JP2013133212A - 用紙収納装置およびプリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】ロール紙の回転を妨げる摩擦力の発生とロール紙の跳ね上がりを効果的に防止し、適切な給紙を行うことのできる用紙収納装置およびそれを備えたプリンタを提供する。
【解決手段】本実施形態の用紙収納装置は、内部に収納されるロール紙から繰り出される連続紙が排出される方向に下る傾斜を有し、ロール紙に下方から当接する底壁と、底壁の上方に設けられ、ロール紙が最大径を有するときも最小径を有するときもロール紙に当接する、底壁よりも小さい摩擦係数を有する突出部と、を備える。
【選択図】図3
【解決手段】本実施形態の用紙収納装置は、内部に収納されるロール紙から繰り出される連続紙が排出される方向に下る傾斜を有し、ロール紙に下方から当接する底壁と、底壁の上方に設けられ、ロール紙が最大径を有するときも最小径を有するときもロール紙に当接する、底壁よりも小さい摩擦係数を有する突出部と、を備える。
【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、用紙収納装置およびプリンタに関する。
従来、いわゆる投げ込み式のプリンタでは、連続紙が巻かれて形成されたロール紙が給紙装置に設けられた用紙収納装置内に収納される。そして、収納されたロール紙が用紙収納装置からモータの回転により順次引き出されて印字部に送られ、この印字部で印字が行われることでラベル等が作成されている。
この用紙収納装置は、ロール紙の投げ込みを容易にするとともに、金型による成型時に金型から抜きやすくするため、前壁と後壁とがそれぞれ開口部に向かうに従い離間するように水平面に対する角度が鈍角となっている(特許文献1参照)。
しかしながら、従来技術においては、ロール紙の引き出し時にロール紙の周縁部が常に前壁に当接するとともに、当接により比較的大きな押圧力が生じるため、引き出し時のロール紙の回転を妨げる摩擦力が発生してしまう。
このような摩擦力が働くと、ロール紙の引き出しに対する大きな抵抗となり、ロール紙の円滑な引き出しが抑制される。そして、引き出しが抑制されているロール紙に更に引っ張る力が加わると、ロール紙が用紙収納装置内で急に跳ね上がることがある。この跳ね上がりによりロール紙が印字部に一気に送られることになるため、搬送方向の印字ピッチが不揃いになり、印字乱れが生じる恐れがある。このため、ロール紙の跳ね上がりを防止する対策を講じることが望まれる。
また、たるみの生じたロール紙を使用する場合、たるみの部分が引き出されたロール紙とともに搬送されてしまい、搬送されたたるみの部分が搬送経路に詰まり、搬送不良が生じることがある。このため、たるみの生じたロール紙を使用する場合でも、搬送不良が生じないようにすることが望まれる。
本実施形態の用紙収納装置は、内部に収納されるロール紙から繰り出される連続紙が排出される方向に下る傾斜を有し、ロール紙に下方から当接する底壁と、底壁の上方に設けられ、ロール紙が最大径を有するときも最小径を有するときもロール紙に当接する、底壁よりも小さい摩擦係数を有する突出部と、を備える。
図1は実施形態に係るプリンタの斜視図、図2は実施形態に係るプリンタの上部ケースを開放した状態における斜視図、図3は実施形態に係る用紙収納装置としての用紙収納部を備えたプリンタを概略的に示す断面図である。このプリンタ1は店舗等でレシートに印字をするサーマルプリンタであり、プリンタケース2と、用紙収納部12と、印字部21とを具備している。なお、本実施形態に係るプリンタ1において用いられる印刷媒体は、感熱紙をロール状に巻いて形成された芯なしのロール紙13であり、中心部分には空洞13dが形成されている。
プリンタケース2は、図2および図3に示すように、ヒンジ3により連結された下部ケース4と上部ケース5とからなる。このプリンタケース2の内部には給紙装置が内蔵されており、プリンタケース2の前端(図1および図2の紙面側から見て手前側)には用紙出口6が設けられている。
上部ケース5は、ヒンジ3を支点に回転されることにより開閉可能である。上部ケース5は、それを開くことにより給紙装置11の後述する用紙収納装置としての用紙収納部12の上方を開放可能な開閉部材としても用いられている。上部ケース5には、用紙出口6に至る上部用紙ガイド5aが設けられている。上部用紙ガイド5aの後端部は円弧状をなしており、この後端部は、上部ケース5が閉じられた状態で給紙装置11の後述する用紙収納部12を上方から覆って配置されるように設けられている。上部用紙ガイド5aには複数のアイドルローラ5b、5cが取付けられている。
下部ケース4は、内部に後述する印字部21や用紙出口6に至る下部用紙ガイド4aを収納している。
