JP2007045556A - ロール紙プリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ロール紙の交換の操作性を阻害することのないロール紙検出機構を備えたロール紙プリンタを提案すること。
【解決手段】ロール紙プリンタ1は、本体ユニット2の前面に前方に開閉可能に開閉蓋ユニット3が取り付けられている。開閉蓋ユニット3を開けるとプリンタ本体内部のロール紙収納部9の前側が開放状態になり、ロール紙10の交換ができる。ロール紙収納部9内にはロール紙検出機構50の検出突起53が突出しており、ロール紙10が残り少なくなると、その芯穴101の位置が下がり、検出突起53が芯穴101に差し込まれて、ロール紙10の残りが少なくなったことが検出される。開閉蓋ユニット3を開けると、リンクレバー72が第1位置から前方の第2位置に移動し、その当接板部分72cが検出突起53を押し込み、ロール紙収納部9から退避した状態に保持する。検出突起53に邪魔されずに、ロール紙の交換作業を効率良く行える。
【選択図】図8

Description

本発明は、ロール紙の交換作業を行い易いように改良が施されたロール紙検出機構を備えたロール紙プリンタに関するものである。
中心に穴を有する芯にテープ状の記録紙がロール状に巻き付けられた構成のロール紙に印刷を行うロール紙プリンタでは、ロール紙が残り少なくなったことを検出するためのロール紙検出機構が取り付けられている。記録紙が印刷されて搬送されるに従い、当該ロール紙の径は徐々に小さくなる。ロール紙検出機構としては、ロール紙収納部に収納されるロール紙の側面に押し付けられ、当該ロール紙の径が小さくなり、ロール紙の芯穴が所定の高さ位置まで低下すると当該芯穴に差し込まれる検出突起を備えた検出レバーを用いたものが知られている。検出突起がロール紙の芯穴に差し込まれると検出レバーが全体として移動し、この検出レバーが移動すると、メカニカルスイッチなどの検出スイッチがオンして、プリンタの制御部が認識して、ロール紙が残り少なくなった旨あるいはロール紙の交換を促す旨の表示が行われる。このような検出レバーを用いてロール紙の残りが少なくなったことを検出する検出機構は特許文献1に開示されている。
ロール紙収納部にロール紙が無いとき、検出レバーを用いたロール紙検出機構では、検出レバーの検出突起がロール紙収納部内に突出している。したがって、ロール紙収納時には、ロール紙の側面によって検出突起を押し込みながらロール紙がロール紙収納部に収納される。また、ロール紙取り出し時には、ロール紙の芯穴に差し込まれている検出突起を側方に押し込みながら当該ロール紙が取り出される。よって、検出レバーの検出突起には、ロール紙の収納方向および取り出し方向にテーパ面などが形成されており、このようなロール紙の収納および取り出し時に、検出突起を円滑に押し込むことができるようになっている。
特開2003−11453号公報
ここで、ロール紙を交換する際の収納時あるいは取り出し時において、ロール紙を勢い良く収納あるいは引き出そうとすると、検出レバーの検出突起がそれに追従して速やかに移動できず、当該検出突起にロール紙が引っ掛かり、ロール紙の収納あるいは取り出し操作の操作性が阻害されるおそれがある。
ロール紙の収納あるいは取り出し操作の操作性を改善するためには、検出突起におけるロール紙の収納および取り出し方向の面に大きな角度のテーパを付けるなどして、検出突起を円滑に押し込み可能とする必要がある。しかしながら、検出突起に大きな角度のテーパ面を形成すると、テーパ面が付いていない場合に比べて、検出突起がロール紙芯穴に差し込まれる時点を精度良く設定することが困難になり、検出精度が低下するという問題が発生する。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、ロール紙の収納、取り出し操作の操作性を阻害することのないロール紙検出機構を備えたロール紙プリンタを提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のロール紙プリンタは、ロール紙収納部と、このロール紙収納部を開閉するための開閉蓋と、前記ロール紙収納部に収納されるロール紙の側面に押し付けられ、当該ロール紙の芯穴が所定の高さ位置まで低下すると当該芯穴に差し込まれる検出突起を備えた検出レバーと、前記開閉蓋の開き動作に連動して、前記ロール紙収納部内に突出している前記検出レバーの検出突起を、強制的に前記ロール紙収納部から退避させる検出突起退避機構とを有していることを特徴としている。
