JP2005218495A - 皮膚貼付材用フィルム基材及び皮膚貼付材 - Google Patents

皮膚貼付材用フィルム基材及び皮膚貼付材 Download PDF

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Abstract

【課題】 良好な耐水膨潤性及び透湿性を有する皮膚貼付材用フィルム基材、および、これを用いた皮膚貼付材を提供すること。
【解決手段】 皮膚貼付材用フィルム基材は、ウレタン系樹脂からなるフィルム基材であって、40℃の水に5分間浸漬した際の長さ変化で表される水膨潤率が5%以下である。また、皮膚貼付材は、これらの皮膚貼付材用フィルム基材の片面に粘着剤層を形成することにより製造することができる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、皮膚貼付材用フィルム基材と皮膚貼付材に関し、特に、透湿性を有する皮膚貼付材用フィルム基材と皮膚貼付材に関する。
医療用や衛生材料用の粘着テープは、外部からの水、細菌、ウイルス等の侵入を阻止することができ、かつ、皮膚の曲面や動きに追随できる柔軟性を有することが必要である。そのため、このような粘着テープの支持体としては、皮膚に類似した低い弾性率を有する薄層のエラストマーフィルムが一般的に用いられている。また、医療用や衛生材料用の粘着テープ、例えばドレッシング材等には、皮膚からの発汗による水分を外部へ蒸散できるように、透湿性に優れていることが要求される。透湿性が悪いと、皮膚から発生した水分が皮膚と粘着剤層との間に貯留し、粘着剤層の貼着力の低下を引き起こして粘着シートの固定機能が失われたり、皮膚面に貯留した水分によって皮膚が浸軟現象を引き起こし、皮膚障害が発生しやすくなる。
フィルムに透湿性を付与するために、無機微粒子等を混合して成膜し、これを延伸することによって、フィルム中に多数の微細孔を有するフィルムを形成したり、フィルム形成時に発泡させて多数の微細孔を有するフィルムを形成していた。また、フィルム形成後に貫通孔を形成してフィルム中に微細孔を有するフィルムを形成していた。
ところが、このように微細孔を有するフィルムを皮膚に貼着すると、汗、汚れ、ごみ等で目詰まりを起こして透湿性が低下した。そこで、微細孔を有しないフィルム、すなわち無細孔のフィルムで透湿性を有するフィルムの研究が行われるようになった。例えば、無孔の透湿性ポリウレタン樹脂フィルムが提案されている。
しかしながら、従来の透湿性ポリウレタン樹脂フィルムは、多量の水分の吸収によってフィルムが膨潤し、フィルムの形状が変形する場合があった。
特開2002−315775号公報
本発明は上記問題点を解決すべくなされたものであり、本発明は、透湿性に優れ、かつ、耐水膨潤性にも優れたウレタン系樹脂からなる皮膚貼付材用フィルム基材を提供すること、および、この皮膚貼付材用フィルム基材を用いて成る皮膚貼付材を提供することを目的とする。
本発明の皮膚貼付材用フィルム基材は、ウレタン系樹脂からなるフィルム基材であって、40℃の水に5分間浸漬した際の長さ変化で表される水膨潤率が5%以下であることを特徴とする皮膚貼付材用フィルム基材。
本発明においては、水膨潤率が実質的に0%であることが好ましい。
ここで、皮膚貼付材用フィルム基材は、厚みが10μm〜50μmであることが好ましい。
また、透湿度は、800〜4,000g/m・24hrsであることが好ましい。
本発明の皮膚貼付材は、上記いずれかの皮膚貼付材用フィルム基材の片面に粘着剤層を有することを特徴とする。
ここで、前記粘着剤層を形成する粘着剤は、(メタ)アクリル酸エステルを主成分とするアクリル系粘着剤、ポリオルガノシロキサンを主成分とするシリコーン系粘着剤、及び、ポリエーテルポリウレタン及び/又はポリエステルポリウレタンを主成分とするウレタン系粘着剤からなる群から選ばれる少なくとも一種であることができる。
本発明によれば、皮膚等に追従可能な柔軟性を有し、かつ、優れた透湿性及び耐水膨潤性を有する皮膚貼付材用フィルム基材を提供することができる。
