JP4179582B2 - 細径配管接続用コネクターおよび該コネクターを用いた細径配管接続方法 - Google Patents

細径配管接続用コネクターおよび該コネクターを用いた細径配管接続方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に自動車或いは各種の機械、装置等に給油、給気等の供給路として配設される管径が凡そ20mm程度以下の、比較的細径からなる金属管ないしは樹脂チューブ(以下単に「配管」という。)の接続用コネクターに係り、詳しくは配管と相手部品との接続に際し、簡略な操作で配管流路と、コネクター本体と相手部品との気密が同時に保持し得る細径配管接続用コネクターと、該コネクターを用いた細径配管接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の細径配管接続用コネクターとしては、例えば図20に示すようにコネクター本体21の周壁部に穿設した係合孔25の、後端周部のなす掛支壁21′の該孔縁部に、軸芯中央の貫孔の周壁部にその組み付け方向の前部に位置して、前方内側に傾斜する複数の爪壁23を有するソケット体22を、該爪壁23のなす基部の肩部24を係合した状態をもって、その後端側の環状周壁部23′を挿着して内装せしめ、内部に組み込ませた配管Poの環状膨出部Po′を係圧して接続せしめるように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来技術においては、前記ソケット体22にあって配管Po接続時の押圧挿入に伴う爪壁23でのスナップ機能に頼るため、さらには複数の爪壁23を有するソケット体22を該爪壁23のなす基部の肩部24を係合した状態をもって、後端側の環状周壁23′を挿着して内装せしめることに起因して、ソケット体22の形状を径方向に大ならしめる必要に迫られ、結果としてコネクター本体21を含む製品の大型化を招き、狭い場所での配設作業の妨げとなっていた。
【0004】
また、上記従来技術においてはコネクタ本体21と配管Poとの気密は、シールリング部材やブッシュ部材によって確保されるよう構成されているが、コネクター本体21と相手部品との気密は両者の螺合部分にシーラントを塗布したり、或いはコネクター本体21と相手部品との当接部に、Oリング等のパッキング部材の組付けを行うことにより保たれており、その操作は煩雑であり解決を望まれる課題であった。
【0005】
本発明は斯かる従来技術に残された課題を解決することを目的とし、具体的にはよりコンパクトな構造で、しかも配管流路と配管接続用コネクターと相手部品との気密が、十分に確保し得る細径配管接続用コネクターを提供すると共に、該細径配管接続用コネクターを用いることにより、簡略な操作で所期の作業が完結できる細径配管接続方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成しうるための本発明による第1の実施態様は、軸芯に細径配管を嵌挿する孔が貫設され、一端に対応する相手部品に当接するフランジ部、それに連なる他端が円筒部からなるコネクター本体であって、該円筒部外周面の該フランジ部近傍には相手部品の雌ネジに螺合するための雄ネジが形成され、該雄ネジを除く円筒部の外周方向に等分に少なくとも2以上の切欠き部が設けられ、該切欠き部の切欠き残部が、それぞれ舌状の弾性爪壁をなして内方に付勢され、該弾性爪壁の先端爪先部分は半円弧状に形成され、その内周面にはシールリング部材を内装する溝部が設けられ、一方、該フランジ部の外周方向の一部、または全周に亘りノッジが設けられてなることを特徴的構成要件とするとする細径配管接続用コネクターにある。
【0007】