ここで、前記検出突起退避機構は、前記開閉蓋の開閉動作に連動して、前記検出突起から外れた第1位置と、当該検出突起を退避状態に押し込んでいる第2位置との間を往復移動する移動板を備えたものとすることができる。
本発明のロール紙プリンタでは、開閉蓋を開けると、それに連動して検出レバーの検出突起がロール紙収納部から退避する。したがって、ロール紙の収納時に、収納するロール紙が検出突起に当たることがない。同様に、残り少なくなったロール紙を取り出す際にも、その芯穴に差し込まれていた検出突起が引き抜かれ退避した状態となっているので、ロール紙が検出突起に当たることがない。よって、検出突起に当たってロール紙の収納および取り出し操作の操作性が阻害されることがない。
また、検出突起には、ロール紙収納および取り出し時にロール紙によって当該検出突起を押し込むためのテーパ面などの傾斜面を形成しておく必要がない。この結果、検出突起による検出精度を高めることができる。
次に、本発明では、前記検出突起退避機構は、前記移動板を前記第1位置に向けて付勢している付勢部材を備えていることを特徴としている。開閉蓋を開ける場合には、付勢部材の付勢力が開閉蓋ユニットに対して、それを閉じる方向の力として作用する。したがって、開閉蓋ユニットが勢いよく開き、プリンタ設置面などに衝突するという弊害を防止できる。
本発明のロール紙プリンタでは、ロール紙検出用の検出レバーの検出突起を、開閉蓋の開き動作に連動してロール紙収納部から退避させるようにしている。したがって、検出突起に邪魔されることなく、ロール紙の収納および取り出し操作を行うことができる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したロール紙プリンタの実施の形態を説明する。
(全体構成)
図1は本発明を適用したロール紙プリンタの外観斜視図であり、図2はその開閉蓋ユニットを開けた状態を示す外観斜視図である。
本実施の形態に係るロール紙プリンタ1は、プリンタ本体2と、その前面に取り付けた開閉蓋ユニット3(開閉蓋)を有しており、プリンタ本体2の前面の端には操作パネルユニット4が取り付けられている。プリンタ前面における開閉蓋ユニット3の上端部分には、プリンタ幅方向に延びる記録紙排出口5が形成されている。
プリンタ本体2は、前面および底面が開口した前後に長いボックス形状の本体ケース6によって覆われている。開閉蓋ユニット3の前面には、プリンタ前面を規定している開閉蓋ケース7が取り付けられている。開閉蓋ユニット3は、操作パネルユニット4に配置されている操作レバー8を操作すると、不図示の蓋ロックが解除されて下端部を中心として前方に開くようになっている。開閉蓋ユニット3が開くと、内部に形成されているロール紙収納部9の前面側が開放状態となり、ロール紙10の交換作業などを行うことができる。操作パネルユニット4の前面には、LEDなどからなる状態表示ランプ群4a、フィードボタン4b、電源スイッチ4cが配置されている。
後述のように、ロール紙収納部9には、そこに収納されているロール紙が所定量(所定径)以下になったことを検出するためのロール紙検出機構が組み込まれている。ロール紙プリンタ1内部に設置されている不図示の制御部が、ロール紙が所定量以下になったことを検出すると、例えば、状態表示ランプ群4aのうちの一つが点灯あるいは点滅してその旨を表示する。また、ロール紙プリンタ1が不図示の端末装置に接続されている場合、端末装置にその旨を通知する。
図3はロール紙プリンタ1の内部を示す概略構成図である。ロール紙プリンタ1の内部に形成されているロール紙収納部9は、プリンタ幅方向に延びる円弧状の底板12、同じくプリンタ幅方向に延びる円弧状の天板13、および、同じくプリンタ幅方向に延びる前板14によって囲まれている。このロール紙収納部9には、転動自在の状態でロール紙10が収納されている。ロール紙10の中心には芯穴101が設けられている。ここから繰り出されるテープ状の記録紙10aは、プラテンローラ15と、サーマルヘッド16の間の印刷位置を通過しながら引き出されて、その前方に位置している記録紙排出口5から排出される。記録紙排出口5の手前には鋏式の記録紙切断装置20が配置されている。
