JP2007041637A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、水などの液体が筐体内に浸入することが抑制される電子機器を提供する。
【解決手段】ポータブルコンピュータ10は、回路モジュール40が内蔵された筐体21と、キーボード28が着脱可能に載置されるとともに、開口部53が設けられたキーボード載置部50と、開口部53を着脱可能の覆うスライドカバー70と、を備える。開口部53は、キーボード28と回路モジュール40とを電気的に接続するフレキシブル基板28bが通るとともに、キーボード載置部50の面積の半分以下の開口面積Sである
【選択図】図2

Description

本発明は、水などの液体の浸入を抑制する機能を有する電子機器に関する。
一般に、電子機器、例えばポータブルコンピュータでは、小型化を実現するために、配線板に電子回路部品が実装されて形成される回路モジュールの上方にキーボードやスイッチ類が配置されている。
この種の電子機器では、筐体内に回路モジュールを収容した後、該筐体上にキーボードを配置することになる。それゆえ、筐体の壁部には、回路モジュールとキーボードとを電気的に接続するケーブルを通すとともに、該作業を行うための開口部が形成されている。この開口部は、筐体において回路モジュールとキーボードとの間に位置する壁部、例えば筐体の上壁部に形成されている。そして、開口部は、キーボード基板によって塞がれている。
しかし、ポータブルコンピュータの使用中などでは、キーボードは、外部に面する。それゆえ、万が一、ポータブルコンピュータの使用中に使用者が水などの飲料をこぼすなどすると、該飲料がキーボードのベースプレートと開口部の縁部との間から浸入することが考えられる。回路モジュールに水など液体が付着することは好ましくない。
それゆえ、ポータブルコンピュータには、水などの液体が筐体内に浸入することを防ぐための防滴構造が施されている。
防滴構造として、キーボードのベースプレートに排出ホールが形成されている。排出ホールは、外部に通じている。それゆえ、万が一、キーボード上に水などの液体が流れ込んでも、該液体は、排出ホールを通過して外部へ排出される(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003―122454号公報
しかし、特許文献1に開示されている防滴構造であっても、キーボードのベースプレートの縁と開口部の縁との間から液体が浸入することが考えられる。
また、特許文献1に開示されている防滴構造では、開口部は、キーボードのベースプレートの面積と略同じ大きさを有している。それゆえ、開口部は比較的大きい。
つまり、開口部の縁の長さが長くなるので、筐体内へ水などの液体が浸入することが考えられる。
したがって、本発明の目的は、水などの液体が筐体内へ浸入することを抑制できる電子機器を提供することにある。
本発明の電子機器は、回路モジュールが内蔵された筐体と、キーボードが着脱可能に載置されるとともに、開口部が設けられたキーボード載置部と、開口部を着脱可能の覆うカバーと、を具備し、開口部は、キーボードと回路モジュールとを電気的に接続する配線が通るとともに、キーボード載置部の面積の半分以下の開口面積であることを特徴とする。
本発明の電子機器では、水などの液体が筐体内へ浸入することが抑制される。
本発明の第1の実施形態に係る電子機器を、ポータブルコンピュータ10を一例に、図1から図17を参照して説明する。
図1は、ポータブルコンピュータ10を示している。図1に示すように、ポータブルコンピュータ10は、コンピュータ本体20と、表示ユニット30と、を備えている。
コンピュータ本体20は、筐体21と、キーボード28と、後述される回路モジュール40と、を備えている。
筐体21は、扁平な箱状である。筐体21は、上壁部22と、下壁部23と、前壁部24と、後壁部25と、右壁部26と、左壁部27と、を有している。上壁部22には、キーボード28が設置されている。回路モジュール40は、筐体21内に収容されている。
筐体21は、キーボード28の操作性を向上するためなどの理由により、前壁部24側よりも後壁部25側が高くなっている。つまり、キーボード28は、キーボード28の前側が下方に傾斜する。
表示ユニット30は、表示ユニットハウジング31と、液晶表示パネル32と、を備えている。液晶表示パネル32は、表示ユニットハウジング31に収容されている。液晶表示パネル32は、画像を表示するスクリーン32aを有している。スクリーン32aは、表示ユニットハウジング31の前面に形成された開口部31aを通じて表示ユニットハウジング31の外方に露出している。表示ユニット30は、コンピュータ本体20に図示しないヒンジによって連結されている。
表示ユニット30は、閉じ状態と、開き状態との間で回動自由である。閉じ状態は、表示ユニット30がキーボード28を上方から覆うようにコンピュータ本体20の上に横たわる状態である。開き状態は、表示ユニット30がキーボード28やスクリーン32aを露出させるようにコンピュータ本体20に対して起立する状態である。
図2は、コンピュータ本体20が分解された状態を示している。図2に示すように、筐体21の上壁部22には、キーボード載置部50が形成されている。キーボード載置部50には、キーボード28が載置される。キーボード載置部50は、上壁部22においてキーボード載置部50以外の範囲よりも凹んでいる。キーボード載置部50の前縁51は、筐体21の前壁部24に面している。キーボード載置部50の後縁52は、筐体21の後壁部25に面している。
キーボード載置部50には、開口部53が形成されている。図3は、筐体21の上壁部22を拡大して示している。
