JP2004183674A - 細径配管接続用コネクター - Google Patents

細径配管接続用コネクター Download PDF

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Abstract

【課題】管径が凡そ20mm以下の比較的細径の配管を、自動車や各種機械、装置等に接続して給油や給気する際、コンパクトな構造で且つ十分に気密を保持し、しかも簡略な操作で効率的に接続可能なコネクターを提供する。
【解決手段】対応する相手部品の取付穴5−1に嵌挿して係合する係合段部1−3を有する前方円筒部1−1と、それに連なる他端が前記前方円筒部1−1より大径の後方円筒部1−2とからなるコネクター本体1と、該コネクター本体1の前記後方円筒部の外周面に設けられたフックに係合され、コネクター本体の後方開放部を覆うキャップ9とからなり、該前方円筒部の一部が全長に亘りその断面形状が略C字形状に切り欠かれ、当該前方円筒部の外径が弾性変形により容易に縮径及び拡径可能に形成されていることを、特徴的構成要件とする細径配管接続用コネクター。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に自動車或いは各種の機械、装置等に給油、給気等の供給路として配設される管径が凡そ20mm程度以下の、比較的細径からなる金属管ないしは樹脂チューブ(以下単に「配管」という。)の接続用コネクターに係り、詳しくは配管と相手部品との接続に際し、簡略な操作で配管流路と、コネクター本体と相手部品との気密が同時に保持し得る細径配管接続用コネクターに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の細径配管接続用コネクターとしては、例えば図35に示すようにコネクター本体21の周壁部に穿設した係合孔25の、後端周部のなす掛支壁21′の該孔縁部に、軸芯中央の貫孔の周壁部にその組み付け方向の前部に位置して、前方内側に傾斜する複数の爪壁23を有するソケット体22を、該爪壁23のなす基部の肩部24を係合した状態をもって、その後端側の環状周壁部23′を挿着して内装せしめ、内部に組み込ませた配管Poの環状膨出部Po′を係圧して接続せしめるように構成されていた。
【0003】
しかしながら上記従来技術においては、前記ソケット体22にあって配管Po接続時の押圧挿入に伴う爪壁23でのスナップ機能に頼るため、さらには複数の爪壁23を有するソケット体22を該爪壁23のなす基部の肩部24を係合した状態をもって、後端側の環状周壁23′を挿着して内装せしめることに起因して、ソケット体22の形状を径方向に大ならしめる必要に迫られ、結果としてコネクター本体21を含む製品の大型化を招き、狭い場所での配設作業の妨げとなっていた。
【0004】
また、上記従来技術においてはコネクター本体21と配管Poとの気密は、シールリング部材やブッシュ部材によって確保されるよう構成されているが、コネクター本体21と相手部品との気密は両者の螺合部分にシーラントを塗布したり、或いはコネクター本体21と相手部品との当接部に、Oリング等のパッキング部材の組付けを行うことにより保たれており、その操作は極めて煩雑であった。
【0005】
そこで図36に示す細径配管接続用コネクター(以下、単に「コネクター」という。)においては、軸芯に配管を嵌挿する孔が貫設され、一端にフランジ部30−1、それに連なる他端が円筒部30−2からなるコネクター本体30であって、該円筒部30−2の該フランジ部30−1の近傍には、相手部品への組み付けの際、該相手部品の雌ネジに螺合するための雄ネジ38が形成されている。該円筒部30−2の該雄ネジ38の形成部を除く外周方向に、4等分された切欠き部35が形成され、該切欠き部35の切欠き残部がそれぞれ舌状の弾性爪壁34をなして内方に付勢されている。該弾性爪壁34の先端爪先34−1は半円弧状に形成され、その内周面には溝部34−2が設けられ、該溝部34−2は配管接続前にはシールリング部材37を収納するスペースとして用いられる。また、前記フランジ部30−1は相手部品に組み込む際、スパナを係合するために好ましくは六角のナット状に形成され、該ナット状フランジ部30−1の外周部のほぼ全周に亘りノッチ(切り込み)39が施され、該ノッチ39はコネクター本体30を相手部品に螺合して組み込む際に、その弾発力でスプリングワッシャの代用としてゆるみ止めに機能している。
【0006】
