JP3231286B2 - ドレンホースの接続部構造 - Google Patents

ドレンホースの接続部構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内用空調機内に
備えるドレンパンに貯留される水滴を該ドレンパンの排
出用パイプに接続されるドレンホースを介して外部に排
出可能に構成してなるドレンホースの接続部構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のドレンホースとしては、例えば図
7(イ),(ロ)に示すものがある。これは、内側に発
砲層20を備えたホース本体21と、このホース本体2
1の一端に固定された軟質性樹脂の接続部22と、この
接続部22の拡がりを防止するために該接続部22の外
面に抱き付かせた金属製のO型リング23とを主要構成
部材として設け、ドレンホース24を構成している。従
って、O型リング23を備えたドレンホース24の接続
部22を、図1に示すドレンパン1の排出用パイプ2に
外嵌するだけで、ドレンホース24と排出用パイプ2と
をシールした状態で迅速に接続することができるように
している。そして、前記接続部22を排出用パイプ2に
外嵌することにより接続部22が拡径操作されるととも
にO型リング23も同様に拡径操作されることにより、
O型リング23が元に戻ろうとする弾性復元力を発揮す
ることで、排出用パイプ2に接続部22を締め付けるよ
うにしている。図7(イ)に示す25は、前記接続部2
2の外面の一部を覆うための断熱材である。
【0003】上記構成によれば、O型リング23にて接
続部22が熱により膨張して径が拡がることを抑制する
ようにしているが、O型リング23が接続部22の管軸
芯方向において非常に狭い範囲でしか作用させることが
できないため、接続部22の他の部分が熱により膨張す
ることを十分に抑制することができず、接続部22が排
出用パイプ2から外れてしまうことがあり、改善の余地
があった。しかも、前記接続部22がシール機能を合わ
せ持たせるために特に柔らかな軟質性樹脂で形成されて
いるため、接続部22がより一層熱により膨張する傾向
にあり、前記不都合を顕著にするものであった。前記不
都合を回避するために接着剤等を用いて接続部22と排
出用パイプ2とを固定することが考えられるが、接着作
業が手間のかかるものであるだけでなく、接着不良等に
よる信頼性の問題等があり、実際には実施し難いもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、接続作業を迅速に行
うことができるものでありながら、ドレンホースが排出
用パイプから外れることを長期間に渡って確実に回避す
ることができる信頼性の高いドレンホースの接続部構造
を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、室内用空調機内に備えるドレンパンにて受
ける水滴を該ドレンパンの排出用パイプに外嵌して接続
されるドレンホースを介して外部に排出可能に構成し、
前記ドレンホースの接続側端部に環状の凹部を形成する
ために、該接続側端部をそれの径方向外方側に突出さ
せ、前記凹部にシール材を収容し、前記凹部形成用の突
出部の外面に一巻き以上の巻数のコイルバネを巻回した
ことを特徴としている。従って、ドレンホースの接続側
端部をドレンパンの排出用パイプに外嵌することによ
り、凹部に収容したシール材が排出用パイプに接触し
て、確実なシールを行うことができる。そして、前記外
嵌状態では、コイルバネが外拡がり状態に弾性変形する
が、そのコイルバネには、元に戻ろうとする復元力が存
在するため、そのコイルバネの復元力によりドレンホー
スの接続側端部が熱により膨張することを抑制するので
あるが、そのコイルバネは一巻き以上の巻数の螺旋状の
ものであるから、リング状のものに比べてドレンホース
の接続側端部の管軸方向の広い範囲に渡って前記復元力
を作用させることができる。
【0006】前記コイルバネをほぼ一巻き半以上とし、
このコイルバネをねじ込むことにより前記凹部形成用の
突出部の外面に装着することができる螺旋状の溝を、該
突出部の外面に形成することによって、一巻き半以上の
巻数のコイルバネを螺旋状の溝にねじ込むだけで、凹部
形成用の突出部の外面に装着することができる。
