JP2007040474A - 脈動吸収装置 - Google Patents

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幸雄 中山
Hidenori Nishiyama
秀徳 西山
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Abstract

【課題】ホースにおいて発生する脈動吸収性能を向上させると共に安定させることにより、脈動によるスパイラル管の振動を抑えることができる脈動吸収装置を提供する。
【解決手段】パワーステアリングホース12の内部に組み込まれたスパイラル管11に装着され、スパイラル管11をパワーステアリングホース12の内面に接触することなく保持し、パワーステアリングホース12において発生する脈動を吸収する。スパイラル管11のパワーステアリングホース12内の開口端を含む複数箇所に配置されている。スパイラル管11を挿入状態に固定保持する基部15と、基部15の一端に基部15の外周面と鈍角を成して突設された複数本の脚部16とを有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、脈動吸収装置に関し、特に、パワーステアリングホース等のホースに発生する脈動を吸収するための脈動吸収装置に関する。
従来、パワーステアリングホースにおいて発生する脈動を吸収するため、パワーステアリングホースの内部にスパイラル管を組み込むことが知られている。このようなものとして、例えば、スパイラル管の脈動吸収特性を向上させるため、薄肉状帯材を断面S字状に成形して螺旋状に巻き、重なり部分の隙間から圧力流体を吐出させることにより、スパイラル管とパワーステアリングホースの接触を防止したものがある(特許文献1参照)。
特開昭60−108893号公報
しかしながら、パワーステアリングホースは、レイアウト上の制約から湾曲させて使用するため、従来例(特許文献1参照)のように、圧力流体を吐出させることのみでスパイラル管とパワーステアリングホースの接触を防止することは、困難である。このため、スパイラル管とパワーステアリングホースの接触防止が十分に行えず、脈動吸収性能の低下を招くことになり安定した性能を確保することができない。従って、脈動によるスパイラル管の振動を抑えることができず、振動が下流側に伝達されて唸り音が出てしまう。
この発明の目的は、ホースにおいて発生する脈動吸収性能を向上させると共に安定させることにより、脈動によるスパイラル管の振動を抑えることができる脈動吸収装置を提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係る脈動吸収装置は、ホースの内部に組み込まれたスパイラル管に装着され、前記スパイラル管を前記ホースの内面に接触することなく保持し、前記ホースにおいて発生する脈動を吸収している。
この発明によれば、ホースの内部に組み込まれたスパイラル管に装着された脈動吸収装置により、スパイラル管がホースの内面に接触することなく保持されているので、ホースにおいて発生する脈動が吸収される。このため、ホースにおいて発生する脈動吸収性能を向上させると共に安定させることにより、脈動によるスパイラル管の振動を抑えることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施の形態に係る脈動吸収装置の装着状態を示すパワーステアリングホースの断面図である。図1に示すように、脈動吸収装置10は、スパイラル管11の長手方向に沿って複数個(一例として、2個を図示)装着されており、それぞれがスパイラル管11の外周面に固着されている。スパイラル管11は、パワーステアリングホース12において発生する脈動を吸収するため、パワーステアリングホース12の内部に組み込まれている。
パワーステアリングホース12の両端には、それぞれチューブ13,14が挿入固定されており、一方のチューブ13のパワーステアリングホース12挿入端に、スパイラル管11が挿入されている。このスパイラル管11のパワーステアリングホース12内開口端、及びパワーステアリングホース12内開口端とチューブ13の間の略中間の2箇所に、脈動吸収装置10が配置されている。
図2は、図1の脈動吸収装置の斜視図である。図2に示すように、脈動吸収装置10は、基部15と、基部15の一端に基部15外周面と鈍角を成して突設された複数本(一例として、4本を図示)の脚部16を有している。基部15は、スパイラル管11を挿入し、且つ、固定保持することができる形状及び内径を有する円筒状に形成されており、所定の力で強制的にスパイラル管11に沿って摺動変位させることが可能である。
各脚部16は、基部15に対し、略等しく離間して外向きに取り付けられて拡径状態に姿勢保持する、バネ性(バネ定数:Ks)を有している。また、各脚部16は、基部15をスパイラル管11に装着した際、パワーステアリングホース12の内面に付勢状態で接触することができる長さ(図3参照)を有し、且つ、先端16aが内側に湾曲して形成されている。
図3は、パワーステアリングホース内部における脈動吸収装置を示し、(a)はパワーステアリングホースの軸方向に直交する断面図、(b)はパワーステアリングホースの軸方向に沿う断面図である。
図3に示すように、スパイラル管11のパワーステアリングホース12内開口端に配置される脈動吸収装置10aには、基部15の脚部16が形成されていない側の開口に内向きフランジ状の係止部17が形成されている。これら脈動吸収装置10a,10を、スパイラル管11のパワーステアリングホース12内開口端、及びパワーステアリングホース12内開口端とチューブ13の間の略中間の2箇所に、それぞれ装着する。
このとき、脈動吸収装置10aは、係止部17をパワーステアリングホース12内開口端に係止させて取り付け、脈動吸収装置10は、脚部16が脈動吸収装置10aと同じ方向に向くように取り付ける。即ち、両脈動吸収装置10a,10は、スパイラル管11のパワーステアリングホース12内開口端側に基部15が位置する同一方向に、取り付けられる。
2個の脈動吸収装置10a,10を装着したスパイラル管11を、基部15側を前にして、パワーステアリングホース12に挿入する。スパイラル管11がパワーステアリングホース12の内部に組み込まれることにより、2個の脈動吸収装置10a,10のそれぞれの脚部16は、先端16aの湾曲部をパワーステアリングホース12の内面に付勢状態で接触する。
従って、パワーステアリングホース12への圧力付加時、パワーステアリングホース12が膨張し拡径状態となるが、両脈動吸収装置10a,10のそれぞれの脚部16は、膨張に追随して拡径状態となり、スパイラル管11を、パワーステアリングホース12の内部の被膨張時の位置、即ち、適正位置に保持する。
パワーステアリングホース12の固有振動数fhは、パワーステアリングホース12の質量mh、バネ定数Khから、fh=(Kh/mh)1/2、スパイラル管11の固有振動数fsは、スパイラル管11の質量ms、脚部16のバネ定数Ksから、fs=(Ks/ms)1/2となる。よって、fh=fsとなるように脚部16のバネ定数Ksを設定することで、スパイラル管11がダイナミックダンパとなり、パワーステアリングホース12の振動を止めることができる。
このように、この発明によれば、スパイラル管11の先端16a及び途中の複数箇所に、パワーステアリングホース12の内面に接触する脚部16を有する脈動吸収装置10を設ける。このため、脈動吸収装置10により、スパイラル管11がパワーステアリングホース12の内径中心に配置されることになり、脈動吸収作用が向上し安定する。また、脈動によるスパイラル管11の振動を防止することもできる。
この脚部16は、パワーステアリングホース12の内面に付勢状態に接触するバネ性を有している。このため、パワーステアリングホース12への圧力付加時においても、脚部16がパワーステアリングホース12の膨張に追随して、スパイラル管11を適正位置に保持固定することができ、スパイラル管11の振動を防止することができる。
また、脚部16は、パワーステアリングホース12への挿入方向に沿って傾斜配置されルと共に、パワーステアリングホース12の内面に接触する先端16aが湾曲している。このため、脈動吸収装置10を装着したスパイラル管11をパワーステアリングホース12へ組み込む際に、容易に挿入することができ、また、パワーステアリングホース12の内面への傷付きを防止することができる。
更に、スパイラル管11の振動数が、パワーステアリングホース12の質量とバネ定数から決まるホース系固有振動数と同じになるように、スパイラル管11を質量とした脚部16のバネ定数とする。このため、脚部16のバネ定数を適切に選定することにより、ダイナミックダンパとして、脈動によるパワーステアリングホース12の振動を低減することができる。
従って、この発明によれば、ホースの内部に組み込まれたスパイラル管に装着された脈動吸収装置により、スパイラル管がホースの内面に接触することなく保持されているので、ホースにおいて発生する脈動が吸収されるため、ホースにおいて発生する脈動吸収性能を向上させると共に安定させることにより、脈動によるスパイラル管の振動を抑えることができる。
なお、上記実施の形態において、脈動吸収装置10のスパイラル管11への装着個数、及び脈動吸収装置10の脚部16の本数は、それぞれ2個及び4本に限るものではなく、3個以上、及び3本或いは5本以上でも良い。また、脈動吸収装置10を装着して脈動を防止するのは、パワーステアリングホース12に限るものではなく、発生する脈動を吸収するため内部にスパイラル管11が組み込まれているのと同様の構成を有するホースであれば、同様に適用することができる。
また、脚部16は、基部15に設けられてスパイラル管11に装着可能な構成となっているが、本発明はこれに限らず、脚部16がスパイラル管11と一体成形されていても良い。
この発明の一実施の形態に係る脈動吸収装置の装着状態を示すパワーステアリングホースの断面図である。 図1の脈動吸収装置の斜視図である。 パワーステアリングホース内部における脈動吸収装置を示し、(a)はパワーステアリングホースの軸方向に直交する断面図、(b)はパワーステアリングホースの軸方向に沿う断面図である。
符号の説明
10,10a 脈動吸収装置
11 スパイラル管
12 パワーステアリングホース
13,14 チューブ
15 基部
16 脚部
16a 先端
17 係止部