開口部53は、キーボード載置部50(上壁部22)を貫通している。開口部53の縁部55は、キーボード載置部50よりも一段低く形成されている。縁部55は、開口部53の縁56の近傍部分である。
開口部53は、キーボード載置部50の幅方向略中心近傍に配置されている。開口部53は、略矩形である。図3に示される筐体21内には、回路モジュール40は、収容されていない。
開口部53の占める範囲、つまり開口部53の開口面積Sは、キーボード載置部50が占める面積の半分以下である。本実施形態では、開口部53の占める範囲、つまり開口面積Sは、例えばキーボード載置部50の占める範囲の略30パーセント程度である。開口部53の占める範囲は、キーボード載置部50の占める範囲の10〜30パーセントであることが好ましい。
なお、図2中に示される筐体21内には、回路モジュール40が収容されている。また、図4は、図2に2点鎖線で示されるF4の範囲を拡大して示している。それゆえ、図2と図4とに示すように、回路モジュール40の一部は、キーボード28と後述されるスライドカバー70とが筐体21に取り付けられていない状態において、開口部53を通して、筐体21の外部へ露出する。
図4に示すように、開口部53の前縁53bは、キーボード載置部50の前縁51よりも後方に位置している。それゆえ、キーボード載置部50の前縁51と開口部53の前縁53bとの間には、隙間Aが規定されている。
回路モジュール40は、配線板41と、配線板41に実装される部品とを備えている。配線板41に実装される部品として、液晶ディスプレイ用ハーネスコネクタ42と、スイッチ基板コネクタ43と、スピーカーコネクタ44と、キーボードコネクタ45と、タッチパッドコネクタ46と、などがある。
上記した、液晶ディスプレイ用ハーネスコネクタ42と、スイッチ基板コネクタ43と、スピーカーコネクタ44と、キーボードコネクタ45と、タッチパッドコネクタ46とは、回路モジュール40が筐体21内に収容された後に、筐体21の外側から接続されるべき配線などが電気的に接続される部品である。
これら、液晶ディスプレイ用ハーネスコネクタ42と、スイッチ基板コネクタ43と、スピーカーコネクタ44と、キーボードコネクタ45と、タッチパッドコネクタ46と、は、配線板41において、開口部53と対向する範囲に実装されている。
それゆえ、液晶ディスプレイ用ハーネスコネクタ42と、スイッチ基板コネクタ43と、スピーカーコネクタ44と、キーボードコネクタ45と、タッチパッドコネクタ46とは、筐体21にキーボード28とスライドカバー70とが取り付けられていない状態において、開口部53を通して外部に露出している。
なお、配線板41において開口部53と対向する範囲に実装される電子部品は、上記の液晶ディスプレイ用ハーネスコネクタ42と、スイッチ基板コネクタ43と、スピーカーコネクタ44と、キーボードコネクタ45と、タッチパッドコネクタ46と、に限定されない。
上記以外の部品であっても、回路モジュール40が筐体21内に収容された後に筐体21の外部からアクセスされる部品は、配線板41において開口部53と対向する範囲に実装されてもよい。
上記のように形成されるポータブルコンピュータ10は、開口部53を通して、水などの液体が筐体21内に浸入することを防止する防滴構造60を備えている。
図2に示すように、防滴構造60は、スライドカバー70と、把持部材80と、第1の孔塞インシュレータ90と、シール部材100と、係合機構110と、第2の孔塞インシュレータ200と、を備えている。
図5は、スライドカバー70を示している。スライドカバー70は、開口部53を覆う。図6は、スライドカバー70が開口部53を覆っている状態を示している。なお、図6中のスライドカバー70には、後述される把持部材80および第1の孔塞インシュレータ90が取り付けられている。図6に示すように、スライドカバー70は、略矩形であって、開口部53の全域(開口面積S)を覆うとともに、開口部53の縁部55の略全域を覆う大きさを有している。
なお、スライドカバー70の厚みは、キーボード載置部50の上面から縁部55の上面までの深さに対応している。それゆえ、スライドカバー70を筐体21に取り付けると、スライドカバー70の上面73とキーボード載置部50の上面とは、略面一になる。
図5に示すように、スライドカバー70には、複数の貫通孔71が形成されている。各貫通孔71は、スライドカバー70を貫通している。また、スライドカバー70には、後述されるねじ160が貫通する貫通孔72が形成されている。スライドカバー70は、例えば金属材料で形成されている。
把持部材80は、スライドカバー70の上面73に取り付けられる。把持部材80は、例えば樹脂製であって薄いフィルム状である。把持部材80は、固定部81と、把持部82と、を有している。
図7は、把持部材80がスライドカバー70の上面73に取り付けられた状態を示している。図7に示すように、固定部81は、スライドカバー70の上面73に固定されている。固定部81は、例えば接着剤や両面テープなどで固定されてもよい。把持部82は、固定部81と一体に形成されているが、スライドカバー70には固定されない。それゆえ、図7中に2点鎖線で示すように、把持部82は、スライドカバー70に対して動くことができる。
図8は、スライドカバー70の上面73に第1の孔塞インシュレータ90が取り付けられた状態を示している。第1の孔塞インシュレータ90は、例えば樹脂製であって、薄いフィルム状である。第1の孔塞インシュレータ90は、例えば接着剤や両面テープなどで固定されてもよい。
