JP2002357295A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2002357295A
JP2002357295A JP2001168528A JP2001168528A JP2002357295A JP 2002357295 A JP2002357295 A JP 2002357295A JP 2001168528 A JP2001168528 A JP 2001168528A JP 2001168528 A JP2001168528 A JP 2001168528A JP 2002357295 A JP2002357295 A JP 2002357295A
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pipe
compression ring
nipple
piece
enlarged
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JP2001168528A
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Inventor
Hideyuki Hama
秀行 濱
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】管の接続が完了したことを容易に確認できるよ
うにする。 【解決手段】接続を行う管の内部に挿入されるニップル
21が一体形成された継手本体2と、ニップル21より
も径が大きな拡径状態から管端部をニップル21に締め
付ける縮径状態への変形が可能な弾性材料製の圧縮リン
グ3と、圧縮リング3を拡径状態に保持する拡径片4
と、ニップル21の外周面に沿って管軸方向に移動可能
な可動部材8を設ける。可動部材8には、管の非接続時
に拡径片に対し管挿入方向の前方側に位置する係止部8
1及び管挿入方向の後方側に位置する押圧部82を設
け、管接続時において管先端にて可動部材8が管挿入方
向の前方側に移動し、この移動する可動部材8の押圧部
にて拡径片4が押されて圧縮リング3から離脱すること
により、圧縮リング3が縮径する構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水管・給湯管な
どの管の接続、特に合成樹脂管の接続に用いられる管継
手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、給水・給湯配管には鋳鉄管や鋼管
などが使用されている。また、最近では、例えば架橋ポ
リエチレンまたはポリブテン等の樹脂にて成形された合
成樹脂管(ホース等)が給水・給湯配管などに用いられ
るようになってきている。
【0003】合成樹脂管を接続する管継手としては、外
周面にシール用の突条が形成されたニップルを有する継
手本体と、この継手本体にねじ込まれる袋ナット(管貫
通穴付き)と、袋ナット内に配置される締め付けリング
を備え、管端部に締め付けリングと袋ナットを嵌め込
み、管端部内に継手本体のニップルを差し込んだ状態で
袋ナットを締め付ける構造のものが一般に知られてい
る。また、バンドにて管端部を締め付ける構造の管継手
もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した管
継手によれば、いずれも、工具を使用して、袋ナットの
ねじ込みやバンドの締め付けなどの作業を行う必要があ
るため、管接続に多くの時間を要する。しかも、締め込
み具合によりシール性能が大きく影響を受けるので、熟
練者以外の作業者が施工した場合には、接続の信頼性が
低くなるという問題がある。
【0005】本発明はそのような実情に鑑みてなされた
もので、施工性及び信頼性に優れ、しかも管の接続が完
了したことを容易に確認することが可能な管継手の提供
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の管継手は、接続
を行う管の内部に挿入されるニップルが一体形成された
継手本体と、ニップルよりも径が大きな拡径状態から管
端部をニップルに締め付ける縮径状態への変形が可能な
弾性材料製の圧縮リングと、圧縮リングを拡径状態に保
持する拡径片を備えた管継手において、ニップルの外周
面に沿って管軸方向に移動可能な可動部材が設けられて
おり、その可動部材は、管の非接続時に拡径片に対し管
挿入方向の前方側に位置する係止部及び管挿入方向の後
方側に位置する押圧部を有し、管接続時においてニップ
ルに差し込んだ管の先端が可動部材の係止部に当たっ
て、可動部材が管挿入方向の前方側に移動し、この移動
する可動部材の押圧部にて拡径片が押されて圧縮リング
から離脱することにより、圧縮リングが縮径するように