記録紙切断装置20は、プリンタ本体2の側に搭載されている固定刃21と、開閉蓋ユニット3の側に搭載されている可動刃22および可動刃駆動機構23とを有している。固定刃21は刃先21aが前方を向く略水平な姿勢で、プリンタ幅方向に配列されている。可動刃22は、固定刃21の刃先21aのほぼ真下の位置において、刃先22aが上を向く略垂直な姿勢で、プリンタ幅方向に配列されている。これらの刃先21a、22aの間(記録紙切断位置)を通って記録紙10aが排出された状態において、下側の可動刃22を上方に旋回させることにより、両刃先21a、22aによって挟まれた記録紙10aの部位がプリンタ幅方向に切断される。
図4は本体ケース6および開閉蓋ケース7を取り外した状態でのロール紙プリンタ1の機構部(プリンタ本体2および開閉蓋ユニット3)を示す側面図である。図5(a)および(b)は、さらに、内部構造を示すために想像線で示すように一方の側板を省略した状態の斜視図および側面図である。図6(a)および(b)は、図5と同様な状態において開閉蓋ユニットを開けた場合を示す斜視図および側面図である。
これらの図を参照して説明すると、プリンタ本体2は、ベース板31と、このベース板31から垂直に起立している左右の側板32、33と、これら左右の側板32、33の後側の部位の間にプリンタ幅方向に架け渡された背面板30とを備えている。側板32、33の上端の間には、ヘッド取付板34がプリンタ幅方向に水平に架け渡されており、このヘッド取付板34の下面に、ヘッド面16aが下向きのほぼ水平姿勢でサーマルヘッド16が取り付けられている(図3参照)。ヘッド取付板34の後側の部位の下側には、ロール紙収納部9の天板13が配置されている。また、ロール紙収納部9の底板12はベース板31の上面に配置されている。
ヘッド取付板34の上側には固定刃取付板35がプリンタ幅方向に水平に配置されており、この固定刃取付板35の前端部下側に記録紙切断装置20の固定刃21が前向きでほぼ水平に取り付けられている。固定刃取付板35は、側板32、33の外側に配置されている左右の旋回板36、37(図においては旋回板37のみを示す。)の上端の間に架け渡されている。旋回板36、37は、それらの下端部36a、37a(図においては下端部37aのみを示す。)を中心としてプリンタ前後方向に僅かに旋回可能である。記録紙切断装置20による記録紙10aの切断時には、可動刃22が下側から上方に旋回して固定刃21を後方に押し込みながら双方の刃先21a、22aが点接触状態で交差して、記録紙10aが切断される。切断時において固定刃21を僅かに後退させるために、旋回板36、37によって固定刃21が支持されている。
側板32の外側面の下端部分には、ロール紙収納部9に収納されているロール紙10の残り量が所定量以下になったことを検出するためのロール紙検出機構50が組み付けられている。
一方、開閉蓋ユニット3は、プリンタ本体2の側板32、33の下端部に取り付けられている支軸41、42を中心としてプリンタ前方に所定角度だけ開くようになっている。開閉蓋ユニット3は、前板部分43と、この両側から後方に直角に折れ曲がっている細幅の側板部分44、45とを備えている。前板部分43の前面には、記録紙切断装置20の可動刃22および可動刃駆動機構23が取り付けられており、これらの部分が保護板24によって覆われている。保護板24の前側は開閉蓋ケース7によって覆われている(図3参照)。また、側板部分44、45にはプラテンローラ15が回転自在の状態で架け渡されている。プラテンローラ15の下側には、前板部分43の背面に取り付けたロール紙収納部9の前板14が配置されている。
上記のように、開閉蓋ユニット3には、ロール紙収納部9の前板14と、プラテンローラ15と、記録紙切断装置20の可動刃22が搭載されている。開閉蓋ユニット3を開くと、図2、図5に示すように、ロール紙収納部9が開放状態となると共に、ロール紙収納部9から印刷位置および切断位置を経由して記録紙排出口5に到る記録紙搬送路が開放状態になる。したがって、ロール紙収納部9に収納されたロール紙10から記録紙10aを引き出した状態で開閉蓋ユニット3を閉じると、かかる記録紙搬送路に沿って記録紙10aがセットされた状態を自動的に形成できる。
(ロール紙検出機構)
図7(a)、(b)および(c)は、本例のロール紙検出機構50を示す部分斜視図、部分平面図および部分側面図である。図8(a)、(b)および(c)は、開閉蓋ユニット3を開けた状態におけるロール紙検出機構50の部分斜視図、部分平面図および部分側面図である。
