JP3072203U - 管継手シール機構 - Google Patents
管継手シール機構Info
- Publication number
- JP3072203U JP3072203U JP2000001936U JP2000001936U JP3072203U JP 3072203 U JP3072203 U JP 3072203U JP 2000001936 U JP2000001936 U JP 2000001936U JP 2000001936 U JP2000001936 U JP 2000001936U JP 3072203 U JP3072203 U JP 3072203U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- tapered
- joint
- tapered surface
- annular groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接続配管の継手管と、締付用袋ナットを螺締
結合し、継手管の外面のテーパー面と袋ナットの内面の
テーパー面との間に可撓管の先端のテーパー拡管部を係
挿し一体に接続してなる管継手において、継手管の外面
のテーパー面先端に障害物が当っても傷が付きにくくす
ると共に、シールパッキンによるシール性を確保しなが
ら小さい締付力で軽く操作できるようにすること。 【解決手段】 継手管の外面のテーパー面に該テーパー
面に対して接線方向で且つ管軸心に対して直交する向き
にコ字形凹状の環状溝を形成し、この環状溝に弾性リン
グからなるシールパッキンを外嵌してこのシールパッキ
ンの先端突出部を前記可撓管のテーパー拡管部の内面に
傾斜状に押接してなる構成とすることにより解決する。
結合し、継手管の外面のテーパー面と袋ナットの内面の
テーパー面との間に可撓管の先端のテーパー拡管部を係
挿し一体に接続してなる管継手において、継手管の外面
のテーパー面先端に障害物が当っても傷が付きにくくす
ると共に、シールパッキンによるシール性を確保しなが
ら小さい締付力で軽く操作できるようにすること。 【解決手段】 継手管の外面のテーパー面に該テーパー
面に対して接線方向で且つ管軸心に対して直交する向き
にコ字形凹状の環状溝を形成し、この環状溝に弾性リン
グからなるシールパッキンを外嵌してこのシールパッキ
ンの先端突出部を前記可撓管のテーパー拡管部の内面に
傾斜状に押接してなる構成とすることにより解決する。
Description
【0001】
本考案は管継手、特に金属製の可撓管をガス器具やガス管等に接続する管継手 に関するものである。
【0002】
図3は、上記管継手の従来の構造を示す断面図である。 外周面が樹脂コーティングされた可撓管(1)の一端は先端に向って拡大する テーパー拡管部(11)となっており、該拡管部(11)の外側には、前記テー パー拡管部(11)の外面に一致するテーパー面(20)を具備するナット(2 )が回動自在に螺締されている。
【0003】 上記ナット(2)には、先端外周が上記テーパー拡管部(11)の内面に一致 するテーパー面(30)となった継手管(3)が螺入されていると共に、該継手 管(3)内にはガス器具のガス入口となる接続配管(8)が螺合できるようにな っている。 このものでは、継手管(3)と袋ナット(2)を螺合して締め付けると、継手 管(3)のテーパー面(30)が可撓管(1)のテーパー拡管部(11)に気密 状態で圧接され、該圧接面で配管接続部のシール性が確保される。
【0004】
しかしながら、上記従来のものでは次の問題がある。 継手管(3)の先端のテーパー面(30)にスパナ等の工具が衝突したり、作 業現場で継手管(3)を誤って落下させると、該継手管(3)のテーパー面(3 0)に傷が付き易い。
【0005】 そして、上記テーパー面(30)に傷が付くと、継手管(3)のテーパー面( 30)と可撓管(1)のテーパー拡管部(11)の接触面のうち、前記傷の部位 の気密性が悪くなってシール性能が低下する。
【0006】 また、従来において、シール性を高めるためにシール面にリングパッキンを設 けることは通常よく行われるが、シール面に直交する向きに溝を設け、この溝に パッキンを設けるものであって、パッキングに作用する力が直交方向より一直線 に掛るため大きな締付力を要して、その割にシール効果が悪いという問題がある 。
【0007】 本考案は係る点に鑑みてなされたもので、接続配管(8)の継手管(3)と、 締付用袋ナット(2)を螺締結合し、継手管(3)の外面のテーパー面(30) と袋ナット(2)の内面のテーパー面(20)との間に可撓管(1)の先端のテ ーパー拡管部(11)を係挿し一体に接続してなる管継手において、継手管の外 面のテーパー面先端に障害物が当っても傷が付きにくくすると共に、シールパッ キンによるシール性を確保しながら小さい締付力で軽く操作できるようにし、こ れにより前記配管接続部のシール状態の信頼性の向上を図ることをその課題とす る。
【0008】
上記課題を解決するための本考案の技術的手段は、継手管の外面のテーパー面 に該テーパー面に対して接線方向で且つ管軸心に対して直交する向きにコ字形凹 状の環状溝を形成し、この環状溝に弾性リングからなるシールパッキンを外嵌し てこのシールパッキンの先端突出部を前記可撓管のテーパー拡管部の内面に傾斜 状に押接してなることである。
【0009】 上記技術手段によれば、継手管の外面のテーパー面に形成された環状溝に外嵌 されたシールパッキンは、継手管と袋ナットを締付けた際に可撓管先端のテーパ ー拡管部の内面に押接して該部分のシール性が確保されるが、この押接力は相対 的に傾斜した面に対して作用するため分力(X.Y)が働き、環状溝の2つの壁 (a.b)にパッキンの押付力が作用することとなる。従って締付力は小さい力 で軽く操作でき、シール性も向上する。また継手管の外面のテーパー面は、落下 したときでもシールパッキンの先端突出部により保護され、傷がつき難い。
【0010】
次に本考案の実施の形態を説明する。 図1に示すように、金属製の蛇腹管13とその外周をコーティングされた樹脂 被膜14から成る可撓管1の一端は、前方に向って拡管したテーパー拡管部11 となっている。