上記のコネクターは、図35に示される前記のコネクターに比較し、構造上コンパクトであるにも拘らずコネクター本体と相手部品との組み付けが強固で、配管流路の気密と共に、コネクター本体と相手部品との気密をも同時に確保できるということが確認されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記コネクターにおいてはコネクター本体の相手部品への組み付けがねじ込み方式であるために、一定範囲内でのトルク管理が必要となるが、該トルク管理はネジ部の表面粗度や油分の有無などで微妙に変化するために煩わしく、しかも組み付けには専用の工具を要し、且つ時間も必要となる。また、上記コネクターはコネクター後方開口部が広く設けられているため、配管の進入角度が長手方向に大きい場合、配管先端部がコネクター内壁部に強く接触し、該内壁部にかじり傷を生じたり、弾性爪壁の爪先を破損する恐れも懸念される。
本発明は斯かる従来技術に残された課題を解決することを目的とし、具体的にはよりコンパクトな構造を維持しながら、安全かつ簡略な操作で相手部品と細径配管との接続を完了し、しかも配管流路と配管接続用コネクターと相手部品との気密が、十分に確保し得る細径配管接続用コネクターを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成しうるための本発明による第1の実施態様は、軸芯に細径配管を嵌挿する孔が貫設され、一端に対応する相手部品の取付穴に嵌挿して係合する係合段部を有する前方円筒部、それに連なる他端が前記前方円筒部より大径の後方円筒部からなるコネクター本体と、該コネクター本体の前記後方円筒部の外周面に設けられたフックに係合され、コネクター本体の後方開放部を覆うキャップとからなるコネクターであって、前記コネクター本体の前方円筒部の外周方向に等分に少なくとも2以上の切欠き部が設けられ、該切欠き部の切欠き残部が、それぞれ舌状の弾性爪壁をなして内方に付勢され、該弾性爪壁の先端爪先部分は半円弧状に形成され、その内周面にはシールリング部材を内装するための略U字形状、又は略L字形状の溝部が設けられ、一方、該前方円筒部の一部が全長に亘りその断面形状が略C字形状に切り欠かれ、当該円筒部の外径が弾性変形により縮径及び拡径可能に形成されてなることを構成上の特徴とする細径配管接続用コネクターにある。
【0009】
本発明に係る第2の実施態様は、前記実施態様1に記載の細径配管接続用コネクターにおいて、前記コネクター本体の後方円筒部に一体に係合され、その後方開放部を覆って細径配管接続用コネクターを構成する前記キャップが、外周面に形成された薄肉で円筒状の外壁部とそれに連なる円形の後壁部からなり、該外壁部の内周面には前記コネクター本体の後方円筒部外周面に設けられたフックに係合する凹部が形成され、該後壁部に連なり細径配管接続後の前記コネクター本体のC字形状切欠き部に挿入し、該切欠き部の縮径を防止すると共に先端部接続状態を確認するために機能する確認部材が設けられてなることを構成上の特徴とする細径配管接続用コネクターにある。
【0010】
本発明に係る第3の実施態様は、前記実施態様1乃至2に記載の細径配管接続用コネクタにおいて、前記キャップに一体に設けられる確認部材が筒状体をなし、その内径が細径配管の外径と同等若しくはやや大であり、その外径がコネクター本体の前方円筒部の内径と同等若しくはやや小であり、前記細径配管外径部並びにコネクター本体の前方円筒部の内径部に摺動自在に嵌挿するすることを構成上の特徴とする細径配管接続用コネクターにある。
【0011】
本発明に係る第4の実施態様は、前記実施態様1乃至3に記載の細径配管接続用コネクターにおいて、前記確認部材の内径が、細径配管スプール部の外径と同等若しくはやや大であり、その外径がコネクター本体の前方円筒部の内径と同等若しくはやや小であり、前記細径配管スプール部外径部並びにコネクター本体の前方円筒部の内径部に摺動自在に嵌挿するすることを構成上の特徴とする細径配管接続用コネクターにある。
【0012】
本発明に係る第5の実施態様は、前記実施態様1乃至4に記載の細径配管接続用コネクターにおいて、前記キャップの円筒状外壁部の一部に、長手方向に断面形状が略C字形状に切れ込みを形成し、相手部品に組み付けられたコネクター本体と細径配管との接続後、該切れ込みを介して前記キャップを、細径配管の側面より押し込み、コネクター本体と一体に組み込むことを構成上の特徴とする細径配管接続用コネクターにある。
【0013】
本発明に係る第6の実施態様は、前記実施態様1乃至5に記載の細径配管接続用コネクターにおいて、前記キャップの後壁部に連なる筒状体の確認部材の内径を、細径配管スプール部の外径より大きく形成し、且つ該確認部材内径部に連なる後壁部にテーパー部を設け、相手部品へ組み付けたコネクター本体と係合し、予め細径配管接続用コネクターを構成した後、細径配管を挿入する際、該キャップがガイドとして機能することを構成上の特徴とする細径配管接続用コネクターにある。