図4ないし図8を参照して説明すると、ロール紙検出機構50は、プリンタ本体2の側板33の外側面に取り付けられた検出レバー51を備えている。検出レバー51はそのプリンタ後側の端が、側板33に取り付けられている支軸52を中心として、プリンタ幅方向に旋回可能である。支軸52には不図示の捻りばねなどの付勢部材が配置されており、この付勢部材によって検出レバー51はプリンタ幅方向の内方に向けて常に付勢されている。
検出レバー51の前端部にはプリンタ幅方向の内側に突出している検出突起53が取り付けられている。検出突起53は、側板33に開けた開口部32a(図4参照)を通って、ロール紙収納部9の内部に突出している。ロール紙収納部9の底板12は前方に僅かに傾斜しており、そこに載っているロール紙10は、使用されると、その径が徐々に小さくなり、それに伴ってその芯穴101が僅かに前方に向けて下降する。ロール紙10の残り量が所定量以下になると、図5(b)において一点鎖線で示すようにロール紙10Aの芯穴101が検出突起53の突出位置を包含する位置101Aに到るようになっている。
検出突起53は、ロール紙10の残り量が所定量以下になるまでは、ロール紙収納部9に収納されるロール紙10の側面に押し付けられた状態に保持される。ロール紙10の芯穴101が所定の高さ位置、すなわち、検出突起53の突出位置まで低下すると、検出突起53が当該芯穴101に差し込まれた状態に切り換わる。
図7(b)および図8(b)に示すように、検出レバー51の後端は検出スイッチ54の一方のスイッチング片54aに連結されている。検出突起53がロール紙10の側面に押し付けられた状態では、検出スイッチ54はオフ状態にある。検出突起53がロール紙10の芯穴101に差し込まれると、検出レバー51が旋回して、その後端に連結されている検出スイッチ54がオンに切り換わる。よって、検出スイッチ54の出力を不図示の制御部が検知してロール紙10の残り量が所定量以下になり、交換が必要になったことが分かる。
ここで、本例のロール紙検出機構50には、開閉蓋ユニット3の開き動作に連動して、ロール紙収納部9内に突出している検出レバー51の検出突起53を、強制的にロール紙収納部9から退避させる検出突起退避機構55が備わっている。
本例の検出突起退避機構55は、開閉蓋ユニット3の開閉動作に連動して、検出突起53から外れた第1位置Aと、当該検出突起53を退避状態に押し込んでいる第2位置Bとの間を往復移動するリンクレバー72(移動板)を備えている。また、リンクレバー72を第1位置Aに引張っている引張りコイルばね67(付勢部材)を備えている。
リンクレバー72の前端部72aは、開閉蓋ユニット3の側板45に取り付けた支持ピン69に、上下方向の回転自在の状態で連結されている。リンクレバー72の後端部にはプリンタ前後方向に長い直線状のスライド穴72bが形成されている。スライド穴72bには、ロール紙収納部9の底板12の側板部分63の後側の部位に取り付けたスライドピン65がスライド可能な状態で差し通されている。引張りコイルばね67は、スライドピン65と、プリンタ本体2の背面板30の下端側の部位との間に、引張り状態で架け渡されている。
開閉蓋ユニット3を開閉すると、これに連動して、リンクレバー72が第1位置A(図7参照)と第2位置B(図8参照)の間を往復移動する。リンクレバー72の中ほどの部位には広幅の部分が形成されており、その下側に張り出している当接板部分72cは、検出突起53の突出位置を経由する移動経路に沿って移動する。リンクレバー72が第1位置Aにある状態(開閉蓋ユニット3が閉じ位置3A(図1参照)にある状態)では、図7(b)、(c)に示すように、当該当接板部分72cは、検出突起53の後側に外れた位置にある。リンクレバー72を前方の第2位置Bに移動すると、当接板部分72cによって検出突起53が外方に押し込まれ、当該当接板部分72cの外側面に当たり、当接板部分72cによって検出突起53が退避状態に保持される。開閉蓋ユニット3を開き位置3Bから閉じると、これに連動してリンクレバー72が第2位置Bから第1位置Aに戻り、当接板部分72cから検出突起53が外れて、ロール紙収納部9内に突出した状態に戻る。
このように、本例では、開閉蓋ユニット3の開き動作に連動して、検出突起53をロール紙収納部9から退避させるようにしている。したがって、ロール紙10の交換時には、ロール紙収納部9内から検出突起53が退避しているので、検出突起53に当たってロール紙10の交換時の操作性が阻害されることがない。