用紙収納部12は、上方に開口部122を有する容器状をなしていて、ロール紙13を収納するスペースである内部スペース121は、前壁14と、前壁14に設けられたローラ18と、底壁15と、第2の壁16と、側壁17とにより囲まれている。また、図3に示すように、用紙収納部12にロール紙13が収納されている状態において、ローラ18と、前壁14と、底壁15と、ロール紙13とにより囲まれる部分には、空間19が形成される。
印字部21は、用紙収納部12からのロール紙13の引出しと引出された部位13aに対する印字とを担うものであって、図3に示すように用紙収納部12に対してロール紙13から引き出された連続紙13aの搬送方向下流側にずれて配設されている。この印字部21は、モータ22により回転されるプラテンローラ23と、これに接する印字ヘッド24を有している。
モータ22は、ステッピングモータからなり、これに印加される駆動パルスの数に応じて駆動される。モータ22及びプラテンローラ23は下部ケース4に取付けられている。プラテンローラ23の上部は下部用紙ガイド4aから突出している。
印字ヘッド24は例えばサーマルヘッドであり、プラテンローラ23が設けられている位置に対応して上部ケース5に取付けられている。印字ヘッド24の下部は上部用紙ガイド5aから突出していて、上部ケース5が閉じられた状態において、プラテンローラ23に上方から接する。
前記構成のプリンタ1に対するロール紙13のセットは、上部ケース5を開いた状態で、ロール紙13を用紙収納部12に開口部122を経て落し込むとともに、このロール紙13の外周端を用紙出口6に達するまで引出した後に、上部ケース5を閉じることで行われる。これにより、用紙収納部12のローラ18と底壁15とに接してロール紙13が回転可能に支持される。また、ロール紙13の引出し部位13aがプラテンローラ23と印字ヘッド24とで挟まれた状態にセットされる。
次に、本実施形態に係る用紙収納装置としての用紙収納部12について詳述する。図4は、実施形態に係る用紙収納装置としての用紙収納部12を示す斜視図である。
用紙収納部12は、上方に開口部122を有する容器状をなしている。用紙収納部12内のロール紙13を収納するスペースである内部スペース121は、前壁14と、前壁14に設けられたローラ18と、底壁15と、第2の壁16と、側壁17とにより囲まれている。ロール紙13は、開口部122を通じて内部スペース121に投げ込み式に落とし込まれることで、用紙収納部12に収納される。また、用紙収納部12にロール紙13が収納されている状態において、ローラ18と、前壁14と、底壁15と、ロール紙13とにより囲まれる部分には、空間19が形成される(図3参照)。
前壁14は、用紙収納部12の前壁をなし、底壁15は用紙収納部12の底壁をなし、第2の壁16は用紙収納部12の後壁をなしている。側壁17は、用紙収納部12の側壁をなしている。前壁14は、ロール紙13から引き出された連続紙の給紙方向に設けられている。ロール紙13を挟んで前壁14に対向する位置は、第2の壁16が設けられている。また、底壁15は、前壁14と第2の壁16とに挟まれる位置に配置されている。
図3に示すように、ロール紙13は、用紙収納部12内で前壁14に設けられたローラ18と底壁15とに当接して回転可能に支持される。そして、図3においてロール紙13が反時計回り回転された場合に、このロール紙13から引き出された連続紙の引出し部位13aが、ローラ18と上部用紙ガイド5aの下面部とにより形成される開口部123(図3参照)を経て前方へ引き出される。
前壁14は、用紙収納部12の前側、すなわちロール紙13から繰り出される連続紙が排出される方向に設けられていて、ロール紙13に対向する面の水平面に対する角度が鋭角から鈍角になるように湾曲して形成されている。前壁14の湾曲部分には、2つの支持部181が内部スペース121に向かい突出して設けられている。
これら2つの支持部181に対してローラ18が、軸182を介して回転可能に設けられている。ローラ18は、用紙収納部12内にロール紙13が収納されている状態において、ロール紙13に当接するローラであり、ロール紙13の引き出しに伴う回転に従動して回転する。後に詳述するが、ロール紙13が引き出されるときにこのローラ18に当接することで、給紙方向への移動が規制されるとともに、ロール紙13の跳ね上がりが抑制され、また、ロール紙13が跳ね上がったときにはローラ18が回転することでロール紙13は直ちに底壁15に落下するようになっている。さらに、前壁14の高さを低くするとともに、この低い前壁14にローラ18を設けることにより、内部スペース121の前方が広く開放された状態となり、ロール紙13の出し入れが容易となっている。なお、ローラ18は格子状であり、多数の孔183が形成されることで軽量化されていて、回転しやすくなっている。
