があった。
異常が発生した場合を示したタイミングチャートを図6と図7に示す。
図6は、基準分周クロック104がハイレベルで、基準分周クロック105がローレベルのときに、クロック切替信号107がハイレベルになった場合を示している。
クロック切替信号107がハイレベルになる直前は、切替有の比較分周信号111と切替有の基準分周信号108は共にハイレベルである。時刻T0でクロック切替信号107がハイレベルになると、クロック切替回路125は、基準分周信号108として基準分周クロック105を出力するが、この時点では基準分周クロック105はローレベルであるため、切替有の基準分周信号108はローレベルになる。しかし、リセットパルス112がハイレベルになるまで切替有の比較分周信号111はハイレベルのままであることから、切替有の基準分周信号108と切替有の比較分周信号111の立ち下がりに位相差が生じる。このため、位相比較器126は出力クロック110の周波数が低いと判断し、電圧制御発振器127は出力クロック110の発振周波数が低くなるように制御を行う。この結果、リセットが解除された後の基準分周信号108と比較分周信号111の次の立ち下がりでも位相ズレが発生するという問題があった。
一方、図7は、基準分周クロック104と比較分周信号111のデューティが異なり、基準分周クロック104がハイレベルで比較分周信号111がローレベルのときにクロック切替信号107がハイレベルになった場合を示している。
クロック切替信号107がハイレベルになると、基準分周信号108は基準分周クロック104から基準分周クロック105に切り替わるため、時刻T0で基準分周信号108はローレベルになる。しかし、この時点では比較分周信号111はローレベルのままであることから、位相比較器126は出力クロック110の周波数が高いと判断し、電圧制御発振器127は、出力クロック110の発振周波数を高くするように制御する。この結果、リセットが解除された後の基準分周信号108と比較分周信号111の次の立ち下がりでも位相ズレが発生するという問題があった。
このような現象は、基準分周クロック104〜106の周波数が異なっている場合にも発生する。
更に、従来はクロック切替回路125に入力する基準分周クロックはすべて同一周波数にしていたため、複数の入力基準クロックの周波数はある程度限定されたものしか使用できないという問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、クロック切り替え時において、現状の基準分周クロックと切り替わり先の基準分周クロックの信号レベルや、比較分周信号の信号レベルに関わらず、クロック切り替え時の異常を回避することができ、更に入力基準クロックに用いる周波数の制限を大幅に緩和することができる、PLL回路を有したクロック生成回路を得ることを目的とする。
この発明に係るクロック生成回路は、複数の入力クロックの1つを選択し、該選択した基準クロックを基準にして所定の周波数の出力クロックを生成して出力するクロック生成回路において、
前記出力クロックに応じた周波数の比較クロックが前記基準クロックと位相が合うように前記出力クロックを生成するPLL回路と、
対応する前記入力クロックを該入力クロックに対応した分周比で分周して出力する各基準分周回路と、
入力された切替信号に応じて、該各基準分周回路からのそれぞれの出力信号の1つを排他的に選択し前記基準クロックとして前記PLL回路に出力する第1の選択回路と、
前記各入力クロックに対応した分周比で前記出力クロックを分周して出力する各比較分周回路と、
入力された前記切替信号に応じて、該各比較分周回路からのそれぞれの出力信号の1つを排他的に選択し前記比較クロックとして前記PLL回路に出力する第2の選択回路と、
外部からの制御信号に応じて前記切替信号を生成して出力する切替信号発生回路と、
該切替信号発生回路から切替信号が出力されると所定のパルス信号を生成して前記第1及び第2の各選択回路からそれぞれ出力された信号に加算するパルス信号生成回路と、
を備えるものである。
具体的には、前記各基準分周回路及び各比較分周回路は、第1及び第2の各選択回路に対して選択する信号の切り替えを指示する前記外部の制御信号が入力されると所定のリセット信号が入力され、カウント動作を停止して該カウント値を所定の初期値に戻すリセット動作を行い、前記切替信号発生回路は、該所定のリセット信号が入力されている間に、前記パルス信号生成回路が前記所定のパルス信号を生成して前記第1及び第2の各選択回路からそれぞれ出力された信号に加算するように、前記外部からの制御信号が入力されるようにした。
この場合、前記所定のパルス信号は、前記所定のリセット信号が入力されている時間未満のパルス幅を有するハイレベルの信号である。
