JP2007037545A - 電子レンジ調理用冷凍えびフライおよびその製造方法 - Google Patents

電子レンジ調理用冷凍えびフライおよびその製造方法 Download PDF

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彰 船迫
Tsutomu Tomiyama
勉 富山
Hiroaki Nakanishi
寛秋 中西
Hiroshi Matsuda
大資 松田
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Abstract

【課題】 電子レンジ調理において所定の彎曲形状が得られる電子レンジ調理用冷凍えびフライを提供すること。
【解決手段】 胸側頭部11と腹側尾部12とにそれぞれ接する第1仮想接線1aと、この第1仮想接線1aと直交し冷凍えびフライ10Aの背側尾部13に接する第2仮想接線1bと、この第2仮想接線1bと直交し冷凍えびフライ10Aの背部14に接する第3仮想接線1cと、第1仮想接線1aおよび第3仮想接線1cとそれぞれ直交し冷凍えびフライ10Aの背側頭部15に接する第4仮想接線1dとにより仮想長方形1を形成し、仮想長方形1の第2仮想接線1bおよび第4仮想接線1dからなる2辺のそれぞれの長さをX、前記第1仮想接線および第3仮想接線からなる2辺のそれぞれの長さをY、Y/XをMとしたとき、1.5≦M≦3.0を満足するような彎曲形状とされたもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子レンジ調理用冷凍えびフライおよびその製造方法に係り、特に、えび身の腹側の筋を切断することなく所定の彎曲形状を保持するようにした電子レンジ調理用冷凍えびフライおよびその製造方法に関する。
一般に、電子レンジ調理用冷凍えびフライは、むき身にしたえび身を一度蒸した後に衣をつけて揚げ、その後凍結状態にて販売し、購入者が電子レンジにて調理するようになっていた。
ところで、販売用の電子レンジ調理用冷凍えびフライについては、蒸すときと揚げるときには冷凍食品の衛生基準を満たす最低限の加熱を行って、製品の重量をなるべく低下させないようにするとともに、過度の加熱による味の低下を生じさせないようにしていた。
このため、購入者が電子レンジにより冷凍えびフライを加熱すると、えび身の筋にはまだ収縮しようとする余力があるため、えびフライが必要以上に丸まってしまうことになっていた。よって、えびフライが外見上小さく見えることになっていた。
そこで、家庭においてえびフライを作るには、加熱した際にえび身が必要以上に丸まってしまうのを防止するためえびの頭胸部および殻を除去した後にえび身の腹部におけるえび身の長手方向に対し直交する方向に3〜4本の切れ目を入れていた。
また、工業的にも、加熱した際にえび身が丸まってしまうと小さく見えるので、切れ目を入れるようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−135659号公報
しかしながら、えび身の腹部に切れ目を入れるのは手作業で行われるため、大量のえび身に切れ目を入れるのはきわめて非効率であった。
そこで、本発明は、えび身の腹部に切れ目を入れることをしないでもよけいに丸まることなく電子レンジ調理において所定の彎曲形状が得られる電子レンジ調理用冷凍えびフライおよびその製造方法を提供することを目的としている。
前述した目的を達成するため、請求項1に係る電子レンジ調理用冷凍えびフライの特徴は、胸側頭部と腹側尾部とにそれぞれ接する第1仮想接線と、この第1仮想接線と直交し背側尾部に接する第2仮想接線と、この第2仮想接線と直交し背部に接する第3仮想接線と、前記第1仮想接線および第3仮想接線とそれぞれ直交し背側頭部に接する第4仮想接線とにより仮想長方形を形成し、この仮想長方形の前記第2仮想接線および第4仮想接線からなる2辺のそれぞれの長さをX、前記第1仮想接線および第3仮想接線からなる2辺のそれぞれの長さをY、Y/XをMとしたとき、1.5≦M≦3.0を満足する点にある。そして、このような構成を採用したことにより、所定の彎曲形状とされた尾扇部のない電子レンジ調理用冷凍えびフライを得ることができる。
