JP5462297B2 - 用紙収納装置およびプリンタ - Google Patents

用紙収納装置およびプリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP5462297B2
JP5462297B2 JP2012031026A JP2012031026A JP5462297B2 JP 5462297 B2 JP5462297 B2 JP 5462297B2 JP 2012031026 A JP2012031026 A JP 2012031026A JP 2012031026 A JP2012031026 A JP 2012031026A JP 5462297 B2 JP5462297 B2 JP 5462297B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
roller
storage device
roll
printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012031026A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013166310A (ja
Inventor
收 渡邉
健吾 土田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2012031026A priority Critical patent/JP5462297B2/ja
Priority to CN201210505926.7A priority patent/CN103253009B/zh
Publication of JP2013166310A publication Critical patent/JP2013166310A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5462297B2 publication Critical patent/JP5462297B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明の実施形態は、用紙収納装置およびプリンタに関する。
従来、用紙収納装置に収納した用紙のロール部から用紙を引き出して、引き出した用紙に印字を行うプリンタが知られている。
このようなプリンタでは、例えば用紙の長手方向に相互に間隔をあけて複数のミシン目が設けられている用紙が用いられることがある。この場合、用紙の位置合わせ等のために用紙を戻し搬送したときに、用紙がミシン目で折れ曲がり用紙ジャムが起こるおそれがある。
実施形態の用紙収納装置は、ローラと、基体部と、第2の傾斜部と、を備えた。前記ローラは、用紙におけるロール状に巻回されたロール部の外周部に当接し、前記ロール部の回転に連れ回りする。前記基体部は、前記ローラよりも下方の位置で水平方向に対して傾斜していて前記外周部に下方から当接し前記外周部を前記ローラに当接させる第1の傾斜部を含み、前記ローラの回転により前記ローラの下方に送られる前記用紙のたるみ部を収納可能である。前記第2の傾斜部は、前記ロール部からの前記用紙の引き出し方向で前記ローラの下流側に設けられ、前記引き出し方向での下流側端から上流側端に向かって上り傾斜に形成され、前記用紙と当接可能であり、前記上流側端が前記ローラの軸心よりも上方に位置された。
図1は、実施形態にかかるプリンタを示す図であって、蓋部が閉じた状態を示す斜視図である。 図2は、実施形態にかかるプリンタを示す図であって、蓋部が開いた状態を示す斜視図である。 図3は、実施形態にかかるプリンタを示す図であって、蓋部が開いた状態を示す斜視図である。 図4は、実施形態にかかる用紙収納装置を示す斜視図である。 図5は、実施形態にかかる用紙収納装置を示す縦断側面図である。 図6−1は、実施形態にかかる用紙収納装置の一部を示す縦断側面図であって、用紙にたるみが生じた状態を示す図である。 図6−2は、実施形態にかかる用紙収納装置の一部を示す縦断側面図であって、用紙のたるみが空間に収納された状態を示す図である。 図7−1は、実施形態にかかるプリンタの一部を示す縦断側面図であって、用紙の戻し搬送直後の状態を示す図である。 図7−2は、実施形態にかかるプリンタの一部を示す縦断側面図であって、戻し搬送された用紙の一部が空間に収納された状態を示す図である。 図8−1は、比較例にかかるプリンタの一部を示す縦断側面図であって、用紙の戻し搬送直後の状態を示す図である。 図8−2は、比較例にかかるプリンタの一部を示す縦断側面図であって、戻し搬送された用紙が折れ曲がった状態を示す図である。 図9は、実施形態の変形例にかかる用紙収納装置の一部を示す縦断側面図である。