【0014】
本発明に係る第7の実施態様は、前記実施態様1乃至6に記載の細径配管接続用コネクターにおいて、前記キャップの後壁部に、円筒状の防塵キャップを係合するためのフックが形成され、該フックに係合された該防塵キャップにより、コネクター後方開放部を閉鎖してなることを構成上の特徴とする細径配管接続用コネクターにある。
【0015】
本発明に係る第8の実施態様は、前記第1乃至第7の実施態様に記載の細径配管接続用コネクターにおいて、前記防塵キャップの外周部に所定間隔で穴が明けられ、該穴明き部分がキャップの後壁部に形成されたフックに係合すると共に、該防塵キャップの内径部に形成されたU字形状溝部が、細径配管後方のキャップ後壁部近傍の所定位置に形成されたスプール部に嵌合して、コネクター後方開放部を閉鎖すると共に、細径配管接続状態を確認するために機能することを構成上の特徴とする細径配管接続用コネクターにある。
【0016】
本発明に係る第9の実施態様は、前記第1乃至第8の実施態様に記載の細径配管接続用コネクターにおいて、前記コネクターを介して相手部品に取り付けられる細径配管の端末に、所定間隔で複数のスプール部が形成され、該スプール部によりシーリング部材及び/又はバックアップリングを相手部品の連結筒壁に係圧し、相手部品の流路と細径配管端末との気密を確保することを構成上の特徴とする細径配管接続用コネクターにある。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下本発明を添付した図面に基づき更に詳細に説明するが、本発明はこれにより拘束されるものではなく、本発明の主旨の範囲内において自由に設計変更が可能である。
図1は本発明の細径配管接続用コネクターの一実施例に係る細径配管接続状態を示す縦断側面図、図2は同実施例おけるコネクターを、相手部品への組み付け後、キャップ並びに配管接続前の状態を示す縦断側面図、図3は同実施例で配管接続後、キャップを係合する前の状態を示す縦断側面図、図4は同実施例に用いる細径配管と、同配管に組み込まれたバックアップリングとの一部破断側面図、図5は同バックアップリング単体を示し、(a)は正面図、(b)は縦断側面図、 図6は同実施例のコネクター本体単体を示し、(a)は縦断側面図、(b)はその正面図、図7は同実施例のコネクター本体に組み込まれるシールリング部材の断面図、図8は同実施例に用いられるキャップ単体を示し、(a)は縦断側面図、(b)は正面図、図9は他の実施例の細径配管接続状態(図1に相当)を示す縦断側面図、図10は同実施例に組み込まれる細径配管の一部破断側面図(図4に相当)、図11さらに他の実施例の細径配管接続状態(図1に相当)を示す縦断側面図であり、図12は同実施例に組み込まれる細径配管の一部破断側面図(図4に相当)、図13は同実施例に組み込まれるバックアップリング単体(図5に相当)を示し、(a)はその正面図、(b)は縦断側面図、図14は同実施例に用いられるコネクター本体の単体を示し(図6に相当)、(a)は縦断側面図、(b)はその正面図、図15は本発明に係る更に他の実施例の細径配管接続状態(図1に相当)を示す縦断側面図であり、図16は同実施例における細径配管接続前の状態(図2に相当)を示す縦断側面図、図17は同実施例における細径配管接続操作中の状態を示す縦断側面説明図、図18は同実施例に組み込まれるキャップ単体(図8に相当)を示し、(a)は縦断側面図、(b)は正面図、図19は同実施例の応用例で細径配管組み付け前の状態(図16に相当)を示す縦断側面図、図20は同実施例に組み込まれる細径配管の一部破断側面図(図10に相当)、図21は更に他の実施例の細径配管接続状態を示す(図1に相当)縦断側面図、図22は同実施例における細径配管接続前の状態(図16に相当)を示す縦断側面図、図23は同実施例に組み込まれる細径配管の一部破断側面図(図4に相当)、図24は同実施例に組み込まれる防塵キャップ単体を示し、(a)は側部縦断面図、(b)は正面図、(c)は(b)のA部拡大説明図、図25は同実施例において用いられるキャップ単体(図18に相当)を示し、(a)は背面図、(b)は縦断側面図、(c)は正面図、図26は本発明に係る更に他の実施例の細径配管接続状態(図1に相当)を示す縦断側面図、図27は同実施例における細径配管接続前の状態(図2に相当)を示す縦断側面図、図28は同実施例において組み込まれる細径配管の一部破断側面図(図4に相当)、図29は同実施例において組み込まれる防塵キャップ単体を示し、(a)は側部縦断面図、(b)は正面図、図30は同実施例におけるキャップ単体(図18に相当)を示し、(a)は背面図、(b)は縦断側面図、(c)は正面図、図31は従来のクイックコネクターに本発明のキャップを組み込んだ状態(図15に相当)を示す長手方向半載図、図32は同実施例に組み込まれるキャップ単体(図18に相当)を示し、(a)は縦断側面図、(b)は正面図、図33は従来のコネクターに本発明に係るキャップを組み合わせた更に他の実施例の細径配管接続状態(図1に相当)を示す長手方向半載図、図34は同実施例に組み込まれるキャップ単体(図26に相当)を示し、(a)は背面図、(b)は縦断側面図、(c)は正面図である。