請求項2に係る電子レンジ調理用冷凍えびフライの特徴は、胸側頭部と尾扇部を除いた腹側尾部とにそれぞれ接する第1仮想接線と、この第1仮想接線と直交し背側尾部に接する第2仮想接線と、この第2仮想接線と直交し背部に接する第3仮想接線と、前記第1仮想接線および第3仮想接線とそれぞれ直交し背側頭部に接する第4仮想接線とにより仮想長方形を形成し、この仮想長方形の前記第2仮想接線および第4仮想接線からなる2辺のそれぞれの長さをX、前記第1仮想接線および第3仮想接線からなる2辺のそれぞれの長さをY、Y/XをMとしたとき、1.5≦M≦3.0を満足する点にある。そして、このような構成を採用したことにより、所定の彎曲形状とされた尾扇部のある電子レンジ調理用冷凍えびフライを得ることができる。
請求項3に係る電子レンジ調理用冷凍えびフライの製造方法の特徴は、生えびから頭胸部、尾扇部および殻を除去し、えび身を彎曲形状に固定したうえで加熱してえび身の彎曲形状を保持し、えび身の外周面を粉により被覆したうえで衣液およびパン粉により被覆して電子レンジ調理の際にえび身が変形しないように衣を形成し、衣つきのえび身を揚げ、その後凍結した点にある。そして、このような構成を採用したことにより、衣配合組成ならびに衣液の粘度調整により電子レンジ調理の際に所定の彎曲形状を保持した尾扇部のない電子レンジ調理用冷凍えびフライを製造することができる。
請求項4に係る電子レンジ調理用冷凍えびフライの製造方法の特徴は、生えびから頭胸部および殻を除去し、えび身を彎曲形状に固定したうえで加熱してえび身の彎曲形状を保持し、えび身の外周面を粉により被覆したうえで衣液およびパン粉により被覆して電子レンジ調理の際にえび身が変形しないように衣を形成し、衣つきのえび身を揚げ、その後凍結した点にある。そして、このような構成を採用したことにより、衣配合組成ならびに衣液の粘度調整により電子レンジ調理の際に所定の彎曲形状を保持した尾扇部のある電子レンジ調理用冷凍えびフライを製造することができる。
請求項5に係る電子レンジ調理用冷凍えびフライの製造方法の特徴は、少なくとも2回にわたって前記衣液およびパン粉により前記えび身を被覆する点にある。そして、このような構成を採用したことにより、衣の二重構成、衣配合組成ならびに衣液の粘度調整により結果的に十分な厚みの衣が形成され電子レンジ調理の際に所定の彎曲形状を得ることができる。
請求項6に係る電子レンジ調理用冷凍えびフライの製造方法の特徴は、生えびから少なくとも頭胸部を除去した後に生えびを氷冷水中にて1日弱チルド保存し、生えびの殻を除去したうえでアルカリ液に浸漬するようにした点にある。そして、このような構成を採用したことにより、生えびの個体差を減少させることができる。
請求項7に係る電子レンジ調理用冷凍えびフライの製造方法の特徴は、生えびを加熱した後にえび身を固定したまま短時間2℃以下の冷食塩水に浸漬した点にある。そして、このような構成を採用したことにより、浸透圧によりえび身に水分が浸入しないので、えび身を良好に保持したうえで冷却できる。
請求項8に係る電子レンジ調理用冷凍えびフライの製造方法の特徴は、えび身を固定したまま短時間2℃以下の冷食塩水に浸漬した後にえび身を自由状態においてさらに2℃以下の冷食塩水に浸漬した点にある。そして、このような構成を採用したことにより、さらにえび身に水分が浸入しない状態でえび身を締めることができる。
請求項9に係る電子レンジ調理用冷凍えびフライの特徴は、請求項3、請求項5ないし請求項8のいずれか1項に記載の製造方法により製造された請求項1に記載の電子レンジ冷凍えびフライにある。そして、このような構成を採用したことにより、所定の彎曲形状とされた尾扇部のない電子レンジ調理用冷凍えびフライを具体的な製造方法により得ることができる。
請求項10に係る電子レンジ調理用冷凍えびフライの特徴は、請求項4ないし請求項8のいずれか1項に記載の製造方法により製造された請求項2に記載の電子レンジ冷凍えびフライにある。そして、このような構成を採用したことにより、所定の彎曲形状とされた尾扇部のある電子レンジ調理用冷凍えびフライを具体的な製造方法により得ることができる。