発明を実施するための形態
本発明の皮膚貼付材用フィルム基材は、ウレタン系樹脂からなるフィルム基材であって、40℃の水に5分間浸漬した際の長さ変化で表される水膨潤率が5%以下である。
例えば、ジオール成分として、ポリオキシテトラメチレングリコール(以下「OTMG」と略称表記することもある)、ブタンジオール(以下「BD」と略称表記することもある)、ポリエチレングリコール(以下「PEG」と略称表記することもある)及びポリプロピレングリコール(以下「PPG」と略称表記することもある)からなる群から選ばれる少なくとも1種を用い、イソシアネート成分としてメタンジフェニレンジイソシアネート(以下「MDI」と略称表記することもある)を用いて得られるエーテル系ウレタン樹脂は、配合の種類や配合量等を適宜、選択することによって、水膨潤率が5%以下のフィルムを形成することができる。あるいはまた、更にアジピン酸等のジカルボン酸成分を配合してなるエステル系ウレタン樹脂も、水膨潤率が5%以下のフィルムを形成することができる。
なお、本発明において「フィルム」という場合には、シートを含み、「シート」という場合にはフィルムを含む概念とする。
本発明においては、フィルム基材の水膨潤率が実質的に0%であることが好ましい。ここで、実質的に0%とは、フィルム基材を常態保存した際や製造時に雰囲気中の水分を吸湿した程度の水分量は無視できるという意味であり、後述する試験法にて測定した測定範囲が測定誤差を考慮すると0%と同程度であることを言う。
ジオール成分して用いられるポリオキシテトラメチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールは、用途に応じて適当な分子量を有するものが選択されることが好ましいが、例えば、重量平均分子量が500〜3,000のものが好ましいものとして挙げられる。
本発明においては、ジオール成分として、ポリオキシテトラメチレングリコールと、ポリエチレングリコール及び/又はポリプロピレングリコールとを使用することが好ましい。特に、エーテル系ウレタン樹脂中に、ポリオキシテトラメチレングリコールを5〜60重量%、ポリエチレングリコールを10〜50重量%含有することが好ましく、ポリオキシテトラメチレングリコールを5〜45重量%、ポリエチレングリコールを20〜45重量%含有することが更に好ましい。
例えば、ジオール成分として、ポリオキシテトラメチレングリコールとポリエチレングリコールのランダム共重合体を用いることにより、水膨潤性を抑制しつつ高透湿性を確保することができるので、水膨潤性も考慮する場合には、OTMGとPEGとのランダム共重合体を使用することが望ましい。
本発明においては、さらに鎖延長剤を使用することができる。鎖延長剤としては従来公知の材料を用いることができるが、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール等のジオール類、エチレンジアミン、トリレンジアミン等のジアミン類を挙げることができる。
本発明においては、必要に応じて、フィルムに通常使用される添加剤、例えば紫外線吸収剤、老化防止剤、充填剤、顔料、着色剤、難燃剤、帯電防止剤などを添加することができる。これらの添加剤は、その種類に応じて通常の量で用いられる。
エーテル系ウレタン樹脂は、例えば、ワンショット法又はプレポリマー法を用いて重合することができる。また、溶剤を使用しないバルク重合であっても、粘度低減のために溶液中で重合を行ってもよい。
以下に、バルク重合について具体的に説明する。反応容器にジオール成分を投入し、温度が50〜80℃になるように調整し攪拌しつつ、イソシアネート成分を添加してウレタン化を起こさせる。さらに鎖延長剤を添加して反応させた後、反応生成物をトレーに移動して、100〜150℃で4時間以上保持し、反応を完結させることによって、塊状のエーテル系ウレタン樹脂を得ることができる。
