JP2007032171A - 折り畳み可能なボード - Google Patents

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Abstract

【課題】
養生材などの用途に使用されるプラスチックのボードであって、若干の厚さのあるものを対象にしても、折り畳むことが可能であって、折り畳んだ状態で好都合に保管したり輸送したりすることができ、使用に当たっては展開することができるものを提供する。
【解決手段】
プラスチック製の長方形のボードを横長に置いて、縦方向に平行に走る折り目を、順次山折り・谷折りと等間隔にm本与えて(m+1)個の経文折り面を形成し、横方向に平行に走る折り目を、上方から下方に向かっては順次に外折り・内折りまたはその逆、一貫した折り目においては交互に外折り・内折りまたはその逆を繰り返すように、等間隔にn本与えて、各経文折り面内において(n+1)個の面を形成する。横方向に走る折り目は、左端から右端に向かって、ボードの厚さをTとするとき、順次2(m−1)Tの順に増大または減少する幅を持ったマチを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、折り畳み可能なボードであって、必要に応じて折り畳んだり展開したりすることができるボードに関する。
各種の建築工事に当たって、または引っ越しや模様替え作業に当たっては、床面や壁面を保護するための養生材が必要とされる。この目的で、段ボール紙やベニヤ板が多く使用されているが、そのほか、「段プラ」と呼ばれる、段ボール紙の断面形状を模したプラスチック加工品や、プラスチック気泡ボード、すなわち、プラスチックシートの真空成形により多数のキャップを形成したシートの表裏に平坦なプラスチックシートを貼り合わせて中空体にしたものも使用されている。これらのプラスチック成形品は、軽量でありながら強度が高く、かつ、面方向に若干の緩衝性を有するので、養生材として好適である。しかし、剛性が高いため、巻いた形で取り扱うことができず、養生のためには、ある単位の広さのものを敷き並べて、粘着テープで固定するなどして使用しなければならない。
地図のように広い紙面を有するものを、携行や保管に便利なように折り畳む手法として、発案者の名を冠した「ミウラ折り」が知られている。その技術は、長方形の用紙を横長においたとき、縦方向に走る折り目で山折りと谷折りを交互に繰り返す、いわゆる「経文折り」を行なうことを基本とするものである。関連技術は、まず「地図折り機械」として開示された(特許文献1)。続いて、全体を簡単な操作で開くことができる片面印刷物が提案され、参照したい部分を常に開いた状態におくことができる一方で、隣接地域図へ移行の際に全体を広げる必要のないものも提供された。
特公昭58−54063
発明者らは、このような折り畳みの手法を利用して養生材を折り畳むことができれば、保管および輸送に際しては折り畳んだ状態とし、使用に当たって展開することが可能になり、従来の養生材の取扱い時に感じていた、かさばるという不便が解消できると考えた。しかし、厚さのあるボードは、紙のように厚さをほぼ無視できるものとちがって、簡単に折り畳むことはできない。
本発明の目的は、養生材などの用途に使用されるプラスチックのボードであって、若干の厚さのあるものを対象にしても、折り畳むことが可能であって、折り畳んだ状態で好都合に保管したり輸送したりすることができ、かつ、使用に当たっては展開して広い面積をカバーすることができるものを提供することにある。
本発明の、折り畳み可能なボードは、必要に応じて折り畳んだり展開したりすることができるようにしたボードであって、図1に展開したところを示し、図2に折り畳みの途中を示すように、プラスチック製の長方形のボード(1)を横長に置いたときに、縦方向に平行に走る折り目(2A,2B,2C)を、順次山折り・谷折りと等間隔にm本与えることにより、(m+1)個の経文折り面の形成を可能にするとともに、横方向に平行に走る折り目(3A,3B)を、上方から下方に向かっては順次に外折り・内折りまたはその逆、一貫した折り目においては交互に外折り・内折りまたはその逆を繰り返すように、等間隔にn本与えることにより、各経文折り面内において(n+1)個の面の形成を可能にし、横方向に走る折り目は、左端から右端に向かって、ボードの厚さをTとするとき、順次2(m−1)Tの順に増大し、またはこの逆に減少する幅を持ったマチ(4)を有するように構成したことを特徴とする。
図1および図2に示した例においては、m=3,n=2であって、4枚の経文折り面がそれぞれ3枚に区分され、合計12枚の単位面がある。言い換えれば、この折り畳み可能なボードは、展開したとき、12倍の面積をカバーすることができる。折り畳んだ状態は、図3に示すとおりである。
上記の構成により、本発明の折り畳み可能なボードは、材料が若干の厚さをもっているにもかかわらず、図2に示したように折り畳んで、投影面積を小さくすることができるから、保管や輸送に好都合であり、使用に当たってはこれを図1に示したように展開して、必要な広さをカバーすることができる。したがって、各種の養生材に適用したとき、従来のものに伴っていた、かさばって取扱いに不便であるという欠点が解消できる。
折り目はヒンジ構造とし、ヒンジ(5)を、図4に示すように、折り目の山側から見て底に位置させた構造が適切である。ヒンジは、ホットブレードを用いた加圧により形成することができる。折り目が、その折り目の内部に折り畳まれたボードを抱え込まない場合は、単純な折り目構造とすることができるが、折り目の内部に折り畳まれたボードを有する場合は、図4に示したような、マチ(4)を設ける。このマチの幅は、前記のように、内部に抱えるボードの枚数に応じて、ボードの厚さTに対する、2T,4Tまたは6Tの広さを与えなければならない。
プラスチック製の長方形のボードの材料としては、これまでもこの種の養生材として使用されてきた、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフイン、ポリエステル、ポリカーボネート、ABS樹脂など任意のプラスチックの成形品、とくに中空体を使用することができる。しかし、それらの中でも、ポリプロピレン製のプラスチック気泡ボードが、軽量で強度および剛性が高く、多数回の折曲げに耐えるヒンジ特性を有する点で最適である。気泡ボードの代りに、段プラを使用することもできるが、段プラは強度の方向性が強いので、特定の用途によっては好適であるが、場合によっては適しないことがある。それに対し、気泡ボードタイプのプラスチック中空板は、方向性が小さいから汎用性がある。
本発明の折り畳み可能なボードを製造する手段としては、上述のポリプロピレン製プラスチック気泡ボードを使用する方法に加えて、真空成形とそれに続くプレス成形とを採用することができる。具体的には、軌道型断面をもつプラスチックのパリソンを押出し、その両側から2枚の真空成形用の金型を向かい合わせた形で接近させ、パリソンの両側をそれぞれの金型に真空吸引させて扁平な中空体を形成し、続いて金型を密着させることによりヒンジ構造を形成するという手法である。このようにして製造された折り畳み可能なボードの断面は、図5に示すようなものになる。この製造方法によるときは、折り畳み可能なボードを構成する単位ボードの面方向の圧縮強度を確保するために、金型の対向する適宜な場所に凸面を設けておき、パリソン内面のプラスチックが接触して融着部分(6)を形成するように図ることが推奨される。
本発明の折り畳み可能なボードを製造する、さらに別の手段として、射出成形を採用することができる。この場合、2枚の金型を合わせたキャビティに溶融プラスチックを注入するが、ヒンジ部分を通過させることは実際上不可能であるから、単位となる面ごとにゲートを設け、またはゲートレスの金型構造をえらんで射出成形を行なう。図6は、この態様の方法で製造した折り畳み可能なボードの例を示す。軽量で高強度という要請を満たすためには、縦方向および横方向の少なくとも一方、好ましくは両方向に走るリブ(7A,7B)を設けることが推奨される。
ポリプロピレンを材料とするプラスチック気泡ボードから、縦150cm×横200cmの長方形の板を得た。キャップは円形で、外径4mm、ピッチ7mmの千鳥配置。全体の厚さは3mm、目付は1000g/m2である。
この気泡ボードの板を横長に置き、縦方向の折り目を、山折り+谷折りの繰り返し2回で計4本、50cmずつの間隔に与えて、4枚の経文折り面をつくった。つぎに、横方向の折り目を2本、やはり50cmずつの間隔に与えて、各経文折り面を3枚ずつに区分した。折り目は、いずれもホットブレードの押圧によるヒンジ形成による。この折り畳み可能なボードは、展開した広さの1/12の大きさに畳んで保管することができた。
本発明の折り畳み可能にしたボードの一例について、展開したところを示す平面図。実線は山折り、破線は谷折りを示す。 図1のボードを折り畳む途中の状態を示す斜視図。 図1のボードを折り畳んだ状態の、縦方向の折り目に平行な面における断面図。 本発明のボードにおける、折り目に設けたマチの例とヒンジ構造を示す拡大断面図。Aはm=1(マチ幅0)、Bはm=3(マチ幅4T)。 本発明のボードを、真空成形とプレス成形との連携により製造した場合の製品の構造を示す一部の図であって、Aは平面図、Bは断面図。 本発明のボードを、射出成形により製造した場合の製品の構造を示す一部の図であって、Aは平面図、Bは断面図。
符号の説明
1 ボード
2A,2B,2C 縦方向に平行に走る折り目
3A,3B 横方向に平行に走る折り目
4 マチ
5 ヒンジ
6 融着部分
7A,7B リブ