以下、図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。なお、各図では、便宜上、プリンタ1の基部10の前後方向での後方をX方向、プリンタ1の基部10の幅方向をY方向、プリンタ1の基部10の高さ方向(上下方向の上方)をZ方向と記す。これらX方向、Y方向、およびZ方向は相互に直交している。
図1に示すように、プリンタ1は、基部10と、蓋部11と、を有している。プリンタ1は、基部10に設けられたバッテリ(図示せず)を電源として動作する。
図2および図3に示すように、基部10は、上面開口の略直方体状に形成されている。基部10は、左右の幅方向よりも前後方向の方が長く形成されている。基部10は、収納した用紙100を支持する。一方、蓋部11は、図1に示すように、側面視で略三角形状に形成されている。蓋部11は、ヒンジ部12(図2)によって基部10に回動可能に連結されている。詳しくは、蓋部11は、基部10の上部に配置され基部10の上部を覆う閉位置(図1)と、基部10の上部を露出させる開位置(図2,3)との間で基部10に回動可能に連結されている。プリンタ1には開閉ロック部50が設けられており、開閉ロック部50が、閉位置に位置する蓋部11を基部10に対して解除可能にロックする。また、プリンタ1の前面(正面)10aにおける基部10と蓋部11との間には、用紙100を排出する排紙口10bが設けられている。
ここで、本実施形態のプリンタ1で使用される用紙100は、図2に示すように、長尺状(帯状)に形成されてロール状に巻回されている。用紙100は、詳細には、ロール状に巻回されたロール部100aを有している。用紙100は、一例として感熱紙であり、ロール部100aから引き出された引出部(展開部)100b(図5参照)に印字がなされる。用紙100は、一例として、印字面が外側を向いた外巻き用紙が用いられる。また、本実施形態では、用紙100には、ミシン目(切り込み部)100cが設けられている。ミシン目100cは、用紙100の長手方向に沿って相互に間隔をあけて複数設けられている(図2では一つだけが示されている)。用紙100は、ミシン目100cで切断可能となっている。用紙100は、一例として、所定事項が印字されてチケットとして発行される。
図3に示すように、基部10は、上面開口の略箱状の第1の筐体14を有しており、第1の筐体14に、用紙収納装置15、プラテンローラ16、下部用紙ガイド17等が設けられている。一方、蓋部11は、第2の筐体18を有しており、第2の筐体18にタッチパネル付きディスプレイ19(図1参照)、印字ヘッド20、上部用紙ガイド21、ダンパ22等が設けられている。蓋部11が閉位置に位置付けられた状態では、印字ヘッド20とプラテンローラ16とが対向する。蓋部11が開位置に位置付けられた状態では、印字ヘッド20とプラテンローラ16との間が開放される。下部用紙ガイド17と上部用紙ガイド21とは、用紙を案内するものであって、下部用紙ガイド17と上部用紙ガイド21との間は、用紙収納装置15から排紙口10bへ至る用紙搬送経路の一部となっている。
蓋部11は、開状態とされることで用紙収納装置15の上方を開放する。蓋部11の後端部は上方に凸状の湾曲状(円弧状)をなしている。蓋部11の後端部は、当該蓋部11が閉じられた状態で用紙収納装置15を上方から覆う。
用紙収納装置15は、第1の筐体14の後端部に設けられている。用紙収納装置15は、プリンタ1に対して用紙収納装置15を着脱可能であってもよいし、第1の筐体14に一体に設けられていても良い。用紙収納装置15は、用紙投げ込み式であり、収納した用紙100のロール部100aの外周部100dを支持する。用紙収納装置15は、用紙100を回転可能に支持しており、これにより、プラテンローラ16による用紙100の引き出しが可能となっている。
プラテンローラ16は、歯車等で構成される動力伝達機構を介して駆動源であるモータに連結されている。プラテンローラ16は、印字ヘッド20によって用紙100が押し付けられた状態で、モータによって回転駆動されることにより、用紙収納装置15に収納された用紙100を引き出して搬送する。モータは、例えばステッピングモータであり、印加される駆動パルスの数に応じて動作する。プラテンローラ16は、用紙収納装置15に収納された用紙100を引き出して搬送する搬送部に相当する。