図8に示すように、第1の孔塞インシュレータ90は、スライドカバー70と略同じ面積を有している。それゆえ、第1の孔塞インシュレータ90は、全ての貫通孔71を覆う大きさを有している。各貫通孔71は、第1の孔塞インシュレータ90によって液密に塞がれる。
第1の孔塞インシュレータ90には、スリット91が形成されている。スリット91は、線状に形成されており、第1の孔塞インシュレータ90を貫通している。スリット91は、把持部82と対向する位置に形成されており、把持部82が通ることができる大きさを有している。
第1の孔塞インシュレータ90をスライドカバー70に固定する際、把持部82は、スリット91を通って、第1の孔塞インシュレータ90の上面側に出る。それゆえ、把持部82は、外部へ出る。
なお、第1の孔塞インシュレータ90において、ねじ貫通孔72と対向する範囲には、後述されるねじ160が貫通するねじ貫通孔92が形成されている。
図9は、図8に示されるF9−F9線に沿う断面図である。図9は、スライドカバー70の前端74の、前後方向に沿う断面を示している。なお、スライドカバー70において前側とは、スライドカバー70が開口部53上に配置されたときに、開口部53の前縁53b側に位置する部分である。
図9に示すように、第1の孔塞インシュレータ90は、スライドカバー70の前端74を覆う大きさを有している。本実施形態では、第1の孔塞インシュレータ90は、スライドカバー70の前端74で折り返されるとともに、スライドカバー70の下面75に回り込む大きさを有している。それゆえ、スライドカバー70の前端74は、第1の孔塞インシュレータ90によって覆われている。
シール部材100は、スライドカバー70と開口部53の縁部55との間に設けられる。シール部材100は、スライドカバー70が開口部53を覆うように筐体21に係合された状態において、開口部53を液密にシールする。
図2に示すように、シール部材100は、環状であって、開口部53の縁56よりも大きく、縁部55上に配置される。シール部材100は、スポンジから形成されており、比較的変形し易い。なお、シール部材100は、スポンジなどのように多孔質の弾性部材から形成されることが好ましい。
係合機構110は、スライドカバー70とシール部材100とによって開口部53が液密にシールされた状態において、スライドカバー70を筐体21に係合する。
係合機構110は、第1の係止部111と、第2の係止部112と、第1の爪部120と、第2の爪部130と、を備えている。
図4に示すように、第1の係止部111は、開口部53の縁部55の左縁部55aに2つ形成されている。第1の係止部111は、左縁部55aの前後方向中間位置と後側とに、それぞれ1つずつ形成されている。
図13は、後述される第1の爪部120が第1の係止部111に係合している状態を示す断面図である。図13は、前後方向に沿って第1の係止部111を断面している。図13に示すように、第1の係止部111は、前後方向に延びている。第1の爪部120は、第1の係止部111の下面11aに係合する。
ここで、筐体21内において、縁部55の左縁部55aの近傍に配置される部品の説明をする。図10は、図6に示されるF10−F10線に沿う断面図である。図10は、筐体21内において、縁部55の左縁部55aの近傍を幅方向に断面して示している。
図4と図10とに一部示すように、筐体21内において縁部55の左縁部55aの直ぐ左後側には、ファン装置5が配置されている。ファン装置5は、例えば筐体21の下壁部23から上壁部22までの高さと略同じ高さを有している。図4中では、ファン装置5は、点線で示されている。それゆえ、縁部55の左縁部55aとファン装置5との間に規定されるスペースは、小さい。
また、図10に示すように、配線板41において左縁部55aの直ぐ内側(図中右側)には、第1の部品6が実装されている。なお、図4中には、第1の部品6は、示されていない。第1の部品6の上面部6aは、筐体21にスライドカバー70が係合された状態において、スライドカバー70の下面75よりも上方に位置する。
それゆえ、図5に示すように、スライドカバー70において第1の部品6と対向する範囲には、収容部として、収容孔76が形成されている。収容孔76は、スライドカバー70を貫通している。第1の部品6の上面部6aが収容孔76内に収容されることによって、第1の部品6とスライドカバー70とが干渉することが防止される。なお、収容部としては、収容孔76に限定されない。例えば、収容部は、スライドカバー70を貫通していなくてもよい。収容部は、第1の部品6のように、スライドカバー70と干渉するおそれのある部品の上部を収容することができればよいので、例えば溝形状であってもよい。なお、収容孔76は、第1の孔塞インシュレータ90によって液密に塞がれている。
上記のように、開口部53の左縁部55aの後側は、幅方向にファン装置5と第1の部品6とに挟まれている。それゆえ、第1の係止部111の幅は、小さい。第1の係止部111の幅は、図13中、紙面奥側に向かって延びる長さである。
図4に示すように、第2の係止部112は、縁部55の右縁部55bに3つ形成されている。これら第2の係止部112は、前後方向に例えば略等間隔に配置されている。また、第2の係止部112は、縁部55の左縁部55aの前側に1つ形成されている。また、第2の係止部112は、開口部53の前側の略幅方向中心に形成されている。この第2の係止部112は、例えば縁部55の前部分と一体に形成されている。または、この第2の係止部112は、回路モジュール40に形成されてもよい。
図14は、縁部55の左縁部55aの前側に形成される第2の係止部112に、後述される第2の爪部130が係合されている状態を示す断面図である。図14は、第2の係止部112を、前後方向に沿って断面している。図14に示すように、第2の係止部112は、前後方向に延びている。なお、他の第2の爪部130も同様の形状であってよい。
