JP5267233B2 - 自動販売機の表示装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、前記自動販売機においては、価格が変更になった場合に価格表示カードを新しい価格表示カードに取り替える必要があり、作業が面倒であるため、近年では、価格表示カードに代えてデジタル式の価格表示器が用いられるようになってきた(特許文献2)。
また、最近の自動販売機では、現金の他に、電子マネーによる販売も可能となっており、その際に、価格を商品並びに購入手段に応じて変更したい場合があり、その際の価格表示器への表示のさせ方についても何ら手段が講じられていなかった。
(1)本発明における自動販売機の表示装置は、複数の商品選択ボタンに対応して設けられ、該商品選択ボタンに対応する商品の価格を表示する価格表示部を備え、カードあるいは現金にて商品を購入可能な自動販売機において、利用可能な複数種類のカードによる商品販売価格と現金による商品販売価格を記憶する記憶手段と、複数種類の中から利用するカードを選択する選択手段と販売待機状態において、前記価格表示部に現金による商品販売価格を表示させる第1の表示制御手段と、前記販売待機状態において、前記選択手段の中から商品販売価格を表示させたいカードの種類を選択すると、前記価格表示部に選択されたカードによる商品販売価格を表示させる第2の表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
(2)前記(1)記載の自動販売機の表示装置において、カード表示部を備え、前記販売待機状態において、前記選択手段の中から商品販売価格を表示させたいカードの種類を選択すると、前記カード表示部に選択されたカードのブランド名を表示させる第3の表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
(3)前記(1)記載の自動販売機の表示装置において、自動販売機前面に金額表示器を備え、前記販売待機状態において、前記選択手段の中から商品販売価格を表示させたいカードの種類を選択すると、前記金額表示器に選択されたカードのブランド名を表示させる第4の表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
(4)前記(1)記載の自動販売機の表示装置において、前記販売待機状態において、前記選択手段の中から商品販売価格を表示させたいカードの種類を選択すると、前記価格表示部に選択されたカードによる商品販売価格とブランド名とを交互に表示させる第5の表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
(5)前記(3)記載の自動販売機の表示装置において、前記販売待機状態において、前記選択手段の中から商品販売価格を表示させたいカードの種類を選択し、前記商品選択ボタンを押すと、前記金額表示器に選択されたブランド名と選択された商品販売価格とを交互に表示させる第6の表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
(6)前記(1)ないし(5)のいずれかに記載の自動販売機の表示装置において、カードによる商品販売価格と現金による商品販売価格とが異なる場合には、現金価格からの割引額を表示することを特徴とする自動販売機の表示装置。
(7)前記(1)ないし(6)のいずれかに記載の自動販売機の表示装置において、請求項1ないし6のいずれかの項に記載の自動販売機の表示装置において、現金を投入すると、前記価格表示部に表示されている現金の商品販売価格を点滅させ、現金投入前に前記商品選択ボタンを操作すると、前記価格表示部にカードによる表示されているカードによる商品販売価格を点滅させることを特徴とする。
(8)前記(1)ないし(7)のいずれかに記載の自動販売機の表示装置において、商品が売切の場合、前記価格表示部を非表示とすることを特徴とする。
(9)前記(1)ないし(8)のいずれかに記載の自動販売機の表示装置において、前記価格表示部には、設定データを表示させることを特徴とする。
また、現在の表示する価格を点滅させることで、昼間などの太陽光などにより見難い時間帯においても、容易に価格が確認可能となるという効果が得られる。
また、管理者にとっては、商品に対応した設定データを表示部に表示させることで、商品と設定データとの関係を容易に確認することが可能となるという効果が得られる。
さらに、スクロール表示中、使用不可ブランドは表示しないことで、省エネ効果も期待できる。