印字ヘッド20は、例えば、サーマルヘッドである。印字ヘッド20は、プラテンローラ16に対向配置されている。印字ヘッド20は、プラテンローラ16に対して接離可能に蓋部11の内面に連結されている。印字ヘッド20は、プラテンローラ16に向けて付勢部材であるコイルばね(図示せず)によって付勢されている。コイルばねに付勢された印字ヘッド20は、当該印字ヘッド20とプラテンローラ16との間に介在する用紙100をプラテンローラ16に押し付ける。これにより、プラテンローラ16の搬送力が用紙100に確実に伝達される。印字ヘッド20は、一列に配置された複数の発熱素子を有しており、これらの複数の発熱素子に選択的に通電することで発熱素子を発熱させる。この発熱によって、印字ヘッド20は、プラテンローラ16に支持されるとともに発熱素子に重ねられた用紙100に各種の情報を印字する。印字ヘッド20は、用紙収納装置15から引き出された用紙100に印字を行う。印字ヘッド20は、印字部に相当する。
上記構成のプリンタ1に対する用紙100のセットは、蓋部11を開いた状態で、用紙100を用紙収納装置15に落とし込むとともに、用紙100を排紙口10bに達するまで引出した後に、蓋部11を閉じることで行われる。これにより、用紙100の引出部100bがプラテンローラ16と印字ヘッド20とで挟まれた状態となる。
次に、用紙収納装置15について詳細に説明する。
図4および図5に示すように、用紙収納装置15は、基体部31とローラ32とを有している。基体部31は、上面開口の容器状をなしている。基体部31は、上方から用紙100のロール部100aを受け入れる。用紙収納装置15は、上方から落とし込まれた用紙100のロール部100aを内部空間31bに収納し、収納したロール部100aを基体部31とローラ32とで回転可能に支持する。そして、用紙100が引き出されてロール部100aが反時計回り回転された場合、ロール部100aから引き出された引出部100bが、ローラ32と上部用紙ガイド21との間を経て前方へ引き出される。
基体部31は、底壁31cと、前壁31dと、後壁31eと、一対の側壁31fと、搬送ガイド部31gと、を有している。前壁31dは、底壁31cの前端部から上方へ延出している。後壁31eは、底壁31cの後端部から上方へ延出している。一対の側壁31fは、底壁31cの一対の側端部から上方へ延出している。搬送ガイド部31gは、前壁31dの上端部から前方へ延出している。内部空間31bは、底壁31cと前壁31dと一対の側壁31fと後壁31eとに囲まれている。
前壁31dは、ロール部100aからの用紙引出方向(図中の矢印Aの方向)での基体部31の下流側壁部であり、プリンタ1の上下方向に略沿って延在している。前壁31dの上端部と搬送ガイド部31gの後端部とに亘って、左右一対の支持部31h(図面では一方の支持部31hだけが示されている)が設けられている。一対の支持部31hは、左右に間隔をあけて配置されている。一対の支持部31hは、支軸33を介してローラ32を回転可能に支持して、当該ローラ32を前壁31dの上方に位置させている。
底壁31cは、第1の傾斜部(上面、傾斜面)31kを有している。第1の傾斜部31kは、基体部31の底面(内底面)を構成している。第1の傾斜部31kは、ローラ32よりも下方に位置されて水平方向に対して傾斜している。第1の傾斜部31kは、ロール部100aの外周部100dに下方から当接する。第1の傾斜部31kは、ロール部100aの外周部100dをローラ32に当接させる。別の言い方をすると、第1の傾斜部31kは、後壁31eから前壁31dに向かう方向、即ちロール部100aからの用紙100の引き出し方向に下るように傾斜している。したがって、用紙100には、底壁31cを下る方向、即ち、ローラ32に向かう方向に転がる力が加わる。第1の傾斜部31kは、前壁31dの下端から後向きに折れ曲がるように前壁31dの下端と連続している。
後壁31eは、後壁31eの後端部から後方斜め上方に延出した第1の壁部31iと第1の壁部31iから略上方に延出した第2の壁部31jとを有している。したがって、後壁31eと前壁31dとの相互の間の間隔は、上方に向かうにしたがい広くなっている。これにより、用紙100を内部空間31bに投げ込み易くなっている。
基体部31内には、基体部31に用紙100のロール部100aが収納された状態で、前壁31dと底壁31cとロール部100aとにより囲まれる部分に空間31xが形成される(図5)。空間31xは、用紙100に生じたたるみ部100f(図6−2参照)を収納可能となっている。このように、基体部31は、ローラ32との間に用紙100のたるみ部100fを収納可能である。