【0018】
本発明における第1の実施態様において用いられる細径配管接続用コネクター(以下、単に「コネクター」という。)は、図1〜3並びに図6に示すように軸芯に配管Pを嵌挿する孔が貫設され、一端に対応する相手部品5の取付穴5−1に係合する係合段部1−3を有する前方円筒部1−1、それに連なる他端が該前方円筒部1−1より大径の後方円筒部1−2からなるコネクター本体1と、該コネクター本体1の前記後方円筒部1−2の外周面に設けられたフック1−4に係合され、コネクター本体1の後方開放部を覆うキャップ9とによって構成される。なお、2は相手部品の連結筒壁、3は同じく流路である。
【0019】
本例に用いられる前記コネクター本体1の前方円筒部1−1の外周方向には、等分に少なくとも2以上の切欠き部が設けられ、該切欠き部の切欠き残部がそれぞれ舌状の弾性爪壁4をなして内方に付勢されている。該弾性爪壁4の先端爪先4−1は半円弧状に形成され、その内周面には略U字形状の溝部4−2が設けられ、図2に示すように配管接続前には、シールリング部材7を収納するスペースとして用いられる。一方、該コネクター本体1の前記前方円筒部1−1の一部が図6に示すように全長に渡りその断面形状が略C字形状に切り欠かれ、該前方円筒部1−1の外径が弾性変形により、容易に縮径及び拡径可能に形成されされている。
【0020】
前記コネクター本体1の後方円筒部1−2に一体に係合され、その後方開放部を覆って細径配管接続用コネクターを構成する前記キャップ9は、外周面に形成された薄肉で円筒状の外壁部9−2とそれに連なる円形の後壁部9−1からなり、該外壁部9−2の内周面には、前記コネクター本体1の後方円筒部1−2外周面に設けられたフック1−4に係合する凹部9−3が形成され、該後壁部9−1に連なり細径配管接続後の前記コネクター本体1のC字形状切欠き部1−7に挿入し、該切欠き部1−7の縮径を防止すると共に先端部接続状態を確認するために機能する確認部材9−4が設けられている。また、本例のキャップ9は図8の(b)に示すようにその長手方向に切れ込み9−7が形成され、該切れ込み9−7を介して配管Pの側面より押し込んで、抱き込むように巻着することが可能である。
【0021】
上記構成を有する本例のコネクターを介して相手部品に接続される配管Pは、図4に示すように端部に先端スプール部6−1と後方スプール部6−2が形成され、該先端スプール部6−1には予めバックアップリング8が巻着されている。なお、該バックアップリング8は図5に示すように長手方向に複数の切れ込み8−1を形成し、その弾性変形で配管Pの管状膨出部、即ちスプール部6への巻着を容易にするよう構成されている。なお、本発明の各実施例に用いられるシールリング部材7は、図7に示すような断面形状を有するゴム等の弾性材からなるOリングである。
【0022】
上記構成を有する本例のコネクターによる細径配管接続方法は、まずコネクター本体1の相手部品5へ組み込みに際しては、予めシールリング部材7を弾性爪壁4の溝部4−2に装填したコネクター本体1を用意し、該コネクター本体1の略C字形状の切欠き部1−7が設けられた前方円筒部1−1を指で押して縮径し、該相手部品5の取付穴5−1に押し込み、該前方円筒部1−1に形成された係合段部1−3を、該取付穴5−1に形成された取付段部5−2に係合することにより、相手部品5とコネクター本体1の組み込みが完了する。この際、所定の工具等は一切必要とせず、極めて単純且つ容易な操作で作業は終了する。
【0023】
相手部品5への組み込みが完了した後、前記コネクター本体1への本例の配管接続方法は、図4に示すように予め先端スプール部6−1にバックアップリング8を装填した細径配管Pを、該コネクター本体1の後方より押し込み、該バックアップリング8の先端が弾性爪壁4のテーパー部に当り、これを押し拡げると共にシールリング部材7は該弾性爪壁4の溝部4−2から離脱し、図3に示すように該先端スプール部6−1の前面の配管に巻着し、該シールリング部材7は先端スプール部6−1の前面に装填されたバックアップリング8と共に、相手部品の連結筒壁2との間において係圧され配管流路の気密を完全に保持する。一方、弾性爪壁4の該溝部4−2は軸芯方向に閉じて、該配管Pの後方の後方スプール部6−2を覆って配管Pとコネクター1との接続状態を安定的に維持する。
