JP2007037900A - 粘着シート及び粘着シートの製造方法 - Google Patents

粘着シート及び粘着シートの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 製造時はエラストマーフィルムと担持フィルムとの間が容易に剥離せず、粘着シートを使用する際には担持フィルムをエラストマーフィルムから剥離除去できるという、優れた製造加工性及び剥離操作性を有する粘着シートを提供する。
【解決手段】 粘着シートは、担持フィルムの一方の面にポリウレタンフィルムを有し、このポリウレタンフィルムの上に粘着剤層が設けられた粘着シートであって、担持フィルムが、ポリプロピレン、ポリエチレン及びエチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする樹脂からなる。この粘着剤層は、アクリル系重合体を主成分とし、かつ、アクリル系重合体に対して相溶可能であり、常温で液状もしくはペースト状である相溶可能成分を含有する組成物から形成されていることが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は粘着シートに関し、例えば、医療用や衛生材料用に使用される粘着シート及びその製造方法に関する。
医療用や衛生材料用の粘着シートは、外部からの水、細菌、ウイルス等の侵入を阻止することができ、かつ、皮膚の曲面や動きに追随できる柔軟性を有することが必要である。そのため、このような粘着シートの支持体としては、高いゴム弾性を有するポリウレタンのようなエラストマーフィルムが一般的に用いられている。また、医療用や衛生材料用の粘着シート、例えばドレッシング材等には、皮膚からの発汗による水分を外部へ蒸散できるように、透湿性に優れていることが要求される。透湿性が悪いと、皮膚から発生した水分が皮膚と粘着剤層との間に貯留し、粘着剤層の貼着力の低下を引き起こして粘着シートの固定機能が失われたり、皮膚面に貯留した水分によって皮膚が浸軟現象を引き起こし、皮膚障害が発生しやすくなる。そこで、ドレッシング材等の支持体には、低応力で極薄のエラストマーフィルムが使用され、概ね50%伸張時のモジュラスが10N/mm以下、厚みが70μm以下のエラストマーフィルムが多く使用されている。
ところが、低応力、かつ、極薄のエラストマーフィルムを用いた粘着シートは、製造時の加工性や貼付時の操作性に劣る。そこで、エラストマーフィルムを補助する目的で、例えば、合成樹脂フィルム、紙等の担持フィルムにエラストマーフィルムを仮着担持させた、粘着剤層/エラストマーフィルム/担持フィルムの3層構造の粘着シートが提案されている(特許文献1参照)。そして、この粘着シートを使用する際には、粘着剤層を貼付部位に貼付した後、エラストマーフィルムから担持フィルムが剥離除去される。
ところで、上記のような粘着シートでは、使用時に担持フィルムがエラストマーフィルムから剥離除去されるため、エラストマーフィルムと担持フィルムとの間の接着力は極力小さいことが望ましいが、エラストマーフィルムと担持フィルムとの間の接着力が小さすぎると、粘着シートを製造する際にエラストマーフィルムと担持フィルムとの間に剥がれが生じるという問題が発生する。したがって、このような粘着シートでは、使用時の剥離操作性と製造時の加工性とのバランスを考慮して、エラストマーフィルムと担持フィルムとの間の接着力を適度な大きさにすることが必要である。
しかしながら、使用時の剥離操作性と製造時の加工性との両方を満足するような接着力の許容範囲は大変狭いので、適度な接着力となるように安定して調整することは至難の業である。
特開平7−16258号公報
本発明は上記問題点を解決すべくなされたものであり、本発明は製造工程中はエラストマーフィルムと担持フィルムとの間が容易には剥離せずに、粘着シートを使用する際には担持フィルムをエラストマーフィルムから容易に剥離除去できるという、製造時の加工性と使用時の剥離操作性とに優れた粘着シート、及び、この粘着シートの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の粘着シートは、担持フィルムの一方の面にポリウレタンフィルムを有し、該ポリウレタンフィルムの上に粘着剤層が設けられた粘着シートであって、該担持フィルムが、ポリプロピレン、ポリエチレン及びエチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする樹脂からなることを特徴とする。