次に、塊状のエーテル系ウレタン樹脂を粉砕してペレット化し、この樹脂ペレットを溶融させた後、Tダイ押出し機やインフレーションダイ押出機を用いて、シート状に押出すことにより、エーテル系ポリウレタン樹脂からなるフィルム基材を形成することができる。なお、シート状に押出されたフィルム基材は、通常、巻き取られる。あるいは、カレンダー加工により、2本の加熱したロール間でエーテル系ウレタン樹脂を圧延、伸展し、シート化することによりエーテル系ウレタン樹脂からなるフィルム基材が形成され、フィルム基材は必要に応じて巻き取られる。あるいはまた、樹脂ペレットをN,N−ジメチルアミド等の溶剤に溶解し、この溶液をバーコーター等を用いて例えばポリエステルフィルム等の剥離ライナー上に塗布し、乾燥させて溶剤を除去することにより、エーテル系ウレタン樹脂からなるフィルム基材を形成してもよい。
本発明においてエーテル系ウレタン樹脂からなるフィルム基材の厚さは、医療用や衛生材料用に使用される粘着シート(皮膚貼付材)の場合には、10〜150μmの範囲内であることが好ましい。フィルムの厚みが10μm未満であると、皮膚へ貼付したり剥離する際に取り扱いにくいものとなり易く、通常使用法においては実用不可能なレベルまで操作性が低下する。一方、フィルムの厚みが150μmより厚いと、透湿性が十分に得られないので、皮膚に貼付することを前提とする皮膚貼付材としては適さないものとなる。皮膚貼付材がドレッシング用途に使用される場合には、フィルムの厚みは20〜60μmの範囲内であることが特に好ましい。また、薄手の皮膚貼付材を必要とするような用途の場合には、10〜50μmであることが好ましい。
なお、皮膚貼付材用フィルム基材は多層構成とすることができ、例えば、エーテル系ウレタン樹脂フィルムの積層体としてもよい。
本発明の皮膚貼付材用フィルム基材は、30μmの厚さのフィルムの透湿度(Dry法)が800g/m・24hrs以上、4,000g/m・24hrs以下であることが好ましく、1,000g/m・24hrs以上、4,000g/m・24hrs以下であることが更に好ましく、1,300g/m・24hrs以上、4,000g/m・24hrs以下であることが特に好ましい。
また、皮膚貼付材用フィルム基材は、水膨潤状態での透湿性が高いことが好ましく、例えばろ紙カバー法(Wet法)によって得られる透湿度が3,000g/m・24hrs以上であることが好ましい。
ここで、フィルム等の透湿度とは、水蒸気が所定の条件下でフィルム等の1m当りを透過する量であり、所定量の水を所定の口径を有する容器内部に入れた後、容器の口をフィルムで覆い、温度40℃、相対湿度30%R.H.の条件下で24時間放置したときの水の減少量を1m当りに換算した値である。透湿度が高いほど、むれが少ないフィルム等であると言える。
本発明の皮膚貼付材は皮膚貼付材用フィルム基材の一方の面に粘着剤層を有する。具体的には、上記エーテル系ウレタン樹脂からなる皮膚貼付材用フィルム基材上に粘着剤層を有する。粘着剤層は、アクリル酸エステルを主成分とするアクリル系粘着剤、ポリオルガノシロキサンを主成分とするシリコーン系粘着剤、ポリエーテルポリウレタン及び/又はポリエステルポリウレタンを主成分とするウレタン系粘着剤からなる群から選ばれる少なくとも一種から形成されることが好ましい。
粘着剤層がアクリル系粘着剤から形成される場合には、例えば、アクリル酸エステル系ポリマーに、必要によりこのアクリル酸エステル系ポリマーと相溶可能なカルボン酸エステル、及び架橋剤を混合し、架橋処理を施すことにより得ることができる。ただし、カルボン酸エステルは、炭素数が16以上であり、常温で液状もしくはペースト状である。
