JP4829868B2 - 鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁 - Google Patents

鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁 Download PDF

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Description

本発明は鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁に関し、特に止水端面に鍔が突設されたジョイント管内に収嵌される鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁に関する。
従来技術として、出願人によるパッキン一体型逆止弁が公知である(例えば、特許文献1参照)。このパッキン一体型逆止弁101は、図7(a)および(b)に示すように、弁シート部102のフランジ部102aの外周縁部(外周面およびその両側縁)に軸断面凹字形のリングでなるパッキン105を嵌着するようにしたものであり、管継手内に収嵌し、フランジ部102aの外周縁部に嵌着されたパッキン105を上流側のジョイント管(図示せず)の止水端面と下流側のョイント管(図示せず)の止水端面との間で圧接係合することにより止水する構造である。この構造により、部品点数の低減および構造の単純化を図ったので、パッキン105の紛失および取付け忘れの防止効果が得られるとともに、パッキン一体構造で面間寸法に影響がないため、既設の配管にそのまま取付けることが可能である。
実開平6−012879号公報
しかしながら、上述した従来のパッキン一体型逆止弁は、フランジ部102aを介して相対向する止水端面が平面である一般的な管継手内に収嵌し、フランジ部102aの外周縁部に嵌着されたパッキン105を圧縮して止水する構造であるので、図8に示すように、パッキン105のズレ防止のために止水端面120aに前方突出縁でなる鍔120bが突設された鍔付管継手や、図示しないが、止水端面に段差が生じる多重管の入れ子形状でなる多重管用管継手に使用した場合には、袋ナット130を締め付けると、鍔120bがフランジ部102aに干渉して、フランジ部102aが破損してしまうという問題があった。なお、図8中では、下流側のジョイント管120は、内管を外管150内に摺動自在に嵌合するとともに、袋ナット140によって外管150内から抜け止めするようにしたスライド式伸縮管の内管となっている。
また、袋ナット130の締め付け時に、圧縮されたゴム製のパッキン105が袋ナット130の雌螺子130bの谷径にはみ出し、上流側のジョイント管の雄螺子と袋ナット130の雌螺子130bとの間にパッキン105が噛み込んで傷つき、漏水の原因になる場合があるという問題があった。
さらに、パッキン一体型逆止弁101の交換時に、鍔120b等によって圧縮されたゴム製のパッキン105が袋ナット130の雌螺子130bの谷径にはみ出し、上流側のジョイント管の雄螺子と袋ナット130の雌螺子130bとの螺合が外せないという現象が発生するという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題を解決し、パッキンに鍔の逃げ部を確保するとともに、パッキンの螺子間への噛み込みを防止することにより、止水端面に鍔が突設されたジョイント管に収嵌して使用できるようにした鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁を提供することを目的とする。
請求項1に記載した鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁は、止水端面を備える一方のジョイント管と止水端面に鍔が突設された他方のジョイント管とを袋ナットによって連結してなる鍔付管継手内に収嵌され、シート座面を形成する弁シート部と、前記シート座面に着離自在に圧接係合する摺動弁部と、前記ジョイント管の止水端面間に挟持されるフランジ部とを有し、リング状のパッキンが軸断面凹字形の凹部にて前記フランジ部の外周縁部に嵌着された鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁において、前記パッキンに前記鍔との干渉を防ぐ逃げ部を形成するとともに、前記フランジ部または前記パッキンの前記凹部に前記パッキンの過変形を規制する規制部を設けたことを特徴とする。請求項1記載の鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁によれば、パッキンに鍔の逃げ部を確保するとともに、パッキンの過変形を規制する規制部を設けることにより、ジョイント管の止水端面に鍔が突設されていても、パッキン一体型逆止弁を収嵌して使用することができる。