【0024】
相手部品5とコネクター本体1及び細径配管Pとの接続が完了した後、本例においてはキャップ9をコネクター本体1の後方円筒部1−2を覆うように係合することにより、図1に示すように本発明の細径配管接続用コネクターを介しての、配管Pと相手部品5との接続が完了するが、この際、前記キャップ9に設けられた確認部材9−4が、キャップ9を周方向に位相合わせすることにより、コネクター本体1の前記切欠き部1−7に挿入され、操作中の何らかの不規則な力の作用により、コネクター本体1の前方円筒部1−1が縮径され、相手部品5との係合が解かれ、脱落する恐れを未然に防止する。さらに該確認部材9−4は、その内径が配管Pの外径と同等若しくは若干大径(0〜0.8mm)で、その外径がコネクター本体1の前方内径部1−6と同等若しくは若干小径に形成されていることにより、配管Pの接続状態を確認するためにも機能する。
【0025】
このように本発明によるコネクター本体1の相手部品5への組み込みと、配管Pとコネクター本体1との接続と、それに連なるキャップ9の組み込みは、それぞれ殆どワンタッチの操作で完了し、しかもシールリング部材7は傷つくこともなく組み込まれ、且つ、相手部品5の連結筒壁2と配管Pに設けた第1スプール部6−1のとの間に係圧されて流路の気密を保持するため、相手部品5とコネクター本体1との接続部分に、更なる気密保持手段を施すという煩わしい手段を労することなく、相手部品5とコネクター本体1との気密をも、併せて保持することが確認された。更に、本例によるコネクター本体1は、極めてコンパクトな構造に維持されているため、狭い組み立てラインにおける配管の接続作業の効率化に著しく寄与することも確認された。
【0026】
次に、配管P′を図10に示すように先端スプール部6−1、後方スプール部6−2に加えて中間スプール部6−3設けるように形成した以外は、前記実施例と同様のコネクターを用い図9に示すようにして配管P′の接続を完了した。本例においてはバックアップリング8を用いず、配管P′の端末にプレス加工を施すのみであるために、簡略でかつ経済的効果が図られる。
【0027】
第3の実施例においては、コネクター本体1′の弾性爪壁4′の先端溝部4−2′の形状を、図14に示すように略L字形状に形成し、さらに用いられるバックアップリング8′を図13に示すように、後方スプール部6−2の一部をも巻着するように構成した以外は前記第1の実施例と同様にして、図11に示すように配管の接続を完了した。本例においてはバックアップリング8′の構造が長く配管への密着性が増すため、その安定性に寄与する。
【0028】
本発明による更に他の実施例においては、キャップ9′の仕様を図18に示すようにキャップ本体9′の内径部9−6′と、確認部材9−4′内径とが共に配管スプール部6の外径より大きく形成され、さらに該キャップ本体9′の内径部9−6′の後方開口部にテーパー部9−5が形成されており、それ以外は実施例1と同様のコネクター本体1と、配管Pを用いて図15に示すように配管接続を完了した。この場合、キャップ本体9′の内径部9−6′と確認部材9−4′の内径とが、図17に示すように、配管進入の角度を制限するガイドとして機能する。しかしながら、該確認部材9−4′は縮径防止機能は維持するものの、その内径がスプール部6の外径より大なるが故に、接続状態を確認する機能は喪失する。なお、本例においては図19に示すように、実施例1で用いたものと同型状のバックアップリング8を、該キャップ本体9′の内径部9−6′入り口付近に予め装填しておき、その後配管Pをセットすることも選択し得る。
【0029】
本発明における更に他の実施例は、キャップ9″の仕様がさらに異なり、図25(a)に示すように後壁部9−1″に等分に4つのフック9−9が形成されている。該フック9−9以外は前記実施例に用いたキャップ本体の仕様(図18に相当)とほぼ等しいキャップ9″を用い、図21に示すように配管の接続を完了した。キャップ9″の後壁部9−1″に設けられたフック9−9には、円筒状の防塵キャップ10が係合され、接続された本例の配管P″の後端部であって、接続完了後はキャップ9″の後壁部9−1″付近に形成されるスプール部6に巻着すると共に、キャップ9″の後壁部9−1″の開放状態を閉鎖する。
【0030】