アクリル酸エステル系ポリマーとは、(メタ)アクリル酸エステルを主成分とし、必要に応じて、共重合可能なモノマーを共重合したものである。(メタ)アクリル酸エステルとしては、アルキル基の炭素数が2以上であり、好ましくは炭素数が2以上、18以下の(メタ)アクリル酸アルキルエステルが好ましいものとして挙げられる。例えば、(メタ)アクリル酸のエチルエステル、プロピルエステル、ブチルエステル、ペンチルエステル、ヘキシルエステル、オクチルエステル、ノニルエステル、デシルエステル、ドデシルエステル等が挙げられる。これらの(メタ)アクリル酸エステルのうち、1種又は2種以上を用いることが好ましい。また、これらのアルキルエステル鎖は、直鎖でも分岐鎖でもよい。
(メタ)アクリル酸エステルと共重合可能なモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸等のカルボキシル基を含有するモノマー、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル等のヒドロキシル基を含有するモノマー、(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸エトキシエチル、(メタ)アクリル酸ブトキシエチル、(メタ)アクリル酸メトキシポリエチレングリコール、(メタ)アクリル酸エトキシジエチレングリコール等のアルコキシ基を含有するモノマー、スチレンやスチレンの誘導体、酢酸ビニル、N−ビニル−2−ピロリドン等のビニル系モノマー等を挙げることができる。これらのモノマーを必要に応じて、1種又は2種以上を、(メタ)アクリル酸エステルに共重合させて使用することができる。
アクリル酸エステル系ポリマーは、ガラス転移温度が260K以下であることが望ましい。アクリル酸エステル系ポリマーのガラス転移温度を260K以下とすることにより、皮膚接着性を十分に発現できるようになり、医療用や衛生材料用の粘着シートの粘着剤層として望ましいものとなる。
アクリル酸エステル系ポリマーは、例えば、溶液重合法、乳化重合法、懸濁重合法等の公知の重合方法により得ることができる。また、過酸化物系化合物やアゾ系化合物等のラジカル重合開始剤を用いて、ラジカル重合を行うことによって得ることができる。
アクリル酸エステル系ポリマーと相溶可能なカルボン酸エステルは、常温で液状もしくはペースト状であることが好ましい。ロウ状等の固形状のカルボン酸エステルを混合して粘着剤層を形成すると、接着性が低下することがある。
本発明においては、アクリル酸エステル系ポリマーと、カルボン酸エステルと、架橋剤とを混合して少なくとも一部に架橋体を形成することによりゲル状の粘着剤層を得ることができる。このようにして得られた粘着剤層は、微小変形領域における弾性率を低下させることができ、皮膚面の凹凸に対して粘着剤層表面の密着性(濡れ性)を向上させて皮膚に対する良好な接着性を発揮することができる。しかも皮膚貼付材を剥離する際には、皮膚面にかかる応力を緩和したり、分散させることができるので、剥離時に皮膚面に対して物理的刺激をほとんど与えることがなく、皮膚面の角質の剥離等もほとんど生じず、皮膚の損傷も極めて少ない、という効果を有する。
本発明に好ましく使用されるカルボン酸エステルとしては、フタル酸、マレイン酸、アジピン酸、ステアリン酸や各種脂肪酸とアルキルアルコールとのエステル類、エチレングリコール、グリセリン等の多価アルコールとのエステル類等を用いることができる。例えば、ミリスチン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、イソステアリン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジオクチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸イソセチル、2−エチルヘキサン酸ステアリル、コハク酸ジオクチル等の一価アルコールを用いたエステルや、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジイソステアリン酸プロピレングリコール、モノカプリル酸グリセリル、トリカプリル酸グリセリル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリカプリン酸グリセリル、トリラウリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリオレイン酸グリセリル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン等の二価以上の多価アルコールを用いたエステルを挙げることができる。