構成されていることによって特徴づけられる。
【0007】この発明の管継手によれば、管接続時にお
いて、管の先端面が圧縮リングの端面(管挿入方向の前
方側の端面)よりも前方に突き出したときに、可動部材
の係止部に管端面が当たって可動部材が移動して、拡径
片が圧縮リングから離脱するので、拡径片が離脱したと
きには、管の先端が圧縮リングの端面の前方に必ず位置
することになり、接続を行う管が正しい位置まで挿入さ
れたことを容易に確認することができる。また、図16
に示すように、接続を行う管100の先端面が管軸に対
して斜めに傾いている場合でも、問題なく管接続を行う
ことができる。
【0008】本発明の管継手は、接続を行う管の内部に
挿入されるニップルが一体形成された継手本体と、ニッ
プルよりも径が大きな拡径状態から管端部をニップルに
締め付ける縮径状態への変形が可能な弾性材料製の圧縮
リングと、圧縮リングの切り口部に配置されて圧縮リン
グを拡径状態に保持する拡径片を備えた管継手におい
て、圧縮リングには、切り口部を挟んだ両側に管挿入方
向の前方側に突出する突起が一体形成され、その突起間
に拡径片が挟み込まれて圧縮リングが拡径状態に保持さ
れており、管接続時においてニップルに差し込んだ管の
先端が圧縮リングの本体端面(締め付け部の端面)より
も前方に突き出したときに管先端にて拡径片が圧縮リン
グから離脱されて、圧縮リングが縮径するように構成さ
れていることによって特徴づけられる。
【0009】この発明の管継手によれば、管接続時にお
いて、管の先端面が圧縮リングの本体端面よりも前方に
完全に突き出した状態となったときに、管先端にて拡径
片が圧縮リングから離脱するので、拡径片が離脱したと
きには、管先端が圧縮リングの本体端面の前方に必ず位
置することになり、接続を行う管が正しい位置まで挿入
されたことを容易に確認することができる。また、図1
6に示すように、接続を行う管100の先端面が管軸に
対して斜めに傾いている場合でも、問題なく管接続を行
うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の実施形態の縦断面図であ
る。図2は図1のD−D矢視図、図3は図1のE−E断
面図である。図4は図3のF矢視図である。
【0012】この実施形態の管継手1は、例えば架橋ポ
リエチレンまたはポリブテン等の合成樹脂製の給水・給
湯管などの合成樹脂管100の接続に用いる継手であっ
て、継手本体2、圧縮リング3、拡径片4、継手外筒
5、袋ナット6、抜け止めリング7、及び可動リング8
などによって構成されている。
【0013】継手本体2は金属(例えば黄銅)の加工品
で、合成樹脂管100内に挿入されるニップル21が一
体形成されている。ニップル21の外周面には、その外
周方向に沿って延びる2本の溝部21a,21aが形成
されており、その各溝部21aにOリング9が取り付け
られている。
【0014】継手本体2には、接続対象となる部材のソ
ケット等に噛み合う装着用の雄ねじ2aが形成されてお
り、その装着用の雄ねじ2aをソケット等に合わせ、雄
ねじ2aの根元部に設けられた六角部2cをスパナやレ
ンチにて回転させることにより接続対象となる部材に管
継手1を接続することができる。また、継手本体2に
は、ニップル21の根元部に継手外筒5を固定するため
の雄ねじ2bが形成されている。
【0015】圧縮リング3は、鋼板(ばね鋼)を打ち抜
き加工等により展開形状を切り出した後にリング状に賦
形した部材で、ニップル21の側方周辺を囲うように配
置されている。圧縮リング3の切り口部は凹凸の嵌め合
い構造なっており、その切り口部の一部分が、後述する
拡径片4のはさみ面3aとなっている(図4)。
【0016】圧縮リング3は、自由な状態(図8参照)
での内径が、接続を行う合成樹脂管100の外径よりも
所定量だけ小さい寸法となるように設定されており、ニ
ップル21に嵌め込まれた合成樹脂管100の全周を略
均等な力にて押圧する(締め付ける)ことができる。
【0017】拡径片4は、高剛性の鋼板の加工品で、下
端部に脚部4aが一体形成されている。拡径片4は、図
1〜図3に示すように、圧縮リング3の先端側の端部
(管挿入方向の前方側の端部)に配置され、圧縮リング
3のはさみ面3a,3a間に、圧縮リング3の弾性力に
抗して取り付けられる。この取付状態で、圧縮リング3
の内面とニップル21の外面との間に合成樹脂管100
を挿入することが可能な空間が形成されるとともに、拡
径片4の脚部4aがその空間内に突出した状態で配置さ
れる。
【0018】継手外筒5は透明(または半透明)の樹脂
成形品で、ニップル21及び圧縮リング3の側方を覆う
形状に加工されている。継手外筒5の根元部には、継手
本体2の雄ねじ2bに噛み合う雌ねじ5bが形成されて
おり、これら雄ねじ2bと雌ねじ5bの噛み合いにより
継手外筒5が継手本体2に固定されている。また、継手
外筒5の外周面には、先端から中央部にかけて雄ねじ5
aが形成されており、この雄ねじ5aに袋ナット(青銅
等の金属製)6がねじ込まれている。
【0019】抜け止めリング7は、ばね鋼の加工品で、
合成樹脂管100が挿入される向きに傾斜する複数枚の
刃7a・・7aが一体形成されており、その各刃7aの先
端が継手本体2に挿入された合成樹脂管100の外周面
に引っ掛かることにより、合成樹脂管100の抜けが防
止される。抜け止めリング7は袋ナット6によって外方
への抜けが阻止される。
【0020】可動リング8は、透明樹脂(または半透明
樹脂)の成形品で、図5及び図6に示すように、円筒体
80の一端(先端)に一体形成された係止フランジ(内
フランジ)81と、円筒体80の他端(後端)に一体形
成された押圧フランジ(外フランジ)82とを備えてい
る。円筒体80の内径は、合成樹脂管100の外径より
も僅かに大きい寸法に加工されており、この円筒体80
内に合成樹脂管100が挿入されると、その合成樹脂管
100の端面が係止フランジ81に当たるようになって
いる(図7参照)。
【0021】可動リング8はニップル21と圧縮リング
3との間に、ニップル21の外周面に沿って管軸方向に
移動自在に配置されており、管の非接続状態のときに、
図1に示すように、係止フランジ81が圧縮リング3の
先端面3bに対し管挿入方向の前方側に位置し、押圧フ
ランジ82が拡径片4の後方側に位置するとともに、押
圧フランジ82が拡径片4の脚部4aに対面する。
【0022】次に、管接続の手順を説明する。
【0023】まず、図1に示すように、接続を行う合成
樹脂管100の中心と管継手1のニップル21の中心と
を合わせた状態で、合成樹脂管100を継手本体2の内
部に挿入して管端部をニップル21に差し込み、次いで
合成樹脂管100を更に押し込む。
【0024】この押し込み時において、まず、図7
(A)に示すように、合成樹脂管100の先端が可動リ
ング8の円筒体80内に入り込み、その先端面が係止フ
ランジ81に当たる。合成樹脂管100の先端面が係止
フランジ81に当たった時点(図7(B))から、可動
リング8が管挿入方向の前方へと移動し、可動リング8
の移動により押圧フランジ82が拡径片4の脚部4aに
当たる。この時点から、脚部4aが管挿入方向の前方に
向けて押圧され、拡径片4が圧縮リング3に対して抜け
方向に移動される。そして、可動リング8の押圧フラン
ジ82が圧縮リング3の先端面3b付近に達すると、拡
径片4が圧縮リング3から回転しながら離脱し(図7
(C)及び図8)、圧縮リング3が縮径して図8に示す
状態となる。
【0025】この圧縮リング3の縮径により、合成樹脂
管100の管端部が圧縮リング3の弾性力にて締め付け
られた状態となるとともに、図9に示すように、ニップ
ル21外周面に配置のOリング9,9が合成樹脂管10
0の内周面に密着してシールが確保される。
【0026】ここで、この実施形態において、圧縮リン
グ3から離脱した拡径片4は、ニップル21と継手外筒
5との間に形成される空間に残るようになっているの
で、圧縮リング3の弾性力により拡径片4が勢いよく離
脱しても、接続作業者等に当たるおそれがなく、接続作
業を安全に行うことができる。
【0027】また、継手外筒5が透明(または半透明)
の樹脂にて構成されているので、拡径片4が圧縮リング
3から離脱したか否かを目視にて確認することができ、
管接続を確実に行うことができる。
【0028】さらに、この実施形態では、可動リング8
が透明(または半透明)の樹脂にて構成されており、し
かも可動リング8先端の係止フランジ81が圧縮リング
3の先端面3bよりも前方側に突き出した後に、圧縮リ
ング3から拡径片4が離脱して圧縮リング3が縮径する
ので、拡径片4が離脱したときには、合成樹脂管100
の先端面が必ず圧縮リング3の先端面3bよりも前方側
に位置する。これにより、合成樹脂管100が正しい位
置まで挿入されたことを目視にて容易に判断することが
でき、合成樹脂管100の接続が正常な状態で完了した
ことを確認することができる。
【0029】また、この実施形態では、可動リング8が
無い場合と比べて管挿入の余裕代(可動リング8の係止
フランジ81と押圧フランジ82との間の距離に相当す
る長さ)があるので、図16に示すように、接続を行う
合成樹脂管100の先端面が管軸に対して斜めに傾いて
いる場合でも、問題なく管接続を行うことができる。
【0030】なお、この実施形態において用いる可動リ
ングとしては、図5に示す形状のほか、例えば図10
(A)に示すように、係止フランジ181と押圧フラン
ジ182とを複数の連結片180・・180にて相互に連
結した構造の可動リング108、あるいは図10(B)
に示すように、押圧フランジ282の前面に、爪状(L
字形)の係止片281・・281を回転対称に配置した構
造の可動リング208などを挙げることができる。
【0031】これら図10に示した構造の可動リング1
08,208は、構成材料が透明(または半透明)でな
くても、内部に挿入された合成樹脂管100の先端部を
目視にて確認することができるので、例えば鋼板のプレ
ス加工品など、金属製の可動リングとすることができ
る。
【0032】図11は本発明の管継手の他の実施形態の
縦断面図である。図12は図11のG−G断面図、図1
3は図12のH矢視図である。
【0033】この実施形態の管継手10は、例えば架橋
ポリエチレンまたはポリブテン等の合成樹脂製の給水・
給湯管などの合成樹脂管100の接続に用いる継手であ
って、継手本体2、圧縮リング30、拡径片4、継手外
筒5、袋ナット6、及び抜け止めリング7などによって
構成されている。これら構成部材のうち、圧縮リング3
0以外の部材、つまり継手本体2、拡径片4、継手外筒
5、袋ナット6及び抜け止めリング7の各構成は、前記
した実施形態と同じであるので、その詳細な説明は省略
する。また、この実施形態では、図5に示した可動リン
グ8は用いていない。
【0034】圧縮リング30は、鋼板(ばね鋼)を打ち
抜き加工等により展開形状を切り出した後にリング状に
賦形した部材で、ニップル21の側方周辺を囲うように
配置されている。圧縮リング30の切り口部は凹凸の嵌
め合い構造なっている。
【0035】圧縮リング30の切り口部を挟んだ両側に
は、図13に示すように、圧縮リング30の本体端面
(締め付け部の先端面)30bから管挿入方向の前方側
に突出する突起31,31が一体形成されており、その
各突起31,31の対向面がはさみ面30aとなってい
る。
【0036】圧縮リング30は、自由な状態(図8参
照)での内径が、接続を行う合成樹脂管100の外径よ
りも所定量だけ小さい寸法となるように設定されてお
り、ニップル21に嵌め込まれた合成樹脂管100の全
周を略均等な力にて押圧する(締め付ける)ことができ
る。
【0037】圧縮リング30には、図12及び図13に
示すように、2つの突起31,31間に拡径片4が、圧
縮リング30の弾性力に抗して取り付けられる。この取
付状態で、圧縮リング30の内面とニップル21の外面
との間に合成樹脂管100を挿入することが可能な空間
が形成されるとともに、拡径片4の脚部4aがその空間
内に突出した状態で配置される。
【0038】次に、管接続の手順を説明する。
【0039】まず、図11に示すように、接続を行う合
成樹脂管100の中心と管継手10のニップル21の中
心とを合わせた状態で、合成樹脂管100を継手本体2
の内部に挿入して管端部をニップル21に差し込み、次
いで合成樹脂管100を更に押し込む。
【0040】この押し込み時において、図14(A)〜
(B)に示すように、合成樹脂管100の先端が圧縮リ
ング30の本体端面30bよりも前方側に突き出した後
に、合成樹脂管100の先端が拡径片4の脚部4aに当
たり、この時点から脚部4aが継手本体2の管挿入方向
の前方に向けて押圧され、拡径片4が圧縮リング30に
対して抜け方向に移動される。そして、合成樹脂管10
0の先端が圧縮リング30の突起31の先端付近に達す
ると、拡径片4が圧縮リング30から回転しながら離脱
し、圧縮リング30が縮径して図15に示す状態とな
る。
【0041】この圧縮リング30の縮径により、合成樹
脂管100の管端部が圧縮リング30の弾性力にて締め
付けられた状態となるとともに、図15に示すように、
ニップル21外周面に配置のOリング9,9が合成樹脂
管100の内周面に密着してシールが確保される。
【0042】ここで、この実施形態において、圧縮リン
グ30から離脱した拡径片4は、ニップル21と継手外
筒5との間に形成される空間に残るようになっているの
で、圧縮リング30の弾性力により拡径片4が勢いよく
離脱しても、接続作業者等に当たるおそれがなく、接続
作業を安全に行うことができる。
【0043】また、継手外筒5が透明(または半透明)
の樹脂にて構成されているので、拡径片4が圧縮リング
30から離脱したか否かを目視にて確認することがで
き、管接続を確実に行うことができる。
【0044】さらに、この実施形態では、合成樹脂管1
00の先端が圧縮リング30の本体端面30bから完全
に突き出した状態となったときに、圧縮リング30から
拡径片4が離脱して圧縮リング30が縮径するので、拡
径片4が離脱したときには、合成樹脂管100の先端面
が必ず圧縮リング30の本体端面30bよりも前方側に
位置する。従って、合成樹脂管100が正しい位置まで
挿入されたことを目視にて容易に判断することができ、
合成樹脂管100の接続が正常な状態で完了したことを
確認することができる。
【0045】また、この実施形態では、拡径片保持用の