前記防塵キャップ10は、上記のようにしてキャップ9″の後壁部9−1″の開放状態を閉鎖すると共に、接続される配管であって、キャップ9″の後壁部9−1″付近に形成されるスプール部6に巻着されてセットされることにより、該配管の接続状態を確認するために機能する。本実施例においてもキャップ9″に設けられた確認部材9−4′がコネクター本体1の縮径防止に機能すると共に、キャップ9″の内径部9−6′と併せて配管の進入角度を制御するガイドとしても機能する。本例において用いられる上記防塵キャップ10は、図24に示されるように円筒状をなし、前方フランジ部に後壁部9−1″に設けられたフック9−9に係合するために、該フック9−9に等倍に穴が施されている。
【0031】
本発明における更に他の実施例は、図30に示すようにキャップ本体9″′に略C字形状に切欠き部を設け、該キャップ本体9″′と、実施例1において用いたものと同様のコネクター本体1の組み合わせによるコネクターを構成した。次いで前記実施例と同様の配管をセットし、図26に示すように配管の接続を完了した。この際、防塵キャップ10′には図29に示されるようにコネクター本体1と、キャップ本体9″′の略C字形状切欠き部に挿入し、その縮径を防止する部材が取り付けられている。さらに該防塵キャップ10′は前記縮径防止部材が取り付けられ、長尺に形成されている以外は、ほぼ前記実施例において用いられたものと同様に構成されているため、配管の接続状態を確認する機能を有し、しかもその着脱は指で挟むだけの操作で完了しうる。
【0032】
図31においては本発明の一例に用いられるキャップを、従来のコネクターと組み合わせて用いる例が開示されている。本例に用いる該キャップは図32に示されているが、コネクター本体に略C字形状の切欠き部が形成されていないために、縮径防止部材は設けられていない。
【0033】
図33には本発明の他の実施例に用いられるキャップを、他の従来例のコネクター本体に組み合わせて細径配管接続用コネクターを構成し、該コネクターによる配管の接続状態が開示されているが、本例に用いられる該キャップも図34に示すように、コネクター本体にC字形状の切欠き部が存在しないために、縮径を防止する部材は備えられていない。
【0034】
【発明の効果】
上記各実施例からも明らかなように本発明による細径配管接続用コネクターは、 基本的には対応する相手部品の取付穴に嵌挿して係合する係合段部を有する前方円筒部、それに連なる他端が前記前方円筒部より大径の後方円筒部からなるコネクター本体と、該コネクター本体の前記後方円筒部の外周面に設けられたフックに係合され、コネクター本体の後方開放部を覆うキャップとからなり、該前方円筒部の一部が全長に亘りその断面形状が略C字形状に切り欠かれ、当該円筒部の外径が弾性変形により縮径及び拡径可能に形成されていることが、特徴的構成要件である。このように簡略な構造であるにも拘らず該コネクター本体の相手部品への組付けは、特定の工具などを用いることもなく指先だけの極めて簡略な操作で完了し、しかも配管流路の気密を完全な状態で保持すると共に、併せてコネクター本体と相手部品との気密をも、ほぼ完全な状態で確保することが確認された。また、本発明において前記コネクター本体と組み合わせて用いられ、細径配管接続用コネクターを構成する前記キャップに備えられている確認部材の作用により、配管の完全な接続状態を確認しうると共に、コネクターの相手部品への組付けを安定的に維持する。さらに本発明による前記キャップと、必要に応じて用いられる防塵キャップの構造を、様々に工夫することにより、その応用範囲が拡大して例えば従来公知のコネクターに組み込んで使用し、その効果を一層引き出すことにも寄与しうることが確認された。また本発明に加えて従来のリリーサーを併せて用いたり、リリーサー付き防塵キャップを併用することにより、配管の取り外しが容易となり、シールリングなどが劣化して交換を要する場合などのメンテナンス作業を、効率的に実施できることも確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の細径配管接続用コネクターの一実施例に係る細径配管接続状態を示す縦断側面図である。
【図2】同実施例おけるコネクター本体を相手部品への組み付けた後、キャップ並びに配管を接続する前の状態を示す縦断側面図である。
【図3】同実施例で配管接続後、キャップを係合する前の状態を示す縦断側面図である。
【図4】同実施例に用いるの細径配管と、同配管に組み込まれたバックアップリングとの一部破断側面図である。
【図5】同実施例に用いられるバックアップリング単体を示し、(a)は正面図、(b)は縦断側面図である。
【図6】同実施例のコネクター本体単体を示し、(a)は縦断側面図、(b)はその正面図である。
【図7】同実施例のコネクター本体に組み込まれるシールリング部材の断面図である。
【図8】同実施例に用いられるキャップ単体を示し、(a)は縦断側面図、(b)は正面図である。
【図9】本発明に係る他の実施例の細径配管接続状態(図1に相当)を示す縦断側面図である。
