JP5768546B2 - 媒体支持トレイ、記録装置 - Google Patents

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本発明は、引き出し式に構成された、媒体を支持する媒体支持トレイに関する。また本発明は、前記媒体支持トレイを備えた、ファクシミリやプリンター等に代表される記録装置に関する。
記録装置の一例としてのプリンターには、記録が実行されて排出される媒体(例えば、記録用紙)を支持する媒体支持トレイ(排紙受けトレイ或いは排紙スタッカーなどと呼ばれることもあり、以下では「排紙トレイ」と言うこととする。)が設けられ、当該排紙トレイに、記録の行われた記録用紙が順次積重される様に構成されている。
排紙トレイは、多くの場合、非使用時には占有スペースを小さく、一方で使用時には記録用紙の大きさに合わせて広い支持部を展開可能な様に、多段式に引き出し可能に構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−001705号公報
ところで、プリンターにおいてはモーターによって駆動される駆動機構から振動が発生するが、この振動が、排出される記録用紙に伝わり、この記録用紙が媒介となって耳障りな騒音が発生する場合があった。また別の課題として、排紙トレイ上に支持された記録用紙が、風などの外部要因によりトレイ上から落下してしまう虞もあった。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、排出される記録用紙を媒介とした耳障り騒音を抑えるとともに、排紙トレイ上に支持された記録用紙が外部要因によって落下してしまうことを防止することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る媒体支持トレイは、箱状体を成すベース部と、前記ベース部に対してスライド可能に設けられた、箱状体を成す少なくとも一以上の引き出し部と、を備え、前記引き出し部を引き出すことにより、媒体を支持する媒体支持部及び当該媒体支持部の両側方及び上方を覆うカバー構造が展開される構成を備え、前記引き出し部が前記ベース部の内側に収容され、また前記引き出し部が複数設けられた場合には自由端側の前記引き出し部が基端側の前記引き出し部の内側に収容される構成を備え、前記ベース部と前記引き出し部との間、或いはこれに加えて自由端側の前記引き出し部と基端側の前記引き出し部との間において前記媒体支持部に形成される段差部の低位置側に、前記媒体支持部の展開状態では前記段差部の段差を埋める様に前記媒体支持部上から突出し、収納状態では自由端側の前記引き出し部によって前記媒体支持部側に押し込まれる板ばねが設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、媒体支持トレイは、箱状体を成すベース部と、前記ベース部に対してスライド可能に設けられた、箱状体を成す少なくとも一以上の引き出し部と、を備え、前記引き出し部を引き出すことにより、媒体を支持する媒体支持部及び当該媒体支持部の両側方及び上方を覆うカバー構造が展開される構成を備えるので、媒体支持部に支持された媒体は前記カバー構造によって覆われる様な状態となり、遮音効果が発現する。
従ってこれにより、排出される媒体を媒介とする耳障り騒音を抑えることができるとともに、トレイ上に支持された媒体が風などの外部要因によって落下してしまうことを防止でき、また媒体に塵埃が付着することも防止できる。加えて、排出された媒体にどの様な記録が行われているか、一見して判り難くなる為、機密性の向上にも資することとなる。
また、複数の箱状体を引き出す構造においては、基端側から自由端側に向かって媒体先端が進む際に、当該媒体の先端が引っ掛かる様な段差が形成される場合がある。
しかしながら、本態様によれば、前記段差部に板ばねが設けられ、使用時(展開時)にはこの板ばねによって媒体先端が前記段差を乗り越える様に案内されるので、前記段差部に媒体先端が引っ掛かることを防止でき、円滑な媒体の排出を行うことができる。また、前記板ばねは変形できるので、収納時に邪魔になることもない。