本発明に係る電子レンジ調理用冷凍えびフライは、電子レンジによる調理の際に所定の彎曲形状を保持しているので、直線状であると収納できない比較的小さな弁当箱にも収納できるし、大きく丸まりすぎて小さく見えるというおそれもない。また、本発明に係る電子レンジ調理用冷凍えびフライは、直線でもなく、大きく丸まり過ぎていないことで、衣付きの調理されたものがその形状からえびであることがよく分かる。
また、本発明の電子レンジ調理用冷凍えびフライの製造方法によれば、衣配合組成ならびに衣液の粘度調整によりえび身の腹部に切れ目を入れることなく電子レンジによる調理の際に所定の彎曲形状を保持している電子レンジ調理用冷凍えびフライを効率よく製造することができる。さらに、生えびから少なくとも頭胸部を除去した後に生えびを氷冷水中にて1日弱チルド保存し、生えびの殻を除去したうえでアルカリ液に浸漬するようにした点にある。そして、このような構成を採用したことにより、生えびの個体差が減少するので、えびフライの寸法を良好に揃えることができ、異なるロットの生えびを使用して製造する場合であっても、所定の彎曲形状に良好に揃えることができる。
まず、本発明の電子レンジ調理用冷凍えびフライの実施形態について説明する。
図1は尾扇を有しない電子レンジ調理用冷凍えびフライ(以下、冷凍えびフライと略称する)10Aについて説明する。
本実施形態の冷凍えびフライ10Aは、全体的に所定の彎曲形状をなしている。これは、冷凍えびフライ10Aが直線状であると、小さな弁当箱に収納できないことがあるし、また、冷凍えびフライ10Aが大きく彎曲して丸まりすぎると、小さく見え体裁が悪いからである。
このため、前記冷凍えびフライ10Aの胸側頭部11と腹側尾部12とにそれぞれ接する第1仮想接線1aと、この第1仮想接線1aと直交し冷凍えびフライ10Aの背側尾部13に接する第2仮想接線1bと、この第2仮想接線1bと直交し冷凍えびフライ10Aの背部14に接する第3仮想接線1cと、前記第1仮想接線1aおよび第3仮想接線1cとそれぞれ直交し冷凍えびフライ10Aの背側頭部15に接する第4仮想接線1dとにより仮想長方形1を形成する。そして、前記仮想長方形1の前記第2仮想接線1bおよび第4仮想接線1dからなる2辺のそれぞれの長さをX、前記第1仮想接線および第3仮想接線からなる2辺のそれぞれの長さをY、Y/XをMとしたとき、1.5≦M≦3.0を満足するような彎曲形状とされている。このMが1.5未満であると、彎曲状態が大きすぎ、小さく見えてしまい体裁が悪い。また、Mが3.0を越えると、彎曲状態が小さすぎて直線に近くなってしまい、小さな弁当箱に収納できなくなってしまうからである。1.5≦M≦3.0の範囲内であれば、前述した問題がないだけでなく、えび本来の自然な形状を呈することになる。
前記冷凍えびフライ10Aの縦断面が図2に表示されている。この図2は、便宜上完全な円形に表示したが、実際の形状は異なっている。
図2において、えび身20の外周は、衣21により被覆されている。この衣21は、内側から粉22、第1衣本体23a,第1パン粉24a,第2衣本体23bおよび第2パン粉24bにより構成されている。ここで、衣本体とパン粉を2度にわたって十分に供給して衣21を形成するのは、えび身20の電子レンジによる加熱の際のさらなる彎曲を防止するためである。
前記粉22は、えび身20を被覆してえび身のうまみを逃がさないためのものであり、一例として、でん粉49.4重量%、グァーガム0.6重量%、コーンフラワー12.5重量%、小麦粉24.7重量%、粉末卵白7.5重量%、パン粉5.0重量%、大豆油0.3重量%により構成されている。
つぎに、衣液として供給される第1衣本体23aおよび第2衣本体23bは、一例として、でん粉18.3重量%、食塩1.1重量%、コーンフラワー0.9重量%、グルテン1.4重量%、酵母エキス0.1重量%、デキストリン0.2重量%、ペースト状のえびエキス4.7重量%、粘度調整のための増粘多糖類であるキサンタンガム0.07重量%、水73.23重量%により構成されている。