【図10】同実施例に組み込まれる細径配管の一部破断側面図(図4に相当)である。
【図11】本発明に係る更に他の実施例の細径配管接続状態(図1に相当)を示す縦断側面図である。
【図12】同実施例に組み込まれる細径配管の一部破断側面図(図4に相当)である。
【図13】同実施例に組み込まれるバックアップリング単体(図5に相当)を示し、(a)はその正面図、(b)は縦断側面図である。
【図14】同実施例に用いられるコネクター本体の単体を示し(図6に相当)、(a)は縦断側面図、(b)はその正面図である。
【図15】本発明に係る更に他の実施例の細径配管接続状態(図1に相当)を示す縦断側面図である。
【図16】同実施例における細径配管接続前の状態(図2に相当)を示す縦断側面図である。
【図17】同実施例における細径配管接続操作中の状態を示す縦断側面説明図である。
【図18】同実施例に組み込まれるキャップ単体(図8に相当)を示し、(a)は縦断側面図、(b)は正面図である。
【図19】同実施例応用例で細径配管接続前の状態(図16に相当)を示す縦断側面図である。
【図20】同実施例に組み込まれる細径配管の一部破断側面図(図10に相当)である。
【図21】本発明に係る更に他の実施例の細径配管接続状態を示す(図1に相当)縦断側面図である。
【図22】同実施例における細径配管接続前の状態(図16に相当)を示す縦断側面図である。
【図23】同実施例に組み込まれる細径配管の一部破断側面図(図4に相当)である。
【図24】同実施例に組み込まれる防塵キャップ単体を示し、(a)は側部縦断面図、(b)は正面図、(c)は(b)のA部拡大説明図である。
【図25】同実施例において用いられるキャップ単体(図18に相当)を示し、(a)は背面図、(b)は縦断側面図、(c)は正面図である。
【図26】本発明に係る更に他の実施例の細径配管接続状態(図1に相当)を示す縦断側面図である。
【図27】同実施例における細径配管接続前の状態(図2に相当)を示す縦断側面図である。
【図28】同実施例において組み込まれる細径配管の一部破断側面図(図4に相当)である。
【図29】同実施例において組み込まれる防塵キャップ単体を示し、(a)は側部縦断面図、(b)は正面図である。
【図30】同実施例におけるキャップ単体(図18に相当)を示し、(a)は背面図、(b)は縦断側面図、(c)は正面図である。
【図31】従来のコネクターに本発明のキャップを組み込んだ状態(図15に相当)を示す長手方向半載図である。
【図32】同実施例に組み込まれるキャップ単体(図18に相当)を示し、(a)は縦断側面図、(b)は正面図である。
【図33】従来のコネクターに本発明に係るキャップを組み合わせた更に他の実施例の細径配管接続状態(図1に相当)を示す長手方向半載図である。
【図34】同実施例に組み込まれるキャップ単体(図26に相当)を示し、(a)は背面図、(b)は縦断側面図、(c)は正面図である。
【図35】従来のクイックコネクターを用いた細径配管接続状態(図1に相当)を示す長手方向半載図である。
【図36】従来のコネクターを用いた細径配管接続状態(図1に相当)を示す長手方向半載ずである。
【符号の説明】
1、1′ コネクター本体
1−1 前方円筒部
1−2 後方円筒部
1−3 係合段部
1−4 フック
1−5 後方内径部
1−6 前方内径部
1−7 切欠き部
2 連結筒壁
3 流路
4、4′ 弾性爪壁
4−1、4−1′ 爪先
4−2、4−2′ 溝部
5 相手部品
5−1 取付穴
5−2 取付段部
6、6′ スプール部
6−1 先端スプール部
6−2 後方スプール部
6−3 中間スプール部
7 シールリング
8、8′ バックアップリング
9、9′、9″、9″′ キャップ
9−1、9−1′、9−1″ 後壁部
9−2 外壁部
9−3 凹部
9−4、9−4′、9−4″ 確認部材
9−5 テーパー部
9−6 キャップ内径部
9−7 切れ込み
9−8 切欠き部
9−9 フック
10、10′ 防塵キャップ
P、P′、P″ 配管
21 クイックコネクター
22 ソケット体
23 爪壁
23´ 環状周壁
24 なす基部の肩部
25 係合孔
30 コネクター
30−1 フランジ部
30−2 円筒部
30−4 内径部
32 連結筒壁
33 流路
34 弾性爪壁
34−1 爪先
34−2 溝部
35 切欠き部
36−1 第1スプール部
36−2 第2スプール部
37 シールリング
38 ネジ部
39 ノッチ

Claims (9)