搬送ガイド部31gは、前壁31dの上端部から前方斜め上方に向けて延出した板状の第1の部分31lと、第1の部分31lから略水平に前方へ延出した板状の第2の部分31mと、を有している。
第2の部分31mの上面には、複数の凸部31nが設けられている。凸部31nは、ガイド部の一例である。凸部31nは、ローラ32の軸心(回転中心線)32bに沿って複数設けられている。軸心32bは、図5の紙面と直交する方向に沿って延在している。凸部31nは、第2の傾斜部31pと、第2の傾斜部31pと連続して設けられた対向部31qと、を有している。対向部31qは、ローラ32と対向している。第2の傾斜部31pと対向部31qとの接続部31rは、上方に凸に湾曲している。接続部31rは、凸部31nの上端部を構成している。
第2の傾斜部31pは、ロール部100aからの用紙100の引き出し方向(図中の矢印Aの方向、以後、用紙引出方向ともいう)でローラ32の下流側に設けられている。第2の傾斜部31pは、用紙引出方向での下流側端31sから上流側端31tに向かって上り傾斜に形成されている。別の言い方をすると、第2の傾斜部31pは、ローラ32に向かって上り傾斜に形成されている。上流側端31tは、ローラ32の軸心32bよりも上方に位置され、且つローラ32の上端32cよりも下方に位置されている。第2の傾斜部31pは、引き出された用紙100と当接可能である。第2の傾斜部31pは、用紙引出方向でのローラ32の下流側でロール部100aへ向けて戻し搬送される用紙100を、ローラ32の上方へ向かう方向に案内する。
このような構成の基体部31は、一例として樹脂成形によって形成されており、これにより、第1の傾斜部31kと第2の傾斜部31pとが一体成形されている。
ローラ32は、用紙収納装置15内に用紙100のロール部100aが収納されている状態において、ロール部100aの外周部100dに当接可能である。ローラ32は、ロール部100aの外周部100dに当接し、ロール部100aの回転に連れ回りする。別の言い方をすると、ローラ32は、ロール部100aに従動して回転する。用紙100が引き出されるときにロール部100aがローラ32に当接することで、用紙引出方向へのロール部100aの移動が規制されるとともに、用紙100の跳ね上がりが抑制される。さらに、前壁31dの高さを側壁31fに比べて低くし、当該前壁31dにローラ32を設けることにより、内部空間31bの前方が広く開放された状態となり、用紙100の出し入れが容易となっている。なお、ローラ32の外周部には、複数の凹部32aが形成されており、ローラ32の外周部は格子状をなしている。この凹部32aによってローラ32は軽量化されていて、回転しやすくなっている。ローラ32は、一例として樹脂によって構成されている。
図5に示すように、ロール部100aの軸心100eがローラ32の軸心32bよりも下方の位置に位置している場合、ローラ32は、ロール部100aの上部(上半分の部位)に当接する。一方、ローラ32は、ロール部100aの軸心(回転中心線)100eがローラ32の軸心32bよりも上方の位置にある場合(図示せず)、ロール部100aの下部(下半分の部位)に当接する。
以上の構成を有するプリンタ1では、プラテンローラ16によって用紙100の引き出し搬送が行われると、ロール部100aが第1の方向(図5での反時計回り)に回転する。このとき、ロール部100aの下端部は、底壁31cの第1の傾斜部31kに摺動し、ローラ32は、ロール部100aの回転に連れ回りする。ローラ32は、ロール部100aとは逆方向の第2の方向(図5での時計回り)に回転する。このように、本実施形態では、ロール部100aの一部をローラ32が支持しているので、用紙100の引き出し抵抗を比較的に小さくすることができ、用紙100の引き出しが良好に行われる。
ここで、ロール部100aの径が小さくなって、ロール部100aがローラ32ではなく前壁31dに当接した状態では、用紙100が引き出されてロール部100aが回転すると、ロール部100aが前壁31dを登って上方位置へ移動することがある。この場合、前壁31dを登ったロール部100aはローラ32に当接し、ローラ32がロール部100aの回転に連れ回りする。これにより、ロール部100aの上方への移動が規制され、ロール部100aは、一例として、ローラ32に当接した直後に底壁31cへ落下する。
次に、用紙100にたるみ部100fが生じた場合に、たるみ部100fが空間31xに収納される様子について図6−1,6−2を用いて説明する。