底壁15は、前壁14の下端から後向きに折れ曲がるように連続している。底壁15は前壁14側、すなわち、ロール紙13から繰り出される連続紙が排出される方向に下るように傾斜している。そのため、ロール紙13には、底壁15のこの傾斜を下る方向、すなわち、ローラ18に向かう方向に転がり落ちるように力が加わることになる。
第2の壁16は、底壁15の後端から起立している。前壁14の内部スペース121側の面と第2の壁16の内部スペース121側の面とは、少なくとも平行、好ましくは開口部122に向かうに従い互いの間隔が広くなるように設けられている。これにより、ロール紙13を内部スペース121に投げ込み易くなるとともに、金型による用紙収納部12の成型時に金型から用紙収納部12を抜きやすくすることができる。
空間19は、ローラ18と、前壁14と、底壁15と、ロール紙13とにより囲まれる部分に形成されるスペースであり、後述するように、ロール紙18にたるみが生じた場合にそのたるみの部分を収納可能となっている。
図5は、実施形態に係る用紙収納部にセットされたロール紙が引き出される様子を示す断面図であり、(A)は用紙収納部12の全体の断面図、(B)はローラとその周辺部分の拡大断面図である。本実施形態に係るプリンタ1の用紙収納部12では、ローラ18は、内部に収納されたロール紙13が消費され径が小さくなってもロール紙13に当接可能な位置に設けられている。
図5において、符号13は未使用のロール紙を示し、符号13’は使用されて径が小さくなったロール紙を示している。また、符号13aは未使用のロール紙13から引き出された連続紙を示し、符号13a’は径が小さくなったロール紙13’から引き出された連続紙を示している。
未使用のロール紙13は最大の径を有する状態となっている。このとき、底壁15の傾斜によりロール紙13にはローラ18に向かう力が加わっている。そして、ローラ18は、ロール紙13の回転軸13cを含む水平面の下方でロール紙13に当接し、ロール紙13の引き出し方向への動作を規制している。このようにローラ18を低い位置に設けることにより、内部スペース121の前方が広く開放された状態となり、ロール紙13の出し入れが容易となっている。また、ロール紙13は、底壁15に当接している。すなわち、ロール紙13は、ローラ18と底壁15との2箇所に当接して回転可能に支持されている。
ここで、ロール紙13の回転を妨げる摩擦のうち大部分はロール紙13と底壁15とが当接している部分に生じる。一方、ロール紙13とローラ18が当接している部分に生じる摩擦力は、ローラ18が回転するため極めて小さくなっている。また、ローラ18は軽量化がされているため、回転し易くなっている。そのため、ロール紙13の引き出しをスムーズに行うことができる。
また、使用に伴い径が小さくなったロール紙13’の場合、ローラ18は、ロール紙13’の回転軸13c’を含む水平面の上方からロール紙13’に当接し、ロール紙13’の引き出し方向への動作を規制している。なお、ロール紙13’には中心部分に空洞13d’があるため、ロール紙13’の最小径はこの空洞13d’より大きくなる。そこで、ローラ18は、ロール紙13’の径が空洞13d’になった場合でもロール紙13’に当接できる位置に設けられている。これにより、ローラ18は、ロール紙13が使用に伴い最大径から最小径へとサイズが変化した場合でもロール紙13に当接できるようになっている。
そして、ロール紙13’は底壁15にも当接し、ローラ18と底壁15との2箇所に当接して回転可能に支持されている。上述したようにローラ18からロール紙13’に加わる、ロール紙13’の回転を妨げる摩擦力は、ローラ18が回転するため極めて小さくなっている。そのため、使用に伴い径が小さくなったロール紙13’の引き出しもスムーズに行うことができる。
また、従来のプリンタでは、用紙収納部の内壁とロール紙との間に働く摩擦力によりロール紙の回転が妨げられることがあった。そして、ロール紙の回転が妨げられた状態で、消費されて径が小さくなり自重が軽くなったロール紙に引き出し力が加わると、ロール紙が跳ね上がることがあった。このとき、ロール紙には芯がなく、構造的にもろくなっているため、つぶれるように変形することがあった。そして、このように変形したロール紙が開口部123に詰まることで、ロール紙のスムーズな搬送が妨げられ、印字乱れが生じる恐れがあった。
しかし、本実施形態に係るプリンタ1では、自重が軽くなったロール紙13’もローラ18に当接することができ、ロール紙13’の回転を妨げる摩擦力は微弱となっているため、ロール紙13’の跳ね上りを効果的に防止することができる。
また、ロール紙13’が瞬間的に跳ね上がった場合でも、上述したようにローラ18が回転するためロール紙13’の回転を妨げる力は微弱になっていて、すぐにロール紙13’は回転し、底壁15へと落下するとともに、その回転が継続される。さらに、跳ね上がったロール紙13’はローラ18に接触するが、このときローラ18が回転するため、ロール紙13’も回転可能な状態となり、上述した摩擦力は解消する。このように、使用に伴い径が小さくなったロール紙13’についても、ロール紙13’の跳ね上がりを最小限に留めることができ、スムーズな給紙を行うことができる。