図2は、本発明の実施の対象となる自動販売機の概略正面図の一例を示すものであり、自動販売機20は、その本体キャビネット前面に外扉21を備えており、本体キャビネット内には複数(n個)のコラムを備えている。このコラムは、複数種類の商品を個別に収納する一方、商品選択ボタン28が押され、販売指令が与えられた場合に押された商品選択ボタン28に対応する商品の搬出を行うものである。
次に、図1は、本発明の一実施の形態を示す構成ブロック図である。
この主制御部1には、各種設定・確認を行うためのリモコン11、商品搬出を行う商品搬出装置12、庫内の商品を冷却あるいは加熱する冷熱装置13、貨幣処理装置14、金額表示器27、販売可能ランプ,売切ランプを内蔵する商品選択ボタン28、該商品選択ボタン28毎に設けられ、販売価格などの商品に関する情報を表示する価格表示器28a、アンテナ部29aにかざされたカードの内容を読み書きするためのリーダライタ部29が接続されている。
この構成において、商品の販売価格の設定について説明すると、リモコン11を用いて、現金による商品販売価格の設定モードとし、リモコン11にて商品販売価格を入力し、価格表示器28aに入力した価格を表示させ、図示しない設定キーを押すことで、現金による商品販売価格をメモリ1bに記憶させ、全ての商品に対して、同様の操作を繰り返し行う。次に、カードによる商品販売価格の設定モードとし、リモコン11にて商品販売価格を入力し、価格表示器28aに入力した価格を表示させ、図示しない設定キーを押すことで、カードによる商品販売価格をメモリ1bに記憶させ、全ての商品に対して、同様の操作を繰り返し行う。
ここで、現金あるいはカードの販売価格表示の方式について、表示方式を順次説明する。
まず、商品選択ボタン28にて表示を切り替える場合について、図3のフローチャートを用いて説明する。
次に、現金の入金があるかを判断しており(ステップS02)、ここで、硬貨投入口23に硬貨の入金があれば(ステップS02,Yes)、その入金額を金額表示器27に表示させ、販売価格以上の入金であれば、販売可能な商品選択ボタン28の販売可能ランプを点灯させる(ステップS03)。
次に、カードがアンテナ部29aにかざされたかを判断し(ステップS13)、所定時間、カードがアンテナ部29aにかざされなければ、タイムアップとし(ステップS14,Yes)、価格表示器28aの表示を現金による商品販売価格に戻し(ステップS18)、処理を終了する。
次に、自動販売機において、商品の販売価格が利用者に容易に理解できるようにするための方式について説明する。
まず、リモコン11を操作して、処理中の価格表示器28aの表示状態を設定する。例えば、「0」の場合は消灯、「1」の場合は点灯、「2」の場合は販売中点滅であり、前記のいずれかを選択後に図示しない設定キーを押すことでメモリ1bに記憶される。商品選択ボタン毎ではなく、共通設定となる。
販売待機状態において、価格表示器28aには、現金による商品販売価格を表示している(ステップS21)。
次に、現金の入金があるかを判断しており(ステップS22)、ここで、硬貨投入口23に硬貨の入金があれば(ステップS22,Yes)、価格表示器28aの表示を点滅状態に切り替える(ステップS23)。次に、入金額を金額表示器27に表示させ、販売価格以上の入金であれば、販売可能な商品選択ボタン28の販売可能ランプを点灯させる(ステップS24)。
次に、カードがアンテナ部29aにかざされたかを判断し(ステップS34)、所定時間、カードがかざされなければ、タイムアップとし(ステップS35,Yes)、価格表示器28aの表示を現金による商品販売価格の点灯表示に戻し(ステップS39)、処理を終了する。
また、価格表示器28aの販売価格表示に関し、商品選択ボタン28が押された商品のみの価格だけを点滅表示するようにしてもよい。
販売待機状態において、価格表示器28aには、現金による商品販売価格を表示している(ステップS41)。
次に、現金の入金があるかを判断しており(ステップS42)、ここで、硬貨投入口23に硬貨の入金があれば(ステップS42,Yes)、その入金額を金額表示器27に表示させ、販売価格以上の入金であれば、商品選択ボタン28の販売可能ランプを点灯させる(ステップS43)。
次に、カードがアンテナ部にかざされたかを判断し(ステップS53)、所定時間、カードがかざされなければ、タイムアップとし(ステップS54,Yes)、価格表示器28aの表示を現金による商品の販売価格表示に戻し(ステップS58)、処理を終了する。