用紙100の引き出しに伴い、用紙100にたるみ部100fが生じる場合がある。図6−1に示すように、たるみ部100fは、ローラ32の上方とロール部100aから引き出される引出部100bとの間に生じやすい。このようにローラ32の上方と引出部100bとの間に生じたるみ部100fは、ロール部100aの回転に連れ回りするローラ32の回転により、図6−2に示すように、空間31xの内部に送られ、空間31xに収納される。
このように、本実施形態のプリンタ1においては、用紙100に生じたたるみ部100fは、一例として、ローラ32の回転により、引き出される引出部100bから離れた位置に移動されるため、引出部100bの搬送に伴い引出部100bと一緒に搬送されることが抑制され、たるみ部100fによる用紙ジャムの発生を抑制することができる。
次に、用紙100が戻し搬送された場合の用紙100の挙動について説明する。プリンタ1では、用紙100の位置合わせのため等に、用紙100が戻し搬送される。戻し搬送は、用紙100の引き出し搬送とは逆方向(図面中の矢印Bの方向)への搬送であり、用紙100をロール部100aへ戻す搬送である。戻し搬送は、プラテンローラ16が逆回転駆動されることでなされる。
戻し搬送においては、一例として、引出部100bが第2の傾斜部31pに当接しながら搬送され、引出部100bは、第2の傾斜部31pによってローラ32の上方に案内される(図7−1)。この際、一例として、引出部100bのミシン目100cによって引出部100bが屈曲してたるみ部100fが発生し、たるみ部100fがローラ32とロール部100aとの間を経由して、基体部31の空間31xに入り込む。この際、ローラ32は、たるみ部100fの移動に連れ回りする。このとき、本実施形態では、第2の傾斜部31pの上流側端31tがローラ32の上端32cよりも下方に位置されているので、たるみ部100fが比較的にスムーズに空間31xに入り込む。更に、本実施形態では、第2の傾斜部31pと対向部31qとの接続部31rが上方に凸に湾曲しているので、たるみ部100fがよりスムーズに空間31xに入り込む。
図8−1,図8−2に示すように、第2の傾斜部31pを含むガイド部31nが基部115の搬送ガイド部131gに設けられていない場合には、戻し搬送方向でのローラ32の上流側で、引出部100bがミシン目100cで折れ曲がってローラ32に引っ掛かり、その後、引出部100bが多重に折れ曲がって用紙ジャムが発生するおそれがある。
以上説明したとおり、本実施形態では、用紙100の戻し搬送において、一例として、引出部100bが第2の傾斜部31pに当接しながら搬送され、引出部100bは、第2の傾斜部31pによってローラ32の上方に案内される。よって、戻し搬送方向でのローラ32の上流側で、引出部100bがミシン目100cで折れ曲がってローラ32に引っ掛かることを抑制することができる。よって、本実施形態によれば、用紙100が戻し搬送された場合の用紙ジャムの発生を抑制することができる。この際、本実施形態では、一例として、引出部100bのミシン目100cによって引出部100bが屈曲してたるみ部100fとなり、たるみ部100fがローラ32とロール部100aとの間を経由して、基体部31の空間31xに入り込むことができる。よって、本実施形態によれば、用紙100が戻し搬送された場合の用紙ジャムの発生をより抑制することができる。
また、本実施形態では、第2の傾斜部31pが、ローラ32の軸心32bに沿って複数設けられているので、用紙100をより安定して案内することができる。
次に、本実施形態の変形例を図9を参照して説明する。本変形例では、搬送ガイド部31gの凸部31nが搬送ガイド部31gにおける用紙搬送方向と直交する幅方向の全域に亘って設けられている。
以上説明したとおり、上記の実施形態によれば、用紙100が戻し搬送された場合の用紙ジャムの発生を抑制することができる。
本発明の実施形態を説明したが、上記の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記の新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記の実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上述した実施形態においては、支持部31hが前壁31dに設けられた例を示したが、支持部31hは、側壁31fに設けられていてもよい。