【0007】前記凹部形成用の突出部を、ドレンホース
の接続側端部が径方向外方側に突出され、かつ、前記シ
ール材のホース長手方向の一端を受け止める受部となる
第1壁部と、この第1壁部の外側端部から径方向と直交
する方向に延出され、かつ、前記シール材の厚み方向外
面を受け止める受部となる第2壁部と、この第2壁部の
遊端部から径方向内方側に延出され、かつ、前記シール
材のホース長手方向の他端を受け止める受部となる第3
壁部とからなる断面形状ほぼコの字状の環状部から構成
し、前記第3壁部の径方向内方側端部から径方向と直交
する方向に口縁部を延出することによって、3つの壁部
にてシール材を確実に収容保持することができながら
も、図1に示すように外力Pがドレンホース3に作用し
た場合でも、図2(ロ)に示すように、延出された広い
接当面積を有する口縁部6Dが直ちに排出用パイプ2に
接当して、ドレンホース3が外拡がり形状に変形するこ
とを阻止することができる。
【0008】前記シール材の外面に単又は複数の段部を
形成し、前記単又は複数の段部に管軸芯方向で接当する
単又は複数の接当部を第2壁部に備えさせることによっ
て、シール材が第3壁部だけでなく、第2壁部の単又は
複数の接当部との接当作用により、シール材が凹部内か
らより一層外れ難くすることができる。
【0009】前記コイルバネを前記ドレンホースの接続
側端部側ほど小径となる円錐形に構成し、その円錐形の
コイルバネをねじ込んで前記凹部形成用の突出部の外面
に装着するための螺旋状の溝を前記ドレンホースの接続
側端部側ほど径方向内側に位置させることによって、ド
レンホースの接続側端部側ほど排出用パイプに対する圧
接力を高めることができ、ドレンホースが排出用パイプ
からより一層外れ難くすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に、室内用空調機内に備える
ドレンパン1に貯留される水滴を外部に排出するため
に、該ドレンパン1の排出用パイプ2に接続されるドレ
ンホース3が示されている。前記ドレンホース3の外面
には、断熱チューブ4が装着されているが、この断熱チ
ューブ4は省略してもよい。又、前記ドレンホース3
は、合成樹脂(好ましくは耐熱性の合成樹脂)でなり、
環状の凸部5Aと環状の凹部5Bとを交互に備えた波形
状のホース本体5と、このホース本体5の両端に一体形
成された端部6,7とを一体形成してなっている。これ
ら端部のうちの一方の端部6が、前記排出用パイプ2に
接続される接続側端部であり、他方の端部7が、別のホ
ース(図示せず)を接続してホースを延長可能とするた
めに備えさせたものであるが、前記他方の端部7は、無
くてもよい。又、前記ホース本体5の形状は、図に示す
もの以外、例えば凸部と凹部とが螺旋状に形成されたも
のや、波形ではなくストレートなものでもよい。又、ホ
ース本体5の断面形状が円形のものの他、楕円状又は矩
形状あるいは多角形状等どのような形状のものでもよ
い。尚、図では、前記ドレンパン1を前記排出用パイプ
2やドレンホース3の左側に書いているが、実際には、
ドレンパン1が最上方に位置するものであり、図におい
て左側が上方になり、右側が下方になるものであるが、
以下においてもドレンパン1を排出用パイプ2やドレン
ホース3の左側に書くものとする。
【0011】前記接続側端部6は、ゴムや合成樹脂等の
弾性力を有する材料で作製された環状のシール材9を収
容するための環状の凹部10を形成するための突出部に
形成されている。この凹部形成用の突出部6は、図2
(イ),(ロ)及び図3(イ),(ロ)にも示すよう
に、前記ホース本体5の一端に延出された該ホース本体
5の凹部5Bよりも大径な環状部8の端部から径方向外
方側に突出され、かつ、シール材9の一端面9Aを受け
止める受部となる第1壁部6Aと、この第1壁部6Aの
外側端部から径方向と直交する方向に延出され、かつ、
前記シール材9の厚み方向外面9Bを受け止める受部と
なる第2壁部6Bと、この第2壁部6Bの遊端部から径
方向内方側に延出され、かつ、前記シール材9のホース
長手方向の他端面9Cを受け止める受部となる第3壁部
6Cとからなる断面形状ほぼコの字状の環状部から構成
し、前記第3壁部の径方向内方側端部から径方向と直交
する方向に口縁部6Dを延出し、口縁部6Dの内面6d