さらに、前記第1パン粉24aは、微粉パン粉(共栄フード社製スイートフラワー)により構成されており、また、前記第2パン粉は、普通のパン粉(共栄フード社製ホワイトフラワー)により構成されている。
ところで、電子レンジによる加熱時のえび身20のさらなる彎曲を防止するためには、
えび身20に対する衣21の比率である衣率Aが重要な要素となっている。この衣率A(%)は、揚げた後のえびフライの重量をB、衣21による被覆前のえび身20の重量をCとしたとき、
A=(B−C)×100/B
で表される。
そして、好ましい衣率Aは52〜63%である。この衣率Aが52%未満であると、電子レンジによる加熱時にえび身20がさらに彎曲してしまうし、63%を越えると、衣21が厚くなりすぎて、食感ならびに味が悪くなるからである。
ところで、前記衣率Aの実施例をひとつ挙げておく。えび身20に付着した衣21の粉22の重量が0.5g、第1衣本体23aが1.7g、第1パン粉が1.5g、第2衣本体23bが2.8g、第2パン粉が2.3gで、このほかに揚げたときに揚げ油である菜種白絞油が吸油されて衣21の水分と一部置換され、その結果、衣21の全体の重量は水分が減少して8.5gとなるので、これに被覆前のえび身20の重量(C)である6.5gを加えた重量である15.0gがえびフライの重量(B)となる。
よって、衣率(A)は、(15.0−6.5)×100/15.0で56.7%となり、好ましい衣率となっている。
そして、このような揚げたえびフライを凍結することにより冷凍えびフライ10Aとして販売に供することができる。そこで、この冷凍えびフライ10Aを購入した人が電子レンジにより加熱調理しても、この冷凍えびフライ10Aにはえび身20に適量の衣21が付着されているので、えび身20がさらに彎曲することはない。
図3は尾扇を有する冷凍えびフライの実施形態を示すものであり、本実施形態の冷凍えびフライ10Bは尾扇16をそのまま除去することなく有している。
この冷凍えびフライ10Bの尾扇16を無視した状態で、冷凍えびフライ10Bの胸側頭部11と腹側尾部12とにそれぞれ接する第1仮想接線1aと、この第1仮想接線1aと直交し冷凍えびフライ10Aの背側尾部13に接する第2仮想接線1bと、この第2仮想接線1bと直交し冷凍えびフライ10Aの背部14に接する第3仮想接線1cと、前記第1仮想接線1aおよび第3仮想接線1cとそれぞれ直交し冷凍えびフライ10Aの背側頭部15に接する第4仮想接線1dとにより仮想長方形1を形成する。そして、前記仮想長方形1の前記第2仮想接線1bおよび第4仮想接線1dからなる2辺のそれぞれの長さをX、前記第1仮想接線および第3仮想接線からなる2辺のそれぞれの長さをY、Y/XをMとしたとき、図1に示した冷凍えびフライ10Aと同様、1.5≦M≦3.0を満足
するような彎曲形状とされている。
また、本実施形態の冷凍えびフライ10Bの衣21の構成も図1に示す冷凍えびフライ10Aと同様、図2に示すようにされており、その詳細も冷凍えびフライ10Aについて前述したと同様である。
さらに、本実施形態の冷凍えびフライ10Bの衣率は、尾扇16の重量を入れないで、冷凍えびフライ10Aについて前述したと同様、52〜63%の範囲内とされている。
よって、この冷凍えびフライ10Bを電子レンジにより加熱調理しても、この冷凍えびフライ10Bにはえび身20に、二重構成の衣21および衣21の配合組成により適量の衣21が付着されているので、えび身20がさらに彎曲することはない。
つぎに、前述した冷凍えびフライ10A,10Bの製造方法について説明する。
原料となるえびが入荷したら、頭胸部および殻が付いている状態のえびを、次亜塩素酸ナトリウムを塩素量換算で50〜75ppmとなるように溶解した冷水にて洗浄した後に次亜塩素酸ナトリウムを塩素量換算で20〜30ppmとなるように溶解した冷水中でえびの頭胸部を除去する。その後、次亜塩素酸ナトリウムを塩素量換算で20〜30ppmとなるように溶解した冷水でえびをすすいだ後に、次亜塩素酸ナトリウムを塩素量換算で20〜30ppmとなるように溶解した冷水にて再度えびの洗浄を行う。