ここで、筐体21内において、縁部55の左縁部55aの前側近傍に配置される部品について説明する。図14に示すように、開口部53の左縁部55aの下方には、ディスク装置などの第2の部品7が収容されている。それゆえ、第2の部品7と縁部55の左縁部55aの前側との間に規定されるスペースは、小さい。
同様に、縁部55の右縁部55bの下方には、図示しない第3の部品が配置されている。それゆえ、この第3の部品と右縁部55bに形成される第2の係止部112との間に規定されるスペースは、小さい。
同様に、開口部53の前側の幅方向略中心の下方には、図示しない第4の部品が配置されている。それゆえ、開口部53の前側において幅方向略中心に形成される第2の係止部と第4の部品との間に規定されるスペースは、小さい。
図5に示すように、第1の爪部120は、スライドカバー70の左縁部77に2つ形成されている。各第1の爪部120の形状は、同じである。それぞれ第1爪部120は、前後方向に離れて配置されている。一方の第1の爪部120は、一方の第1の係止部111に係合する。他方の第1の爪部120は、他方の第1の爪部120と係合する。
図11は、後方に配置される第1の爪部120を拡大して示している。図11に示すように、第1の爪部120は、スライドカバー70の一部から形成されている。具体的には、収容孔76を形成する際に、第1の爪部120に対応する形状をスライドカバー70に残しておく。そして、上記のように残された部分を下方に折り曲げることによって、第1の爪部120は、形成される。なお、収容孔76は、第1の孔塞インシュレータ90によって液密に塞がれる。
第1の爪部120は、基部121と、本体部122と、を有している。基部121は、左縁部77につながっている。基部121は、折り曲げられており、下方に向かって延びている。
本体部122は、基部121の下端部と一体に形成されている。本体部122は、基部121から前方向に向かって延びている。第1の爪部120では、本体部122が第1の係止部111に係合する。
本体部122の第1の幅L1は、ファン装置5と第1の部品6との干渉を避けるために、小さい。また、本体部122の強度を保つために、本体部122の高さ方向の第1の厚みL2は、幅L1よりも大きい。
なお、第1の幅L1は、筐体21の幅方向X、つまり左壁部27から右壁部26へ向かう方向および右壁部26から左壁部27へ向かう方向に沿う大きさである。第1の厚みL2とは、筐体21の上下方向Y、つまり下壁部23から上壁部22へ向かう方向および上壁部22から下壁部23へ向かう方向に沿う大きさである。
なお、幅方向Xは、本発明で言う、スライド方向および高さ方向と交差する方向である。上下方向Yは、本発明で言う、高さ方向である。
図5に示すように、第2の爪部130は、スライドカバー70において第2の係止部112と対応する位置に形成されている。各第2の爪部130は、対応する第2の係止部112に係合する。
具体的には、スライドカバー70の右縁部78には、開口部53の縁部55の右縁部55bに形成される3つの第2の係止部112に対応して、3つの第2の爪部130が形成されている。これら第2の爪部130は、前後方向に略等間隔離間して配置されている。
また、スライドカバー70の前側において幅方向略中心には、開口部53の前側において幅方向略中心に形成される第2の係止部112に対応して、第2の爪部130が1つ形成されている。
また、スライドカバー70の左縁部77の前側には、開口部53の縁部55の左縁部55aの前側に形成される第2の係止部112に対応して、第2の爪部130が1つ形成されている。
図12は、スライドカバー70の左縁部77の前側に形成される第2の爪部130を示している。各第2の爪部130は、それぞれ同じであってよいので、スライドカバー70の左縁部77の前側に形成される第2の爪部130を代表して説明する。
第2の爪部は、スライドカバー70と一体に形成されている。具体的には、第2の爪部130を形成する際に、スライドカバー70において第2の爪部130に対応する部位の周囲は、例えば切り取られるなどする。上記のように、残された部位を下方に折り曲げることによって、第2の爪部130は、形成される。なお、上記のように切取られるなどして除かれた部位は、第1の孔塞インシュレータ90によって液密に塞がれる。
第2の爪部130は、基部131と、本体部132と、を有している。基部131は、スライドカバー70につながっている。基部131は、折り曲げられており、下方に向かって延びている。本体部132は、基部131の下端部に一体に形成されている。本体部132は、基部131から前方に向かって延びている。第2の爪部130では、本体部132が第2の係止部112と係合する。
本体部132の高さ方向の第2の厚みL3は、第2〜4の部品と本体部132との干渉を避けるために、小さい。本体部132の第2の幅L4は、本体部132の強度を確保するために、第2の厚みL3よりも大きい。
なお、第2の幅L4とは、筐体21の幅方向X、つまり左壁部27から右壁部26へ向かう方向および右壁部26から左壁部27へ向かう方向に沿う大きさである。第2の厚みL3とは、筐体21の上下方向Y、つまり下壁部23から上壁部22へ向かう方向および上壁部22から下壁部23へ向かう方向に沿う大きさである。
なお、スライドカバー70の前側において幅方向略中心に形成される第2の爪部130の本体部132の第2の厚みL3は、この本体部132の下方に位置する第4の部品との干渉を避けるために、小さく形成されている。同様に、スライドカバー70の右縁部78に形成される3つの第2の爪部130の本体部132の第2の厚みL3は、これら本体部132の下方に位置する第3の部品との干渉を避けるために、小さく形成されている。