Claims (5)

  1. プラスチック製の長方形のボードを横長に置いたときに、縦方向に平行に走る折り目を、順次山折り・谷折りと等間隔にm本与えることにより、(m+1)個の経文折り面の形成を可能にするとともに、横方向に平行に走る折り目を、上方から下方に向かっては順次に外折り・内折りまたはその逆、一貫した折り目においては交互に外折り・内折りまたはその逆を繰り返すように、等間隔にn本与えることにより、各経文折り面内において(n+1)個の面の形成を可能にし、横方向に走る折り目は、左端から右端に向かって、ボードの厚さをTとするとき、順次2(m−1)Tの順に増大し、またはこの逆に減少する幅を持ったマチを有するように構成したことを特徴とする折り畳み可能なボード。
  2. プラスチック製の長方形のボードが、プラスチックの軽量剛性中空板で製造されている請求項1の折り畳み可能なボード。
  3. プラスチックがポリプロピレンであって、軽量剛性中空板が気泡ボードの構造を有し、折り目を、ホットブレードを用いた加圧により形成したヒンジ構造とし、ヒンジを、折り目の山側から見て底に位置させた請求項2の折り畳み可能なボード。
  4. 軽量剛性中空板が、ポリプロピレンを溶融押出ししたパリソンまたは2枚のシートの真空成形とそれに続くプレス成形により形成した、ヒンジ構造を有するものである請求項3の折り畳み可能なボード。
  5. プラスチックの射出成形により形成した、折り目がヒンジ構造であって、面に縦方向および横方向の一方または両方に走る補強リブをそなえた請求項1の折り畳み可能なボード。
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