ここで、前記粘着剤層は、アクリル系重合体を主成分とし、かつ、該アクリル系重合体に対して相溶可能であり、常温で液状もしくはペースト状である相溶可能成分を含有する組成物から形成されていることが好ましい。
また、前記相溶可能成分は、カルボン酸エステルであることができる。
本発明において、前記ポリウレタンフィルムを形成する材料はポリエステルポリウレタン及び/又はポリエーテルポリウレタンであることができる。
本発明の粘着シートの製造方法は、担持フィルムとポリウレタンフィルムとを積層し、別途剥離シート上に形成した粘着剤層を該ポリウレタンフィルム面に重ねて貼り合わせた後、架橋反応を施すことを特徴とする。
本発明によれば、製造工程中はエラストマーフィルムと担持フィルムとの間が容易には剥離せず、粘着シートを使用する際には担持フィルムをエラストマーフィルムから容易に剥離除去できるという、優れた製造加工性及び剥離操作性を有する粘着シートを提供することができる。
本発明の粘着シートは、支持体上に粘着剤層を有する。支持体は、ポリウレタンフィルムの一方の面に担持フィルムを有する。ポリウレタンフィルムは、皮膚への追従性が良好であり、身体等の屈曲等に伴う皮膚の凹凸や伸縮等に追従できる柔軟性を付与することができるので好ましい。また、支持体は皮膚からの発汗を妨げないように水蒸気透過性に優れているものが好ましく、このようなポリウレタンフィルムの材料としては、例えば、ポリエステルポリウレタン、ポリエーテルポリウレタン等が好ましく使用される。
ポリエーテルポリウレタンは、ポリオール成分とポリイソシアネート成分とを反応させて得られる。ポリエーテルポリウレタンを構成するポリオール成分は、ポリオキシアルキレン骨格を有するポリエーテルポリオールを少なくとも1種類含むことが好ましい。
ポリオキシアルキレン骨格を有するポリエーテルポリオールは、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを少なくとも1種類重合させて得ることができる。ポリオキシアルキレン骨格を有するポリエーテルポリオールは、分子量が500〜3,000のものが好ましく使用される。
本発明においては、ポリオール成分として、ポリオキシアルキレン骨格を有するポリエーテルポリオールに、他のポリオール、例えば、ポリオキシテトラメチレングリコール、あるいはブタンジオール、ヘプタンジオール、ヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール等のポリオールを一部混合して使用することができる。
ポリオキシアルキレン骨格を有するポリエーテルポリオールを含むポリオール成分を使用して形成されたポリエーテルポリウレタンは、後述するカルボン酸エステルから得られる粘着剤に対して、吸収性が低い。この理由は必ずしも明らかではないが、ポリエーテルポリウレタン中に極性の高いポリエーテル構造が存在すると、ポリエーテルポリウレタンは、例えば、炭素数16以上のカルボン酸エステルのように疎水性の大きなカルボン酸エステルとの親和性が低下することによる、と考えられる。
上記ポリエーテルポリウレタンを構成するポリイソシアネート成分としては、従来公知の材料を用いることができる。例えば、芳香族、脂肪族、脂環族のジイソシアネート、これらのジイソシアネートの二量体、三量体などが挙げられる。芳香族、脂肪族、脂環族のジイソシアネートとしては、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、ブタン−1,4−ジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4−ジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンジイソシアネート、m−テトラメチルキシリレンジイソシアネートなどが挙げられる。また、これらの二量体、三量体や、ポリフェニルメタンポリイソシアネートが用いられる。三量体としては、イソシアヌレート型、ビューレット型、アロファネート型等が挙げられ、適宜、使用することができる。これらのポリイソシアネートは単独で用いても、あるいは2種以上を混合して用いてもよい。
本発明においては、さらに鎖延長剤を使用することができる。鎖延長剤としては従来公知の材料を用いることができるが、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール等のジオール類、エチレンジアミン、トリレンジアミン、イソホロンジアミン等のジアミン類を挙げることができる。