また、上述した実施形態においては、ローラ32の外周部に、複数の凹部32aを形成したが、これに限られるものではなく、ローラ32に凹部32aを設けなくてもよい。さらには、ローラ32を金属等の重い素材を用いて形成してフライホイールとしての機能を持たせてもよい。この場合、ローラ32は回転すると慣性力により当該回転を維持しようとして、用紙100の搬送動作が停止した後も慣性力によりしばらく回転し続けるため、用紙100のたるみ部100fを空間31xにより搬送することができ、たるみ部100fによる用紙ジャムの発生をより抑制することができる。
また、上述した実施形態においては、用紙100として、印字面が外側を向いた外巻きのものを用いたが、これに限るものではなく、用紙100としては、印字面が内側を向いた内巻きのものであってもよい。また、上述した実施形態においては、用紙100として、ミシン目100cが設けられたものを用いたが、これに限るものではなく、用紙100としては、ミシン目100cが設けられていない長尺状の用紙であってもよい。また、用紙100としては、長尺状の台紙にラベルが貼り付けられたラベル用紙であってもよい。
1…プリンタ、15…用紙収納装置、20…印字ヘッド(印字部)、31k…第1の傾斜部、31n…凸部(ガイド部)、31p…第2の傾斜部、31q…対向部、31r…接続部、31s…下流側端、31t…上流側端、32…ローラ、32c…上端、100…用紙、100a…ロール部、100d…外周部。
特開2010−64300号公報

Claims (6)

  1. 用紙におけるロール状に巻回されたロール部の外周部に当接し、前記ロール部の回転に連れ回りするローラと、
    前記ローラよりも下方の位置で水平方向に対して傾斜していて前記外周部に下方から当接し前記外周部を前記ローラに当接させる第1の傾斜部を含み、前記ローラの回転により前記ローラの下方に送られる前記用紙のたるみ部を収納可能な基体部と、
    前記ロール部からの前記用紙の引き出し方向で前記ローラの下流側に設けられ、前記引き出し方向での下流側端から上流側端に向かって上り傾斜に形成され、前記用紙と当接可能であり、前記上流側端が前記ローラの軸心よりも上方に位置された第2の傾斜部と、
    を備えた用紙収納装置。
  2. 前記上流側端が前記ローラの上端よりも下方に位置された請求項1に記載の用紙収納装置。
  3. 前記上流側端と連続して設けられ前記ローラと対向する対向部を有するガイド部を備え、
    前記第2の傾斜部と前記対向部との接続部が上方に凸に湾曲している請求項1または2に記載の用紙収納装置。
  4. 前記第2の傾斜部は、前記ローラの軸心に沿って複数設けられた請求項1ないし3のいずれか一項に記載の用紙収納装置。
  5. 前記第2の傾斜部は、前記第1の傾斜部と一体成形された請求項1ないし4のいずれか一項に記載の用紙収納装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の用紙収納装置と、
    前記用紙収納装置から引き出された前記用紙に印字を行う印字部と、
    を備えたプリンタ。
JP2012031026A 2012-02-15 2012-02-15 用紙収納装置およびプリンタ Active JP5462297B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012031026A JP5462297B2 (ja) 2012-02-15 2012-02-15 用紙収納装置およびプリンタ
CN201210505926.7A CN103253009B (zh) 2012-02-15 2012-11-30 纸张收纳装置及打印机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012031026A JP5462297B2 (ja) 2012-02-15 2012-02-15 用紙収納装置およびプリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013166310A JP2013166310A (ja) 2013-08-29
JP5462297B2 true JP5462297B2 (ja) 2014-04-02

Family

ID=48957364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012031026A Active JP5462297B2 (ja) 2012-02-15 2012-02-15 用紙収納装置およびプリンタ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5462297B2 (ja)