ただし、ここで用いられるカルボン酸エステルは炭素数が16以上であることが必要である。カルボン酸エステルの炭素数が15以下では、フィルム基材が液状成分を多量に吸収してフィルム基材の膨化変形が生じるからである。
本発明においては、上記カルボン酸エステルを配合する場合、少なくとも1種を、アクリル酸エステル系ポリマーに溶解させる。配合量は特に限定されるものではないが、例えば、アクリル酸エステル系ポリマー100質量部に対して、カルボン酸エステルを30〜100質量部の範囲内で含有させることが好ましい。
本発明においては、上記カルボン酸エステルを溶解させたアクリル酸エステル系ポリマーを用いる場合には、その一部に架橋体が形成されていることが必要である。架橋体を形成するために架橋処理が施され、例えば、有機過酸化物、イソシアネート化合物、有機金属塩、金属キレート、エポキシ化合物等を用いて、化学的架橋処理が施されてもよいし、電離性放射線を用いて物理的架橋処理が施されてもよい。
粘着剤層を形成する樹脂組成物(粘着剤)には、必要に応じて、グリセリン、ポリエチレングリコール等の可塑剤、ポリアクリル酸、ポリビニルピロリドン等の水溶性又は吸水性の樹脂、ロジン系、テルペン系、石油系等の粘着付与剤、各種軟化剤、充填剤、顔料等の各種添加剤を配合することができる。特に、カルボン酸エステルとして不飽和結合を有するものを用いた場合には、大気中の酸素による酸化劣化によって物性の変化が生じ、所望の特性が発揮されないことが懸念されるので、従来公知の酸化防止剤を樹脂組成物(粘着剤)中に配合することが好ましい。
粘着剤層の厚みは、10〜100μmの範囲内に設定することが好ましい。粘着剤層の厚みが10μm未満であると、皮膚に貼着中、十分な接着性が発揮されないことがあり、100μmを超えると、皮膚貼付材に要求されるレベルの水蒸気透過性が得られないことがある。
人体の皮膚面に皮膚貼付材を貼付する場合には、個人差や貼付する部位によって多少の変動はあるが、40℃、30%R.H.の雰囲気下で24時間保存した時の透湿度が600g/m・24h・40℃・30%R.H.以上であることが必要である。これ未満の透湿度しかない粘着シート(皮膚貼付材)を皮膚に1週間以上貼着すると、継続的なムレを発現し、皮膚刺激の原因となってしまう。皮膚貼付材は、透湿度が800g/m・24h・40℃・30%RH〜2,400g/m・24h・40℃・30%R.H.の範囲内に設定することが好ましい。
本発明の皮膚貼付材用フィルム基材は、粘着剤層を形成した後のフィルム基材、すなわち皮膚貼付材の透湿度がDry法による場合では1,000g/m・24hrs以上であることが好ましく、Wet法による場合では2,000g/m・24hrs以上であることが好ましい。
また、皮膚貼付材は耐水性に優れていることが望ましい。皮膚貼付材を水に浸漬することによって膨潤が生じ、しわが発生したり、被着体からの浮きあがりが起ったりすると、シール性が損なわれることが懸念されるので好ましくない。
本発明においては、この皮膚貼付材を用いて、絆創膏等の医療用テープやシートを形成することができる。例えば、皮膚貼付材を適当な大きさに切断して絆創膏を形成したり、あるいは創傷部分を被覆する被覆材、外科手術後の当て材、カテーテルの針入部やガーゼ等のカバー材等の医療用テープ又はシートを形成したり、皮膚貼付材に他の基材等を組み合わせて固定用テープや器具保持テープ等の医療用製品を形成することができる。なお、本発明の皮膚貼付材用基材及び皮膚貼付材は、皮膚に貼付する用途であれば、上記医療用途以外にも使用できることは言うまでもなく、例えば、粘着ピアスや、入れ墨テープ、カツラ固定用テープ、人工毛植毛用テープなどにも利用することができる。