また、前記各基準分周回路は、対応して入力された前記入力クロックごとに異なる分周比でそれぞれ分周するようにした。
また、前記第1及び第2の各選択回路は、所定の前記切替信号が入力されてから所定時間経過後に、選択する信号の切り替えを行うようにした。
また、前記第1及び第2の各選択回路に対して選択する信号の切り替えを指示する前記外部の制御信号が入力されると共に、前記第1の選択回路が選択する信号に対応する前記入力クロックが入力され、前記所定時間は、該外部の制御信号が入力されてから該入力クロックの周波数が安定するまでに要する時間以上であるようにした。
本発明のクロック生成回路によれば、出力クロックを分周する比較分周回路を複数設け、切替信号が出力されると所定のパルス信号を生成して前記第1及び第2の各選択回路からそれぞれ出力された信号に加算して基準クロックの周波数と比較クロックの周波数が同一になるようにしたことから、入力クロック切り替え時の異常を回避することができると共に、従来のように基準クロックをすべて同一にする必要がなくなり、入力クロックの周波数に対する制限を大幅に緩和させることができる。
また、クロック切り替え直後に入力される所定のリセット信号によって、前記各基準分周回路及び各比較分周回路をそれぞれリセットすると共に、基準クロックと比較クロックの両方に位相の揃ったパルス信号を追加するようにしたことから、クロック切替直後でも出力クロックの変動を防止することができる。
更に、所定の前記切替信号が入力されてから所定時間経過後に、選択する信号の切り替えを行うようにしたことから、切り替わり先の入力クロックの発振は通常停止させておき、切替信号が出力されてから発振を開始させることができるので、消費電力の削減が可能となり、PLL回路に安定したクロックの供給ができる。
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるクロック生成回路の構成例を示した図である。
図1において、クロック生成回路1は、入力クロックCLK1及びCLK2を切り替えて基準クロックとし、該基準クロックに基づいて所定の周波数の出力クロックFoを生成して出力する。なお、本第1の実施の形態では、入力クロックが2つの場合の例にして説明するが、本発明は、これに限定するものではなく、入力クロックが複数ある場合に適用され、入力クロックの数に対応して基準分周回路と比較分周回路を設けることで対応することができる。
クロック生成回路1は、PLL回路11、切替信号発生回路12、遅延回路13、AND回路14、第1の選択回路15、第1の基準分周回路16、第2の基準分周回路17、第2の選択回路18、第1の比較分周回路19、第2の比較分周回路20、及びOR回路21,22で構成されている。なお、遅延回路13、AND回路14及びOR回路21,22はパルス信号生成回路をなす。
PLL回路11は、入力された基準クロックRと、入力された比較クロックVとの信号レベルの立ち下がりの位相を検出して、出力クロックFoの周波数(位相)を調節する。
第1及び第2の各基準分周回路16,17は、対応して入力された入力クロックCLK1,CLK2をそれぞれ分周し、基準分周クロックCLKN1及びCLKN2をそれぞれ生成する。なお、基準分周クロックCLKN1とCLKN2の周波数は異なっていてもよい。
第1の選択回路15は、後述する切替信号発生回路12から出力される切替信号Aに基づいて、基準分周クロックCLKN1及びCLKN2のいずれか一方を排他的に選択し基準選択クロックSEL1として出力する。
第1及び第2の各分周回路19,20は、出力クロックFoをそれぞれ分周して比較分周クロックFoM1及びFoM2をそれぞれ生成し、第2の選択回路18にそれぞれ出力する。
第2の選択回路18は、後述する切替信号発生回路12から出力される切替信号Aに基づいて、比較分周クロックFoM1及びFoM2のいずれか一方を比較選択クロックSEL2として排他的に出力する。
第1の選択回路15が、第1の基準分周回路16の出力信号である基準分周クロックCLKN1を選択して出力する場合、第2の選択回路18は、第1の比較分周回路19の出力信号である比較分周クロックFoM1を選択して出力する。また、第1の選択回路15が、第2の基準分周回路17の出力信号である基準分周クロックCLKN2を出力する場合、第2の選択回路18は、第2の比較分周回路20の出力信号である比較分周クロックFoM2を選択して出力する。このように、常に第1の選択回路15で選択された入力信号と、第2の選択回路18で選択された入力信号は対応している。