本発明においては、必要に応じて、通常、フィルムに通常使用される添加剤、例えば紫外線吸収剤、老化防止剤、充填剤、顔料、着色剤、難燃剤、帯電防止剤などを添加することができる。これらの添加剤は、その種類に応じて通常の量で用いられる。
ポリエーテルポリウレタンは、例えば、ワンショット法又はプレポリマー法を用いて重合することができる。また、溶剤を使用しないバルク重合であっても、粘度低減のために溶液中で重合を行ってもよい。
以下に、バルク重合について具体的に説明する。反応容器にポリオールを投入し、温度が50〜80℃になるように調整し攪拌しつつ、ポリイソシアネートを添加してウレタン化を起こさせる。さらに鎖延長剤を添加して反応させた後、反応生成物をトレーに移動して、100〜150℃で4時間以上保持し、反応を完結させることによって、塊状のポリエーテルポリウレタンを得ることができる。
ポリエーテルポリウレタンからなるフィルムは、塊状のポリエーテルポリウレタンを粉砕してペレット化し、この樹脂ペレットを溶融させた後、Tダイ押出し機やインフレーションダイ押出機を用いて、シート状に押出すことにより形成される。なお、シート状に押出されたフィルムは、通常、巻き取られる。あるいは、カレンダー加工により、2本の加熱したロール間でポリエーテルウレタン樹脂を圧延、伸展し、シート化することによりポリエーテルポリウレタンからなるフィルムが形成され、フィルムは必要に応じて巻き取られる。また、樹脂ペレットをN,N−ジメチルホルムアミド等の溶剤に溶解し、この溶液をバーコーター等を用いて例えばポリエステルフィルム等の剥離ライナー上に塗布し、乾燥させて溶剤を除去することにより、ポリエーテルポリウレタンからなるフィルムを形成してもよい。
本発明において、ポリウレタンフィルムの厚さは、医療用や衛生材料用に使用される粘着シートの場合には、10〜150μmの範囲内であることが好ましく、20〜70μmの範囲内であることが更に好ましい。フィルムの厚みが10μm未満であると、皮膚へ貼付したり剥離する際に破れることがあり、取り扱い操作性が低下することがある。一方、フィルムの厚みが150μmより厚いと、水蒸気透過性が十分に得られなかったり、皮膚への追従性に劣ることがある。粘着シートがドレッシング用途に使用される場合には、ポリウレタンフィルムの厚みは20〜60μmの範囲内であることが好ましい。
本発明においては、ポリウレタンフィルムに担持フィルムを積層させたものを支持体として使用する。担持フィルムを積層させることによって、粘着シートの製造時の加工性や貼付時の操作性を向上させることができる。
粘着シートを皮膚へ貼付する際に、皮膚の貼着部位を粘着シートの上から視覚的に確認することができるように、担持フィルム及びエラストマーフィルムは透明または半透明であることが好ましい。また、担持フィルムは、エラストマーフィルムに高い弾性率を付与することができるものであることが好ましく、例えば、常温常湿における引張り試験による50%伸張時のモジュラスが、2N/mm以上、200N/mm以下であることが好ましく、8N/mm以上、50N/mm以下であることがさらに好ましい。
本発明において、ポリウレタンフィルムと担持フィルムとの間の接着力は、製造時の加工性及び貼付後の剥離操作性の観点から、粘着剤層形成前の剥離強度(T形剥離)が0.1N/40mm以上、0.5N/40mm未満であり、0.1N/40mm以上、0.35N/40mm以下であることが好ましい。粘着剤層形成前のポリウレタンフィルムと担持フィルムとの間の剥離強度が0.1N/40mm以上、0.5N/40mm未満であれば、製造加工時に担持フィルムの浮き上がりが認められることはない。
また、ポリウレタンフィルムと担持フィルムとの間の接着力は、粘着剤層形成後の剥離強度(90度剥離)が0.1N/20mm以上、0.7N/20mm以下であり、0.1N/20mm以上、0.4N/20mm以下であることが好ましい。粘着剤層形成後の剥離強度が0.1N/20mm以上、0.7N/20mm以下であれば、粘着シートを使用する際にポリウレタンフィルムから担持フィルムを容易に剥離することができる。
担持フィルムを形成する材料は、ポリプロピレン、ポリエチレン及びエチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする樹脂である。本発明において担持フィルムを形成する樹脂は、エチレン−酢酸ビニルを0.1質量%以上、1.0質量%以下含有することが好ましい。
なお、担持フィルムは2層以上の積層体であってもよく、この場合には、粘着剤層と接する位置にポリプロピレン、ポリエチレン及びエチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする樹脂からなる層が配置されている。
本発明の粘着シートは支持体上に粘着剤層を有し、具体的には、支持体の上記ポリウレタンフィルム上に粘着剤層を有する。粘着剤層は、アクリル系重合体、このアクリル系重合体と相溶可能なカルボン酸エステル、及び架橋剤を混合し、架橋処理を施すことにより得られる。
ここでアクリル系重合体とは、(メタ)アクリル酸エステルを主成分とし、必要に応じて、共重合可能なモノマーを共重合したものである。(メタ)アクリル酸エステルとしては、アルキル基の炭素数が2以上であり、好ましくは炭素数が2以上、18以下のものが好ましいものとして挙げられる。例えば、(メタ)アクリル酸のエチルエステル、プロピルエステル、ブチルエステル、ペンチルエステル、ヘキシルエステル、オクチルエステル、ノニルエステル、デシルエステル、ドデシルエステル等が挙げられる。本発明においては、これらの(メタ)アクリル酸エステルのうち、1種又は2種以上が用いられる。また、これらのアルキルエステル鎖は、直鎖でも分岐鎖でもよい。
(メタ)アクリル酸エステルと共重合可能なモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸等のカルボキシル基を含有するモノマー、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル等のヒドロキシル基を含有するモノマー、(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸エトキシエチル、(メタ)アクリル酸ブトキシエチル、(メタ)アクリル酸メトキシポリエチレングリコール、(メタ)アクリル酸エトキシジエチレングリコール等のアルコキシ基を含有するモノマー、スチレンやスチレンの誘導体、酢酸ビニル、N−ビニル−2−ピロリドン等のモノマー等を挙げることができる。これらのモノマーを必要に応じて、1種又は2種以上を、(メタ)アクリル酸エステルに共重合させて使用することができる。
アクリル系重合体は、ガラス転移温度が260゜K以下であることが望ましい。アクリル系重合体のガラス転移温度を260゜K以下とすることにより、皮膚接着性を十分に発現できるようになり、医療用や衛生材料用の粘着シートの粘着剤層として望ましいものとなる。
アクリル系重合体は、例えば、溶液重合法、乳化重合法、懸濁重合法等の公知の重合方法により得ることができる。また、過酸化物系化合物やアゾ系化合物等のラジカル重合開始剤を用いて、ラジカル重合を行うことによって得ることができる。
アクリル系重合体に混合されるカルボン酸エステルは、炭素数が16以上であることが好ましく、常温で液状もしくはペースト状であることが好ましい。ただし、用いられるカルボン酸エステルとしては、ロウ状等の固形上のものは除かれる。固形状のカルボン酸エステルを混合して粘着剤層を形成すると、粘着剤層の接着性が低下してしまうからである。
本発明においては、アクリル系重合体と、カルボン酸エステルと、架橋剤とを混合して少なくとも一部に架橋体を形成することによりゲル状の粘着剤層を得ることができる。このようにして得られた粘着剤層は、微小変形領域における弾性率を低下させることができ、皮膚面の凹凸に対して粘着剤層表面の密着性(濡れ性)を向上させて皮膚に対する良好な接着性を発揮することができる。しかも粘着シートを剥離する際には、皮膚面にかかる応力を緩和したり、分散させることができるので、剥離時に皮膚面に対して物理的刺激をほとんど与えることがなく、皮膚面の角質の剥離等もほとんど生じず、皮膚の損傷も極めて少ない、という効果を有する。
本発明に好ましく使用されるカルボン酸エステルとしては、例えば、ミリスチン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、イソステアリン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジオクチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸イソセチル、2−エチルヘキサン酸ステアリル、コハク酸ジオクチル等の一価アルコールを用いたエステルや、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジイソステアリン酸プロピレングリコール、モノカプリル酸グリセリル、トリカプリル酸グリセリル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリカプリン酸グリセリル、トリラウリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリオレイン酸グリセリル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン等の二価以上の多価アルコールを用いたエステルを挙げることができる。
本発明においては、上記カルボン酸エステルの少なくとも1種を、アクリル系重合体に溶解させることが好ましい。配合量は特に限定されるものではないが、例えば、アクリル系重合体100質量部に対して、カルボン酸エステルを30〜100質量部の範囲内で含有させることが好ましい。
本発明においては、粘着特性を良好にするために、上記カルボン酸エステルを溶解させたアクリル系重合体の一部に架橋体が形成されていることが好ましい。架橋体を形成するために架橋処理が施され、例えば、有機過酸化物、イソシアネート化合物、有機金属塩、金属キレート化合物、エポキシ基含有化合物等を用いて、化学的架橋処理が施されてもよいし、電離性放射線を用いて物理的架橋処理が施されてもよい。
粘着剤層を形成する樹脂組成物には、必要に応じて、グリセリン、ポリエチレングリコール等の可塑剤、ポリアクリル酸、ポリビニルピロリドン等の水溶性又は吸水性の樹脂、ロジン系、テルペン系、石油系等の粘着付与剤、各種軟化剤、充填剤、顔料等の各種添加剤を配合することができる。特に、カルボン酸エステルとして不飽和結合を有するものを用いた場合には、大気中の酸素による酸化劣化によって物性の変化が生じ、所望の特性が発揮されないことが懸念されるので、従来公知の酸化防止剤を樹脂組成物中に配合することが好ましい。
粘着剤層の厚みは、10〜80μmの範囲内に設定することが好ましい。粘着剤層の厚みが10μm未満であると、皮膚に貼着中、十分な接着性が発揮されないことがあり、80μmを超えると、皮膚貼付用粘着シートに要求されるレベルの水蒸気透過性が得られないことがある。
本発明においては、この粘着シートを用いて、絆創膏等の医療用テープやシートを形成することができる。例えば、粘着シートを適当な大きさに切断して絆創膏を形成したり、あるいは創傷部分を被覆する被覆材、外科手術後の当て材、カテーテルの針入部やガーゼ等のカバー材等の医療用テープ又はシートを形成したり、粘着シートに他の基材等を組み合わせて固定用テープや器具保持テープ等の医療用製品を形成することができる。
なお、本発明において「フィルム」という場合には、シートを含み、「シート」という場合には、フィルムを含む概念とする。
以下に実施例を用いて、本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の応用が可能である。なお、以下の実施例において、「部」とあるのは「質量部」を意味するものとする。
(実施例1)
ポリエーテルポリウレタン(大日精化工業(株)製、商品名レザミンP−210)を2軸スクリュー型の混練機で加熱溶融させた後、Tダイ式の押出し機を用いて厚みが30μmになるように押出し、ポリウレタンフィルムを形成した。
担持フィルムとして、ポリプロピレン、ポリエチレン及びエチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分として含有する樹脂からなるフィルム(厚み40μm)に、形成されたポリウレタンフィルムを重ね、ゴムロールを用いて密着させて、ポリウレタンフィルムと担持フィルムとの積層体(支持体)を作製した。得られた積層体について、後述する評価試験に基づき、粘着剤層形成前の剥離強度(T形剥離)を測定したところ、0.22N/40mmであった。
次に、イソノニルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート及びアクリル酸の重量分率が65:30:5である共重合体を主成分とする溶剤型のアクリル系粘着剤を100部(固形分重量)に対して、常温で液状ないしペースト状のトリカプリル酸グリセライドを60部と、さらに架橋剤成分として三官能性イソシアネート化合物を0.075部とを、トルエン中で混合溶解して粘着剤溶液を作製した。得られた粘着剤溶液を剥離シートの剥離処理面に、乾燥後の厚みが30μmになるように塗布し、乾燥させて粘着剤層を形成した。次いで、この粘着剤層面を、形成した支持体のポリウレタンフィルム面に重ね、ゴムロールを用いて貼り合わせた。その後、60℃の雰囲気下で3日間保存し、粘着剤層の架橋反応を完結させ、また更に25kGyのγ線を照射して粘着シートを作製した。
(実施例2)
実施例1において、担持フィルムのポリウレタンフィルムとの積層面へのコロナ放電処理の強度を変更すると共に、ポリウレタンフィルムの製膜時の湿度を調整することにより、ポリウレタンフィルムと担持フィルムとの間の接着力を剥離強度(T形剥離)が0.42N/40mmとなるように変更した以外は実施例1と同様にして、粘着シートを作製した。
(実施例3)
実施例1において、担持フィルムのポリウレタンフィルムとの積層面へのコロナ放電処理の強度を変更すると共に、ポリウレタンフィルムの製膜時の湿度を調整することにより、ポリウレタンフィルムと担持フィルムとの間の接着力を剥離強度(T形剥離)が0.14N/40mmとなるように変更した以外は実施例1と同様にして、粘着シートを作製した。
(実施例4)
実施例1において、担持フィルムのポリウレタンフィルムとの積層面へのコロナ放電処理の強度を変更すると共に、ポリウレタンフィルムの製膜時の湿度を調整することにより、ポリウレタンフィルムと担持フィルムとの間の接着力(T形剥離)を剥離強度が0.17N/40mmとなるように変更した以外は実施例1と同様にして、粘着シートを作製した。
(実施例5)
実施例1において、担持フィルムのポリウレタンフィルムとの積層面へのコロナ放電処理の強度を変更すると共に、ポリウレタンフィルムの製膜時の湿度を調整することにより、ポリウレタンフィルムと担持フィルムとの間の接着力を剥離強度(T形剥離)が0.22N/40mmとなるように変更した以外は実施例1と同様にして、粘着シートを作製した。
(実施例6)
実施例1において、担持フィルムのポリウレタンフィルムとの積層面へのコロナ放電処理の強度を変更すると共に、ポリウレタンフィルムの製膜時の湿度を調整することにより、ポリウレタンフィルムと担持フィルムとの間の接着力を剥離強度(T形剥離)が0.29N/40mmとなるように変更した以外は実施例1と同様にして、粘着シートを作製した。
(実施例7)
実施例1において、担持フィルムのポリウレタンフィルムとの積層面へのコロナ放電処理の強度を変更すると共に、ポリウレタンフィルムの製膜時の湿度を調整することにより、ポリウレタンフィルムと担持フィルムとの間の接着力を剥離強度(T形剥離)が0.35N/40mmとなるように変更した以外は実施例1と同様にして、粘着シートを作製した。
(比較例1)
実施例1において、担持フィルムを、エチレン−酢酸ビニル共重合体成分を除いたフィルム(40μm厚)に変更した以外は実施例1と同様にして、粘着シートを作製した。ただし、ポリウレタンフィルムと担持フィルムとの間の接着強度(T形剥離)は、粘着剤層形成前の剥離強度が0.20N/40mmであった。
(比較例2)
比較例1において、担持フィルムのポリウレタンフィルムとの積層面へのコロナ放電処理の強度を変更すると共に、ポリウレタンフィルムの製膜時の湿度を調整することにより、ポリウレタンフィルムと担持フィルムとの接着力を、粘着剤層形成前の剥離強度(T形剥離)が0.22N/20mmとなるように変更した以外は比較例1と同様にして、粘着シートを作製した。
(比較例3)
比較例1において、担持フィルムのポリウレタンフィルムとの積層面へのコロナ放電処理の強度を変更すると共に、ポリウレタンフィルムの製膜時の湿度を調整することにより、ポリウレタンフィルムと担持フィルムとの接着力を、粘着剤層形成前の剥離強度(T形剥離)が0.29N/20mmとなるように変更した以外は比較例1と同様にして、粘着シートを作製した。
(比較例4)
比較例1において、担持フィルムのポリウレタンフィルムとの積層面へのコロナ放電処理の強度を変更すると共に、ポリウレタンフィルムの製膜時の湿度を調整することにより、ポリウレタンフィルムと担持フィルムとの接着力を、粘着剤層形成前の剥離強度(T形剥離)が0.15N/20mmとなるように変更した以外は比較例1と同様にして、粘着シートを作製した。
(評価試験)
実施例1〜7、比較例1〜4で得られた粘着シートについて、下記に示す評価試験を行った。その結果を表1に示す。
(1)粘着剤層形成前の剥離力
粘着剤層を形成する前の積層体において、ポリウレタンフィルムと担持フィルムとの間の剥離力を日本工業規格JIS K6854−3(1999)に準じて測定した。すなわち、積層体を40mm×100mmの大きさに切断し、積層体のポリウレタンフィルムと担持フィルムとの端部をつかみ、常温常湿条件下で引張試験機を用いて剥離速度が300mm/minでT型剥離を行い、そのときの剥離力を測定した。
(2)粘着剤層形成後の剥離力