請求項2に記載した鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁は、請求項1記載の鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁において、前記パッキンが、外周面に凸部を有することを特徴とする。請求項2に記載した鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁によれば、パッキンの外周面に凸部を設けて段差を形成するようにしたことにより、鍔等によって圧縮されたゴム製のパッキンが袋ナットの雌螺子の谷径にはみ出し、ジョイント管の雄螺子と袋ナットの雌螺子との間にパッキンが噛み込んで傷つくことがなくなり、これを原因とする漏水が生じなくなる。同様に、パッキンの噛み込みを原因として、ジョイント管の雄螺子と袋ナットの雌螺子との螺合が外せなくなるという現象が生じるおそれがなくなる。
請求項3に記載した鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁は、請求項1または2記載の鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁において、前記規制部が、前記フランジ部または前記パッキンとは別体のリング状部材であることを特徴とする。請求項3記載の鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁によれば、規制部を、パッキンまたはフランジ部とは別体のリング状部材としたので、規制部の厚みを調整することにより、異なる突出長の鍔を有するジョイント管に対しても容易に対応することができる。
請求項4に記載した鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁において、前記規制部が、合成樹脂製または金属製であることを特徴とする。請求項4記載の鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁によれば、規制部をゴム製とした場合には、締め付け力でゴムが過変形して鍔がフランジ部に干渉してフランジ部が破損してしまうおそれがあったが、規制部を合成樹脂製または金属製にすることにより、このようなおそれを未然に解消することができる。また、鍔付管継手全体に曲げ荷重が加わった場合でも、パッキンが大きく変形することがなくなるので、鍔がフランジ部に干渉してフランジ部が破損してしまうおそれがなくなる。
止水端面に鍔が突設されたジョイント管であってもパッキン一体型逆止弁を収嵌して使用できるようにするという目的を、パッキンに鍔の逃げ部を確保するとともにと、パッキンの過変形を規制する規制部を設けることにより達成した。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例に係るパッキン一体型逆止弁1とそれを収嵌した鍔付管継手の全体構造を示す軸断面図である。図2は、パッキン一体型逆止弁1の要部分解軸断面図である。図3は、弁シート部2の溶着接合を説明する図である。図4(a)および(b)は、パッキン一体型逆止弁1を示す側面図および軸断面図である。図5は、パッキン5まわりの詳細構造を示す拡大一部軸断面図である。
鍔付管継手は、図1に示すように、上流側のジョイント管10と、下流側のジョイント管20と、袋ナット30と、抜止めリング40と、パッキン一体型逆止弁1とから、その主要部が構成されている。
上流側のジョイント管10は、合成樹脂製または金属製の円筒体でなり、水を流通する貫通孔11を形成する。ジョイント管10の下流側(図1で見て右端側)の端面10aは、パッキン5の上流側(図1で見て左端側)の端面と圧接係合する止水端面となっている。また、ジョイント管10の外周面には、袋ナット30の雌螺子30bと螺合する雄螺子10bが螺刻されている。
下流側のジョイント管20は、合成樹脂製または金属製の円筒体でなり、上流側のジョイント管10の貫通孔11に連通して水を流通する貫通孔21を形成する。ジョイント管20の上流側(図1で見て左端側)の端面である止水端面20aの内周縁部には、前方突出縁でなる鍔20bが突設されている。