また、このように検出突起53を退避させているので、ロール紙の交換時において検出突起53を押し込み易くするためのテーパ面などの傾斜面を、当該検出突起53の先端部分に形成しておく必要もなくなる。テーパ面などの傾斜面を省略できると、検出突起53による検出精度を高めることができるという効果が得られる。
なお、本例では、図7に示すように、全体として円柱状の検出突起53の先端部分には、略プリンタ前後方向の外周面部分にテーパ面53a、53bが形成されている。前側のテーパ面53aは、側板33の開口部33aの縁に干渉しないようにするために設けたものであり、後側のテーパ面53bは、リンクレバー72の当接板部分72cによって円滑に押し込まれるようにするために設けたものである。これに直交する方向、すなわち、ロール紙10の芯穴101の移動方向(図5(b)、図7(c)において矢印Cで示す方向)の両側の外周面部分53c、53dにはテーパ面が形成されていない。このように、ロール紙検出方向の両側の外周面部分にテーパ面が設けられていないので、かかる外周面部分にテーパ面を付けた場合に比べて、検出精度を高めることができる。
(ロール紙収納部のロール紙送り出し機構)
なお、本例のロール紙プリンタ1のロール紙収納部9では、開閉蓋ユニット3の開閉に連動して、その底板12がほぼ水平な姿勢および前傾姿勢に切り換わるようになっている。開閉蓋ユニット3を開くと、底板12が前傾姿勢になり、底板12に載っているロール紙10が自重によって転動して前方に送り出される。本例では、上記の検出突起退避機構55の構成部品(リンクレバー72、引張りコイルばね67など)を用いて、以下に述べるように、ロール紙10を送り出すための機構が構成されている。
図3、図5および図6を主として参照して説明すると、底板12は、その前端側の部位が支軸61を中心としてプリンタ前後方向に回転自在の状態で、ベース板31に載っている。底板12の両側の側板部分62、63における後側の部位にはスライドピン64、65(図においてはスライドピン65のみを示す。)が側方に突出した状態で取り付けられている。
これらのスライドピン64、65と、背面板30の下端側の部位との間には、それぞれ、引張りコイルばね66、67(図においては引張りコイルばね67のみを示す。)が引張り状態で架け渡されている。これらの左右のコイルばね66、67によって、底板12はその裏面がベース板31に当接したほぼ水平な姿勢に12Aに保持されている。
これらのスライドピン64、65と、開閉蓋ユニット3の左右の側板部分44、45の上下方向の中程の部位に取り付けた支持ピン68、69との間には、それぞれ、同一形状をした板状のリンクレバー71、72が架け渡されている。リンクレバー71、72の前端部71a、72aは、それぞれ、支持ピン68、69に対してプリンタ上下方向に回転自在の状態で取り付けられている。リンクレバー71、72の後端部分にはプリンタ前後方向に長い直線状のスライド穴71b、72bが形成されており、これらに、スライドピン64、65がスライド可能な状態で差し通されている。また、これらのスライドピン64、65は、図4に示すように、左右の側板32、33に形成されている円弧状のガイド穴73、74(図においてはガイド穴74のみを示す。)に差し通されている。ガイド穴73、74は、支軸61を中心とする円弧であり、底板12が支軸61を中心として旋回すると、スライドピン64、65は、これらのガイド穴73、74に沿って移動する。
このように構成したロール紙収納部9におけるロール紙送り出し動作を説明する。開閉蓋ユニット3が閉じている場合には、図5に示すように、底板12の左右のスライドピン64、65は左右のリンクレバー71、72のスライド穴71b、72bの前端に位置している。また、スライドピン64、65は、図4に示すように、円弧状のガイド穴73、74における下側の端に位置している。
開閉蓋ユニット3を開けると、開閉蓋ユニット3の左右の側板部分44、45に前端部が連結されている左右のリンクレバー71、72も前方に移動する。ロール紙収納部9の底板12に取り付けた左右のスライドピン64、65は、リンクレバー71、72のスライド穴71b、72bの前端に位置している。リンクレバー71、72が所定量だけ前方に移動して、それらのスライド穴71b、72bの後端がスライドピン64、65に当たるまでは、底板12は移動しない。