つぎに、えびのサイズや等級などの選別を行ったのちに、氷を混入した冷水中において殻つきのえびを16〜20時間チルド保存する。このようにえびを16〜20時間チルド保存すると、えび身の損傷ならびに化学的劣化が生じるためえびの個体差が減少する。すなわち、えび身が劣化しつつ揃うことになる。すると、後述するアルカリ液でのえび身の浸漬の実施によるえび身の膨潤率も揃い、えびの彎曲ばらつきがなくなり、各えびの重量が揃うことになる。この結果、製品としての冷凍えびフライのサイズコントロールが容易になり、すべてのえびの彎曲形状をほぼ同様にでき、形状のばらつきを回避することができる。
一方、前述した氷冷水中でチルド保存しない鮮度のよいえびの場合、えび本来の個体差や、運搬中の氷水容器内での上下等の位置によっても発生する個体差のため、えびのサイズのばらつきが大きくなり、実際の冷凍えびフライを一定品質の商品として継続的に製造する場合には異なるロットの生えびを使用する必要が生じ、異なるロットの間では生えびの個体差はさらに大きいものとなるためサイズばかりではなく彎曲形状のばらつきが生ずることになる。
ついで、えびの殻と背わたの除去を行う。さらに、図1の冷凍えびフライ10Aについては尾扇の除去を行う。なお、図3の冷凍えびフライ10Bについては尾扇を残しておく。その後、次亜塩素酸ナトリウムを塩素量換算で10〜15ppmとなるように溶解した冷水にて再度えび身の洗浄を行う。
ついで、加熱によりえび身が過剰に縮むのを防止するため、アルカリ液にえびを浸漬する。
このアルカリ液の配合は、炭酸カリウム0.40質量%、炭酸ナトリウム0.60質量%、食塩2.50質量%、乳酸カルシウム1.25質量%、クエン酸3ナトリウム1.60質量%、水93.65質量%とされており、このアルカリ液1重量に対しえび身1重量を16時間浸漬する。すると、えび身にはアルカリ液中の水分がえび身の重量の約15%吸収され、えび身は膨潤されることになる。
アルカリ液の他の例では、特許第3160385号公報に記載されている例を用いてもよい。すなわち、トリポリ燐酸ナトリウム95部、ピロ燐酸二水素二ナトリウム5部からなる組成物および硫酸マグネシウムを3%食塩水に対して2.8重量%および0.2重量%添加、溶解したものに、えび身重量比=1にしてえび身を16時間浸漬するようにしても、えび身が膨潤される。
つぎに、アルカリ液から取出したえび身を再度洗浄水切りするとともに、再度サイズの選別を行う。その後、図4に示すように、えび身20が所定の彎曲形状になるように成形するために、えび身20を嵌合するための複数本のガイドピン7,7…が彎曲状に配置されるようにして突設された支持板6にえび身20を嵌合する。このような装置の一例が実開昭61−118517号公報に記載されている。また、このような装置を使用することなくえび身の形状を成形するには、えび身に串を刺してもよい。
このようにえび身を所定の彎曲形状に成形した状態で、えび身を100℃の蒸気によりえび身の中心が68〜72℃に達するように蒸す。この結果、えび身は所定の彎曲形状に保持されることになる。
その後、支持板6にえび身を保持したまま1質量%の食塩を含有した2℃以下の食塩水に3〜10秒浸漬し、さらに、支持板6から外したえび身を、1質量%の塩を含有した2℃以下の食塩水に3分浸漬する。このように食塩水にえび身を浸漬するのは、浸透圧により水分の浸入を防止するとともに、えび身の表面を締めてえび身の表面のふやけるのを防止するためである。
ついで、えび身を個々に急速凍結したうえで、冷水に浸漬してえび身の表面に氷の被膜を形成する。これは、えび身の乾燥防止のためである。
その後、えび身を揚げる場所に移動したうえで、えび身を完全に解凍し、えび身に衣をつける作業を行う。
なお、えび身を蒸気により蒸した後に、直ちにえび身を揚げる場合には、えび身の凍結作業は省略される。
つぎに、機械で図2により説明した衣21をえび身20につける作業を行う。
この作業は、まず、粉22にえび身20を通過させてえび身20を粉22により被覆する。
つぎに、第1衣本体23aを形成するため衣液を粉22により被覆されているえび身2