以下に実施例を用いて、本発明を詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。また、以下の実施例において使用された測定方法及び評価方法を下記に示す。
<測定方法及び評価方法>
(1)フィルム基材の透湿度(Dry法)
20mLの精製水を内径40mm、高さ40mmのガラス製容器(秤量びん)に入れ、直系50mmの円形に裁断した皮膚貼付材用フィルム基材を粘着剤層を下向きにして容器の口に貼付、固定した。粘着シートを貼付した容器全体の重量(W1)を測定した後、これを40℃、相対湿度30%R.H.の恒温恒湿機中に入れ、24時間放置後の重量(W2)を測定した。透湿度を下記式に基づいて算出した。ただし、透湿度は厚みに反比例すると仮定して、厚み30μmのものに換算して算出した。

透湿度(g/m・24h・40℃・30%R.H.)=
(W1−W2)/(0.02×0.02×π)
(2)皮膚貼付材の透湿度
(1)フィルム基材の透湿度の測定と同様にして、透湿度を求めた。ただし、粘着剤層が水(水蒸気)側となるように、すなわち粘着剤層がガラス製容器の口と接触するようにして皮膚貼付材を固定した。
(3)フィルム基材の透湿度(ろ紙カバー法、Wet法)
フィルム基材を直径60mmの円形に打ち抜く。70mm角のアルミニウム板上に直径30mmの円形のろ紙を6枚重ねて載せ、ろ紙に精製水1mLを含浸させる。次に、ろ紙を覆うように、打ち抜いた直径60mmのフィルム基材を重ねてアルミニウム板に固定する。このようにして得られたフィルム基材を固定したアルミニウム板を、40℃、相対湿度30%RHの恒温恒湿機中で1時間以上保存する。保存前後の重量をそれぞれ測定し(W3:保存前の重量、W4:保存後の重量)、透湿度を下記式に基づいて算出した。ただし、透湿度は厚みに反比例すると仮定して、厚み50μmのものに換算して算出した。

透湿度(g/m・24h・40℃・30%R.H.)=
(W3−W4)/(0.015×0.015×π)
(4)水分膨潤性
皮膚貼付材用フィルム基材を50mm×50mmの大きさに切断し、対角線方向に長さ50mmの標線を記入する。これを40℃の精製水中に5分間浸漬した後取り出す。取り出した後、直ちに標線の長さ(L)を測定する。下記式に基づいて水分膨潤率を求めた。

水分膨潤率(%)={(L−50)/50}×100
(5)皮膚貼付材の耐水性
皮膚貼付材を40mm×40mmの大きさに切断し、4角を半径5mmの円形状に切り落とす。この切断した皮膚貼付材を、アルミニウム板の上に気泡が入らないようにして貼着する。次に、皮膚貼付材を貼着したアルミニウム板を、40℃の精製水の中に5分間浸漬した後、取り出す。浸漬後の皮膚貼付材を肉眼で観察し、しわや浮き上がりが発生していた場合には記号「×」、しわや浮き上がりが多少発生していたが、実用可能なレベルであるものを記号「△」、しわも浮き上がりも発生せず、良好な貼着状態を保持していた場合には記号「○」で示す。
(実施例1)
冷却管、加熱装置、温度計、および攪拌装置を備えた反応容器に、ポリオールとして、重量平均分子量が1,000のポリオキシテトラメチレングリコール(OTMG)を38gと、重量平均分子量が2,000のポリエチレングリコール(PEG)を26gと、1,4−ブタンジオール(BD)を6gとを投入し混合する。これを温度が70℃となるようにし、攪拌しながら、ポリイソシアネートとして、50℃にしたメチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)の30gを加えて5分間攪拌した。その後、反応生成物をトレーに移し、熱風乾燥機中に入れて140℃で5時間熟成して、塊状のエーテル系ウレタン樹脂を得た。得られた塊状のエーテル系ウレタン樹脂を粉砕し、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)に溶解して濃度30%の溶液を作成した。この溶液を剥離処理したポリエステルフィルム(38μm厚)の剥離処理面上に、乾燥後の厚みが30μmになるようにアプリケータを用いてキャスティングし、熱風循環乾燥機中で、160℃で5分間乾燥させ、エーテル系ウレタン樹脂からなる皮膚貼付材用フィルム基材を得た。