次に、商品搬出装置12を動作させてコラムから商品を商品取出口26に搬出し(ステップS57)、販売可能ランプを消灯し(ステップS58)、金額表示器27の電子マネーブランドの表示を消灯する(ステップS59)。
なお、前記図5のフローチャートにおいては、販売待機中から現金が硬貨投入口23に投入されるまでの間は、金額表示器27に現金による価格表示を明確にするように、「CASH」と表示させるようにしてもよい。
例えば、電子マネーのブランド1〜3が使用可能とすると、表示例を示す図6のように、販売待機中において、価格表示器28aに現金価格「120」を表示させ、金額表示器27に「CASH」と表示させ、所定時間、例えば、10秒毎に、電子マネーのブランド1〜3の名称を金額表示器27に表示させ、価格表示器28aには、その電子マネーのブランド1,2は「110」、ブランド3は「100」と販売価格を切り替えて表示させる。
すなわち、スクロール表示中に(ステップS61)、入金があると(ステップS62,Yes)、価格表示器28aには現金による商品販売価格を表示させ(ステップS63)、金額表示器27には入金額が表示される(ステップS64)。
次に、最初に、ブランド選択あるいは単一のブランド搭載のカードをアンテナ部29にかざすと(ステップS68,Yes)、価格表示器28aはそのブランドに対応した価格の表示となり(ステップS69)、金額表示器27には、その表示価格に対応したブランド1−3の表示となる(ステップS70)。
なお、本実施形態については、スクロール表示させたが、前記実施形態のように販売待機中は現金による商品販売価格を表示させておき、表示の切り替えとして、商品選択ボタン28により、カードによる商品販売価格のみをスクロール表示させてもよく、また、販売待機中は現金による商品販売価格を表示させておき、ブランド選択あるいはカードかざしによりそのブランドのカードによる商品販売価格を表示させるようにしてもよい。
図8は、本発明の他実施の形態を示す構成ブロック図であり、複数の電子マネーブランドを選択するブランド選択部29b、カード利用時の情報を表示するカード表示部29cを備えてなるものであり、それぞれリーダライタ部29に接続されており、その他の構成は、図1の構成ブロック図と同一であるため、説明を省略する。
ブランド1による商品販売価格「110」、ブランド2による商品販売価格「110」、ブランド3による商品販売価格「100」を電子マネーブランド名とともに記憶しているものとする。
この構成において、価格表示処理については、図10のフローチャートに示すように、販売待機状態において、各価格表示器28aには、現金による商品販売価格「120」を表示している(ステップS81)。
このように、複数の電子マネーブランドを利用可能とした場合のカードによる商品販売価格の表示については、販売待機中にブランド選択部29bを操作することで容易に対応可能となるものである。
まず、カード表示部29cを備えていない場合の変形表示例について説明する。
図11のフローチャートに示すように、販売待機状態において、各価格表示器28aには、現金による商品販売価格「120」を表示している(ステップS91)。
ブランド選択部29bにて、ブランド2の電子マネーを選択すると(ステップS92,Yes)、選択されたブランド情報を主制御部1に送信し、主制御部1では、選択されたブランド2に対応する商品販売価格を読み出し、価格表示器28aにブランド2の商品販売価格「110」を表示し(ステップS93)、一方、金額表示器27には、選択されたブランド名である「ブランド2」を表示する(ステップS94)。
このように、この表示例では、金額表示器27にて選択したブランド並びに商品の商品販売価格とブランド名とが表示できる。
次に、ブランド別の販売価格とともに、現金による商品販売価格「120」に対する割引額も記憶している場合の表示例について示す。
図12のフローチャートに示すように、販売待機状態において、価格表示器28aには、現金の商品販売価格「120」を表示し(ステップS101)、ブランド選択部29bにて、ブランド2の電子マネーを選択すると(ステップS102,Yes)、選択されたブランド情報が主制御部1に送信され、主制御部1では、選択されたブランド2に対応する商品販売価格と割引額とを読み出し、価格表示器28aに、ブランド2の商品販売価格「110」と割引額「−10」とを交互に表示し(ステップS103)、一方、カード表示部29cには、選択されたブランド名である「ブランド2」を表示する(ステップS104)。