次に、ロール紙13にたるみが生じた場合に、たるみが空間19に収納される様子について図6を用いて説明する。図6は、実施形態に係る用紙収納部からたるみのあるロール紙が引き出される様子を示す断面図であり、(A)はたるみが空間19に収納される前の状態を、(B)はたるみが空間19に収納された状態を示している。
ロール紙13の使用に伴い、ロール紙13にたるみ13bが生じる場合がある。図6(A)に示すように、このたるみ13bは、ローラ18の上部とロール紙13から引き出される連続紙13aとの間に生じやすい。
従来のプリンタでは、このようなたるみは引き出される連続紙とともに搬送方向に搬送されることがあった。そして、搬送されたたるみの部分が搬送経路に詰まり、搬送不良が生じることがあった。
しかし、本実施形態に係るプリンタ1では、図6(A)の位置に生じたたるみ13bは、ロール紙13の回転に従動するローラ18の回転により、図6(B)に示す位置、すなわち空間19の内部に送られ、空間19に収納される。
このように、本実施形態に係るプリンタ1においては、ロール紙13に生じたたるみ13bは、ローラ18の回転により、引き出される連続紙13aから離れた位置に移動されるため、連続紙13aの搬送に伴い搬送されることがなくなり、たるみ13bの搬送経路への詰まりを効果的に防止することができる。
なお、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、プリンタ1に対して用紙収納部12を着脱可能としてもよい。これにより、ロール紙13のサイズに応じて用紙収納部12を変えることができ、様々なサイズのロール紙13を使用可能とすることができる。
また、上述した用紙収納部12と同一形状の用紙収納部をプリンタ1に対して一体的に形成してもよい。
また、上述した実施例においては、前壁14にローラ18が設けられていたが、本発明においてはこれに限らず、ローラ18の替わりに前壁14や底壁15よりも摩擦計数の少ない素材を用いて構成された突起を用いてもよい。この場合、突起はローラ18と同様の位置、すなわちロール紙13が最大径である場合および最小径である場合のいずれの場合においてもロール紙13と接触できる位置に設けられる。このように突起を用いた場合でも、上述した実施形態に係る用紙収納部12と同様に、ロール紙13の跳ね上がりを効果的に防止することができる。すなわち、ローラ18や上記突起など、摩擦を極めて小さくすることができ、最大径から最小径にロール紙13の径が変化した場合でもロール紙13に当接することのできる突出部であれば、好適に用いることができる。
また、上述した実施例においては、ローラ18は前壁14に設けられた支持部181に対して軸182を介して回転可能に設けられているが、本発明においてはこれに限らず、2つの側壁17の間に軸を設け、この軸を介してローラ18を回転可能に設けてもよい。この場合、前壁14は不要となるため、用紙収納部12およびプリンタ1を軽量化することができる。
また、上述した実施例においては、ローラ18は格子状であり、多数の孔183が形成されることで軽量化されていたが(図4参照)、本発明においてはこれに限らず、図7に示すように、ローラ18を金属等の重い素材を用いて形成してもよい。図7は、金属製のローラを示す図であり、(A)は斜視図を、(B)は断面図を示している。ローラ18は上述した実施例と異なり、外周部分から軸182に至るまで、金属が密に詰まった構造をしている。
重いローラ18は回転すると慣性力により当該回転を維持しようとするフライホイールとして作用する。そして、ローラ18はロール紙13の搬送動作が停止した後も慣性力によりしばらく回転し続けるため、ロール紙13のたるみ13bを空間19に搬送することができ、たるみ13bの搬送経路への詰まりを効果的に防止することができる。
また、ローラ18をフライホイールとして作用させる場合、図8に示すように、ローラ18をローラ18の回転軸に対し垂直な平面における断面形状がスポーク状になるように形成してもよい。図8は、断面形状がスポーク状の金属製のローラを示す図であり、(A)は斜視図を、(B)は断面図を示している。ローラ18の構造を、断面形状がスポーク状になるように、すなわち、軸182と外周壁(リム)186の間に、軸182から半径方向に放射状に伸びる複数のスポーク184が設けられた構造とする。スポーク184同士の間には、空間185が形成される。ローラ18の構造をスポーク状とすることで、リム186に重量を集中させるとともに、ローラ18の中心部分を軽量化することができる。すなわち、ローラ18のフライホイールとしての効果と軽量化とを両立させることができる。