0に噴射する。その後、第1パン粉24aを形成するため、微粉パン粉にえび身20を通過させてえび身20の周囲の衣液に微粉パン粉を付着させる。
ついで、第2衣本体23bを形成するため、粉、衣液および微粉パン粉が付着されているえび身20に再度衣液を噴射する。その後、第2パン粉24bを形成するため、パン粉にえび身20を通過させてえび身20の周囲の衣液にパン粉を付着させる。
前述したようにしてえび身20の外周に衣20の材料が付着されたら、このえび身20を185℃に加熱した菜種白絞油中に55秒間投入してえび身20および衣21の材料を加熱してえびフライを調理する。
このようにして調理されたえびフライは、凍結されたのち、トレイに詰めてフィルム包装され、箱詰めして出荷される。
そこで、このような冷凍えびフライを購入したものが、家庭の電子レンジによりこの冷凍えびフライ6尾を凍ったまま500Wで1分間(ただし、尾数により時間は調整する)加熱すると、この冷凍えびフライは、衣21の二重構成ならびに衣21の配合組成により結果的に良好な厚みの衣21が形成されるとともに、衣率は52〜63%の範囲内とされているので、電子レンジの加熱によってはさらに彎曲することなく、所定の彎曲形状を保持することができる。また、電子レンジ調理したえびフライを、白米のご飯1膳とともにお弁当としたところ、衣がご飯の水分を吸って柔らかくなった状態でも、えびフライはさらに丸くなることなく、調理後の形状が維持されていた。
表1は、衣液に含まれているキサンタンガムの配合量を変化させることにより衣液の粘度を変化させて、冷凍えびフライの電子レンジにおける調理の際のえび身20のさらなる彎曲の有無を検出したものである。ここにおいて、衣液の粘度測定は、TOKI SANGYO CO., LTD. 製のVISCOMETER TVC-5モデルを使用し、ローターNo.3、温度15℃±3℃で実施した。また、使用しているえびは、インドネシア産養殖バナメイえび(学名: Litopenaeus vannamei)である。
Figure 2007037545
表1によれば、衣液粘度の大きなテスト区D,E,Fのえびフライは衣率が所望の52〜63%の範囲内に入っており、電子レンジ調理においてもえび身20のさらなる彎曲は生じなかった。ただ、テスト区Dは重量が軽量過ぎたため、重量検定で落ちてしまった。
また、テスト区Fは重量が重すぎたため、多少問題であった。
一方、衣液粘度の小さなテスト区A,B,Cのえびフライは衣率が所望の52〜63%未満であり、電子レンジ調理においてもえび身20にはさらなる彎曲が生じてしまった。
Figure 2007037545
表2は、前述したようにえび身を100℃の蒸気によりえび身の中心が68〜72℃に達するように蒸した後に、支持板6にえび身を保持したまま1質量%の食塩を含有した2℃以下の食塩水に浸漬した場合におけるえびフライの前述したM値をそれぞれ100個のえびフライを使用した実験により測定し、M値について1.5および3.0を境界とした3つの領域において、その測定値が該当する個数を記載したものである。このうち、1.5≦M≦3.0を満足するような彎曲形状がえびフライとして良好な形状である。前述したように、このMが1.5未満であると、彎曲状態が大きすぎ、小さく見えてしまい体裁が悪いし、また、Mが3.0を越えると、彎曲状態が小さすぎて直線に近くなってしまい、小さな弁当箱に収納できなくなってしまうからである。
この表2によれば、5秒間浸漬した場合が78%の歩留まりが得られ最良である。したがって、好ましい食塩水浸漬時間を3〜10秒としたが、この中でも5秒が特に好ましい。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
本発明に係る電子レンジ調理用冷凍えびフライの第1実施形態を示す平面図 図1の概略縦断面図 本発明に係る電子レンジ調理用冷凍えびフライの第2実施形態を示す平面図 えび身成形用の支持板の実施形態を示す平面図
符号の説明
1 仮想長方形
1a 第1仮想接線
1b 第2仮想接線
1c 第3仮想接線
1d 第4仮想接線
6 支持板
7 ガイドピン