変形表示例として、価格表示器28aの画面が大きい場合には、割引額「−10」に代えて、「120→110」と表示するようにしてもよい。
次に、スクロール表示の変形表示例について説明する。
変前記スクロール表示の形表示例として、複数の電子マネーブランドの中で決済できない電子マネーブランドが有る場合には、その使用不可のブランド表示を削除して、現在使用可能な電子マネーブランドのみの商品販売価格を順次繰り返して表示する。
前記実施形態は、価格表示器28aの商品販売価格の表示例について種々説明したが、価格表示器を他の表示に利用する例について以下に説明する。
そこで、この価格表示器28aを利用して、コラムと商品選択ボタンとの関係を確認する場合について説明する。
また、コラム内の商品を連続して搬出する場合には、リモコン11を操作して、連続搬出モードとし、所定のキー入力を行うことで、価格表示器28aに一斉にコラム番号の表示を行うため、どの商品選択ボタン28を押せば、どのコラムの商品が搬出されるが、容易に確認することが可能となる。
1a メモリ
1b メモリ
11 リモコン
20 自動販売機
27 金額表示器
28 商品選択ボタン
28a 価格表示器
29 リーダライタ部
29a アンテナ部
29b ブランド選択部
29c カード表示部
Claims (9)
- 複数の商品選択ボタンに対応して設けられ、該商品選択ボタンに対応する商品の価格を表示する価格表示部を備え、カードあるいは現金にて商品を購入可能な自動販売機において、利用可能な複数種類のカードによる商品販売価格と現金による商品販売価格を記憶する記憶手段と、複数種類の中から利用するカードを選択する選択手段と、販売待機状態において、前記価格表示部に現金による商品販売価格を表示させる第1の表示制御手段と、前記販売待機状態において、前記選択手段の中から商品販売価格を表示させたいカードの種類を選択すると、前記価格表示部に選択されたカードによる商品販売価格を表示させる第2の表示制御手段と、を備えたことを特徴とする自動販売機の表示装置。
- 請求項1に記載の自動販売機の表示装置において、自動販売機前面にカード利用時の情報を表示するカード表示部を備え、前記販売待機状態において、前記選択手段の中から商品販売価格を表示させたいカードの種類を選択すると、前記カード表示部に選択されたカードのブランド名を表示させる第3の表示制御手段と、を備えたことを特徴とする自動販売機の表示装置。
- 請求項1に記載の自動販売機の表示装置において、自動販売機前面に金額表示器を備え、前記販売待機状態において、前記選択手段の中から商品販売価格を表示させたいカードの種類を選択すると、前記金額表示器に選択されたカードのブランド名を表示させる第4の表示制御手段と、を備えたことを特徴とする自動販売機の表示装置。
- 請求項1に記載の自動販売機の表示装置において、前記販売待機状態において、前記選択手段の中から商品販売価格を表示させたいカードの種類を選択すると、前記価格表示部に選択されたカードによる商品販売価格とブランド名とを交互に表示させる第5の表示制御手段と、を備えたことを特徴とする自動販売機の表示装置。
- 請求項3に記載の自動販売機の表示装置において、前記販売待機状態において、前記選択手段の中から商品販売価格を表示させたいカードの種類を選択し、前記商品選択ボタンを押すと、前記金額表示器に選択されたブランド名と選択された商品販売価格とを交互に表示させる第6の表示制御手段と、を備えたことを特徴とする自動販売機の表示装置。
- 請求項1ないし5のいずれかの項に記載の自動販売機の表示装置において、カードによる商品販売価格と現金による商品販売価格とが異なる場合には、現金価格からの割引額を表示することを特徴とする自動販売機の表示装置。
- 請求項1ないし6のいずれかの項に記載の自動販売機の表示装置において、現金を投入すると、前記価格表示部に表示されている現金の商品販売価格を点滅させ、現金投入前に前記商品選択ボタンを操作すると、前記価格表示部にカードによる表示されているカードによる商品販売価格を点滅させることを特徴とする自動販売機の表示装置。
- 請求項1ないし7のいずれかの項に記載の自動販売機の表示装置において、商品が売切の場合、前記価格表示部を非表示とすることを特徴とする自動販売機の表示装置。
- 請求項1ないし8のいずれかの項に記載の自動販売機の表示装置において、前記価格表示部には、設定データを表示させることを特徴とする自動販売機の表示装置。
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