本発明の第の態様は、第の態様において、前記引き出し部が複数設けられ、複数の前記段差部のそれぞれに設けられた前記板ばねのばね力が異なることにより、複数の前記引き出し部の引き出し順に規則性が付与されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記板ばねのばね力が異なることにより、複数の前記引き出し部の引き出し順に規則性が付与されているので、複数の前記引き出し部の引き出し順に規則性を付与する構成を、構造簡単にして低コストに得ることができる。
本発明の第の態様は、第1または第2の態様において、最も自由端側に位置する前記引き出し部の内側において自由端側の壁面が傾斜状を成していることを特徴とする。
本態様によれば、最も自由端側に位置する前記引き出し部の内側において自由端側の壁面が傾斜状を成しているので、媒体を取り出す際に当該媒体の先端が自由端側の壁面に引っ掛からず、円滑に取り出すことができる。また、媒体支持部の長さに対して排出される媒体の長さが長い場合であっても、媒体支持トレイ内でジャムとなることなく、トレイ外部に排出されるといった作用効果も奏する。
本発明の第の態様は、第1から第の態様のいずれかにおいて、最も自由端側に位置する前記引き出し部に形成された媒体取り出し用の開口部が、開閉可能な或いは着脱可能なカバーにより覆われることを特徴とする。
本態様によれば、最も自由端側に位置する前記引き出し部に形成された媒体取り出し用の開口部が、開閉可能な或いは着脱可能なカバーにより覆われるので、排出される媒体を媒介とする耳障りな騒音をより一層抑えることができる。
本発明の第5の態様は、媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段によって記録の行われた媒体を装置外部に排出する排出手段と、前記排出手段から排出された媒体を支持する、第1から第4の態様のいずれかに係る前記媒体支持トレイと、を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、記録装置において、上記第1から第4の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
本発明の第6の態様は、第1の態様において、前記ベース部が前記引き出し部の内側に収容され、また前記引き出し部が複数設けられた場合には基端側の前記引き出し部が自由端側の前記引き出し部の内側に収容される構成を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記ベース部が前記引き出し部の内側に収容され、また前記引き出し部が複数設けられた場合には基端側の前記引き出し部が自由端側の前記引き出し部の内側に収容される構成を備えるので、基端側から自由端側に向かって媒体先端が進む際に当該媒体先端が引っ掛かる様な段差が形成されることがなく、媒体を円滑に排出することができる。
本発明の第7の態様は、媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段によって記録の行われた媒体を装置外部に排出する排出手段と、前記排出手段から排出された媒体を支持する、第1から第6の態様のいずれかに係る前記媒体支持トレイと、を備えたことを特徴とする。本態様によれば、記録装置において、上記第1から第6の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 本発明の第1実施形態に係る用紙支持トレイの展開状態における斜視図。 (A)は本発明の第1実施形態に係る用紙支持トレイの収納状態における側断面図、(B)は同用紙支持トレイの展開状態における側断面図。 (A)、(B)は本発明の第1実施形態に係る用紙支持トレイの部分拡大側断面図。 本発明の第2実施形態に係る用紙支持トレイの側断面図。 本発明の第3実施形態に係る用紙支持トレイの側断面図。 本発明の第4実施形態に係る用紙支持トレイの側断面図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は、以下説明する実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることを前提として、以下本発明の一実施形態を説明するものとする。
図1は本発明に係る記録装置の一実施形態であるインクジェットプリンター1の側断面概略図、図2は、本発明に係る媒体支持トレイの第1実施形態である用紙支持トレイ35Aの展開状態における斜視図、図3(A)は用紙支持トレイ35Aの収納状態における側断面図、図3(B)は用紙支持トレイ35Aの展開状態における側断面図、図4(A)、(B)は用紙支持トレイ35Aの部分拡大側断面図である。更に、図5〜図7は、それぞれ第2〜第4実施形態に係る用紙支持トレイの側断面図である。尚、図1では図の煩雑化を避ける為、断面部分へのハッチングは基本的に省略している(用紙支持トレイ35A部分のみ施している)。
以下では先ず、インクジェットプリンター1の全体構成を概説する。図1において符号2は媒体の一例としての記録用紙にインクジェット記録を行う記録部を、符号3は記録部2の上部に設けられるスキャナ部を、符号4はスキャナ部3の上部に設けられる自動原稿搬送部を、それぞれ示しており、即ちインクジェットプリンター1はインクジェット記録機能に加えてスキャナ機能を備える複合機として構成されている。
記録部2は2つの用紙給送経路を備えており、1つは装置下部に設けられた第2用紙給送部13からの用紙給送経路であり、他の1つは装置背面側に設けられた第1用紙給送部12からの用紙給送経路である。尚、破線P1は第2用紙給送部13から送り出される記録用紙の通過軌跡を示し、破線P2は第1用紙給送部12から送り出される用紙の通過軌跡を示している。
第2用紙給送部13において、符号5は用紙を収容する用紙カセットを示しており、この用紙カセット5と対向する位置には、回転軸17aを中心に揺動可能なローラー支持部材17に軸支された、用紙給送手段を構成する給送ローラー18が設けられている。
この給送ローラー18は、ローラー支持部材17の揺動動作により用紙カセット5に対して進退可能に設けられ、用紙カセット5に収容された記録用紙Pの最上位のものと接して回転することで、当該最上位の記録用紙Pを下流側に送り出す。
給送ローラー18によって送り出された記録用紙Pは、大径の反転ローラー20によって湾曲反転させられた後、搬送手段としての搬送駆動ローラー24及び搬送従動ローラー25に到達する。尚、符号21は反転ローラー20との間で用紙をニップすることにより用紙の分離を行う分離ローラーを示している。
一方、記録部2の上部後方に設けられた第1用紙給送部12において、支持部材14は記録用紙を傾斜姿勢に支持するとともに、上部の図示しない揺動軸を中心に揺動することで、支持している用紙の最上位のものを給送ローラー15に圧接させる。給送ローラー15は、回転することにより、圧接している用紙を下流側へ送り出す。尚、符号16は給送ローラー15との間で用紙をニップすることにより用紙の分離を行う分離ローラーを示している。
搬送駆動ローラー24及び搬送従動ローラー25は、下流側へと記録用紙Pを精密送りするローラー対であり、このローラー対の下流側にはインクジェット式の記録ヘッド28と、用紙を下流側へ案内する支持部材26とが対向配置されている。
記録ヘッド28は、用紙搬送方向と直交する方向(図1の紙面表裏方向:以下では適宜「主走査方向」と言うこととする)に往復動可能なキャリッジ27の底部に設けられ、主走査方向に移動しながら記録用紙Pに対してインクを吐出することにより記録を行う。
記録ヘッド28の下流側において、符号30は記録用紙Pの浮きを防止する従動ローラーであり、符号31は回転することにより記録用紙Pを排出する排出駆動ローラーであり、符号32は排出駆動ローラー31との間で記録用紙Pをニップする排出従動ローラーである。これらローラー対により、記録の行われた記録用紙Pは、用紙支持トレイ35Aに向けて排出される。
尚、インクジェットプリンター1は、おもて面(第1面)に記録の行われた記録用紙Pを用紙支持トレイ35Aに向けて排出せずに、バックフィードして反転ローラー20により湾曲反転させることで、うら面(第2面)への記録が可能となっている。
以上がインクジェットプリンター1の大略構成であり、以下、用紙支持トレイ35Aについて説明する。用紙支持トレイ35Aは、排出駆動ローラー31及び排出従動ローラー32で構成される用紙排出手段の下流直近に設けられ、記録が行われて排出される記録用紙Pを支持する。
この用紙支持トレイ35Aは、図2及び図3に示す様に箱状体を成すベース部36Aと、ベース部36Aに対してスライド可能に設けられた、箱状体を成す2つの引き出し部37A、38A、のこれらを備えている。そして引き出し部37A、38A、のこれらを装置手前側(図1、図3において左側)に引き出すことにより、排出された記録用紙を支持する用紙支持部(用紙支持面)S1〜S3が展開され、また当該用紙支持部S1〜S3の側方及び上方を覆うカバー構造(図2において符号Cで示す)が展開される様になっている。
より詳しくは、展開状態において用紙支持トレイ35Aの最も基端側(図3(B)において右側)を構成するベース部36Aの内側に、展開状態において用紙支持トレイ35Aの中間部を構成する第1引き出し部37Aが収納可能となっている。またこの第1引き出し部37Aの内側に、展開状態において用紙支持トレイ35Aの最も自由側(図3(B)において左側)を構成する第2引き出し部38Aが収納可能となっている(図3(A))。
ベース部36Aの用紙支持部S1において自由端側には板ばね39Aが設けられている。この板ばね39Aは、展開状態では図4(B)に示す様に用紙支持部S1から上方に突出し、収納状態(或いは収納状態と展開状態との間)では図4(A)に示す様に自由端側の第1引き出し部37Aによって用紙支持部S1側に押し込まれる様になっている。
同様に、第1引き出し部37Aの用紙支持部S2において自由端側には板ばね39Bが設けられており、この板ばね39Bは展開状態では用紙支持部S2から上方に突出し、収納状態では自由端側の第2引き出し部38Aによって用紙支持部S2側に押し込まれる様になっている。そしてこれら板ばね39A、39Bによって、各引き出し部が、引き出し状態を保持できる様になっている。尚、板ばね39A、39Bは、図示は省略するが用紙幅方向(図3、図4において紙面表裏方向)に適宜の間隔を空けて複数設けられている。
また、ベース部36Aには、第1引き出し部37Aの引き出し限度を規定する(脱落を防止する)ストッパが設けられている(図示省略)。第1引き出し部37Aにも同様に、第2引き出し部38Aの引き出し限度を規定する(脱落を防止する)ストッパが設けられている(図示省略)。更に、本実施形態では収納状態において、図3(A)に示す様に第2引き出し部38Aの先端が僅かに突出する様になっており、ユーザーは当該第2引き出し部38Aの先端を摘んで手前側に引き出せる様になっている。
ここで、本実施形態では自由端側の構成要素が基端側の構成要素の内側に収容される構成であるので、展開状態においてはベース部36Aと第1引き出し部37Aとの間の用紙支持部、即ち用紙支持部S1と用紙支持部S2との間には、用紙先端が引っ掛かる段差部(図4(B)において符号Eで示す)符号が形成される。同様に、第1引き出し部37Aと第2引き出し部38Aとの間、即ち用紙支持部S2と用紙支持部S3との間に、用紙先端が引っ掛かる段差部が形成される。
しかしながらこの段差部の低位置側には、上述した様に板ばね39A、39Bが設けられており、これら板ばね39A、39Bが上記段差部を埋めるようになっている。従って用紙排出時には、排出される用紙の先端が、板ばね39A、39Bを乗り越えて前記段差部を通過することとなり、これにより用紙先端の引っ掛かりを招くことなく円滑に用紙排出を行うことができる様になっている。
そして、上述した様に用紙支持トレイ35Aは、箱状体を成すベース部36Aと、ベース部36Aに対してスライド可能に設けられた、箱状体を成す第1引き出し部37A及び第2引き出し部38A、のこれらを備え、第1引き出し部37A、第2引き出し部38A、のこれらを装置手前側に引き出すことにより、排出される記録用紙を支持する用紙支持部S1〜S3が展開され、また当該用紙支持部S1〜S3の側方及び上方を覆うカバー構造Cが展開される。
従ってこれにより、排出された用紙を媒介とする耳障り騒音を抑えることができるとともに、トレイ上に支持された用紙が風などの外部要因によって落下してしまうことを防止することができ、また用紙に塵埃が付着することも防止できる。加えて、排出された用紙にどの様な記録が行われているか、一見して判り難くなる為、機密性の向上にも資することとなる。
尚、最も自由端の第2引き出し部38Aの自由端側には開口部Dが形成されており(図2、図3(B))、この開口部Dから、排出された用紙を取り出すことができる様になっている。
また、用紙支持トレイ35Aにおいて、板ばね39A、39Bのばね力を異ならせることにより、第1引き出し部37A、第2引き出し部38A、のこれらの引き出し順に規則性を付与することができる。例えば、板ばね39Aのばね力を板ばね39Bのばね力より小さく設定すれば、最も自由端側の第2引き出し部38Aを摘んで引き出した際に、第1引き出し部37Aが先に、確実に引き出される。これにより、寸法上強度的に最も弱い第2引き出し部38Aのみが引き出されたままの状態となることを防止できる。尚、排出される用紙サイズが短い場合には、第1引き出し部37Aを引き出し、第2引き出し部38Aが収納されたままの状態としても良い。
尚、ばね力の調整は、板ばね39A、39Bそれ自体のばね力を調整するほか(例えば、板厚や材料を変更する)、用紙幅方向に複数設けられた板ばね39A、39Bのこれらの配置数を変えることによっても調整することができる。
次に、図5を参照しながら用紙支持トレイの第2実施形態について説明する。本実施形態に係る用紙支持トレイ35Bは、上記第1実施形態とは異なり、先端の開口部Dを閉塞するカバー40を備えている。尚、符号38Bはカバー40を備えた第2引き出し部を示しており、他の構成について既に説明した第1実施形態と同一構成には同一符号を付してある。
このカバー40は、回動軸40aを中心に回動可能に設けられており、そしてこのカバー40によって用紙の非取り出し時には開口部Dが閉塞されるので、用紙が排出される際に生じる騒音をより確実に小さくすることができる。尚、カバー40は回動軸40aを中心に回動可能に設けられているが、これに限られず、例えば着脱可能に設けても良い。また、カバー40や、或いはこれに加えて用紙支持トレイ35Bの特に上面全体或いは上面の少なくとも一部を透明部材で形成すれば、内部を容易に視認でき、ユーザーフレンドリとなる。
次に、図6は用紙支持トレイの第3実施形態を示しており、当該第3実施形態に係る用紙支持トレイ35Cは、第2引き出し部38Cの内側において自由端側の壁面が傾斜状を成している(符号Sで示す傾斜面)。この様な傾斜面Sを備えることで、用紙支持トレイ35C内の用紙を取り出す際に、用紙先端がトレイ内部の自由端側の壁面に引っ掛からず、容易に取り出すことができる。また、用紙支持部の長さに対して排出される用紙長が長い場合であっても、用紙支持トレイ35C内で紙ジャムとなることなく、トレイ外部に排出されるといった作用効果も奏する。
続いて図7は用紙支持トレイの第4実施形態を示しており、当該第4実施形態に係る用紙支持トレイ35Dは、ベース部36Dが第1引き出し部37Dの内側に収容され、また基端側の第1引き出し部37Dが自由端側の第2引き出し部38Dの内側に収容される構成を備えている。
これにより、基端側から自由端側に向かって用紙先端が進む際に上記第1〜第3実施形態で示した様な用紙先端が引っ掛かる段差が形成されることがなく、用紙を円滑に排出することができる。
以上説明した実施形態は一例であり、更に種々の実施形態を採ることができる。例えば、用紙の取り出し性を向上させる為に、用紙支持部S1〜S3を自由端側に向かって下がる傾斜面とすることも好適である。これにより、特に用紙サイズが小さい場合には容易にこれを取り出すことができる。
或いは、用紙支持トレイ全体を揺動可能に構成するとともに、当該用紙支持トレイの姿勢を切り換える駆動手段を設けることも好適である。これにより、例えば非記録実行時及び記録ジョブ実行中は用紙支持部S1〜S3を水平としつつ、記録ジョブ終了後に用紙支持部S1〜S3が自由端側に向かって下がる様な傾斜面とすることができ、これにより記録実行中に排出された用紙が用紙支持トレイ先端の開口部から落ちてしまうことを防止しつつ、記録終了後には用紙を容易に取り出すことができる。
また、排出された用紙の取り出し性をより一層向上させる為に、ベース部、第1引き出し部、第2引き出し部、のこれらの全ての上部天板或いは少なくとも1つの上部天板を取り外し可能に構成することも好適である。
尚、上述した各実施形態では、ベース部と、2つの引き出し部とにより用紙支持トレイを構成したが、引き出し部は1つであっても良いし、或いは3つ以上であっても良い。また、上述した各実施形態は本発明に係る媒体支持トレイを記録装置に適用した例を説明したが、これに限られずその他の装置に適用可能であることは言うまでもない。
1 インクジェットプリンター、2 記録部、3 スキャナ部、4 自動原稿搬送部、5 用紙カセット、6 摩擦パッド、7 分離部、8 揺動部材、8a 揺動軸、12 第1用紙給送部、13 第2用紙給送部、14 支持部材、15 給送ローラー、16 分離ローラー、17 ローラー支持部材、17a 回転軸、18 給送ローラー、20 反転ローラー、21 分離ローラー、24 搬送駆動ローラー、25 搬送従動ローラー、26 支持部材、27 キャリッジ、28 インクジェット記録ヘッド、30 従動ローラー、31 排出駆動ローラー、32 排出従動ローラー、35A〜35D 用紙支持トレイ、36A、36D ベース部、37A、37D 第1引き出し部、38A、38B、38C、38D 第2引き出し部、P、P1、P2 記録用紙

Claims (5)

  1. 箱状体を成すベース部と、
    前記ベース部に対してスライド可能に設けられた、箱状体を成す少なくとも一以上の引き出し部と、を備え、
    前記引き出し部を引き出すことにより、媒体を支持する媒体支持部及び当該媒体支持部の両側方及び上方を覆うカバー構造が展開される構成を備え
    前記引き出し部が前記ベース部の内側に収容され、また前記引き出し部が複数設けられた場合には自由端側の前記引き出し部が基端側の前記引き出し部の内側に収容される構成を備え、
    前記ベース部と前記引き出し部との間、或いはこれに加えて自由端側の前記引き出し部と基端側の前記引き出し部との間において前記媒体支持部に形成される段差部の低位置側に、前記媒体支持部の展開状態では前記段差部の段差を埋める様に前記媒体支持部上から突出し、収納状態では自由端側の前記引き出し部によって前記媒体支持部側に押し込まれる板ばねが設けられている、
    ことを特徴とする媒体支持トレイ。
  2. 請求項1に記載の媒体支持トレイにおいて、前記引き出し部が複数設けられ、
    複数の前記段差部のそれぞれに設けられた前記板ばねのばね力が異なることにより、複数の前記引き出し部の引き出し順に規則性が付与されている、
    ことを特徴とする媒体支持トレイ。
  3. 請求項1または2に記載の媒体支持トレイにおいて、最も自由端側に位置する前記引き出し部の内側において自由端側の壁面が傾斜状を成している、
    ことを特徴とする媒体支持トレイ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の媒体支持トレイにおいて、最も自由端側に位置する前記引き出し部に形成された媒体取り出し用の開口部が、開閉可能な或いは着脱可能なカバーにより覆われる、
    ことを特徴とする媒体支持トレイ。
  5. 媒体に記録を行う記録手段と、
    前記記録手段によって記録の行われた媒体を装置外部に排出する排出手段と、
    前記排出手段から排出された媒体を支持する、請求項1から4のいずれか1項に記載の前記媒体支持トレイと、
    を備えた記録装置。
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