10A,10B 電子レンジ調理用冷凍えびフライ
11 胸側頭部
12 腹側尾部
13 背側尾部
14 背部
15 背側頭部
16 尾扇
20 えび身
21 衣
22 粉
23a 第1衣本体
23b 第2衣本体
24a 第1パン粉
24b 第2パン粉

Claims (10)

  1. 頭胸部、尾扇部および殻を除去されたえび身の外周が衣により被覆されている電子レンジ調理用冷凍えびフライにおいて、
    胸側頭部と腹側尾部とにそれぞれ接する第1仮想接線と、この第1仮想接線と直交し背側尾部に接する第2仮想接線と、この第2仮想接線と直交し背部に接する第3仮想接線と、前記第1仮想接線および第3仮想接線とそれぞれ直交し背側頭部に接する第4仮想接線とにより仮想長方形を形成し、この仮想長方形の前記第2仮想接線および第4仮想接線からなる2辺のそれぞれの長さをX、前記第1仮想接線および第3仮想接線からなる2辺のそれぞれの長さをY、Y/XをMとしたとき、
    1.5≦M≦3.0
    を満足することを特徴とする電子レンジ調理用冷凍えびフライ。
  2. 頭胸部および殻を除去されたえび身の外周が衣により被覆されている電子レンジ調理用冷凍えびフライにおいて、
    胸側頭部と尾扇部を除いた腹側尾部とにそれぞれ接する第1仮想接線と、この第1仮想接線と直交し背側尾部に接する第2仮想接線と、この第2仮想接線と直交し背部に接する第3仮想接線と、前記第1仮想接線および第3仮想接線とそれぞれ直交し背側頭部に接する第4仮想接線とにより仮想長方形を形成し、この仮想長方形の前記第2仮想接線および第4仮想接線からなる2辺のそれぞれの長さをX、前記第1仮想接線および第3仮想接線からなる2辺のそれぞれの長さをY、Y/XをMとしたとき、
    1.5≦M≦3.0
    を満足することを特徴とする電子レンジ調理用冷凍えびフライ。
  3. 生えびから頭胸部、尾扇部および殻を除去し、えび身を彎曲形状に固定したうえで加熱してえび身の彎曲形状を保持し、えび身の外周面を粉により被覆したうえで衣液およびパン粉により被覆して電子レンジ調理の際にえび身が変形しないように衣を形成し、衣つきのえび身を揚げ、その後凍結したことを特徴とする電子レンジ調理用冷凍えびフライの製造方法。
  4. 生えびから頭胸部および殻を除去し、えび身を彎曲形状に固定したうえで加熱してえび身の彎曲形状を保持し、えび身の外周面を粉により被覆したうえで衣液およびパン粉により被覆して電子レンジ調理の際にえび身が変形しないように衣を形成し、衣つきのえび身を揚げ、その後凍結したことを特徴とする電子レンジ調理用冷凍えびフライの製造方法。
  5. 少なくとも2回にわたって前記衣液およびパン粉により前記えび身を被覆することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の電子レンジ調理用冷凍えびフライの製造方法。
  6. 生えびから少なくとも頭胸部を除去した後に生えびを冷水中にて1日弱チルド保存し、生えびの殻を除去したうえでアルカリ液に浸漬するようにしたことを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか1項に記載の電子レンジ調理用冷凍えびフライの製造方法。
  7. 生えびを加熱した後にえび身を固定したまま短時間2℃以下の冷食塩水に浸漬したことを特徴とする請求項3ないし請求項6のいずれか1項に記載の電子レンジ調理用冷凍えびフライの製造方法。
  8. えび身を固定したまま短時間2℃以下の冷食塩水に浸漬した後にえび身を自由状態においてさらに2℃以下の冷食塩水に浸漬したことを特徴とする請求項7に記載の電子レンジ調理用冷凍えびフライの製造方法。
  9. 請求項3、請求項5ないし請求項8のいずれか1項に記載の製造方法により製造された請求項1に記載の電子レンジ調理用冷凍えびフライ。
  10. 請求項4ないし請求項8のいずれか1項に記載の製造方法により製造された請求項2に記載の電子レンジ調理用冷凍えびフライ。
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