次に、得られた皮膚貼付材用フィルム基材上に、粘着剤層を形成する。
アクリル酸イソノニル(NA)、アクリル酸メトキシエチル(MEA)、アクリル酸(AA)とを共重合させてアクリル酸アルキルエステル系ポリマーを得た。ただし、アクリル酸アルキルエステル系ポリマーの配合割合は、重量比でNA:MEA:AA=65:30:5である。得られたアクリル酸アルキルエステル系ポリマー100重量部(固形分)と、カルボン酸エステル成分としてカプリル酸トリグリセライド(GTC)60重量部と、架橋剤成分として三官能性イソシアネート化合物0.2重量部とをトルエン中で混合して粘着剤層用溶液(濃度33%)を作成した。この粘着剤層用溶液を、剥離処理した紙セパレータの剥離処理面上に乾燥後の厚みが30μmとなるように塗布し、熱風乾燥機中で、110℃で3分間乾燥させて粘着剤層を形成した。
得られた粘着剤層の上に、作製したエーテル系ウレタン樹脂からなるフィルム基材を貼り合わせた後、熱風乾燥機中に60℃の雰囲気下で3日間保存してエージングを行い粘着剤層の架橋反応を完結させて、ドレッシング材用の皮膚貼付材を作製した。
得られた皮膚貼付材用フィルム基材及び皮膚貼付材について、それぞれ透湿度を測定した。また、皮膚貼付材用フィルム基材の水膨潤度と皮膚貼付材の耐水性についても評価を行った。その結果を表1に示す。
(実施例2)
実施例1において、ポリオールとして、重量平均分子量が1,000のポリオキシテトラメチレングリコール(OTMG)を58gと、1,4−ブタンジオール(BD)を10gとを投入し混合した後、温度が70℃となるようにし、攪拌しながら、ポリイソシアネートとして、50℃にしたメチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)の32gを加えて5分間攪拌した以外は実施例1と同様にして、皮膚貼付材用フィルム基材を作製した。
また、得られた皮膚貼付材用フィルム基材を用い、実施例1と同様にして皮膚貼付材を作製した。
得られた皮膚貼付材用フィルム基材及び皮膚貼付材について、実施例1と同様の測定及び評価を行った。その結果を表1に示す。
(実施例3)
実施例1において、ポリオールとして、重量平均分子量が1,000のポリオキシテトラメチレングリコール(OTMG)を22gと、ポリエチレングリコール(PEG)を33gと、ポリプロピレングリコール(PPG)を5gと、1,4−ブタンジオール(BD)を7gとを投入し混合した後、温度が70℃となるようにし、攪拌しながら、ポリイソシアネートとして、50℃にしたメチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)の33gを加えて5分間攪拌した以外は実施例1と同様にして、皮膚貼付材用フィルム基材を作製した。
また、得られた皮膚貼付材用フィルム基材を用い、実施例1と同様にして皮膚貼付材を作製した。
得られた皮膚貼付材用フィルム基材及び皮膚貼付材について、実施例1と同様の測定及び評価を行った。その結果を表1に示す。
(比較例1)
実施例1において、ポリオールとして、重量平均分子量が1,000のポリオキシテトラメチレングリコール(OTMG)を6gと、重量平均分子量が2,000のポリエチレングリコール(PEG)を40gと、重量平均分子量が2,000のポリプロピレングリコール(PPG)を10gと、1,4−ブタンジオール(BD)を8gとを投入し混合した後、温度が70℃となるようにし、攪拌しながら、ポリイソシアネートとして、50℃にしたメチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)の36gを加えて5分間攪拌した以外は実施例1と同様にして、皮膚貼付材用フィルム基材を作製した。