CN (1) CN103253009B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104003227B (zh) * 2014-05-20 2016-03-02 苏州佳世达光电有限公司 纸仓装纸机构和纸仓进纸机构以及图形影印装置
JP6987620B2 (ja) * 2017-11-24 2022-01-05 東芝テック株式会社 ロール紙ホルダ

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07106816B2 (ja) * 1989-01-21 1995-11-15 三菱電機株式会社 記録紙装着機構
JP3551683B2 (ja) * 1997-02-28 2004-08-11 ブラザー工業株式会社 画像形成装置における定着装置
JP4246843B2 (ja) * 1999-04-07 2009-04-02 シチズンホールディングス株式会社 プリンタ
JP4696768B2 (ja) * 2005-08-09 2011-06-08 セイコーエプソン株式会社 ロール紙プリンタ
JP4459219B2 (ja) * 2006-12-08 2010-04-28 東芝テック株式会社 給紙装置及びこれを備えたプリンタ
JP5183379B2 (ja) * 2008-09-09 2013-04-17 株式会社サトー知識財産研究所 ロール紙プリンタ
JP2010064300A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute プリンタの印字媒体収納部
JP5304320B2 (ja) * 2009-03-02 2013-10-02 セイコーエプソン株式会社 記録紙搬送路構造およびプリンター
JP2010083149A (ja) * 2010-01-15 2010-04-15 Kowa Co プリンタ装置
JP5024423B2 (ja) * 2010-05-11 2012-09-12 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 用紙折り装置並びにこれを用いた用紙後処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN103253009A (zh) 2013-08-21
JP2013166310A (ja) 2013-08-29
CN103253009B (zh) 2015-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5958053B2 (ja) 画像記録装置
JP4910485B2 (ja) ロール紙プリンタ
JP6010959B2 (ja) シート搬送装置及び画像記録装置
JP2011207548A (ja) ロール紙プリンター及びロール紙プリンターのカバー開閉方法
JP5462297B2 (ja) 用紙収納装置およびプリンタ
JP5158029B2 (ja) テープカセット
JP5471779B2 (ja) ロール紙装填機構および印刷装置
JP2017007837A (ja) プリント装置およびシートカセット
JP6322902B2 (ja) 給送装置及び画像記録装置
JP6709851B2 (ja) プリンタ
JP4645661B2 (ja) 画像形成装置
JP4285545B2 (ja) 画像形成装置
JP2015044395A (ja) 記録装置
JP5576345B2 (ja) 用紙収納装置およびそれを備えたプリンタ
JP5557864B2 (ja) 用紙収納装置およびプリンタ
JP2014015325A (ja) 給送装置及び記録装置
JP2014076883A (ja) 記録装置
JP2014009067A (ja) 給送装置及び画像記録装置
JP2013133212A (ja) 用紙収納装置およびプリンタ
JP2007320693A (ja) ロール紙プリンタ
JP2014231150A (ja) プリンタ
JP6889763B2 (ja) プリンタ
JP4530063B2 (ja) 画像形成装置
JP7068944B2 (ja) プリンタ
JP7414800B2 (ja) プリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5462297

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150