  1. 軸芯に細径配管を嵌挿する孔が貫設され、一端に対応する相手部品の取付穴に嵌挿して係合する係合段部を有する前方円筒部、それに連なる他端が前記前方円筒部より大径の後方円筒部からなるコネクター本体と、該コネクター本体の前記後方円筒部の外周面に設けられたフックに係合され、コネクター本体の後方開放部を覆うキャップとからなるコネクターであって、前記コネクター本体の前方円筒部の外周方向に等分に少なくとも2以上の切欠き部が設けられ、該切欠き部の切欠き残部が、それぞれ舌状の弾性爪壁をなして内方に付勢され、該弾性爪壁の先端爪先部分は半円弧状に形成され、その内周面にはシールリング部材を内装するための略U字形状、又は略L字形状の溝部が設けられ、一方、該前方円筒部の一部が全長に亘りその断面形状が略C字形状に切り欠かれ、当該円筒部の外径が弾性変形により縮径及び拡径可能に形成されてなることを特徴とする細径配管接続用コネクター。
  2. 前記コネクター本体の後方円筒部に一体に係合され、その後方開放部を覆って細径配管接続用コネクターを構成する前記キャップが、外周面に形成された薄肉で円筒状の外壁部とそれに連なる円形の後壁部からなり、該外壁部の内周面には前記コネクター本体の後方円筒部外周面に設けられたフックに係合する凹部が形成され、該後壁部に連なり細径配管接続後の前記コネクター本体のC字形状切欠き部に挿入し、該切欠き部の縮径を防止すると共に先端部接続状態を確認するために機能する部材(以下単に「確認部材」という。)が設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の細径配管接続用コネクター。
  3. 前記キャップに一体に設けられる確認部材が筒状体をなし、その内径が細径配管の外径と同等若しくはやや大であり、その外径がコネクター本体の前方円筒部の内径と同等若しくはやや小であり、前記細径配管外径部並びにコネクター本体の前方円筒部の内径部に摺動自在に嵌挿するすることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の細径配管接続用コネクター。
  4. 前記確認部材の内径が、細径配管スプール部の外径と同等若しくはやや大であり、その外径がコネクター本体の前方円筒部の内径と同等若しくはやや小であり、前記細径配管スプール部外径部並びにコネクター本体の前方円筒部の内径部に摺動自在に嵌挿するすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の細径配管接続用コネクター
  5. 前記キャップの円筒状外壁部の一部に、長手方向に断面形状が略C字形状に切れ込みを形成し、相手部品に組み付けられたコネクター本体と細径配管との接続後、該切れ込みを介して前記キャップを、細径配管の側面より押し込み、コネクター本体と一体に組み込むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の細径配管接続用コネクター。
  6. 前記キャップの後壁部に連なる筒状体の確認部材の内径を、細径配管スプール部の外径より大きく形成し、且つ該確認部材内径部に連なる後壁部にテーパー部を設け、相手部品へ組み付けたコネクター本体と係合し、予め細径配管接続用コネクターを構成した後、細径配管を挿入する際、該キャップがガイドとして機能することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の細径配管接続用コネクター。
  7. 前記キャップの後壁部に、円筒状の防塵キャップを係合するためのフックが形成され、該フックに係合された該防塵キャップにより、コネクター後方開放部を閉鎖してなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の細径配管接続用コネクター。
  8. 前記防塵キャップの外周部に所定間隔で穴が明けられ、該穴明き部分がキャップの後壁部に形成されたフックに係合すると共に、該防塵キャップの内径部に形成されたU字形状溝部が、細径配管後方のキャップ後壁部近傍の所定位置に形成されたスプール部に嵌合して、コネクター後方開放部を閉鎖すると共に、細径配管接続状態を確認するために機能することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の細径配管接続用コネクター。
  9. 前記コネクターを介して相手部品に取り付けられる細径配管の端末に、所定間隔で複数のスプール部が形成され、該スプール部によりシーリング部材及び/又はバックアップリングを相手部品の連結筒壁に係圧し、相手部品の流路と細径配管端末との気密を確保することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の細径配管接続用コネクター。
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