にて形成される開口部を通してシール材9をホース内に
挿入することにより、シール材9を凹部10に収容させ
るようにしている。図に示す9Fは、前記シール材9の
嵌合方向一側、つまりドレンパン1側に形成した傾斜面
であり、シール材9の一部がドレンホース3の接続側に
食み出すことがないようにし、しかも、奥側に行くほど
内径側に突出する傾斜面9Fとすることによって、シー
ル材9のシール作用が入口部で急激に発揮されることな
く、徐々に発揮されることになり、入口部付近でのシー
ル不良が発生することがないようにしている。後述する
螺旋状溝6bを前記第2壁部6Bの外面に形成する関係
上、その螺旋状溝6bに対応する第2壁部6Bの内面が
突出することになることから、その突出部6Tに対応す
るシール材9の入口部側の外面部位を切欠き形成してい
る。従って、その切欠部9Kを形成することで、シール
材9の入口部側の内面が奥側の他の内面よりも径方向内
方側に突出することがないようにしているが、切欠部9
Kを形成しないでもよい。
【0012】又、前記突出部6の第2壁部6Bの外面
に、約1巻き半の巻数の螺旋状のコイルバネ(つる巻き
バネともいう)11をねじ込むことができる螺旋状溝6
bを形成して、コイルバネ11を図2(イ)に示すよう
に、矢印方向に移動させた後、管軸芯周りで回転させる
ことによって、図2(ロ)に示すように、第2壁部6B
の外面6bにねじ込み装着することができるようにして
いる。このようにコイルバネ11がねじ込み装着された
ドレンホース3の突出部6を、図2(ロ)に示すように
排出用パイプ2に外嵌することによって、突出部6が外
拡がり方向に変形し、これに伴いコイルバネ11が弾性
変形し、このコイルバネ11が元に戻ろうとする復元力
により突出部6を排出用パイプ2側に押圧して、シール
作用を高めるとともに、排出用パイプ2に対するドレン
ホース3の保持力を高めることができるようにしてい
る。前記コイルバネ11の巻数を約1巻き半以上にすれ
ば、突出部6の管軸方向のより一層広い範囲に渡ってコ
イルバネ11の復元力を作用させることができ、突出部
6の他の部分が熱により膨張することを防止することが
でき、ドレンホース3が排出用パイプ2から外れること
を確実に阻止することができるのであるが、1巻き以上
であれば1巻き半よりも少ない巻数であってもよい。前
記コイルバネ11は、主として金属であるが、弾性復元
力のあるものであれば、どのような材質のものでもよい
が、熱により容易に変形することがない必要性がある。
又、前記コイルバネ11は、断面形状円形に形成する
他、半円状や矩形状、あるいは多角形状等どのような形
状にしてもよい。又、前記コイルバネ11を全域に渡っ
て同一の厚みにする他、部分的に厚みを変更して実施し
てもよい。
【0013】前記排出用パイプ2は、ドレンホース3側
の端部ほど細い直径となるテーパー面2Aを備えてお
り、ドレンホース3の一端を排出用パイプ2に外嵌した
場合に、ドレンホース3の端部側ほどシール材9を圧縮
変形させてシール性能が高くなるようにしているが、管
軸方向において同一径となるストレートなパイプであっ
てもよい。
【0014】前記ドレンホース3の口縁部6Dの内面6
dと排出用パイプ2のテーパー面2Aとの間に隙間が発
生するように口縁部6Dの径寸法を設定したが、ドレン
ホース3の口縁部6Dの内面6dと排出用パイプ2のテ
ーパー面2Aとが接当した状態になるように口縁部6D
の径寸法を設定してもよい。
【0015】図4(イ),(ロ)及び図5(イ),
(ロ)に示すように、前記シール材9の外面9Bに段部
9Dを形成し、この段部9Dに接当する接当部6Eを第
2壁部6Bに備えさせて実施してもよい。つまり、ドレ
ンホース3の突出部6の第2壁部6Bのホース本体側部
位を径方向外方側に大きく突出させて、内面に第1凹部
10Aを形成し、第2壁部6Bの前記溝6bが形成され
た部位の内面に第2凹部10Bを形成して、前記凹部1
0を2つの凹部10A,10Bから構成し、前記シール
材9の部位のうちの段部9Dよりも接続側部位を一方の
凹部10Bに収納し、かつ、段部9Dよりもホース本体
側部位を他方の凹部10Aに収納するようにしている。
このようにシール材9の段部9Dが第2壁部6Bの接当
部6Eに接当し、かつ、前記シール材9の他端面9Cが
第3壁部6Cに接当することによって、管軸芯方向2箇