また、第2の選択回路18から出力された比較選択クロックSEL2の周波数が、第1の選択回路15から出力された基準選択クロックSEL1の周波数と同一になるように、第1及び第2の各基準分周回路16,17と対応する第1及び第2の各比較分周回路19,20の分周比がそれぞれ設定されている。
切替信号発生回路12は、外部の制御回路(図示せず)からの指令に応じて、切替信号Aを生成し、第1及び第2の各選択回路15,18にそれぞれ出力する。更に、切替信号発生回路12から出力された切替信号Aは、AND回路14の一方の入力端に入力されると共に、遅延回路13を介してAND回路14の他方の入力端に入力されている。AND回路14の出力端は、2つのOR回路21及び22の各一方の入力端にそれぞれ接続され、OR回路21の他方の入力端は第1の選択回路15の出力端に接続され、OR回路21の出力端はPLL回路11の対応する入力端に接続されている。また、OR回路22の他方の入力端は第2の選択回路18の出力端に接続され、OR回路22の出力端はPLL回路11の対応する入力端に接続されている。
このような構成において、図2は、入力クロックを切り替えるときに、基準選択クロックSEL1と比較選択クロックSEL2の信号レベルが同じである場合を示したタイミングチャートの例であり、図2では、基準選択クロックSEL1と比較選択クロックSEL2が共にローレベルである場合を示している。
図2では、入力クロックCLK1の周波数は12MHzであり、第1の基準分周回路16の分周比は1/375で、分周された基準分周クロックCLKN1の周波数は32kHzである。また、入力クロックCLK2の周波数は15.36MHzであり、第2の基準分周回路17の分周比は1/75で、分周された基準分周クロックCLKN2の周波数は204.8kHzである。
PLL回路11の出力クロックFoの周波数は16.384MHzであり、第1の比較分周回路19の分周比は1/512に設定されており、第1の比較分周回路19から出力される比較分周クロックFoM1の周波数は32kHzとなり、基準分周クロックCLKN1と同じになっている。また、第2の比較分周回路20の分周比は1/80に設定されており、第2の比較分周回路20から出力される比較分周クロックFoM2の周波数は204.8kHzとなり、基準分周クロックCLKN2と同じになっている。入力クロックCLK1及びCLK2は、第1の選択回路15で対応する基準分周クロックが選択されたときのみ入力され、その他のときは入力されていない。
切替信号Aは、パルス幅Tsのハイレベルのパルス信号であり、時刻T0でハイレベルとなり、時刻T1でローレベルに戻る。
AND回路14には、切替信号Aと、切替信号Aを遅延回路13で遅延した遅延信号Bが入力されており、AND回路14の出力端からは、切替信号Aの立ち下りに同期して、遅延時間Tdと同じ時間幅のハイレベルのパルス信号Cが出力される。該パルス信号Cは、OR回路21で基準選択クロックSEL1に加算されて基準クロックRとしてPLL回路11に入力されると共に、OR回路22で比較選択クロックSEL2に加算され比較クロックVとしてPLL回路11に入力される。なお、遅延時間Tdは20nS程度の極めて短い時間に設定している。
第1及び第2の各基準分周回路16,17、並びに第1及び第2の各比較分周回路19,20をリセットするリセットパルスRSTは、切替信号Aの立ち下りに同期して入力される。第1及び第2の各基準分周回路16,17、並びに第1及び第2の各比較分周回路19,20は、リセットされると、それぞれカウント動作を停止すると共にカウント値を初期値に戻す。また、リセット時間Trは比較選択パルスSEL2と比較して十分短い時間に設定されている。リセットパルスRSTが立ち上がる時刻T2から、第1及び第2の各基準分周回路16,17、並びに第1及び第2の各比較分周回路19,20はそれぞれカウントを始める。
外部の制御回路の指示に応じて、時刻T0で切替信号Aがハイレベルになると同時に、次に選択される入力クロックCLK2が入力されて信号レベルが立ち上がる。切替信号Aのパルス幅Tsは、次に選択される入力クロックが入力されて信号レベルが立ち上がってから周波数が安定するまでの時間よりも長くなるように設定されている。
切替信号Aのパルスが立ち下がる時刻T1以前では、第1の選択回路15は基準分周クロックCLKN1を選択し、第2の選択回路18は比較分周クロックFoM1を選択していたとする。この場合、時刻T1で、第1の選択回路15は基準分周クロックCLKN2を選択し、第2の選択回路18は比較分周クロックFoM2を選択する。時刻T1では、基準分周クロックCLKN1はローレベルであり、切り替わった基準分周クロックCLKN2もローレベルであるから、基準選択クロックSEL1の信号レベルはローレベルのままである。しかし、OR回路21には、前記パルス信号Cが入力されているため、基準クロックRはハイレベルになる。また、比較選択クロックSEL2も時刻T1の前後はローレベルであるが、OR回路22にも前記パルス信号Cが入力されているため、比較クロックVもハイレベルになる。