上記のように形成される第1,2の爪部120,130は、スライドカバー70を前方にスライドすることによって、対応する第1,2の係止部111,112と係合する。それゆえ、図4と図13とに示すように、縁部55において第1の係止部111の後方には、対応する第1の爪部120が上下方向に挿入される第1の貫通孔79aが形成されている。同様に、図4と図14とに示すように、縁部55において第2の係止部112の後方には、対応する第2の爪部130が上下方向に挿入される第2の貫通孔79bが形成されている。
なお、開口部53の前側であって幅方向略中心に形成される第2の係止部112の場合、この係止部の後方は、開口されている。それゆえ、この第2の係止部112の後方に第2の貫通孔79bを形成する必要はない。
スライドカバー70が筐体21に取り付けられる際、第1,2の爪部120,130とは、対応する第1,2の貫通孔79a,79bに挿入される。そして、スライドカバー70を、前方に向かってスライドすることによって、各第1,2の爪部120,130の本体部122,132は、対応する第1,2の係止部111,112に係合する。
それゆえ、図13に示すように、第1の爪部120の本体部122の先端には、第1のガイド部140が形成されている。第1のガイド部140の上面141は、斜め前下方に向かって傾斜している。第1の係止部111の先端には、第2のガイド部142が形成されている。第2のガイド部142の下面143は、斜め前下方に向かって傾斜している。
図14に示すように、第2の爪部130の本体部132の先端には、第3のガイド部144が形成されている。第3のガイド部144の上面145は、斜め前下方に向かって傾斜している。第2の係止部112の先端には、第4のガイド部146が形成されている。第4のガイド部146の下面147は、斜め前下方に向かって傾斜している。
図15は、スライドカバー70が筐体21に係合された状態において、スライドカバー70の前端74の近傍を示している。
図13,14,15に示すように、開口部53の縁部55には、シール部材100の潰れ具合を規制するリブ150が形成されている。図4に示すように、リブ150は、環状であって、開口部53の縁56の全周に亘って形成されている。リブ150は、シール部材100と、縁56との間に形成されている。それゆえ、リブ150は、シール部材100の内側に位置している。
シール部材100のスライドカバー70側端部、つまり上端部100aは、リブ150の上面150aよりも上方に突出している(図16,17に示す。)。上面150aは、本発明で言う、リブの先端である。
リブ150は、各第1,2の爪部120,130が対応する第1,2の係止部111,112に係合したときに、スライドカバー70の下面75に当接する。このとき、シール部材100は、スライドカバー70と縁部55との間で潰れる。
リブ150がスライドカバー70の下面75に当接することによって、スライドカバー70が下方に移動することが防止される。つまり、スライドカバー70の下方への移動は、リブ150によって規制される。
つぎに、スライドカバー70を筐体21に取り付ける取付作業を説明する。まず、スライドカバー70の上面73に把持部材80を取り付ける。ついで、スライドカバー70の上面に第1の孔塞インシュレータ90を取り付ける。このとき、把持部82は、スリット91を通って第1の孔塞インシュレータ90の上方に出る。
ついで、スライドカバー70を筐体21に取り付ける。このとき、シール部材100をスライドカバー70と開口部53の縁部55との間に介在する。
ついで、図15に示すように、キーボード28のフレキシブル基板28bなど、各コネクタ42〜46に電気的に接続される配線をシール部材100とスライドカバー70との間を通らせて、配線板41上に実装されるキーボードコネクタ45などの対応するコネクタ42〜46に電気的に接続する。フレキシブル基板28bは、本発明でいう配線である。
ついで、スライドカバー70を筐体21に組み付ける。このとき、第1の爪部120を第1の貫通孔79aに挿入するとともに、第2の爪部130を貫通孔79bに挿入する。図16は、第1の爪部120が第1の貫通孔79aに挿入された状態を前後方向に断面して示している。図17は、第2の爪部130が第2の貫通孔79bに挿入された状態を前後方向に断面して示している。
このとき、図16と図17とに示すように、第1,2の爪部120,130は、まだ第1,2の係止部111,112とは、係合していない。
ついで、スライドカバー70を前方に向かってスライドする。作業者は、把持部材80の把持部82を引っ張ることによって、スライドカバー70をスライドする。図16に矢印Cで示すように、スライドカバー70を前方向にスライドすることによって、第1の爪部120の第1のガイド部140の上面141は、第1の係止部111の第2のガイド部142の下面143に沿って摺動する。
また、図17に示すように、スライドカバー70が前方向Cにスライドされると、第2の爪部130の第3のガイド部144の上面145は、第2の係止部112の第4のガイド部146の下面147に沿って摺動する。
上記のように、第1のガイド部140の上面141が第2のガイド部142の下面143に沿って摺動し、かつ第3のガイド部144の上面145が第4のガイド部146の下面147に沿って摺動することによって、スライドカバー70は、前方にスライドされると同じに、下方向Dに沈みこむ。
それゆえ、第1,2の爪部120,130は、図16,17中に2点鎖線で示すように下方向Dに沈みこみ、第1,2の係止部111,112と係合する。図16,17中に2点鎖線で示される第1,2の爪部120,130は、第1,2の係止部111,112に係合した状態である。