上流側のジョイント管10の止水端面10aと下流側のジョイント管20の止水端面20aおよび鍔20bとは、フランジ部外周縁の下流側端面またはパッキンの軸断面凹部の内周部に、前記フランジ部ないしは前記パッキンの過変形を阻止する規制体を一体に突設した規制部、或いは、パッキン一体型逆止弁1のフランジ部2aおよび規制体を構成するリング状部材6(リング状部材6の実施例として平リング)を内包するパッキン5を介して相対向するように配置される。
袋ナット30は、ジョイント管20の段差部20cに係止する係止部30aと、上流側のジョイント管10の外周面に螺刻された雄螺子10bに螺合する雌螺子30bとを有する短円筒体でなり、係止部30aを抜止めリング40を介して段差部20cに係止した状態で雌螺子30bを上流側のジョイント管10の雄螺子10bに螺合させることにより、上流側のジョイント管10の止水端面10aと下流側のジョイント管20の止水端面20aとを互いに近接する方向に移動させることができる。
抜止めリング40は、金属製のリングでなり、ジョイント管20と袋ナット30との間からの水漏れを防止するとともに、外部からのジョイント管20内への汚水の浸入等を防止する役目をする。
パッキン一体型逆止弁1は、下流側のジョイント管20の止水端面20a側から貫通孔21に収嵌され、パッキン5の下流側(図1で見て右端側)の端面をジョイント管20の止水端面20aに圧接係合させて配設されている。パッキン一体型逆止弁1は、弁シート部2と、摺動弁部3と、コイルバネ4とから構成されている。
弁シート部2は、図2に示すような、フランジ部2aの半部2a1およびシート座面2bからなるリング状部材でなる合成樹脂製の弁座2Aと、フランジ部2aの残余半部2a2と中央孔を有する支持部2dとが3本のリブ2cによって連結されてなる合成樹脂製のカートリッジ本体2Bとが、図3に示すように、半部2a1と残余半部2a2とで溶着接合されて作成されている。フランジ部2aは、半部2a1と残余半部2a2とが溶接接合された結果として一体化されたものであり、上流側のジョイント管10の止水端面10aと下流側のジョイント管20の止水端面20aとの間に介挿されるように配置される。
摺動弁部3は、図4(a)および(b)に示すように、弁シート部2のシート座面2bに着離自在に圧接係合する頭部3aと、頭部3aから水の流れ方向に伸延するステム部3bとからなり、ステム部3bは、弁シート部2の支持部2dの中心孔に嵌合することによって軸線方向に沿って摺動自在に配設されている。なお、図4(b)の上半部は、頭部3aがコイルバネ4の伸張弾力によりシート座面2bに圧接係合されたステム部3bの非摺動状態を示し、下半部は、頭部3aが水圧によりコイルバネ4の伸張弾力に抗してシート座面2bから離間されたステム部3bの摺動状態を示す。
コイルバネ4は、金属線または合成樹脂線を螺旋状に巻回して形成されており、ステム部3bに遊嵌されて、弁シート部2の支持部2dと摺動弁部3の頭部3aとの間に圧縮されて伸張弾力(弾発力)を発揮するように介挿されており、頭部3aをシート座面2bに押圧すように付勢する。
リング状部材6は、フランジ部2aの外径と略同じ外径で、かつパッキン5の内径よりも大きな内径を有する合成樹脂製または金属製のリング状部材として形成されている。リング状部材6を合成樹脂製または金属製にした理由は、リング状部材6をゴム製とした場合、袋ナット30の締め付け力でパッキン5およびリング状部材6が過変形して鍔20bがフランジ部2aに干渉してフランジ部2aが破損してしまうおそれがあるので、これを規制するためである。また、鍔付管継手全体に曲げ荷重が加わった場合でも、パッキン5およびリング状部材6が過変形して鍔20bがフランジ部2aに干渉してフランジ部2aが破損してしまうおそれがあるので、これを規制するためである。
パッキン5は、図5に拡大して示すように、軸断面が凹字形状のゴム製のリング状部材で形成され、凹部5aがフランジ部2aの外周縁部(外周面およびその両側縁)およびリング状部材6に嵌着されている。パッキン5の内径は、弁シート部2のリブ2cの外径よりも鍔20bの厚さ以上に大きく設定されていて、パッキン5とリブ2cとの間が鍔20bの逃げ部5bとなっている。また、パッキン5の内径は、リング状部材6の内径よりも小さく設定されているので、リング状部材6の内径側は、逃げ部5bに連通する、ジョイント管20の止水端面20aの圧接係合により弾性変形したパッキン5の逃げ部となっている(図1参照)。さらに、パッキン5の外周面は、下流側半部が上流側半部に比べて径方向に突出して、凸部5cを形成している。換言すれば、パッキン5の上流側半部が下流側半部に比べて薄肉に形成されており、ジョイント管10の止水端面10aの圧接係合により弾性変形したパッキン5の逃げ部となっている。