すなわち、クロック入力が切り替わった直後に、基準選択クロックSEL1と比較選択クロックSEL2に同じパルス信号Cがそれぞれ加算されているため、PLL回路11には位相の揃った基準クロックRと比較クロックVが入力され、出力クロックFoの周波数変動は発生しない。なお、出力クロックFoは時刻T3までは旧の基準分周クロックCLKN1に同期していることから、時刻T3で僅かに位相のズレが生じるが、このズレは僅かであり、出力クロックFoを利用している外部回路に影響を与えることはない。
次に、図3は、入力クロック切り替わり時に、基準選択クロックSEL1と比較選択クロックSEL2の各信号レベルが異なる場合を示したタイミングチャートの例であり、図3では、基準選択クロックSEL1がハイレベルで比較選択クロックSEL2がローレベルである場合を示している。
図3において、時刻T1で、第1の選択回路15から出力される基準選択クロックSEL1が基準分周クロックCLKN1からCLKN2に、第2の選択回路18から出力される比較選択クロックSEL2が比較分周クロックFoM1からFoM2にそれぞれ切り替わる。また、時刻T1でローレベルのリセットパルスRSTが出力されるため、すべての分周回路、すなわち第1及び第2の各基準分周回路16,17並びに第1及び第2の各比較分周回路19,20の各出力信号はそれぞれローレベルになり、切り替わり直後の基準選択クロックSEL1と比較選択クロックSEL2はそれぞれローレベルになる。
しかし、図2の説明で述べたように、パルス信号CがAND回路14から出力されるため、基準クロックRはパルス信号Cが立ち下がるまでハイレベルを維持する。また、比較クロックVには、パルス信号Cが重畳されるので、切り替わり直後の基準クロックRと比較クロックVの立ち下がりが一致する。このことから、図2の場合と同様、PLL回路11には位相の揃った基準クロックR及び比較クロックVがそれぞれ入力され、出力クロックFoの周波数(位相)変動は発生しない。
このように、本第1の実施の形態におけるクロック生成回路は、入力クロックCLK1とCLK2との切り替わり直後に第1及び第2の各基準分周回路16,17と第1及び第2の各比較分周回路19,20をそれぞれリセットすると共に、基準選択クロックSEL1と比較選択クロックSEL2にパルス信号Cをそれぞれ加えてPLL回路11に入力するようにしたため、PLL回路11には位相の揃った基準クロックRと比較クロックVが入力されることになり、出力クロックFoにおける周波数(位相)変動の発生をなくすことができる。この結果、従来のように、第1の選択回路15に入力されるクロックの周波数を同一にして、位相をあわせる必要がなくなった。また、出力クロックFoを分周する比較分周回路を、基準分周回路とペアになるように設けたため、基準分周クロックの周波数を同一にする必要もなくなり、入力クロックの周波数に対する制限を大幅に緩和することができ、より使いやすくすることができる。
本発明の第1の実施の形態におけるクロック生成回路の構成例を示した図である。 図1のクロック生成回路1の動作例を示したタイミングチャートである。 図1のクロック生成回路1の他の動作例を示したタイミングチャートである。 従来のクロック生成回路の例を示したブロック図である。 図4の各信号の波形例を示したタイミングチャートである。 図4のクロック生成回路100の問題点を示したタイミングチャートである。 図4のクロック生成回路100の問題点を示したタイミングチャートである。
符号の説明
1 クロック生成回路
11 PLL回路
12 切替信号発生回路
13 遅延回路
14 AND回路
15 第1の選択回路
16 第1の基準分周回路
17 第2の基準分周回路
18 第2の選択回路
19 第1の比較分周回路
20 第2の比較分周回路
21,22 OR回路

Claims (6)

  1. 複数の入力クロックの1つを選択し、該選択した基準クロックを基準にして所定の周波数の出力クロックを生成して出力するクロック生成回路において、
    前記出力クロックに応じた周波数の比較クロックが前記基準クロックと位相が合うように前記出力クロックを生成するPLL回路と、
    対応する前記入力クロックを該入力クロックに対応した分周比で分周して出力する各基準分周回路と、
    入力された切替信号に応じて、該各基準分周回路からのそれぞれの出力信号の1つを排他的に選択し前記基準クロックとして前記PLL回路に出力する第1の選択回路と、
    前記各入力クロックに対応した分周比で前記出力クロックを分周して出力する各比較分周回路と、