所でシール材9を受け止めることで、シール材9がドレ
ンホース3から外れ難くしている。前記段部9Dを、シ
ール材9の管軸方向ほぼ中央部に形成したが、形成する
位置は図に示す位置以外でもよい。又、図では、1つの
段部9Dのみを形成した場合を示したが、複数の段部を
形成することにより、3箇所以上でシール材9を受け止
めるように構成してもよい。尚、図に示している他の符
号のものは、前述した同一の符号のものと同一であるた
め、説明を省略する。
【0016】図6(イ),(ロ)に示すように、前記コ
イルバネ11を前記ドレンホース3の接続側端部側ほど
小径となる円錐形に構成し、その円錐形のコイルバネ1
1をねじ込むために形成した前記溝6bを前記ドレンホ
ース3の接続側端部側ほど径方向内側に位置させてい
る。つまり、溝6bに対応する第2壁部6Bの内面の突
出部6Tがドレンホース3の接続側端部側ほど径方向内
側に位置することになり、ドレンホース3の接続側端部
側ほどシール材9に作用するコイルバネ11の弾性復元
力を強くすることができるようにしている。尚、図に示
している他の符号のものは、前述した同一の符号のもの
と同一であるため、説明を省略する。
【0017】
【発明の効果】請求項1によれば、ドレンホースの接続
側端部をドレンパンの排出用パイプに外嵌するだけで、
凹部に収容した専用のシール材が排出用パイプに接触し
て、確実なシールを行うことができ、接続作業の迅速化
を図ることができる。しかも、前記外嵌状態で、螺旋状
のコイルバネが、従来のリング状のものに比べてドレン
ホースの接続側端部の管軸方向の広い範囲に渡って復元
力を作用させることができるから、ドレンホースが熱膨
張により排出用パイプから外れることを長期間に渡って
確実に回避することができる。又、シール材を収容する
ための凹部をドレンホースと一体形成することによっ
て、それら2つを別体形成し、それら2つの部材を組付
けるものに比べて製造面及び組付作業面において有利に
することができる。
【0018】請求項2によれば、コイルバネをほぼ一巻
き半以上とし、このコイルバネをねじ込むことにより凹
部形成用の突出部の外面に装着することができる螺旋状
の溝を、突出部の外面に形成することによって、一巻き
半以上の巻数のコイルバネを螺旋状の溝にねじ込むだけ
で、凹部形成用の突出部の外面に容易に装着することが
できるだけでなく、溝にコイルバネが係止されているこ
とから、コイルバネが突出部の外面から外れ難くするこ
とができる利点がある。
【0019】請求項3によれば、3つの壁部にてシール
材を確実に収容保持することができながらも、図1に示
すように外力Pがドレンホースに作用した場合でも、延
出された広い接当面積を有する口縁部が直ちに排出用パ
イプに接当して、ドレンホースが外拡がり形状に変形す
ることを阻止することができ、形状を考慮するだけでコ
イルバネの復元力に加えてドレンホースの変形防止を行
って、より一層ドレンホースが外力に対しても排出用パ
イプから外れ難くすることができる。
【0020】請求項4によれば、シール材の外面に単又
は複数の段部を形成し、単又は複数の段部に管軸芯方向
で接当する単又は複数の接当部を第2壁部に備えさせる
ことによって、シール材が第3壁部だけでなく、第2壁
部の単又は複数の接当部との接当作用により、シール材
が凹部内からより一層外れ難くすることができ、シール
性能の向上とともに、長期間に渡ってドレンホースが排
出用パイプから外れ難くすることができる。
【0021】請求項5によれば、コイルバネをドレンホ
ースの接続側端部側ほど小径となる円錐形に構成し、そ
の円錐形のコイルバネをねじ込んで凹部形成用の突出部
の外面に装着するための螺旋状の溝をドレンホースの接
続側端部側ほど径方向内側に位置させることによって、
ドレンホースの接続側端部側ほど排出用パイプに対する
圧接力を高めることができ、ドレンホースの径の変更に
伴うコイルバネのバネ定数を変更することなく、ドレン
ホースが排出用パイプから外れ難くすることができ、設
計変更がし易いものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドレンホースを排出用パイプに外嵌した状態を
示す一部切り欠き断面図。
【図2】(イ)はコイルバネをドレンホースに装着する
直前の状態を示す説明図、(ロ)はコイルバネが装着さ