スライドピン64、65がスライド穴71b、72bの後端に当たった後は、開閉蓋ユニット3の開き動作に連動して、左右のリンクレバー71、72によってスライドピン64、65が前方に引かれる。これらのスライドピン64、65が取り付けられている底板12は、その前端の支軸61を中心として旋回可能であるので、開閉蓋ユニット3の開き動作に連動して、支軸61を中心として、前方に旋回する。
図6に示すように、開閉蓋ユニット3が開き位置3Bに到る全開状態では、底板12が所定角度だけ傾斜した前傾姿勢12Bとなる。このように、ロール紙収納部9の底板12は開閉蓋ユニット3の開き動作に連動してほぼ水平な姿勢12Aから前傾姿勢12Bに切り換わる。底板12にロール紙10が載っていると、ロール紙10は自重によって前傾姿勢12Bの底板12を転動して、前方に送り出される。例えば、図6に想像線で示すように残り少なくなったロール紙10Aは矢印で示すように前方に送り出される。この結果、開いた開閉蓋ユニット3の上側前方から簡単にロール紙10Aを取り出すことができる。
また、開閉蓋ユニット3は、底板12が旋回を開始した後は、左右のリンクレバー71、72を介して、左右の引張りコイルばね66、67によって後方に引張られた状態になる。したがって、引張りコイルばね66、67の引張り力によって開閉蓋ユニット3が勢い良く開いてしまうことが防止され、プリンタ設置面などに開閉蓋ユニット3が勢い良く衝突して破損してしまうなどの弊害を回避できる。
次に、開閉蓋ユニット3を閉じると、これに連動して、左右のリンクレバー71、72も後方に移動する。よって、底板12の左右のスライドピン64、65に作用していた前方への引張り力が解除され、コイルばね66、67のばね力によって、底板12は元のほぼ水平な姿勢12Aに戻る。この結果、底板12に載っているロール紙10は予め定められた所定の位置に収納された状態になる。
本発明を適用したロール紙プリンタの外観斜視図である。 ロール紙プリンタの開閉蓋を開けた状態での外観斜視図である。 ロール紙プリンタの内部構造を示す概略構成図である。 ロール紙プリンタの本体ケースおよび開閉蓋を取り外した状態のロール紙プリンタの側面図である。 内部構造を示すために図4における一方の側板を省略した状態のロール紙プリンタの斜視図および側面図である。 開閉蓋ユニットを開けた状態の斜視図および側面図である。 ロール紙検出機構を示す部分斜視図、部分平面図および部分側面図である。 開閉蓋ユニットを開けた状態でのロール紙検出機構の部分斜視図、部分平面図および部分側面図である。
符号の説明
1 ロール紙プリンタ、2 プリンタ本体、3 開閉蓋ユニット、3A 閉じ位置、3B開き位置、5 記録紙排出口、6 本体ケース、7 開閉蓋ケース、9 ロール紙収納部、10,10A ロール紙、12 底板、12A 水平姿勢、12B 前傾姿勢、13 天板、14 前板、15 プラテンローラ、16 サーマルヘッド、50 検出突起退避機構、51 検出レバー、53 検出突起、54 検出スイッチ、54a スイッチング片、55 検出突起退避機構、61 支軸、62,63 側板部分、64,65 スライドピン、66,67 引張りコイルばね、68,69 支持ピン、71,72 リンクレバー、71b,72b スライド穴、72c 当接板部分、73,74 ガイド穴、101 ロール紙の芯穴

Claims (3)

  1. ロール紙収納部と、
    このロール紙収納部を開閉するための開閉蓋と、
    前記ロール紙収納部に収納されるロール紙の側面に押し付けられ、当該ロール紙の芯穴が所定の高さ位置まで低下すると当該芯穴に差し込まれる検出突起を備えた検出レバーと、
    前記開閉蓋の開き動作に連動して、前記ロール紙収納部内に突出している前記検出レバーの検出突起を前記ロール紙収納部から退避させる検出突起退避機構とを有していることを特徴とするロール紙プリンタ。
  2. 請求項1において、
    前記検出突起退避機構は、前記開閉蓋の開閉動作に連動して、前記検出突起から外れた第1位置と、当該検出突起を退避状態に押し込んでいる第2位置との間を往復移動する移動板を備えていることを特徴とするロール紙プリンタ。
  3. 請求項2において、
    前記検出突起退避機構は、前記移動板を前記第1位置に向けて付勢している付勢部材を備えていることを特徴とするロール紙プリンタ。
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