    入力された前記切替信号に応じて、該各比較分周回路からのそれぞれの出力信号の1つを排他的に選択し前記比較クロックとして前記PLL回路に出力する第2の選択回路と、
    外部からの制御信号に応じて前記切替信号を生成して出力する切替信号発生回路と、
    該切替信号発生回路から切替信号が出力されると所定のパルス信号を生成して前記第1及び第2の各選択回路からそれぞれ出力された信号に加算するパルス信号生成回路と、
    を備えることを特徴とするクロック生成回路。
  2. 前記各基準分周回路及び各比較分周回路は、第1及び第2の各選択回路に対して選択する信号の切り替えを指示する前記外部の制御信号が入力されると所定のリセット信号が入力され、カウント動作を停止して該カウント値を所定の初期値に戻すリセット動作を行い、前記切替信号発生回路は、該所定のリセット信号が入力されている間に、前記パルス信号生成回路が前記所定のパルス信号を生成して前記第1及び第2の各選択回路からそれぞれ出力された信号に加算するように、前記外部からの制御信号が入力されることを特徴とする請求項1記載のクロック生成回路。
  3. 前記所定のパルス信号は、前記所定のリセット信号が入力されている時間未満のパルス幅を有するハイレベルの信号であることを特徴とする請求項2記載のクロック生成回路。
  4. 前記各基準分周回路は、対応して入力された前記入力クロックごとに異なる分周比でそれぞれ分周することを特徴とする請求項1、2又は3記載のクロック生成回路。
  5. 前記第1及び第2の各選択回路は、所定の前記切替信号が入力されてから所定時間経過後に、選択する信号の切り替えを行うことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のクロック生成回路。
  6. 前記第1及び第2の各選択回路に対して選択する信号の切り替えを指示する前記外部の制御信号が入力されると共に、前記第1の選択回路が選択する信号に対応する前記入力クロックが入力され、前記所定時間は、該外部の制御信号が入力されてから該入力クロックの周波数が安定するまでに要する時間以上であることを特徴とする請求項5記載のクロック生成回路。
JP2005230659A 2005-08-09 2005-08-09 クロック生成回路 Expired - Fee Related JP4520380B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005230659A JP4520380B2 (ja) 2005-08-09 2005-08-09 クロック生成回路
CN2006101091997A CN1913720B (zh) 2005-08-09 2006-08-09 时钟脉冲生成电路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005230659A JP4520380B2 (ja) 2005-08-09 2005-08-09 クロック生成回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007049345A true JP2007049345A (ja) 2007-02-22
JP4520380B2 JP4520380B2 (ja) 2010-08-04

Family

ID=37722448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005230659A Expired - Fee Related JP4520380B2 (ja) 2005-08-09 2005-08-09 クロック生成回路

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4520380B2 (ja)
CN (1) CN1913720B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101299601B (zh) * 2007-04-30 2012-01-25 天利半导体(深圳)有限公司 一种时钟切换电路
CN103684375B (zh) * 2013-11-26 2016-11-09 深圳市芯海科技有限公司 一种时钟分频切换电路及时钟芯片
CN105388817B (zh) * 2015-12-23 2018-02-27 珠海格力智能装备技术研究院有限公司 脉冲的生成方法及装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09252250A (ja) * 1996-03-18 1997-09-22 Mitsubishi Electric Corp 位相同期回路