粘着剤層形成後の剥離シート付き粘着シートにおいて、ポリウレタンフィルムと担持フィルムとの間の剥離力を日本工業規格JIS K6854−1(1999)に準じて測定した。すなわち、製造後60℃で24時間保存した後の剥離シート付き粘着シートを20mm×100mmの大きさに切断し、剥離シートを剥がして粘着剤層面を表面が平滑なアルミニウム板の表面に貼付し固定した。次いで、固定した粘着シートにおける担持フィルムの端をつかみ、常温常湿条件下で引張試験機を用い、剥離速度が300mm/minでポリウレタンフィルムと剥離した担持フィルムとの角度が90度となるように90度剥離を行い、そのときの剥離力を測定した。
(3)製造加工性
粘着シートについて製造加工性の評価を行った。すなわち、剥離シートの剥離処理面に実施例1と同様にして粘着剤層を形成し、この粘着剤層を、得られた積層体のポリウレタンフィルム面に重ね、ゴムロールを用いて粘着シートを形成した。このとき、ポリウレタンフィルム面から担持フィルムが浮き上がっているか否か目視観察した。ポリウレタンフィルム面から担持フィルムの浮き上がりが全く認められなかったものを記号「〇」、担持フィルムの浮き上がりが少しでも認められたものを記号「×」で示した。
(4)剥離操作性
粘着シートの使用時における剥離操作性の評価を行った。すなわち、剥離シート付き粘着シートを50mm×50mmの大きさに切断し、剥離シートを除去してから前腕内側に貼付した。次いで、貼付後すぐに担持フィルムを剥がした。担持フィルムの剥離のし易さを下記基準に基づき評価を行った。すなわち、担持フィルムが容易に剥離できたものを記号「〇」、担持フィルムが剥離できたものを記号「△」、ポリウレタンフィルムと密着していて剥離し難かったものを記号「×」で示した。
Figure 2007037900
表1から明らかなように、本発明の実施例1〜7の粘着シートは、製造時の加工性及び剥離操作性共に優れていることが分かった。また、実施例2の粘着シートは、製造時の剥離操作性において他の実施例よりはやや劣ったものであるが、剥離可能なものであった。
一方、比較例1〜3の粘着シートは、剥離操作性に劣ったものであることが分かった。なお、比較例4の粘着シートは、粘着剤層形成前と形成後で剥離力の変動が大きく、実用的には、操作性不良を生じる可能性を有するものである。
すなわち、本願発明によれば、皮膚の曲面や動きに追従できる柔軟性を有する粘着シートを得ることができた。また、本発明によれば、粘着剤層形成前の剥離力(T形剥離)が少なくとも0.1N/40mm〜0.5N/40mmの範囲で良好な製造時加工性を達成し、かつ、使用する際には接着力が低下して良好な剥離操作性も達成することができ、適用可能な剥離力の許容範囲が広いことが分かった。よって、製造時加工性と剥離操作性との両特性を発揮することを可能にする接着力の調整が容易になり、両特性を有する粘着シートの設計が容易になる。
一方、本発明外の構成では、粘着剤層形成前の剥離力(T形剥離)が0.15N/40mmでかろうじて担持フィルムの剥離が可能になるが、粘着剤層形成前の剥離力(T形剥離)が0.20N/40mmでは、ウレタンフィルムに担持フィルムが密着していて剥離し難いものであり、適度な剥離力の許容範囲が極端に狭いものであることが分かった。
本発明の粘着シートを用いて、絆創膏等の医療用テープやシートを形成することができる。また、粘着シートに他の基材等を組み合わせて固定用テープや器具保持テープ等の医療用製品を得ることができる。

Claims (5)

  1. 担持フィルムの一方の面にポリウレタンフィルムを有し、該ポリウレタンフィルムの上に粘着剤層が設けられた粘着シートであって、該担持フィルムが、ポリプロピレン、ポリエチレン及びエチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする樹脂からなることを特徴とする粘着シート。
  2. 前記粘着剤層が、アクリル系重合体を主成分とし、かつ、該アクリル系重合体に対して相溶可能であり、常温で液状もしくはペースト状である相溶可能成分を含有する組成物から形成されていることを特徴とする請求項1記載の粘着シート。
  3. 前記相溶可能成分が、カルボン酸エステルであることを特徴とする請求項1又は2記載の粘着シート。
  4. 前記ポリウレタンフィルムを形成する材料が、ポリエステルポリウレタン及び/又はポリエーテルポリウレタンであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の粘着シート。
  5. 担持フィルムとポリウレタンフィルムとを積層し、別途剥離シート上に形成した粘着剤層を該ポリウレタンフィルム面に重ねて貼り合わせた後、架橋反応を施すことを特徴とする粘着シートの製造方法。
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