本発明に係る第2の実施態様は、前記実施態様1に記載の細径配管接続用コネクターにおいて、前記コネクターのフランジ部を覆って後方開放部を閉鎖する防塵キャップであって、外周面に形成された外壁部とそれに連なる後壁部からなり、該外壁部の内周面に前記コネクター本体のフランジ部に設けられたフックに係合する凹部が形成され、該後壁部の前記コネクター本体の内径部に相当する部分が薄肉部からなり、該フランジ部後方の開放部を閉鎖して、コネクター本体内への塵埃の混入を防止するための、防塵キャップが取り付けられてなることを特徴的構成要件とする細径配管接続用コネクターにある。
【0008】
本発明に係る第3の実施態様は、前記実施態様1乃至2に記載の細径配管接続用コネクターにおいて、軸芯に前記細径配管を摺動自在に嵌挿する孔が貫設され、一端にフランジ部、それに連なる他端が円筒部からなるリリーサーを、コネクター本体の後部に備えてなることを特徴的構成要件とする細径配管接続用コネクターにある。
【0009】
本発明に係る第4の実施態様は、軸芯に細径配管を嵌挿する孔が貫設され、一端に対応する相手部品に当接するフランジ部、それに連なる他端が円筒部からなるコネクター本体であって、該円筒部外周面の該フランジ部近傍には相手部品の雌ネジに螺合するための雄ネジが形成され、該雄ネジを除く円筒部の外周方向に等分に2つの切欠き部が設けられ、該切欠き部の切欠き残部が、それぞれ舌状の弾性爪壁をなして内方に付勢され、該弾性爪壁の先端爪先部分は半円弧状に形成され、その内周面にはシーリング部材を内装する溝部が設けられ、一方、該フランジ部の外周方向の一部、または全周に亘りノッジが設けられ、さらに該フランジ部外周面にリリーサー付防塵キャップを係合するための、フックを形成してなることを特徴的構成要件とする細径配管接続用コネクターにある。
【0010】
本発明に係る第5の実施態様は、前記実施態様4に記載の細径配管接続用コネクターにおいて、軸芯に前記細径配管を摺動自在に嵌挿する孔が貫設され、一端が平盆型をなす正方形の後壁部、それに連なる他端が半筒部からなるリリーサー付防塵キャップであって、該平盆型をなす正方形の後壁部の外壁部内面に、左右対称に前記コネクター本体のフランジ部外周面に設けたフックに係合する凹部が設けられ、該フックと凹部とを介して、該リリーサー付防塵キャップと一体に形成されてなることを特徴的構成要件とするとする細径配管接続用コネクターにある。
【0011】
本発明に係る第6の実施態様は、軸芯に細径配管を嵌挿する孔が貫設され、略中心部に対応する相手部品に当接するフランジ部、それに連なる前方円筒部外周面には相手部品の雌ネジに螺合するための雄ネジが形成され、他方後方円筒部後端にはナット状のフランジ部が形成され、該ナット状フランジ部を含む後方円筒部の外周方向に等分に2つの切欠き窓が設けられ、該切欠き窓の切欠き残部が、それぞれ舌状の弾性爪壁をなして内方に付勢されてなることを特徴的構成要件とする細径配管接続用コネクターにある。
【0012】
本発明に係る第7の実施態様は、前記実施態様1乃至5に記載の細径配管接続用コネクターを用い、該コネクターの弾性爪壁の先端内周面に形成された溝部に、シールリング部材を装填し、該コネクターの円筒部外周面に形成した雄ネジを相手部品の雌ネジに螺合して一体とした後、予め先端に2条のスプール部(環状膨出部)を形成した細径配管を、コネクターの後方フランジ部より押し込み、第1スプール部(先端側環状膨出部)先端で該弾性爪壁のテーパー面を押し拡げつつ更に挿入し、前記溝部から離脱して細径配管外周部に巻着されたシールリング部材を、該第1スプール部先端で相手部品の壁面に圧接すると共に、該溝部は後方の第2スプール部(後方環状膨出部)を覆うように軸芯方向に閉じることを特徴的構成要件とする細径配管接続方法にある。
【0013】
本発明に係る第8の実施態様は、前記第7の実施態様において用いた細径配管接続用コネクターの、該弾性爪壁の先端に形成された溝部に装填するシールリング部材に、さらに円盤状の2つのバックアップリングを加え、該バックアップリングによって該シールリング部材を、前後に挟持するように装填することを特徴的構成要件とする細径配管接続方法にある。
【0014】
本発明に係る第9の実施態様は、前記第7乃至第8の実施態様において用いた細径配管接続用コネクターの、該細径配管のスプール部の前方に、予め円筒状のバックアップリングを嵌挿し、該バックアップリングとシールリング部材とにより、流路の気密を保持することを特徴的構成要件とする細径配管接続方法にある。
【0015】
本発明に係る第10の実施態様は、前記実施態様6に記載の細径配管接続用コネクターを用い、該コネクターの前方円筒部外周面に形成した雄ネジを、相手部品の雌ネジに螺合して一体とした後、細径配管先端に形成したスプール部の前方に、予めシールリング部材及び/又はバックアップリングを挿入し、次いで前記細径配管を該コネクター後方より押し込み、該コネクター本体に形成した舌状の弾性爪壁の先端で、細径配管スプール部の後部を圧接することにより、該細径配管流路の気密を保持することを特徴的構成要件とする細径配管接続方法にある。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明を添付した図面に基づき更に詳細に説明するが、本発明はこれにより拘束されるものではなく、本発明の主旨の範囲内において自由に設計変更が可能である。
図1は本発明の細径配管接続用コネクターの一実施例に係る接続状態を示す長手方向半截図、図2は同実施例の配管接続前の状態を示す長手方向半截図、図3は同じく配管接続途中の状態を示す長手方向半截図、図4は同実施例の細径配管接続用コネクター本体を示し、(a)は縦断側面図、(b)は正面図、(c)は背面図、(d)は該コネクター本体に組込まれるシールリング部材を示す断面図、図5は同上実施例における細径配管単体を示す一部破断側面図、図6は本発明に係る他の実施例の細径配管接続状態(図1に相当)を示す長手方向半截図であり、図7は同実施例の細径配管接続前(図2に相当)の状態を示す長手方向半截図、図8はさらに他の実施例の細径配管接続状態(図1に相当)を示す長手方向半截図、図9(a)は同実施例の配管接続前(図2に相当)の状態を示す長手方向半截図、同(b)は同実施例において用いられるバックアップリングを示す斜視図、同(c)は細径配管単体を示す一部破断側面図、図10は本発明に係る更に他の実施例の細径配管接続状態(図1に相当)を示す長手方向半截図、図11は同実施例において用いられるコネクター本体を示し、(a)は縦断側面図、(b)は背面図、図12は同実施例において用いられる防塵キャップを示し、(a)は背面図、(b)は半截側面図、(c)は(a)のA−A線断面図、図13は同実施例において用いられるリリーサーを示し、(a)は半截側面図、(b)は正面図、図14(a)は本発明に係る更に他の実施例の細径配管接続状態(図1に相当)を示す長手方向半截図、(b)は背面図、図15(a)は同実施例におけるリリース時の状態を示す長手方向半截図で、(b)は背面図、図16は同実施例におけるコネクター本体を示し、(a)は縦断側面図、(b)は正面図、(c)は背面図、図17は同実施例において用いられるリリーサー付防塵キャップを示し、(a)は半截側面図、(b)は正面図、(c)は背面図、図18(a)は本発明に係る更に他の実施例の細径配管接続状態(図1に相当)を示す長手方向半截図、(b)は背面図、図19(a)は同実施例の細径配管接続前(図2に相当)の状態を示す長手方向半截図、(b)は背面図である。
【0017】
本発明における第1の実施態様において用いられる細径配管接続用コネクター(以下、単に「コネクター」という。)は、図1〜4に示すように軸芯に配管を嵌挿する孔が貫設され、一端にフランジ部1−1それに連なる他端が円筒部1−2からなるコネクター本体1であって、該円筒部1−2の該フランジ部1−1の近傍には、相手部品への組み付けの際、該相手部品の雌ネジに螺合するための雄ネジ8が形成されている。該円筒部1−2の該雄ネジ8の形成部を除く外周方向に、4等分された切欠き部5が形成され、該切欠き部5の切欠き残部がそれぞれ舌状の弾性爪壁4をなして好ましくは内方に付勢されている。該弾性爪壁4の先端爪先4−1は半円弧状に形成され、その内周面には溝部4−2が設けられ、図2並びに図3に示すように配管接続前には、シールリング部材7を収納するスペースとして用いられる。また、本例における前記フランジ部1−1は相手部品に組み込む際、スパナを係合するために好ましくは六角のナット状に形成され、該ナット状フランジ部1−1の外周部のほぼ全周に亘りノッジ(切り込み)9が施され、該ノッジ9はコネクター本体1を相手部品に螺合して組み込む際に、その弾発力でスプリングワッシャの代用としてゆるみ止め機能する。
【0018】
前記コネクター1を用いた本例の配管接続方法は、弾性爪壁4の爪先4−1の内周部に形成した溝部4−2に、図2に示すように予めシールリング部材7を装填しておき、その後該コネクター本体1の円筒部1−2に形成された雄ネジ8を相手部品の雌ネジに螺合することにより、コネクター本体1の相手部品への組み込みを完了する。この際、コネクター本体1のフランジ部1−1は、六角ナット状に形成されているため、組み付け工具のレンチに対応し、該フランジ部1−1に形成されたノッジ9の作用により、スプリングワッシャ等を用いることなく簡略な操作で強固な組み込みが完了する。
【0019】
次いで図5に示すように先端部に第1スプール部(環状膨出部)6−1、第2スプール部6−2を設けた配管Pを、コネクター本体1の後方より押し込むと、先端側の第1スプール部6−1が弾性爪壁4のテーパー部に当り、これを押し拡げると共にシールリング部材7は該弾性爪壁4の溝部4−2から離脱し、図3に示すように該第1スプール部6−1の前面の配管に巻着してセットされる。その後更に配管Pを押し込むと図1に示すように該シールリング7は第1スプール部6−1の前面と、相手部品の壁面との間において係圧され配管流路の気密を完全に保持する。一方、弾性爪壁4の該溝部4−2は軸芯方向に閉じて、該配管Pの後方の第2スプール部6−2を覆って配管Pとコネクター1との接続状態を安定的に維持する。
【0020】
このように、本例においてはシールリング部材7を、弾性爪壁4の爪先4−1に設けた溝部4−2に予め装填したコネクター本体1を、相手部品に螺合しておくことにより、その後は単に配管Pを該コネクター本体1の後方より押し込むだけで、配管Pとコネクター本体1との接続が完了し、しかもシールリング部材7は傷つくこともなく組み込まれ、且つ、相手部品と配管Pに設けた第1スプール部6−1のとの間に係圧されて流路の気密を保持するため、相手部品とコネクター本体1との接続部分、即ち螺合部分にシーラントを塗布するなど、更なる気密保持手段を施すという煩わしい手段を労することなく、相手部品とコネクター本体1との気密をも、併せて保持することが確認された。更に、相手部品とコネクター本体1との組み付け作業は、組み立てラインを外れたいわゆるサブラインでの作業が可能なため、メインの組み立てラインにおいては、単にコネクター本体1への配管Pの押し込み作業のみで、配管の接続が完了して作業の効率化に著しく寄与することも確認された。
【0021】
次に、前記と同様のコネクター1を用い、弾性爪壁4の先端溝部4−2に装填するシールリング部材7に加え、図7に示すように略円盤状のバックアップリング10−1、10−2を、該シールリング部材7を両側から挟持するようにセットし、それ以外は実施例1と同様にして配管の接続を完了した。その結果、図6に示すように相手部品の壁面と配管Pに設けた第1スプール6−1との間に、シールリング部材7と、それを挟持するバックアップリング10−1、10−2が介在して係圧され、配管流路の気密と合わせコネクター本体1と、相手部品との気密が効果的に保持されることが確認された。
【0022】
また、前記と同様にして弾性爪壁4の溝部4−2にシールリング部材7を装填して、コネクター本体1と相手部品との組付けを行った。一方、図9(c)に示すようなスプール部6が一つ設けられた配管Pを用意し、該配管Pの該スプール部6の前方に図9(b)に示すように、外径部が大径部分と小径部分とからなる円筒状のバックアップリング10−3を嵌挿した後、図9(a)に示すようにコネクター1の後方から押し込んだ。バックアップリング10−3の前面大径部分がコネクター1の弾性爪壁4のテーパー部分を押し拡げることにより、溝部4−2に装填されたシールリング部材7は、該溝部4−2から離脱し、該バックアップリング10−3の前方の配管Pに巻着されて相手部品の壁面に、該バックアップリング10−3と共に係圧して配管Pの流路の気密と、コネクター本体1と相手部品との気密とを合わせて確保する。この際、図8に示すように弾性爪壁4は軸芯方向に閉じて、該溝部4−2は配管Pのスプール部6を覆って、配管Pのコネクター本体1への接続状態を安定的に維持することが確認された。
【0023】
また、図10〜図12に示すコネクターはフランジ部1−1の外周部に、防塵キャップ11を係合するためのフック1−3を設けた以外は前記と同様のコネクター1を用い、該コネクター本体1と相手部品との組付け完了した。次いでコネクター本体1のフランジ部1−1の外周部を覆い、該外周部に設けた前記フック1−3に係合するための凹部11−4をその内周面に形成した外壁部11−1と、それに連なる後壁部11−2とからなり、該後壁部11−2の軸芯からコネクター1の内径部1−4に相当する部分が、薄肉部11−3として形成された防塵キャップ11(図12参照)を用意し、該コネクター1の後方開放部分を閉鎖した。その後配管Pの先端を前記防塵キャップ11の該薄肉部11−3に当接し、更に押し込むことにより実施例1と同様の要領でコネクター本体1と、配管Pとの接続を完了した。この際、該防塵キャップ11の該薄肉部11−3のセンター部分は破断して、配管Pの外周部を包むように内側に折り畳まれ、コネクター本体1の後方開放部を閉鎖して係内への塵埃の混入を未然に防止し、また、配管Pとコネクター本体1の接続は実施例1と同様完全に維持され、配管流路の気密とコネクター本体1と相手部品との気密をも効果的に保持されていることが確認された。この防塵キャップを用いることにより、例えばサブラインにおいて相手部品とコネクター本体との組付けを施し、配管接続まで等分の間放置される場合においても、系内が塵埃等により汚染されることが未然に防止され、その保管に過分の神経を注ぐ必要が省略される。
【0024】
さらに本実施例においては配管Pを、コネクター1との接続状態から解放して系外に容易に取り出す手段を提案している。すなわち、図13に示すように軸芯に配管Pを摺動可能に嵌挿する孔が貫設され、外周部の一端がフランジ部12−2、それに連なる他端が、コネクター本体1の内径部1−4に挿入可能な円筒部12−1からなるリリーサー12を、配管Pの後方から嵌挿し、コネクター本体1の背面を覆っている防塵キャップ11の薄肉部11−4に当接し、更に押し込んでコネクター本体1の内径部1−4に沿って挿入すると、リリーサー12の円筒部先端12−3が弾性爪壁4のテーパー部に当接して押し上げ、配管Pの第2スプール部6−2に覆い被さり、軸芯側に閉じていた弾性爪壁4の爪先4−1が上方に開き、配管Pの第1スプール部6−1、第2スプール部6−2は解放され、配管Pはコネクター1内を後方に容易に抜き出すことが可能となる。これにより例えば劣化したシールリング部材7や、バックアップリングの交換等のメンテナンス作業が容易に実施できる。
【0025】
また、コネクター本体1は、図16(a)〜(c)に示すように軸芯に配管Pを嵌挿する孔が貫設され、一端に相手部品に当接する正方形のフランジ部1−1′それに連なる他端が円筒部1−2′からなるコネクター本体1′であって、該円筒部1−2′外周面の該フランジ部1−1′近傍には相手部品の雌ネジに螺合するための雄ネジ8′が形成され、該雄ネジ部8′を除く円筒部1−2′の外周方向に等分に2つの切欠き部4−3′が設けられ、該切欠き部4−3′の切欠き残部がそれぞれ舌状の弾性爪壁4′をなして好ましくは内方に付勢され、該弾性爪壁4′の先端爪先4−1′部分は半円弧状に形成され、その内周部分はシールリング部材7を収納するための溝部4−2′が設けられ、一方、該フランジ部1−1′の外周方向の一部または全周に亘りノッジ9′が設けられ、更に該フランジ部1−1′の外周面にリリーサー付き防塵キャップ13を係合するためのフック1−3′が設けられている。このようにして構成された上記コネクター本体1′の、相手部品への組み付けは実施例1と同様にして行われ、さらに該配管Pの該コネクター1′への接続も図14に示すように実施例1と同様にして行われる。
【0026】
本実施例においては、図17(a)〜(c)に示すようなリリーサー付き防塵キャップ13が採用される。該防塵キャップ13は軸芯に配管Pに摺動自在に嵌挿する孔が貫設された半筒部13−5と、それに連なる正方形の後壁部13−1とからなり、該後壁部13−1の外周方向には前記コネクター本体1のフランジ部1−1′を覆うように対応する正方形の外壁部13−2が取り付けられ、該外壁部13−2の内周面には前記コネクター本体1′のフランジ部1−1′の外周面に設けられたフック1−3′に係合するための凹部13−3が形成されている。一方、前記半筒部13−5は図17(b)に示すように、左右対称に切欠き部13−4が形成されている。上記のように構成されたリリーサー付き防塵キャップ13を、配管Pを接続したコネクター本体1′の後方から挿入し、該切欠き部分13−4が前記弾性爪壁4′のテーパー部にセットされる状態においては配管Pの接続状態が維持され、該後壁部13−1を90度回転して半筒部13−5が該弾性爪壁4′のテーパー部を押し拡げることにより、図15に示すように該弾性爪壁4′の溝部4−2′が配管Pのスプール部6−2から離脱し、配管Pの系外への取り外しを容易にする。
【0027】
図18、図19に示す実施例におけるコネクター本体14は、軸芯に配管Pを嵌挿する孔が貫設された円筒体からなり、その概略中心部に対応する相手部品に当接する第1フランジ部14−1、それに連なる前方円筒部14−6外周面には相手部品の雌ネジに螺合するための雄ネジ14−5が形成され、他方後方円筒部14−7の後端にはナット状の後方フランジ部14−2が形成され、該ナット状フランジ部14−2を含む後方円筒部14−7の外周方向に等分に2つの切欠き窓14−3が設けられ、該切欠き窓14−3の切欠き残部が、それぞれ舌状の弾性爪壁14−4をなして内方に付勢された構造を有している。
本例においては上記構造のコネクター本体14の雄ネジ14−5を、相手部品の雌ネジに螺合して組み付けた後、配管Pの第1スプール部6−1の前面にシールリング部材7とバックアップリング10−4とを嵌挿して、該コネクター本体14の後方より押し込み終局的には図18に示すように、コネクター本体14と配管Pとの接続を完了した。この状態においてコネクター本体14の弾性爪壁14−4の先端部は配管Pの第2スプール6−2の後壁部に当接し、その接続状態を安定的に維持すると共に、配管流路の気密と、コネクター本体1と相手部品との気密とを効果的に保持していることが確認された。
【0028】
【発明の効果】
上記実施例からも明らかなように本発明による細径配管接続用コネクターは、簡略な構造であるにも拘らず該コネクターの相手部品への組付けを強固にし、更には該コネクターと細径配管との接続を極めて簡略な操作で完了し、しかも配管流路の気密を完全な状態で保持すると共に、併せてコネクター本体と相手部品との気密をも、ほぼ完全な状態で確保することが確認された。また、本発明における防塵キャップを用いることにより、コネクター本体の系内への塵埃等の混入を効果的に防止することができると共に、リリーサーを併せて用いたり、リリーサー付き防塵キャップを併用することにより、配管の取り外しが容易となり、シールリングなどが劣化して交換を要する場合などのメンテナンス作業を、効率的に実施できることも確認された。さらに本発明によれば、相手部品とコネクターとの組付けを予めサブラインにおいて実施しておくことが可能であるため、メインの組み立てラインにおける配管の接続作業が簡略化されるなど、遊休ラインの活用など選択的で且つきわめて効率的な作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の細径配管接続用コネクターの一実施例に係る配管接続状態を示す長手方向半截図である。
【図2】同実施例の配管接続前を示す長手方向半截図である。
【図3】同実施例の配管接続途中の状態を示す長手方向半截図である。
【図4】同実施例の細径配管接続用コネクター本体を示し、(a)は縦断側面図、(b)は正面図、(c)は背面図、(d)は該コネクター本体に組込まれるシールリング部材を示す断面図である。
【図5】同上実施例における細径配管単体を示す一部破断側面図である。
【図6】本発明に係る他の実施例の細径配管接続状態(図1に相当)を示す長手方向半截図である。
【図7】同実施例の細径配管接続前(図2に相当)の状態を示す長手方向半截図である。
【図8】本発明に係る他の実施例の細径配管接続状態(図1に相当)を示す長手方向半截図である。
【図9】同実施例の配管接続前(図2に相当)の状態とバックアップリングおよび細径配管単体を示す図で、(a)は配管接続前の状態を示す長手方向半截図、(b)はバックアップリングを示す斜視図、(c)は細径配管単体を示す一部破断側面図である。
【図10】本発明に係る更に他の実施例の細径配管接続状態(図1に相当)を示す長手方向半截図である。
【図11】同実施例において用いられるコネクター本体を示し、(a)は縦断側面図、(b)は背面図である。
【図12】同実施例において用いられる防塵キャップを示し、(a)は背面図、(b)は半截側面図、(c)は(a)のA−A線断面図である。
【図13】同実施例において用いられるリリーサーを示し、(a)は半截側面図、(b)は正面図である。
【図14】本発明に係る更に他の実施例を示し、(a)は細径配管接続状態(図1に相当)を示す長手方向半截図、(b)は背面図である。
【図15】同実施例におけるリリース時の状態を示し、(a)は長手方向半截図、(b)は背面図である。
【図16】同実施例におけるコネクター本体を示し、(a)は縦断側面図、(b)は正面図、(c)は背面図である。
【図17】同実施例において用いられるリリーサー付防塵キャップを示し、(a)は半截側面図、(b)は正面図、(c)は背面図である。
【図18】本発明に係る更に他の実施例の細径配管接続状態(図1に相当)を示し、(a)は長手方向半截図、(b)は背面図である。
【図19】同実施例の細径配管接続前(図2に相当)の状態を示し、(a)は長手方向半截図、(b)は背面図である。
【図20】従来のクイックコネクターによる細径配管接続状態の一例を示す長手方向半截図である。
【符号の説明】
1、1′ コネクター本体
1−1、1−1′ フランジ部
1−2、1−2′ 円筒部
1−3、1−3′ フック
1−4、1−4′ 内径部
2、2′ 連結筒壁
3、3′ 流路
4、4′ 弾性爪壁
4−1、4−1′ 爪先
4−2、4−2′ 溝部
5、5′ 切欠き部
6 スプール部
6−1 第1スプール部
6−2 第2スプール部
7 シールリング
8、8′ ネジ部
9、9′ ノッジ
10−1、10−2、10−3、10−4 バックアップリング
11 防塵キャップ
11−1 外壁部
11−2 後壁部
11−3 薄肉部
11−4 凹部
12 リリーサー
12−1 円筒部
12−2 フランジ部
12−3 先端部
13 リリーサー付き防塵キャップ
13−1 後壁部
13−2 外壁部
13−3 凹部
13−4 切欠部
13−5 半筒部
14 コネクター本体
14−1 第1フランジ部
14−2 第2フランジ部
14−3 切欠き窓
14−4 弾性爪壁
14−5 ネジ部
14−6 前方円筒部
14−7 後方円筒部
P、Po、Po′ 配管
21 クイックコネクター
22 ソケット体
23 爪壁
23′ 環状周壁
24 なす基部の肩部
25 係合孔

Claims (8)