また、得られた皮膚貼付材用フィルム基材を用い、実施例1と同様にして皮膚貼付材を作製した。
得られた皮膚貼付材用フィルム基材及び皮膚貼付材について、実施例1と同様の測定及び評価を行った。その結果を表1に示す。
(比較例2)
実施例1において、エーテル系ウレタン樹脂(大日精化工業株式会社製、「ハイムレンY−231」)を用いた以外は実施例1と同様にして、皮膚貼付材用フィルム基材を作製した。このフィルムの一方の面に、実施例1と同様にして、粘着剤層を形成し、皮膚貼付材を作製した。
ポリエーテルポリアミドフィルム及び作成した皮膚貼付材について、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
Figure 2005218495
表1から明らかなように、実施例1〜3の皮膚貼付材用フィルム基材は透湿度(Dry法)が1,000g/m・24h・40℃・30%R.H.以上であり、優れた透湿性を有するものであることが分かった。また、実施例1〜実施例3の皮膚貼付材用フィルム基材は、Wet法による透湿度においても優れており、かつ、粘着層を形成した皮膚貼付材であっても透湿性に優れたものであることが分かった。特に、実施例1の皮膚貼付材用フィルム基材は、透湿度(Dry法)が1,900g/m・24h・40℃・30%R.H.以上であり、特に優れた透湿性を有し、かつ、粘着剤層を有する皮膚貼付材においても、透湿度(Dry法、Wet法)に優れ、かつ耐水性にも優れたバランスのよいフィルム基材であることが分かった。
一方、水膨潤率が5%を超える比較例1及び2の皮膚貼付材用フィルム基材は、透湿性は優れていたが、水分の吸収による変形が大きかった。また、耐水性においても劣ったものであった。
なお、実施例1〜3の皮膚貼付材は、適度な接着性を有し、かつ、皮膚等への追従性にも優れたものであった。
本発明の皮膚貼付材は、種々の大きさのシート状、テープ状等の形態で使用することがで、また、ロール状形態で保存することもできる。これらの皮膚貼付材は、皮膚貼付用途、例えば医療衛生分野、外用用途等の分野で使用することができ、具体的には、絆創膏、粘着包帯、ドレッシング材等に好適に使用される。

Claims (6)

  1. ウレタン系樹脂からなるフィルム基材であって、40℃の水に5分間浸漬した際の長さ変化で表される水膨潤率が5%以下であることを特徴とする皮膚貼付材用フィルム基材。
  2. 前記水膨潤率が実質的に0%である請求項1記載の皮膚貼付材用フィルム基材。
  3. 厚みが10μm〜50μmである請求項1又は2記載の皮膚貼付材用フィルム基材。
  4. 透湿度が、800〜4,000g/m・24hrsである請求項1から3のいずれか1項記載の皮膚貼付材用フィルム基材。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の皮膚貼付材用フィルム基材の片面に粘着剤層を有することを特徴とする皮膚貼付材。
  6. 前記粘着剤層を形成する粘着剤が、(メタ)アクリル酸エステルを主成分とするアクリル系粘着剤、ポリオルガノシロキサンを主成分とするシリコーン系粘着剤、及び、ポリエーテルポリウレタン及び/又はポリエステルポリウレタンを主成分とするウレタン系粘着剤からなる群から選ばれる少なくとも一種である請求項5記載の皮膚貼付材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019138756A1 (ja) * 2018-01-15 2019-07-18 株式会社グローウィング ウィッグ用フィルムおよび当該ウィッグ用フィルムを備えたウィッグキャップ
JP2021091750A (ja) * 2019-12-06 2021-06-17 Dic株式会社 水性樹脂組成物、フィルム及び医療用貼付材

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