JPH11154940A (ja) * 1997-11-19 1999-06-08 Oki Electric Ind Co Ltd クロック発生回路
JP2004015659A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Mitsubishi Electric Corp Pll制御装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4791488A (en) * 1987-08-12 1988-12-13 Rca Licensing Corporation Line-locked clock signal generation system
TW359936B (en) * 1997-05-23 1999-06-01 Mitsubishi Electric Corp Clock generator
TW429686B (en) * 1998-05-12 2001-04-11 Mitsubishi Electric Corp Circuit and method for generating clock

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09252250A (ja) * 1996-03-18 1997-09-22 Mitsubishi Electric Corp 位相同期回路
JPH11154940A (ja) * 1997-11-19 1999-06-08 Oki Electric Ind Co Ltd クロック発生回路
JP2004015659A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Mitsubishi Electric Corp Pll制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4520380B2 (ja) 2010-08-04
CN1913720B (zh) 2010-06-02
CN1913720A (zh) 2007-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8305119B2 (en) Clock generation circuit
JP4633706B2 (ja) 電子回路及び電子回路を動作するための方法
JP4390353B2 (ja) クロック生成方法およびクロック生成回路
KR100824791B1 (ko) 클록 체배기 및 클록 체배 방법
US8106691B2 (en) Phase adjustment circuit
JP2007288647A (ja) 発振器制御装置
JP2007081935A (ja) クロック発生回路及びクロック発生方法
JP2010233226A (ja) クロック生成回路
JP4015254B2 (ja) ロック検出回路及びpll周波数シンセサイザ
JP4520380B2 (ja) クロック生成回路
US8717073B2 (en) Digital PLL circuit and clock generator
JP4459923B2 (ja) Pllシンセサイザ
JP2008060895A (ja) 位相同期回路
JP3821825B2 (ja) タイミング発生回路
US20060071717A1 (en) Prescaler for a phase-locked loop circuit
JP2000148281A (ja) クロック選択回路
JP2000244315A (ja) ジッタを軽減した位相同期ループ回路
KR102205037B1 (ko) 글리치를 제거하기 위한 멀티 모듈러스 분주기 및 이를 포함하는 전자 장치
JPH07170584A (ja) クロック切替回路
JP7113788B2 (ja) 位相同期回路
JP2003347931A (ja) Pllを搭載した半導体集積回路
JP3853268B2 (ja) 多相出力クロック発生回路
JP2009081557A (ja) 位相ロックループ回路
JPH09307432A (ja) Pll回路
JPH10270999A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080131

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100520

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees