JP2007041708A - 自動販売機及び携帯端末 - Google Patents

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俊哉 菊山
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Abstract

【課題】商品収納コラムに対して商品を収納する作業を省力化するとともに、自動販売機からできるだけ多くの商品をその賞味期限を守りつつ販売する。
【解決手段】商品の販売時、商品収納コラムに収納されて列を形成する複数の商品のうち、列の先頭商品を払い出す自動販売機において、記憶部と、複数の商品の払い出し順序を示す情報及び複数の商品の賞味期限を示す情報を対応付けて、複数の商品の販売を管理するための販売管理情報として記憶部に記憶させる記憶制御部と、を備えてなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、商品の販売時、商品収納コラムに収納されて列を形成する複数の商品のうち、この列の先頭商品を払い出す自動販売機、及びこの自動販売機の外部にあってこれと無線通信可能な携帯端末に関する。
例えばコラム(商品収納コラム)毎に種類の異なる商品を収納し、顧客から商品選択釦を通じて所望の種類の商品の販売要求があると、該当するコラム内の商品列から先頭商品を払い出して販売する自動販売機が知られている。この商品が例えば缶飲料(又はビン若しくはペットボトル飲料)の場合、コラムには、この缶飲料を横倒し姿勢で鉛直方向に積層して収納する所謂サーペンタイン構造を有するものがある。この場合、商品は、例えばルートマンにより、コラムの上部にある投入口から投入されて補充される。コラム内の商品は、鉛直方向下部から上部にかけて投入された順番に積み重なっており、このコラムの最下部にある商品が上記先頭商品に相当する。
商品が缶飲料の場合、一般に、この缶には飲料の賞味期限を示す情報が印刷されている。この賞味期限は、缶飲料が製造(生産)された年月日から所定期間(例えば1年間)を経た年月日を示すものであり、この缶飲料が常温又は冷温下で保存されている場合のものである。一方、賞味期限には、例えば乳製品を含む飲料をホット飲料として加温しつつ保存する場合に飲料メーカ等により自主的に設定される別の期限がある。つまり、加温下で乳成分が変質し易い商品もあるため、この加温下での商品の滞留日数(例えば2週間)が定められている。このような賞味期限付きの商品を自動販売機で販売する場合、賞味期限切れの商品を誤って販売しないための方策がとられている(例えば、特許文献1参照。)。
例えばルートマンがコラムに商品を投入して補充する際、この商品の補充個数及び賞味期限を示す情報を、自動販売機のドアの裏側に設けられたコントロールパネル等を通じて、この自動販売機のメモリに対しコラム毎に記憶させる。ここで、自動販売機は、メモリに記憶された補充個数から商品の販売の都度その販売個数を減じて残存個数を求める算出部と、日時を計時するタイマとを備えている。自動販売機は、タイマの示す日時が賞味期限を超えても残存個数がゼロになっていないコラムについて、残存商品の販売を禁止するとともに、このコラムに対応する売切れランプを点灯させる。これにより、賞味期限切れの商品の販売を防止できる。
特開平9−288763号公報
ところで、前述した防止策を効果的に実施するためには、例えばルートマンが1つのコラムに複数の商品を補充する際、このコラム内が同一の賞味期限を有する商品で統一されている必要がある。このため、商品の補充時にコラム内に商品が残存する場合、この残存商品と賞味期限が同じでない限り、新たに商品を補充できない。そこで、ルートマンは、残存商品を一旦コラムから全て払い出し、賞味期限が同一の複数の商品を新たに補充することがある。このような作業はルートマンに対する負担が大きく、よってルートマンの作業は非効率になる。
一方、商品の補充時にコラム内に商品が残存していても、ルートマンが、この残存商品の上部に賞味期限のより遅い商品を積み上げる場合について考える。つまり、コラムの鉛直方向下部から上部にかけて、賞味期限の早いものから遅いものへと商品が収納される。この場合、賞味期限切れの商品を販売しないためには、ルートマンは、コラムの下部にある商品に対する(相対的に早い)賞味期限の情報を、前述したメモリに記憶させなければならない。このため、コラムの上部にある商品については、未だ賞味期限を迎えていなくても、補充時にコラムの下部にあった商品に対する相対的に早い賞味期限に基づいて販売が禁止される状況が起こり得る。このため、良品(賞味期限切れではない商品)の販売機会を逸することになり、自動販売機の売上げの低下を招く虞がある。
或いは、ルートマンが、上記残存商品の上部に賞味期限のより早い商品を積み上げる場合について考える。つまり、コラムの鉛直方向下部から上部にかけて、賞味期限の遅いものから早いものへと商品が収納される。この場合、賞味期限切れの商品を販売しないためには、ルートマンは、コラムの上部にある商品に対する(相対的に早い)賞味期限の情報を、前述したメモリに記憶させなければならない。このため、コラムの下部にある商品については、未だ賞味期限を迎えていなくても、コラムの上部にある商品に対する相対的に早い賞味期限に基づいて販売が禁止される状況が起こり得る。このため、良品の販売機会を上記にも増して逸することになり、自動販売機の売上げの低下を招く虞がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、商品収納コラムに対して商品を収納する作業を省力化するとともに、自動販売機からできるだけ多くの商品をその賞味期限を守りつつ販売することにある。
前記課題を解決するための発明は、商品の販売時、商品収納コラムに収納されて列を形成する複数の商品のうち、前記列の先頭商品を払い出す自動販売機において、記憶部と、前記複数の商品の払い出し順序を示す情報及び前記複数の商品の賞味期限を示す情報を対応付けて、前記複数の商品の販売を管理するための販売管理情報として前記記憶部に記憶させる記憶制御部と、を備えてなる。
この自動販売機によれば、記憶部は、複数の商品の賞味期限を示す情報を、各商品の払い出し順に記憶できる。これにより、たとえ商品収納コラム内の複数の商品の賞味期限が全て同じでなくても、記憶部の販売管理情報を参照すれば、少なくとも列の先頭商品がその販売時に賞味期限切れであるか否かを判別できる。よって、賞味期限切れでない先頭商品は、これを販売できることになる。また、たとえ商品収納コラム内の列の先頭でない位置に賞味期限切れの商品があっても、例えば前述した判別の結果に基づいて先頭商品を販売することとすれば、少なくともこの先頭商品には販売機会が生じることになる。以上から、例えばルートマンに対し、商品収納コラムにおいて賞味期限を統一するように商品を補充する作業を強いることなく、できるだけ多くの商品をその賞味期限を守りつつ販売可能な自動販売機が提供されることになる。
また、かかる自動販売機において、前記記憶制御部は、前記商品収納コラム内の先頭商品が払い出される都度、この先頭商品に続く商品が先頭商品となるように、前記複数の商品の払い出し順序を示す情報及び前記複数の商品の賞味期限を示す情報の対応付けを更新することが好ましい。
この自動販売機によれば、販売により新たな商品が先頭商品となる都度、当該新たな商品が賞味期限切れであるか否かを、前述した対応付けが更新されている販売管理情報を参照することにより判別できる。よって、賞味期限切れでない商品は、これを販売できることになる。従って、この自動販売機は、できるだけ多くの商品をその賞味期限を守りつつ販売できる。
また、かかる自動販売機において、外部の携帯端末と無線通信する無線通信部、を備え、前記記憶制御部は、前記携帯端末が無線送信する前記複数の商品の賞味期限を示す情報を前記無線通信部を介して受信することが好ましい。
この自動販売機によれば、販売管理情報の基になる複数の商品の賞味期限を示す情報を、当該自動販売機の外部からその内部の記憶部へ無線で入力することが可能となる。よって、例えばルートマンは、商品の補充時に、この商品の賞味期限を示す情報を携帯端末に記憶させた後に、この携帯端末から記憶制御部へこの情報を無線送信させることができる。また、例えば、商品収納コラムから商品を払い出す順序と、上記ルートマンがこの商品収納コラムに商品を補充する順序とが等しい場合、記憶制御部は、携帯端末に対しこの補充順序で入力された賞味期限を示す情報に基づいて、販売管理情報を生成できる。更に、このルートマンにとって、上記携帯端末に対し例えば複数の商品の賞味期限を示す情報をその補充順序で入力する作業は、自動販売機に固定されたコントロールパネル等を通じて上記情報を記憶部に入力する作業に比べて負担が少ない。以上から、商品収納コラムに対して商品を収納する作業を省力化するとともに、自動販売機からできるだけ多くの商品をその賞味期限を守りつつ販売できる。
また、かかる自動販売機において、前記携帯端末は、マイクを通じて入力される音声情報に基づいて、前記複数の商品の賞味期限を示す情報を生成することが好ましい。
この自動販売機によれば、例えば、ルートマンが商品収納コラムに商品を補充しつつ、マイクに向かって商品の賞味期限をその補充順序をもって読み上げることにより、携帯端末は販売管理情報の基になる複数の商品の賞味期限を示す情報を生成できる。これにより、携帯端末に対し賞味期限を示す情報を入力する作業が容易になり、ルートマンに対する負担が軽減される。
また、かかる自動販売機において、前記複数の商品の賞味期限は、前記複数の商品の生産日から所定期間を経過した日、又は、前記商品収納コラム内における前記複数の商品の加熱開始日から所定期間を経過した日、であることが好ましい。
商品が例えば商品収納コラムにおいて常温又は冷温下で保存される缶又はビン若しくはペットボトル飲料の場合、本発明によれば、例えばルートマンによる補充作業を省力化するとともに、できるだけ多くの缶又はビン若しくはペットボトル飲料をその品質を保持しつつ販売できる。或いは、商品が例えば商品収納コラムにおいて加熱下で保存される缶又はビン若しくはペットボトル飲料の場合でも、本発明によれば、ルートマンによる補充作業を省力化するとともに、できるだけ多くの缶又はビン若しくはペットボトル飲料をその品質を保持しつつ販売できる。
また、かかる自動販売機において、前記販売管理情報に基づいて、前記複数の個々の商品が賞味期限を経過したか否かを判別する判別部と、前記列の先頭商品が賞味期限を経過したものと前記判別部が判別した場合、前記商品収納コラムからの商品の払い出し動作を禁止する販売制御部と、を備えたことが好ましい。
この自動販売機によれば、列の先頭商品が賞味期限切れであるか否かが判別部により販売時より前に判別され、例えば、賞味期限切れでないと判別されると、先頭商品は販売制御部により販売される。一方、先頭商品が賞味期限切れであると判別されると、販売制御部により、この商品収納コラム内の全商品の販売が禁止される。よって、商品収納コラム内の列の先頭でない位置に賞味期限切れの商品があっても、少なくともこの先頭商品には販売機会が生じることになる。従って、この自動販売機は、できるだけ多くの商品をその賞味期限を守りつつ販売できる。
また、かかる自動販売機において、前記販売管理情報に基づいて、前記複数の個々の商品が賞味期限を経過したか否かを判別する判別部と、前記商品収納コラムにおける前記列を形成する複数の商品の配置を表示する表示部と、前記判別部の判別出力に基づいて、前記複数の商品のうちの賞味期限を経過していない商品の位置と、前記複数の商品のうちの賞味期限を経過した商品の位置とを、前記配置に対応付けて相互に区別して前記表示部に表示させる表示制御部と、を備えたことが好ましい。
この自動販売機によれば、例えば表示部に表示された商品収納コラムにおける全商品の配置の上に、賞味期限切れの商品の位置を、他の商品と区別して表示できる。例えばルートマンは、商品の補充時にこの表示部を通じて、商品収納コラムにおける賞味期限切れの商品の位置をこの商品収納コラムの外側から視認できるため、例えば商品収納コラムからこの賞味期限切れの商品のみを取り出す作業が容易になる。これは、商品収納コラムに対して商品を収納する作業を省力化するとともに、自動販売機からできるだけ多くの商品をその賞味期限を守りつつ販売することにつながる。
また、かかる自動販売機において、前記販売管理情報に基づいて、前記複数の個々の商品が賞味期限を経過したか否かを判別する判別部と、前記判別部の判別出力に基づいて、前記複数の商品のうちの賞味期限を経過していない商品の位置と、前記複数の商品のうちの賞味期限を経過した商品の位置とを、前記商品収納コラムにおける前記列を形成する複数の商品の配置に対応付けて相互に区別して表示するための表示情報を生成する表示情報生成部と、を備えたことが好ましい。
この自動販売機によれば、例えば自動販売機の外部にある表示部に表示された商品収納コラムにおける全商品の配置の上に、賞味期限切れの商品の位置を、他の商品と区別して表示できる。例えば、ルートマンは、この外部の表示部を通じて賞味期限切れの商品の位置を商品収納コラムの外側から視認しつつ、例えば商品収納コラムからこの賞味期限切れの商品のみを取り出す作業を実行できる。これにより、商品収納コラムに対して商品を収納する作業の更なる省力化が図れる。
また、かかる自動販売機において、外部の携帯端末と無線通信する無線通信部と、前記販売管理情報に基づいて、前記複数の個々の商品が賞味期限を経過したか否かを判別する判別部と、前記列の先頭商品が賞味期限を経過したものと前記判別部が判別した場合、前記携帯端末が無線送信する払出信号を前記無線通信部を介して受信することにより、前記商品収納コラムに収納された全商品を払い出す販売制御部と、を備えたこととしてもよい。
また、かかる自動販売機において、前記携帯端末は、マイクを通じて入力される音声情報に基づいて、前記払出信号を生成することとしてもよい。
これにより、例えばルートマンは、販売禁止となった商品収納コラムを誤って放置することなく、次商品を確実に補充することができる。
また、かかる自動販売機において、前記表示制御部は、前記商品収納コラムにおける最後尾の商品の位置を前記表示部に表示させることとしてもよい。
また、かかる自動販売機において、前記表示情報は、更に、前記商品収納コラムにおける最後尾の商品の位置を示す表示情報を含むこととしてもよい。
これにより、例えば、最後尾の商品と、賞味期限切れの商品との間の賞味期限が切れていない残存商品数(N)に基づいて、ルートマンは、商品が売れ筋でないと判断したり(Nが相対的に多い場合)、商品の賞味期限が既に補充時に切れかかっていたと判断したり(Nが相対的に少ない場合)できる。
また、前記課題を解決するための発明は、前述した自動販売機に対し、前記複数の商品の賞味期限を示す情報を無線送信する携帯端末である。
この携帯端末によれば、自動販売機の商品収納コラムに対して商品を収納する作業の省力化が図れる。また、例えば、1人のルートマンが1台の携帯端末を用いて、複数台の自動販売機の商品補充作業を行うことができる。これにより、自動販売機は、前述した携帯端末の機能を有する必要がなくなり、よってその製造コストを抑制できる。
また、かかる携帯端末において、マイクと、前記マイクを通じて入力される音声情報に基づいて、前記複数の商品の賞味期限を示す情報を生成する賞味期限情報生成部と、前記複数の商品の賞味期限を示す情報を無線送信する無線通信部と、を備えたことが好ましい。
この携帯端末によれば、自動販売機の商品収納コラムに対して商品を収納する作業の更なる省力化が図れる。
また、前記課題を解決するための発明は、前述した自動販売機から、前記表示情報を無線受信する無線通信部と、前記表示情報に基づいて、前記複数の商品のうちの賞味期限を経過していない商品の位置と、前記複数の商品のうちの賞味期限を経過した商品の位置とを、前記配置に対応付けて相互に区別して表示する表示部と、を備えてなる携帯端末である。
この携帯端末によれば、商品収納コラムに対して商品を収納する作業を省力化するとともに、自動販売機からできるだけ多くの商品をその賞味期限を守りつつ販売できる。また、例えば、1人のルートマンが1台の携帯端末を用いて、複数台の自動販売機の商品補充作業を行うことができる。これにより、自動販売機は、前述した携帯端末の機能を有する必要がなくなり、よってその製造コストを抑制できる。
商品収納コラムに対して商品を収納する作業を省力化するとともに、自動販売機からできるだけ多くの商品をその賞味期限を守りつつ販売できる。
===自動販売機及び携帯端末の構成===
図1乃至図7を参照しつつ、本実施の形態の自動販売機100及び携帯端末200の構成例について説明する。図1は、本実施の形態の自動販売機100の外観構成例を示す斜視図である。図2は、本実施の形態の自動販売機100のコラム10eの構成例を示す側部断面図である。図3(a)は、本実施の形態の携帯端末200の外観構成例を示す斜視図である。図3(b)は、本実施の形態のヘッドセット300の外観構成例を示す斜視図である。図4は、本実施の形態の自動販売機100の構成例を示すブロック図である。図5(a)は、本実施の形態の携帯端末200の構成例を示すブロック図である。図5(b)は、本実施の形態のヘッドセット300の構成例を示すブロック図である。図6(a)は、本実施の形態の自動販売機100のコラム10の外観構成例を示す正面図である。図6(b)は、本実施の形態の賞味期限データ145aの構成例を示す模式図である。図7(a)は、本実施の形態の音声データ207aの表示例を示す模式図である。図7(b)は、本実施の形態の補充データ207bの表示例を示す模式図である。
尚、本実施の形態の自動販売機100は、例えば缶入り(又はビン若しくはペットボトル入り)のホット飲料及びコールド飲料(商品)をそれぞれ異なるコラム10に収容し、これを販売するものである。また、本実施の形態の携帯端末200は、自動販売機100に商品を補充する例えばルートマンにより携帯され、この補充作業時に自動販売機100に対し用いられるものである。本実施の形態では、1人のルートマンが1台の携帯端末200を携帯し、複数台の自動販売機100に対して商品補充作業を行う。そこで、共通の通信プロトコルによって通信可能となることにより、1台の携帯端末200が複数台の自動販売機100に対応するようになっている。
<<<構成の概要>>>
図1に例示されるように、本実施の形態の自動販売機100は、商品を収納するコラム(商品収納コラム)10を備えた本体110の開口部に対して、ヒンジ(不図示)を介して内扉130及び外扉120が開閉可能に設けられたものである。このコラム10は、本体110の前後(Z軸方向)及び左右(X軸方向)に並ぶ複数のコラム10から構成されている。つまり、左右に並ぶ複数のコラム10a、10b、10c、10d、10eのそれぞれは、更に前後に並ぶ複数のコラム(例えば図2のE1、E2、E3、E4)から構成されている。尚、本明細書では、コラム10a(コラムA1乃至A4)、コラム10b(コラムB1乃至B4)、コラム10c(コラムC1乃至C4)、コラム10d(コラムD1乃至D4)、及びコラム10e(コラムE1乃至E4)(以上図6(a)参照)をコラム10と総称する。
コラム10a、10b、10c、10d、10eの上端部(+Y側)では、それぞれ商品投入口15a、15b、15c、15d、15eが前方(+Z側)に開口している。一方、コラム10の下端部(−Y側)から払い出される商品は、傾斜状のシュータ16を介して商品取出部17に収容されるようになっている。尚、本明細書では、商品投入口15a、15b、15c、15d、15e(以上図6(a)参照)を商品投入口15と総称する。
前述した外扉120の表側には、顧客が所望の商品の販売を要求するための商品選択ボタン(不図示)が設けられている。本実施の形態の商品選択ボタンは、このボタンが対応付けられたコラム10からの商品の販売が可能であることを表示する販売可ランプ(不図示)と、このボタンが対応付けられたコラム10の商品が売切れであることを表示する売切れランプ(不図示)とを内蔵するものである。また、前述した外扉120の表側から裏側にかけて、商品取出部17と相反する位置に商品取出口(不図示)が設けられており、顧客は、この商品取出口を通じて、商品取出部17内の商品を取り出すようになっている。
図2に例示されるように、前述した本体110の正面右端(+X側)のコラム10eは、自動販売機100の前後方向(Z軸方向)に並ぶ4つのコラムE1、E2、E3、E4から構成され、これらのコラムE1、E2、E3、E4毎に同一種類の商品が収納されるようになっている。本実施の形態のコラム10は、以下述べるサーペンタイン構造を有するものである。
コラムE1は、上下(Y軸方向)に複数個連なる前ガイド11及び後ガイド12を備えて構成されている。ここで、個々の前ガイド11及び後ガイド12は互い違いに対向し、これらのガイド11、12が蛇行状をなす商品通路を画成している。例えば略円筒形状をなす缶飲料又はビン若しくはペットボトル飲料の商品は、商品投入口15eから投入されると、この商品通路の下部(−Y側)から上部(+Y側)にかけて、横倒し状態で蛇行状をなす列を形成して積み重なるようになっている。
また、コラムE1は、商品通路の下部においてストッパ13及びベンドソレノイド14を更に備えている。商品通路の最下部にある商品(先頭商品)は、待機時には、ストッパ13が商品通路側に突出することによりその搬出が阻止され(図9(a)参照)、販売時には、商品通路を1商品が通過すべく、ストッパ13がこの商品通路側から退避することによりその搬出が許容される(払い出される)ようになっている(図9(a)参照)。このストッパ13は揺動自在であり、ベンドソレノイド14への電流の供給又は供給停止に応じてその姿勢を切り替え可能に構成されている。
尚、前述したE1の他のコラムE2、E3、E4、及びコラムA1乃至A4、B1乃至B4、C1乃至C4、D1乃至D4についても、前述したコラムE1と同様の構成を備えるものである。
図3(a)に例示されるように、本実施の形態の携帯端末200は、例えば通信機能を有するPDA(Personal Digital Assistant)である。このPDAは、ディスプレイ(表示部)203及びキーパッド204を備えた情報処理装置であって、例えばルートマンが自動販売機100に商品を補充する際、ディスプレイ203を通じて商品の情報を閲覧し、キーパッド204を通じて商品の情報を入力するためのものである。つまり、本実施の形態の携帯端末200は、ルートマンと自動販売機100との間で商品の情報をやりとりする際のインタフェースの機能を有するものである。
図3(b)に例示されるように、本実施の形態のヘッドセット300は、マイク302を備え通信機能を有する装置であり、商品の補充時にルートマンが例えば耳にかけ、このマイク302に対し自身の音声で商品の情報を入力するためのものである。この音声で入力された商品の情報は、携帯端末200に対し無線送信されるようになっている。つまり、本実施の形態のヘッドセット300は、ルートマンから携帯端末200へ音声をワイヤレスで入力する際のインタフェースの機能を有するものである。
<<<自動販売機>>>
図4に例示されるように、前述した自動販売機100による商品販売等の動作は、主制御部140及びその従制御部150、170、190により制御されて実行されるものである。
本実施の形態の主制御部140は、自動販売機100を統括制御する機能を有し、CPU141と、タイマ142と、ROM144及びRAM145とを備えたものである。ここで、タイマ142は例えば現在日を計時するものである。ROM144は、CPU141に対し後述する動作を実行させるプログラム等を記憶するものである。RAM(記憶部)145は、コラム10内の商品の賞味期限(生産日から所定期間を経過した日)を示す賞味期限データ(販売管理情報)145aを記憶するものである。また、このRAM145は、例えば前述した商品選択ボタン(不図示)とコラム10とを対応付けるデータ等を記憶するものでもある。尚、本実施の形態の主制御部140は、図4に例示された従制御部150、170、190以外にも、例えば商品の加温や冷却等のための機構(不図示)を制御する従制御部(不図示)を統括制御する機能も有する。
本実施の形態の販売制御部150は、商品の販売機構160を制御するものであり、特に、RAM145に記憶された賞味期限データ145aに基づく主制御部140からの指示に基づいて、ベンドソレノイド14へ電流を供給する機能を有するものである。
本実施の形態の入出力制御部170は、ディスプレイ180a及びキーパッド180bを備えたコントロールパネル180を制御するものである。このコントロールパネル180を通じて、例えば前述した商品選択ボタン(不図示)とコラム10とを対応付けるデータ等がRAM145に記憶される。尚、本実施の形態のコントロールパネル180は、例えば自動販売機100の外扉120及び内扉130の間に設けられており、例えばルートマンが用いる際には、この外扉120を開けてアクセスするようになっている。
本実施の形態の無線通信部190は、本実施の形態の携帯端末200の無線通信部205とともに、近距離無線のためのモジュール(例えばBluetooth(登録商標)モジュール)を構成するものである。後述するように、本実施の形態では、この携帯端末200の無線通信部205は、ヘッドセット300の無線通信部304とともに例えば上記Bluetooth(登録商標)モジュールを更に構成するものである。
<<<携帯端末及びヘッドセット>>>
図5(a)に例示されるように、本実施の形態では、前述した携帯端末200によるインタフェースとしての動作は、制御部201により制御されて実行されるものである。
本実施の形態の携帯端末200の制御部201は、タイマ202と、ディスプレイ203と、キーパッド204と、無線通信部205と、ROM206及びRAM207とを統括制御する機能を有するものである。ここで、タイマ202は例えば現在日を計時するものである。ディスプレイ203は、例えばルートマンにより読み上げられた賞味期限等をリアルタイムで表示したり、ルートマンにより補充された商品の賞味期限等をまとめて表示したり、コラム10内の賞味期限切れ商品の位置等を表示したりするためのものである。キーパッド204は、例えばルートマンが音声入力した賞味期限情報等を訂正する際や、後述する期限切れデータ207cの画面をスクロール操作する際等に手入力するためのものである。本実施の形態では、無線通信部205は、前述したように、自動販売機100の無線通信部190及びヘッドセット300の無線通信部304とともに、Bluetooth(登録商標)モジュールを構成するものである。
本実施の形態のROM206は、ルートマンの音声信号(音声情報)を、賞味期限等を示す音声データとして認識するために予め定められた音声モデルデータ206aを記憶するものである。
本実施の形態のRAM207は、ルートマンにより読み上げられた賞味期限等を示す音声データ(賞味期限を示す情報)207aと、ルートマンにより補充された商品の賞味期限等を示す補充データ207bと、コラム10内の賞味期限切れ商品の位置等を示す期限切れデータ(表示情報)207c、207d、207eと、を記憶するものである。
図5(b)に例示されるように、本実施の形態では、前述したヘッドセット300によるインタフェースとしての動作は、制御部301により制御されて実行されるものである。
本実施の形態のヘッドセット300の制御部301は、無線通信部304と、A/Dコンバータ303とを統括制御する機能を有するものである。ここで、無線通信部304は、前述したように、携帯端末200の無線通信部205とともに、Bluetooth(登録商標)モジュールを構成するものである。A/Dコンバータ303は、マイク302を通じて入力されるルートマンの音声信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するものである。
<<<賞味期限データ>>>
図6(b)に例示されるように、本実施の形態の賞味期限データ145aは、複数のコラム10毎に、このコラム10内で上下(Y軸方向)に積み上げられた商品の賞味期限情報と、下部(−Y側)から上部(+Y側)への積み上げ順序とが対応付けられて構成されている。
同図の例示では、コラムA1、B1、C1、D1、E1毎の賞味期限情報のなす列は、図6(a)に例示されている本体110の正面において左右(X軸方向)に並ぶコラムA1、B1、C1、D1、E1における商品の列と対応するものである。同様に、図6(b)に例示されているコラムA2、B2、C2、D2、E2毎の賞味期限情報のなす列は、図6(a)に例示されているコラムA1、B1、C1、D1、E1の背面(−Z側)左右に並ぶコラムA2、B2、C2、D2、E2における商品の列と対応するものである。尚、コラムA3、B3、C3、D3、E3及びコラムA4、B4、C4、D4、E4についても同様である。尚、図6(b)に例示される賞味期限情報に付された順序は、図6(a)に例示される商品の払い出し順序(払い出し順序を示す情報)に対応するものである。
本実施の形態では、前述した賞味期限データ145aは、自動販売機100に対する商品の補充時に、例えばルートマンが、携帯端末200及びヘッドセット300を用いて賞味期限情報等を入力する作業を通じて生成される。以下、賞味期限データ145aの生成例について説明する。
例えばヘッドセット300を装着し携帯端末200を携えたルートマンが、自動販売機100の外扉120及び内扉130を開けて、商品投入口15へ商品を投入する。ルートマンは、例えば、賞味期限及び種類が同じ商品をまとめて梱包した箱から複数本の商品を取り出すと、該当の商品投入口15に投入する。同時に、ルートマンは、投入する商品の賞味期限情報、コラム10の識別情報(コラム番号)、及び投入本数を示す情報を音声でマイク302に入力する。例えば、賞味期限が「2005年8月9日」の商品を、「2番」のコラム(コラムA2)に、「10本」投入した場合、ルートマンは、「ゴ、ハチ、キュウ、ニ、ジュウ」とマイク302に向かって読み上げる。尚、本実施の形態では、コラムA1乃至A4、コラムB1乃至B4、コラムC1乃至C4、コラムD1乃至D4、及びコラムE1乃至E4は、ルートマンにより、予め1乃至20の数字が対応付けられて認識されているものとする。
ヘッドセット300の制御部301は、A/Dコンバータ303によりアナログ信号からデジタル信号に変換された上記音声信号を、無線通信部304を通じて携帯端末200の無線通信部205へ送信する。
携帯端末200の制御部201は、無線通信部205により受信されたデジタル信号を、ROM206に記憶された音声モデルデータ206aと比較することにより、前述した「ゴ、ハチ、キュウ、ニ、ジュウ」が、「5(Y)、08(MM)、09(DD)、02(PP)、10(QQ)」であると認識して、これを音声データ207aとしてRAM207に記憶させるとともに、ディスプレイ203にこの音声データ207aを表示させる(図7(a)参照)。尚、本実施の形態では、西暦はその末尾の数字Yで表わされ、月は数字MMで表わされ、日は数字DDで表わされ、コラム番号は数字PPで表わされ、投入本数は数字QQで表わされるものとする。ルートマンは、ディスプレイ203の表示を閲覧することにより、自身の音声による入力に誤りがなかったか否かを判別できる。もし、誤りがあれば、ルートマンは、例えばキーパッド204からの手入力を通じてこの誤りの部分を訂正できる。また、本実施の形態の音声モデルデータ206aは、数字の読みを示す音声パターン情報を予め有しているものとする。
ルートマンが前述した作業を繰り返し、全補充作業を終了した後に、キーパッド204を通じて所定のキー操作を実行すると、携帯端末200の制御部201は、複数の音声データ207aがつなげられた補充データ207bをRAM207に記憶させるとともに、ディスプレイ203にこの補充データ207bを表示させる(図7(b)参照)。ルートマンは、ディスプレイ203の表示を閲覧することにより、自身による全補充作業の内容を最終確認できる。もし、誤りがあれば、ルートマンは、例えばキーパッド204からの手入力を通じてこの誤りの部分を訂正できる。尚、本実施の形態では、例えばこの補充データ207bが生成された日時はタイマ202により計時され、この日時を示す情報は補充データ207bの一部としてRAM207に記憶されるものとする。これにより、商品の補充日時を示す情報がRAM207に記憶されることになる。また、前述した所定のキー操作は、例えばルートマンの音声に代えてもよい。この場合、音声モデルデータ206aは、この操作に対応する音声パターン情報を予め有している必要がある。
ルートマンがディスプレイ203に表示された全補充作業の内容(図7(b))を確認した後に、キーパッド204を通じて所定のキー操作を実行すると、携帯端末200の制御部201は、補充データ207bを、無線通信部205を通じて自動販売機100の無線通信部190へ送信する。尚、前述した所定のキー操作は、例えばルートマンの音声に代えてもよい。この場合、音声モデルデータ206aは、この操作に対応する音声パターン情報を予め有している必要がある。
自動販売機100の主制御部140は、無線通信部190により受信された補充データ207bにおけるコラム10毎に、該当する賞味期限情報を、投入本数を示す情報に基づいて求められる払い出し順序と対応付けて、賞味期限データ145aとしてRAM145に記憶させる。例えば、賞味期限「○」の商品が3本残っているコラム10に対して、賞味期限「△」の商品が17本補充される場合、携帯端末200によりこの作業どおりの音声データ207aが生成されている限り、自動販売機100の制御部140は、このコラム10について、1番目乃至3番目の払い出し順序には賞味期限「○」を対応付け、4(=3+1)番目乃至20(=3+17)番目の払い出し順序には賞味期限「△」を正確に対応付けることになる(記憶制御動作)。尚、上記は、1つのコラム10が20本の商品で満杯になることを前提としている。
===記憶制御動作及び販売制御動作===
図8及び図9を参照しつつ、前述した構成を備えた自動販売機100の主制御部140が、RAM145に記憶された賞味期限データ145aを更新したり、賞味期限データ145aに基づいて商品の販売を制御したりする動作(記憶制御動作及び販売制御動作)について説明する。図8は、商品の販売時における本実施の形態の主制御部140の動作手順の一例を示すフローチャートである。図9は、本実施の形態のコラム10内での商品販売による商品配置の変化の一例を示す模式図である。尚、本実施の形態の自動販売機100が販売する商品の賞味期限は日単位で定められるものとする。
<<<待機時>>>
図8に例示されるように、自動販売機100の主制御部140は、或るコラム10について、該当の商品選択ボタン(不図示)の動作が後述するように無効になっているか否かを判別する(S100)。もし、無効であると判別した場合(S100:NO)、主制御部140は、コラム番号を1つインクリメントさせて(S105)、上記或るコラム10(例えばコラムA1)の次のコラム10(例えばコラムA2)について、ステップS100の動作を繰り返す。尚、本実施の形態では、全コラム数が例えば20の場合、コラム番号「21」はコラム番号「1」に変換されるものとする。
一方、有効であると判別した場合(S100:YES)、主制御部140は、タイマ142により計時された現在日(t)が、例えば日が改まる0:00か否かを判別する(S101)。もし、日が改まる0:00でないと判別した場合(S101:NO)、主制御部140は、後述する販売時の動作を実行する。一方、日が改まる0:00と判別した場合、主制御部140は、コラム10の第1段目の商品に対応付けられた賞味期限情報をRAM145から読み出し、タイマ142により計時された現在日(t)がこの賞味期限を超えているか否かを判別する(S102)。
現在日(t)が上記賞味期限を超えていないと判別した場合(S102:NO)、主制御部140は、コラム番号を1つインクリメントさせて(S105)、ステップS100の動作を繰り返す。
現在日(t)が上記賞味期限を超えていると判別した場合(S102:YES)、主制御部140は、商品選択ボタンの動作を無効にするとともに(S103)、この商品選択ボタンに内蔵されている売切れランプ(不図示)を点灯させた後(S104)、コラム番号を1つインクリメントさせて(S105)、ステップS100の動作を繰り返す。
前述したステップS100乃至S105の動作を繰り返し実行することにより、日が改まる0:00において、賞味期限データ145aの全てのコラム10についてステップS102の判別動作が実行されることになる。そして、現在日が第1番目の賞味期限を超えているコラム10に対しては、前述したステップS103及びS104に対応する販売禁止の処置がとられるものとする。これにより、第1段目の商品が賞味期限を迎えると同時に、この商品を収納するコラム10に対応する商品選択ボタンの動作が無効になるとともに、内蔵の売切れランプが点灯するため、顧客に対して賞味期限切れの商品が販売される心配が無い。尚、本実施の形態では、日が改まる0:00に前述した主制御部140による判別動作が実行されるとしたが、これに限定されるものではない。
尚、前述したステップS100乃至S105の動作は僅かな時間(例えば数秒間)で済むものであるため、本実施の形態の自動販売機100は顧客に不便をかけることが無い。また、ステップS101で判別される時刻0:00は例えば分単位の精度でよいため、ステップS100乃至S105の動作を繰り返している間の0:00からの時間の経過は無視できる。
<<<販売時>>>
前述したステップS101において日が改まる0:00でないと判別した場合(S101:NO)、自動販売機100の主制御部140は、顧客による商品選択ボタンの押下の有無を判別する(S106)。もし、商品選択ボタンが押下されていないと判別すると(S106:NO)、主制御部140は、前述したS101における0:00の判別を再度実行した後(S112:NO)、ステップS106の動作を継続する。但し、例えば商品が販売されないまま1日が経過して次の日の0:00に至ったと判別された場合には(S112:YES)、コラム番号が「1」に設定された後(S113)、前述したステップS100の動作が実行される。尚、ステップS113の0:00の判別の後に、ステップS101の0:00の判別が再度実行される場合、この時刻0:00は、例えば分単位の精度でよいため、本実施の形態では、2つのステップS112及びS101間の時間の経過は無視できるものとする。
一方、何れかの商品選択ボタンが押下されたと判別すると(S106:YES)、主制御部140は、この押下された商品選択ボタンに対応するコラム10に設けられたベンドソレノイド13を所定時間動作させる。これにより、コラム10の最下部(−X側)の第1段目に収納された商品はシュータ16に払い出される(S107)。例えば、コラムE1における第1段目の商品は、ストッパ13が商品通路側から退避することにより、下方(−X側)に払い出される(図9(a)参照)。
また、主制御部140は、ステップS107でコラム10から払い出された商品の賞味期限情報を賞味期限データ145aから削除し、ステップS107の動作の直前にコラム10の第2段目にあった商品を新たな第1段目の商品として、賞味期限データ145aを更新する(S108)。例えば、図9(a)のコラムE1の第2段目の商品が、図9(b)のコラムE1の第1段目の商品となることにともない、図9(a)の賞味期限データ145aにおける第2番目の賞味期限情報が、図9(b)の賞味期限データ145aにおける第1番目の賞味期限情報に更新される。
次に、主制御部140は、コラム10の新たな第1段目の商品に対応付けられた賞味期限情報をRAM145から読み出し、タイマ142により計時された現在日(t)がこの賞味期限を超えているか否かを判別する(S109)。
もし、現在日(t)が上記賞味期限を超えていないと判別した場合(S109:NO)、主制御部140は、前述したS101における0:00の判別を再度実行した後(S112:NO)、ステップS106の動作を継続する。例えば現在日が2005年1月1日であれば、図9(b)に例示されたコラムE1の第1段目の商品(賞味期限が2005年8月9日)は賞味期限切れではないため、自動販売機は待機時の動作に戻る。但し、この時点で1日が経過して次の日の0:00に至ったと判別された場合には(S112:YES)、コラム番号が「1」に設定された後(S113)、前述したステップS100の動作が実行される。
一方、現在日(t)が上記賞味期限を超えていると判別した場合(S109:YES)、主制御部140は、商品選択ボタンの動作を無効にするとともに(S110)、この商品選択ボタンに内蔵されている売切れランプ(不図示)を点灯させた後(S111)、前述したS101における0:00の判別を再度実行した後(S112:NO)、ステップS106の動作を継続する。但し、この時点で1日が経過して次の日の0:00に至ったと判別された場合には(S112:YES)、コラム番号が「1」に設定された後(S113)、前述したステップS100の動作が実行される。例えば、図9(b)に例示されたコラムE1の第1段目の商品が販売されると、図9(b)のコラムE1の第2段目の商品が、図9(c)のコラムE1の第1段目の商品となる。これにともない、図9(b)の賞味期限データ145aにおける第2番目の賞味期限情報が、図9(c)の賞味期限データ145aにおける第1番目の賞味期限情報に更新される。この場合、例えば現在日が2005年1月1日であれば、図9(c)に例示されるコラムE1の第1段目の商品(賞味期限が2004年6月7日)は賞味期限切れであるため、コラムE1の商品は販売禁止となる。
前述したステップS106乃至S112の動作を繰り返し実行することにより、商品が販売された直後のコラム10についてステップS109の判別動作が実行されることになる。そして、現在日が第1番目の賞味期限を超えているコラム10に対しては、前述したステップS110及びS111に対応する販売禁止の処置がとられるものとする。これにより、顧客に対して賞味期限切れの商品が販売される心配が無い。
===表示情報生成動作(補充時)===
図10を参照しつつ、前述した構成を備えた自動販売機100の主制御部140が、コラム10における賞味期限切れ商品の位置を、前述した構成を備えた携帯端末200のディスプレイ203に表示させるための表示情報(期限切れデータ207c、207d、207e)を生成する表示情報生成動作について説明する。同図は、本実施の形態の携帯端末200のディスプレイ203における期限切れデータ207cの表示例を示す模式図である。尚、この表示情報生成動作が実行されるのは商品の補充時に限定されるものではない。
前述したように、自動販売機100の主制御部140は、例えば日が改まる0:00に、賞味期限データ145aの全てのコラム10における第1番目の賞味期限情報について、タイマ142により計時された現在日(t)が当該賞味期限を超えているか否かを判別する。本実施の形態では、更に、商品の補充時において携帯端末200から所定の信号を受信すると、自動販売機100の主制御部140は、賞味期限データ145aの全てのコラム10における全ての払い出し順序に対応付けられた賞味期限情報について、タイマ142により計時された現在日(t)が当該賞味期限を超えているか否かを判別するようになっている。この携帯端末200からの所定の信号は、例えばルートマンによるキーパッド204を通じての所定のキー操作を契機にして発信される。この所定のキー操作は、例えばルートマンの音声に代えてもよい。この場合、音声モデルデータ206aは、この操作に対応する音声パターン情報を予め有している必要がある。
賞味期限データ145aにおける全ての賞味期限情報について前述した主制御部140による判別動作が実行されると、コラム10毎に、当該コラム10内の商品の配置における賞味期限切れの商品の位置を示す情報から構成される期限切れデータ207cが生成される。この期限切れデータ207cは、自動販売機100の無線通信部190から携帯端末200の無線通信部205へ送信され、携帯端末200のRAM207に記憶される。
図10に例示されるように、RAM207から読み出された期限切れデータ207cは、携帯端末200のディスプレイ203に表示される。つまり、商品の補充時にルートマンが携帯端末200を通じて所定の信号を自動販売機100に無線送信すると、この自動販売機100で生成された期限切れデータ207cが携帯端末200に無線送信されディスプレイ203に表示される。同図の例示は、コラム10毎の商品列に対応する「缶位置」を表示するものであり、これは、例えば賞味期限データ145a(図6(b))を上下逆にしたものに対応している。また、同図の例示では、斜線部分が賞味期限切れの缶(不良缶)の位置を示し、これにより、ルートマンは、各コラム10における不良缶の位置をコラム10の外側から容易に視認できる。
また、図10の例示によれば、携帯端末200のディスプレイ203に表示されているコラム1、5、9、13、17毎の缶の列は、図6(a)に例示されている本体110の正面において左右(X軸方向)に並ぶコラムA1、B1、C1、D1、E1における缶の列と対応するものである。例えばルートマンがキーパッド204等を通じてこの画面をスクロール操作することにより、コラム2、6、10、14、18毎の缶の列が表示される。この缶の列は、図6(a)に例示されているコラムA1、B1、C1、D1、E1の背面(−Z側)左右に並ぶコラムA2、B2、C2、D2、E2における缶の列と対応するものである。その他のコラム10における不良缶の位置についても同様であり、スクロール操作により順次ディスプレイ203に表示される。
尚、図10の例示では、不良缶の位置は斜線により表示されているが、これに限定されるものではなく、要するに不良缶の位置と良缶の位置とが区別できれば如何なる表示であってもよい。
===加温滞留オーバ===
前述した賞味期限データ145aにおける賞味期限は、飲料が製造(生産)された日から所定期間(例えば1年間)を経過した日であったが、これに限定されるものではない。例えば、本実施の形態の自動販売機100が乳製品を含むホット飲料を販売する場合、賞味期限は、この商品の加温開始日(加熱開始日)から所定の加温滞留日数(例えば2週間)を経過した日であってもよい。或いは、本実施の形態の賞味期限は、前述した製造日に基づく賞味期限、及び、前述した加温開始日に基づく賞味期限の両方であってもよい。以下、この2つの賞味期限をともに管理する場合について説明する。
加温開始日は、例えば前述した携帯端末200のRAM207に記憶される補充データ207bが生成された日時(補充時)に等しい。前述したように、この補充データ207bが生成された日時は携帯端末200のタイマ202により計時され、補充データ207bの一部としてRAM207に記憶されている。自動販売機100の主制御部140は、無線通信部190により受信された補充データ207bに含まれる加温開始日の情報と、予め定められた加温滞留日数とに基づいて、加温開始日に基づく賞味期限を算出する。この加温滞留日数の情報は、例えば主制御部140のRAM145に予め記憶されているものとする。自動販売機100の主制御部140は、コラム10毎に、製造日に基づく賞味期限情報及び加温開始日に基づく賞味期限情報の両方を、払い出し順序と対応付けて、賞味期限データ145aとしてRAM145に記憶させる。この場合の賞味期限データ145aは、例えば、図6(b)の例示における賞味期限情報の欄が2つに分かれて、製造日に基づく賞味期限情報及び加温開始日に基づく賞味期限情報の両方を有する構成をなすものである。
前述した販売時及び待機時における記憶制御動作及び販売制御動作では、現在日が、製造日に基づく賞味期限及び加温開始日に基づく賞味期限の少なくとも1つを超えているか否かが判別されるものとする。例えば、図8の例示において、2種類の賞味期限毎にステップS102の動作が実行され、商品が少なくとも一方の賞味期限を経過していれば、コラム10が販売禁止となる。また、ステップS109の動作についても同様である。
また、図11(a)に例示されるように、前述した補充時における表示情報生成動作により、加温開始日に基づく賞味期限が切れている(加温滞留オーバである)缶飲料の位置を、携帯端末200のディスプレイ203に表示することができる。同図は、本実施の形態の携帯端末200のディスプレイ203における期限切れデータ207dの表示例を示す模式図である。同図の例示は、図10の場合と同様に、コラム10毎の商品列に対応する「缶位置」を表示するものであり、斜線部分が加温滞留オーバの缶(不良缶)の位置を示している。これにより、ルートマンは、各コラム10における不良缶の位置をコラム10の外側から容易に視認できる。
更に、図11(b)に例示されるように、図10の賞味期限切れの缶飲料の位置と、図11(a)の加温滞留オーバの缶飲料の位置とを、携帯端末200のディスプレイ203に重ねて表示することもできる。同図は、本実施の形態の携帯端末200のディスプレイ203における期限切れデータ207eの表示例を示す模式図である。同図の例示は、図10及び図11(a)の場合と同様に、コラム10毎の商品列に対応する「缶位置」を表示するものであり、斜線部分が賞味期限切れの缶(不良品)の位置を示し、ドット部分が加温滞留オーバの缶(不良缶)の位置を示している。これにより、ルートマンは、各コラム10における不良缶の位置をコラム10の外側から容易に視認できる。このような表示は、例えばおよそ2週間以内に(製造日に基づく)賞味期限が切れ、且つ、例えばおよそ2週間で加温滞留オーバとなる商品をコラム10に補充した場合に有用となる。つまり、この商品は、およそ2週間後には、加温滞留オーバとなる前に、製造日に基づく賞味期限が切れる虞があるからである。
尚、図11の例示では、不良缶の位置は斜線及びドットにより表示されているが、これに限定されるものではなく、要するに不良缶の位置と良缶の位置とが区別できれば如何なる表示であってもよい。
===販売禁止となったコラムからの全商品の払い出し===
前述した自動販売機100の主制御部140は、更に、例えば商品の補充時に携帯端末200から所定の信号を受信すると、前述したステップS110で商品の販売が禁止されたコラム10から全ての商品を払い出すようになっていてもよい。この携帯端末200からの所定の信号は、例えばルートマンの音声情報に基づいて生成される。この場合、音声モデルデータ206aは、全商品の払い出し命令に相当する音声パターン情報を予め有している必要がある。
ルートマンの命令が特にコラム10を指定せずに単に全商品を払い出すものである場合、主制御部140は、商品の販売が禁止されている全コラム10から全商品を払い出す。音声情報として、ルートマンは例えば「テスト販売」の次に「スタート」と言えばよい。
一方、ルートマンの命令が特定のコラム10を指定する情報を含んでいる場合、主制御部140は、当該情報に該当するコラム10から全商品を払い出す。音声情報として、ルートマンは例えば「テスト販売」の次に「1番」と言い、最後に「スタート」と言えばよい。この1番が特定のコラム10の番号である。
以上により、販売禁止となったコラム10を誤って放置することなく、次商品を確実に補充することができる。尚、ルートマンの命令は音声による命令に限定されるものではなく、例えば携帯端末200に対する所定のキー操作による命令であってもよい。
===コラムにおける残存商品のレベルの表示===
期限切れデータ207fは、コラム10毎の商品列に対応する「缶位置」(前述した期限切れデータ207c)とともに、コラム10における商品の満杯数から販売数を差し引いて求められた残存数に対応する残存商品のレベル(最後尾の商品の位置)を表示するものであってもよい。但し、主制御部140は、各コラム10の商品の販売数を計数する所定のカウンタ(不図示)を備えている必要がある。具体的には、図12に例示されるように、コラム10における商品の空き領域を例えば黒色で表示することにより残存商品のレベルを表示するようにしてもよい。或いは、空き領域を黒塗りしなくても、例えば上記最後尾の商品を他と区別するように異なる色を付したり、空き領域と最後尾の商品との境界に線を引いたりしてもよい。要するに、後述する効果を奏するべく、賞味期限切れになっていない残存商品がルートマンにより視覚的にとらえられるものであれば如何なる表示のし方をしてもよい。尚、同図は、本実施の形態の携帯端末200のディスプレイ203における期限切れデータ207fの表示例を示す模式図である。前述と同様、斜線部分が賞味期限切れの缶の位置を示す。この表示情報生成動作が実行されるのは商品の補充時に限定されるものではない。
図12に例示される「コラム1番」のように、コラムの最下段が賞味期限切れの商品である一方、販売数が相対的に少ない(例えば1商品)場合、ルートマンは、当該コラムの商品がいわゆる売れ筋の商品ではないと判断し得る。つまり、この表示は、ルートマンが売れ筋ではない商品を別の商品に変更するための判断材料となり得る。ルートマンは、この判断をコラム10の外側から容易に行える。
或いは、図12に例示される「コラム5番」のように、コラムの最下段が賞味期限切れの商品である一方、販売数が相対的に多い(例えば18商品)場合、ルートマンは、当該コラムの商品が補充時に既に賞味期限切れに近かったのではないかと推測し得る。つまり、この表示は、例えば補充用の商品を倉庫に管理する部門に対して、ルートマンが上記の旨注意を促すための判断材料となり得る。ルートマンは、この判断をコラム10の外側から容易に行える。
===商品補充作業の省力化及び商品売上げの向上===
前述した自動販売機100によれば、RAM145に記憶された賞味期限データ145aを参照すれば、コラム10内の少なくとも第1段目の商品が賞味期限切れであるか否かを判別できる。例えば図9(a)及び図9(b)に例示されるように、コラム10内の第2段目より上に賞味期限切れの商品があっても、少なくともこの第1段目の商品には販売機会が生じることになる。よって、ルートマンに対し、コラム10内で賞味期限を統一するように商品を補充する作業を強いることなく、できるだけ多くの商品をその賞味期限を守りつつ販売可能となる。ところで、図9(a)及び図9(b)に例示された商品列は、ルートマンが、残存商品の上部に賞味期限のより早い商品を積み上げた場合に対応する。このような場合でも、第1段目の良品の販売機会を逸することがないため、自動販売機100の売上げが向上する。尚、本実施の形態では、前述した主制御部140におけるCPU141と、このCPU141に前述した記憶制御動作を実行させるプログラム(例えばROM144に記憶されている)とが記憶制御部に相当する。また、CPU141と、CPU141に前述した判別動作を実行させるプログラムとが判別部に相当する。更に、CPU141及び販売制御部150と、CPU141に前述した販売制御動作を実行させるプログラムとが販売制御部に相当する。
また、前述した自動販売機100によれば、ルートマンがコラム10に商品を補充しつつ、ヘッドセット300のマイク302に向かって商品の賞味期限をその補充順序をもって読み上げることにより、携帯端末200は賞味期限データ145aの基になる複数の商品の賞味期限を示す音声データ207aを生成できる。これにより、携帯端末200に対し賞味期限情報を入力する作業が容易になり、ルートマンに対する負担が軽減される。尚、本実施の形態では、携帯端末200の制御部201と、この制御部201に前述した音声データ207aを生成する動作を実行させるプログラム(例えばROM206に記憶されている)とが賞味期限情報生成部に相当する。
更に、前述した自動販売機100によれば、携帯端末200のディスプレイ203に表示されたコラム10における全商品の配置の上に、賞味期限切れの商品の位置を、他の商品と区別して表示できる。ルートマンは、商品の補充時にこのディスプレイ203を通じて、コラム10における賞味期限切れの商品の位置をコラム10の外側から視認できるため、例えばこのコラム10からこの賞味期限切れの商品のみを取り出す作業が容易になる。これは、コラム10に対して商品を収納する作業を省力化するとともに、自動販売機100からできるだけ多くの商品をその賞味期限を守りつつ販売することにつながる。尚、本実施の形態では、前述した主制御部140におけるCPU141と、このCPU141に前述した表示情報生成動作を実行させるプログラム(例えばROM144に記憶されている)とが表示情報生成部に相当する。
前述した携帯端末200は、その1台が1人のルートマンにより携帯されている。そして、この1台の携帯端末200を用いて、複数台の自動販売機100に対する商品の補充作業を行うことができる。これにより、各自動販売機100は、これまで述べた携帯端末200の機能を有する必要がなくなり、よってその製造コストを抑制できる。
但し、これに限定されるものではなく、携帯端末200の機能を各自動販売機100のコントロールパネル180に持たせてもよい。この場合、コントロールパネル180は、ヘッドセット300との通信のため、携帯端末200の無線通信部205に相当する無線通信部を備えてもよいし、更にマイクを備えてヘッドセット300の機能を有していてもよい。或いは、コントロールパネル180は、前述した音声を認識するための手段を備えず、全てルートマンによるキーパッド180bの操作を通じて商品の情報が入力されるものであってもよい。以上、何れの場合においても、コントロールパネル180のディスプレイ180aが表示部に相当し、自動販売機の主制御部140及び入出力制御部170が表示制御部に相当する。
===その他の実施の形態===
前述した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
前述した自動販売機100は缶又はビン若しくはペットボトル飲料の商品を販売し、そのコラム10はサーペンタイン構造を有するものであったが、これに限定されるものではない。本発明の自動販売機は、一般に、賞味期限を有する複数の商品が列をなして収納される商品収納コラムを備え、その先頭商品を払い出して販売するものであれば、いかなるものであってもよい。ここで、先頭商品を払い出すことは、列の先頭にある1つの商品のみを払い出すものであってもよいし、列の先頭部における複数の商品を同時に払い出すものであってもよい。
また、前述した携帯端末200及びヘッドセット300は、独立して、無線通信部205、304により相互に通信するものであるが、これに限定されるものではない。例えば、携帯端末200がマイクを備え、ヘッドセット300の機能を有するものであってもよい。或いは、携帯端末200の機能をヘッドセット300が有し、自動販売機100のコントロールパネル180のディスプレイ180aが、携帯端末200のディスプレイ203に代わるものであってもよい。尚、ヘッドセットが音声を認識するための手段を備える構成は、例えば特開2003−202888号公報に開示されている。これにより、商品の補充に際し例えばルートマンが携帯すべき装置が1つになり、ルートマンに対する負担が軽減される。
本実施の形態の自動販売機の外観構成例を示す斜視図である。 本実施の形態の自動販売機のコラムの構成例を示す側部断面図である。 (a)は、本実施の形態の携帯端末の外観構成例を示す斜視図であり、(b)は、本実施の形態のヘッドセットの外観構成例を示す斜視図である。 本実施の形態の自動販売機の構成例を示すブロック図である。 (a)は、本実施の形態の携帯端末の構成例を示すブロック図であり、(b)は、本実施の形態のヘッドセットの構成例を示すブロック図である。 (a)は、本実施の形態の自動販売機のコラムの外観構成例を示す正面図であり、(b)は、本実施の形態の賞味期限データの構成例を示す模式図である。 (a)は、本実施の形態の音声データの表示例を示す模式図であり、(b)は、本実施の形態の補充データの表示例を示す模式図である。 商品の販売時における本実施の形態の主制御部の動作手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態のコラム内での商品販売による商品配置の変化の一例を示す模式図である。 本実施の形態の携帯端末のディスプレイにおける期限切れデータの表示例を示す模式図である。 本実施の形態の携帯端末のディスプレイにおける期限切れデータの表示例を示すもう一つの模式図である。 本実施の形態の携帯端末のディスプレイにおける期限切れデータの表示例を示す更にもう一つの模式図である。
符号の説明
10、10a、10b コラム 10c、10d、10e コラム
11 前ガイド 12 後ガイド
13 ストッパ 14 ベンドソレノイド
15、15a、15b 商品投入口 15c、15d、15e 商品投入口
16 シュータ 17 商品取出部
100 自動販売機 110 本体
120 外扉 130 内扉
140 主制御部 141 CPU
142 タイマ 144 ROM
145 RAM 145a 賞味期限データ
150 販売制御部 160 販売機構
170 入出力制御部 180 コントロールパネル
180a ディスプレイ 180b キーパッド
190 無線通信部 200 携帯端末
201 制御部 202 タイマ
203 ディスプレイ 204 キーパッド
205 無線通信部 206 ROM
206a 音声モデルデータ 207 RAM
207a 音声データ 207b 補充データ
207c、207d 期限切れデータ 207e、207f 期限切れデータ
300 ヘッドセット 301 制御部
302 マイク 303 A/Dコンバータ

Claims (15)

  1. 商品の販売時、商品収納コラムに収納されて列を形成する複数の商品のうち、前記列の先頭商品を払い出す自動販売機において、
    記憶部と、
    前記複数の商品の払い出し順序を示す情報及び前記複数の商品の賞味期限を示す情報を対応付けて、前記複数の商品の販売を管理するための販売管理情報として前記記憶部に記憶させる記憶制御部と、
    を備えたことを特徴とする自動販売機。
  2. 前記記憶制御部は、
    前記商品収納コラム内の先頭商品が払い出される都度、この先頭商品に続く商品が先頭商品となるように、前記複数の商品の払い出し順序を示す情報及び前記複数の商品の賞味期限を示す情報の対応付けを更新することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 外部の携帯端末と無線通信する無線通信部、を備え、
    前記記憶制御部は、前記携帯端末が無線送信する前記複数の商品の賞味期限を示す情報を前記無線通信部を介して受信することを特徴とする請求項1又は2に記載の自動販売機。
  4. 前記携帯端末は、マイクを通じて入力される音声情報に基づいて、前記複数の商品の賞味期限を示す情報を生成することを特徴とする請求項3に記載の自動販売機。
  5. 前記複数の商品の賞味期限は、前記複数の商品の生産日から所定期間を経過した日、又は、前記商品収納コラム内における前記複数の商品の加熱開始日から所定期間を経過した日、であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の自動販売機。
  6. 前記販売管理情報に基づいて、前記複数の個々の商品が賞味期限を経過したか否かを判別する判別部と、
    前記列の先頭商品が賞味期限を経過したものと前記判別部が判別した場合、前記商品収納コラムからの商品の払い出し動作を禁止する販売制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の自動販売機。
  7. 前記販売管理情報に基づいて、前記複数の個々の商品が賞味期限を経過したか否かを判別する判別部と、
    前記商品収納コラムにおける前記列を形成する複数の商品の配置を表示する表示部と、
    前記判別部の判別出力に基づいて、前記複数の商品のうちの賞味期限を経過していない商品の位置と、前記複数の商品のうちの賞味期限を経過した商品の位置とを、前記配置に対応付けて相互に区別して前記表示部に表示させる表示制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の自動販売機。
  8. 前記販売管理情報に基づいて、前記複数の個々の商品が賞味期限を経過したか否かを判別する判別部と、
    前記判別部の判別出力に基づいて、前記複数の商品のうちの賞味期限を経過していない商品の位置と、前記複数の商品のうちの賞味期限を経過した商品の位置とを、前記商品収納コラムにおける前記列を形成する複数の商品の配置に対応付けて相互に区別して表示するための表示情報を生成する表示情報生成部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の自動販売機。
  9. 外部の携帯端末と無線通信する無線通信部と、
    前記販売管理情報に基づいて、前記複数の個々の商品が賞味期限を経過したか否かを判別する判別部と、
    前記列の先頭商品が賞味期限を経過したものと前記判別部が判別した場合、前記携帯端末が無線送信する払出信号を前記無線通信部を介して受信することにより、前記商品収納コラムに収納された全商品を払い出す販売制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の自動販売機。
  10. 前記携帯端末は、マイクを通じて入力される音声情報に基づいて、前記払出信号を生成することを特徴とする請求項9に記載の自動販売機。
  11. 前記表示制御部は、前記商品収納コラムにおける最後尾の商品の位置を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項7に記載の自動販売機。
  12. 前記表示情報は、更に、前記商品収納コラムにおける最後尾の商品の位置を示す表示情報を含むことを特徴とする請求項8に記載の自動販売機。
  13. 請求項1に記載の自動販売機に対し、前記複数の商品の賞味期限を示す情報を無線送信することを特徴とする携帯端末。
  14. マイクと、
    前記マイクを通じて入力される音声情報に基づいて、前記複数の商品の賞味期限を示す情報を生成する賞味期限情報生成部と、
    前記複数の商品の賞味期限を示す情報を無線送信する無線通信部と、
    を備えたことを特徴とする請求項13に記載の携帯端末。
  15. 請求項8に記載の自動販売機から、前記表示情報を無線受信する無線通信部と、
    前記表示情報に基づいて、前記複数の商品のうちの賞味期限を経過していない商品の位置と、前記複数の商品のうちの賞味期限を経過した商品の位置とを、前記配置に対応付けて相互に区別して表示する表示部と、
    を備えたことを特徴とする携帯端末。
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