Claims (7)

  1. ホースの内部に組み込まれたスパイラル管を前記ホースの内面に接触することなく保持し、前記ホースにおいて発生する脈動を吸収する脈動吸収装置。
  2. 前記スパイラル管の前記ホース内の開口端を含む複数箇所に配置されている請求項1に記載の脈動吸収装置。
  3. ホースの内部に挿入されるスパイラル管から突出すると共に前記スパイラル管の外周面と鈍角を成して突設された複数本の脚部を有する脈動吸収装置。
  4. 前記スパイラル管に装着可能な基部を更に有し、前記脚部は前記基部の外周面に突設されている請求項3に記載の脈動吸収装置。
  5. 前記脚部は、前記基部に対し、外向きに取り付けられて拡径状態に姿勢保持し、前記ホースの内面に付勢状態で接触するバネ性を有する請求項3に記載の脈動吸収装置。
  6. 前記脚部の先端は、内側に湾曲して形成されている請求項3または5に記載の脈動吸収装置。
  7. 前記脚部のバネ定数を、前記スパイラル管の振動数が、前記ホースの質量とバネ定数から決まるホース系固有振動数と同じになるように、前記スパイラル管を質量とした前記脚部のバネ定数とするように、選定する請求項3から6のいずれか一項に記載の脈動吸収装置。

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