上記のように、スライドカバー70が前方にスライドされながら下方に沈み込むことによって、シール部材100は、縁部55とスライドカバー70との間で潰される。
図16と図17とに示されるシール部材100は、スライドカバー70と縁部55との間で潰される前の状態である。図13,14,15に示されるシール部材100は、スライドカバー70と開口部53の縁部55との間で潰された状態である。
ついで、図13,14に示すように第1,2の爪部120,130が第1,2の係止部111,112に係合されると、図6に示すように、スライドカバー70は、ねじ160によって、筐体21に固定される。ねじ160は、スライドカバー70に形成されるねじ貫通孔72を通って、例えば回路モジュール40において開口部53内に設けられるねじ部57に螺合する。ねじ部57は、図4に示される。
スライドカバー70がねじ160によって筐体21に固定されることによって、第1,2の爪部120,130が第1,2の係止部111,112から外れる方向に沿ってスライドカバー70がスライドすることが防止される。
図6に示すようにねじ160が固定されると、第1の孔塞インシュレータ90上には、貫通孔72,92を液密に覆う第2の孔塞インシュレータ200が取り付けられる。第2の孔塞インシュレータ200は、例えば樹脂製であって薄いフィル状である。
第2の孔塞インシュレータ200は、本発明で言う、ねじを覆う覆い部材の一例である。これによって、ねじ貫通孔72を通って筐体21内に水などの液体が浸入することが抑制される。
スライドカバー70が筐体21に固定された後、キーボード28は、キーボード28のベースプレート28a側からキーボード載置部50に配置される。
このように形成されるポータブルコンピュータ10では、開口部53の占める範囲、つまり開口面積Sは、キーボード載置部50の占める範囲(面積)の半分以下である。それゆえ、開口部53の縁56の全周は、小さくなる。つまり、水などの液体が筐体21内に浸入する際、該液体は、開口部53の縁56とスライドカバー70との間から浸入することが考えられるが、縁56の全周が短くなることによって、液体が筐体21内に浸入しにくくなる。
したがって、ポータブルコンピュータ10では、筐体21内に水などの液体が浸入しにくくなる。
さらに、開口部53を小さくすることによって、スライドカバー70の大きさも小さくすることができる。それゆえ、スライドカバー70のコストを低くすることができる。さらに、スライドカバー70が小さくなることによって、ポータブルコンピュータ10は、軽量化される。同様に、第1の孔塞インシュレータ90およびシール部材100が大型化することが抑制されるので、低コストおよび軽量化が成される。
また、開口部53の前縁53bは、キーボード載置部50の前縁51の後方に位置している。それゆえ、前縁53bと前縁51との間には、隙間Aが規定されている。
キーボード28の操作性を向上するために、キーボード28の前方を後方よりも下げることによってキーボード28を傾斜させる場合、万が一、キーボード28上に液体がこぼれても、該液体は、隙間Aに溜まる。それゆえ、液体が筐体21内に浸入することが抑制される。
また、シール部材100を備えることによって、筐体21への液体の浸入が抑制される。
また、リブ150によってスライドカバー70が支持されるので、キーボード28が下方向Dに移動することが抑制される。それゆえ、キー入力時に発生するトランポリング現象(キーの上下移動)が抑制される。
また、シール部材100は、リブ150よりも上方に突出している。それゆえ、シール部材100が潰れるので、開口部53は、効果的に液密にシールされる。
また、リブ150が縁56とシール部材100との間に位置する。それゆえ、リブ150は、筐体21内への液体の浸入を阻止する機能を有するようになる。したがって、筐体21内への液体の浸入が抑制される。
また、スライドカバー70に係合部としての第1,2の爪部120,130が形成され、筐体21に第1,2の係止部111,112が形成され、これら第1,2の爪部120,130と第1,2の係止部111,112とは、互いに係合する。
それゆえ、スライドカバー70を筐体21に効率よく固定されるようになる。
また、スライドカバー70は、スライドされるだけで筐体21に係合されるので、スライドカバー70と筐体21とを係合する係合作業の作業効率は、向上する。
また、スライドカバー70に把持部材80が固定されるので、作業員は、把持部材80を用いて、効率よくスライドカバー70をスライドすることができる。
また、第1の爪部120は、第1の幅L1が高さ方向の第1の厚みL2よりも小さい。このように形成される第1の爪部120を、例えば幅方向Xにファン装置5や第1の部品6などに挟まれることによって幅方向Xに制限がある部位に形成することによって、幅方向Xに制限のある部位であっても、係合部と回りの部品との干渉を防ぐことができる。
さらに、第2の爪部130は、第2の幅L4が高さ方向の第2の厚みL3よりも大きい。このように形成される第2の爪部130を、例えば下方に第2〜4の部品が配置されることによって高さ方向に制限がある部位に形成することによって、高さ方向に制限のある部位であっても、係合部と回りの部品との干渉を防ぐことができる。