【0011】 前記テーパー拡管部11を収容した状態で可撓管1に回動自在に外嵌する金属 製の袋ナット2の内周には、前記テーパー拡管部11の外周面に重なるテーパー 面20が形成されている。又、袋ナット2には上記可撓管1と反対側から継手管 3を螺入する為の雌ネジ22が刻設されていると共に、該袋ナット2の外周は六 角柱面状に形成されてスパナが係合できるようになっている。
【0012】 上記袋ナット2の雌ネジ22に螺入する継手管3は、該螺入方向の先端外周に 先細り状テーパー面30を具備しており、該テーパー面30は可撓管1のテーパ ー拡管部11の内周面に気密状態で重なる形状を有している。この継手管30の 外面のテーパー面30には、該テーパー面に対して接線方向(X)で且つ管軸の 軸心に直交する向き(Y)にコ字形凹状の環状溝32が形成され、この環状溝3 2に弾性リングからなるシールパッキング34が外嵌装着されている。
【0013】 又、継手管3の先端部外周には、袋ナット2の雌ネジ22に螺入される雄ネジ 36が刻設されると共に、その後端部外周は六角状に形成されて該部分がスパナ 係合部38となっている。更に、継手管3の後端部内周面には雌ネジ39が刻設 され、これに配管8が接続される。
【0014】
可撓管1の一端に外嵌装着された袋ナット2を継手管3の雄ネジ36に螺合し てスパナで締め付け、これにより、可撓管1のテーパー拡管部11をテーパー面 20.30で挟圧する。すると、継手管3の先端のテーパー面30に装着された パッキン34がテーパー拡管部11の内面に気密状態に圧接されてシール性が確 保される。この時パッキン34は図2に示すように拡管部11の内面11aに対 して締付け方向(Y)と接線方向(X)に分力が作用することとなり、その結果 パッキン34は環状溝32の底部(b)と後壁(a)に押圧される。即ち(Y) 方向の締付力は接線方向(X)の分力により軽減され、而も2つの面(a.b) の圧着によりシール効果も高められる。
【0015】 又、環状溝32は上記の傾斜により溝巾(W)に対して溝の深さ(T)を大き くとることができその結果、シール性向上に役立ちガス洩れを完全に無くすこと が期待できる。
【図1】本考案の一実施例を示す管継手の縦断側面図。
【図2】シールパッキンの押接部の拡大した断面図であ
る。
る。
【図3】従来例を示す管継手の断面図。
1 可撓管 2 締付用袋ナット 3 継手管 8 配管 11 テーパー拡管部 20.30 テーパー面 32 環状溝
Claims (2)
- 【請求項1】 接続配管(8)の継手管(3)と、締付
用袋ナット(2)を螺締結合し、継手管(3)の外面の
テーパー面(30)と袋ナット(2)の内面のテーパー
面(20)との間に可撓管(1)の先端のテーパー拡管
部(11)を係挿し一体に接続してなる管継手におい
て、継手管(3)の外面のテーパー面(30)に該テー
パー面に対して接線方向で且つ管軸心に対して直交する
向きにコ字形凹状の環状溝(32)を形成し、この環状
溝(32)に弾性リングからなるシールパッキン(3
4)を外嵌してこのシールパッキン(34)の先端突出
部(34a)を前記可撓管(1)のテーパー拡管部(1
1)の内面に傾斜状に押接してなることを特徴とする管
継手シール機構。 - 【請求項2】 前記環状溝(32)は溝巾(W)と深さ
(T)が ( W<T ) の関係に規定されてなる請求項1記載の管継手シール機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001936U JP3072203U (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 管継手シール機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001936U JP3072203U (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 管継手シール機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3072203U true JP3072203U (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=43205508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000001936U Expired - Lifetime JP3072203U (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 管継手シール機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3072203U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011149631A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Hitachi Appliances Inc | ヒートポンプ給湯機 |
JP2018096424A (ja) * | 2016-12-12 | 2018-06-21 | 株式会社タツノ | 脱圧器 |
-
2000
- 2000-03-31 JP JP2000001936U patent/JP3072203U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011149631A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Hitachi Appliances Inc | ヒートポンプ給湯機 |
JP2018096424A (ja) * | 2016-12-12 | 2018-06-21 | 株式会社タツノ | 脱圧器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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