突起が無い圧縮リングを用いた場合と比べて、管挿入の
余裕代(圧縮リング30の本体端面30bから拡径片4
の脚部4aまでの距離に相当する長さ)があるので、図
16に示すように、接続を行う合成樹脂管100の先端
面が管軸に対して斜めに傾いている場合でも、問題なく
管接続を行うことができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の管継手に
よれば、管接続時においてニップルに差し込んだ管の押
し込み力にて拡径片を離脱させることにより圧縮リング
を縮径させ、この圧縮リングの弾性力によって管壁体を
ニップル外周面に押し付ける構造となっているので、合
成樹脂管の管端部をニップルに合わせて差し込むだけ
で、工具等を用いることなく、管接続をワンタッチで行
うことができる。
【0047】しかも、管接続時において、管先端が圧縮
リングの端面よりも前方に完全に突き出した後に、圧縮
リングから拡径片が離脱して圧縮リングが縮径する構造
となっているので、管が正しい位置まで挿入されたこと
を目視にて容易に判断することができ、管接続が正常な
状態で完了したことを確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管継手の実施形態の縦断面図である。
【図2】図1のD−D矢視図である。
【図3】図1のE−E断面図である。
【図4】図3のF矢視図である。
【図5】本発明の実施形態に用いる可動リングの斜視図
である。
【図6】同じく可動リングの縦断面図である。
【図7】図1の実施形態の作用説明図である。
【図8】圧縮リングの縮径状態を示す図である。
【図9】図1の実施形態の使用状態を示す縦断面図であ
る。
【図10】可動リングの変形例を示す斜視図である。
【図11】本発明の管継手の他の実施形態の縦断面図で
ある。
【図12】図11のG−G断面図である。
【図13】図12のH矢視図である。
【図14】図11の実施形態の作用説明図である。
【図15】図11の実施形態の使用状態を示す縦断面図
である。
【図16】管端面の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,10 管継手 2 継手本体 21 ニップル 21a 溝部 3,30 圧縮リング 3a,30a はさみ面 3b 先端面 30b 本体端面 31 突起(拡径片保持用) 4 拡径片 4a 脚部 5 継手外筒 5a 雄ねじ 51 嵌合凸部 6 袋ナット 7 抜け止めリング 8 可動リング(可動部材) 80 円筒体 81 係止フランジ(係止部) 82 押圧フランジ(押圧部) 9 Oリング 100 合成樹脂管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続を行う管の内部に挿入されるニップ
    ルが一体形成された継手本体と、ニップルよりも径が大
    きな拡径状態から管端部をニップルに締め付ける縮径状
    態への変形が可能な弾性材料製の圧縮リングと、圧縮リ
    ングを拡径状態に保持する拡径片を備えた管継手におい
    て、 ニップルの外周面に沿って管軸方向に移動可能な可動部
    材が設けられており、その可動部材は、管の非接続時に
    拡径片に対し管挿入方向の前方側に位置する係止部及び
    管挿入方向の後方側に位置する押圧部を有し、管接続時
    においてニップルに差し込んだ管の先端が可動部材の係
    止部に当たって、可動部材が管挿入方向の前方側に移動
    し、この移動する可動部材の押圧部にて拡径片が押され
    て圧縮リングから離脱することにより、圧縮リングが縮
    径するように構成されていることを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 接続を行う管の内部に挿入されるニップ
    ルが一体形成された継手本体と、ニップルよりも径が大
    きな拡径状態から管端部をニップルに締め付ける縮径状
    態への変形が可能な弾性材料製の圧縮リングと、圧縮リ
    ングの切り口部に配置されて圧縮リングを拡径状態に保
    持する拡径片を備えた管継手において、 圧縮リングには、切り口部を挟んだ両側に管挿入方向の
    前方側に突出する突起が一体形成され、その突起間に拡
    径片が挟み込まれて圧縮リングが拡径状態に保持されて
    おり、管接続時においてニップルに差し込んだ管の先端
    が圧縮リングの本体端面よりも前方に突き出したときに
    管先端にて拡径片が圧縮リングから離脱されて、圧縮リ
    ングが縮径するように構成されていることを特徴とする
    管継手。
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