また、ロール紙13とローラ18の間に作用する摩擦力を増すため、図9に示すように、ローラ18の外周部分にゴム部材187を設けてもよい。図9は、外周部分にゴム部材が設けられたローラを示す図であり、(A)は斜視図を、(B)は断面図を示している。ローラ18の外周部分にゴム部材187を設けてロール紙13との間に生じる摩擦力を増すことで、ローラ18によるロール紙13のたるみ13bの搬送をより効果的に行うことができる。
また、上述した実施例においては、ロール紙として中心部分に空洞のある芯無しのロール紙が用いられていたが、本発明においてはこれに限らず、紙管が芯となっている有芯のロール紙を用いてもよい。この場合、ロール紙の最小径は紙管よりも大きくなる。そのため、上述したローラ18または突起を、ロール紙が最大径である場合でも、紙管の径となった場合でもロール紙に当接できる位置に設けることにより、ロール紙の跳ね上がりを効果的に防止することができる。また、ローラ18を用いる場合には、ロール紙のたるみが連続紙の搬送に伴い搬送されることがなくなり、たるみの搬送経路への詰まりを効果的に防止することができる。
また、上述した実施例においては、図3等に示すように印刷される面が外側を向いた外巻きのロール紙が用いられていたが、本発明においてはこれに限らず、印刷される面が内側を向いた内巻きのロール紙を用いてもよい。
1 プリンタ
2 プリンタケース
3 ヒンジ
4 下部ケース
5 上部ケース
6 用紙出口
11 給紙装置
12 用紙収納部
14 前壁
15 底壁
16 第2の壁
17 側壁
18 ローラ
19 空間
121 内部スペース
123 開口部
2 プリンタケース
3 ヒンジ
4 下部ケース
5 上部ケース
6 用紙出口
11 給紙装置
12 用紙収納部
14 前壁
15 底壁
16 第2の壁
17 側壁
18 ローラ
19 空間
121 内部スペース
123 開口部
Claims (6)
- 内部に収納されるロール紙から繰り出される連続紙が排出される方向に下る傾斜を有し、前記ロール紙に下方から当接する底壁と、
前記底壁の上方に設けられ、前記ロール紙が最大径を有するときも最小径を有するときも前記ロール紙に当接する、前記底壁よりも小さい摩擦係数を有する突出部と、
を備える用紙収納装置。 - 前記突出部は前記連続紙が排出される方向に直交するように設けられた軸を介して回転可能に設けられたローラであり、前記ロール紙の回転に従動して前記ローラが回転することで前記底壁よりも小さい摩擦係数となる請求項1記載の用紙収納装置。
- 前記ローラが前記ロール紙と当接する状態において、前記ローラ、前記底壁および前記ロール紙とにより囲まれる位置に設けられ、前記ローラの回転により前記ローラの下方に送られる前記ロール紙のたるみを収納する空間を備える請求項2記載の用紙収納装置。
- 前記ローラは前記連続紙の繰り出し停止後も慣性力により回転するフライホイールとして作用する請求項1乃至3の何れかに記載の用紙収納装置。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の用紙収納装置と、
前記用紙収納装置を収納する筐体と、
前記筐体内に設けられ、前記用紙収納装置から給紙された連続紙に印字を行う印字部と、
を備えたプリンタ。 - 前記用紙収納装置が前記筐体に対して着脱可能である請求項5記載のプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011286183A JP2013133212A (ja) | 2011-12-27 | 2011-12-27 | 用紙収納装置およびプリンタ |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015047841A (ja) * | 2013-09-04 | 2015-03-16 | 東芝テック株式会社 | ロール紙収納装置およびプリンタ |
JP2017052213A (ja) * | 2015-09-10 | 2017-03-16 | 富士通コンポーネント株式会社 | プリンタ装置 |
JP2019195968A (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-14 | 富士通コンポーネント株式会社 | プリンタ装置 |
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- 2011-12-27 JP JP2011286183A patent/JP2013133212A/ja active Pending
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