れたドレンホースを排出用パイプに外嵌した状態を示す
説明図。
【図3】(イ)は図2の(イ)の要部を示す断面図、
(ロ)は図2の(ロ)の要部を示す断面図。
【図4】別の形状のドレンホースを示し、(イ)はコイ
ルバネをドレンホースに装着する直前の状態を示す説明
図、(ロ)はコイルバネが装着されたドレンホースを排
出用パイプに外嵌した状態を示す説明図。
【図5】(イ)は図4の(イ)の要部を示す断面図、
(ロ)は図4の(ロ)のドレンホースを排出用パイプに
外嵌した状態の要部を示す断面図。
【図6】円錐形状のコイルバネと別の溝の形状をしたド
レンホースを示し、(イ)はコイルバネをドレンホース
に装着していない要部を示す断面図、(ロ)はコイルバ
ネが装着されたドレンホースを排出用パイプに外嵌した
状態の要部を示す断面図。
【図7】従来のドレンホースを示し、(イ)はドレンホ
ースの一部を断面にした側面図、(ロ)は断熱材を取り
外したドレンホースの正面図。
【符号の説明】
1 ドレンパン 2 排出用パイ
プ 2A テーパー面 3 ドレンホー
ス 4 断熱チューブ 5 ホース本体 5A 凸部 5B 凹部 6 接続側端部(凹部形成用の凹部) 6A 第1壁部 6B 第2壁部 6C 第3壁部 6D 口縁部 6E 接当部 6T 突出部 6b 溝 6d 内面 7 接続側端部 8 環状部 9 シール材 9A 一端面 9B 外面 9C 他端面 9D 段部 9F 傾斜面 9K 切欠部 10 凹部 10A 第1凹部 10B 第2凹部 11 コイルバネ 20 発砲層 21 ホース本体 22 ホース本体 23 O型リング 24 ドレンホー
ス 25 断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 361 F24F 1/00 401

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内用空調機内に備えるドレンパンにて
    受ける水滴を該ドレンパンの排出用パイプに外嵌して接
    続されるドレンホースを介して外部に排出可能に構成
    し、前記ドレンホースの接続側端部に環状の凹部を形成
    するために、該接続側端部をそれの径方向外方側に突出
    させ、前記凹部にシール材を収容し、前記凹部形成用の
    突出部の外面に一巻き以上の巻数のコイルバネを巻回し
    たことを特徴とするドレンホースの接続部構造。
  2. 【請求項2】 前記コイルバネをほぼ一巻き半以上と
    し、このコイルバネをねじ込むことにより前記凹部形成
    用の突出部の外面に装着することができる螺旋状の溝
    を、該突出部の外面に形成してなる請求項1記載のドレ
    ンホースの接続部構造。
  3. 【請求項3】 前記凹部形成用の突出部を、ドレンホー
    スの接続側端部が径方向外方側に突出され、かつ、前記
    シール材のホース長手方向の一端を受け止める受部とな
    る第1壁部と、この第1壁部の外側端部から径方向と直
    交する方向に延出され、かつ、前記シール材の厚み方向
    外面を受け止める受部となる第2壁部と、この第2壁部
    の遊端部から径方向内方側に延出され、かつ、前記シー
    ル材のホース長手方向の他端を受け止める受部となる第
    3壁部とからなる断面形状ほぼコの字状の環状部から構
    成し、前記第3壁部の径方向内方側端部から径方向と直
    交する方向に口縁部を延出してなる請求項1記載のドレ
    ンホースの接続部構造。
  4. 【請求項4】 前記シール材の外面に単又は複数の段部
    を形成し、前記単又は複数の段部に管軸芯方向で接当す
    る単又は複数の接当部を第2壁部に備えさせてなる請求
    項1又は3記載のドレンホースの接続部構造。
  5. 【請求項5】 前記コイルバネを前記ドレンホースの接
    続側端部側ほど小径となる円錐形に構成し、その円錐形
    のコイルバネをねじ込んで前記凹部形成用の突出部の外
    面に装着するための螺旋状の溝を前記ドレンホースの接
    続側端部側ほど径方向内側に位置させてなる請求項1又
    は2記載のドレンホースの接続部構造。
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