以上の構造により、パッキン一体型逆止弁1は、上流側のジョイント管10からの水流の圧力が大きい場合には摺動弁部3がコイルバネ4の伸張弾力に抗して摺動してシート座面2bから開放される一方、水流のない場合や水流の圧力が小さい場合には摺動弁部3がコイルバネ4の伸張弾力により頭部3aをシール座面2bに圧接させて、逆止弁として機能する。
次に、このように構成された本実施例に係る鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁1を鍔付管継手に組み込む際の作業手順について説明する。
まず、下流側のジョイント管20に対して袋ナット30を下流側に移動させた状態で、段差空隙部分から両者の間に抜止めリング40を介挿する。
次に、下流側のジョイント管20の貫通孔21に支持部2d側からパッキン一体型逆止弁1を収嵌する。すると、ジョイント管20の止水端面20aにパッキン5の下流側端面が当たる。この際、鍔20bは、逃げ部5bによってパッキング5,リング状部材6およびフランジ部2aに当たることはない。
続いて、パッキン5の上流側端面に上流側のジョイント管10の止水端面10aを当て付ける。
次に、上流側のジョイント管10の止水端面10aをパッキン5の上流側端面に当て付けながら、袋ナット30を上流側に移動させて回転し、袋ナット30の雌螺子30bを上流側のジョイント管10の雄螺子10bに螺合していく。
そして、袋ナット30の係止部30aが抜止めリング40を介してジョイント管20の段差部20cに当接すると、それ以降は、ジョイント管20の止水端面20aがパッキン5の下流側端面を押圧することにより、パッキン5が弾性変形するが、パッキン5の弾性変形部分は逃げ部5bからリング状部材6の内径側に逃げるので、パッキン5の外径部が膨出して袋ナット30の雌螺子30b側にはみ出すことはない。このため、ジョイント管10の雄螺子10bと袋ナット30の雌螺子30bとの間にパッキン5が噛み込んで傷つくことはなく、これを原因とする漏水が生じることはない。同様に、パッキン5の噛み込みを原因として、ジョイント管10の雄螺子10bと袋ナット30の雌螺子30bとの螺合が簡単に外せなくなるという現象が生じるおそれもない。
同時に、ジョイント管10の止水端面10aがパッキン5の上流側端面を押圧することにより、パッキン5が弾性変形するが、パッキン5の弾性変形部分は、凸部5cの形成によってパッキン5の外周面の上流側半部が一段と低くなっているので、袋ナット30の雌螺子30b側にはみ出すことはない。このため、ジョイント管10の雄螺子10bと袋ナット30の雌螺子30bとの間に噛み込んで傷つくことはなく、これを原因とする漏水は生じることはない。同様に、パッキン5の噛み込みを原因として、ジョイント管10の雄螺子10bと袋ナット30の雌螺子30bとの螺合が簡単に外せなくなるという現象が生じるおそれもない。
また、パッキン一体型逆止弁1の鍔付管継手への収嵌状態から鍔付管継手全体に曲げ荷重が加わったとしても、リング状部材6が規制部として存在しているので、パッキング5が大きく変形して鍔20bがフランジ部2aに干渉することにより、フランジ部2aが破損するようなことはない。
本実施例によれば、パッキン5に鍔20bの逃げ部5bを設けるとともに、パッキン5の過変形を規制する平リング6を規制部として設けることにより、止水端面20aに鍔20bが突設されているジョイント管20であっても、パッキン一体型逆止弁1を収嵌して使用することができる。
また、リング状部材6を、パッキン5またはフランジ部2aとは別体としたので、リング状部材6の厚みを調整することにより、異なる突出長の鍔20bを止水端面20aに突設するジョイント管20に対しても容易に対応することができる。
さらに、平リング6を合成樹脂製または金属製としたので、袋ナット30の締め付け力でパッキング5が大きく変形して鍔20bがフランジ部2aに干渉することによりフランジ部2aが破損してしまうことがなくなる。また、鍔付管継手全体に曲げ荷重が加わった場合でも、パッキング5が大きく変形して鍔20bがフランジ部2aに干渉することにより、フランジ部2aが破損することがない。