つまり、上記のように第1,2の爪部120,130を使い分けることによって、上記干渉を考慮して筐体21を大きくする必要がない。したがって、筐体21が大きくなることを抑制することができる。さらに、第1,2の爪部120,130を使い分けることによって、これら爪部の配置の制限が抑制される。それゆえ、スライドカバー70に多くの係合部を形成することができる。具体的には、開口部53の縁部55の左縁部55aの略全域と右縁部55bの略全域とに係合部を形成することができる。同様に、縁部55に多くの係止部を形成することができる。それゆえ、スライドカバー70は、筐体21に強固に係合されるようになる。
また、スライドカバー70は、スライドされた後、ねじ160によって筐体21に固定される。それゆえ、スライドカバー70は、第1,2の爪部120,130と第1,2の係止部111,112との係合が外れる方向へ移動することが防止される。つまり、スライドカバー70が筐体21から外れてしまうことが抑制されるので、水などの液体が筐体21内へ浸入することが抑制される。
また、第1の孔塞インシュレータ90によって、貫通孔71と収容孔76と第1,2の爪部120,130とが液密に塞がれている。それゆえ、筐体21内へ水などの液体が浸入することが抑制される。
さらに、第1の孔塞インシュレータ90を備える構造の採用によって、スライドカバー70に軽量化の為の貫通孔71を形成することができる。それゆえ、ポータブルコンピュータ10は、軽量化される。
また、第1,2の爪部120,130がスライドカバー70の一部から形成される。それゆえ、第1,2の爪部120,130を別部材を用いて形成することがないので、コストが削減される。さらに、第1,2の爪部120,130がスライドカバー70と一体であるので、第1,2の爪部120,130の強度が向上する。
また、把持部材80の固定部81は、スライドカバー70と第1の孔塞インシュレータ90との間に位置する。つまり、第1の孔塞インシュレータ90は、把持部材80をスライドカバー70に固定する機能を有するようになる。それゆえ、把持部材80が外れることが抑制される。
また、第1の爪部120に第1のガイド部140が形成され、第1の係止部111に第2のガイド部142が形成され、第2の爪部130に第3のガイド部144が形成され、第2の係止部112に第4のガイド部146が形成されることによって、スライドカバー70は、前方向Cにスライドされるだけで、下方向Dに沈みこむ。スライドカバー70が沈みこむことによって、シール部材100が縁部55とスライドカバー70との間で潰れるので、開口部53は、液密にシールされるようになる。なお、下方向Dは、本発明で言う、カバーから筐体へ向かう方向である。
つまり、スライドカバー70をスライドするだけで、第1,2の爪部120,130と第1,2の係止部111,1112とを係合する作業と、シール部材100を潰す作業とが同じに行われる。したがって、スライドカバー70を筐体21に組み付ける作業の効率が向上する。
また、本実施形態では、スライドカバー70の大きさを小さく抑えられるので、スライドカバー70に生じる摺動抵抗は、小さく抑えられる。それゆえ、スライドカバー70を比較的容易にスライドすることができる。
また、シール部材100がスポンジから形成されるので、シール部材100を比較的容易に潰すことができる。さらに、シール部材100とスライドカバー70との間に生じる摺動抵抗が抑えられる。したがって、スライドカバー70を組み付ける作業の効率が向上する。
また、フレキシブル基板28bのように、配線板41において開口部53に対向する範囲に実装されるコネクタ42〜46などの部品に接続される配線を、シール部材100とスライドカバー70との間を通すことによって、該配線に起因するシール部材100とスライドカバー70との間の隙間の発生を抑制することができる。それゆえ、筐体21ないに水などの液体が浸入することが抑制される。
この点について、具体的に説明する。例えば、上記配線がシール部材と縁部55との間を通る場合、配線は、キーボード載置部50から縁部55へ向かって折れ曲がることになる。配線が折れ曲がることによって、隙間が形成されやすくなる。上記のように、配線がシール部材100の上面を通ると、配線が折れ曲げられることが抑制される。
また、スライドカバー70の前端74、つまりスライドカバー70においてスライドカバー70のスライド方向先端が第1の孔塞インシュレータ90によって覆われることによって、スライドカバー70をスライドする際に、前端74によって、周囲の配線などが傷つくことが抑制される。
なお、把持部材80は、第1の孔塞インシュレータ90とスライドカバー70との間に固定されたが、これに限定されない。例えば、把持部材80は、第1の孔塞インシュレータ90の上面に固定されてもよい。
つぎに、本発明の第2の実施形態に係る電子機器を、ポータブルコンピュータ10を一例に、図18を用いて説明する。なお、第1の実施形態と同様な機能を有する構成は、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、第1の孔塞インシュレータ90の構造が第1の実施形態と異なる。他の点は、第1の実施形態と同様であってよい。
この点について、具体的に説明する。図18は、本実施形態の第1の孔塞インシュレータ90がスライドカバー70に固定されている状態を示している。図18に示すように、第1の孔塞インシュレータ90には、把持部82が一体に形成されている。
それゆえ、本実施形態では、別途に把持部材を必要としない。したがって、本実施形態では、第1の実施形態の効果に加えて、部品点数を削減することができるので、コストを削減することができる。