  1. 軸芯に細径配管を嵌挿する孔が貫設され、一端に対応する相手部品に当接するフランジ部、それに連なる他端が円筒部からなるコネクター本体であって、該円筒部外周面の該フランジ部近傍には相手部品の雌ネジに螺合するための雄ネジが形成され、該雄ネジを除く円筒部の外周方向に等分に少なくとも2以上の切欠き部が設けられ、該切欠き部の切欠き残部が、それぞれ舌状の弾性爪壁をなして内方に付勢され、該弾性爪壁の先端爪先部分は半円弧状に形成され、その内周面にはシールリング部材を内装する溝部が設けられ、一方、該フランジ部の外周方向の一部、または全周に亘りノッジが設けられてなることを特徴とする細径配管接続用コネクター。
  2. 前記コネクターのフランジ部を覆って後方開放部を閉鎖する防塵キャップであって、外周面に形成された外壁部とそれに連なる後壁部からなり、該外壁部の内周面に前記コネクター本体のフランジ部に設けられたフックに係合する凹部が形成され、該後壁部の前記コネクター本体の内径部に相当する部分が薄肉部からなり、該フランジ部後方の開放部を閉鎖して、コネクター本体内への塵埃の混入を防止するための、防塵キャップが取り付けられてなることを特徴とする請求項1に記載の細径配管接続用コネクター。
  3. 軸芯に前記細径配管を摺動自在に嵌挿する孔が貫設され、一端にフランジ部、それに連なる他端が円筒部からなるリリーサーを、コネクター本体の後部に備えてなることを特徴とする請求項1に記載の細径配管接続用コネクター。
  4. 軸芯に細径配管を嵌挿する孔が貫設され、一端に対応する相手部品に当接するフランジ部、それに連なる他端が円筒部からなるコネクター本体であって、該円筒部外周面の該フランジ部近傍には相手部品の雌ネジに螺合するための雄ネジが形成され、該雄ネジを除く円筒部の外周方向に等分に2つの切欠き部が設けられ、該切欠き部の切欠き残部が、それぞれ舌状の弾性爪壁をなして内方に付勢され、該弾性爪壁の先端爪先部分は半円弧状に形成され、その内周面にはシールリング部材を内装する溝部が設けられ、一方、該フランジ部の外周方向の一部、または全周に亘りノッジが設けられ、さらに該フランジ部外周面にリリーサー付防塵キャップを係合するための、フックを形成してなることを特徴とする細径配管接続用コネクター。
  5. 軸芯に前記細径配管を摺動自在に嵌挿する孔が貫設され、一端が平盆型をなす正方形の後壁部、それに連なる他端が半筒部からなるリリーサー付防塵キャップであって、該平盆型をなす正方形の後壁部の外壁部内面に、左右対称に前記コネクター本体のフランジ部外周面に設けたフックに係合する凹部が設けられ、該フックと凹部とを介して、該リリーサー付防塵キャップと一体に形成されてなることを特徴とする請求項4に記載の細径配管接続用コネクター。
  6. 請求項1乃至5に記載の細径配管接続用コネクターの弾性爪壁の先端内周面に形成された溝部に、シールリング部材を装填し、該コネクターの円筒部外周面に形成した雄ネジを相手部品の雌ネジに螺合して一体とした後、予め先端に2条のスプール部(環状膨出部)を形成した細径配管を、コネクターの後方フランジ部より押し込み、先端側第1スプール部で該弾性爪壁のテーパー面を押し拡げつつ更に挿入し、前記溝部から離脱して細径配管外周部に巻着されたシールリングを、該第1スプールの先端で相手部品の壁面に圧接すると共に、該溝部は後方の第2スプールを覆うように軸芯方向に閉じることを特徴とする細径配管接続方法。
  7. 前記細径配管接続用コネクターの弾性爪壁の先端に形成された溝部に装填するシールリング部材に、さらに円盤状の2つのバックアップリングを加え、該バックアップリングによって該シールリング部材を、前後に挟持するように装填することを特徴とする請求項に記載の細径配管接続方法。
  8. 前記細径配管のスプール部の前方に、予め円筒状のバックアップリングを嵌挿し、該バックアップリングとシールリング部材とにより、流路の気密を保持することを特徴とする請求項に記載の細径配管接続方法。
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