さらにまた、パッキン5の外周面に凸部5cを設けるようにしたことで、止水端面10aによって圧接係合されて圧縮されたゴム製のパッキン5が袋ナット30の雌螺子30b側にはみ出すことがなくなる。このため、ジョイント管10の雄螺子10bと袋ナット30の雌螺子30bとの間にパッキン5が噛み込んで傷つくことがなくなり、これを原因とする漏水が生じなくなる。同様に、パッキン5の噛み込みを原因として、ジョイント管10の雄螺子10bと袋ナット30の雌螺子30bとの螺合が簡単に外せなくなるという現象が生じるおそれがなくなる。
図6は、パッキン5の他の実施例を示す側面図である。図4(a)に示したパッキン5では、外周面に凸部5cをリング状に突設したが、図6に示すように、一定角度間隔毎に形成された複数の凸部5c’としてもよい。図6の他の実施例では、90度間隔に4つの凸部5c’を設けた例を示す。
以上、本発明の実施例を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
例えば、図1ないし図6に示した実施例の場合には、下流側のジョイント管20の止水端面20aに鍔20bが突設されている場合を例示したが、上流側のジョイント管10の止水端面10aに鍔が突設されている場合にも、本発明を同様に適用できることはいうまでもない。
また、図1ないし図6に示した実施例の場合には、規制部を別体のリング状部材6としたが、規制部をフランジ部2aまたはパッキン5に予め一体的に設けるようにしてもよい。
本発明の実施例に係るパッキン一体型逆止弁とそれを収嵌した鍔付管継手の全体構造を示す軸断面図である。 パッキン一体型逆止弁の要部分解軸断面図である。 弁シート部の溶着接合を説明する図である。 (a)および(b)はパッキン一体型逆止弁を示す側面図および軸断面図である。 パッキンまわりの詳細構造を示す拡大一部軸断面図である。 パッキンの他の実施例を示す側面図である。 (a)および(b)は従来の鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁を示す側面図および軸断面図である。 従来のパッキン一体型逆止弁の取り付け状態を示す拡大一部軸断面図である。
符号の説明
1 パッキン一体型逆止弁
2 弁シート部
2A 弁座
2a フランジ部
2B カートリッジ本体
2b シート座面
2c リブ
2d 支持部
3 摺動弁部
3a 頭部
3b ステム部
4 コイルバネ
5 パッキン
5a 凹部
5b 逃げ部
5c,5c’ 凸部
リング状部材(規制部)
10 ジョイント管
10a 止水端面
11 貫通孔
20 ジョイント管
20a 止水端面
20b 鍔
20c 段差部
21 貫通孔
30 袋ナット
30a 係止部
30b 雌螺子
40 抜止めリング

Claims (4)

  1. 止水端面を備える一方のジョイント管と止水端面に鍔が突設された他方のジョイント管とを袋ナットによって連結してなる鍔付管継手内に収嵌され、シート座面を形成する弁シート部と、前記シート座面に着離自在に圧接係合する摺動弁部と、前記ジョイント管の止水端面間に挟持されるフランジ部とを有し、リング状のパッキンが軸断面凹字形の凹部にて前記フランジ部の外周縁部に嵌着された鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁において、
    前記パッキンに前記鍔との干渉を防ぐ逃げ部を形成するとともに、フランジ部外周縁の下流側端面またはパッキンの軸断面凹部の内周部に、前記フランジ部ないしは前記パッキンの過変形を阻止する規制体を一体に突設した規制部を設けたことを特徴とする鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁
  2. 前記パッキンの外周面に凸部を形成するようにした請求項1記載の鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁
  3. 前記規制部を構成する規制体を、前記フランジ部または前記パッキンとは別体のリング状部材としてパッキンの軸断面凹部の内周部に介挿するようにした請求項1または請求項2記載の鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁
  4. 前記規制部を、合成樹脂または金属によって形成するようにした請求項1または請求項2記載の鍔付管継手用のパッキン一体型逆止弁
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