本発明の第1の実施形態に係るポータブルコンピュータを示す斜視図。 図1に示されたコンピュータ本体が分解された状態を示す斜視図。 図2に示された筐体の上壁部を示す斜視図。 図2中に2点鎖線で示されるF4の範囲を拡大して示す斜視図。 図2に示されたスライドカバーを示す斜視図。 図2に示されたスライドカバーが筐体に固定された状態を示す斜視図。 図2に示されたスライドカバーに把持部材が固定された状態を示す斜視図。 図7に示されたスライドカバーに孔塞インシュレータが固定された状態を示す斜視図。 図8に示されたF9−F9線に沿う断面図。 図6に示されたF10−F10線に沿う断面図。 図5に示された第1の爪部を拡大して示す斜視図。 図5に示された第2の爪部を拡大して示す斜視図。 図5に示された第1の爪部が図4に示された第1の係止部に係合している状態を前後方向に沿って示す断面図。 図5に示される第2の爪部が図4に示される第2の係止部に係合している状態を前後方向に沿って示す断面図。 スライドカバーが筐体に係合された状態において、スライドカバーの前縁の近傍を前後方向沿って示す断面図。 スライドカバーがスライドされる前の状態と後の状態とにおける第1の爪部の近傍を前後方向に沿って示す断面図。 スライドカバーがスライドされる前の状態と後の状態とにおける第2の爪部の近傍を前後方向に沿って示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係るポータブルコンピュータの孔塞インシュレータを示す斜視図。
符号の説明
10…ポータブルコンピュータ(電子機器)、21…筐体、28…キーボード、28b…フレキシブル基板(配線)、40…回路モジュール、50…キーボード載置部、53…開口部、55…縁部、70…スライドカバー(カバー)、82…把持部、100…シール部材、100a…状端部(シール部材のカバー側端部)、111…第1の係止部111、112…第2の係止部、120…第1の爪部、122…本体部、130…第2の爪部、132…本体部、140…第1のガイド部(ガイド部)、142…第2のガイド部(ガイド部)、144…第3のガイド部(ガイド部)、146…第4のガイド部(ガイド部)、150…リブ、150a…上面(リブの先端)、S…開口面積、X…幅方向(スライド方向および高さ方向と交差する方向)、Y…上下方向(高さ方向)、C…前方向(スライド方向)。

Claims (12)

  1. 回路モジュールが内蔵された筐体と、
    キーボードが着脱可能に載置されるとともに、開口部が設けられたキーボード載置部と、
    前記開口部を着脱可能に覆うカバーと、
    を具備し、
    前記開口部は、前記キーボードと前記回路モジュールとを電気的に接続する配線が通るとともに、前記前記キーボード載置部の面積の半分以下の開口面積であることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1の記載において、
    前記開口部の縁部と前記カバーとの間に介在されるシール部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記開口部の縁部にはリブが設けられることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記シール部材の前記カバー側端部は、前記リブの先端よりも突出していることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記筐体には、係止部が形成され、
    前記カバーには、前記係止部に係合する係合部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  6. 前記カバーがスライドされることによって、前記係合部と前記係止部とが互いに係合されることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記カバーには、前記カバーをスライドする際に用いられる把持部が設けられることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記係合部は、第1の爪部と第2の爪部とを含み、
    前記第1の爪部は、前記カバーのスライド方向に延びる本体部であって、前記スライド方向および高さ方向と交差する方向の幅が、高さ方向の厚みよりも小さい本体部を有し、
    前記第2の爪部は、前記スライド方向に延びる本体部であって、高さ方向の厚みが、前記スライド方向および前記高さ方向と交差する方向の幅よりも小さい本体部を有し、
    前記係止部は、前記第1の爪部の本体部が係合される第1の係止部と、前記第2の爪部の本体部が係合される第2の係止部とを含み、
    前記第1の係止部は、前記筐体において前記スライド方向および前記高さ方向と交差する方向にスペースの制限のある部位に設けられ、
    前記第2の係止部は、前記筐体において高さ方向にスペースの制限のある部位に設けられることを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記カバーは、前記係合部と前記係止部とが互いに係合した状態で前記筐体にねじで固定されることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  10. 前記カバーには前記ねじを覆う覆い部材が設けられることを特徴とする請求項9に記載の電子機器。
  11. 前記係合部と前記係止部とには、前記係合部と前記係止部との係合を案内するガイド部が形成されることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  12. 前記ガイド部は、前記カバーを前記スライド方向にスライドさせたときに、前記カバーを下方に沈みこませることを特徴とする請求項11電子機器。
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